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JPS6087225A - フイブリン形成促進材料の製造法 - Google Patents

フイブリン形成促進材料の製造法

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Publication number
JPS6087225A
JPS6087225A JP58196830A JP19683083A JPS6087225A JP S6087225 A JPS6087225 A JP S6087225A JP 58196830 A JP58196830 A JP 58196830A JP 19683083 A JP19683083 A JP 19683083A JP S6087225 A JPS6087225 A JP S6087225A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thrombin
oxidized cellulose
fibrin
cellulose
promoting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP58196830A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0566148B2 (ja
Inventor
Izumi Sakamoto
阪本 泉
Tsukasa Uniki
雲丹亀 司
Kunihiko Takagi
邦彦 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unitika Ltd filed Critical Unitika Ltd
Priority to JP58196830A priority Critical patent/JPS6087225A/ja
Publication of JPS6087225A publication Critical patent/JPS6087225A/ja
Publication of JPH0566148B2 publication Critical patent/JPH0566148B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、切傷、擦傷等の傷口、火傷による創面1手術
側面1体表面に生じた潰傷、抜歯窩等の創傷部の治療又
は血管閉塞療法に用いられる塞栓材料又は穿刺療法に用
いられる注入材料に関し。
さらに詳しくは長時間有効に安定化フィブリンの生成を
促進しろるフィブリン形成促進材料に関する。
本発明者らは、血液凝固箱xm因子(以降[FXI[I
Jと略記する。)及びトロンドを固定化した材料につい
ては、トロンドのみを固定化した材料すなわち非安定化
フィブリンの形成のみを促進する材料に比べて安定化フ
ィブリンの形成を促進し得るため創傷部治療用材料とし
て優れていることを見い出し、先に提案した(特開昭5
5−58163号)が、引続き一般に止血剤としてよく
使用されているところの酸化セルロースを素材として用
いるべく研究を続けたところ、酸化セルロースをそのま
まFXIITとトロピンの固定化に用いると、安定化フ
ィブリンの生成促進に悪影響を及ぼすことが判明した。
本発明者らは、″かかる現況に鑑み、上記ごとくの問題
点を解消すべく、引続き検討を重ねた結果酸化セルロー
スを中和した後FXII[とトロンビンを固定化すれば
安定化フィブリンの形成促進能力は良好に保たれること
を見い出し3本発明に到達したものである。
すなわち9本発明は酸化セルロースを素材とした繊維集
合体、スポンジ、粉末、モノフィラメン1・、フィルム
、マイクロカプセル等の性状を有する構造物を中和した
後、該構造物にFXII[とトロンビンを固定化するこ
とを特徴とする長時間有効に安定化フィブリンの生成を
促進し得るフィブリン形成促進材料の製造法である。
これまでに、酸化セルロースを中和してから固定化の担
体として用いることに関しては1例えば米国特許第2,
517,772号明細書に、酸化セルロースを一部中和
してからトロンビン処理を行うことにより、トロンビン
の失活を防ぎうることが示されている。しかるに、酸化
セルロースをFXIIIで処理したごと(の前例はなく
5さるには本発明のごとくに安定化ツブリン形成促進能
力を考慮した前例などは全くない。
本発明に用いる酸化セルロースとは2例えばウッドパル
プ、綿、綿リンター、ラミー、ジュート紙、ヘムプ、再
生セルロース、レーヨン等のセルロース材料をオゾン、
過酸化水素、過ヨウ素酸塩。
二酸化窒素等を用いて公知の方法にて酸化したもノヲい
うが1本発明においては、セルロースの−CI+201
1基の10〜30%が−COO11基に酸化されたもの
が生体吸収性良好のため好ましく用いられ、15〜25
%のものが特に好ましく用いられる。
本発明においては、かかる酸化セルロースを中和して用
いるが、ここにいう中和とは酸化セルロースの−COO
IIなる酸基を塩に変換させることを意味する。中和を
行うには、酸化セルロースを例えばナトリウムやカルシ
ウム等の金属の水酸化物やあるいはナトリウム、カルシ
ウム、アンモニウム等の各種の塩2例えばアセテート塩
やカーボネート塩にて酸化セルロースを処理すればよい
。中和の度合は、過ぎれば構造物は水溶性となり固定化
しにく(なり、一方3足らずば良好な徐放性を得ること
ができにくくなるので、構造物がゲル状となってその形
を失う手前にて行うのが好ましく。
その目安としては、中和された酸化セルロースを水中に
浸漬した際の111が3〜7.好ましくは5〜6の間に
なるように中和を行うのが好ましい。
中和は、構造物について行ってよいし、構造物に加工す
る前の素材を中和してから構造物としてもよい。
本発明に用いるトロンドは、フィブリノーゲンをフィブ
リンに転化することができる蛋白分解酵素である。トロ
ンビンは1人、牛、豚等の血液より分解されるが1人の
治療に適用する場合には人トロンビンを用いるのが好ま
しい。
本発明に用いるFXIIIはフィブリン安定化因子と呼
ばれ、非安定化フィブリンに直接作用し、ツブリン分子
間のイソペプチド結合の生成に関与する因子である。F
XIは人、牛等の血液あるいは胎盤より分離されるが2
人の治療に適用する場合には人由来のFXnIを用いる
のが好ましい。
FXI及びトロンビンは、中和した酸化セルロースに結
合させるか、又は吸着させることにより固定化すること
ができる。結合させるには1例えば0.ZaborsK
y+″In+mobilized Enzymes″ 
Cl1CPress、 1973に記載されているよう
な従来より公知の共有結合やイオン結合法を採用するこ
とができる。
中和した酸化セルロースにFXIIIおよびトロン5− ビンを共有結合させるには、ジシクロへキシルカーポジ
イミド、1−シクロへキシル−3−(2−モルホリノエ
チル)−カーポイミドーメトートルエンスルホネート等
の脱水縮合剤を用いる方法。
酸化セルロースをグルタルアルデヒド、ジアルデヒドで
んぷん等のポリアルデヒドにより処理して。
ホルミル基を導入した後FXIII及びトロンビンによ
り処理する方法、ポリアルデヒドの代わりにブロムシア
ンによりイミノカーボネート基、ブロモアセチル基、無
水マレイン酸共重合体等のポリ無水マレイン酸により酸
無水物基、トルエンジイソシアネートへキサメチレンジ
イソシアナート等のポリイソシアナートによりイソシア
ナート基。
エチレングリコール、テトラメチルグリコール。
グリセリン等のポリグリシジル誘導体等によりエポキシ
基、塩化シアヌルによりクロルトリアジニル基を構造物
に導入することができるので、これらの共有結合を形成
うしる官能基を用いてFXI及びトロンビンを結合させ
る方法等を採用すことができる。
6− 中和した酸化セルロースにFXIU及びトロンビンをイ
オン結合させるには、酸化セルロースのもつカルボキシ
ル基を利用してもよいし、また上記のごとくホルミル基
、イミノカーボネート基、ブロモアセチル基、酸無水物
基、イソシアネート基。
エポキシ基、クロルトリアジニル基が導入された酸化セ
ルロースは、ポリエチレンイミン等のポリアミンにより
処理することによりアミノ化され2グリシン等のアミノ
カルボン酸により処理することによりカルボキシル化さ
れるので、このようにしてイオン交換基であるアミノ基
、カルボキシル基が導入された構造物にFXl[及びト
ロンビンをイオン結合させることができる。
中和した酸化セルロースにFXI[及びトロンビンを物
理的吸着法や包括法等により吸着する場合には次のよう
にして行うことができる。すなわち中和した酸化セルロ
ースを湿潤しうる溶媒にFXTI[及びトロンビンを溶
解し、この溶液により構造物を処理することによりFX
IIr及びトロンビンを物理的に吸着することができる
。包括法はFX■及びトロンビンをゲルの細微な格子の
中に包み込んで脱離できないようにする方法である。
上記のいずれの方法によりFXIII及びトロンビンを
固定化する場合も、FXI及びトロンビンを同時に固定
化してもよいし、あるいは先にFXIを固定化しておい
てから、引き続きトロンビンを固定化してもよいし、そ
の逆であってもよい。また、FXIIIを固定化したも
のとトロンビンを固定化したものを別個に製造しておき
、これらを均一に混合したり、積層したりしてもよい。
また9本発明の材料の製造に際しては、構造物にFXI
[[の活性化に関与するカルシウムイオンを固定化する
ことができる。さらに9本発明の材料の製造に際しては
、必要に応じてFXI[[及びトロンビンとともに構造
物にアンチプラスミン剤、殺菌剤、抗生物質、ホルモン
等の医薬品を構造物に固定化することができる。アンチ
プラスミンは。
フィブリン熔解酵素であるプラスミンの阻害剤であり5
 したがってプラスミンを阻害することによりフィブリ
ン溶解活性、すなわち線維素溶解活性を抑制する。した
がって、FXI及びトロンビンとともにアンチプラスミ
ンが固定化された材料は線維素溶解活性を抑制すること
によりフィブリンの生成を促進することができる。アン
チプラスミンとしては5例えばウシの肺臓より抽出され
るアプロチニン、微生物の培養液から分離されるベブス
クチン、ロイペプシン、アンチパイン、キモスタチン等
の天然物質、ε−アミノカプロン酸、トラネキサム酸、
メシル酸ガベキサートがあげられるが、特にε−アミノ
カプロン酸、トラネキサム酸が好適に用いられる。
本発明の材料は、切傷、擦傷等の傷口、火傷による創面
1体表面に生じた潰傷、抜歯窩、吻合部等の創傷部の保
護又は血管司塞療法に用いられる塞栓材料や穿刺療法に
用いられる注入材料に用いられ、長期間有効に安定化フ
ィブリンの生成を促進することができる。したがって1
本発明の材料が創傷部保護剤として用いられた場合は、
創傷の治癒を著しく早めると同時に局所の痛みを和らげ
る硬化があり、また塞栓物質として用いられた場9− 合は、迅速かつ強固に血栓を形成し、血管の再開通が起
こらず、また注入材料として用いられた場合には迅速か
つ確かな止血を可能とする。
以下、実施例を示し2本発明をさらに具体的に説明する
。なお、トロンビンとしては株式会社ミドリ十字の人血
漿トロンビンを、FXI[[としてはFXI濃縮乾燥製
剤を用いた。FXII[製剤は1ビン当り新鮮人血漿4
ml中に存在する量の60倍に相当するFXI[[活性
を有する。
また、安定化フィブリンの形成能試験は次のようにして
行った。すなわち、FXI[[及びトロンビンを固定化
した構造物を固定化直後及び12力月後においてCa+
thを含む水溶液により処理してFXIIIを活性化せ
しめたのち、その構造物を0.5%フィブリノーゲン水
溶液に投入し、37℃で10分間放置した。しかるのち
、構造物表面に生成したフィブリンが安定化フィブリン
か否かを確認した。非安定化フィブリンは1%モノクロ
ル酢酸に熔解するが安定化フィブリンは1%モノクロル
酢酸に溶解しないので、上記のようにして形成されたフ
イブ10−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11酸化セルロースを素材とした繊維集合体、スポン
    ジ、粉末、モノフィラメント、フィルム。 マイクロカプセル等の形状を有する構造物を中和した後
    、該構造物に血液凝固箱xm因子及びトロンビンを固定
    化することを特徴とする長時間有効に安定化フィブリン
    の生成を促進し得るフィブリン形成促進材料の製造法。
JP58196830A 1983-10-18 1983-10-18 フイブリン形成促進材料の製造法 Granted JPS6087225A (ja)

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JP58196830A JPS6087225A (ja) 1983-10-18 1983-10-18 フイブリン形成促進材料の製造法

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JPH0566148B2 JPH0566148B2 (ja) 1993-09-21

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JPH0566148B2 (ja) 1993-09-21

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