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JPS6210146A - 耐光劣化性高分子水分散液 - Google Patents

耐光劣化性高分子水分散液

Info

Publication number
JPS6210146A
JPS6210146A JP14774385A JP14774385A JPS6210146A JP S6210146 A JPS6210146 A JP S6210146A JP 14774385 A JP14774385 A JP 14774385A JP 14774385 A JP14774385 A JP 14774385A JP S6210146 A JPS6210146 A JP S6210146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
deterioration
resistance
ultraviolet absorber
butadiene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14774385A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimasa Tanaka
義正 田中
Shuhei Ueda
修平 上田
Shunsuke Watanabe
俊介 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP14774385A priority Critical patent/JPS6210146A/ja
Publication of JPS6210146A publication Critical patent/JPS6210146A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、極めて優れた耐光劣化性を有するブタジェン
共重合系高分子水分散液に関する。さらに詳しくは空気
中において光変色性が極めて少なく、光劣化性がほとん
どない、紫外線吸収剤の存在下で乳化重合されたことを
特徴とする親規なブタジェン共重合系高分子水分散液に
関する。
〔従来技術〕
従来よりブタジェンとエチレン性不飽和単量体、例えば
スチレン、アクリロニトリb等との高分子水分散液は、
その良好な性質(高い引張り強度、高い弾性、すぐれた
接着力1作業性)が評価されてbる。
しかしながらブタジェン系高分子化合物は、その分子内
に不飽和二重結合を有する為に熱、光、酸素等の影響で
変色劣化し易いという欠点を有してかり、特に耐光性を
必要とする各種応用用途への利用の妨げとなっている。
そこでブタジェン系高分子化合物の光に対する安定性を
向上させる手段として、重合した後に多くの紫外線吸収
剤の添加が試みられており1例えばベンゾ) IJアゾ
ール系。
ベンゾフェノン系などの紫外線吸収剤を添加することで
ある程度の光に対する安定性を向上させることができる
が充分ではなく、さらに充分な耐光性を得るには、大量
に配合しなければならず、大量配合による他の物性低下
、コスト的なデメリットが問題となっている。
又、タイヤ等のドライバー用としては、多量のカーボン
ブラックを配合して耐光性を向上させているが、この結
果黒色のみという制約がある。このため耐光性を必要と
する繊維製品のコーティング剤や塗装分野のトップコー
トには殆んど用いられていないのが現状である。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、従来紫外線吸収剤の使用音が少量の場合耐光
性カ充分ですく、またカーボンブラック等の添加では外
観上制約があり、用途が限定されるという問題点を解決
しようとするものである。
〔問題を解決するための手段] 本発明者は、ブタジェンと他のエチレン性不飽和単量体
とから得られる高分子水分散液の乾燥皮膜の光に対する
変色、劣化の改良全鋭意研究した結果紫外線吸収剤の存
在下      ・でブタジェンと他の単量体とを乳化
重合して得られるブタジェン共重合系高分子水分散液の
皮膜が他物性等を低下させることなく極めて優れた耐光
劣化性を有することを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
即ち、本発明は紫外線吸収剤の存在下でブタジェンと他
の単量体とを乳化重合して得られたことを特徴とする耐
光劣化性ブタジェン共重合系高分子水分散液を提供する
ものである。
本発明の紫外線吸収剤とは、ベンゾフェノン系紫外線吸
収剤例えば2−ヒドロ中シー4− n−オクトオキシベ
ンゾフェノン;ベンゾ) IJアゾール系系外外線吸収
剤例えば2’(5メチル−2−ヒドロキシフェニル)ベ
ンゾトリアゾール;ヒンダードアミン系紫外線吸収剤、
例えばビス(1゜2.2.6.6−ベンタメテルー4−
ピペリジル)、セパケート;セミカルバジド系紫外線吸
収剤例えば下記一般式で示すれるアルキレンビス(N、
Nジアルキルセミカルバジド)で、特にn=6.R=C
H3の1 、6一ヘキ丈メチレンビス(N、N−ジメチ
ルセミカルバジド)が好ましい。
又は、 〔R8、R2、R,、R4はC?−□のアルキル基〕で
表わされる例えば1 、1 、1’、 1′−テトラメ
チル−4,4’(メチレン−ジ−p−フェニレン)ジセ
ミカルバジドが挙げられる。
本発明のブタジェンは、必須成分であり、好ましくは全
単量体中10〜90重景%、重責好ましくは20〜80
重量%含まれる。ブタジェン含有量が10重量%未溝の
場合、ブタジェンに起因する耐光劣化性の低下は軽微で
あり、後で紫外線吸収剤を添加する場合との区別が困難
である。
10〜90重量%の場合には、後で紫外線吸収剤を添加
する場合とその耐光劣化性の点で異なる。一方ブタジエ
ン含有量90重量%を越えた場合、紫外線吸収剤の影響
で重合速度が低下して重合反応が進行しにくいので実用
性に乏しい。
本発明にかける他の単量体とは、エチレン性不飽和単量
体であり1例えばアクリル酸メチル、メタクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル
酸プロピル、メタクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル
、メタクリル酸ブチル、アクリル酸ペンチル、メタクリ
ル酸ペンチル、アクリル酸ヘキシル、メタクリル酸ヘキ
シル、アクリル酸ヘプチル、メタクリル酸ヘプチル、ア
クリル酸オクチル、メタクリル酸オクチル、アクリル酸
オクタデシル、メタクリル酸オクタデシル等で例示され
るアクリル酸アルキルエステル及びメタクリル酸アルキ
ルエステル、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルト
ルエン、クロルスチレン、2.4−ジブロムスチレン等
で例示されるエチレン性不飽和芳香族単量体、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル等の不飽和ニトリル、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル、ア
クリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸等のエ
チレン性不飽和カルボン酸、塩化ビニリデン、臭化ビニ
リデン等の如きビニリデンハライド、アクリル酸−2−
ヒドロ中ジプロピル、メタクリル酸−2−ヒドロキシエ
チル等の如きエチレン性不飽和カルボン酸のヒドロキシ
アルキルエステル、アクリル酸グリシジル、メタクリル
酸グリシジル等の如きエチレン性不飽和カルボン酸のグ
リシジルエステル及びアクリルアミド、メタクリルアミ
ド、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメ
タクリルアミド、N−プトキシメ・チルアクリルアミド
、ジアセトンアクリルアミド等ブタジェンと共重合可能
なエチレン性不飽和単量体なら使用でき、全単量体中9
〜80重量%含むことが出来る。
本発明において使用されるエチレン性不飽和ジカルボン
酸としては、イタコン酸、7マル酸、無水マレイン酸、
クロトン酸等が挙げられる。これらは全単量体に対して
1〜10重量%の範囲で1種以上用いられるのが好まし
い。
1.01憧%未溝であると重合後の分散液中に多量の凝
固物が生成し、さらに耐光劣化性改良の効果がない。ま
た10重量%を越えて用いると分散液の粘度が上昇して
実用上問題が出てくる。
本発明において使用される紫外線吸収剤は、全単量体1
00重量部に対して0.1〜5.0重量部の範囲で使用
されるのが好ましく、o、i重量部未溝であると優れた
耐光劣化性が得られず、また!5.0重量部を越えて用
いると重合速度が非常に遅くなり、重合後の分散液中に
多量の凝固物が生成する。
本発明における高分子水分散液は、通常の乳化重合法の
条件により調整される。例えば前記紫外線吸収剤の存在
下に単量体混合物を乳化剤を用いて水中に乳化分散させ
、フリーラジカル発生触媒例えばKPS(K*5tOs
)%APS((CNH4)zstOs)、過酸化水素水
等の水性触媒t−ブチルハイドロパーオキサイド、クメ
ンハイドロパーオキサイド等の油性触媒により好ましく
は50℃〜70℃で乳化重合を行なえばよい。また本発
明は乳化重合に通常用いられる添加剤、例えば連鎖移動
剤1重合安定化や緩衛効果を目的としたエチレンクアミ
ン四酢酸、あるいはpH調整のためのアルカリ物質を必
要に応じて使用することは何ら差しつかえない。尚乳化
重合を終了した共重合体水分散液には濃縮や未反応単量
体の除去工程を加えることは何ら差しつかえない。
〔効  果〕
こうして得られた本発明の高分子水分散液は、耐光性。
耐光劣化性に優れ、かつ長時間空気中にさらしても皮膜
の物性劣化が殆んどない乾燥皮膜を得ることができるの
で光の当る所に用いられ例えば恢維、繊維袈品の表面及
び裏面加工、紙等の含浸コーティング加工剤、塗料、壁
材等建築材料の被覆剤、合成皮革等の表面塗布剤又はト
ップ層、発泡加工材料用バインダー、各種塗装材料、接
着剤として使用することができる。
〔実施例〕 次に実施例によって本発明金更に具体的に説明する。尚
、各実施例中の「部」及び「%」は重量基準である。
実施例 1 窒素置換した攪拌機付オートクレーブにイオン交換水1
20部、アルキルベンゼンスルホン酸ソータ(ネオペレ
ックスF−25,花王石けん製)t−有効成分曾として
2部、t@rt−ドデシルメルカプタンr1.5部を仕
込み、表10A1B、Cに示す組成の単量体100部及
び表2のA%B%Cに示す童の紫外線吸収剤を仕込み過
硫酸カリウム0.5部を加えて60℃で攪拌しながら下
記方法により重合率を測定して重合率98%以上となる
迄乳化重合を行なっ九次いで、水蒸気蒸留による未反応
単量体の除去、濃縮及び水酸化カリウムの添加によるp
H調整會行ない、固形分50%%  pH8,5のラテ
ックスを得九いずれも凝集物もなく安定なラテックスA
% B、Ci得た。
(N、台率測定方法) 重合途中にてオートクレーブ付属のサンプリング管より
1時間毎に高分子水分散液を約IIiサンプリングし、
精秤後、110℃×1時間乾燥したものについて精秤し
、不揮発分を計算し九次いで下記計算式にて重合率を計
算した。
TaS、:不揮発分 比較例 1 表1のD%Eに記載する単量体組成、紫外線吸収剤量で
あること以外は実施例1と同様の方法で乳化重合を行い
、ラテックスD、 Et−得た。尚、ラテックスEにお
いては紫外線吸収剤を水/メタノール液に溶解して重合
反応終了後にラテックスの固形分100部に対して有効
成分とじて0.5部添加した。
次いで実施例1と同様の方法で光劣化状態を比較し九そ
の結果、表1に示す如くラテックスD、にはいずれ1暴
光後の皮膜のモジュラス、引張り強度が高くなっており
、伸びが著しく低下している。これは紫外線劣化によっ
て皮膜が硬化してゴム弾性、柔軟性が失われていること
を示している。
次いで、ラテックスA、B、Ci乾燥膜厚がQ、5〜0
.7mfこなるように夫々ガラス板に流延し20℃で4
8時間自然乾燥して得た皮膜及びさらにフェードメータ
ー(CF−208島津製作所)中で200時間曝光させ
て得た皮膜’1JI81号ダンベルで打ち抜いて試片を
作成し、テンシロンにて引張り速度500wn/min
の条件で皮膜の強伸度を測定し光劣化状態を比較した。
測定結果を表1に示す。本発明のラテックスA%B、C
の皮膜は曝光後も強伸度の変化が非常に少なく耐光劣化
性が非常に優れていることがわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、紫外線吸収剤の存在下でブタジエンと他の単量体と
    を乳化重合して得られたことを特徴とする耐光劣化性ブ
    タジエン共重合系高分子水分散液。 2、紫外線吸収剤がカルバジド系紫外線吸収剤であるこ
    とを特徴とした特許請求の範囲第1項記載の高分子水分
    散液。
JP14774385A 1985-07-05 1985-07-05 耐光劣化性高分子水分散液 Pending JPS6210146A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14774385A JPS6210146A (ja) 1985-07-05 1985-07-05 耐光劣化性高分子水分散液

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14774385A JPS6210146A (ja) 1985-07-05 1985-07-05 耐光劣化性高分子水分散液

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6210146A true JPS6210146A (ja) 1987-01-19

Family

ID=15437137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14774385A Pending JPS6210146A (ja) 1985-07-05 1985-07-05 耐光劣化性高分子水分散液

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JP (1) JPS6210146A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018165336A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 Jsr株式会社 テキスタイル用インク、テキスタイル捺染方法及び捺染物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018165336A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 Jsr株式会社 テキスタイル用インク、テキスタイル捺染方法及び捺染物

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