JPS6225323B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6225323B2 JPS6225323B2 JP57116256A JP11625682A JPS6225323B2 JP S6225323 B2 JPS6225323 B2 JP S6225323B2 JP 57116256 A JP57116256 A JP 57116256A JP 11625682 A JP11625682 A JP 11625682A JP S6225323 B2 JPS6225323 B2 JP S6225323B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- colored
- water
- particles
- present
- specific gravity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
- Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、保水性、透水性、通気性、強度、排
水性等にすぐれ、且つ美感にすぐれた着色人工培
土に関する。
水性等にすぐれ、且つ美感にすぐれた着色人工培
土に関する。
従来、黒耀石、真珠岩、松脂岩等を焼成して得
られる各種発泡パーライトは、疏菜、果樹、花弁
等の植物の人工培土として使用されているが、こ
れらパーライト粒子は、保水性、透水性、通気性
等にはすぐれているものの、強度が低く、簡単な
撹拌や取扱いでも破砕し粉状になり易く、また、
比重が小さすぎて水に浮いてしまうという欠点が
ある。また、このようなパーライトを着色する試
みも為されているが、単純な着色では着色剤が水
中に溶出し、植物に害を与えるという問題があ
る。
られる各種発泡パーライトは、疏菜、果樹、花弁
等の植物の人工培土として使用されているが、こ
れらパーライト粒子は、保水性、透水性、通気性
等にはすぐれているものの、強度が低く、簡単な
撹拌や取扱いでも破砕し粉状になり易く、また、
比重が小さすぎて水に浮いてしまうという欠点が
ある。また、このようなパーライトを着色する試
みも為されているが、単純な着色では着色剤が水
中に溶出し、植物に害を与えるという問題があ
る。
本発明は上述の如き欠点を解決したものであ
り、パーライト粒子の表面に、コロイダルシリカ
をバインダーとする着色無機質塗料からなる着色
保護層を設けることにより、従来のパーライトの
強度、比重、着色等に関する問題が解決された着
色人工培土を提供する。
り、パーライト粒子の表面に、コロイダルシリカ
をバインダーとする着色無機質塗料からなる着色
保護層を設けることにより、従来のパーライトの
強度、比重、着色等に関する問題が解決された着
色人工培土を提供する。
本発明を詳細に説明すると、本発明において使
用するパーライトとは、天然ガラスの一種であ
り、黒耀石、真珠岩、松脂岩等を適当な粒度に粉
砕し、800℃〜1000℃程度に加熱し、数倍〜数十
倍に発泡せしめたものであり、東邦パーライト工
業(株)や日本パーライト工業(株)から市販されてい
る。これら市販の材料のうち本発明の目的にとつ
て好ましいものは粒径が約2〜20mmで嵩比重が約
0.1Kg/〜0.5Kg/のものである。
用するパーライトとは、天然ガラスの一種であ
り、黒耀石、真珠岩、松脂岩等を適当な粒度に粉
砕し、800℃〜1000℃程度に加熱し、数倍〜数十
倍に発泡せしめたものであり、東邦パーライト工
業(株)や日本パーライト工業(株)から市販されてい
る。これら市販の材料のうち本発明の目的にとつ
て好ましいものは粒径が約2〜20mmで嵩比重が約
0.1Kg/〜0.5Kg/のものである。
本発明で使用する着色無機質塗料とは、コロイ
ダルシリカ(例えばキヤタロイドS、スノーテツ
クス等)をバインダーとするものであつて、その
他骨材(例えば、炭酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、硅石粉、ガラス粉、クレー、タルク、寒水石
粉等)、着色顔料(例えばチタン白、チタン黄、
ベンガラ、黄色酸化鉄、群青、酸化クロムグリー
ン、コバルトブルー等)、必要に応じて増粘剤
(例えば、ヒドロキシエチルセルローズ、メチル
セルローズ等)、造膜助剤(例えば、ブチルグリ
コール、カルビトール等)、分散剤、合成樹脂エ
マルジヨン等を包含し、これらを適当な割合で、
水中に溶解または分散させたものである。
ダルシリカ(例えばキヤタロイドS、スノーテツ
クス等)をバインダーとするものであつて、その
他骨材(例えば、炭酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、硅石粉、ガラス粉、クレー、タルク、寒水石
粉等)、着色顔料(例えばチタン白、チタン黄、
ベンガラ、黄色酸化鉄、群青、酸化クロムグリー
ン、コバルトブルー等)、必要に応じて増粘剤
(例えば、ヒドロキシエチルセルローズ、メチル
セルローズ等)、造膜助剤(例えば、ブチルグリ
コール、カルビトール等)、分散剤、合成樹脂エ
マルジヨン等を包含し、これらを適当な割合で、
水中に溶解または分散させたものである。
本発明の着色人工培土は、上記のパーライト粒
子と上述の着色無機質塗料とを温和な条件で撹拌
混合することにより、着色無機質塗料がパーライ
ト粒子の表面に均一に付着し、これを自然乾燥あ
るいは加熱乾燥することによつて得られる。この
被覆操作時において、更に寒水石粉等の各種の骨
材、あるいはパーライト粉末等を添加することに
より、被覆の均一性や各粒子同士の粘着等の問題
を解決することができる。本発明においては上記
の被覆により、パーライト粒子の比重が増加する
が、被覆後の粒子の比重が約0.3Kg/〜0.5Kg/
になるような割合で着色無機質塗料を使用する
のが好ましい。
子と上述の着色無機質塗料とを温和な条件で撹拌
混合することにより、着色無機質塗料がパーライ
ト粒子の表面に均一に付着し、これを自然乾燥あ
るいは加熱乾燥することによつて得られる。この
被覆操作時において、更に寒水石粉等の各種の骨
材、あるいはパーライト粉末等を添加することに
より、被覆の均一性や各粒子同士の粘着等の問題
を解決することができる。本発明においては上記
の被覆により、パーライト粒子の比重が増加する
が、被覆後の粒子の比重が約0.3Kg/〜0.5Kg/
になるような割合で着色無機質塗料を使用する
のが好ましい。
以上の如くして得られた本発明の着色人工培土
は、その表面がかたい着色層で被覆されているた
め粒子自体の強度が著しく向上し、通常の混合や
撹拌作用に耐えることができ、更に、このように
形成された着色層は十分な通気性、透水性、排水
性を有していることを見い出した。また、粒子の
比重は元のパーライト粒子よりも著しく高くなつ
ているので、短時間で水中に沈み安定化する。ま
た、着色顔料は着色層中に固定されているので水
中に溶出するという問題も生じない。
は、その表面がかたい着色層で被覆されているた
め粒子自体の強度が著しく向上し、通常の混合や
撹拌作用に耐えることができ、更に、このように
形成された着色層は十分な通気性、透水性、排水
性を有していることを見い出した。また、粒子の
比重は元のパーライト粒子よりも著しく高くなつ
ているので、短時間で水中に沈み安定化する。ま
た、着色顔料は着色層中に固定されているので水
中に溶出するという問題も生じない。
以上の如き本発明の着色人工培土は、各種植物
の人工培土として、特に観賞用植物のガラス製植
木鉢の人工培土として使用するとすぐれた装飾効
果を与えるものである。
の人工培土として、特に観賞用植物のガラス製植
木鉢の人工培土として使用するとすぐれた装飾効
果を与えるものである。
次に実施例をあげて本発明を具体的に説明す
る。なお、文中部または%とあるのは重量基準で
ある。
る。なお、文中部または%とあるのは重量基準で
ある。
実施例 1
本発明で使用する着色無機質塗料の好ましい組
成は下記の通りであり、この組成範囲で着色顔料
の種類を変えて4種の無機質塗料を調製した。
成は下記の通りであり、この組成範囲で着色顔料
の種類を変えて4種の無機質塗料を調製した。
好ましい組成
コロイダルシリカ(固形分) 1〜10部
合成樹脂エマルジヨン(固形分) 1〜10部
骨 材 50〜70部
着色顔料 1〜10部
増粘剤(固形分) 0.05〜0.2部
造膜助剤 1〜2部
分散剤 0.05〜0.2部
水 全体が100部になる量
実施例 2
黒耀石系パーライト(粒子径約5〜10mm、嵩比
重0.3Kg/)80部、実施例1の青色無機質塗料
(顔料として群青を使用)180部、寒水石粉100部
およびパーライト粉30部を十分に混合し、パーラ
イト粒子の表面を被覆後、約1日間自然乾燥させ
青色の本発明の着色人工培土350部を得た。この
粒子の比重は約0.4Kg/であり、粒子径は約5
〜10mmであつた。この粒子は強度が著しく向上
し、原料のパーライトは指圧で容易に破損するの
に対し、指圧で破損させるのは困難であつた。ま
た水中に入れると十分に水が浸透し、数分〜数十
分で水が飽和し、また水から出すと同様に容易に
排水し、且つ顔料は全く水中に溶出することがな
かつた。
重0.3Kg/)80部、実施例1の青色無機質塗料
(顔料として群青を使用)180部、寒水石粉100部
およびパーライト粉30部を十分に混合し、パーラ
イト粒子の表面を被覆後、約1日間自然乾燥させ
青色の本発明の着色人工培土350部を得た。この
粒子の比重は約0.4Kg/であり、粒子径は約5
〜10mmであつた。この粒子は強度が著しく向上
し、原料のパーライトは指圧で容易に破損するの
に対し、指圧で破損させるのは困難であつた。ま
た水中に入れると十分に水が浸透し、数分〜数十
分で水が飽和し、また水から出すと同様に容易に
排水し、且つ顔料は全く水中に溶出することがな
かつた。
実施例 3
実施例2と同様にして白色無機質塗料(顔料と
してチタン白を使用)、緑色無機質塗料(顔料と
して酸化クロムグリーンを使用)および黄色無機
質塗料(顔料として黄色酸化鉄を使用)を使用
し、それぞれの色相の本発明の着色人工培土を得
た。これらの粒状物は、実施例2のものと同様な
性状を有していた。
してチタン白を使用)、緑色無機質塗料(顔料と
して酸化クロムグリーンを使用)および黄色無機
質塗料(顔料として黄色酸化鉄を使用)を使用
し、それぞれの色相の本発明の着色人工培土を得
た。これらの粒状物は、実施例2のものと同様な
性状を有していた。
使用例
実施例2および3で得られた本発明の着色人工
培土を白、黄、青、緑の比を6:2:1:1:の
比率で混合し、ガラス製の透明植木鉢に充填し、
適量の液体肥料を含む水を加え、十分に吸水さ
せ、水が底から1/3の高さまで残るようにし、観
賞用植物を植え、一ケ月間観察したところ、葉、
茎、根の生育は十分であり人工培土として有効で
あつた。また、人工培土自体も白色粒子中に各種
の色が混在し、すぐれた美観を呈した。
培土を白、黄、青、緑の比を6:2:1:1:の
比率で混合し、ガラス製の透明植木鉢に充填し、
適量の液体肥料を含む水を加え、十分に吸水さ
せ、水が底から1/3の高さまで残るようにし、観
賞用植物を植え、一ケ月間観察したところ、葉、
茎、根の生育は十分であり人工培土として有効で
あつた。また、人工培土自体も白色粒子中に各種
の色が混在し、すぐれた美観を呈した。
Claims (1)
- 1 嵩比重が0.1〜0.5Kg/である発泡パーライ
ト粒子の表面に、コロイダルシリカをバインダー
とする着色無機質塗料からなる着色保護層を設け
てなる嵩比重が0.3〜0.5Kg/である着色人工培
土。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57116256A JPS598766A (ja) | 1982-07-06 | 1982-07-06 | 人工培土 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57116256A JPS598766A (ja) | 1982-07-06 | 1982-07-06 | 人工培土 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS598766A JPS598766A (ja) | 1984-01-18 |
JPS6225323B2 true JPS6225323B2 (ja) | 1987-06-02 |
Family
ID=14682606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57116256A Granted JPS598766A (ja) | 1982-07-06 | 1982-07-06 | 人工培土 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS598766A (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60141210A (ja) * | 1983-12-29 | 1985-07-26 | 阿部 秀春 | 微細な空洞を有する人工粒石の着色法 |
DE3400080C2 (de) * | 1984-01-03 | 1986-07-10 | Herbert Hans 8900 Augsburg Wagner | Behandlungsmittel für Böden |
JPS62155029A (ja) * | 1985-12-27 | 1987-07-10 | 大澤 久雄 | 着色粒状鉱物の製造方法 |
JP4785121B2 (ja) * | 2005-09-20 | 2011-10-05 | 清水建設株式会社 | 人工軽量材及び人工軽量材の製造方法 |
KR20100056459A (ko) * | 2007-07-12 | 2010-05-27 | 바스프 에스이 | 펄라이트 플레이크 기재 간섭 안료 |
KR101753916B1 (ko) * | 2008-12-11 | 2017-07-04 | 바스프 에스이 | 펄라이트 플레이크 기재의 간섭 안료 |
JP5542947B2 (ja) * | 2009-10-28 | 2014-07-09 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 改善されたきらめき効果を有する顔料 |
KR101821431B1 (ko) * | 2010-02-04 | 2018-01-23 | 바스프 에스이 | 개선된 스파클링 효과를 갖는 안료 조성물 |
JP6053679B2 (ja) * | 2010-07-28 | 2016-12-27 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | アンティークな又は古錆の外観を有する仕上げのための、パーライトを基礎とするエフェクト顔料の使用 |
-
1982
- 1982-07-06 JP JP57116256A patent/JPS598766A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS598766A (ja) | 1984-01-18 |
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