JPS6119679B2 - - Google Patents
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- JPS6119679B2 JPS6119679B2 JP10172883A JP10172883A JPS6119679B2 JP S6119679 B2 JPS6119679 B2 JP S6119679B2 JP 10172883 A JP10172883 A JP 10172883A JP 10172883 A JP10172883 A JP 10172883A JP S6119679 B2 JPS6119679 B2 JP S6119679B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- api
- acid
- enzyme
- alkaline
- alkaline protease
- Prior art date
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- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
Description
技術分野
本発明は酵素含有洗剤組成物に関し、更に詳し
くはアルカリ性領域で蛋白質を加水分解すること
ができる酵素アルカリプロテアーゼを含有する洗
剤組成物に関する。 従来技術 洗剤組成物に蛋白質分解酵素を配合して被洗浄
物に付着した蛋白質その他の汚垢を分解除去する
ことは従来から知られており、そのような蛋白質
分解酵素としてバチルス(Bacillus)属の菌株か
ら作られる蛋白質分解酵素が一般に使用されてい
る。しかしながら、このようなバチルス属細菌か
ら誘導されるアルカリプロテアーゼは一般に高温
度高活性型の酵素であり、一般にはPH9〜10附近
に至適作用条件を有し、高温度特に60゜付近に最
高活性を有し、低温度特に室温付近では酵素活性
を失うか、或いは少なくとも著しく活性が低下す
るものが多い。従つて、我国における如く室温で
洗濯を行なう習慣のある国では、十分に上記酵素
の特性は発揮されていない。また我国のみなら
ず、高温度にて洗濯を行なう習慣のある国におい
ても、省エネルギー等の観点から低温洗浄が普及
しつつあり、低温洗浄に適した洗剤へのニーズが
高まつている。しかるに同一国あるいは同一地域
においても低温洗浄を行なうか、高温洗浄を行な
うかは人によつて異なるため、洗剤組成物として
は低温洗浄に適するものあるいは高温洗浄に適す
るものよりは同一組成物にて低温から高温までの
広い範囲での使用に適するものが好ましく、従つ
て、低温洗浄から高温洗浄のいずれにも適した洗
剤の開発が望まれている。 発明の目的及び構成 本発明の目的は室温もしくはそれ以下の低温か
ら60℃もしくはそれ以上の高温に至る広い温度範
囲において高い洗浄効率で被洗浄物を洗浄するこ
とができる複数の種類のアルカリプロテアーゼを
含有する洗剤組成物を提供することにある。 本発明に従つたアルカリプロテアーゼ含有洗剤
組成物は、アルカリ性領域でカゼインを加水分解
し、最適PH10〜11、最適作用温度45〜50℃、ゲル
濾過法による分子量約22000、紫外線吸収スペク
トルの極大吸収275〜282nm及び第5図に示した
赤線吸収スペクトルの特性を有するアルカリプロ
テアーゼAPI−21、および最適作用温度がAPI−
21のそれ以上であるアルカリプロテアーゼを含ん
で成る。後者のアルカリプロテアーゼとしては
Alcalase(デンマークNovo Industri A/S社登
録商標)、Esperase(デンマークNovo Industri
A/S社登録商標)、Superase(米国Chas.
Pfizer&CO.社登録商標)、Maxatase(オランダ
Gist Brocades N.V.社登録商標)、ビオプラーゼ
(ナガセ生化学工業株式会社登録商標)などの市
販の洗剤用酵素製品に含まれるズブチリシン・カ
ールスベルク(subtilisin Carlsberg)、ズブチリ
シン・BPN′(subtilisin BPN′)、ズブチリシン・
ノボ(subtilisin Novo)、ズブチリシン・アミロ
サツカリテイクス(subtilisin
Amylosacchariticus)、ズブチリシン・A
(subtilisin−A)などがあげられる。 発明の構成及び作用効果の説明 本発明において洗剤組成物中に配合されるアル
カリプロテアーゼのなかで最適作用温度がAPI−
21のそれ以上である前記アルカリプロテアーゼに
ついては既に良く知られてる(例えばP.D.Boyer
編The Enzymes vol P561〜608(1971)
(Academic Press)を参照)。本発明において配
合されるもう一種のアルカリプロテアーゼAPI−
21は新規な酵素であり、API−21の生産性を有す
る微生物、例えば各種土壌中よりアルカリプロテ
アーゼ生産菌を検索した結果、土壌より分離した
バチルス属に属する新菌種、バチルス属NKS−
21(Bacills sp.nov.NKS−21、以下単にNKS−
21号菌という)から生産されたものであり、出願
人はかかる酵素及びその製造法について先きに特
許出願した(昭和57年2月8日出願の特願昭57−
17596号特公昭60−55118号公報参照)。 すなわち、本発明におけるアルカリプロテアー
ゼAPL−21を生産する菌株は前記出願明細書に
記載したようにその菌学的性質より好気性有胞子
細桐でありバチルス属に属する新菌種であること
を確認した。この新菌種バチルス属NKS−21号
菌は、特許手続上の微生物の寄託の国際的承認に
関るブタペスト条約に基づき、昭和57年2月3日
附工業技術院微生物工業技術研究所へ国際寄託
し、その受託番号は「微工研条寄第93号」であ
る。 なお、本発明に用いるアルカリプロテアーゼ
API−21を生産する微生物は、前記バチルス属
NKS−21号菌に限らず、その自然又は人為的変
異株であつても後記の如き特性を有するアルカリ
プロテアーゼAPI−21の生産性を有する限り当然
に包含されるものである。 次に前記バチルス属NKS−21号菌を培養して
得られる本発明において使用する新規なアルカリ
プロテアーゼAPI−21について説明する。 培養条件として、培地として例えばPH8〜10に
調整したペプトン培地を用い上記NKS−21号菌
を接種し好気的に振盪培養又は通気撹拌培養等で
行なわれる。例えば、15℃〜40℃で40〜150時間
振盪培養する。培養終了後、培養物より菌体を分
離し清澄な培養上清液を得た。この上清液に例え
ばエタノールの如き有機溶剤を添加することによ
りアルカリプロテアーゼAPI−21を沈澱させた。
沈澱したアルカリプロテアーゼAPI−21を遠心分
離し、真空凍結乾燥してアルカリプロテアーゼ
API−21酵素標品を得る。 このようにして得られたアルカリプロテアーゼ
API−21の活性は、次のように測定する。 培養清澄液を0.1M炭酸ソーダー0.1Mホウ酸−
塩化カリウム緩衝液(PH10.0)で適当に希釈した
液0.5mlにPH10.0の2%ミルクカゼイン溶液0.5ml
を加えて、30℃で10〜30分酵素反応させた。酵素
反応の終了は0.2M酢酸−0.2M酢酸ソーダ緩衝液
を含む0.1Mトリクロル酢酸2mlを加えて反応を
停止させた。30℃、10分以上放置後濾紙を用いて
濾過した。濾液1mlに0.4M炭酸ソーダ5ml、5
倍希釈のフエノール試薬1mlを添加し、30℃、20
分間放置して発色させたのち600nmにおける吸
光度を測定する。なお、酵素単位は国際酵素委員
会の「エンザイムノーメンクレイチヤー」に従
い、30℃でPH10.0の1%カゼインを基質とし1秒
間にチロシン1モル相当量の660nmの発色を示
すトリクロル酢酸可溶性物質を遊離するアルカリ
プロテアーゼ量を1カタール(katal)とする。 次に本発明において使用するアルカリプロテア
ーゼAPI−21の理化学的性質について述べる。 (1) 作用及び基質特異性 蛋白質、例えばカゼイン、ヘモグロビン、ア
ルブミン、グロブリン、肉蛋白、魚肉蛋白、大
豆蛋白などを分解する。 (2) 最適PH 第1図から明らかなようにPH10〜11に最適PH
を有する。なお、相対活性は次のようにして求
める。 API−21液50μに0.5mlの各緩衝液(PH6
〜9は0.1Mリン酸−カリウム−0.05Mホウ酸ナ
トリウム;PH9〜11は0.1M炭酸ナトリウム−
0.1Mホウ酸−塩化カリウム;PH11〜12は、
0.1Mリン酸二ナトリウム−苛性ソーダ)を含
む2%のミルクカゼイン溶液を加えて試験溶液
を調整し、前記方法により酵素力価を測定し、
PH10.0における酵素力価を100%として相対活
性を求める。 (3) 安定PH範囲 第2図から明らかなようにAPI−21はPH7〜
11.5に安定PH範囲を有する。 この評価は次の方法に従つた。各種緩衝液
(PH3〜8は0.1Mクエン酸−0.2Mリン酸二ナト
リウム;PH8〜11.0は0.1M炭酸ナトリウム−
0.1Mホウ酸−塩化カリウム;PH11.0〜12.0は
0.15Mリン酸二ナトリウム−苛性ソーダ)に基
質として2%ミルクカゼインを添加し試験液を
調製した。蒸留水により透析した適当希釈の
API−21を含む酵素液50μに前記種々のPHの
緩衝液0.5mlを加えて、30℃で10分間加熱し
た。加熱後、PH10.0の0.1M炭酸塩緩衝液9.5ml
を加え、これを各種PH処理した酵素とし、前記
方法により酵素力価を測定し、PH10.0における
酵素力価を100%として相対活性を求める。 API−21は第2図に示すようにPH10〜11にお
いて最も安定で、このPH領域では完全に活性を
保持したままであつた。また、PH−7〜11.5で
は80%以上の残存活性を示す。 (4) 作用温度の範囲 第3図に示されるようにAPI−21は5〜65℃
の範囲でカゼインに作用する。最適温度は45〜
50℃である。なお作用温度範囲は前記と同様PH
10.0で測定を行なつた。 (5) 失活の条件(温度安定性) 第4図に示されるように、API−21はPH10、
10分間加熱処理による条件で40℃までは活性が
完全に保持されるが、50℃では大部分の活性を
失う。またPH8、10分間の加熱処理の条件では
45℃まで活性は保持されるが50℃で失活が始ま
り、60℃でほぼ完全に失活する。いずれにおい
ても基質を添加しないで10分間放置した場合で
ある。 (6) 保存の安定性 API−21は凍結あるいは凍結乾燥に対して安
定である。凍結乾燥標品は室温(21〜22℃)で
2週間放置しても活性の損失は殆どなく、同標
品をデシケーターに入れ該室温に保存すれば失
活はほとんど認められない。 (7) 阻害および活性化 API−21はジイソプロピルフルオロリン酸
(DFP)やフエニルメタンスルフオニルフルオ
リド(PMSF)などプロテアーゼの活性セリン
残基阻害剤によつて著しく阻害される。しか
し、API−21は動物のセリンプロテアーゼであ
るキモトリプシンの阻害剤であるトシル−フエ
ニルアラニン−クロロメチルケトン(TPCK)
あるいはトリプシンの阻害剤であるトシル−リ
シン−クロロメチルケトン(TLCK)によつて
は全く阻害されない。しかし、APL−21はベ
ンジルオキシカルボニル−フエニルアラニン−
クロロメチルケトン(ZPCK)によつて阻害を
受ける。 また、API−21はパラクロロ−マーキユリベ
ンゾエート(PCMB)の添加によつて活性は全
く影響を受けないし、またエチレンジアミンテ
トラアセテート(EDTA)の添加によつても活
性は何ら影響されない。更に、API−21にペプ
スタチンを添加しても活性には何ら影響しな
い。以上の阻害剤の実験結果より、API−21は
活性中心にセリン残基をもつセリンプロテアー
ゼであることが明白である。 (8) 力価の測定法 前記の通りである。 (9) 分子量 ゲル濾過法によるAPI−21の分子量は約
22000である(Sephadex G−75を使用してPH
10で測定して算出)。 (10) 等電点 ゲル濾過法(Sephadex G−75、PH10)によ
る分子量約22000の活性分画より得たAPI−21
のエレクトロフオーカシンク法による等電点は
7.4である。 (11) 紫外線吸収スペクトル 275乃至282nmで極大吸収が存する。 (12) 赤外線吸収スペクトル API−21のフーリエ変換赤外線吸収スペクト
ルは第5図に示す通りである。 (13) 元素分析 API−21の如き高分子物質の元素分析を行な
い、炭素、水素、窒素及び酸素の比を算出して
も、その特性を示すことは不可能であるため、
元素分析の測定は行なつていない。 (14) アミノ酸組成 API−21のアミノ酸組成を、システイン/シ
スチン及びトリプトフアンを除いて、
“Methods in Enzymology”VOI.XI、1967
(Academic Press、New York)に記載の方法
に従つて酵素の酸加水分解によつて、システイ
ン/シスチンは過蟻酸による分解分析及びトリ
プトフアンはアルカリ分解分析によつて、求め
た結果から算出して以下の表に示した。この表
にはまた文献記載の他のアルカリプロテアーゼ
の組成も掲げた。これらの結果から明らかなよ
うに、API−21と他の酵素との間には、例えば
セリン、アルギニン、リシン、バリン、アラニ
ン、トリプトフアン、プロリンなどのアミノ酸
組成において顕著な相違がある。
くはアルカリ性領域で蛋白質を加水分解すること
ができる酵素アルカリプロテアーゼを含有する洗
剤組成物に関する。 従来技術 洗剤組成物に蛋白質分解酵素を配合して被洗浄
物に付着した蛋白質その他の汚垢を分解除去する
ことは従来から知られており、そのような蛋白質
分解酵素としてバチルス(Bacillus)属の菌株か
ら作られる蛋白質分解酵素が一般に使用されてい
る。しかしながら、このようなバチルス属細菌か
ら誘導されるアルカリプロテアーゼは一般に高温
度高活性型の酵素であり、一般にはPH9〜10附近
に至適作用条件を有し、高温度特に60゜付近に最
高活性を有し、低温度特に室温付近では酵素活性
を失うか、或いは少なくとも著しく活性が低下す
るものが多い。従つて、我国における如く室温で
洗濯を行なう習慣のある国では、十分に上記酵素
の特性は発揮されていない。また我国のみなら
ず、高温度にて洗濯を行なう習慣のある国におい
ても、省エネルギー等の観点から低温洗浄が普及
しつつあり、低温洗浄に適した洗剤へのニーズが
高まつている。しかるに同一国あるいは同一地域
においても低温洗浄を行なうか、高温洗浄を行な
うかは人によつて異なるため、洗剤組成物として
は低温洗浄に適するものあるいは高温洗浄に適す
るものよりは同一組成物にて低温から高温までの
広い範囲での使用に適するものが好ましく、従つ
て、低温洗浄から高温洗浄のいずれにも適した洗
剤の開発が望まれている。 発明の目的及び構成 本発明の目的は室温もしくはそれ以下の低温か
ら60℃もしくはそれ以上の高温に至る広い温度範
囲において高い洗浄効率で被洗浄物を洗浄するこ
とができる複数の種類のアルカリプロテアーゼを
含有する洗剤組成物を提供することにある。 本発明に従つたアルカリプロテアーゼ含有洗剤
組成物は、アルカリ性領域でカゼインを加水分解
し、最適PH10〜11、最適作用温度45〜50℃、ゲル
濾過法による分子量約22000、紫外線吸収スペク
トルの極大吸収275〜282nm及び第5図に示した
赤線吸収スペクトルの特性を有するアルカリプロ
テアーゼAPI−21、および最適作用温度がAPI−
21のそれ以上であるアルカリプロテアーゼを含ん
で成る。後者のアルカリプロテアーゼとしては
Alcalase(デンマークNovo Industri A/S社登
録商標)、Esperase(デンマークNovo Industri
A/S社登録商標)、Superase(米国Chas.
Pfizer&CO.社登録商標)、Maxatase(オランダ
Gist Brocades N.V.社登録商標)、ビオプラーゼ
(ナガセ生化学工業株式会社登録商標)などの市
販の洗剤用酵素製品に含まれるズブチリシン・カ
ールスベルク(subtilisin Carlsberg)、ズブチリ
シン・BPN′(subtilisin BPN′)、ズブチリシン・
ノボ(subtilisin Novo)、ズブチリシン・アミロ
サツカリテイクス(subtilisin
Amylosacchariticus)、ズブチリシン・A
(subtilisin−A)などがあげられる。 発明の構成及び作用効果の説明 本発明において洗剤組成物中に配合されるアル
カリプロテアーゼのなかで最適作用温度がAPI−
21のそれ以上である前記アルカリプロテアーゼに
ついては既に良く知られてる(例えばP.D.Boyer
編The Enzymes vol P561〜608(1971)
(Academic Press)を参照)。本発明において配
合されるもう一種のアルカリプロテアーゼAPI−
21は新規な酵素であり、API−21の生産性を有す
る微生物、例えば各種土壌中よりアルカリプロテ
アーゼ生産菌を検索した結果、土壌より分離した
バチルス属に属する新菌種、バチルス属NKS−
21(Bacills sp.nov.NKS−21、以下単にNKS−
21号菌という)から生産されたものであり、出願
人はかかる酵素及びその製造法について先きに特
許出願した(昭和57年2月8日出願の特願昭57−
17596号特公昭60−55118号公報参照)。 すなわち、本発明におけるアルカリプロテアー
ゼAPL−21を生産する菌株は前記出願明細書に
記載したようにその菌学的性質より好気性有胞子
細桐でありバチルス属に属する新菌種であること
を確認した。この新菌種バチルス属NKS−21号
菌は、特許手続上の微生物の寄託の国際的承認に
関るブタペスト条約に基づき、昭和57年2月3日
附工業技術院微生物工業技術研究所へ国際寄託
し、その受託番号は「微工研条寄第93号」であ
る。 なお、本発明に用いるアルカリプロテアーゼ
API−21を生産する微生物は、前記バチルス属
NKS−21号菌に限らず、その自然又は人為的変
異株であつても後記の如き特性を有するアルカリ
プロテアーゼAPI−21の生産性を有する限り当然
に包含されるものである。 次に前記バチルス属NKS−21号菌を培養して
得られる本発明において使用する新規なアルカリ
プロテアーゼAPI−21について説明する。 培養条件として、培地として例えばPH8〜10に
調整したペプトン培地を用い上記NKS−21号菌
を接種し好気的に振盪培養又は通気撹拌培養等で
行なわれる。例えば、15℃〜40℃で40〜150時間
振盪培養する。培養終了後、培養物より菌体を分
離し清澄な培養上清液を得た。この上清液に例え
ばエタノールの如き有機溶剤を添加することによ
りアルカリプロテアーゼAPI−21を沈澱させた。
沈澱したアルカリプロテアーゼAPI−21を遠心分
離し、真空凍結乾燥してアルカリプロテアーゼ
API−21酵素標品を得る。 このようにして得られたアルカリプロテアーゼ
API−21の活性は、次のように測定する。 培養清澄液を0.1M炭酸ソーダー0.1Mホウ酸−
塩化カリウム緩衝液(PH10.0)で適当に希釈した
液0.5mlにPH10.0の2%ミルクカゼイン溶液0.5ml
を加えて、30℃で10〜30分酵素反応させた。酵素
反応の終了は0.2M酢酸−0.2M酢酸ソーダ緩衝液
を含む0.1Mトリクロル酢酸2mlを加えて反応を
停止させた。30℃、10分以上放置後濾紙を用いて
濾過した。濾液1mlに0.4M炭酸ソーダ5ml、5
倍希釈のフエノール試薬1mlを添加し、30℃、20
分間放置して発色させたのち600nmにおける吸
光度を測定する。なお、酵素単位は国際酵素委員
会の「エンザイムノーメンクレイチヤー」に従
い、30℃でPH10.0の1%カゼインを基質とし1秒
間にチロシン1モル相当量の660nmの発色を示
すトリクロル酢酸可溶性物質を遊離するアルカリ
プロテアーゼ量を1カタール(katal)とする。 次に本発明において使用するアルカリプロテア
ーゼAPI−21の理化学的性質について述べる。 (1) 作用及び基質特異性 蛋白質、例えばカゼイン、ヘモグロビン、ア
ルブミン、グロブリン、肉蛋白、魚肉蛋白、大
豆蛋白などを分解する。 (2) 最適PH 第1図から明らかなようにPH10〜11に最適PH
を有する。なお、相対活性は次のようにして求
める。 API−21液50μに0.5mlの各緩衝液(PH6
〜9は0.1Mリン酸−カリウム−0.05Mホウ酸ナ
トリウム;PH9〜11は0.1M炭酸ナトリウム−
0.1Mホウ酸−塩化カリウム;PH11〜12は、
0.1Mリン酸二ナトリウム−苛性ソーダ)を含
む2%のミルクカゼイン溶液を加えて試験溶液
を調整し、前記方法により酵素力価を測定し、
PH10.0における酵素力価を100%として相対活
性を求める。 (3) 安定PH範囲 第2図から明らかなようにAPI−21はPH7〜
11.5に安定PH範囲を有する。 この評価は次の方法に従つた。各種緩衝液
(PH3〜8は0.1Mクエン酸−0.2Mリン酸二ナト
リウム;PH8〜11.0は0.1M炭酸ナトリウム−
0.1Mホウ酸−塩化カリウム;PH11.0〜12.0は
0.15Mリン酸二ナトリウム−苛性ソーダ)に基
質として2%ミルクカゼインを添加し試験液を
調製した。蒸留水により透析した適当希釈の
API−21を含む酵素液50μに前記種々のPHの
緩衝液0.5mlを加えて、30℃で10分間加熱し
た。加熱後、PH10.0の0.1M炭酸塩緩衝液9.5ml
を加え、これを各種PH処理した酵素とし、前記
方法により酵素力価を測定し、PH10.0における
酵素力価を100%として相対活性を求める。 API−21は第2図に示すようにPH10〜11にお
いて最も安定で、このPH領域では完全に活性を
保持したままであつた。また、PH−7〜11.5で
は80%以上の残存活性を示す。 (4) 作用温度の範囲 第3図に示されるようにAPI−21は5〜65℃
の範囲でカゼインに作用する。最適温度は45〜
50℃である。なお作用温度範囲は前記と同様PH
10.0で測定を行なつた。 (5) 失活の条件(温度安定性) 第4図に示されるように、API−21はPH10、
10分間加熱処理による条件で40℃までは活性が
完全に保持されるが、50℃では大部分の活性を
失う。またPH8、10分間の加熱処理の条件では
45℃まで活性は保持されるが50℃で失活が始ま
り、60℃でほぼ完全に失活する。いずれにおい
ても基質を添加しないで10分間放置した場合で
ある。 (6) 保存の安定性 API−21は凍結あるいは凍結乾燥に対して安
定である。凍結乾燥標品は室温(21〜22℃)で
2週間放置しても活性の損失は殆どなく、同標
品をデシケーターに入れ該室温に保存すれば失
活はほとんど認められない。 (7) 阻害および活性化 API−21はジイソプロピルフルオロリン酸
(DFP)やフエニルメタンスルフオニルフルオ
リド(PMSF)などプロテアーゼの活性セリン
残基阻害剤によつて著しく阻害される。しか
し、API−21は動物のセリンプロテアーゼであ
るキモトリプシンの阻害剤であるトシル−フエ
ニルアラニン−クロロメチルケトン(TPCK)
あるいはトリプシンの阻害剤であるトシル−リ
シン−クロロメチルケトン(TLCK)によつて
は全く阻害されない。しかし、APL−21はベ
ンジルオキシカルボニル−フエニルアラニン−
クロロメチルケトン(ZPCK)によつて阻害を
受ける。 また、API−21はパラクロロ−マーキユリベ
ンゾエート(PCMB)の添加によつて活性は全
く影響を受けないし、またエチレンジアミンテ
トラアセテート(EDTA)の添加によつても活
性は何ら影響されない。更に、API−21にペプ
スタチンを添加しても活性には何ら影響しな
い。以上の阻害剤の実験結果より、API−21は
活性中心にセリン残基をもつセリンプロテアー
ゼであることが明白である。 (8) 力価の測定法 前記の通りである。 (9) 分子量 ゲル濾過法によるAPI−21の分子量は約
22000である(Sephadex G−75を使用してPH
10で測定して算出)。 (10) 等電点 ゲル濾過法(Sephadex G−75、PH10)によ
る分子量約22000の活性分画より得たAPI−21
のエレクトロフオーカシンク法による等電点は
7.4である。 (11) 紫外線吸収スペクトル 275乃至282nmで極大吸収が存する。 (12) 赤外線吸収スペクトル API−21のフーリエ変換赤外線吸収スペクト
ルは第5図に示す通りである。 (13) 元素分析 API−21の如き高分子物質の元素分析を行な
い、炭素、水素、窒素及び酸素の比を算出して
も、その特性を示すことは不可能であるため、
元素分析の測定は行なつていない。 (14) アミノ酸組成 API−21のアミノ酸組成を、システイン/シ
スチン及びトリプトフアンを除いて、
“Methods in Enzymology”VOI.XI、1967
(Academic Press、New York)に記載の方法
に従つて酵素の酸加水分解によつて、システイ
ン/シスチンは過蟻酸による分解分析及びトリ
プトフアンはアルカリ分解分析によつて、求め
た結果から算出して以下の表に示した。この表
にはまた文献記載の他のアルカリプロテアーゼ
の組成も掲げた。これらの結果から明らかなよ
うに、API−21と他の酵素との間には、例えば
セリン、アルギニン、リシン、バリン、アラニ
ン、トリプトフアン、プロリンなどのアミノ酸
組成において顕著な相違がある。
【表】
以上の結果から明らかなように、API−21は特
に低温において活性を保持し、高温(50℃以上)
では比較的容易に失活しPH10〜11に最適PHを有す
る。 本発明において使用する新規な酵素API−21
は、以上述べたようにPH9〜10で安定で、最高活
性をPH10〜11位で最適活性を示すところより洗剤
ビルダーと混用可能である。従つて洗剤用酵素と
して効果的である。 API−21は従来から知られている洗剤用酵素に
比し、洗剤に含有せしめることにより、特に室温
もしくはそれ以下の低温で極めて優れた洗浄効果
を与える。従つて我国におけるように室温水で洗
濯する習慣を有する国において、API−21は一般
家庭用洗剤の助剤として使用するアルカリプロテ
アーゼとして、最も好ましいタイプのものであ
る。 しかしAPI−21の最適作用温度は従来から知ら
れている他のアルカリプロテアーゼよりも低温側
にあるため、60℃もしくはそれ以上の温度では他
のアルカリプロテアーゼに比して酵素の失活がは
やく、従つてAPI−21を用いて高温洗浄を行なつ
ても他のアルカリプロテアーゼを用いた場合に比
してより優れた洗浄効果を期待することは難し
い。 本発明者はAPI−21および最適作用温度がAPI
−21のそれ以上である前記のアルカリプロテアー
ゼを共に含有する洗剤組成物が、室温もしくはそ
れ以下の低温から60℃もしくはそれ以上の高温に
至る広い温度範囲において、高い洗浄効率で被洗
浄物を洗浄することができることを見出し本発明
を完成した。従来複数の酵素が共存する場合、特
にプロテアーゼ同志では相互に相手方を基質とし
た消化作用(加水分解作用)を及ぼし合い双方あ
るいはいずれかの酵素の失活を招き、そのため、
それらのうちいずれかの酵素を単独使用した場合
よりも作用(性能)が劣るものといわれている。
しかし本発明者はAPI−21および前記の他のアル
カリプロテアーゼの組合せにおいては例えばカゼ
インを基質とした酵素反応において相互あるいは
いずれかの失活を招くことなく加水分解反応が進
行することを見出した。更に本発明者はAPI−21
および前記の他のアルカリプロテアーゼを共に含
む洗剤組成物を用いて洗浄試験を行なつた場合酵
素配合による洗浄効率の向上効果が同一温度にお
いて比較してもAPI−21および前記の他のアルカ
リプロテアーゼのいずれかを単独配合した場合に
比べて優れており、また広い温度範囲で優れた洗
浄効果をもつことを見出した。これは2種類のア
ルカリプロテアーゼの基質特異性など基本的酵素
特性の差異にもとづく効果によるものと考えられ
る。 本発明のアルカリプロテアーゼ含有洗剤組成物
に配合されるアルカリプロテアーゼAPI−21ある
いは前記の他のアルカリプロテアーゼの量には特
に限定はないが、一般には酵素含有洗剤組成物1
グラム当りそれぞれ5〜500nkatal(1nkatal=1
×10-9katal)、好ましくは10〜100nkatalの割合で
配合する。この配合量が少な過ぎると十分な洗浄
効果の向上が得られず、また逆に多過ぎた場合に
は酵素配合量の割には洗浄効果の向上が大きくな
く、経済性の点で好ましくない。またAPI−21と
前記の他のアルカリプロテアーゼの配合割合には
特に限定はないが、一般には酵素活性比で0.05〜
20、好ましくは0.2〜5の割合で配合する。 本発明に従えば、前記アルカリプロテアーゼ
API−21と他のアルカリプロテアーゼは従来公知
の任意の洗剤組成物に洗剤組成物の組成を何等変
更することなく配合することができ、本発明の酵
素含有洗剤組成物の他の分については特に限定は
ない。そのような洗剤組成物の代表例をあげれ
ば、洗剤組成物乾燥重量当り10〜50重量%の界面
活性剤、0〜50重量%のビルダー1〜50重量%の
アルカリ剤あるいは無機電解質、0.1〜5重量%
の再汚染防止剤、酵素、標白剤、螢光塗料、ケー
キング防止剤、酸化防止剤からなる洗剤組成物が
あげられる。 界面活性剤としては石鹸、例えば直鎖又は分岐
アルキルあるいはアルケニル硫酸塩、アミド硫酸
塩、直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル
基を有し、エチレンオキサイド、プロピレンオキ
サイド及びブチレンオキサイドのうちの単独ある
いは複数成分が付加したアルキル又はアルケニル
エーテル硫酸塩のような脂肪族硫酸化物、アルキ
ルスルホン酸塩、アミドスルホン酸塩、ジアルキ
ルスルホコハク酸塩、α−オレフイン、ビニリデ
ン型オレフイン及び内部オレフインの各スルホン
酸塩のような脂肪族スルホン酸塩、直鎖又は分岐
鎖のアルキルベンゼンスルホン酸塩のような芳香
族スルホン酸塩、直鎖又は分岐鎖のアルキル基又
はアルケニル基を有し、エチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイド及びブチレンオキサイドのう
ちの単独あるいは複数成分が付加したアルキル又
はアルケニルエーテル、カルボン酸塩又はアミ
ド、α−スルホ脂肪酸塩又はエステル、アミノ酸
型界面活性剤、アルキル又はアルケニル酸性リン
酸エステル、アルキル又はアルケニルリン酸エス
テル、あるいはアルキル又はアルケニルリン酸エ
ステル塩の如きリン酸エステル系界面活性剤、ス
ルホン酸型両性界面活性剤、ベタイン型両性界面
活性剤、直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケ
ニル基を有し、エチレンオキサイド、プロピレン
オキサイド及びブチレンオキサイドのうちの単独
あるいは複数成分が付加したアルキル又はアルケ
ニルエーテルあるいはアルコール、直鎖又は分岐
鎖のアルキル基を有し、エチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイド及びブチレンオキサイドのう
ちの単独あるいは複数成分が付加したポリオキシ
エチレンアルキルフエニルエーテル、高級脂肪酸
アルカノールアミド又はそのアルキレンオキサイ
ド付加物、シヨ糖脂肪酸エステル、脂肪酸グリセ
リンモノエステル、アルキル又はアルケニルアミ
ンオキサイド、テトラアルキルアンモニウム塩型
カチオン界面活性剤など洗剤組成物として通常配
合される界面活性剤であればいずれも使用可能で
あり、陰イオン性界面活性剤の場合の対イオンと
してはナトリウムイオン又はカリウムイオンであ
ることが好ましい。これら界面活性剤は、単独又
は2種以上の混合物として使用される。 ビルダーおよびアルカリ剤あるいは無機電解質
としてはオルソリン酸塩、ピロリン酸塩、トリポ
リリン酸塩、メタリン酸塩、ヘキサメタリン酸
塩、フイチン酸塩などのリン酸塩、エタン−1・
1−ジホスホン酸、エタン−1・2−トリホスホ
ン酸、エタン−1−ヒドロキシ−1・1−ジホス
ホン酸及びその誘導体、エタンヒドロキシ−1・
1・2−トリホスホン酸、エタン−1・2−ジカ
ルボキシ−1・2−ジホスホン酸、メタンヒドロ
キシホスホン酸などのホスホン酸塩、2−ホスホ
ノブタン−1・2−ジカルボン酸、1−ホスホノ
ブタン−2・3・4−トリカルボン酸、α−メチ
ルホスホノコハク酸などのホスホノカルボン酸
塩、アスパラギン酸、グルタミン酸などのアミノ
酸塩、ニトリロ三酢酸塩、エチレンジアミン四酢
酸塩、ジエチレントリアミン五酢酸塩などのアミ
ノポリ酢酸塩、ポリアクリル酸、ポリイタコン
酸、ポリマレイン酸、無水マレイン酸共重合体、
カルボキシメチルセルロース塩などの高分子電解
質、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコ
ールなどの非解離高分子、ジグリコール酸、オキ
シジコハク酸、カルボキシメチルオキシコハク
酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、シヨ糖、ラクトー
スなどのカルボキシメチル化物、ペンタエリスリ
トールのカルボキシメチル化物、グルコン酸のカ
ルボキシメチル化物、ベンゼンポリカルボン酸、
シユウ酸、リンゴ酸、オキシジコハク酸、グルコ
ン酸などの有機酸塩、ゼオライトなどのアルミノ
ケイ酸塩、炭酸塩、セスキ炭酸塩、硫酸塩、メタ
ケイ酸塩などの無機塩をアルカリ金属塩として用
いることができ、又デンプン、尿素などの有機物
質および塩化ナトリウム、ベントナイトなどの無
機化合物を用いることができ、更には有機アルカ
リ剤としてトリエタノールアミン、ジエタノール
アミン、モノエタノールアミン、トリイソプロパ
ノールアミンなどを用いることができる。 その他の配合成分としてポリエチレングリコー
ル、ポリビニルアルコール、ポリピニルピロリド
ン、カルボキシメチルセルロースなどの再汚染防
止剤、過炭酸ソーダ、過ホウ酸ソーダなどの漂白
剤などのほかケーキング防止剤、酸化防止剤など
を必要に応じて用いることができる。 本発明の酵素含有洗剤組成物は前述の如く、界
面活性剤、アルカリプロテアーゼAPI−21および
最適作用温がAPI−21のそれ以上である他種のア
ルカリプロテアーゼ、並びにアルカリ剤あるいは
無機電解質を必須の構成成分として含むが、その
他必要に応じて両性界面活性剤、標白剤、色素、
ビルダー、再汚染防止剤、ケーキング防止剤、酸
化防止剤、アルカリプロテアーゼ以外の酵素など
を含ませることができる。 本発明の酵素含有洗剤組成物に前記アルカリプ
ロテアーゼを配合するには如何なる方法をもつて
行なつてもよいが、微粉末状で配合することは、
洗剤取扱時の発塵による洗剤使用者や洗剤工業に
おける作業者の安全衛生上好ましいことではな
く、溶液状態あるいはあらかじめ発塵性をおさえ
た形状に賦形しておくことが好ましい。この賦形
は通常良く用いられるマルメ造粒、押出造粒、流
動造粒、遠心流動粒やその他の方法のいずれによ
るものであつても良く、本発明の酵素含有組成物
に配合するアルカリプロテアーゼの形状は特にこ
れらの方法に限定されるものではない。 実施例 以下に本発明の実施例を説明するが、本発明の
範囲をこれらの実施例に限定するものでないこと
はいうまでもない。なお、例中、「%」は特にこ
とわらない限り「重量%」を表わす。 例 1 アルカリプロテアーゼAPI−21、および市販の
洗剤用アルカリプロテアーゼ(ズブチリシン・カ
ールスベルク)を様々な洗剤に配合して木綿製衿
汚染布の洗浄試験を以下の通り行なつた。 A 衿汚染布(木綿)の作製 衿汚染布としては、皆川基、岡本幾子;織消
誌、第19巻、106〜115頁(1978年)に記載の方
法に従つて1週間着用した7cm×37cmの衿布
(洗浄力試験用標準木綿布を使用)200枚をそれ
ぞれ1cm×5cmに細かく裁断し、任意の10枚を
縫い合せて5cm×10cmの試布を作製し、0〜5
℃の冷暗所に貯蔵した。 B 洗浄方法 ターゴツトメータを用い、下記の条件で洗浄
およびすすぎ(3回)を行なつた。 <洗浄条件> 汚染布:5cm×10cm 洗 剤:0.133%(酵素量:0.7nkat/ml) 浴 比:1:85 反転数:105rpm 洗浄時間:10分間 <すすぎ条件> 汚染布:5cm×10cm 浴 比:1:85 反転数:105rpm すすぎ時間:3分間 すすぎ終つた布は室内に直射日光を避けて風
乾した。 C 使用洗剤並びに酵素 洗剤として下記に示す組成の4種の有リンお
よび無リン洗剤を使用した。
に低温において活性を保持し、高温(50℃以上)
では比較的容易に失活しPH10〜11に最適PHを有す
る。 本発明において使用する新規な酵素API−21
は、以上述べたようにPH9〜10で安定で、最高活
性をPH10〜11位で最適活性を示すところより洗剤
ビルダーと混用可能である。従つて洗剤用酵素と
して効果的である。 API−21は従来から知られている洗剤用酵素に
比し、洗剤に含有せしめることにより、特に室温
もしくはそれ以下の低温で極めて優れた洗浄効果
を与える。従つて我国におけるように室温水で洗
濯する習慣を有する国において、API−21は一般
家庭用洗剤の助剤として使用するアルカリプロテ
アーゼとして、最も好ましいタイプのものであ
る。 しかしAPI−21の最適作用温度は従来から知ら
れている他のアルカリプロテアーゼよりも低温側
にあるため、60℃もしくはそれ以上の温度では他
のアルカリプロテアーゼに比して酵素の失活がは
やく、従つてAPI−21を用いて高温洗浄を行なつ
ても他のアルカリプロテアーゼを用いた場合に比
してより優れた洗浄効果を期待することは難し
い。 本発明者はAPI−21および最適作用温度がAPI
−21のそれ以上である前記のアルカリプロテアー
ゼを共に含有する洗剤組成物が、室温もしくはそ
れ以下の低温から60℃もしくはそれ以上の高温に
至る広い温度範囲において、高い洗浄効率で被洗
浄物を洗浄することができることを見出し本発明
を完成した。従来複数の酵素が共存する場合、特
にプロテアーゼ同志では相互に相手方を基質とし
た消化作用(加水分解作用)を及ぼし合い双方あ
るいはいずれかの酵素の失活を招き、そのため、
それらのうちいずれかの酵素を単独使用した場合
よりも作用(性能)が劣るものといわれている。
しかし本発明者はAPI−21および前記の他のアル
カリプロテアーゼの組合せにおいては例えばカゼ
インを基質とした酵素反応において相互あるいは
いずれかの失活を招くことなく加水分解反応が進
行することを見出した。更に本発明者はAPI−21
および前記の他のアルカリプロテアーゼを共に含
む洗剤組成物を用いて洗浄試験を行なつた場合酵
素配合による洗浄効率の向上効果が同一温度にお
いて比較してもAPI−21および前記の他のアルカ
リプロテアーゼのいずれかを単独配合した場合に
比べて優れており、また広い温度範囲で優れた洗
浄効果をもつことを見出した。これは2種類のア
ルカリプロテアーゼの基質特異性など基本的酵素
特性の差異にもとづく効果によるものと考えられ
る。 本発明のアルカリプロテアーゼ含有洗剤組成物
に配合されるアルカリプロテアーゼAPI−21ある
いは前記の他のアルカリプロテアーゼの量には特
に限定はないが、一般には酵素含有洗剤組成物1
グラム当りそれぞれ5〜500nkatal(1nkatal=1
×10-9katal)、好ましくは10〜100nkatalの割合で
配合する。この配合量が少な過ぎると十分な洗浄
効果の向上が得られず、また逆に多過ぎた場合に
は酵素配合量の割には洗浄効果の向上が大きくな
く、経済性の点で好ましくない。またAPI−21と
前記の他のアルカリプロテアーゼの配合割合には
特に限定はないが、一般には酵素活性比で0.05〜
20、好ましくは0.2〜5の割合で配合する。 本発明に従えば、前記アルカリプロテアーゼ
API−21と他のアルカリプロテアーゼは従来公知
の任意の洗剤組成物に洗剤組成物の組成を何等変
更することなく配合することができ、本発明の酵
素含有洗剤組成物の他の分については特に限定は
ない。そのような洗剤組成物の代表例をあげれ
ば、洗剤組成物乾燥重量当り10〜50重量%の界面
活性剤、0〜50重量%のビルダー1〜50重量%の
アルカリ剤あるいは無機電解質、0.1〜5重量%
の再汚染防止剤、酵素、標白剤、螢光塗料、ケー
キング防止剤、酸化防止剤からなる洗剤組成物が
あげられる。 界面活性剤としては石鹸、例えば直鎖又は分岐
アルキルあるいはアルケニル硫酸塩、アミド硫酸
塩、直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル
基を有し、エチレンオキサイド、プロピレンオキ
サイド及びブチレンオキサイドのうちの単独ある
いは複数成分が付加したアルキル又はアルケニル
エーテル硫酸塩のような脂肪族硫酸化物、アルキ
ルスルホン酸塩、アミドスルホン酸塩、ジアルキ
ルスルホコハク酸塩、α−オレフイン、ビニリデ
ン型オレフイン及び内部オレフインの各スルホン
酸塩のような脂肪族スルホン酸塩、直鎖又は分岐
鎖のアルキルベンゼンスルホン酸塩のような芳香
族スルホン酸塩、直鎖又は分岐鎖のアルキル基又
はアルケニル基を有し、エチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイド及びブチレンオキサイドのう
ちの単独あるいは複数成分が付加したアルキル又
はアルケニルエーテル、カルボン酸塩又はアミ
ド、α−スルホ脂肪酸塩又はエステル、アミノ酸
型界面活性剤、アルキル又はアルケニル酸性リン
酸エステル、アルキル又はアルケニルリン酸エス
テル、あるいはアルキル又はアルケニルリン酸エ
ステル塩の如きリン酸エステル系界面活性剤、ス
ルホン酸型両性界面活性剤、ベタイン型両性界面
活性剤、直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケ
ニル基を有し、エチレンオキサイド、プロピレン
オキサイド及びブチレンオキサイドのうちの単独
あるいは複数成分が付加したアルキル又はアルケ
ニルエーテルあるいはアルコール、直鎖又は分岐
鎖のアルキル基を有し、エチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイド及びブチレンオキサイドのう
ちの単独あるいは複数成分が付加したポリオキシ
エチレンアルキルフエニルエーテル、高級脂肪酸
アルカノールアミド又はそのアルキレンオキサイ
ド付加物、シヨ糖脂肪酸エステル、脂肪酸グリセ
リンモノエステル、アルキル又はアルケニルアミ
ンオキサイド、テトラアルキルアンモニウム塩型
カチオン界面活性剤など洗剤組成物として通常配
合される界面活性剤であればいずれも使用可能で
あり、陰イオン性界面活性剤の場合の対イオンと
してはナトリウムイオン又はカリウムイオンであ
ることが好ましい。これら界面活性剤は、単独又
は2種以上の混合物として使用される。 ビルダーおよびアルカリ剤あるいは無機電解質
としてはオルソリン酸塩、ピロリン酸塩、トリポ
リリン酸塩、メタリン酸塩、ヘキサメタリン酸
塩、フイチン酸塩などのリン酸塩、エタン−1・
1−ジホスホン酸、エタン−1・2−トリホスホ
ン酸、エタン−1−ヒドロキシ−1・1−ジホス
ホン酸及びその誘導体、エタンヒドロキシ−1・
1・2−トリホスホン酸、エタン−1・2−ジカ
ルボキシ−1・2−ジホスホン酸、メタンヒドロ
キシホスホン酸などのホスホン酸塩、2−ホスホ
ノブタン−1・2−ジカルボン酸、1−ホスホノ
ブタン−2・3・4−トリカルボン酸、α−メチ
ルホスホノコハク酸などのホスホノカルボン酸
塩、アスパラギン酸、グルタミン酸などのアミノ
酸塩、ニトリロ三酢酸塩、エチレンジアミン四酢
酸塩、ジエチレントリアミン五酢酸塩などのアミ
ノポリ酢酸塩、ポリアクリル酸、ポリイタコン
酸、ポリマレイン酸、無水マレイン酸共重合体、
カルボキシメチルセルロース塩などの高分子電解
質、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコ
ールなどの非解離高分子、ジグリコール酸、オキ
シジコハク酸、カルボキシメチルオキシコハク
酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、シヨ糖、ラクトー
スなどのカルボキシメチル化物、ペンタエリスリ
トールのカルボキシメチル化物、グルコン酸のカ
ルボキシメチル化物、ベンゼンポリカルボン酸、
シユウ酸、リンゴ酸、オキシジコハク酸、グルコ
ン酸などの有機酸塩、ゼオライトなどのアルミノ
ケイ酸塩、炭酸塩、セスキ炭酸塩、硫酸塩、メタ
ケイ酸塩などの無機塩をアルカリ金属塩として用
いることができ、又デンプン、尿素などの有機物
質および塩化ナトリウム、ベントナイトなどの無
機化合物を用いることができ、更には有機アルカ
リ剤としてトリエタノールアミン、ジエタノール
アミン、モノエタノールアミン、トリイソプロパ
ノールアミンなどを用いることができる。 その他の配合成分としてポリエチレングリコー
ル、ポリビニルアルコール、ポリピニルピロリド
ン、カルボキシメチルセルロースなどの再汚染防
止剤、過炭酸ソーダ、過ホウ酸ソーダなどの漂白
剤などのほかケーキング防止剤、酸化防止剤など
を必要に応じて用いることができる。 本発明の酵素含有洗剤組成物は前述の如く、界
面活性剤、アルカリプロテアーゼAPI−21および
最適作用温がAPI−21のそれ以上である他種のア
ルカリプロテアーゼ、並びにアルカリ剤あるいは
無機電解質を必須の構成成分として含むが、その
他必要に応じて両性界面活性剤、標白剤、色素、
ビルダー、再汚染防止剤、ケーキング防止剤、酸
化防止剤、アルカリプロテアーゼ以外の酵素など
を含ませることができる。 本発明の酵素含有洗剤組成物に前記アルカリプ
ロテアーゼを配合するには如何なる方法をもつて
行なつてもよいが、微粉末状で配合することは、
洗剤取扱時の発塵による洗剤使用者や洗剤工業に
おける作業者の安全衛生上好ましいことではな
く、溶液状態あるいはあらかじめ発塵性をおさえ
た形状に賦形しておくことが好ましい。この賦形
は通常良く用いられるマルメ造粒、押出造粒、流
動造粒、遠心流動粒やその他の方法のいずれによ
るものであつても良く、本発明の酵素含有組成物
に配合するアルカリプロテアーゼの形状は特にこ
れらの方法に限定されるものではない。 実施例 以下に本発明の実施例を説明するが、本発明の
範囲をこれらの実施例に限定するものでないこと
はいうまでもない。なお、例中、「%」は特にこ
とわらない限り「重量%」を表わす。 例 1 アルカリプロテアーゼAPI−21、および市販の
洗剤用アルカリプロテアーゼ(ズブチリシン・カ
ールスベルク)を様々な洗剤に配合して木綿製衿
汚染布の洗浄試験を以下の通り行なつた。 A 衿汚染布(木綿)の作製 衿汚染布としては、皆川基、岡本幾子;織消
誌、第19巻、106〜115頁(1978年)に記載の方
法に従つて1週間着用した7cm×37cmの衿布
(洗浄力試験用標準木綿布を使用)200枚をそれ
ぞれ1cm×5cmに細かく裁断し、任意の10枚を
縫い合せて5cm×10cmの試布を作製し、0〜5
℃の冷暗所に貯蔵した。 B 洗浄方法 ターゴツトメータを用い、下記の条件で洗浄
およびすすぎ(3回)を行なつた。 <洗浄条件> 汚染布:5cm×10cm 洗 剤:0.133%(酵素量:0.7nkat/ml) 浴 比:1:85 反転数:105rpm 洗浄時間:10分間 <すすぎ条件> 汚染布:5cm×10cm 浴 比:1:85 反転数:105rpm すすぎ時間:3分間 すすぎ終つた布は室内に直射日光を避けて風
乾した。 C 使用洗剤並びに酵素 洗剤として下記に示す組成の4種の有リンお
よび無リン洗剤を使用した。
【表】
【表】
ト
また酵素としては、前述の通りAPI−21並びに
市販の洗剤用アルカリプロテアーゼ(ズブチリシ
ン・カールスベルク)を使用した。 得られた結果を第1表に示す。 なお、蛋白質汚れの洗浄効率は以下のようにし
て測定した。 洗浄前および後の汚染布を0.1N NaOH水溶液
100mlにより熱抽出(90±2℃、120分間)して得
た検体液を、銅−Folin試薬により呈色し、その
吸光度を波長750nmで測定し、次式により蛋白
質汚れの洗浄効率(D)を求めた。 D(%)={(Ds−Dw)/(Ds−Dc)} ×100 Dc:標準木綿布(1g当り)の抽出液の吸光度 Ds:洗浄前の汚染布(1g当り)の抽出液の吸
光度 Dw:洗浄後の汚染布(1g当り)の抽出液の吸
光度
また酵素としては、前述の通りAPI−21並びに
市販の洗剤用アルカリプロテアーゼ(ズブチリシ
ン・カールスベルク)を使用した。 得られた結果を第1表に示す。 なお、蛋白質汚れの洗浄効率は以下のようにし
て測定した。 洗浄前および後の汚染布を0.1N NaOH水溶液
100mlにより熱抽出(90±2℃、120分間)して得
た検体液を、銅−Folin試薬により呈色し、その
吸光度を波長750nmで測定し、次式により蛋白
質汚れの洗浄効率(D)を求めた。 D(%)={(Ds−Dw)/(Ds−Dc)} ×100 Dc:標準木綿布(1g当り)の抽出液の吸光度 Ds:洗浄前の汚染布(1g当り)の抽出液の吸
光度 Dw:洗浄後の汚染布(1g当り)の抽出液の吸
光度
【表】
第1図は本発明に使用する酵素のAPI−21の最
適PHを示すグラフであり、第2図は本発明に使用
する酵素API−21のPH安定性を示すグラフであ
り、第3図は本発明に使用する酵素API−21の作
用温度範囲および最適温度を示すグラフであり、
第4図イおよび第4図ロは、それぞれ本発明に使
用する酵素API−21のPH10およびPH8における温
度安定性を示すグラフ図である。第5図は本発明
に使用する酵素API−21のフーリエ変換赤外線吸
収スペクトルを示すグラフ図である。
適PHを示すグラフであり、第2図は本発明に使用
する酵素API−21のPH安定性を示すグラフであ
り、第3図は本発明に使用する酵素API−21の作
用温度範囲および最適温度を示すグラフであり、
第4図イおよび第4図ロは、それぞれ本発明に使
用する酵素API−21のPH10およびPH8における温
度安定性を示すグラフ図である。第5図は本発明
に使用する酵素API−21のフーリエ変換赤外線吸
収スペクトルを示すグラフ図である。
Claims (1)
- 1 アルカリ性領域でカゼインを加水分解し、最
適PH10〜11、最適作用温度45〜50℃、ゲル濾過法
による分子量約22000、紫外線吸収スペクトルの
極大吸収275〜282nm及び第5図に示した赤外線
吸収スペクトルの特性を有するアルカリプロテア
ーゼAPI−21および最適作用温度がAPI−21のそ
れ以上である他種のアルカリプロテアーゼを含ん
で成ることを特徴とする酵素含有洗剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10172883A JPS59227995A (ja) | 1983-06-09 | 1983-06-09 | 酵素含有洗剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10172883A JPS59227995A (ja) | 1983-06-09 | 1983-06-09 | 酵素含有洗剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59227995A JPS59227995A (ja) | 1984-12-21 |
JPS6119679B2 true JPS6119679B2 (ja) | 1986-05-19 |
Family
ID=14308338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10172883A Granted JPS59227995A (ja) | 1983-06-09 | 1983-06-09 | 酵素含有洗剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59227995A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6363795A (ja) * | 1986-09-03 | 1988-03-22 | 花王株式会社 | 洗浄剤組成物 |
JPS6363796A (ja) * | 1986-09-03 | 1988-03-22 | 花王株式会社 | 洗浄剤組成物 |
-
1983
- 1983-06-09 JP JP10172883A patent/JPS59227995A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59227995A (ja) | 1984-12-21 |
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