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JPS6144050Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6144050Y2
JPS6144050Y2 JP1347978U JP1347978U JPS6144050Y2 JP S6144050 Y2 JPS6144050 Y2 JP S6144050Y2 JP 1347978 U JP1347978 U JP 1347978U JP 1347978 U JP1347978 U JP 1347978U JP S6144050 Y2 JPS6144050 Y2 JP S6144050Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
tip
retainer
cover
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1347978U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54117617U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1347978U priority Critical patent/JPS6144050Y2/ja
Publication of JPS54117617U publication Critical patent/JPS54117617U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6144050Y2 publication Critical patent/JPS6144050Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Safety Valves (AREA)
  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ガソリン自動車の燃料タンク内に発
生する燃料蒸気(以下ペーパーと称する)を大気
に放出させないようにした燃料蒸発防止装置に用
いられるところのチエツクバルブに関する。
従来この種のチエツクバルブは、例えば本考案
の出願人の出願に係る実願昭48−62549号(実開
昭50−10923号公報)に示されている。そして、
第3図に示すように、このチエツクバルブに用い
られている加圧弁(図示符号a)のシール部分
は、先端が徐々に薄くなり、内側に湾曲した弓状
のリツプ部を形成してその先端上面をカバー7′
下面に圧接させている。このように、先端が徐々
に薄くなつたリツプ部を有する加圧弁aを用いる
のは、燃料蒸発防止装置用として用いられるチエ
ツクバルブの特殊性による。すなわち、加圧弁
は、比較的小さな圧力で開弁するように設計され
るから、スプリング荷重は小となる。そのため、
加圧弁の弁部には、大きな押圧力が加わらず、弁
の閉止特性を悪化させることになる。加圧弁の弁
部の閉止特性を向上させるため、先端が徐々に薄
くなつたリツプ部を有する構造のものが用いられ
なければならないのである。
第3図において、矢印のごとくベーパーが流入
しベーパー圧が所定値以上になつた場合、リツプ
部先端上面は、カバー7′下面を離れてその間に
間隙を形成させ加圧弁aを開弁させる。圧力Ps
のベーパーが間隙を流通すると、瞬間的に圧力
Psは減少し、同時にベーパー圧は、弓状リツプ
部先端内周にも作用するから、開弁直後にはリツ
プ部先端をカバー7′下面に向け移動させ加圧弁
を開弁させる。Psは、ベーパーが流通する際の
圧力、Psはリツプ部先端をカバー7′下面へ向け
変形させようとする圧力である。
このような加圧弁の開閉が順次繰り返えされる
と、リツプ部は振動するとともにカバー7′下面
を断続的にたたきつけ、その結果、異状音を発生
させ、かなりの騒音をもたらすことになる。
本考案は上記の欠点を解消するためのものであ
り、先端が徐々に薄くなつて外側に湾曲したリツ
プ部を形成し、その先端上面をカバー下面に圧接
させてシールするようにしたところのチエツクパ
ルプを提供するものである。
以下本考案の実施例を図示により説明する。
第1図においてチエツクバルブ1ケーシング2
はプラスチツク材で成形されて中央にベーパーの
入口パイプ3を有する円板状のカバー4とプラス
チツク材で成形されて底部にベーパーの出口パイ
プ5を有するカツプ状のボデー6とを気密に固着
したものである。ケーシング2内には、加圧弁
a′が配設されており、加圧弁a′は、弁体、リテー
ナ7そして皿状のリテーナ8を有する。リテーナ
7はプラスチツク材で成形され、断面がH型の環
状体であり、上下自在に移動し得るように収納さ
れる。リテーナ7の上端部には、同じくプラスチ
ツク材で成形された逆向き皿状のリテーナ8が固
設され、さらにその上方に弾性材料で成る円筒状
の弁体が設けられる。リテーナ8の外周には第2
図に示すようにリブ9が複数形成され、リブ9の
頂部10はボデー6の内面との間にリテーナ8が
ボデー6の内面を上下に滑動し得る程度の間隙を
設ける。そしてリブ9の底部11とボデー6の内
面との間はベーパーの通路となる通孔12が形成
される。リテーナ8の中央部に設けた取付穴に加
圧弁a′の弁体のボス部13に形成した環状みぞ1
4をはめ込んで固着すると共に、ボス部13外周
に突出して形成されたフランジ部15の下面とリ
テーナ8の上面を同様に固着する。
加圧弁a′の弁体のボス部13の上方は先端が
徐々に薄くなつて外側に湾曲したリツプ部16を
形成する。またボス部13の中央にはベーパーの
開口17が形成されている。ボデー6の底面に直
上して形成されたガイド18の外側部でリテーナ
7の下面とボデー6の間にスプリング19を介在
させ、その押圧力によつて加圧弁a′のリツプ部1
6先端上面はカバー4下面に圧接されている。リ
テーナ7の円板部20の中央部に設けた取付穴に
負圧弁のボス部21をはめ込んで固着する。負圧
弁bはゴム等の弾性材料によつて成形された傘状
の弁体であり、そのリツプ部22は先端が徐々に
薄くなつて下面がその弾性力により円板部20上
面に密着している。また円板部20には複数の通
孔23が同心状に設けられている。
第1図〜第2図の実施例は負圧弁bを用いたも
のであるが、負圧弁bを要しない場合には、ボス
部13の開口17を閉塞させるとともにスプリン
グ19をボス部13の下面とボデー6底面との間
に縮設させて用いられる。
以上の構成に成る本考案のチエツクバルブ1は
入口パイプ3が図示しない燃料タンクに、出口パ
イプ5が図示しない吸着剤キヤニスタへ連結さ
れ、次のように作用する。
通常燃料タンク内の圧力が所定値以下の場合、
ベーパーは、入口パイプ3から流入してカバー4
と加圧弁a′のボス部13の内面および負圧弁bと
リテーナ7内面に囲まれた空間部に充満してい
る。そして加圧弁a′のリツプ部16先端上面はカ
バー4下面に圧接されて確実にシールし、負圧弁
bのリツプ部22先端は円板部20上面に密着し
ているのでベーパーは出口パイプ5側に流れな
い。
燃料タンク内のベーパー圧が上昇するに伴い、
その圧力は入口パイプ3からケーシング2内に伝
わり、ベーパー圧が所定圧になるとスプリング1
9の押圧力に打ち勝つてリテーナ7を下方に押し
下げる。それにつれてリテーナ8も下方に移動す
るので、加圧弁a′のリツプ部16先端上面がカバ
ー4下面から離れてその間隙からベーパーが流
れ、リテーナ8外周の通孔12を流下して円板部
20下方より出口パイプ5を経て吸着剤キヤニス
タ側へ流出する。その結果、燃料タンク内のベー
パー圧は減少して所定圧以上にはならない。
また加圧弁a′のリツプ部16先端上面がカバー
4下面から離れてその間隙をベーパーが流れる
際、ベーパー圧Ps′が瞬間的に減少しても、リツ
プ部16は先端に向けて拡開し、かつ徐々に薄く
なつた杯状であるので第4図に示すようにリツプ
部16先端に加えられるベーパー圧力Ps′は、リ
ツプ部16先端をカバー4下面から離反させる向
きPa′に作用し、リツプ部16先端をカバー4下
面へ向け変形させるようには作用しない。
燃料タンク内のベーパー圧が所定圧以下になる
とスプリング19によりリテーナ8および9は押
し上げられて、加圧弁a′のリツプ部16先端上面
がカバー4下面に圧接されてシールし、ベーパー
の流れは停止して通常の状態に戻る。
次に燃料タンク内の燃料が消費してベーパー圧
が負圧になつた場合は、ケーシング2内のベーパ
ー圧が負圧となり、負圧弁bの下面に存在するベ
ーパー圧が高いので負圧弁bのリツプ部22先端
は上方にたわんで円板部20上面から離れ、ベー
パーはその間隙から円板部20上方に流入し、入
口パイプ3を経て燃料タンク内に流れて負圧状態
は解消する。燃料タンク内のベーパー圧が通常の
圧力になると負圧弁bのリツプ部22先端はそ弾
性力により円板部20上面に密着して元の状態に
戻る。
以上のように本考案のチエツクバルブはその内
部に先端が徐々に薄くなつて外側に湾曲したリツ
プ部を形成してシールるようにしたところの加圧
弁を設けたので、開弁時すなわち、リツプ部先端
上面がカバー下面を離れ、ベーパーが流れる際、
リツプ部に加えられる圧力は、リツプ部先端をカ
バー下面へ向け変形させる向きには作用せず瞬間
的な閉弁作用を防止し、その結果リツプ部先端上
面が振動して異音を発生させるということは全く
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるチエツクバルブの縦断面
図であり、第2図はその横断面矢視図である。第
3図と第4図は従来品と本考案品の加圧弁aとリ
ツプ部の圧力関係を示す拡大図である。 1……本考案になるチエツクバルブ、4……カ
バー、7,8……リテーナ、a′……加圧弁、16
……リツプ部、19……スプリング、b……負圧
弁、22……リツプ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 中央に入口パイプを有する円板状のカバー
    と、底部に出口パイプを有するカツプ状のボデ
    ーとを固着したケーシング内に、弾性材料によ
    つて形成され下方が閉塞する開口を有する円筒
    状のボス部と該ボス部の上方に設けられ先端が
    徐々に薄くなつて外側に湾曲したリツプ部とを
    有する加圧弁を配設し、該加圧弁とボデー底面
    との間にスプリングを縮設し、リツプ部の先端
    上面をカバー下面に圧接しその間でバルブを形
    成して成る自動車燃料蒸発防止装置用チエツク
    バルブ。 (2) 加圧弁が、断面がH型の環状体のリテイナの
    上端部に逆向き皿状のリテイナが固設され、さ
    らにその上方に弾性材料によつて形成され開口
    を有する円筒状のボス部と該ボス部の上方に設
    けられ先端が徐々に薄くなつて外側に湾曲した
    リツプ部とを有して成るところの上記第1項記
    載のチエツクバルブ。
JP1347978U 1978-02-06 1978-02-06 Expired JPS6144050Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1347978U JPS6144050Y2 (ja) 1978-02-06 1978-02-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1347978U JPS6144050Y2 (ja) 1978-02-06 1978-02-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54117617U JPS54117617U (ja) 1979-08-17
JPS6144050Y2 true JPS6144050Y2 (ja) 1986-12-12

Family

ID=28831645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1347978U Expired JPS6144050Y2 (ja) 1978-02-06 1978-02-06

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6144050Y2 (ja)

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Publication number Publication date
JPS54117617U (ja) 1979-08-17

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