JPS6215650Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6215650Y2 JPS6215650Y2 JP1982033634U JP3363482U JPS6215650Y2 JP S6215650 Y2 JPS6215650 Y2 JP S6215650Y2 JP 1982033634 U JP1982033634 U JP 1982033634U JP 3363482 U JP3363482 U JP 3363482U JP S6215650 Y2 JPS6215650 Y2 JP S6215650Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heater
- metal shell
- metal
- shaft hole
- end surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Resistance Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
窒化珪素の焼結体は他のセラミツクスに比して
熱衝撃強度と共に熱間の機械的強度が格段と優れ
ている処から、これに金属細線からなる発熱線輪
を埋込んで形成したヒーターが、待ち時間なく殆
んど瞬時に800〜900℃に昇温してデイーゼルエン
ジンを始動させる急速予熱型グロープラグのヒー
ターとして注目されているが、まだ、窒化珪素自
体の熱衝撃性に問題があり、特に寒冷時の始動
時、急速加熱されたヒーター部(窒化珪素焼結
体)に燃料がかかり、急冷される時の熱衝撃で焼
結体の外周部に亀裂を生じこれが脱落してエンジ
ンに損傷を与える惧れがあつた。
熱衝撃強度と共に熱間の機械的強度が格段と優れ
ている処から、これに金属細線からなる発熱線輪
を埋込んで形成したヒーターが、待ち時間なく殆
んど瞬時に800〜900℃に昇温してデイーゼルエン
ジンを始動させる急速予熱型グロープラグのヒー
ターとして注目されているが、まだ、窒化珪素自
体の熱衝撃性に問題があり、特に寒冷時の始動
時、急速加熱されたヒーター部(窒化珪素焼結
体)に燃料がかかり、急冷される時の熱衝撃で焼
結体の外周部に亀裂を生じこれが脱落してエンジ
ンに損傷を与える惧れがあつた。
本考案は上記の欠点を解消するためなされたも
ので、以下図面の実施例について説明する。
ので、以下図面の実施例について説明する。
図中、1はW,Mo等耐熱性金属の細線からな
り、巻回された発熱線輪11aと、該発熱線輪の
下端から線輪内を上方に伸びる正極側リード線1
1bと、上記発熱線輪11aの上端から伸びる負
極側リード線11cを具えた発熱線11と、該発
熱線を埋設した窒化珪素の焼結体12とからなる
ヒーターを示し、該ヒーター1には上端面に発熱
線11の正極側リード線11bの上端を露出させ
た正極側端子11b′と、負極側リード線11cの
上端を折曲げて上記正極側端子11b′との間に絶
縁間隔を設けて外周面に露出させた負極側端子1
1c′を設けるが、これら正、負の端子11b′およ
び11c′は、焼結時における酸化を防ぐため、こ
れら両端子11b′,11c′となる部分も浅く隠れ
るように発熱線11全体を窒化珪素の紛末中に埋
め、成型した後非酸化性雰囲気中において焼成す
るか、ホツトプレスによつて一体に焼結した後、
該焼結体の上端面および外周面を研磨することに
よつて得られる。2は上記発熱線輪11aが埋設
されたヒーター1の発熱部1a付近を被覆し、そ
の内周面に形成される環状空隙に高熱伝導性耐熱
材料、例えばマグネシアの微紛末または耐熱セメ
ント等3を密填し封着する金属の保護混管、4は
該保護管2の上方においてヒーター1と嵌合し、
上記の露出した負極側端子11c′と導電性接合材
C1によつて接続、固定する金属套管で、該導電
性接合材は予め負極側端子11c′の周囲にW,
Mo等の耐熱性金属の微紛末をペースト化して塗
布、非酸化性雰囲気中において焼付ける厚膜のメ
タライズまたは物理蒸着によつて形成した金属化
面11dと濡れ易いロー材、あるいは該金属化面
11dを省略して直接両者間を接合する導電性ガ
ラス、もしくは他の導電性接着剤から選ばれる
が、これによつて接合された金属套管4がついで
主体金具5にロー着されるためロー材が最も好ま
しい。次に5は上記主体金具を示し、軸孔51の
下方に上記金属套管4および金属の保護管2を、
該保護管内のヒーター1の発熱部1a付近を突出
させるようにロー着Bし、上端において同じく軸
孔51内を上方から挿通して上記ヒーター1の上
端面に露出する正極側端子11b′にロー着等負極
端子11c′の場合と同様、導電性接合材C2によつ
て接続する中心電極6を、絶縁環7を介して締付
ナツト8によつて締着する主体金具である。
り、巻回された発熱線輪11aと、該発熱線輪の
下端から線輪内を上方に伸びる正極側リード線1
1bと、上記発熱線輪11aの上端から伸びる負
極側リード線11cを具えた発熱線11と、該発
熱線を埋設した窒化珪素の焼結体12とからなる
ヒーターを示し、該ヒーター1には上端面に発熱
線11の正極側リード線11bの上端を露出させ
た正極側端子11b′と、負極側リード線11cの
上端を折曲げて上記正極側端子11b′との間に絶
縁間隔を設けて外周面に露出させた負極側端子1
1c′を設けるが、これら正、負の端子11b′およ
び11c′は、焼結時における酸化を防ぐため、こ
れら両端子11b′,11c′となる部分も浅く隠れ
るように発熱線11全体を窒化珪素の紛末中に埋
め、成型した後非酸化性雰囲気中において焼成す
るか、ホツトプレスによつて一体に焼結した後、
該焼結体の上端面および外周面を研磨することに
よつて得られる。2は上記発熱線輪11aが埋設
されたヒーター1の発熱部1a付近を被覆し、そ
の内周面に形成される環状空隙に高熱伝導性耐熱
材料、例えばマグネシアの微紛末または耐熱セメ
ント等3を密填し封着する金属の保護混管、4は
該保護管2の上方においてヒーター1と嵌合し、
上記の露出した負極側端子11c′と導電性接合材
C1によつて接続、固定する金属套管で、該導電
性接合材は予め負極側端子11c′の周囲にW,
Mo等の耐熱性金属の微紛末をペースト化して塗
布、非酸化性雰囲気中において焼付ける厚膜のメ
タライズまたは物理蒸着によつて形成した金属化
面11dと濡れ易いロー材、あるいは該金属化面
11dを省略して直接両者間を接合する導電性ガ
ラス、もしくは他の導電性接着剤から選ばれる
が、これによつて接合された金属套管4がついで
主体金具5にロー着されるためロー材が最も好ま
しい。次に5は上記主体金具を示し、軸孔51の
下方に上記金属套管4および金属の保護管2を、
該保護管内のヒーター1の発熱部1a付近を突出
させるようにロー着Bし、上端において同じく軸
孔51内を上方から挿通して上記ヒーター1の上
端面に露出する正極側端子11b′にロー着等負極
端子11c′の場合と同様、導電性接合材C2によつ
て接続する中心電極6を、絶縁環7を介して締付
ナツト8によつて締着する主体金具である。
本考案のグロープラグは、以上の通り構成した
から、発熱線を窒化珪素の焼結体に埋設してなる
ヒーターの弱点とされる発熱部付近の耐熱衝撃性
を金属の保護管および両者間の狭い環状空隙に密
填された高熱伝導性耐熱材料によつて被覆し、且
つ、窒化珪素に埋め込まれた発熱線輪の外周と窒
化珪素の外面との隙間を狭くして埋め込むため、
表面に対する熱伝達を殆んど低下させることなく
保護するので予熱速度を高められ、ヒーターの亀
裂を生じることがない。仮に上記ヒーターの発熱
部となる発熱線輪の外周部に亀裂を生じたとして
も亀裂のみに止めて絶縁を保持し、剥落を完全に
防止するだけでなくヒーターの負極側端子は保護
チユーブの上方に配された金属套管を経て主体金
具に接続される関係から、ロー付作業は保護チユ
ーブ内の充填材料の加熱に伴う発泡の影響が少な
く良好なロー付接合が得られる効果がある。
から、発熱線を窒化珪素の焼結体に埋設してなる
ヒーターの弱点とされる発熱部付近の耐熱衝撃性
を金属の保護管および両者間の狭い環状空隙に密
填された高熱伝導性耐熱材料によつて被覆し、且
つ、窒化珪素に埋め込まれた発熱線輪の外周と窒
化珪素の外面との隙間を狭くして埋め込むため、
表面に対する熱伝達を殆んど低下させることなく
保護するので予熱速度を高められ、ヒーターの亀
裂を生じることがない。仮に上記ヒーターの発熱
部となる発熱線輪の外周部に亀裂を生じたとして
も亀裂のみに止めて絶縁を保持し、剥落を完全に
防止するだけでなくヒーターの負極側端子は保護
チユーブの上方に配された金属套管を経て主体金
具に接続される関係から、ロー付作業は保護チユ
ーブ内の充填材料の加熱に伴う発泡の影響が少な
く良好なロー付接合が得られる効果がある。
図面は本考案のグロープラグを示し、第1図は
縦断面図、第2図は要部を拡大して示した縦断面
図である。 1……ヒーター、1a……発熱部、11……発
熱線、11b′……正極側端子、11c′……負極側
端子、12……窒化珪素の焼結体、2……金属の
保護管、3……高熱伝導性耐熱材料、4……金属
套管、5……主体金具、51……軸孔、6……中
心電極。
縦断面図、第2図は要部を拡大して示した縦断面
図である。 1……ヒーター、1a……発熱部、11……発
熱線、11b′……正極側端子、11c′……負極側
端子、12……窒化珪素の焼結体、2……金属の
保護管、3……高熱伝導性耐熱材料、4……金属
套管、5……主体金具、51……軸孔、6……中
心電極。
Claims (1)
- 発熱線の両端末を正負一対の端子として、上端
面およびこれから絶縁間隔を設けて側面から露出
させて埋設した窒化珪素の焼結体をヒーターと
し、該ヒーターの発熱部を主体金具の軸孔から下
方に突出させて固定すると共に、該主体金具に上
記ヒーター側面の負極側端子を接続し同じくヒー
ター上端面の正極側端子を上記主体金具の軸孔を
挿通し絶縁、保持された中心電極に接続したもの
において、上記ヒーターの発熱部付近を被覆し、
その内周に形成される環状空隙に高熱伝導性耐熱
材料を密填した金属の保護管と、該保護管の上方
に位置する負極側端子と導電性封塞材によつて接
続した金属套管とを上記主体金具の軸孔下方にロ
ー着、固定したことを特徴とするグロープラグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3363482U JPS58137276U (ja) | 1982-03-10 | 1982-03-10 | グロ−プラグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3363482U JPS58137276U (ja) | 1982-03-10 | 1982-03-10 | グロ−プラグ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58137276U JPS58137276U (ja) | 1983-09-14 |
JPS6215650Y2 true JPS6215650Y2 (ja) | 1987-04-21 |
Family
ID=30045178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3363482U Granted JPS58137276U (ja) | 1982-03-10 | 1982-03-10 | グロ−プラグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58137276U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54109536A (en) * | 1978-02-15 | 1979-08-28 | Ngk Spark Plug Co Ltd | Ceramic filter for glow plug |
-
1982
- 1982-03-10 JP JP3363482U patent/JPS58137276U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54109536A (en) * | 1978-02-15 | 1979-08-28 | Ngk Spark Plug Co Ltd | Ceramic filter for glow plug |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58137276U (ja) | 1983-09-14 |
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