JPS6222666B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6222666B2 JPS6222666B2 JP9203980A JP9203980A JPS6222666B2 JP S6222666 B2 JPS6222666 B2 JP S6222666B2 JP 9203980 A JP9203980 A JP 9203980A JP 9203980 A JP9203980 A JP 9203980A JP S6222666 B2 JPS6222666 B2 JP S6222666B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating film
- paints
- different
- types
- paint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
この発明は、石綿セメント板、ケイ酸カルシウ
ム板のような建材用無機質板等の表面を化粧する
ための模様付け方法に関するものである。 建材用の無機質板等の基板は、表面に凹凸模様
を形成して使用されることが多い。このような模
様の形成は、これまで、基板表面にエンボツシン
グ加工を施すか、パターン紙等を用いて塗装を行
う(パターンルール法)ことにより行われてい
た。しかしながら、前者によれば、形成する模様
の数だけ金型が必要となるとともに、プレス等の
付帯設備が必要となるため莫大な設備投資が必要
になつていた。また、模様ごとに金型を交換しな
ければならないという煩雑さもあつた。他方、後
者によれば、塗料の塗布量を多くしなければ凹凸
模様が形成されないため、必然的に塗料の使用量
が多くなり、また厚塗り部分ができることから仕
上がりに問題があつた。さらに、塗膜の厚塗り部
分では、塗膜が基板の寸法変化に追従できなくな
つて剥離するという問題も生じていた。 この発明は、このような事情に鑑みなされたも
ので、生成塗膜硬度の異なる2種以上の塗料で基
材の塗装すべき面を部分的に塗装することによ
り、硬度が部分的に異なる塗膜で塗装すべき面を
ほぼ均一に被覆し、ついでこの塗膜を研磨して硬
度の低い塗膜の部分を凹部化させることにより凹
凸模様を形成することをその要旨とするものであ
る。 すなわち、このようにすることにより、金型お
よびプレス等の付帯設備や金型交換等の煩雑な作
業を必要とすることなく、極めて簡単に凹凸模様
を形成しうるようになるのである。また、この発
明は、塗料を塗り重ねて凹凸模様を形成するので
はないため、塗料の使用量が少なくてすみ、かつ
塗膜の剥離も生じないのである。 つぎに、この発明をその一例にもとづいて詳し
く説明する。 すなわち、第1図に示すような基板1を準備す
る。この基板1は、炭酸カルシウム、ケイ酸カル
シウム、セメント、木材、合成樹脂等で構成され
る。通常は、炭酸カルシウム等の無機質材料で構
成される。つぎに、第2図に示すように、生成塗
膜硬度の大きな塗料と生成塗膜硬度の小さな塗料
とをそれぞれスプレーガン3,4′から同時に吹
付けて基板1の表面2を部分的に塗装し、第3図
に示すように、硬度の大な部分4および硬度の小
な部分5からなる塗膜6で被覆する。この場合、
塗膜6は、2種類の塗料をスプレーガン3,4′
により基板表面2のそれぞれ異なる部分に同時に
吹付けることにより形成されるため、膜厚がほぼ
一様で、かつ表面がほぼ平坦になる。つぎに、第
4図に示すように、塗膜6の表面を回転ブラシ7
により研磨する。その結果、第5図に示すよう
に、塗膜6の硬度の小さな部分5が大きな部分4
に比べて大きく摩耗し凹部8となる。このように
して、基板表面に、硬度の大きな塗膜部分4と凹
部8とからなる美麗な凹凸模様6′が形成され
る。ついで、必要に応じて、第6図に示すよう
に、凹凸膜様6′の上に塗装機9からクリヤー塗
料10を流下して仕上げ塗装を行う。その結果、
凹凸模様6′がクリヤー塗料10の艷のある塗膜
で被覆され一層美麗になる。 なお、上記の説明では、生成塗膜硬度の異なる
2種類の塗料を用いているが、これに限定するも
のではないことはもちろんである。また、塗料の
塗装方法もスプレーガンによる吹付けに限定する
ものではなく、はけ塗りであつてもよいのであ
る。さらに、生成塗膜硬度の異なる2種類の塗料
を同時に塗装しなくてもよいのである。 この発明は、以上のようにして模様付けを行う
ため、莫大な設備投資や煩雑な作業を必要とする
ことなく極めて簡単に凹凸模様を形成しうるので
ある。また、従来のように塗料を塗り重ねる必要
がないため、塗料の使用量も少なくてすみ、塗膜
の剥離も生じないのである。また、生成塗膜硬度
の異なる塗料の塗装量を調節して塗装面積を調節
することにより、簡単に凹凸模様の模様の大きさ
を調節しうる。さらに、塗料の組合わせを適宜に
選んで生成塗膜の硬度等を調節することにより、
凹凸模様の凹凸の高さを簡単に調節でき、立体感
の度合を簡単に調節しうるようになる。 つぎに、実施例について説明する。
ム板のような建材用無機質板等の表面を化粧する
ための模様付け方法に関するものである。 建材用の無機質板等の基板は、表面に凹凸模様
を形成して使用されることが多い。このような模
様の形成は、これまで、基板表面にエンボツシン
グ加工を施すか、パターン紙等を用いて塗装を行
う(パターンルール法)ことにより行われてい
た。しかしながら、前者によれば、形成する模様
の数だけ金型が必要となるとともに、プレス等の
付帯設備が必要となるため莫大な設備投資が必要
になつていた。また、模様ごとに金型を交換しな
ければならないという煩雑さもあつた。他方、後
者によれば、塗料の塗布量を多くしなければ凹凸
模様が形成されないため、必然的に塗料の使用量
が多くなり、また厚塗り部分ができることから仕
上がりに問題があつた。さらに、塗膜の厚塗り部
分では、塗膜が基板の寸法変化に追従できなくな
つて剥離するという問題も生じていた。 この発明は、このような事情に鑑みなされたも
ので、生成塗膜硬度の異なる2種以上の塗料で基
材の塗装すべき面を部分的に塗装することによ
り、硬度が部分的に異なる塗膜で塗装すべき面を
ほぼ均一に被覆し、ついでこの塗膜を研磨して硬
度の低い塗膜の部分を凹部化させることにより凹
凸模様を形成することをその要旨とするものであ
る。 すなわち、このようにすることにより、金型お
よびプレス等の付帯設備や金型交換等の煩雑な作
業を必要とすることなく、極めて簡単に凹凸模様
を形成しうるようになるのである。また、この発
明は、塗料を塗り重ねて凹凸模様を形成するので
はないため、塗料の使用量が少なくてすみ、かつ
塗膜の剥離も生じないのである。 つぎに、この発明をその一例にもとづいて詳し
く説明する。 すなわち、第1図に示すような基板1を準備す
る。この基板1は、炭酸カルシウム、ケイ酸カル
シウム、セメント、木材、合成樹脂等で構成され
る。通常は、炭酸カルシウム等の無機質材料で構
成される。つぎに、第2図に示すように、生成塗
膜硬度の大きな塗料と生成塗膜硬度の小さな塗料
とをそれぞれスプレーガン3,4′から同時に吹
付けて基板1の表面2を部分的に塗装し、第3図
に示すように、硬度の大な部分4および硬度の小
な部分5からなる塗膜6で被覆する。この場合、
塗膜6は、2種類の塗料をスプレーガン3,4′
により基板表面2のそれぞれ異なる部分に同時に
吹付けることにより形成されるため、膜厚がほぼ
一様で、かつ表面がほぼ平坦になる。つぎに、第
4図に示すように、塗膜6の表面を回転ブラシ7
により研磨する。その結果、第5図に示すよう
に、塗膜6の硬度の小さな部分5が大きな部分4
に比べて大きく摩耗し凹部8となる。このように
して、基板表面に、硬度の大きな塗膜部分4と凹
部8とからなる美麗な凹凸模様6′が形成され
る。ついで、必要に応じて、第6図に示すよう
に、凹凸膜様6′の上に塗装機9からクリヤー塗
料10を流下して仕上げ塗装を行う。その結果、
凹凸模様6′がクリヤー塗料10の艷のある塗膜
で被覆され一層美麗になる。 なお、上記の説明では、生成塗膜硬度の異なる
2種類の塗料を用いているが、これに限定するも
のではないことはもちろんである。また、塗料の
塗装方法もスプレーガンによる吹付けに限定する
ものではなく、はけ塗りであつてもよいのであ
る。さらに、生成塗膜硬度の異なる2種類の塗料
を同時に塗装しなくてもよいのである。 この発明は、以上のようにして模様付けを行う
ため、莫大な設備投資や煩雑な作業を必要とする
ことなく極めて簡単に凹凸模様を形成しうるので
ある。また、従来のように塗料を塗り重ねる必要
がないため、塗料の使用量も少なくてすみ、塗膜
の剥離も生じないのである。また、生成塗膜硬度
の異なる塗料の塗装量を調節して塗装面積を調節
することにより、簡単に凹凸模様の模様の大きさ
を調節しうる。さらに、塗料の組合わせを適宜に
選んで生成塗膜の硬度等を調節することにより、
凹凸模様の凹凸の高さを簡単に調節でき、立体感
の度合を簡単に調節しうるようになる。 つぎに、実施例について説明する。
【表】
第1図ないし第4図はこの発明の一例の説明
図、第5図はそれによつて表面に凹凸模様が形成
された基板の側断面図、第6図は凹凸模様をクリ
ヤー塗料塗膜で被覆する場合の説明図である。 1……基板、2……表面、3,4′……スプレ
ーガン、4……硬度の大な部分、5……硬度の小
な部分、6……塗膜、6′……凹凸模様、7……
回転ブラシ、8……凹部。
図、第5図はそれによつて表面に凹凸模様が形成
された基板の側断面図、第6図は凹凸模様をクリ
ヤー塗料塗膜で被覆する場合の説明図である。 1……基板、2……表面、3,4′……スプレ
ーガン、4……硬度の大な部分、5……硬度の小
な部分、6……塗膜、6′……凹凸模様、7……
回転ブラシ、8……凹部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 生成塗膜硬度の異なる2種以上の塗料で基材
の塗装すべき面を部分的に塗装することにより、
硬度が部分的に異なる塗膜で塗装すべき面をほぼ
均一に被覆し、ついでこの塗膜を研磨して硬度の
低い塗膜の部分を凹部化させることにより凹凸模
様を形成することを特徴とする模様付け方法。 2 生成塗膜硬度の異なる2種以上の塗料で基材
の塗装すべき面を部分的に塗装することを、生成
塗膜硬度の異なる2種以上の塗料をそれぞれ別個
のスプレーガンによつて基材の塗装すべき面のそ
れぞれ異なる部分に同時に吹き付けることによつ
て行う特許請求の範囲第1項記載の模様付方法。 3 基材が無機質板であり、研磨がバフ研磨であ
る特許請求の範囲第1項または第2項記載の模様
付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9203980A JPS5719058A (en) | 1980-07-05 | 1980-07-05 | Patterning method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9203980A JPS5719058A (en) | 1980-07-05 | 1980-07-05 | Patterning method |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5719058A JPS5719058A (en) | 1982-02-01 |
JPS6222666B2 true JPS6222666B2 (ja) | 1987-05-19 |
Family
ID=14043380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9203980A Granted JPS5719058A (en) | 1980-07-05 | 1980-07-05 | Patterning method |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5719058A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6227080A (ja) * | 1985-07-26 | 1987-02-05 | Nippon Gakki Seizo Kk | 塗膜加飾法 |
JPH01207167A (ja) * | 1988-12-21 | 1989-08-21 | Yamazaki Kiko Kk | 塗料の拭取り方法 |
-
1980
- 1980-07-05 JP JP9203980A patent/JPS5719058A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5719058A (en) | 1982-02-01 |
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