JPS6226118A - 自動車の開閉屋根構造 - Google Patents
自動車の開閉屋根構造Info
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- JPS6226118A JPS6226118A JP16613585A JP16613585A JPS6226118A JP S6226118 A JPS6226118 A JP S6226118A JP 16613585 A JP16613585 A JP 16613585A JP 16613585 A JP16613585 A JP 16613585A JP S6226118 A JPS6226118 A JP S6226118A
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- vehicle body
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- 230000033001 locomotion Effects 0.000 abstract description 5
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
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- 125000000391 vinyl group Chemical group [H]C([*])=C([H])[H] 0.000 description 1
- 229920002554 vinyl polymer Polymers 0.000 description 1
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は自動車の開閉屋根構造に関する。
従来技術
自動車の上部を開放してオープンエアモータリングを楽
しめるように、自動車の屋根を開閉可能に構成すること
は従来より周知であり、各種形式の開閉屋根構造が提案
され、かつ実用化されている。たとえば剛体から成るル
ーフパネルを車体に着脱自在に支持し、上部を開放した
とき取外したルーフパネルをトランクルーム等に収納し
ておく形式の開閉屋根構造が広く知られているが、この
構成によると収納されたルーフパネルが大きなスペース
を占めるため、ルーフパネル収納用の大きな収納スペー
スを必要とする欠点を免れなかった。
しめるように、自動車の屋根を開閉可能に構成すること
は従来より周知であり、各種形式の開閉屋根構造が提案
され、かつ実用化されている。たとえば剛体から成るル
ーフパネルを車体に着脱自在に支持し、上部を開放した
とき取外したルーフパネルをトランクルーム等に収納し
ておく形式の開閉屋根構造が広く知られているが、この
構成によると収納されたルーフパネルが大きなスペース
を占めるため、ルーフパネル収納用の大きな収納スペー
スを必要とする欠点を免れなかった。
また布等の可撓性材料から成る屋根により車体の上部開
口を覆い、車体上部の開放時にはこの屋根を折り畳んで
収納する形式の屋根構造も公知であるが、この形式の構
成においては、その走行中に屋根を開くと風圧をまとも
に受けるため、ソノ開放作業を行い難く、通常は自動車
を停止させて屋根の開閉を行う必要があり、実用性に欠
ける欠点があった。
口を覆い、車体上部の開放時にはこの屋根を折り畳んで
収納する形式の屋根構造も公知であるが、この形式の構
成においては、その走行中に屋根を開くと風圧をまとも
に受けるため、ソノ開放作業を行い難く、通常は自動車
を停止させて屋根の開閉を行う必要があり、実用性に欠
ける欠点があった。
また従来の開閉屋根構造はその構成が大変複雑で、従来
よりその改善が望まれていた。
よりその改善が望まれていた。
■孜
本発明は上記認識に基きなされたものであり。
その目的とするところは屋根の収納に大きなスペースを
とらず、しかも自動車の走行中にも屋根を開閉できる、
構成の簡単な開閉屋根構造を提供することである。
とらず、しかも自動車の走行中にも屋根を開閉できる、
構成の簡単な開閉屋根構造を提供することである。
1裟
本発明は、車体の上部開口を覆うフロントルーフおよび
リヤルーフと、上部開口の後端ないしはその近傍の車体
部分に後端側を枢着され、前端側を前記フロントルーフ
の後端部領域に枢着された枠体と、車体の上部開口に沿
ってほぼ前後方向に延び、少なくとも後部が車体の中心
線から外側へ離れるように延びるガイドレールと、ガイ
ドレールに沿ってほぼ前後方向に摺動するスライダと、
一端側をスライダに他端側をフロントルーフの前端部領
域にそれぞれ枢着された連結リンクとを具備し、連結リ
ンクは、車体の中心線側が高く車体の横方向外側に向け
て低くなった平面を回動可能にスライダに枢着され、車
体の中心線から外側へ離れるガイドレール部分をスライ
ダが通るとき、連結リンクのフロントルーフに対する枢
着部が、スライダに対する枢着部に対して相対的に持ち
上がるように構成され、前記リヤルーフが前記枠体に支
持されている構成を提案する。
リヤルーフと、上部開口の後端ないしはその近傍の車体
部分に後端側を枢着され、前端側を前記フロントルーフ
の後端部領域に枢着された枠体と、車体の上部開口に沿
ってほぼ前後方向に延び、少なくとも後部が車体の中心
線から外側へ離れるように延びるガイドレールと、ガイ
ドレールに沿ってほぼ前後方向に摺動するスライダと、
一端側をスライダに他端側をフロントルーフの前端部領
域にそれぞれ枢着された連結リンクとを具備し、連結リ
ンクは、車体の中心線側が高く車体の横方向外側に向け
て低くなった平面を回動可能にスライダに枢着され、車
体の中心線から外側へ離れるガイドレール部分をスライ
ダが通るとき、連結リンクのフロントルーフに対する枢
着部が、スライダに対する枢着部に対して相対的に持ち
上がるように構成され、前記リヤルーフが前記枠体に支
持されている構成を提案する。
大凰璽
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
第1図は本発明に係る屋根構造の分解斜視図であり、第
2図は屋根を閉じたときの平面図、第3図は第2図の部
分側面図である。これらの図、特に第1図から判るよう
に、自動車の車体1の上部には開口2が形成され、この
上部開口2は左右のルーフサイトレール3a、3b、ク
ォータピラー4a、4bの内側、前側のフロントレール
5、および後側の車体部分32により四方を区画されて
いる。開口2には車体の横方向に延びるルーフセンタク
ロスメンバ6が架は渡さ九、開口2は互いに分割された
屋根部材、すなわちフロントルーフ7とリヤルーフ8と
によって後述するように開業される。
2図は屋根を閉じたときの平面図、第3図は第2図の部
分側面図である。これらの図、特に第1図から判るよう
に、自動車の車体1の上部には開口2が形成され、この
上部開口2は左右のルーフサイトレール3a、3b、ク
ォータピラー4a、4bの内側、前側のフロントレール
5、および後側の車体部分32により四方を区画されて
いる。開口2には車体の横方向に延びるルーフセンタク
ロスメンバ6が架は渡さ九、開口2は互いに分割された
屋根部材、すなわちフロントルーフ7とリヤルーフ8と
によって後述するように開業される。
開口2に沿う車体部分にはガイドレール9が固着され5
図示したガイドレール9は車体1のルーフサイトレール
3a、3b、クォータピラー4a。
図示したガイドレール9は車体1のルーフサイトレール
3a、3b、クォータピラー4a。
4bの内側部分、およびフロントレール5に固着され、
両サイトレール3a、3bとクォータピラー4a、4b
の内側部分に固定されたガイドレール部分9a、9bは
車体1の前後方向XI、X2に延びている。またこれら
のレール部分9a、9bの後部47a、47bは車体1
の形状に沿って下方へ曲折され、しかも第2図がら判る
ように車体1の中心RCLから外側へ離れるように延び
ており、これを車体の後方がらみだとき両レール部分9
a、9bの後部47a、47b、がハの字状を成してい
る。後部47a、47b以外の両ガイドレール部分9a
、9bは互いに平行に延びている。通常の自動車のクォ
ータピラー4a、4bはその上部よりも下部が車体1の
横方向に拡がり、これを後から見れば丁度ハの字をなし
ており、したがってガイドレール9の後部47a、47
bを各クォータピラー4a、4bに沿って配置すれば、
そのままでこれらの部分47a、47bを中心線CLが
ら離れるようにハの字状に延ばすことができる。
両サイトレール3a、3bとクォータピラー4a、4b
の内側部分に固定されたガイドレール部分9a、9bは
車体1の前後方向XI、X2に延びている。またこれら
のレール部分9a、9bの後部47a、47bは車体1
の形状に沿って下方へ曲折され、しかも第2図がら判る
ように車体1の中心RCLから外側へ離れるように延び
ており、これを車体の後方がらみだとき両レール部分9
a、9bの後部47a、47b、がハの字状を成してい
る。後部47a、47b以外の両ガイドレール部分9a
、9bは互いに平行に延びている。通常の自動車のクォ
ータピラー4a、4bはその上部よりも下部が車体1の
横方向に拡がり、これを後から見れば丁度ハの字をなし
ており、したがってガイドレール9の後部47a、47
bを各クォータピラー4a、4bに沿って配置すれば、
そのままでこれらの部分47a、47bを中心線CLが
ら離れるようにハの字状に延ばすことができる。
ガイドレール9には第1図および第7図(a)から明ら
かなように、互いに平行に延びる第1および第2の2本
のガイド溝10a、10bが形成され1両ガイド溝の間
の突条11に第1および第2のスライダ12a、12b
がそれぞれ摺動自在に嵌合している。これらスライダ1
2a、12bは自動車の前後方向に延びるガイドレール
部分9a、9bに沿って摺動することができる。第1の
スライダ12aには第1のガイド溝10aに摺動自在に
嵌合する第1舌部13aが5また第2のスライダ12b
には第2のガイド溝10bに摺動自在に嵌合する第2舌
部13bがそれぞれ付設され1ている。第1舌部13a
には第8図に示すように第1ケーブル14aの一端が固
着され、このケーブル14aにはらせん状に巻回された
ワイヤ15が固定され、このワイヤ15とケーブル14
aによって可撓性のラックが構成されている。またケー
ブル1.4 aは第9図に模式的に示すようにガイドレ
ール9の前部(すなわち第1図に示す如くフロントレー
ル5に支持されて自動車の横方向に延びるガイドレール
部分)9cの第1ガイド溝10a中を延び、車体1に支
持されたモータ16により回転駆動されるピニオン17
に、通常のラックの歯と同じく作用するワイヤ15が係
合している。
かなように、互いに平行に延びる第1および第2の2本
のガイド溝10a、10bが形成され1両ガイド溝の間
の突条11に第1および第2のスライダ12a、12b
がそれぞれ摺動自在に嵌合している。これらスライダ1
2a、12bは自動車の前後方向に延びるガイドレール
部分9a、9bに沿って摺動することができる。第1の
スライダ12aには第1のガイド溝10aに摺動自在に
嵌合する第1舌部13aが5また第2のスライダ12b
には第2のガイド溝10bに摺動自在に嵌合する第2舌
部13bがそれぞれ付設され1ている。第1舌部13a
には第8図に示すように第1ケーブル14aの一端が固
着され、このケーブル14aにはらせん状に巻回された
ワイヤ15が固定され、このワイヤ15とケーブル14
aによって可撓性のラックが構成されている。またケー
ブル1.4 aは第9図に模式的に示すようにガイドレ
ール9の前部(すなわち第1図に示す如くフロントレー
ル5に支持されて自動車の横方向に延びるガイドレール
部分)9cの第1ガイド溝10a中を延び、車体1に支
持されたモータ16により回転駆動されるピニオン17
に、通常のラックの歯と同じく作用するワイヤ15が係
合している。
同様に第2スライダの第2舌部13bにもワイヤが巻回
固定された第2ケーブル14bの一端が固着され、この
ケーブル14bは第2ガイド溝10bに挿通され、ピニ
オン17に噛み合っている。
固定された第2ケーブル14bの一端が固着され、この
ケーブル14bは第2ガイド溝10bに挿通され、ピニ
オン17に噛み合っている。
第7図(a)、(b)から明らかな如く第1および第2
のスライダ12a、12bの上面40a。
のスライダ12a、12bの上面40a。
4、 Obは平坦ではあるが、車体lの中心線CLの側
が高く、中心線CLから離れた伺1が低くなった傾斜面
をなしている。これらの上面40a、40bに連結リン
ク41a、41bの一端(以下、後端と記す)がピン4
2a、42bを介してそれぞれ枢着され、これら連結リ
ンク41a、41bは各スライダ12a、12bの上面
40a、40bと平行な平面、すなわち車体1の中心線
CL側が高く、車体1の横方向外側に向けて低くなった
平面Sa 、Sb上を回動することができ、これらの平
面Sa 、Sbは水平面に対してαの角を成している。
が高く、中心線CLから離れた伺1が低くなった傾斜面
をなしている。これらの上面40a、40bに連結リン
ク41a、41bの一端(以下、後端と記す)がピン4
2a、42bを介してそれぞれ枢着され、これら連結リ
ンク41a、41bは各スライダ12a、12bの上面
40a、40bと平行な平面、すなわち車体1の中心線
CL側が高く、車体1の横方向外側に向けて低くなった
平面Sa 、Sb上を回動することができ、これらの平
面Sa 、Sbは水平面に対してαの角を成している。
またフロントルーフ7の前端部領域にはブラケット43
a、43bが固着され、このブラケット43 a、 4
3 bには車体の横方向に延びるピン44a、44.b
が回転自在に支持され、これらのピン44a、44bに
取付けられた1対の舌片45a、45bに各連結リンク
41a、41bの他端(以下前端と記す)が枢ピン46
a、46bを介して平面Sa 、Sb上を回動可能に枢
着されている。図示したフロントルーフ7は、板金また
は合成樹脂の成形品等の剛体から成る6 一方、第1図から判るように上部開口2の後端ないしは
その近傍の左右の車体部分に、枠体20の後端が枢ピン
21a、21bを介して枢着され、枠体20はこれら枢
ピンのまわりを矢印B(第3図)方向に回動することが
できる。22a、221)は車体lに固定されて枢ピン
21a、21bが嵌合するブラケットを示し、23a、
23bは枠体20の後端に形成され、枢ピン21a、2
1bがそれぞれ嵌合する孔を示している。
a、43bが固着され、このブラケット43 a、 4
3 bには車体の横方向に延びるピン44a、44.b
が回転自在に支持され、これらのピン44a、44bに
取付けられた1対の舌片45a、45bに各連結リンク
41a、41bの他端(以下前端と記す)が枢ピン46
a、46bを介して平面Sa 、Sb上を回動可能に枢
着されている。図示したフロントルーフ7は、板金また
は合成樹脂の成形品等の剛体から成る6 一方、第1図から判るように上部開口2の後端ないしは
その近傍の左右の車体部分に、枠体20の後端が枢ピン
21a、21bを介して枢着され、枠体20はこれら枢
ピンのまわりを矢印B(第3図)方向に回動することが
できる。22a、221)は車体lに固定されて枢ピン
21a、21bが嵌合するブラケットを示し、23a、
23bは枠体20の後端に形成され、枢ピン21a、2
1bがそれぞれ嵌合する孔を示している。
また枠体2oの前端に固着されたブラケット24と、フ
ロントルーフ7の後端に固着されたブラケット25にも
ピン26が嵌合し、これらによって構成されたヒンジに
より、フロントルーフ7と枠体20は第10図にも示す
如く互いに曲折可能に枢着される。枠体20にはりャル
ーフ8が支持されており、本例ではこのリヤルーフ8は
可撓性材料、たとえば布、軟質合成樹脂、綿布等のシー
トから構成され、その周縁の一部27は枠体20に固定
されるが、他の一部の下部周縁28は車体1に固定され
ている。29は可撓性の透明ビニール等から成るバック
ウィンドであり、このウィンド29はリヤルーフ8に一
体に取付けられている。
ロントルーフ7の後端に固着されたブラケット25にも
ピン26が嵌合し、これらによって構成されたヒンジに
より、フロントルーフ7と枠体20は第10図にも示す
如く互いに曲折可能に枢着される。枠体20にはりャル
ーフ8が支持されており、本例ではこのリヤルーフ8は
可撓性材料、たとえば布、軟質合成樹脂、綿布等のシー
トから構成され、その周縁の一部27は枠体20に固定
されるが、他の一部の下部周縁28は車体1に固定され
ている。29は可撓性の透明ビニール等から成るバック
ウィンドであり、このウィンド29はリヤルーフ8に一
体に取付けられている。
また第1図に示すように枠体20にはアーム30が矢印
C方向に回動可能に枢着され、このアーム30には適数
のベルト31の中間部が固定されている。これらベルト
31はリヤルーフ8の内側を延びその前端は枠体20に
、後端は車体1に固定されている。
C方向に回動可能に枢着され、このアーム30には適数
のベルト31の中間部が固定されている。これらベルト
31はリヤルーフ8の内側を延びその前端は枠体20に
、後端は車体1に固定されている。
屋根を閉じているときは第2図および第3図に示すよう
に、フロントルーフ7とりャルーフ8が上部開口2を閉
鎖し、その際枠体20は第3図のように車体1に支持さ
れる。このときアーム30と枠体20の間のベルト31
の部分が引張られた状態にあり、これによってアーム3
0が第1図に示した状態に保持され、リヤルーフ8がア
ーム30によって支持される。したがってリヤルーフ8
は可撓性材料から成るものの、第2図および第3図に示
す所定のルーフの形態を保ち、ルーフとしての働きを支
障なく果すことができる。
に、フロントルーフ7とりャルーフ8が上部開口2を閉
鎖し、その際枠体20は第3図のように車体1に支持さ
れる。このときアーム30と枠体20の間のベルト31
の部分が引張られた状態にあり、これによってアーム3
0が第1図に示した状態に保持され、リヤルーフ8がア
ーム30によって支持される。したがってリヤルーフ8
は可撓性材料から成るものの、第2図および第3図に示
す所定のルーフの形態を保ち、ルーフとしての働きを支
障なく果すことができる。
また屋根を閉鎖しているとき、再連結リンク41a、4
1bはその前端が第11図(a、) 、 (b) 。
1bはその前端が第11図(a、) 、 (b) 。
(c)に実線で示す如く、車体の中心線CL側で、前方
X1を向いて位置している。このときの状態の詳細は第
7図(a)に示す通りである。
X1を向いて位置している。このときの状態の詳細は第
7図(a)に示す通りである。
屋根を開いて上部開口2を開放すべきときは、図示して
いないスイッチを操作してモータ16を作動させ、ピニ
オン17を第9図における反時計方向に回転させる。こ
れによって、ピニオン17に係合した第1および第2ケ
ーブル14a、14bはそれぞれ矢印り、Eで示す方向
に押され、第1および第2スライダ12a、12bがガ
イドレール9によって案内されながら車両の後方X2へ
向けて摺動する。これにより、スライダ12a、12b
に連結リンク41a、41bを介して連結されたフロン
トルーフ7が後方に移動し、これに伴って第4図に示す
如く枠体20が後方に押されながら枢ピン21a、21
bのまわりを時計方向に回動し、第5図および第6図に
示すようにフロントルーフ7とリヤルーフ8が順次折り
畳まれながら上部開口2の後方の車体部分32(第1図
も参照)により構成された屋根収納部に収められる。こ
の動作時にベルト31が緩むため、アーム30も枠体2
0に対して回動し、枠体20と共に折り畳まれた状態に
収納される。
いないスイッチを操作してモータ16を作動させ、ピニ
オン17を第9図における反時計方向に回転させる。こ
れによって、ピニオン17に係合した第1および第2ケ
ーブル14a、14bはそれぞれ矢印り、Eで示す方向
に押され、第1および第2スライダ12a、12bがガ
イドレール9によって案内されながら車両の後方X2へ
向けて摺動する。これにより、スライダ12a、12b
に連結リンク41a、41bを介して連結されたフロン
トルーフ7が後方に移動し、これに伴って第4図に示す
如く枠体20が後方に押されながら枢ピン21a、21
bのまわりを時計方向に回動し、第5図および第6図に
示すようにフロントルーフ7とリヤルーフ8が順次折り
畳まれながら上部開口2の後方の車体部分32(第1図
も参照)により構成された屋根収納部に収められる。こ
の動作時にベルト31が緩むため、アーム30も枠体2
0に対して回動し、枠体20と共に折り畳まれた状態に
収納される。
上述の如く屋根が開かれ開口2が開放されるが、この開
放動作時にスライダ12a、12bが互いに平行なガイ
ドレール部分9a、9bを通るときは、連結リンク41
a、41bは第7図(a)の状態を保っているが、スラ
イダ12a、12bがガイドレールの後部47a、47
bに至ると、連結リンク41a、41bはその前端が後
端に対して上方に持ち上がるように上昇する。すなわち
、連結リンク41a、41bの後端が第11図(a)、
(b)、CC)に鎖線で示す如くガイドレール9の後部
47a、47bに至ると、これら後部は中心線CLから
離れる方向にハの字状(第11図(a))に開いた状態
に延びているため、これにガイドされる各スライダ12
a、12b、 したがって連結リンク41a、41b
の後端も中心線CLから順次前れていく。ところが連結
リンク41a。
放動作時にスライダ12a、12bが互いに平行なガイ
ドレール部分9a、9bを通るときは、連結リンク41
a、41bは第7図(a)の状態を保っているが、スラ
イダ12a、12bがガイドレールの後部47a、47
bに至ると、連結リンク41a、41bはその前端が後
端に対して上方に持ち上がるように上昇する。すなわち
、連結リンク41a、41bの後端が第11図(a)、
(b)、CC)に鎖線で示す如くガイドレール9の後部
47a、47bに至ると、これら後部は中心線CLから
離れる方向にハの字状(第11図(a))に開いた状態
に延びているため、これにガイドされる各スライダ12
a、12b、 したがって連結リンク41a、41b
の後端も中心線CLから順次前れていく。ところが連結
リンク41a。
41bのフロントルーフ7に枢着された前端は中心線C
Lから離れることはないため、各連結リンク41a、4
1bは、ピン42a、42bのまわりをそれぞれ矢印F
(第11図(a))方向に平面Sa 、 Sb :I:
を回動する。その際、平面Sa 。
Lから離れることはないため、各連結リンク41a、4
1bは、ピン42a、42bのまわりをそれぞれ矢印F
(第11図(a))方向に平面Sa 、 Sb :I:
を回動する。その際、平面Sa 。
sbは水平面に対してαだけ傾いているので、第7図(
b)に示す如く各連結リンク41a、41bの前端はそ
の後端に対して相対的に上方に持ち上がり、これに伴っ
てフロントルーフ7の前端は、第5図に示す如くピン4
4a、44b (第7図(b))のまわりを矢印G方向
に回動しながら車体1よりもHだけ上方に持ち上がりな
がら作動する。このため、自動車のりャシートに着座し
た乗員Pにフロントルーフ7の前端が当ることはなく、
屋根開閉時にルーフ7が乗員Pの邪魔となることはない
。なお、第11図(b)、(C)では、理解しやすくす
るためガイドレール9の後部47a。
b)に示す如く各連結リンク41a、41bの前端はそ
の後端に対して相対的に上方に持ち上がり、これに伴っ
てフロントルーフ7の前端は、第5図に示す如くピン4
4a、44b (第7図(b))のまわりを矢印G方向
に回動しながら車体1よりもHだけ上方に持ち上がりな
がら作動する。このため、自動車のりャシートに着座し
た乗員Pにフロントルーフ7の前端が当ることはなく、
屋根開閉時にルーフ7が乗員Pの邪魔となることはない
。なお、第11図(b)、(C)では、理解しやすくす
るためガイドレール9の後部47a。
47bを水平に描いであるが、実際にはこの部分は下方
へ下がっている。したがってフロントルーフ7の持ち上
がり量はここに示したHよりも少なくなるが、連結リン
ク41a、41bのアーム長等を適宜設定することによ
り、実際の持ち上がり量Hを充分に大きくすることがで
きる。
へ下がっている。したがってフロントルーフ7の持ち上
がり量はここに示したHよりも少なくなるが、連結リン
ク41a、41bのアーム長等を適宜設定することによ
り、実際の持ち上がり量Hを充分に大きくすることがで
きる。
モータ16を逆転させて逆の動作を行うことにより簡単
にルーフ7.8を開口2の上部にもたらし、この開口を
閉鎖することができる。
にルーフ7.8を開口2の上部にもたらし、この開口を
閉鎖することができる。
電動式ではなく手動操作で屋根の開閉を行うように構成
することもでき、この場合にはモータ16およびケーブ
ル14a、14bを上述した構成から取り除き、必要に
応じて第12図に示すようにフロントルーフ7の前端側
に把手33を設け、この把手によって乗員がフロントル
ーフ7を前後方向に作動させることができるようにすれ
ばよい。
することもでき、この場合にはモータ16およびケーブ
ル14a、14bを上述した構成から取り除き、必要に
応じて第12図に示すようにフロントルーフ7の前端側
に把手33を設け、この把手によって乗員がフロントル
ーフ7を前後方向に作動させることができるようにすれ
ばよい。
手動操作にした場合は、ガイドレール9の前部9Cを省
略してもよい。また図示した実施例ではフロントルーフ
7を剛体から構成したが、フレーム等に可撓性シートを
張設したフロントルーフ等を用いてもよいし、逆にリヤ
ルーフ8を開閉動作時に車体等に干渉しない状態に取付
ければ、これを剛体により構成することも可能である。
略してもよい。また図示した実施例ではフロントルーフ
7を剛体から構成したが、フレーム等に可撓性シートを
張設したフロントルーフ等を用いてもよいし、逆にリヤ
ルーフ8を開閉動作時に車体等に干渉しない状態に取付
ければ、これを剛体により構成することも可能である。
また図示した実施例ではガイドレールの後部を車体の形
態に合せて配置することにより、後方に向けて車体の中
心線から離れるように延在させたため、ガイドレール後
部が車内側に突出した状態で位置せず、屋根を開いたと
きの後方視界を拡大でき特に有利であるが、必ずしも車
体の形態に合せてガイドレールを配置する必要はなく、
またガイドレールの車体前後方向に延びる部分の全体を
、車体後方に向けて中心線から外側に煎れるように、ハ
の字状に延在させてもよい。
態に合せて配置することにより、後方に向けて車体の中
心線から離れるように延在させたため、ガイドレール後
部が車内側に突出した状態で位置せず、屋根を開いたと
きの後方視界を拡大でき特に有利であるが、必ずしも車
体の形態に合せてガイドレールを配置する必要はなく、
またガイドレールの車体前後方向に延びる部分の全体を
、車体後方に向けて中心線から外側に煎れるように、ハ
の字状に延在させてもよい。
図示した実施例ではフロントルーフの作動により枠体を
押して回動させたが、車体に設けた流体圧シリンダ、モ
ータ等の駆動手段によって、枠体をフロントルーフの作
動に連動させて回動させるように構成することもできる
。
押して回動させたが、車体に設けた流体圧シリンダ、モ
ータ等の駆動手段によって、枠体をフロントルーフの作
動に連動させて回動させるように構成することもできる
。
抜来
本発明によれば、その構成がシンプルな上、屋根の開閉
動作時にフロントルーフの前端側か連結リンクを介して
車体側に連結されたままであるため、自動車の走行中に
この操作を行ってもフロントルーフに作用する風圧によ
ってフロントルーフの作動が阻害されることはなく、支
障なく開閉動作を行うことができる。しかもフロントル
ーフの前端側かその作動時に車体から持ち上がるため、
これが乗員等に当たる恐れをなくすこともでき、また各
ルーフを折り畳んで収納するので、収納スペースを小さ
くできる。
動作時にフロントルーフの前端側か連結リンクを介して
車体側に連結されたままであるため、自動車の走行中に
この操作を行ってもフロントルーフに作用する風圧によ
ってフロントルーフの作動が阻害されることはなく、支
障なく開閉動作を行うことができる。しかもフロントル
ーフの前端側かその作動時に車体から持ち上がるため、
これが乗員等に当たる恐れをなくすこともでき、また各
ルーフを折り畳んで収納するので、収納スペースを小さ
くできる。
第1図は本発明に係る開閉屋根構造の分解斜視図、第2
図は屋根を閉じた状態における自動車の平面図、第3図
は第2図の部分側面図、第4図乃至第6図は屋根を開く
際の動作を説明した、第3図と同様な側面図、第7図(
a)は第2図の■−■線断面図、第7図(b)はフロン
トルーフの前端側が持ち上がったときの断面図、第8図
はスライダを第7図(a)の矢印■方向に見た側面図、
第9図はガイドレール、スライダおよびケーブルの配置
状態を模式的に示した説明平面図、第10図は第2図の
X−X線断面図であって、連結リンク等を省略して示し
た図、第11図(a)はガイドレールと連結リンクの関
係を模式的に示した平面原理図、第11図(b)は第1
1図(a)の側面図、第11図(c)は第11図(、)
の背面図、第12図はフロントルーフに把手を設けた例
を示す概略縦断面図である。 l・・・車体2・・・
上部開口 ア・・・フロントルーフ 8・・・リヤルーフ9・・・
ガイドレール 12,12a・・・スライダ20・・
・枠体 41a、41b・・・連結リンク Sa、 Sb・・・平面 X r 、 X 2・・前後方向 第8図 第9図 2a 第10図 第12図
図は屋根を閉じた状態における自動車の平面図、第3図
は第2図の部分側面図、第4図乃至第6図は屋根を開く
際の動作を説明した、第3図と同様な側面図、第7図(
a)は第2図の■−■線断面図、第7図(b)はフロン
トルーフの前端側が持ち上がったときの断面図、第8図
はスライダを第7図(a)の矢印■方向に見た側面図、
第9図はガイドレール、スライダおよびケーブルの配置
状態を模式的に示した説明平面図、第10図は第2図の
X−X線断面図であって、連結リンク等を省略して示し
た図、第11図(a)はガイドレールと連結リンクの関
係を模式的に示した平面原理図、第11図(b)は第1
1図(a)の側面図、第11図(c)は第11図(、)
の背面図、第12図はフロントルーフに把手を設けた例
を示す概略縦断面図である。 l・・・車体2・・・
上部開口 ア・・・フロントルーフ 8・・・リヤルーフ9・・・
ガイドレール 12,12a・・・スライダ20・・
・枠体 41a、41b・・・連結リンク Sa、 Sb・・・平面 X r 、 X 2・・前後方向 第8図 第9図 2a 第10図 第12図
Claims (1)
- 車体の上部開口を覆うフロントルーフおよびリヤルーフ
と、上部開口の後端ないしはその近傍の車体部分に後端
側を枢着され、前端側を前記フロントルーフの後端部領
域に枢着された枠体と、車体の上部開口に沿ってほぼ前
後方向に延び、少なくとも後部が車体の中心線から外側
へ離れるように延びるガイドレールと、ガイドレールに
沿ってほぼ前後方向に摺動するスライダと、一端側をス
ライダに他端側をフロントルーフの前端部領域にそれぞ
れ枢着された連結リンクとを具備し、連結リンクは、車
体の中心線側が高く車体の横方向外側に向けて低くなっ
た平面を回動可能にスライダに枢着され、車体の中心線
から外側へ離れるガイドレール部分をスライダが通ると
き、連結リンクのフロントルーフに対する枢着部が、ス
ライダに対する枢着部に対して相対的に持ち上がるよう
に構成され、前記リヤルーフが前記枠体に支持されてい
ることを特徴とする自動車の開閉屋根構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16613585A JPS6226118A (ja) | 1985-07-27 | 1985-07-27 | 自動車の開閉屋根構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16613585A JPS6226118A (ja) | 1985-07-27 | 1985-07-27 | 自動車の開閉屋根構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6226118A true JPS6226118A (ja) | 1987-02-04 |
JPH032087B2 JPH032087B2 (ja) | 1991-01-14 |
Family
ID=15825680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16613585A Granted JPS6226118A (ja) | 1985-07-27 | 1985-07-27 | 自動車の開閉屋根構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6226118A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02113516A (ja) * | 1988-10-22 | 1990-04-25 | Taiyo Yuden Co Ltd | チップ状電子部品の端面塗布方法 |
US5052747A (en) * | 1988-07-30 | 1991-10-01 | Mazda Motor Corporation | Flexible top apparatus of a vehicle |
US6261877B1 (en) | 1990-09-11 | 2001-07-17 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of manufacturing gate insulated field effect transistors |
US7004531B2 (en) * | 2002-08-30 | 2006-02-28 | Edscha Cabrio-Dachsysteme Gmbh | Top for a convertible vehicle |
FR2959698A1 (fr) * | 2010-05-06 | 2011-11-11 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Toit a dimension variable et vehicule equipe d'un tel toit. |
-
1985
- 1985-07-27 JP JP16613585A patent/JPS6226118A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5052747A (en) * | 1988-07-30 | 1991-10-01 | Mazda Motor Corporation | Flexible top apparatus of a vehicle |
JPH02113516A (ja) * | 1988-10-22 | 1990-04-25 | Taiyo Yuden Co Ltd | チップ状電子部品の端面塗布方法 |
US6261877B1 (en) | 1990-09-11 | 2001-07-17 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of manufacturing gate insulated field effect transistors |
US7004531B2 (en) * | 2002-08-30 | 2006-02-28 | Edscha Cabrio-Dachsysteme Gmbh | Top for a convertible vehicle |
FR2959698A1 (fr) * | 2010-05-06 | 2011-11-11 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Toit a dimension variable et vehicule equipe d'un tel toit. |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH032087B2 (ja) | 1991-01-14 |
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