JPS6133557Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6133557Y2 JPS6133557Y2 JP1350781U JP1350781U JPS6133557Y2 JP S6133557 Y2 JPS6133557 Y2 JP S6133557Y2 JP 1350781 U JP1350781 U JP 1350781U JP 1350781 U JP1350781 U JP 1350781U JP S6133557 Y2 JPS6133557 Y2 JP S6133557Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sample
- raman
- confocal
- point
- excitation light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005284 excitation Effects 0.000 claims description 20
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 18
- 238000001069 Raman spectroscopy Methods 0.000 claims description 14
- 238000003841 Raman measurement Methods 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はラマン測定用の光学系に関し、特に励
起光を何回も繰り返し試料に通過させるための多
重照射用光学装置に関する。
起光を何回も繰り返し試料に通過させるための多
重照射用光学装置に関する。
通常ラマン測定においては、レーザー光が試料
セル内へと集光されて試料を励起し、試料から発
せられるラマン散乱光を取り出してその強度が測
定される。しかし、ラマン散乱光は非常に微弱で
あるため、いくら強力なレーザー光で励起して
も、1回照射するだけでは得られるラマン散乱光
に限度がある。従つて、励起光を何回も往復させ
繰り返し試料へ入射して、ラマン散乱光の強度を
高めるいわゆる多重照射方式が各種考案されてい
るが、従来のものは多くの光学素子を必要とした
り、製作や調整が容易でなく実用上難点があり使
いにくいというのが現状である。
セル内へと集光されて試料を励起し、試料から発
せられるラマン散乱光を取り出してその強度が測
定される。しかし、ラマン散乱光は非常に微弱で
あるため、いくら強力なレーザー光で励起して
も、1回照射するだけでは得られるラマン散乱光
に限度がある。従つて、励起光を何回も往復させ
繰り返し試料へ入射して、ラマン散乱光の強度を
高めるいわゆる多重照射方式が各種考案されてい
るが、従来のものは多くの光学素子を必要とした
り、製作や調整が容易でなく実用上難点があり使
いにくいというのが現状である。
本考案は上記従来法の欠点を除去し、特に製
作・調整が簡単で実用的に利用価値の大きいラマ
ン多重照射用光学装置を提供するものである。す
なわち本考案によるラマン多重照射用光学装置
は、相互に焦点距離の僅かに異なる2個の球面鏡
を、それぞれの鏡面が相対向するように同一光軸
上へ配置し、各焦点が同一点上に重なり共有され
るように位置決めすると共に、励起用のレーザー
光をその共焦点を通るように入射させたことを特
徴とする。
作・調整が簡単で実用的に利用価値の大きいラマ
ン多重照射用光学装置を提供するものである。す
なわち本考案によるラマン多重照射用光学装置
は、相互に焦点距離の僅かに異なる2個の球面鏡
を、それぞれの鏡面が相対向するように同一光軸
上へ配置し、各焦点が同一点上に重なり共有され
るように位置決めすると共に、励起用のレーザー
光をその共焦点を通るように入射させたことを特
徴とする。
以下本考案の実施例を、図面に沿つてさらに詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図は励起光の往復回数が有限の場合の実施
例を示しており、2個の球面鏡M1,M2が同一の
光軸1上に、それぞれの鏡面が相対向するように
配置されている。球面鏡M1,M2の曲率半径r1,
r2は相互に異なり、図示の実施例ではr1,r2であ
るが、両方の球面鏡は各焦点が同一点上に重なり
共集点Fを形成するように位置決めされる。従つ
てこの場合、球面鏡M1,M2の曲率中心O1,O2
は、それぞれ球面鏡M2の背後と球面鏡M1の前方
に位置することになる。そして共焦点Fの位置
に、試料セルが置かれる。
例を示しており、2個の球面鏡M1,M2が同一の
光軸1上に、それぞれの鏡面が相対向するように
配置されている。球面鏡M1,M2の曲率半径r1,
r2は相互に異なり、図示の実施例ではr1,r2であ
るが、両方の球面鏡は各焦点が同一点上に重なり
共集点Fを形成するように位置決めされる。従つ
てこの場合、球面鏡M1,M2の曲率中心O1,O2
は、それぞれ球面鏡M2の背後と球面鏡M1の前方
に位置することになる。そして共焦点Fの位置
に、試料セルが置かれる。
このように構成された光学系において、励起用
のレーザー光3は、球面鏡M2の背後からその一
部に設けた孔4を通つて光学系内に入り、試料セ
ル2内の試料を励起する。試料から発せられたラ
マン散乱光5は、励起光に対して直角な方向に取
り出され、その強度が測定される。この場合、図
示のように励起用のレーザー光3は両球面鏡
M1,M2の共焦点Fを通るように入射されるか
ら、試料を通り球面鏡M1で反射された後光軸に
平行な励起光3aとなつて球面鏡M2方向へ戻
る。球面鏡M2で再び反射された励起光はもう一
度試料を通り、さらに球面鏡M1,M2、試料、球
面鏡M1を経、先の励起光3aと同じ側で平行な
励起光、3bとなつて球面鏡M2へ向かう。しか
し、このとき上述のごとく両球面鏡M1,M2の焦
点距離が異なるために、励起光3bは3aより外
側へずれている。以下同様の往復反射が繰り返さ
れ、励起光は球面鏡の鏡面からはずれるまで試料
を多重回照射するから、試料からのラマン散乱光
の強度はそれだけ増大し、ラマン測定の精度も向
上する。この実施例では、励起光は有限回しか往
復しないが、微量の試料しか得られず小さく細い
気体セル又は液体セルを用いた測定を行なう場合
にはこの方式が適している。
のレーザー光3は、球面鏡M2の背後からその一
部に設けた孔4を通つて光学系内に入り、試料セ
ル2内の試料を励起する。試料から発せられたラ
マン散乱光5は、励起光に対して直角な方向に取
り出され、その強度が測定される。この場合、図
示のように励起用のレーザー光3は両球面鏡
M1,M2の共焦点Fを通るように入射されるか
ら、試料を通り球面鏡M1で反射された後光軸に
平行な励起光3aとなつて球面鏡M2方向へ戻
る。球面鏡M2で再び反射された励起光はもう一
度試料を通り、さらに球面鏡M1,M2、試料、球
面鏡M1を経、先の励起光3aと同じ側で平行な
励起光、3bとなつて球面鏡M2へ向かう。しか
し、このとき上述のごとく両球面鏡M1,M2の焦
点距離が異なるために、励起光3bは3aより外
側へずれている。以下同様の往復反射が繰り返さ
れ、励起光は球面鏡の鏡面からはずれるまで試料
を多重回照射するから、試料からのラマン散乱光
の強度はそれだけ増大し、ラマン測定の精度も向
上する。この実施例では、励起光は有限回しか往
復しないが、微量の試料しか得られず小さく細い
気体セル又は液体セルを用いた測定を行なう場合
にはこの方式が適している。
第2図は励起光の往復回数を実質上無限とした
場合の実施例を示している。焦点距離の異なる2
個の球面鏡M1,M2が同一光軸1上に相対向する
ごとく配置され、共焦点Fを形成するように位置
決めされるのは上記例と同じであるが、球面鏡
M1,M2の曲率半径r1,r2は、図1の場合とは逆
に、r2>r1とされている。又励起用レーザー光3
は、球面鏡M2の背後からではなくその側方か
ら、つまり光軸に対して大きな角度を持つて試料
セル2に入射される。従つて、球面鏡M1からM2
へと向かう励起光3a,3bは次第に内側へと向
かうことになり、球面鏡M1,M2間での往復反射
は実質上無限回繰り返されてその都度試料を励起
する。
場合の実施例を示している。焦点距離の異なる2
個の球面鏡M1,M2が同一光軸1上に相対向する
ごとく配置され、共焦点Fを形成するように位置
決めされるのは上記例と同じであるが、球面鏡
M1,M2の曲率半径r1,r2は、図1の場合とは逆
に、r2>r1とされている。又励起用レーザー光3
は、球面鏡M2の背後からではなくその側方か
ら、つまり光軸に対して大きな角度を持つて試料
セル2に入射される。従つて、球面鏡M1からM2
へと向かう励起光3a,3bは次第に内側へと向
かうことになり、球面鏡M1,M2間での往復反射
は実質上無限回繰り返されてその都度試料を励起
する。
以上述べたように本考案によれば、2個の球面
鏡を同一軸に配置し、その焦点が共有される光学
系としているため、製作及び調整が簡単であり、
しかも有限回、無限回どちらの多重反射も可能と
なる。
鏡を同一軸に配置し、その焦点が共有される光学
系としているため、製作及び調整が簡単であり、
しかも有限回、無限回どちらの多重反射も可能と
なる。
第1図aは本考案による有限回反射の共焦点系
ラマン多重照射用光学装置を示す平面図、第1図
bは同じく斜視図、第2図aは本考案による無限
回反射の共焦点系ラマン多重照射用光学装置を示
す平面図、第2図bは同じく斜視図である。 1……光軸、2……試料セル、3……励起レー
ザー光、4……孔、5……散乱光、M1,M2……
球面鏡、O1,O2……曲率中心、F……共集点。
ラマン多重照射用光学装置を示す平面図、第1図
bは同じく斜視図、第2図aは本考案による無限
回反射の共焦点系ラマン多重照射用光学装置を示
す平面図、第2図bは同じく斜視図である。 1……光軸、2……試料セル、3……励起レー
ザー光、4……孔、5……散乱光、M1,M2……
球面鏡、O1,O2……曲率中心、F……共集点。
Claims (1)
- 試料に励起光を照射し、試料からのラマン散乱
光を測定するラマン光学装置において互いに焦点
距離の異なる2個の球面鏡を、それぞれの鏡面が
対向するように同一光軸上へ配置し、各焦点が同
一点上に重なり共有されるように位置決めすると
共に、励起用のレーザー光をその共焦点を通るよ
うに入射させたことを特徴とする共焦点系ラマン
多重照射用光学装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1350781U JPS6133557Y2 (ja) | 1981-02-02 | 1981-02-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1350781U JPS6133557Y2 (ja) | 1981-02-02 | 1981-02-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57129151U JPS57129151U (ja) | 1982-08-12 |
JPS6133557Y2 true JPS6133557Y2 (ja) | 1986-10-01 |
Family
ID=29811582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1350781U Expired JPS6133557Y2 (ja) | 1981-02-02 | 1981-02-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6133557Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5202971B2 (ja) * | 2008-01-28 | 2013-06-05 | オリンパス株式会社 | 測定装置及び測定方法 |
-
1981
- 1981-02-02 JP JP1350781U patent/JPS6133557Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57129151U (ja) | 1982-08-12 |
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