JPS6150778B2 - - Google Patents
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- JPS6150778B2 JPS6150778B2 JP55082140A JP8214080A JPS6150778B2 JP S6150778 B2 JPS6150778 B2 JP S6150778B2 JP 55082140 A JP55082140 A JP 55082140A JP 8214080 A JP8214080 A JP 8214080A JP S6150778 B2 JPS6150778 B2 JP S6150778B2
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- Japan
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- film
- acrylic resin
- decorative board
- plate
- resin
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、印刷絵柄を有するプラスチツク化粧
板に関するものである。従来より、透明性プラス
チツク板状体に意匠性を与えるために、種々の工
夫がなされている。そのひとつは、印刷を施した
透明性合成樹脂フイルムを、その印刷面を内側に
して、押出樹脂板に積層したものである。具体的
なものとしては、2軸延伸ポリスチレンフイルム
とポリスチレン押出板とが印刷絵柄を介して積層
されたものが上市されている。しかしながら、こ
のものは素材がポリスチレンであるので耐候性に
乏しく、屋外での長期の使用には耐え得ないもの
である。従つて、素材として耐候性のあることが
わかつているポリメチルメタアクリレート系樹脂
(以下アクリル樹脂という。)を用いた同種の化粧
板の開発上市が期待されている。
板に関するものである。従来より、透明性プラス
チツク板状体に意匠性を与えるために、種々の工
夫がなされている。そのひとつは、印刷を施した
透明性合成樹脂フイルムを、その印刷面を内側に
して、押出樹脂板に積層したものである。具体的
なものとしては、2軸延伸ポリスチレンフイルム
とポリスチレン押出板とが印刷絵柄を介して積層
されたものが上市されている。しかしながら、こ
のものは素材がポリスチレンであるので耐候性に
乏しく、屋外での長期の使用には耐え得ないもの
である。従つて、素材として耐候性のあることが
わかつているポリメチルメタアクリレート系樹脂
(以下アクリル樹脂という。)を用いた同種の化粧
板の開発上市が期待されている。
現在、本邦における成形用アクリル樹脂のほと
んどのものは、メチルメタアクリレート99%乃至
85%とメチルアクリレート1%乃至15%との共重
合から成るものである。メチルアクリレートを共
重合する目的は、溶融成形時における熱分解を押
さえることと良流動性を付与するためである。ま
た、メチルメタアクリレートへの共重合の相手の
アクリル酸アルキルエステルとしてメチルエステ
ルが用いられるのは、ポリメチルメタアクリレー
ト樹脂が本来有している特長である透明性、表面
光沢を最も失わずに熱分解に対する抵抗性と良流
動性を与えるからである。
んどのものは、メチルメタアクリレート99%乃至
85%とメチルアクリレート1%乃至15%との共重
合から成るものである。メチルアクリレートを共
重合する目的は、溶融成形時における熱分解を押
さえることと良流動性を付与するためである。ま
た、メチルメタアクリレートへの共重合の相手の
アクリル酸アルキルエステルとしてメチルエステ
ルが用いられるのは、ポリメチルメタアクリレー
ト樹脂が本来有している特長である透明性、表面
光沢を最も失わずに熱分解に対する抵抗性と良流
動性を与えるからである。
ところで、アクリル樹脂から成る溶融押出板に
印刷を施したアクリル樹脂フイルムを熱接着する
ことによつて前記のアクリル樹脂の化粧板を製る
ことは、たとえば、実開昭52−21157号(実願昭
50−105117号)、実開昭52−21158号(実願昭50−
105118号)の中で示唆されている。しかしなが
ら、これらの文献に書かれているものは、ただ単
にアクリル樹脂を用いることの可能性が示されて
いるのみで、どのような組成のアクリル樹脂を用
いるのがよいのかについては記載がない。
印刷を施したアクリル樹脂フイルムを熱接着する
ことによつて前記のアクリル樹脂の化粧板を製る
ことは、たとえば、実開昭52−21157号(実願昭
50−105117号)、実開昭52−21158号(実願昭50−
105118号)の中で示唆されている。しかしなが
ら、これらの文献に書かれているものは、ただ単
にアクリル樹脂を用いることの可能性が示されて
いるのみで、どのような組成のアクリル樹脂を用
いるのがよいのかについては記載がない。
ところで、前記の成形用アクリル樹脂から成る
溶融押出板にアクリル樹脂フイルムを熱接着する
にあたり、フイルムとしては押出板と同一の上記
の共重合組成のアクリル樹脂から成形されたフイ
ルムを用いることが当業者が考える最も常識的な
選択である。何故ならば、化学の常識として似た
もの同志は相溶性が良いからである。ところが、
本願発明者の本願発明に至る種々の実験の過程で
上記の成形用の組成から成るアクリル樹脂フイル
ムでは溶融押出板への熱接着性は極めて悪く、特
に板とフイルムとの間に印刷インキが介在する場
合にはほぼ商品性を持つ物を製り得ないことが判
つた。この密着性の評価としては、プラスチツク
ソーあるいはプラスチツクカツター等の適宜の手
段で積層板を切断したとき、切断端部においてフ
イルムが剥離する現象の有無・程度で判断した。
溶融押出板にアクリル樹脂フイルムを熱接着する
にあたり、フイルムとしては押出板と同一の上記
の共重合組成のアクリル樹脂から成形されたフイ
ルムを用いることが当業者が考える最も常識的な
選択である。何故ならば、化学の常識として似た
もの同志は相溶性が良いからである。ところが、
本願発明者の本願発明に至る種々の実験の過程で
上記の成形用の組成から成るアクリル樹脂フイル
ムでは溶融押出板への熱接着性は極めて悪く、特
に板とフイルムとの間に印刷インキが介在する場
合にはほぼ商品性を持つ物を製り得ないことが判
つた。この密着性の評価としては、プラスチツク
ソーあるいはプラスチツクカツター等の適宜の手
段で積層板を切断したとき、切断端部においてフ
イルムが剥離する現象の有無・程度で判断した。
本願発明は、メチルメタアクリレートとアクリ
ル酸メチルエステルとの共重合体樹脂から成る板
状押出成形体と、メチルメタアクリレートとアク
リル酸ノルマルブチルエステルとの共重合体樹脂
から成るフイルムとが、印刷インキ層を介して積
層されて成るアクリル樹脂化粧板であり、良好な
積層されたアクリル樹脂化粧板を得るには、アク
リル樹脂フイルムとしてはアクリル樹脂押出板の
樹脂組成と異なる特殊な樹脂組成のものが用いら
れなければならないという技術的根拠に基づく。
ル酸メチルエステルとの共重合体樹脂から成る板
状押出成形体と、メチルメタアクリレートとアク
リル酸ノルマルブチルエステルとの共重合体樹脂
から成るフイルムとが、印刷インキ層を介して積
層されて成るアクリル樹脂化粧板であり、良好な
積層されたアクリル樹脂化粧板を得るには、アク
リル樹脂フイルムとしてはアクリル樹脂押出板の
樹脂組成と異なる特殊な樹脂組成のものが用いら
れなければならないという技術的根拠に基づく。
以下図面によつて本発明を説明する。第1図は
本発明のアクリル樹脂化粧板の一実施例の拡大断
面図を示すものである。1はメチルメタアクリレ
ートとアクリル酸メチルエステルとの共重合体樹
脂から成る板状押出成形体である。2はメチルメ
タアクリレートとアクリル酸ノルマルブチルエス
テルとの共重合体樹脂から成るフイルムである。
3は印刷インキ層であり、1の板状押出成形体と
2のフイルムは、3の印刷インキ層を介して積層
されている。1のメチルメタアクリレートとアク
リル酸メチルエステルとの共重合体の共重合組成
は前者が85〜95重量パーセント、後者が15〜5重
量パーセントであり樹脂メーカーより成形用メタ
クリル樹脂として市販されているものである。2
のメチルメタアクリレートとアクリル酸ノルマル
ブチルエステルとの共重合体は、前者が65〜95重
量パーセント、後者が35〜5重量パーセントであ
ることが好ましいが更に好ましいのは、前者が70
〜85重量パーセント、後者が30〜15重量パーセン
トである。最も好ましい比率は75対25重量パーセ
ント周辺である。アクリル酸ノルマルブチルエス
テルの比率が高くなりすぎるとポリメチルメタア
クリレート樹脂の特長である透明性が失われるの
で好ましくない。一方、比率が低くなるとフイル
ムとしての成膜性が悪くなるので好ましくない。
フイルムの成膜方法としてはインフレーシヨン法
によつてできるだけ低い延伸条件で成膜されたも
のがよく、フイルムの熱収縮力は5Kg/cm2以下で
あることが好ましい。熱収縮力の高いフイルムは
押出成形体とフイルムとの熱接着時にフイルムが
収縮をおこすので好ましくない。ここで、1の板
状押出成形体の厚みは、0.5m/m〜10m/m好ま
しくは2〜6m/mである。2のフイルムの厚み
は30〜200ミクロンのものが好ましい。3の印刷
インキ層は、できるだけ耐候性の高いインキから
成るものがよい。インキの耐候性は使用される顔
料及び樹脂の耐候性の良否によつて決まるのであ
るが、これの調合は一般的にインキメーカーのノ
ウハウに依らなければならない。特に透明性があ
つて美麗な色でありフイルムへの印刷適性も良い
というインキとしての一般的必須要件を満たした
上で耐候性が良くなければならないのでこれの選
択は十分な基礎的テストを経なければならない。
インキの耐候性に不安がある場合には、前記の板
状押出成形体ならびにフイルムを構成する共重合
体樹脂中に紫外線吸収剤を練り込むことによつて
インキ層を紫外線から保護することができる。印
刷層の形成は、フイルムの表面にグラビア印刷、
オフセツト印刷、フレキソ印刷あるいはシルク印
刷法によつてなされる。
本発明のアクリル樹脂化粧板の一実施例の拡大断
面図を示すものである。1はメチルメタアクリレ
ートとアクリル酸メチルエステルとの共重合体樹
脂から成る板状押出成形体である。2はメチルメ
タアクリレートとアクリル酸ノルマルブチルエス
テルとの共重合体樹脂から成るフイルムである。
3は印刷インキ層であり、1の板状押出成形体と
2のフイルムは、3の印刷インキ層を介して積層
されている。1のメチルメタアクリレートとアク
リル酸メチルエステルとの共重合体の共重合組成
は前者が85〜95重量パーセント、後者が15〜5重
量パーセントであり樹脂メーカーより成形用メタ
クリル樹脂として市販されているものである。2
のメチルメタアクリレートとアクリル酸ノルマル
ブチルエステルとの共重合体は、前者が65〜95重
量パーセント、後者が35〜5重量パーセントであ
ることが好ましいが更に好ましいのは、前者が70
〜85重量パーセント、後者が30〜15重量パーセン
トである。最も好ましい比率は75対25重量パーセ
ント周辺である。アクリル酸ノルマルブチルエス
テルの比率が高くなりすぎるとポリメチルメタア
クリレート樹脂の特長である透明性が失われるの
で好ましくない。一方、比率が低くなるとフイル
ムとしての成膜性が悪くなるので好ましくない。
フイルムの成膜方法としてはインフレーシヨン法
によつてできるだけ低い延伸条件で成膜されたも
のがよく、フイルムの熱収縮力は5Kg/cm2以下で
あることが好ましい。熱収縮力の高いフイルムは
押出成形体とフイルムとの熱接着時にフイルムが
収縮をおこすので好ましくない。ここで、1の板
状押出成形体の厚みは、0.5m/m〜10m/m好ま
しくは2〜6m/mである。2のフイルムの厚み
は30〜200ミクロンのものが好ましい。3の印刷
インキ層は、できるだけ耐候性の高いインキから
成るものがよい。インキの耐候性は使用される顔
料及び樹脂の耐候性の良否によつて決まるのであ
るが、これの調合は一般的にインキメーカーのノ
ウハウに依らなければならない。特に透明性があ
つて美麗な色でありフイルムへの印刷適性も良い
というインキとしての一般的必須要件を満たした
上で耐候性が良くなければならないのでこれの選
択は十分な基礎的テストを経なければならない。
インキの耐候性に不安がある場合には、前記の板
状押出成形体ならびにフイルムを構成する共重合
体樹脂中に紫外線吸収剤を練り込むことによつて
インキ層を紫外線から保護することができる。印
刷層の形成は、フイルムの表面にグラビア印刷、
オフセツト印刷、フレキソ印刷あるいはシルク印
刷法によつてなされる。
本発明のアクリル樹脂化粧板を製造するには、
押出機で板状押出成形体を押し出しながら、印刷
層を有するフイルムを印刷面が内側になるように
貼り合わせて積層体となし、しかるのちに2個の
ロールの間をこの積層体を通すことによつて積層
密着を完全にする。ロールの一方又は両方の表面
に適宜模様のエンボスを設けておけば、エンボス
模様の付加されたアクリル樹脂化粧板が得られ
る。第2図は、2本のエンボスロールの間を前記
積層体を通すことによつて得られるアクリル樹脂
化粧板の一例の拡大断面図を示すものである。
押出機で板状押出成形体を押し出しながら、印刷
層を有するフイルムを印刷面が内側になるように
貼り合わせて積層体となし、しかるのちに2個の
ロールの間をこの積層体を通すことによつて積層
密着を完全にする。ロールの一方又は両方の表面
に適宜模様のエンボスを設けておけば、エンボス
模様の付加されたアクリル樹脂化粧板が得られ
る。第2図は、2本のエンボスロールの間を前記
積層体を通すことによつて得られるアクリル樹脂
化粧板の一例の拡大断面図を示すものである。
実施例 1
厚さ50ミクロン、幅1000m/mのアクリル樹脂
フイルム(A社製)にグラビア印刷法にて透明性
インキ(D社調製)を用いて図柄を印刷した。こ
のアクリル樹脂フイルムの組成は、メチルメタア
クリレート76重量パーセントとアクリル酸ノルマ
ルブチルエステル24重量パーセントとの共重合体
であつた。また、このフイルムには紫外線吸収剤
が練り込んであり、紫外線カツト機能を有してい
る。フイルムの熱収縮応力は3〜4Kg/cm2であつ
た。メチルメタアクリレート95重量パーセントと
アクリル酸メチルエステル5重量パーセントとの
共重合体から成り、紫外線吸収剤を0.1重量パー
セントを含むアクリル樹脂を押出機にて、1000
m/mの巾に押し出し、前記フイルムを印刷面が
押出された前記板状体と向き合うように配置し
た。
フイルム(A社製)にグラビア印刷法にて透明性
インキ(D社調製)を用いて図柄を印刷した。こ
のアクリル樹脂フイルムの組成は、メチルメタア
クリレート76重量パーセントとアクリル酸ノルマ
ルブチルエステル24重量パーセントとの共重合体
であつた。また、このフイルムには紫外線吸収剤
が練り込んであり、紫外線カツト機能を有してい
る。フイルムの熱収縮応力は3〜4Kg/cm2であつ
た。メチルメタアクリレート95重量パーセントと
アクリル酸メチルエステル5重量パーセントとの
共重合体から成り、紫外線吸収剤を0.1重量パー
セントを含むアクリル樹脂を押出機にて、1000
m/mの巾に押し出し、前記フイルムを印刷面が
押出された前記板状体と向き合うように配置し
た。
表面に0.2〜0.5ミリメートルの深さを有する不
定形エンボス模様を有する2本のエンボスロール
の間を前記の板状体とフイルムとを重ね合わせな
がら通した。ついで、これを冷却して所定の大き
さに切断した。得られたアクリル樹脂化粧板は板
状押出成形体とフイルムとが良好に密着した美麗
なものであつた。
定形エンボス模様を有する2本のエンボスロール
の間を前記の板状体とフイルムとを重ね合わせな
がら通した。ついで、これを冷却して所定の大き
さに切断した。得られたアクリル樹脂化粧板は板
状押出成形体とフイルムとが良好に密着した美麗
なものであつた。
上記のアクリル樹脂化粧板を太陽光線下に暴露
し耐候性を調べた。50万ラングレイ(Langley)
照射後を変色・退色等の変化は全く見られず極め
て耐候性の高いプラスチツクの化粧板であること
が実証された。
し耐候性を調べた。50万ラングレイ(Langley)
照射後を変色・退色等の変化は全く見られず極め
て耐候性の高いプラスチツクの化粧板であること
が実証された。
比較例 1
メチルメタアクリレート95重量パーセントとア
クリル酸メチルエステル5重量パーセントとの共
重合体樹脂から成り、紫外線吸収剤を2重量パー
セント含むフイルム(B社製)を用いて、実施例
1と同様な条件でアクリル樹脂化粧板を製造し
た。得られたアクリル樹脂化粧板は切断端部にて
フイルムの剥離がみられ、手で簡単に引き剥がす
ことができた。このフイルムは、積層前において
熱収縮応力がタテ、ヨコ共に15Kg/cm2ある二軸延
伸フイルムである。従つて、積層時にフイルムが
若干熱収縮をおこし印刷パターンが少しゆがむと
いう現象がみられた。
クリル酸メチルエステル5重量パーセントとの共
重合体樹脂から成り、紫外線吸収剤を2重量パー
セント含むフイルム(B社製)を用いて、実施例
1と同様な条件でアクリル樹脂化粧板を製造し
た。得られたアクリル樹脂化粧板は切断端部にて
フイルムの剥離がみられ、手で簡単に引き剥がす
ことができた。このフイルムは、積層前において
熱収縮応力がタテ、ヨコ共に15Kg/cm2ある二軸延
伸フイルムである。従つて、積層時にフイルムが
若干熱収縮をおこし印刷パターンが少しゆがむと
いう現象がみられた。
実施例 2
厚さ75ミクロン、幅1000m/mのアクリル樹脂
フイルム(C社製)にグラビヤ印刷法にて透明性
インキ(D社調製)を用いて図柄を印刷した。こ
のアクリル樹脂フイルムの組成は、メチルメタア
クリレート80重量パーセントとアクリル酸ノルマ
ルブチルエステル20重量パーセントとの共重合体
であつた。また、紫外線カツト機能も有してお
り、熱収縮応力は1Kg/cm2以下であつた。
フイルム(C社製)にグラビヤ印刷法にて透明性
インキ(D社調製)を用いて図柄を印刷した。こ
のアクリル樹脂フイルムの組成は、メチルメタア
クリレート80重量パーセントとアクリル酸ノルマ
ルブチルエステル20重量パーセントとの共重合体
であつた。また、紫外線カツト機能も有してお
り、熱収縮応力は1Kg/cm2以下であつた。
上記のフイルムを用いて実施例1と同様にアク
リル樹脂化粧板を製造した。得られた化粧板は、
板状押出成形体とフイルムとが良好 密着してお
り、切断端部においても何ら剥離現象が観られな
かつた。
リル樹脂化粧板を製造した。得られた化粧板は、
板状押出成形体とフイルムとが良好 密着してお
り、切断端部においても何ら剥離現象が観られな
かつた。
本願発明は印刷パターンとエンボスパターンの
組合せで種々のデザインを表現することができ
る。特に透明性インキで印刷したものは光を通す
ことによつて美麗さが発揮されるものであり店舗
装飾、看板、住宅の明り取り、間仕切り、ランプ
シエードなど多くの用途に使用できる。また、耐
候性のよいものにすることができるので屋外の用
途にも安心して使える。
組合せで種々のデザインを表現することができ
る。特に透明性インキで印刷したものは光を通す
ことによつて美麗さが発揮されるものであり店舗
装飾、看板、住宅の明り取り、間仕切り、ランプ
シエードなど多くの用途に使用できる。また、耐
候性のよいものにすることができるので屋外の用
途にも安心して使える。
第1図は、本発明のアクリル樹脂化粧板の一実
施例の拡大断面図、第2図は、他の実施例の拡大
断面図である。 1……板状押出成形体、2……フイルム、3…
…印刷層。
施例の拡大断面図、第2図は、他の実施例の拡大
断面図である。 1……板状押出成形体、2……フイルム、3…
…印刷層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 メチルメタアクリレートとアクリル酸メチル
エステルとの共重合体樹脂から成る板状押出成形
体1と、メチルメタアクリレートとアクリル酸ノ
ルマルブチルエステルとの共重合体樹脂から成る
フイルム2とが、印刷インキ層3を介して積層さ
れて成るアクリル樹脂化粧板。 2 片面又は両面に凹凸構造を有する特許請求の
範囲第1項記載のアクリル樹脂化粧板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8214080A JPS578154A (en) | 1980-06-19 | 1980-06-19 | Plastic decorative board |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8214080A JPS578154A (en) | 1980-06-19 | 1980-06-19 | Plastic decorative board |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS578154A JPS578154A (en) | 1982-01-16 |
JPS6150778B2 true JPS6150778B2 (ja) | 1986-11-06 |
Family
ID=13766115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8214080A Granted JPS578154A (en) | 1980-06-19 | 1980-06-19 | Plastic decorative board |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPS578154A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01183512A (ja) * | 1988-01-14 | 1989-07-21 | Toray Ind Inc | 合成繊維の油剤付与方法 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58216235A (ja) * | 1982-06-10 | 1983-12-15 | Dainippon Printing Co Ltd | 透過型投影スクリ−ン |
JPS633433U (ja) * | 1986-06-24 | 1988-01-11 | ||
JPH02283426A (ja) * | 1989-04-25 | 1990-11-20 | Fuji Kagakushi Kogyo Co Ltd | 樹脂プレートの製造方法 |
JPH06166153A (ja) * | 1993-04-09 | 1994-06-14 | Tsutsunaka Plast Ind Co Ltd | 印刷層を有する合成樹脂積層板の製造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4946159A (ja) * | 1972-09-13 | 1974-05-02 | ||
JPS5084678A (ja) * | 1973-11-27 | 1975-07-08 | ||
JPS5364288A (en) * | 1976-11-19 | 1978-06-08 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | Acrylic composite films |
-
1980
- 1980-06-19 JP JP8214080A patent/JPS578154A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS4946159A (ja) * | 1972-09-13 | 1974-05-02 | ||
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JPH01183512A (ja) * | 1988-01-14 | 1989-07-21 | Toray Ind Inc | 合成繊維の油剤付与方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS578154A (en) | 1982-01-16 |
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