[go: up one dir, main page]

JPS62162542A - 弗素樹脂層を有するポリイミドフイルム - Google Patents

弗素樹脂層を有するポリイミドフイルム

Info

Publication number
JPS62162542A
JPS62162542A JP551386A JP551386A JPS62162542A JP S62162542 A JPS62162542 A JP S62162542A JP 551386 A JP551386 A JP 551386A JP 551386 A JP551386 A JP 551386A JP S62162542 A JPS62162542 A JP S62162542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
polyimide film
fluororesin
discharge
discharge treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP551386A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0559828B2 (ja
Inventor
元成 一徳
熊本 一雄
鶴田 重人
豊 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chukoh Chemical Industries Ltd
Ube Corp
Original Assignee
Chukoh Chemical Industries Ltd
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chukoh Chemical Industries Ltd, Ube Industries Ltd filed Critical Chukoh Chemical Industries Ltd
Priority to JP551386A priority Critical patent/JPS62162542A/ja
Priority to US07/002,874 priority patent/US4801506A/en
Publication of JPS62162542A publication Critical patent/JPS62162542A/ja
Priority to US07/217,460 priority patent/US5006411A/en
Publication of JPH0559828B2 publication Critical patent/JPH0559828B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術的分野] 本発明は、弗素樹脂層を有するポリイミドフィルムに関
するものである。さらに詳しくは1本発明は芳香族ポリ
イミドフィルムの少なくとも一方の表面に弗素樹脂フィ
ルムが積層されてなるフィルム積層体に関するものであ
る。
[発明の背景] 従来より耐熱性および絶縁性が高い樹脂フィルムとして
芳香族系ポリイミドフィルムが知られており、たとえば
、各種電子・電気部品の基板、絶縁膜、被覆膜などを初
めとして、各種の用途に利用され、また新たな用途の開
発が進んでいる。
上記のように芳香族ポリイミドフィルムは優れた性質を
持ち、有用な樹脂フィルムであるが、一方では、任意の
形態への成形性が不充分であること、そして他の樹脂、
他の素材との接着性、およびポリイミドフィルム間の接
着性が不充分であるなどの問題がある。
特に後者の接着性が不充分である問題は、ポリイミドフ
ィルムをテープ状にして、これを通常の銅線、平角WA
線などの電線にスパイラル状に巻き付けて絶縁被覆材と
して利用するような場合には大きな問題となる。すなわ
ちスパイラル状に巻き付けられたポリイミドテープの重
なり部分の間に接着性がないため、そのように単なるポ
リイミドテープを重ねた状態で絶縁被覆材として使用し
た場合、電線を折り曲げたり、コイル状に巻いたりする
際に、テープの重なり部分において「ずれ」が発生し、
絶縁不良が発生しやすいとの問題がある。
上記のような問題点を考慮して芳香族ポリイミドフィル
ムの表面に接着性を付与するための試みが既に行なわれ
ており、その代表的な例の一つとして、芳香族ポリイミ
ドフィルムの表面に、表面を放電処理した弗素樹脂フィ
ルムを加熱下に積層して接着層とする方法を挙げること
ができる。
本発明者は、芳香族ポリイミドフィルムの表面接着性の
向上を目的として研究を行なってきたが、これまでに知
られている上記のようなポリイミドフィルムの表面に、
表面を放電処理した弗素樹脂フィルムを接着層として単
にa層する方法では、過酷な条件下に処理もしくは使用
されるポリイミドフィルムについては、その付与される
接着性は充分ということができないことを見出した。
また特に、芳香族ポリイミドフィルムのポリイミドがビ
フェニルテトラカルボン酸二無水物を主酸骨格とするよ
うなタイプのものであると、上記の方法による弗素樹脂
フィルム接着層の積層では実用的に満足できる接着性が
付与されないことを見出した。
[発明の目的] 本発明は、ta着性が向上した芳香族ポリイミドフィル
ムを提供することを主な目的とする。
本発明は特に、ポリイミドがビフェニルテトラカルボン
酸二無水物を主酸骨格とするようなタイプの芳香族ポリ
イミドフィルムで、高い接着性が付与された芳香族ポリ
イミドフィルムを提供することを、その目的とする。
[発明の要旨] 本発明は、表面に放電処理が施された芳香族ポリイミド
フィルムの該放電処理面に、放電処理が施された弗素樹
脂フィルムが、その放電処理面が上記ポリイミドフィル
ムの放電処理面に対面するようにして積層されてなるこ
とを特徴とする弗素樹脂層を有するポリイミドフィルム
からなるものである。
また、本発明は、両面に接着層が付設された芳香族ポリ
イミドフィルム、すなわち、両面に放電処理が施された
芳香族ポリイミドフィルムの両面に、少なくとも一方の
表面に放電処理が施された弗素樹脂フィルムが、放電処
理面を対面させるようにして積層されてなることを特徴
とする弗素樹脂層を両側に力するポリイミドフィルムを
も提供するものである。
なお1本発す1における「フィルム」との用語は特に厚
みを規定することを意図して使用したものでなく、本発
明における「フィルム」は、一般に「薄膜」、「シート
」などと呼ばれているいずれの形態のM膜状物をも含む
ものである。
[発明の詳細な記述] 芳香族ポリイミドフィルムとしてはこれまでに各種の芳
香族ポリイミドから得られたものが知られており、本発
明のポリイミドフィルムはそのような任意の芳香族ポリ
イミドから得たフィルムであってよい。
芳香族ポリイミドは一般に芳香族テトラカルボン酸骨格
と芳香族ジアミン骨格とから構成されており、それぞれ
について各種の化学構造を有するものを選ぶことにより
各種の物理的・化学的特性を有する芳香族ポリイミドが
得られることが知られている。
すなわち芳香族ポリイミドの芳香族テトラカルボン酸骨
格としては、3.3’ 、4.4’−ベンゾフェノンテ
トラカルポン酸、2,3.3’。
4°−ベンゾフェノンテトラカルポン酸、ピロメリット
酸、3.3’、4.4’−ビフェニルテトラカルボン酸
、および2,3.3’ 、4°−ビフェニルテトラカル
ボン酸、そして、これらの芳香族テトラカルボン酸の酸
二無水物、エステル、塩などから誘導されたカルボン酸
骨格を挙げることができる。これらのうち、3,3”、
4.4’−ビフェニルテトラカルボン酸の酸二無水物と
2゜3.3’ 、4’−ビフェニルテトラカルボン酸の
酸二無水物などにより代表されるビフェニルテトラカル
ボン酸二無水物から誘導された酸骨格を主酸骨格とする
芳香族ポリイミドフィルムを利用した場合に、本発明は
特に有効である。
芳香族ポリイミドの芳香族ジアミン骨格としてハ、ハラ
フェニレンジアミン、メタフェニレンジアミン、2,4
−ジアミノトルエン、4.4’−ジアミノジフェニルエ
ーテル、4,4°−ジアミノジフェニルメタン、0−)
リジン、1.4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼ
ン、0−トリジンスルホン、ビス(アミノフェノキシ−
フェニル)メタンおよびビス(アミノフェノキシ−フェ
ニル)スルホンなどを挙げることができる。
上記のような芳香族カルボン酸成分と芳香族ジアミン成
分とを用いてポリイミドを製造する方法も各種類られて
いる。たとえば、上記の芳香族カルボン酸成分と芳香族
ジアミン成分とを有機極性溶媒に溶解した状態で加熱し
て一段階反応にて重合とイミド化とを行ないポリイミド
を得る方法、および芳香族カルボン酸成分と芳香族ジア
ミン成分とを有機極性溶媒に溶解した状態にて室温付近
の低温で重合反応を起させて、一旦ポリアミック酸とし
たのち、このアミック酸を塗布膜に形成してイミド化し
、フィルム状のポリイミドを得る方法などが知られてい
る。
本発明において使用する芳香族ポリイミドは、いずれの
方法によって得られたものであってもよい。
前述のように芳香族ポリイミドフィルムの表面に弗素樹
脂フィルムを付設して接着層とする技術は既に知られて
いる0本発明において使用する弗素樹脂フィルムは、任
意の弗素樹脂から成形されたフィルムでよい。
本発明の弗素樹脂フィルムの製造に用い得る弗素樹脂の
例としては、四弗化エチレンと六弗化プロピレンとの共
重合体(FEP)、弗化アルコキシエチレン41脂(P
FA)、弗化エチレン・プロピレン・エーテル樹脂(E
PE)、および四弗化エチレン樹脂(T F E)を挙
げることができる。
弗素樹脂フィルムの表面の放電処理方法は既に知られて
おり、たとえば、弗素樹脂フィルムの表面にてコロナ放
電あるいはプラズマ放電を発生させる方法などが一般的
に利用される。放電処理の条件は、処理後の弗素樹脂フ
ィルムに要求される表面状態およびフィルムの物性、強
度などを考慮して決定される。いずれにしても、これら
の放電処理操作および条件は公知技術に従って適宜決定
される。
芳香族ポリイミドフィルムの表面の放電処理については
知られていないが、本発IJI者の研究によれば、従来
より知られている耐熱性合成樹脂フィルムの放電処理と
同様な操作および条件にて、芳香族ポリイミドフィルム
の表面の放電処理が回部であることが判明した。
従って、芳香族ポリイミドフィルムの表面の放  ゛主
処理も、その表面でコロナ放電あるいはプラズマ放電を
発生させる方法などを利用することができる。放電処理
の条件は、処理後の芳香族ポリイミドフィルムに要求さ
れる表面状態およびフィルムの物性1強度などを考慮し
て決定することができる。すなわち、放電量が多くなる
と処理表面の接着性あるいは活性は向上するが、フィル
ムの強度が低下し、他の物性が低下することもある。一
方、放電量が少ないと、処理表面の接着性あるいは活性
が充分に向上しない、従って、これらの蛍光を考慮して
、処理操作および条件を適宜決定する。たとえば、コロ
ナ放電を利用する場合の付与電流量としては、20〜3
00W/ln’・分の範囲から選ぶことが好ましい。
ポリイミドフィルムへの弗素樹脂フィルムの積層は、例
えば下記の操作により行なうことができる。
ポリイミドフィルムと弗素樹脂フィルムとを重ね合わせ
、金属ローラとゴムローラとからなるプレスローラを使
用して、圧力的0.5〜5.0kg/Crrr′、温度
約50〜250℃(好ましくは約80〜200℃)の温
度にて加圧接合する。接合された積層体を次に約250
〜450℃(好ましくは約300−400℃)の温度(
最高温度)にて、加圧を行なうことなく約0.5〜5分
間加熱する熱処理が施される。
本発明において、弗素樹脂フィルムは芳香族ポリイミド
フィルムの片面のみに設けられていてもよいが、たとえ
ば、電線の絶縁被覆材として用いる場合など、ポリイミ
ドフィルム間の接着が必要な用途に用いる場合には、弗
素樹脂フィルムを芳香族ポリイミドフィルムの両面に一
枚づつ積層付設してもよい。
本発明の弗素樹脂層を有する芳香族ポリイミドフィルム
の構成例を添付図面に示す。
第1図は、一方の表面11aに放電処理が施された芳香
族ポリイミドフィルム11の該放電処理面11aに、一
方の表面12aに放電処理が施された弗素樹脂フィルム
12が、その放電処理面12aが上記ポリイミドフィル
ムの放電処理面11aに対面するようにしてMi層され
てなる構成である。
第2図は、一方の表面21aに放電処理が施された芳香
族ポリイミドフィルム21の該放電処理面21aに、両
面22a、22bに放電処理が施された弗素樹脂フィル
ム22が、その放電処理面22aが、上記ポリイミドフ
ィルムの放電処理面21aに対面するようにして8i層
されてなる構成を示す。
第3図は、両面31a、31bに放電処理が施された芳
香族ポリイミドフィルム31の放電処理面31aに、両
面32a、32bに放電処理が施された弗素樹脂フィル
ム32が、その放電処理面32aが、上記ポリイミドフ
ィルムの放電処理面31aに対面するようにして積層さ
れてなる構成を示す。
第4図は、両面41a、41bに放電処理が施された芳
香族ポリイミドフィルム41の放電処理面(両面)に、
それぞれ一方の表面42a、43aに放電処理が施され
た二枚の弗素樹脂フィルム42.43が、その放電処理
面42a、43aが、上記ポリイミドフィルムの放電処
理面41a、41bに対面するようにして積層されてな
る構成を示す。
第5図は、両面51a、51bに放電処理が施された芳
香族ポリイミドフィルム51の放電処理面(両面)に、
それぞれの両面52a、52b、53a、53bに放電
処理が施された二枚の弗素樹脂フィルム52.53が、
その放電処理面52a、53aが、上記ポリイミドフィ
ルムの放電処理面51a、51bに対面するようにして
積層されてなる構成を示す。
[発明の効果] 本発明の弗素樹脂層を有する芳香族ポリイミドフィルム
は、その弗素樹脂層とポリイミドフィルムとの間の接着
性が優れているため、強いせん断力の付与などのような
過酷な条件下に置かれた場合でも、弗素樹脂層とポリイ
ミドフィルムとの間の剥離あるいは「ずれ」などの好ま
しくない現象が発生しにくくなる。
さらに、本発明の弗素樹脂層を有する芳香族ポリイミド
フィルムのIJI力は高い耐水性を示すため、接合状態
で大気中に長期間放置した場合でも接合強度の低下が少
ないとの利点もあり、従って本発明の弗素樹脂層を有す
る芳香族ポリイミドフィルムは実用上において非常に有
利に使用することができる。
また、弗素樹脂フィルムを芳香族ポリイミドフィルムに
積層する際に通常は加熱を行なうが、その加熱条件もポ
リイミドフィルムの表面を放電処理せずして積層してい
た従来の積層方法における加熱条件に比較して温和な条
件、たとえば比較的低温条件、で行なうことができ、こ
のため、加熱条件下の積層操作時に発生しやすい弗素樹
脂フィルムと芳香族ポリイミドフィルムとの熱劣化を効
果的に低減することができる。
[実施例] [実施例1] 弗素樹脂フィルムとして、両面をコロナ放電処理した四
弗化エチレンと六弗化プロピレンとの共重合体(FEP
)の長尺状フィルム(@500mm、厚み12−5gm
)を用意した。
芳香族ポリイミドフィルムとして、3.3’。
4.4°−ビフェニルテトラカルボン酸の酸二無水物と
4,4−ジアミノジフェニルニーテルトから重合とイミ
ド化を行なって得たポリイミド溶液(P−クロルフェノ
ール溶液)から製造した長尺状ポリイミドフィルム(輻
500 m m、厚み12.51Lm)を用意し、その
両面を第1表記載の条件にて放電処理した。
芳香族ポリイミドフィルムの片面に弗素樹脂フィルムを
重ね、1.9kg/crn”の圧力下にて、130℃に
加熱した金属ローラとゴムローラとの間を連続的に通過
させて加圧したのち、これを375℃に1分間加熱し、
これによりポリイミドフィルムへの弗素樹脂フィルムの
積層を行なって積層フィルムを得た。
[比較例1] ポリイミドフィルム表面に放電処理を行なわなかった以
外は実施例1と同様にしてポリイミドフィルム面に弗素
樹脂フィルムが積層された積層フィルムを得た。
[積層フィルムの接着強度の評価1 得られた積層フィルムについて、ポリイミドフィルムと
弗素樹脂フィルムとの間の接着強度(ラミネート強度)
を測定した。この接着強度の測定は、試験片(10mm
X150mm)を調製し、引張試験機にてチャック間隔
50mm、引張速度100mm/分の条件でT−剥離強
度を測定することにより行なった。
また、二枚の積層フィルムを用意し、一方のbt層フィ
ルムのポリイミドフィルム表面と他方の積層フィルムの
弗素樹脂フィルムとを重ね合わせて、これを上下加熱板
付きヒートシーラーを用い、1.4kg/crr?の圧
力をかけながら、350℃に20秒間加熱して、重ね合
せ部を接合した。この接合部の接着強度(接合強度)を
、上記と同じ条件によるT−剥離強度を測定して求めた
。得られた結果を第1表に示す。
なお、測定は同一の試料から調製した五点の試験片につ
いて実施した。第1表に示した測定値は五点の試験片の
測定値の平均値である。
第1表 放電処理   ラミネート  接合強度(w / m″
/分) 強度(g/cm)   (g/am)実施例1
 150   200以上   280比較例1  無
     40     180[実施例2、比較例2
] 1記実施例で用いたものと同じ弗素樹脂フィルム(両面
を放電処理したもの)と芳香族ポリイミドフィルム(第
2表記載の条件にて両面を放電処理したもの)を用意し
た。
芳香族ポリイミドフィルムの一方の面に弗素樹脂フィル
ムを重ね、1.9kg/cm″の圧力下にて、130℃
に加熱した金属ローラとゴムローラとの間を連続的に通
過させて加圧したのち、これ ゛を375℃に1分間加
熱し、これにより芳香族ポリイミドフィルムへの弗素樹
脂フィルムの積層を行なった。次に、上記芳香族ポリイ
ミドフィルムの他の面にも弗素樹脂フィルムを重ね、同
様にしてローラ間を通したのち、加熱して、これにより
芳香族ポリイミドフィルムの両面に弗素樹脂フィルムが
積層された積層フィルムを得た。
得られた積層フィルムについて、ラミネート強度(ポリ
イミドフィルムと最初に積層された弗素樹脂フィルムと
の間の接着強度)と接合強度(一方の試験片の弗素樹脂
フィルム表面と他方の試験片の弗素樹脂フィルム表面と
の間の接着強度)を上記実施例記載の方法により測定し
た。得られた結果を第2表に示す。
以下余白 第2表 放電処理   ラミネート  接合強度(w / m″
/分) 強度(g/a鳳)   (g/cm)実施例2
 150   200以上   650比較例2  無
    110     440[積層フィルムの耐水
性評価] 上記の゛接合強度評価のための試験において用いた試験
片と同じ試験片(積層フィルムの接合により得た試験片
)をそれぞれ沸昆水中に4時間置いたのち、同様の接合
強度評価のための試験を行なった。その結果を第3表に
示す。
測定は同一の試料から調製した五点の試験片について実
施した。第3表に示した測定値は五点の試験片の測定値
の平均値である。
第3表 (沸騰水処理による接合強度の変動) 放電処理  接合強度  沸騰水処理後(W/ゴ/分)
   (g/c層)  の強度保持率実施例2150 
  565    87%比較例2  無    31
0    70%[実施例3、比較例3] 弗素樹脂フィルムとして、両面をコロナ放電処理した弗
化アルコキシエチレン樹脂(PFA)17)の長尺状フ
ィルム(幅500mm、厚み12.5ルm)を用意した
上記実施例で用いたものと同じ芳香族ポリイミドフィル
ム(第4表記載の条件にて両面を放電処理したもの)を
用意した。
芳香族ポリイミドフ・イルムの片面に弗素樹脂フィルム
を玉ね、1.9kg/crm’の圧力下にて金属ローラ
とゴムローラとの間を通過させて/lII圧したのち、
これを355℃に 分冊加熱し、これにより芳香族ポリ
イミドフィルムへの弗素樹脂フィルムの積層を行なった
得られた積層フィルムについて、ラミネート強度(ポリ
イミドフィルムと弗素樹脂フィルムとの間の接着強度)
と接合強度(一方の試験片のポリイミドフィルム表面と
他方の試験片の弗素樹脂)・イルム表面との間の接着強
度)を上記実施例記載の方法により測定した。得られた
結果を第4表に示す。
第4表 放電処理   ラミネート  接合強度(w / m″
/分) 強度(g/c■)   (g/c鳳)実施−例
3  50   200以上   370比較例3  
 無   137      15[実施例4〜7] コロナ放電における放電処理量を第5表に示した値に変
え、積層時の加熱を335℃で行なった以外は実施例1
と同様にして、芳香族ポリイミドフィルムの片面に弗素
樹脂フィルムを重ねた積層体を製造した。
得られた積層フィルムについて、同様にしてラミネート
強度と接合強度とを測定した。得られた結果を第5表に
示す。
第5表 放電処理   ラミネート  接合強度(w/rn’/
分) 強度(g/cm)   (g/cm)実施例4 
 50   200以上   2605 100   
200以上   3576 150   200以上 
  3507 300   200以上   290
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は、それぞれ1本発明の弗素樹脂層を
有する芳香族ポリイミドフィルムの代表的な構成例を示
す模式図である。 11.21.31.41.51: 芳香族ポリイミドフィルム 11a、21a、31a、31b、41a、41b、5
1a、51b: 芳香族ポリイミドフィルムの放電処理面12.22.3
2.42.43.52.53:弗素樹脂フィルム 12a、22a、22b、32a、32b、42a、4
3a、52a、52b、53a、53b: 弗素樹脂フィルムの放電処理面 特許出願人  宇部興産株式会社 同上    中興化成工業株式会社 代 理 人  弁理士 柳川泰男 区        区        区−〇1   
           の塚        塚   
     浮足         区 @$             h 城         塚 手続補正書 昭和61年 3月 4日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、表面に放電処理が施された芳香族ポリイミドフィル
    ムの該放電処理面に、放電処理が施された弗素樹脂フィ
    ルムが、その放電処理面が上記ポリイミドフィルムの放
    電処理面に対面するようにして積層されてなることを特
    徴とする弗素樹脂層を有するポリイミドフィルム。 2、弗素樹脂フィルムの両面に放電処理が施されている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の弗素樹脂
    層を有するポリイミドフィルム。 3、芳香族ポリイミドフィルムの弗素樹脂フィルムが積
    層されていない側の表面も放電処理が施されていること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の弗素樹脂層を
    有するポリイミドフィルム。 4、芳香族ポリイミドフィルムのポリイミドがビフェニ
    ルテトラカルボン酸二無水物から誘導されたカルボン酸
    骨格を主酸骨格とするものであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかの項記載の弗素
    樹脂層を有するポリイミドフィルム。 5、両面に放電処理が施された芳香族ポリイミドフィル
    ムの両面に、少なくとも一方の表面に放電処理が施され
    た弗素樹脂フィルムが、放電処理面を対面させるように
    して積層されてなることを特徴とする弗素樹脂層を両側
    に有するポリイミドフィルム。 6、弗素樹脂フィルムの両面が放電処理が施されている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の弗素樹脂
    層を両側に有するポリイミドフィルム。 7、芳香族ポリイミドフィルムのポリイミドがビフェニ
    ルテトラカルボン酸二無水物から誘導されたカルボン酸
    骨格を主酸骨格とするものであることを特徴とする特許
    請求の範囲第5項もしくは第6項記載の弗素樹脂層を有
    するポリイミドフィルム。
JP551386A 1986-01-13 1986-01-13 弗素樹脂層を有するポリイミドフイルム Granted JPS62162542A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP551386A JPS62162542A (ja) 1986-01-13 1986-01-13 弗素樹脂層を有するポリイミドフイルム
US07/002,874 US4801506A (en) 1986-01-13 1987-01-13 Polyimide film having fluorocarbon resin layer
US07/217,460 US5006411A (en) 1986-01-13 1988-07-11 Polyimide film having fluorocarbon resin layer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP551386A JPS62162542A (ja) 1986-01-13 1986-01-13 弗素樹脂層を有するポリイミドフイルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62162542A true JPS62162542A (ja) 1987-07-18
JPH0559828B2 JPH0559828B2 (ja) 1993-09-01

Family

ID=11613268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP551386A Granted JPS62162542A (ja) 1986-01-13 1986-01-13 弗素樹脂層を有するポリイミドフイルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62162542A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04232741A (ja) * 1990-06-28 1992-08-21 E I Du Pont De Nemours & Co ポリイミドとフルオロカーボンポリマーとのラミネートの製造方法
US5500257A (en) * 1992-01-06 1996-03-19 Pilot Industries, Inc. Method of preparing a fluoropolymer composite
US5916404A (en) * 1992-01-06 1999-06-29 Pilot Industries, Inc. Fluoropolymer composite tube and method of preparation
US5958532A (en) * 1992-01-06 1999-09-28 Pilot Industries, Inc. Fluoropolymer composite tube and method of preparation
US6517657B1 (en) 1992-01-06 2003-02-11 Pilot Industries, Inc. Fluoropolymer composite tube and method of preparation
JP2014032980A (ja) * 2012-08-01 2014-02-20 Du Pont-Toray Co Ltd 高周波回路基板用カバーレイの取り付け方法及びそのカバーレイ
WO2014192733A1 (ja) * 2013-05-31 2014-12-04 株式会社カネカ 絶縁被覆材料及びその利用
WO2015002251A1 (ja) * 2013-07-04 2015-01-08 旭硝子株式会社 被覆用絶縁テープ、および構造体の製造方法
WO2018181403A1 (ja) * 2017-03-30 2018-10-04 日東電工株式会社 耐熱離型シートとその製造方法
US10665362B2 (en) 2014-11-27 2020-05-26 Kaneka Corporation Insulating coating material having excellent wear resistance
US10703860B2 (en) 2014-11-27 2020-07-07 Kaneka Corporation Insulating coating material having excellent wear resistance

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4917745B2 (ja) * 2004-08-17 2012-04-18 ユニチカ株式会社 高周波基板及びその製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4912900A (ja) * 1972-05-15 1974-02-04
JPS5953542A (ja) * 1982-09-22 1984-03-28 Nitto Electric Ind Co Ltd 複合体の製造法
JPS5953541A (ja) * 1982-09-20 1984-03-28 Shin Etsu Chem Co Ltd 有機高分子成形品の表面改質方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4912900A (ja) * 1972-05-15 1974-02-04
JPS5953541A (ja) * 1982-09-20 1984-03-28 Shin Etsu Chem Co Ltd 有機高分子成形品の表面改質方法
JPS5953542A (ja) * 1982-09-22 1984-03-28 Nitto Electric Ind Co Ltd 複合体の製造法

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04232741A (ja) * 1990-06-28 1992-08-21 E I Du Pont De Nemours & Co ポリイミドとフルオロカーボンポリマーとのラミネートの製造方法
US5500257A (en) * 1992-01-06 1996-03-19 Pilot Industries, Inc. Method of preparing a fluoropolymer composite
US5554425A (en) * 1992-01-06 1996-09-10 Pilot Industries, Inc. Fluoropolymer composite tube and method of preparation
US5916404A (en) * 1992-01-06 1999-06-29 Pilot Industries, Inc. Fluoropolymer composite tube and method of preparation
US5958532A (en) * 1992-01-06 1999-09-28 Pilot Industries, Inc. Fluoropolymer composite tube and method of preparation
US6517657B1 (en) 1992-01-06 2003-02-11 Pilot Industries, Inc. Fluoropolymer composite tube and method of preparation
JP2014032980A (ja) * 2012-08-01 2014-02-20 Du Pont-Toray Co Ltd 高周波回路基板用カバーレイの取り付け方法及びそのカバーレイ
CN108047978A (zh) * 2013-05-31 2018-05-18 株式会社钟化 绝缘包覆材料及其制造方法、绝缘缆线及其制造方法
WO2014192733A1 (ja) * 2013-05-31 2014-12-04 株式会社カネカ 絶縁被覆材料及びその利用
US10487239B2 (en) 2013-05-31 2019-11-26 Kaneka Corporation Insulating coating material and use of same
JPWO2014192733A1 (ja) * 2013-05-31 2017-02-23 株式会社カネカ 絶縁被覆材料及びその利用
JPWO2015002251A1 (ja) * 2013-07-04 2017-02-23 旭硝子株式会社 被覆用絶縁テープ、および構造体の製造方法
US10304583B2 (en) 2013-07-04 2019-05-28 AGC Inc. Insulating tape for covering, and method for producing structure
WO2015002251A1 (ja) * 2013-07-04 2015-01-08 旭硝子株式会社 被覆用絶縁テープ、および構造体の製造方法
US10665362B2 (en) 2014-11-27 2020-05-26 Kaneka Corporation Insulating coating material having excellent wear resistance
US10703860B2 (en) 2014-11-27 2020-07-07 Kaneka Corporation Insulating coating material having excellent wear resistance
WO2018181403A1 (ja) * 2017-03-30 2018-10-04 日東電工株式会社 耐熱離型シートとその製造方法
JP2018171917A (ja) * 2017-03-30 2018-11-08 日東電工株式会社 耐熱離型シートとその製造方法
JP2018184008A (ja) * 2017-03-30 2018-11-22 日東電工株式会社 耐熱離型シートとその製造方法
US11123967B2 (en) 2017-03-30 2021-09-21 Nitto Denko Corporation Heat resistant release sheet and method for manufacturing same
CN113635641A (zh) * 2017-03-30 2021-11-12 日东电工株式会社 耐热脱模片和其制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0559828B2 (ja) 1993-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4801506A (en) Polyimide film having fluorocarbon resin layer
EP2225763B1 (en) Polyimides and fluoropolymer bonding layer with improved adhesive strength
JP4865995B2 (ja) ポリイミド・コア層および高温フッ素重合体結合層を含む誘電性基材およびそれに関連する方法
TWI408200B (zh) 新穎之聚醯亞胺膜、使用其所得之黏著膜、及可撓性金屬貼合積層板
JP6410716B2 (ja) 絶縁被覆材料及びその利用
JPWO2008004496A1 (ja) 熱可塑性ポリイミド、これを用いた積層ポリイミドフィルムならびに金属箔積層ポリイミドフィルム
JPS62162542A (ja) 弗素樹脂層を有するポリイミドフイルム
WO2012133594A1 (ja) ポリイミドフィルムおよびそれを用いた金属積層板
JP2016087799A (ja) 高周波回路基板用の長尺状積層体及びその製造方法
JP6907379B2 (ja) 耐摩耗性の優れる絶縁被覆材料
JPS62140822A (ja) ポリイミド積層シ−トおよびその製造法
JPS62162543A (ja) 弗素樹脂層を有するポリイミドフイルム
US3684646A (en) Laminar structures of polyimides
JP2005014353A (ja) フレキシブル金属箔ポリイミド積層板の製造方法
EP0467096A1 (en) Process for preparing laminate of a polyimide and a fluorocarbon polymer
JPH0588851B2 (ja)
JP5105199B2 (ja) ポリイミドシート
JPH0220653B2 (ja)
JPS62223236A (ja) ポリイミド積層物の製造方法
JPH08180962A (ja) 面状発熱体
JPH06314877A (ja) 長尺状両面フレキシブル金属積層板の製造方法
JP2008246695A (ja) 金属張積層体の製造方法
JP2022155041A (ja) フレキシブル金属張積層板及びフレキシブル回路基板
JPH0691778A (ja) 長尺状両面フレキシブル金属積層板の製造方法
JP4379609B2 (ja) フレキシブル金属箔ポリイミド積層板の製造方法