JPS6217076A - 窒化アルミニウム粉末組成物 - Google Patents
窒化アルミニウム粉末組成物Info
- Publication number
- JPS6217076A JPS6217076A JP60152173A JP15217385A JPS6217076A JP S6217076 A JPS6217076 A JP S6217076A JP 60152173 A JP60152173 A JP 60152173A JP 15217385 A JP15217385 A JP 15217385A JP S6217076 A JPS6217076 A JP S6217076A
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- JP
- Japan
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- aluminum nitride
- nitride powder
- weight
- sintering aid
- thermal conductivity
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、窒化アルミニウムを主成分とする焼結体か
らなる高熱伝導セラミックスを展進するための窒化アル
ミニウム粉末組成物に関するものである。
らなる高熱伝導セラミックスを展進するための窒化アル
ミニウム粉末組成物に関するものである。
(従来技術とその問題点)
近年、電子部品の小型化・高集積化が著しく、それに伴
ってそれらの単位面積当りの発熱量は増加の一途をたど
っている。電子部品にとってこれらの熱をいかにして逃
がすかが設計上の重要なポイントであり、熱伝導率の高
い物質で構成された基板やパッケージの開発が望まれて
いる。
ってそれらの単位面積当りの発熱量は増加の一途をたど
っている。電子部品にとってこれらの熱をいかにして逃
がすかが設計上の重要なポイントであり、熱伝導率の高
い物質で構成された基板やパッケージの開発が望まれて
いる。
この目的のために、従来から多用されているア □ル
ミナ基板忙代わるものとして炭化硅素焼結体や窒化アル
ミニウム焼結体の基板が提案されている。
ミナ基板忙代わるものとして炭化硅素焼結体や窒化アル
ミニウム焼結体の基板が提案されている。
しかし、炭化硅素は熱伝導率は高いものの電気絶縁性に
劣り、また緻密化するにはホットプレスをしなければな
らず、使用分野が限定されている。
劣り、また緻密化するにはホットプレスをしなければな
らず、使用分野が限定されている。
一方、窒化アルミニウム焼結体は、熱伝導率は炭化硅素
に比べて劣るもののアルミナの2〜5倍で ゛あり、
しかもその電気絶縁性もアルミナ並で、かつ常圧焼結で
緻密化可能なため、汎用性の高い材 。
に比べて劣るもののアルミナの2〜5倍で ゛あり、
しかもその電気絶縁性もアルミナ並で、かつ常圧焼結で
緻密化可能なため、汎用性の高い材 。
料といえる。
・[窒化アルミニウム粉末は難焼結性物質であるため、
緻密な焼結体を得るには焼結助剤の添加が不 5可欠
である。従来から焼結助剤としているいろな物質が提案
されている。例えば周期律表第1ea族元素や第11a
族元素の酸化物等があげられる(%公昭58−4951
0号公報、特公昭48−7486号公報)。
・[窒化アルミニウム粉末は難焼結性物質であるため、
緻密な焼結体を得るには焼結助剤の添加が不 5可欠
である。従来から焼結助剤としているいろな物質が提案
されている。例えば周期律表第1ea族元素や第11a
族元素の酸化物等があげられる(%公昭58−4951
0号公報、特公昭48−7486号公報)。
これらの焼結助剤を用いる場合、緻密化に最低必要な量
よりも少し多くしたところに最大の熱伝導率を示し、さ
らに多くすると熱伝導率が低下するとされている。例え
ば、Y2O3(酸化イツトリウム)が約3i量係(窒化
アルミニウム粉末に対して外削)の添加でI Q Q
W / m−にの熱伝導率を示すことが記載されている
が(窯業協会昭和59年年会予稿集第301頁)、十分
に満足できる値ではない。しかも、アルミナ基板に比べ
て表面平滑性が劣るという欠点がある。さらには、導体
や抵抗体のパターンを窒化アルミニウム基板に印刷・焼
付けする場合、一般のアルミナ基板用のペーストは使え
ず、密着強度も十分でないという欠点があった。
よりも少し多くしたところに最大の熱伝導率を示し、さ
らに多くすると熱伝導率が低下するとされている。例え
ば、Y2O3(酸化イツトリウム)が約3i量係(窒化
アルミニウム粉末に対して外削)の添加でI Q Q
W / m−にの熱伝導率を示すことが記載されている
が(窯業協会昭和59年年会予稿集第301頁)、十分
に満足できる値ではない。しかも、アルミナ基板に比べ
て表面平滑性が劣るという欠点がある。さらには、導体
や抵抗体のパターンを窒化アルミニウム基板に印刷・焼
付けする場合、一般のアルミナ基板用のペーストは使え
ず、密着強度も十分でないという欠点があった。
(問題点を解決するだめの手段)
本発明者は、以上の欠点を解決する目的で種々検討した
結果、従来から開示されている焼結助剤量よりも多い添
加量範囲で、優れた熱伝導率と、表面平滑性、導体や抵
抗体との密着性を兼ねそなえた窒化アルミニウム焼結体
が得られることを見い出し、本発明に至った。
結果、従来から開示されている焼結助剤量よりも多い添
加量範囲で、優れた熱伝導率と、表面平滑性、導体や抵
抗体との密着性を兼ねそなえた窒化アルミニウム焼結体
が得られることを見い出し、本発明に至った。
すなわち、本発明は、3重ill以下の酸素を含む窒化
アルミニウム粉末に対し、la族元素及び[1a族元素
の酸素を含む化合物から選ばれた少くとも1種の焼結助
剤を5重量係を越え201量係以下の割合で含有させて
なることを特徴とする窒化アルミニウム粉末組成物であ
る。
アルミニウム粉末に対し、la族元素及び[1a族元素
の酸素を含む化合物から選ばれた少くとも1種の焼結助
剤を5重量係を越え201量係以下の割合で含有させて
なることを特徴とする窒化アルミニウム粉末組成物であ
る。
以下、さらに詳しく本発明について説明する。
本発明で使用される窒化アルミニウム粉末は、酸素を3
重量係以下を含むものであって、これよりも酸素量が多
いと焼結助剤の添加量によらず熱伝導率が低下するので
所期の目的を達成することはできない。また、その粒度
は、体積平均径(マイクロトラックで測定)で10μm
以下特に3μm以下が好ましく、また、その比表面積は
3.5m”/、li+以上とするのが、焼結時の十分な
緻密化のために望ましい。
重量係以下を含むものであって、これよりも酸素量が多
いと焼結助剤の添加量によらず熱伝導率が低下するので
所期の目的を達成することはできない。また、その粒度
は、体積平均径(マイクロトラックで測定)で10μm
以下特に3μm以下が好ましく、また、その比表面積は
3.5m”/、li+以上とするのが、焼結時の十分な
緻密化のために望ましい。
以上の窒化アルミニウム粉末としては市販品を必要に応
じて粉砕して用いることができる。市販品は、一般に、
金属アルミニウム窒化法又はアルミナもしくは水酸化ア
ルミニウムのカーボン還元窒化法によって創造されるが
、本発明の目的のためには、前者の方法によって得られ
たものが望ましい。また、少量の不純物の含有は何ら差
支えな(1゜ 本発明で使用される焼結助剤は、la族元素及びlla
族元素の酸素を含む化合物から選ばれた1種以上である
。[a族元素の化合物としては、カルシウム、バリウム
、ストロンチウム等の酸化獣炭酸塩、硝酸塩、シュウ酸
塩などがあげられ、また、l[a族元素の化合物として
は、イツトリウム、セリウム、ランタン、ネオジム、サ
マリウム等の酸化物、炭酸塩、シュウ酸塩、硝酸塩など
をあげることができ、これらから選ばれた1種又は2種
以上を用いることができる。これらの中、焼結助剤の安
定性、入手の容易さ、価格などの点から好ましいものは
、イツトリウム、セリウム、ランタンの酸化物である。
じて粉砕して用いることができる。市販品は、一般に、
金属アルミニウム窒化法又はアルミナもしくは水酸化ア
ルミニウムのカーボン還元窒化法によって創造されるが
、本発明の目的のためには、前者の方法によって得られ
たものが望ましい。また、少量の不純物の含有は何ら差
支えな(1゜ 本発明で使用される焼結助剤は、la族元素及びlla
族元素の酸素を含む化合物から選ばれた1種以上である
。[a族元素の化合物としては、カルシウム、バリウム
、ストロンチウム等の酸化獣炭酸塩、硝酸塩、シュウ酸
塩などがあげられ、また、l[a族元素の化合物として
は、イツトリウム、セリウム、ランタン、ネオジム、サ
マリウム等の酸化物、炭酸塩、シュウ酸塩、硝酸塩など
をあげることができ、これらから選ばれた1種又は2種
以上を用いることができる。これらの中、焼結助剤の安
定性、入手の容易さ、価格などの点から好ましいものは
、イツトリウム、セリウム、ランタンの酸化物である。
焼結助剤の粒度は、体積平均径(マイクロトラックで測
定)で10μm以下特に3μm以下とするのが焼結時の
緻密化のために好ましい。また、粉末組成物中の焼結助
剤の含量は5〜20重t%好ましくは10〜15重量係
である。
定)で10μm以下特に3μm以下とするのが焼結時の
緻密化のために好ましい。また、粉末組成物中の焼結助
剤の含量は5〜20重t%好ましくは10〜15重量係
である。
焼結助剤の割合が、20重重量上りも多かったり、また
、5重t1以下であったりすると、高い熱伝導率は得ら
れず、しかも表面平滑性と導体や抵抗体等のパターンの
密着性が劣るようになる。
、5重t1以下であったりすると、高い熱伝導率は得ら
れず、しかも表面平滑性と導体や抵抗体等のパターンの
密着性が劣るようになる。
次に、本発明の窒化アルミニウム粉末組成物を用いて焼
結体を創造する好ましい方法について説明する。窒化ア
ルミニウム粉末と焼結助剤はボールミル等を用いて混合
する。この混合粉末に有機バインダー、例えばポリスチ
レン、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、
ポリメチルメタクリレート、ポリメタクリレート、パラ
フィン等を(必要に応じて溶媒を添加して)、添加・混
合した後成形する。成形方法としては、コールドプレス
成形、テープ成形、押出成形、射出成形等、製品の形状
に応じた方法をとることができる。
結体を創造する好ましい方法について説明する。窒化ア
ルミニウム粉末と焼結助剤はボールミル等を用いて混合
する。この混合粉末に有機バインダー、例えばポリスチ
レン、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、
ポリメチルメタクリレート、ポリメタクリレート、パラ
フィン等を(必要に応じて溶媒を添加して)、添加・混
合した後成形する。成形方法としては、コールドプレス
成形、テープ成形、押出成形、射出成形等、製品の形状
に応じた方法をとることができる。
次に、成形時に添加した有機バインダーを焼成分解した
後、窒素・アルゴン・ヘリウム等の非酸化性ガス雰囲気
下、温度1600〜2000℃望ましくは1,800〜
1,950℃で焼成する。焼結時間は60分以上、好ま
しくは60分〜3時間である。
後、窒素・アルゴン・ヘリウム等の非酸化性ガス雰囲気
下、温度1600〜2000℃望ましくは1,800〜
1,950℃で焼成する。焼結時間は60分以上、好ま
しくは60分〜3時間である。
得られた焼結体について、HIP (熱間静水圧プレス
)処理を行なって密度をさらにあげ、熱伝導率及び機械
的強度を向上させることもできる。また、焼結方法とし
て、ホットプレスを用℃・ることモテキる。ホットプレ
スを用いることニヨリ、焼結助剤添加量の広い範囲にお
いて緻密化が容易となり、高熱伝導の実現が容易となる
。
)処理を行なって密度をさらにあげ、熱伝導率及び機械
的強度を向上させることもできる。また、焼結方法とし
て、ホットプレスを用℃・ることモテキる。ホットプレ
スを用いることニヨリ、焼結助剤添加量の広い範囲にお
いて緻密化が容易となり、高熱伝導の実現が容易となる
。
(実施例)
以下実施例をあげて具体的に説明する。
実施例1
市販の酸化イツトリウム粉末(Y2O3) (平均粒径
2μm)を第1表に示す割合で市販の窒化アルミニウム
粉末(平均粒径2,5μm、酸素含有量1.8重量係)
に添加し、混合粉砕した後、この混合粉末100重量部
に対して、ポリメチルメタクリレ−) (PMMA )
の5重量係トルエン溶液を15重量部添加し混合した。
2μm)を第1表に示す割合で市販の窒化アルミニウム
粉末(平均粒径2,5μm、酸素含有量1.8重量係)
に添加し、混合粉砕した後、この混合粉末100重量部
に対して、ポリメチルメタクリレ−) (PMMA )
の5重量係トルエン溶液を15重量部添加し混合した。
このスラリーを直径40朋厚さ3 *tttの円板状に
500 kg/art2でプレス成形し、N2ガス中温
度400℃で3時間焼成してPMMAを分解除去した後
、黒鉛抵抗加熱炉により第1表に示す条件(実験/16
1〜4)で焼結した。
500 kg/art2でプレス成形し、N2ガス中温
度400℃で3時間焼成してPMMAを分解除去した後
、黒鉛抵抗加熱炉により第1表に示す条件(実験/16
1〜4)で焼結した。
焼結体の密度と熱伝導率を測定したところ第1表に示す
値が得られた。なお、熱伝導率は10龍OX2冨1tに
加工した試料をレーデ−フラッシュ熱定数測定装置によ
り測定した。
値が得られた。なお、熱伝導率は10龍OX2冨1tに
加工した試料をレーデ−フラッシュ熱定数測定装置によ
り測定した。
また表中の相対密度とは焼結体の密度を、焼結体の各原
料粉体の密度と配合比率から計算した見かけ上の理論密
度で割った数値である。
料粉体の密度と配合比率から計算した見かけ上の理論密
度で割った数値である。
実施例2
市販の酸化セリウム粉末(CeO2)と窒化アルミニウ
ム粉末を第1表の割合で配合し、混合粉砕した。この混
合粉体10口重量部に対して、トリクレン/ブタノール
/テトラクロロエチレンが3/1/1重量比の混合溶剤
を75重量部、ポリビニルブチラールを8重量部、ブチ
ルフタロイルブチルグリコール4重量部を加えてボール
ミルで20時間混合し、得られたスラリーをドクタープ
レーP方式により厚さIXIのシート状に成形した。
ム粉末を第1表の割合で配合し、混合粉砕した。この混
合粉体10口重量部に対して、トリクレン/ブタノール
/テトラクロロエチレンが3/1/1重量比の混合溶剤
を75重量部、ポリビニルブチラールを8重量部、ブチ
ルフタロイルブチルグリコール4重量部を加えてボール
ミルで20時間混合し、得られたスラリーをドクタープ
レーP方式により厚さIXIのシート状に成形した。
このシートを50wX50mの寸法に切り取り、6枚積
層して熱圧着した後、500℃で1時間空気中で加熱し
7、有機物を除去t7た。これをアルゴン雰囲気中で第
1表に記載の条件(実験/165〜8)で焼結した。そ
の相対密度及び熱漬率の測定結果を第1表に示す。
層して熱圧着した後、500℃で1時間空気中で加熱し
7、有機物を除去t7た。これをアルゴン雰囲気中で第
1表に記載の条件(実験/165〜8)で焼結した。そ
の相対密度及び熱漬率の測定結果を第1表に示す。
実施例3
市販の酸化セリウム粉末(C802)と窒化アルミニウ
ム粉末を第1表の実験49の割合で混合し、ホットプレ
スにより焼結した。その相対密度と熱伝導率を第1表に
示す。
ム粉末を第1表の実験49の割合で混合し、ホットプレ
スにより焼結した。その相対密度と熱伝導率を第1表に
示す。
実施例4
市販の酸化ランタン(La2O3)、酸化ネオジム(N
d2O3)、酸化サマリウム(Sm2O3)、酸化ユ□
−ロピウム(E!u203 )、酸化イッテルビウム(
Yb2O3)粉末を用いて第1表に示す割合で窒化アル
ミニウム粉末に混合した。その他は実施例2と同様にし
て行い、密度及び熱伝導率を測定しもその結果を第1表
に示す(実験410〜18)。
d2O3)、酸化サマリウム(Sm2O3)、酸化ユ□
−ロピウム(E!u203 )、酸化イッテルビウム(
Yb2O3)粉末を用いて第1表に示す割合で窒化アル
ミニウム粉末に混合した。その他は実施例2と同様にし
て行い、密度及び熱伝導率を測定しもその結果を第1表
に示す(実験410〜18)。
比較例
市販の酸化イツトリウム(Y2O3)又は酸化セリウム
(CeO2)を用いた場合の比較例を第1表(実験鷹1
9〜26)に示す。実験、%22及び23に使用した窒
化アルミニウム粉は酸素含有量が6.3重量係である。
(CeO2)を用いた場合の比較例を第1表(実験鷹1
9〜26)に示す。実験、%22及び23に使用した窒
化アルミニウム粉は酸素含有量が6.3重量係である。
その他の条件は実施例1と同様に行った。
実施例5
焼結助剤として酸化イツトリウム(Y2O3)を用い、
窒化アルミニウムに対して5.81量係を添加し、以下
実施例2と同様の操作釦より焼結体を得た。
窒化アルミニウムに対して5.81量係を添加し、以下
実施例2と同様の操作釦より焼結体を得た。
その表面粗さは、R1!la工で2μmであり、従来の
5μmよりも大幅に改善されていることがわかった。ま
た、Ag/ pa導体ペーストを印刷・焼成して、その
付着強度を測定したところ、2龍口 あたり5 kg/
am”であり、通常のアルミナ基板との付着強度と同程
度の好結果であった。
5μmよりも大幅に改善されていることがわかった。ま
た、Ag/ pa導体ペーストを印刷・焼成して、その
付着強度を測定したところ、2龍口 あたり5 kg/
am”であり、通常のアルミナ基板との付着強度と同程
度の好結果であった。
(発明の効果)
本発明によれば、高熱伝導率を示し、かつ、表面平滑性
と導体や抵抗体等のパターンの密着強度にすぐれた焼結
体を製造することができる窒化アルミニウム粉末組成物
を得ることができる。特に高熱伝導率の付与効果は、従
来は焼結助剤の添加量をできるだけ少量におさえていた
のに対し、高添加で可能とした点で画期的である。
と導体や抵抗体等のパターンの密着強度にすぐれた焼結
体を製造することができる窒化アルミニウム粉末組成物
を得ることができる。特に高熱伝導率の付与効果は、従
来は焼結助剤の添加量をできるだけ少量におさえていた
のに対し、高添加で可能とした点で画期的である。
これらの理由忙ついては、定がでないが次のように考え
ている。
ている。
窒化アルミニウムに含まれる酸素量に応じて、それらと
化合するに十分な焼結助剤を添加することにより、焼結
体中の窒化アルミニウム粒子同士の界面において、アル
ミナと窒化アルミニウム又は焼結助剤で構成される対称
性の低い結晶構造を持つ化合物が生成するのを防止する
ことができる。
化合するに十分な焼結助剤を添加することにより、焼結
体中の窒化アルミニウム粒子同士の界面において、アル
ミナと窒化アルミニウム又は焼結助剤で構成される対称
性の低い結晶構造を持つ化合物が生成するのを防止する
ことができる。
事実、透過型電子顕微鏡観察によれば、本発明の焼結助
剤添加量範囲以下の量しか添加しなかった焼結体中には
、窒化アルミニウム粒子間に多層構造を持つ物質が存在
しており、その組成分析により、Al2O3とA4Nの
化合物や、六方晶の多層構造をとるCe2O3・fLA
7203に類似の化合物であると推定された。これらの
化合物の存在が熱伝導率の低下をもたらすものと推定さ
れる。
剤添加量範囲以下の量しか添加しなかった焼結体中には
、窒化アルミニウム粒子間に多層構造を持つ物質が存在
しており、その組成分析により、Al2O3とA4Nの
化合物や、六方晶の多層構造をとるCe2O3・fLA
7203に類似の化合物であると推定された。これらの
化合物の存在が熱伝導率の低下をもたらすものと推定さ
れる。
また、焼結助剤を多量に添加して高熱伝導化した焼結体
の組織を走査屋電子顕微鏡により観察したところ、低添
加の焼結体よりも粒子サイズが小さく、粒成長が抑制さ
れていることがわかった。
の組織を走査屋電子顕微鏡により観察したところ、低添
加の焼結体よりも粒子サイズが小さく、粒成長が抑制さ
れていることがわかった。
これが焼結体の表面平滑性を向上させている原因と考え
られる。
られる。
また、導体や抵抗体等の印刷パターンの密着性が、助剤
添加量すなわち焼結体中の酸化物層の量によってかわる
のは、印刷用ペースト中のガラス成分が、窒化アルミニ
ウムよりも窒化アルミニウム粒子間の酸化物層によくな
じむためであると考えられる。従って、一定値以上の密
着強度を得るためには助剤添加量を一定値以上にする必
要がある。
添加量すなわち焼結体中の酸化物層の量によってかわる
のは、印刷用ペースト中のガラス成分が、窒化アルミニ
ウムよりも窒化アルミニウム粒子間の酸化物層によくな
じむためであると考えられる。従って、一定値以上の密
着強度を得るためには助剤添加量を一定値以上にする必
要がある。
なお、本発明の窒化アルミニウム粉末組成物を用いて製
造された焼結体は、ハイブリッドXC用基板や放熱板等
として有用なものである。
造された焼結体は、ハイブリッドXC用基板や放熱板等
として有用なものである。
Claims (2)
- (1)3重量%以下の酸素を含む窒化アルミニウム粉末
に対し、IIa族元素及びIIIa族元素の酸素を含む化合
物から選ばれた少くとも1種の焼結助剤を5重量%を越
え20重量%以下の割合で含有させてなることを特徴と
する窒化アルミニウム粉末組成物。 - (2)焼結助剤の含有量が10〜15重量%であること
を特徴とする、特許請求範囲第1項に記載の窒化アルミ
ニウム粉末組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60152173A JPS6217076A (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | 窒化アルミニウム粉末組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60152173A JPS6217076A (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | 窒化アルミニウム粉末組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6217076A true JPS6217076A (ja) | 1987-01-26 |
Family
ID=15534636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60152173A Pending JPS6217076A (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | 窒化アルミニウム粉末組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6217076A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62270466A (ja) * | 1985-10-31 | 1987-11-24 | 京セラ株式会社 | 窒化アルミニウム質焼結体 |
JPS643075A (en) * | 1985-10-31 | 1989-01-06 | Kyocera Corp | Sintered material of aluminum nitride and production thereof |
JPS6437472A (en) * | 1987-07-31 | 1989-02-08 | Sumitomo Electric Industries | Sintered aluminum nitride having high thermal conductivity and production thereof |
JPH02279568A (ja) * | 1989-04-18 | 1990-11-15 | Kyocera Corp | 窒化アルミニウム質焼結体およびその製造方法 |
US5077245A (en) * | 1987-01-30 | 1991-12-31 | Kyocera Corporation | Aluminum nitride-based sintered body and process for the production thereof |
US5124284A (en) * | 1989-06-07 | 1992-06-23 | Kyocera Corporation | Aluminum nitride sintered body |
-
1985
- 1985-07-12 JP JP60152173A patent/JPS6217076A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62270466A (ja) * | 1985-10-31 | 1987-11-24 | 京セラ株式会社 | 窒化アルミニウム質焼結体 |
JPS62270467A (ja) * | 1985-10-31 | 1987-11-24 | 京セラ株式会社 | 窒化アルミニウム質焼結体 |
JPS62270468A (ja) * | 1985-10-31 | 1987-11-24 | 京セラ株式会社 | 窒化アルミニウム質焼結体 |
JPS643075A (en) * | 1985-10-31 | 1989-01-06 | Kyocera Corp | Sintered material of aluminum nitride and production thereof |
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