JPS6060111A - 熱可塑性重合体の製造方法 - Google Patents
熱可塑性重合体の製造方法Info
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- JPS6060111A JPS6060111A JP16841683A JP16841683A JPS6060111A JP S6060111 A JPS6060111 A JP S6060111A JP 16841683 A JP16841683 A JP 16841683A JP 16841683 A JP16841683 A JP 16841683A JP S6060111 A JPS6060111 A JP S6060111A
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- Japan
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- polymer
- meth
- tert
- butyl
- acrylate
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- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
本発明は耐熱性及び透明性が優れた新規な熱可塑性重合
体に関する。
体に関する。
ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン等の透明性ビ
ニル重合型熱可塑性樹脂は家庭電気製品、市軸用光学部
品、計器板、採光用窓材等に広く用いられており、近年
に至っては光学m雑用素材等の特殊な用途にも使用され
るようになってきた。
ニル重合型熱可塑性樹脂は家庭電気製品、市軸用光学部
品、計器板、採光用窓材等に広く用いられており、近年
に至っては光学m雑用素材等の特殊な用途にも使用され
るようになってきた。
しかじなかp+、これらビニル重合型熱可塑性樹脂は加
熱すると解重合を起し、それらのモノマーに分解されや
すいという欠点を崩していた。
熱すると解重合を起し、それらのモノマーに分解されや
すいという欠点を崩していた。
このため、これら4111脂にはその耐熱性の増大か強
く要望されている。
く要望されている。
これらビニル重合型熱可塑性樹脂の耐熱性を向上せしめ
る方lJいとしては特開昭55−102614号及び特
開昭57−153(108号公報に記載の如く無水マレ
イン酸構造を導(する方法が提案されている。
る方lJいとしては特開昭55−102614号及び特
開昭57−153(108号公報に記載の如く無水マレ
イン酸構造を導(する方法が提案されている。
この方法はポリマーの主鎖中に環構造を形成させて剛直
性を付与させることにより耐熱性を増大させるものであ
る。
性を付与させることにより耐熱性を増大させるものであ
る。
無水マレイン酸はその共重合特性が他のジビニルモノマ
ーとは可成り異なっており、その共重合性を向上するに
はスチレンを共重合モノマーとして併用する方法がよい
方法であることが知られている。この場合、無水マレイ
ン酸/スチレン系共千合体はポリマー主鎖中にマレイン
酸無水物の五員環構造が形成させられることにより耐熱
性が向」ニする。このようなポリマーとしては、例えば
、メチルメタクリレート/無水マレイン酸/スチレン二
元系コポリマーや、更にこれら三元系コポリマーに他の
ビニルモノマーを共重合せしめた四元系コポリマーかあ
る。しかしながら、これらポリマーは多成分共重合ポリ
マーであるため、その製造が難しくなるばかりでなく得
られたポリマーの透明性か必ずしも良好なものではない
という問題を有している。
ーとは可成り異なっており、その共重合性を向上するに
はスチレンを共重合モノマーとして併用する方法がよい
方法であることが知られている。この場合、無水マレイ
ン酸/スチレン系共千合体はポリマー主鎖中にマレイン
酸無水物の五員環構造が形成させられることにより耐熱
性が向」ニする。このようなポリマーとしては、例えば
、メチルメタクリレート/無水マレイン酸/スチレン二
元系コポリマーや、更にこれら三元系コポリマーに他の
ビニルモノマーを共重合せしめた四元系コポリマーかあ
る。しかしながら、これらポリマーは多成分共重合ポリ
マーであるため、その製造が難しくなるばかりでなく得
られたポリマーの透明性か必ずしも良好なものではない
という問題を有している。
製造か容易で、しかも耐熱性、耐熱分解性及び透明性に
優れるポリマーを得る方法としては、ポリメタクリル酸
重合体を熱分解することにより得られるグルタル酸無水
物環構造をポリマー主鎖中に形成させる方法が知られて
いる。ここでいうグルグル酸無水物と称するものは通常
重合体中アクリル酸又はメタクリル酸(以下、「アクリ
ル酸又はメタクリル酸」を単に「(メタ)アクリル酸」
と記す。)ユニシト間で脱水反応により得られる(メタ
)アクリル酸無水物を意味する。
優れるポリマーを得る方法としては、ポリメタクリル酸
重合体を熱分解することにより得られるグルタル酸無水
物環構造をポリマー主鎖中に形成させる方法が知られて
いる。ここでいうグルグル酸無水物と称するものは通常
重合体中アクリル酸又はメタクリル酸(以下、「アクリ
ル酸又はメタクリル酸」を単に「(メタ)アクリル酸」
と記す。)ユニシト間で脱水反応により得られる(メタ
)アクリル酸無水物を意味する。
この様な重合体側鎖反応に関しては、P、H。
Grar+t とN、GrassieによるPolym
er L +25(1980)に記載されている。その
記載によると、ポリメタクリル酸を 200°Cで熱分
解した場合、グルタル酸無水物六員環構造がポリマー主
鎖中に生成すると同時にポリマー間でも縮合反応が起り
架橋性重合体が得られる。
er L +25(1980)に記載されている。その
記載によると、ポリメタクリル酸を 200°Cで熱分
解した場合、グルタル酸無水物六員環構造がポリマー主
鎖中に生成すると同時にポリマー間でも縮合反応が起り
架橋性重合体が得られる。
しかしながら、このポリマーは分子間架橋を有するため
溶媒に溶解せずまた溶融もしない。換言すれば、これら
の方法によって得られる樹脂は、熱可塑性をイ1さず、
加工性に劣るものであった。
溶媒に溶解せずまた溶融もしない。換言すれば、これら
の方法によって得られる樹脂は、熱可塑性をイ1さず、
加工性に劣るものであった。
以上のようにポリマー側鎖反応ではセグメント間の反応
だけではなくポリマー間でも反応が起り架橋f1屯合体
が得られるのが通例である。
だけではなくポリマー間でも反応が起り架橋f1屯合体
が得られるのが通例である。
実際、従来の高分子側鎖反応を利用して得られた耐熱分
解性の工業産品は非溶解性の架橋性重合体に限られてい
た。
解性の工業産品は非溶解性の架橋性重合体に限られてい
た。
[発明の目的]
本発明は熱可塑性、透明性、耐熱性及び耐熱分解性を兼
備し、しかも製造が容易な重合体を提供することを目的
とする。
備し、しかも製造が容易な重合体を提供することを目的
とする。
[発明の概要]
本発明者らは上記目的を達成すべく鋭意検討を屯ねたと
ころ上記の如き不都合な架橋反応を生起せしめることな
く、重合体側鎖反応性基を分子内セグメント間でQ二い
に反応せしめることによって、グルタル酸無水物六員環
構造を主鎖中に含み、かつ、架橋構造が実質的に存在し
ない耐熱分解性に優れた熱可塑性重合体が得られること
を見い出し本発明を完成した。
ころ上記の如き不都合な架橋反応を生起せしめることな
く、重合体側鎖反応性基を分子内セグメント間でQ二い
に反応せしめることによって、グルタル酸無水物六員環
構造を主鎖中に含み、かつ、架橋構造が実質的に存在し
ない耐熱分解性に優れた熱可塑性重合体が得られること
を見い出し本発明を完成した。
■!uち、本発明の熱可塑性重合体は、 5〜99.9
重111%のtert−ブチルアクリレート又はter
t−ブチルメタクリレートと、0.1〜50重量%のメ
タクリル酸又はアクリル酸と、94.9重量%以下の、
それらと共重合可能なエチレン性単量体からなる重合体
を熱分解せしめて得られる耐熱性に優れた熱可塑性重合
体である。
重111%のtert−ブチルアクリレート又はter
t−ブチルメタクリレートと、0.1〜50重量%のメ
タクリル酸又はアクリル酸と、94.9重量%以下の、
それらと共重合可能なエチレン性単量体からなる重合体
を熱分解せしめて得られる耐熱性に優れた熱可塑性重合
体である。
本発明の熱可塑性重合体の原料重合体中のtert−ブ
チル(メタ)アクリレート構造単位は、分子間架橋結合
を形成することなく、分子内にグルタル酸無水物環を生
成せしめるための必須成分である。
チル(メタ)アクリレート構造単位は、分子間架橋結合
を形成することなく、分子内にグルタル酸無水物環を生
成せしめるための必須成分である。
即ち、原料重合体中のtert−ブチル(メタ)アクリ
レート構造単位は加熱処理することによって容易にイソ
ブチンを生成・脱離し、隣接セグメントであるtert
−ブチル(メタ)アクリレートが縮合反応して分子内セ
グメント間で(メタ)アクリル酸無水物環を形成する。
レート構造単位は加熱処理することによって容易にイソ
ブチンを生成・脱離し、隣接セグメントであるtert
−ブチル(メタ)アクリレートが縮合反応して分子内セ
グメント間で(メタ)アクリル酸無水物環を形成する。
また、隣接基が(メタ)アクリル酸エステルセグメント
である場合はtert−ブチル(メタ)アクリレートと
(メタ)アクリル酸エステルのセグメント間で縮合反応
が起り、(メタ)アクリル酸無水物環が生成する。
である場合はtert−ブチル(メタ)アクリレートと
(メタ)アクリル酸エステルのセグメント間で縮合反応
が起り、(メタ)アクリル酸無水物環が生成する。
以上の様なグルタル酸無水物環を生成する高分子側鎖反
応では、驚くべきことに、高分子環の縮合反1ごは起ら
ずに非架橋型重合体が生成し、その結果、溶媒可溶かつ
溶融可能な重合体が得られる。
応では、驚くべきことに、高分子環の縮合反1ごは起ら
ずに非架橋型重合体が生成し、その結果、溶媒可溶かつ
溶融可能な重合体が得られる。
このような結果となる理由は明確ではないが、重合体中
のtart−ブチル(メタ)アクリレートセグメントが
熱分解により分子内セグメント間縮合反)心が効率良く
優先的に進行するためと考えられる。
のtart−ブチル(メタ)アクリレートセグメントが
熱分解により分子内セグメント間縮合反)心が効率良く
優先的に進行するためと考えられる。
tert−ブチル(メタ)アクリレート単量体としては
、tert−ブチルメタクリレ−1・が好ましい。
、tert−ブチルメタクリレ−1・が好ましい。
tert−ブチルメタクリレートを含有する重合体を熱
分解すると、tert−ブチルメタクリレートセグメン
トは極めて容易に側鎖分解してイソブチンを生成壷脱離
し、綜合反応によってメタクリル酸無水物を構成して、
本発明である耐熱性及び耐熱分解性に優れた新規熱可塑
性重合体を得ることができる。
分解すると、tert−ブチルメタクリレートセグメン
トは極めて容易に側鎖分解してイソブチンを生成壷脱離
し、綜合反応によってメタクリル酸無水物を構成して、
本発明である耐熱性及び耐熱分解性に優れた新規熱可塑
性重合体を得ることができる。
原料重合体中のtert−ブチル(メタ)アクリレート
中量体の含有量は5〜99.8重量とする。特に、含有
量が5重量%未満であると十分な耐熱性が得られない。
中量体の含有量は5〜99.8重量とする。特に、含有
量が5重量%未満であると十分な耐熱性が得られない。
また1本発明に係る原料重合体には(メタ)アクリル酸
を含・1ノ゛。この(メタ)アクリル酸は原料重合体の
熱分解を促進せしめるための本発明の必須成分である。
を含・1ノ゛。この(メタ)アクリル酸は原料重合体の
熱分解を促進せしめるための本発明の必須成分である。
(メタ)アクリル酸が原料重合体に一定量存在すると、
熱分解反応は低温で進行し、また、熱分解反応待間がj
σくなる。
熱分解反応は低温で進行し、また、熱分解反応待間がj
σくなる。
(メタ)アクリル酸の含有量は0.1〜50重量%とす
る。この含有量が0.1未満であると、 tert −
ブチルメタクリレートセグメントの隣接部に(メタ)ア
クリル酸が存在する確率が極めて低くなるために側鎖分
解反応が十分に促進されなくなってしまう。また、含有
量が50重量%を超えると、原木4共 分解反応終了後の加熱成形試料の黄色度は大となり,ま
た、透明性も劣るものとなる。
る。この含有量が0.1未満であると、 tert −
ブチルメタクリレートセグメントの隣接部に(メタ)ア
クリル酸が存在する確率が極めて低くなるために側鎖分
解反応が十分に促進されなくなってしまう。また、含有
量が50重量%を超えると、原木4共 分解反応終了後の加熱成形試料の黄色度は大となり,ま
た、透明性も劣るものとなる。
更に、本発明の原料重合体には、tert−ブチル(メ
タ)アクリレートと共重合可能なエチレン性単量体が含
まれる。このエチレン性単量体は上記グルタル酸無水駒
間構造の形成に関与するものであってもよく、又は該環
構造の残りの成分を形成するものであってもよい。
タ)アクリレートと共重合可能なエチレン性単量体が含
まれる。このエチレン性単量体は上記グルタル酸無水駒
間構造の形成に関与するものであってもよく、又は該環
構造の残りの成分を形成するものであってもよい。
エチレン性中量体としては、スチレン、クロロスチレン
等の置換スチレン、エチレン及びプロピレン等のオレフ
ィン、アクリロニトリル等の他に,メチル(メタ)アク
リレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メ
タ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−
エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ
)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート
、ペンシル(メタ)アクリレートなとの炭素数1〜18
個を有する脂肪族又は芳香族官能基を含むアルキル(メ
タ)アクリレートを挙げることができる。
等の置換スチレン、エチレン及びプロピレン等のオレフ
ィン、アクリロニトリル等の他に,メチル(メタ)アク
リレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メ
タ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−
エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ
)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート
、ペンシル(メタ)アクリレートなとの炭素数1〜18
個を有する脂肪族又は芳香族官能基を含むアルキル(メ
タ)アクリレートを挙げることができる。
エチレン性中量体はその重合体が加熱により可及的に着
色し難く、かつ、分子間架橋構造を形成し難いものであ
ることが好ましい。この観点から,メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレ−I・、ブチルメタクリレート、
2−エチルへキシルメタクリレート、ラウリルメタクリ
レートなどのタフリレートか好ましい。
色し難く、かつ、分子間架橋構造を形成し難いものであ
ることが好ましい。この観点から,メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレ−I・、ブチルメタクリレート、
2−エチルへキシルメタクリレート、ラウリルメタクリ
レートなどのタフリレートか好ましい。
エチレン性中量体の含有量は84.9重量%以下とする
。含有量が94.8重量%を超えると耐熱分解性の高い
未発明の重合体が71)もれなくなるからである。
。含有量が94.8重量%を超えると耐熱分解性の高い
未発明の重合体が71)もれなくなるからである。
未発明に係る原料重合体を得るのに使用される重合触媒
としては、通常のラジカル重合開始剤を使用することが
出来る。
としては、通常のラジカル重合開始剤を使用することが
出来る。
枝体的には、例えば、ジーtertーブチルペルオキシ
ド、ジクミルペルオキシド、メチルエチルケトンペルオ
キシド、tert−ブチルペルフタレート、tert−
ブチルペルベンゾエート、メチルイソブチルケトンペル
オヤシド、ラウロイルベJレオキシド、シクロヘキシル
ペルオキシド、2.5−ジメチル−2.5−ジーter
tーブチルペルオキシヘキサン、tert−ブチルペル
オクタノエート、tert−ブチルペルイソブチレート
、tert−プチルペルオキシインブロビルカーポネー
ト等の有機過酸化物及びメチル−2,2゛−アゾビスイ
ソブチレート、1.1’ −アゾビスシクロヘキサン力
ルボニトリル、2−フェニルアゾ−2,4−ジメチル−
4−メトキシバレロニトリル、2−カルバモイル−アゾ
ヒスインブチロニトリル、2,2′−アゾヒス(2,4
−ジメチルへレロニトリル)、2.2′−アゾヒスイン
ブチロニトリル等のアゾ化合物が挙げられる。
ド、ジクミルペルオキシド、メチルエチルケトンペルオ
キシド、tert−ブチルペルフタレート、tert−
ブチルペルベンゾエート、メチルイソブチルケトンペル
オヤシド、ラウロイルベJレオキシド、シクロヘキシル
ペルオキシド、2.5−ジメチル−2.5−ジーter
tーブチルペルオキシヘキサン、tert−ブチルペル
オクタノエート、tert−ブチルペルイソブチレート
、tert−プチルペルオキシインブロビルカーポネー
ト等の有機過酸化物及びメチル−2,2゛−アゾビスイ
ソブチレート、1.1’ −アゾビスシクロヘキサン力
ルボニトリル、2−フェニルアゾ−2,4−ジメチル−
4−メトキシバレロニトリル、2−カルバモイル−アゾ
ヒスインブチロニトリル、2,2′−アゾヒス(2,4
−ジメチルへレロニトリル)、2.2′−アゾヒスイン
ブチロニトリル等のアゾ化合物が挙げられる。
また、原料重合体の調製用の連鎖移動剤としては、公知
の重合度調整剤、例えば、アルキルメルカプタン、四塩
化炭素、四臭化炭素、ジメチルアセトアミド、ジメチル
ポルムアミド、I・リエチルアミンなとが挙げられ、特
に、アルキルメルカプタンがIIIましい。
の重合度調整剤、例えば、アルキルメルカプタン、四塩
化炭素、四臭化炭素、ジメチルアセトアミド、ジメチル
ポルムアミド、I・リエチルアミンなとが挙げられ、特
に、アルキルメルカプタンがIIIましい。
重合方法としてはフリーラジカル開始の場合、乳化重合
、懸濁重合、塊状重合及び溶液重合が挙げられるが目的
に応して他の製造方法を採用することが出来る。またグ
ーリニヤール試薬重合開始触媒、アルキルリチウム系イ
オン重合触媒等を用いることもできる。
、懸濁重合、塊状重合及び溶液重合が挙げられるが目的
に応して他の製造方法を採用することが出来る。またグ
ーリニヤール試薬重合開始触媒、アルキルリチウム系イ
オン重合触媒等を用いることもできる。
これら原料重合体の熱分−解処理温度は100℃以」二
、好ましくは、130〜450℃、更に好ましくは15
0〜300℃どする。
、好ましくは、130〜450℃、更に好ましくは15
0〜300℃どする。
また、熱分解処理雰囲気としては窒素、アルゴン等の不
活性ガス雰囲気を用いることが好ましい。糖性カスを用
いると、しばしば異常反応か起こり、 Lf的とする重
合体が得られなくなってしまうからである、 このようにして得られる本発明の重合体はグルタル酸無
水物環構造単位のみならず、場合によっては、未反R1
の原本゛1セグメントであるであるte己−ブチル(メ
タ)アクリレート構造単位、又は、中間体セグメントで
ある(メタ)アクリル酊構潰「(1位を含むことができ
る。本発明の重合体は分子間架橋が実質曲に存在しない
。
活性ガス雰囲気を用いることが好ましい。糖性カスを用
いると、しばしば異常反応か起こり、 Lf的とする重
合体が得られなくなってしまうからである、 このようにして得られる本発明の重合体はグルタル酸無
水物環構造単位のみならず、場合によっては、未反R1
の原本゛1セグメントであるであるte己−ブチル(メ
タ)アクリレート構造単位、又は、中間体セグメントで
ある(メタ)アクリル酊構潰「(1位を含むことができ
る。本発明の重合体は分子間架橋が実質曲に存在しない
。
イワられる重合体中の架橋構造の有無の簡便分析法とし
ては重合体の溶融流動性の測定、或いはジメチルポルム
アミド、ジメチルスルホキシド、テトラ上1:ロフラン
、メチルエチルケトン等の溶媒への溶解性の確認による
方法がある。また、重合体の溶液中の未溶解粒子を光学
的もしくは物理的手法によって測定して重合体中の架橋
構造の生成の有無を確認することが出来る。
ては重合体の溶融流動性の測定、或いはジメチルポルム
アミド、ジメチルスルホキシド、テトラ上1:ロフラン
、メチルエチルケトン等の溶媒への溶解性の確認による
方法がある。また、重合体の溶液中の未溶解粒子を光学
的もしくは物理的手法によって測定して重合体中の架橋
構造の生成の有無を確認することが出来る。
光学的手法としては、例えば、光散乱法があり、物理的
手法としては、遠心分離機によって溶液濃度の変化をみ
る方法がある。また、架橋性重合体を遠心分離によって
ゲル状態で分離することも可能である。
手法としては、遠心分離機によって溶液濃度の変化をみ
る方法がある。また、架橋性重合体を遠心分離によって
ゲル状態で分離することも可能である。
また、本発明の重合体は、固有粘度が0.O1〜2du
/grであることが好ましい。
/grであることが好ましい。
固有粘度か、0.01d文/gr未満では重合体として
機械的強度が不足するため実用上使用が困難となる。又
、2d文/grを超えると粘度が大となり溶融成形なと
の賦形性に問題が生じることがある。
機械的強度が不足するため実用上使用が困難となる。又
、2d文/grを超えると粘度が大となり溶融成形なと
の賦形性に問題が生じることがある。
特に、成形材木1として使用する場合には、この重合体
の固有粘度は0.1−1di /grであることかlI
fましい。
の固有粘度は0.1−1di /grであることかlI
fましい。
尚、本明細書において、重合体の固有粘度は、デロービ
ショ、プ(Deereax−Bischoff)粘度計
によって試料ポリマー濃度0.5重量%のジメチルホル
ムアミド溶液の流動時間(ts)とジメチルホルムアミ
ドの流動時間(to)とを温度25± 0.1°Cで測
定し、 ts/10イI/iからポリマーの相対粘度η
relをめ、しかる後、次式より算出した値である。
ショ、プ(Deereax−Bischoff)粘度計
によって試料ポリマー濃度0.5重量%のジメチルホル
ムアミド溶液の流動時間(ts)とジメチルホルムアミ
ドの流動時間(to)とを温度25± 0.1°Cで測
定し、 ts/10イI/iからポリマーの相対粘度η
relをめ、しかる後、次式より算出した値である。
η1nh= (In ηrel )/c(式中、Cは溶
媒1001あたりのポリマーのグラL、数を表わす。) [発明の効果コ 本発明の熱可塑性重合体は耐熱性及び透明性に優れてお
り、各種の成形材ネ゛iや被覆材、レジスト材、光学材
料及び耐熱フィルムなどとして利用することが出来る。
媒1001あたりのポリマーのグラL、数を表わす。) [発明の効果コ 本発明の熱可塑性重合体は耐熱性及び透明性に優れてお
り、各種の成形材ネ゛iや被覆材、レジスト材、光学材
料及び耐熱フィルムなどとして利用することが出来る。
また、比較的固有粘度の高いものは溶融賦形される成形
材料や繊維素材としての適性を有している。また、この
重合体は低分子量ポリアミン等の架橋剤を併用すると架
橋硬化性を示す樹脂組成物とすることかできる。
材料や繊維素材としての適性を有している。また、この
重合体は低分子量ポリアミン等の架橋剤を併用すると架
橋硬化性を示す樹脂組成物とすることかできる。
更には、本発明の熱可塑性重合体とアンモニア又はアン
モニア発生能を有する試薬を加熱反応させることによっ
てグルタルイミド環構造を有する重合体を得ることがで
きる。尚、アンモニアU生能を有する試薬としては尿素
、置換尿素、ホルムアミド及びアンモニア水溶液が挙げ
られる。また、メチルアミン、エチルアミン、アニリン
等の・級アミンと反応させるとN−アルキル置換グルク
ルイミド環構造を有する重合体とすることができる。
モニア発生能を有する試薬を加熱反応させることによっ
てグルタルイミド環構造を有する重合体を得ることがで
きる。尚、アンモニアU生能を有する試薬としては尿素
、置換尿素、ホルムアミド及びアンモニア水溶液が挙げ
られる。また、メチルアミン、エチルアミン、アニリン
等の・級アミンと反応させるとN−アルキル置換グルク
ルイミド環構造を有する重合体とすることができる。
[発明の実施例]
以゛ド、実施例によって1本発明の熱可塑性重合体を更
に詳しく説明する。
に詳しく説明する。
これら実施例において、重合体の特性測定法は次の方法
によった。
によった。
赤外線吸+1タスペクトルは赤外線分光光度計(■[1
立製作所製285型)を用いKBrディスク法によって
411定した。
立製作所製285型)を用いKBrディスク法によって
411定した。
数平均分子量(にn)、型理平均分子量(Mw)及びZ
平均分子量(Mz)は東洋簿達輛製ゲルパーミェーショ
ンクロマトグラフィー)!LC−802URを用い、試
料濃度0.1(重硅/体積)%とし、エリューシゴンは
溶媒としてジメチルホルムアミドを用い、流速1.2m
l/分で行ナイ、検量線は単分散ポリスチレン検量線を
用いた。
平均分子量(Mz)は東洋簿達輛製ゲルパーミェーショ
ンクロマトグラフィー)!LC−802URを用い、試
料濃度0.1(重硅/体積)%とし、エリューシゴンは
溶媒としてジメチルホルムアミドを用い、流速1.2m
l/分で行ナイ、検量線は単分散ポリスチレン検量線を
用いた。
耐熱性試験はASTM−D−1525に従いビカット軟
化点測定機(東洋精機製作所製)を用い、A温速度50
± 5℃/hrとし試料片は5X IOX 10mmの
ものを用いた。
化点測定機(東洋精機製作所製)を用い、A温速度50
± 5℃/hrとし試料片は5X IOX 10mmの
ものを用いた。
貯蔵弾性率(Eo)及び損失弾性率(E”)は動的粘弾
tb l1lll定装置(東洋ボルドウィン■製)を用
い11011z 51温速度2℃/分で7111可した
。
tb l1lll定装置(東洋ボルドウィン■製)を用
い11011z 51温速度2℃/分で7111可した
。
カラス転移温度の測定には差動走査熱量計(PERKI
N−EL)IEII []5C−2C型)を使用した。
N−EL)IEII []5C−2C型)を使用した。
耐熱分解性の測定は熱重量分析(TGA)(PERKI
N−ELMERTGS−1型)によった。
N−ELMERTGS−1型)によった。
溶解性試験は簡便法としては、特定の溶媒による溶解性
を目視試験した。同時に遠心分離法(久保田製作所@製
KH−180遠心分離機)により 15000回転/分
で60分遠心分離した後ゲル分の存在の有無により溶解
性の評価とした。
を目視試験した。同時に遠心分離法(久保田製作所@製
KH−180遠心分離機)により 15000回転/分
で60分遠心分離した後ゲル分の存在の有無により溶解
性の評価とした。
なお、以下に記載される「部」は重量部を表わすものと
する、 【亙剣」 メチルメタクリレート48部、 tert−ブチルメタ
クリレート49部、メタクリル酸2部、2.2゛−アン
ビスイソブチロニトリル0.01部及びtert−ドデ
シルメルカプタン0.1部を溶解してガラス性アンプル
内に入れ、液体窒素温度下で冷却した後、脱気をくり返
して窒素雰囲気ドで封管した。次いでこの封管アンプル
を加熱浴中に入れ70°Cで15時間加熱した後、更に
+20°Cで3時間加熱して重合を完結させた。この重
合における単歇体の反応転化率は96%であった。
する、 【亙剣」 メチルメタクリレート48部、 tert−ブチルメタ
クリレート49部、メタクリル酸2部、2.2゛−アン
ビスイソブチロニトリル0.01部及びtert−ドデ
シルメルカプタン0.1部を溶解してガラス性アンプル
内に入れ、液体窒素温度下で冷却した後、脱気をくり返
して窒素雰囲気ドで封管した。次いでこの封管アンプル
を加熱浴中に入れ70°Cで15時間加熱した後、更に
+20°Cで3時間加熱して重合を完結させた。この重
合における単歇体の反応転化率は96%であった。
次に、この生成重合体をテトラヒドロフランに溶解した
後、n−ヘキサン中へ投入して沈毅させる操作を数回く
り返して正合体を精製した。
後、n−ヘキサン中へ投入して沈毅させる操作を数回く
り返して正合体を精製した。
精製重合体は次のような物性を有していた。
数平均分子量(Mn) ; 8.75 X 104m
k平均分子量(Mv) ; 22.6X 104Z平均
分子fr (Mz) ; 33.7X 10部Mw/
Mn= 2.58、 Mz/ Mn= 3.85固有粘
度 ; 0.42 d文/gr また、この重合体の赤外吸収スペクトルを測定したとこ
ろ波数1 ? 20 c m−’にエステルカルボニル
の伸縮振動に基づく吸収が観測された。
k平均分子量(Mv) ; 22.6X 104Z平均
分子fr (Mz) ; 33.7X 10部Mw/
Mn= 2.58、 Mz/ Mn= 3.85固有粘
度 ; 0.42 d文/gr また、この重合体の赤外吸収スペクトルを測定したとこ
ろ波数1 ? 20 c m−’にエステルカルボニル
の伸縮振動に基づく吸収が観測された。
次に、この重合体をガラス管に入れ窒素雰囲気下でオイ
ル浴中、 230℃、3時間加熱分解反応させた。この
反75において揮発性有機カス分としてイソブチンが生
成しその他メタノール及び水の生成も確認された。反応
終了後、1時間、1.OmmHgの試用下で揮発成分を
除去して発泡した白色の樹脂体を7!Iた。この樹脂体
を粉砕した重合体粉末は次の様な物性を有していた。
ル浴中、 230℃、3時間加熱分解反応させた。この
反75において揮発性有機カス分としてイソブチンが生
成しその他メタノール及び水の生成も確認された。反応
終了後、1時間、1.OmmHgの試用下で揮発成分を
除去して発泡した白色の樹脂体を7!Iた。この樹脂体
を粉砕した重合体粉末は次の様な物性を有していた。
数千均分イ@ (Mn) ; 8.70 X 10部重
量平均分子量(Mす、 22.2X 1042平均分子
量(Mz) ; 33.IX 10部Mw/ Mn=
2.55、 Mz/ Mn= 3.80固有粘度 、0
.40 d文/gr この重合体のジメチルホルムアミF10(ffi量/体
積)%溶液として溶解すると均一に溶解していることが
!」視判定された。この屹篇を 15000回/分で遠
心分#、操作して沈澱部にゲル成分の存在の有無を確認
したところ、均一溶液でゲル成分は存在しなかった。
量平均分子量(Mす、 22.2X 1042平均分子
量(Mz) ; 33.IX 10部Mw/ Mn=
2.55、 Mz/ Mn= 3.80固有粘度 、0
.40 d文/gr この重合体のジメチルホルムアミF10(ffi量/体
積)%溶液として溶解すると均一に溶解していることが
!」視判定された。この屹篇を 15000回/分で遠
心分#、操作して沈澱部にゲル成分の存在の有無を確認
したところ、均一溶液でゲル成分は存在しなかった。
また、この重合体を 250°C1C115(1部cm
2で加熱加圧成形して厚さ 150 p−aのフィルム
を作成し、動的粘弾性を測定した。損失弾性率(E”)
の分散ピークは 152℃に現れた。
2で加熱加圧成形して厚さ 150 p−aのフィルム
を作成し、動的粘弾性を測定した。損失弾性率(E”)
の分散ピークは 152℃に現れた。
また、差動走査熱量λ1を使用してめたガラス転移温度
は125〜154℃の間であった。
は125〜154℃の間であった。
更に、に記数形フィルムの赤外吸収スペクトルの測定を
行なった結果、波数1720c「1にエステルカルボニ
ルの伸縮振動の吸収の他、波数1756及び1802
c m ’にグルグル#無水物基の生成による酸無水物
カルボニル伸縮振動の吸収が確認された。
行なった結果、波数1720c「1にエステルカルボニ
ルの伸縮振動の吸収の他、波数1756及び1802
c m ’にグルグル#無水物基の生成による酸無水物
カルボニル伸縮振動の吸収が確認された。
次に、この重合体をメルトインデクサ−(束群精機製作
所にかけて230°C,lokg′Q重下で押出したと
ころ良好なストランド状樹脂体が得られ58gr/10
分のMI値を示した。
所にかけて230°C,lokg′Q重下で押出したと
ころ良好なストランド状樹脂体が得られ58gr/10
分のMI値を示した。
出発原料である。tert−ブチルメタクリレートとメ
チルメタクリレートとの共重合体の分子量及び分子量分
布と、この原料共重合体を加熱処理することにより得た
本発明の熱可塑性重合体の分子量及び分子量分布をゲル
パーミェーションクロマトグラフィー(cpc)測定に
よって比較したところ、本発明の重合体には加熱分解に
伴う脱オレフィン化、脱水、脱アルコール化及びその熱
分解初期のわずかなポリマー釦の分解による見掛上の分
子量の低下が認められた。しかしながら、分子間架橋反
応にツ(づく分子量の増大化並びに分子量分布の拡大及
び主鎖切断に基づく分子量の大幅な低下及び分子量分布
の大幅な変化は認められなかった。
チルメタクリレートとの共重合体の分子量及び分子量分
布と、この原料共重合体を加熱処理することにより得た
本発明の熱可塑性重合体の分子量及び分子量分布をゲル
パーミェーションクロマトグラフィー(cpc)測定に
よって比較したところ、本発明の重合体には加熱分解に
伴う脱オレフィン化、脱水、脱アルコール化及びその熱
分解初期のわずかなポリマー釦の分解による見掛上の分
子量の低下が認められた。しかしながら、分子間架橋反
応にツ(づく分子量の増大化並びに分子量分布の拡大及
び主鎖切断に基づく分子量の大幅な低下及び分子量分布
の大幅な変化は認められなかった。
次に、この重合体を25φペント式押出機(第一実業■
製、タイス温度230°C、アダプタ一温度230℃、
スクリューバレル温度200〜230°C、フルフライ
トスクリュー L/D = 24)を使用して押出成形
後ペレフト化した。このペレット化した重合体を使用し
−(1オンス立型スクリユ一式射出成形機(111城精
機製作所製5AV−3OA)により平板成形板(BOX
80X 2mm)を得た。
製、タイス温度230°C、アダプタ一温度230℃、
スクリューバレル温度200〜230°C、フルフライ
トスクリュー L/D = 24)を使用して押出成形
後ペレフト化した。このペレット化した重合体を使用し
−(1オンス立型スクリユ一式射出成形機(111城精
機製作所製5AV−3OA)により平板成形板(BOX
80X 2mm)を得た。
この樹脂成形板について、ASTM D−1003に従
い光学的性質を測定したところ全光線透過率80%、曇
価4.5であった。
い光学的性質を測定したところ全光線透過率80%、曇
価4.5であった。
この重合体の物性の主なものを第1表に示す。
丈」1健!二二1
第1表に示すように単量体組成物を用1.%て実施例1
と同様な操作をくり返して原料重合体を得、これに加熱
処理を施して本発明の重合体を得た。
と同様な操作をくり返して原料重合体を得、これに加熱
処理を施して本発明の重合体を得た。
その物性を測定した結果を第1表に示す。
k歳爽1ご」
メチルメタクリレート49部、tert−ブチルメタク
リレート ゾヒスイソブチロニトリル0,01部及びtert−ド
゛デシルメルカプタン0.1部を溶解して力゛ラス性ア
ンプル内に入れ、実施例1と同様番とオイル浴Llll
、230°Cで30分間加熱分解反応させた。赤外吸1
y.スペクI・ルの酸無水物カルボニルの吸収量力1ら
反応転化率は45%と確認された。
リレート ゾヒスイソブチロニトリル0,01部及びtert−ド
゛デシルメルカプタン0.1部を溶解して力゛ラス性ア
ンプル内に入れ、実施例1と同様番とオイル浴Llll
、230°Cで30分間加熱分解反応させた。赤外吸1
y.スペクI・ルの酸無水物カルボニルの吸収量力1ら
反応転化率は45%と確認された。
更に、熱分解処理を行ない、第1表しこ示す力u熱処理
時間後にtIIられた重合体の物性を測定した。
時間後にtIIられた重合体の物性を測定した。
その結果を第1表に示す。
【i涯l二月
第1表に示す単量体組成物を川0て実施例1と同様にし
て原料重合体を得た。この重合体をオイル浴中で230
”0 、 30分間加熱し熱分解せしめた。
て原料重合体を得た。この重合体をオイル浴中で230
”0 、 30分間加熱し熱分解せしめた。
この分解物の反応転化率を赤外吸収スペクトルの酸無水
物カルボニルの吸収からめた。その結果を第1表に示す
。
物カルボニルの吸収からめた。その結果を第1表に示す
。
また、更に加熱分解反応を3時間行なって得られた重合
体の物性を併せて第1表に掲げる。
体の物性を併せて第1表に掲げる。
旧較l」
メチルメタクリレート 100部、2.2° −アゾビ
スインブチロニトリル0.01部及びtert−ドデシ
ルメルカプタン0.1部を溶解してガラス製アンプル内
に入れ,液体窒素温度下で冷却した後、脱気をくり返し
て窒゛素雰囲気下で封管した。
スインブチロニトリル0.01部及びtert−ドデシ
ルメルカプタン0.1部を溶解してガラス製アンプル内
に入れ,液体窒素温度下で冷却した後、脱気をくり返し
て窒゛素雰囲気下で封管した。
次いでこの」〜1管アンプルを加熱浴中に入れ70℃で
15吟間加熱L7た後、更に 120°Cで3時間加熱
して重合を完結させた。この重合における単量体の反応
転化率は9’/%であった。
15吟間加熱L7た後、更に 120°Cで3時間加熱
して重合を完結させた。この重合における単量体の反応
転化率は9’/%であった。
次に、このろ1成重合体をテトラヒドロフランに溶解し
た後、n−ヘキサン中へ投入して沈澱させる操作を数回
くり返して重合体を精製した。この精製重合体は次の様
な物性を有していた。
た後、n−ヘキサン中へ投入して沈澱させる操作を数回
くり返して重合体を精製した。この精製重合体は次の様
な物性を有していた。
数平均分子量(Mn) ; 5.71X 104重量平
均分子量(My) ; 14.3 X 104Z平均分
子砥(Hz) : 20.OX 104My/ Mn=
2.88 、 Mz/ Mn= 3.50因有粘度
; 0.30 d見/gr また。この重合体の赤外吸収スペクトルを3111定L
タトコロ波数1720cm−’にエステルカルボニル
の伸縮振動に基づく吸収が観測された・ 次にこの重合体をガラス管に入れ窒素雰囲気下でオイル
浴中、 230℃、5時間加熱分解反応させた。この反
応において揮発性有機カスが生成したが揮発性カス成分
はメチルメタクリレート単量体でありこれは重合体主鎖
の解重合にもとづくものであった。
均分子量(My) ; 14.3 X 104Z平均分
子砥(Hz) : 20.OX 104My/ Mn=
2.88 、 Mz/ Mn= 3.50因有粘度
; 0.30 d見/gr また。この重合体の赤外吸収スペクトルを3111定L
タトコロ波数1720cm−’にエステルカルボニル
の伸縮振動に基づく吸収が観測された・ 次にこの重合体をガラス管に入れ窒素雰囲気下でオイル
浴中、 230℃、5時間加熱分解反応させた。この反
応において揮発性有機カスが生成したが揮発性カス成分
はメチルメタクリレート単量体でありこれは重合体主鎖
の解重合にもとづくものであった。
反応終r後、1時間1.0+amHgの減圧下で揮発成
分を除去して透明の樹脂体を得た。この樹脂体を粉砕し
た重合体粉末は次のような物性を有していた。
分を除去して透明の樹脂体を得た。この樹脂体を粉砕し
た重合体粉末は次のような物性を有していた。
数平均分子量(Mn) ; 5.20X 104ill
平均分子量(Mw) ; 13.5 X 104Z ′
l”均分子量(Mz) ; 17.8 X 104Mw
/Nn= 2.6 、Mz/Mn= 3.42固有粘度
、 0.27 d文/gr この重合体をクロロホルム10(重合/体積)%混合体
として混合させると、重合体は均一 に溶解することが
目視判定された。この溶液を 15000回/分で遠心
分離操作して沈澱部にゲル成分の存在の有無を確認した
ところ、均一溶液でゲル成分は存在17なかった。
平均分子量(Mw) ; 13.5 X 104Z ′
l”均分子量(Mz) ; 17.8 X 104Mw
/Nn= 2.6 、Mz/Mn= 3.42固有粘度
、 0.27 d文/gr この重合体をクロロホルム10(重合/体積)%混合体
として混合させると、重合体は均一 に溶解することが
目視判定された。この溶液を 15000回/分で遠心
分離操作して沈澱部にゲル成分の存在の有無を確認した
ところ、均一溶液でゲル成分は存在17なかった。
この重合体試料を250℃、150kg/cm2で加熱
加圧成形して厚さ 150ルmのフィルJ、を作成し、
動的粘弾性を測定した。
加圧成形して厚さ 150ルmのフィルJ、を作成し、
動的粘弾性を測定した。
損失弾性率(E”)の分散ピークは 107℃であった
。
。
同様にしてIOX IOX 5 ll1mの平板を作成
してビカント軟化点を測定したところ98℃であった。
してビカント軟化点を測定したところ98℃であった。
また、差動走査熱量計を使用してガラス転移温度を測定
したところ、その温度は78〜109°Cの間であった
。
したところ、その温度は78〜109°Cの間であった
。
更に、上記成形フィルムの赤外吸収スペクトルの測定を
行なったところ、波数1720c「lにエステルカルボ
ニルの伸縮振動の吸収が観測されたが加熱分解反応前の
重合体と同様波長1756及び1802 c m−’に
グルタル酸無水物基の生成による酸無水物カルボニル伸
縮振動の吸収は認められなかった。また、加熱分解重合
体をメルトインデクサ−(東洋精機製作新製)にかけて
230°C1IOkgti重下で押出したところ良好な
ストランド状樹脂体がfワられ15gr/10分のMI
値を示した。
行なったところ、波数1720c「lにエステルカルボ
ニルの伸縮振動の吸収が観測されたが加熱分解反応前の
重合体と同様波長1756及び1802 c m−’に
グルタル酸無水物基の生成による酸無水物カルボニル伸
縮振動の吸収は認められなかった。また、加熱分解重合
体をメルトインデクサ−(東洋精機製作新製)にかけて
230°C1IOkgti重下で押出したところ良好な
ストランド状樹脂体がfワられ15gr/10分のMI
値を示した。
第1表に得られた物性の主なものを示す。
を紋l」
メチルメタクリレート50部、 tert−ブチルメタ
クリレート50部、2.2° −アゾビスイソブチロニ
トリル0.01部及びtert−ドデシルメルカプタン
0.1部を溶解17てガラス製アンプル内に入れ、実施
例1と同様にして得られた重合体をオイル浴中、230
°C230分間加熱分解せしめた。この分解物は赤外吸
収スペクトルの酸無水物カルボニル吸収部から反応転化
率が30%と確認された。
クリレート50部、2.2° −アゾビスイソブチロニ
トリル0.01部及びtert−ドデシルメルカプタン
0.1部を溶解17てガラス製アンプル内に入れ、実施
例1と同様にして得られた重合体をオイル浴中、230
°C230分間加熱分解せしめた。この分解物は赤外吸
収スペクトルの酸無水物カルボニル吸収部から反応転化
率が30%と確認された。
この重合体について引続き計5時間加熱分解反応を行な
ったところ、実施例1で得られた重合体と同様の重合体
が得られた。
ったところ、実施例1で得られた重合体と同様の重合体
が得られた。
Claims (1)
- 1.5〜89.8型部%のtart−ブチルアクリレー
ト父はtart−ブチルメタクリレートと、0,1〜5
0重lit%のメタクリル酸又はアクリル酸と、94.
8重量%以下の、それらと共重合可能なエチレン性単量
体からなる重合体を熱分解せしめて得られる耐熱性に優
れた熱可塑性重合体。 2、エチレン性単量体がアクリル酸エステル又はメタク
リル酸エステルである特許請求の範囲第1ダ1記載の熱
可塑性重合体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16841683A JPS6060111A (ja) | 1983-09-14 | 1983-09-14 | 熱可塑性重合体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16841683A JPS6060111A (ja) | 1983-09-14 | 1983-09-14 | 熱可塑性重合体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6060111A true JPS6060111A (ja) | 1985-04-06 |
JPH0460127B2 JPH0460127B2 (ja) | 1992-09-25 |
Family
ID=15867718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16841683A Granted JPS6060111A (ja) | 1983-09-14 | 1983-09-14 | 熱可塑性重合体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6060111A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002085980A1 (en) * | 2001-04-20 | 2002-10-31 | Plaskolite, Inc. | High heat distortion temperature methacrylate polymer blends |
JP2004067833A (ja) * | 2002-08-05 | 2004-03-04 | Toray Ind Inc | コーティング用組成物 |
JP2010528080A (ja) * | 2007-05-25 | 2010-08-19 | エボニック レーム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 再生メタノールを使用したメタクリル酸メチルの製造方法 |
JP2010528078A (ja) * | 2007-05-25 | 2010-08-19 | エボニック レーム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 酸化によるメタクリル酸の製造における原料組成物の使用 |
JP2010528079A (ja) * | 2007-05-25 | 2010-08-19 | エボニック レーム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 酸化中のエステル化によるメタクリル酸メチルの製造方法 |
-
1983
- 1983-09-14 JP JP16841683A patent/JPS6060111A/ja active Granted
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002085980A1 (en) * | 2001-04-20 | 2002-10-31 | Plaskolite, Inc. | High heat distortion temperature methacrylate polymer blends |
JP2004067833A (ja) * | 2002-08-05 | 2004-03-04 | Toray Ind Inc | コーティング用組成物 |
JP2010528080A (ja) * | 2007-05-25 | 2010-08-19 | エボニック レーム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 再生メタノールを使用したメタクリル酸メチルの製造方法 |
JP2010528078A (ja) * | 2007-05-25 | 2010-08-19 | エボニック レーム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 酸化によるメタクリル酸の製造における原料組成物の使用 |
JP2010528079A (ja) * | 2007-05-25 | 2010-08-19 | エボニック レーム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 酸化中のエステル化によるメタクリル酸メチルの製造方法 |
US8829235B2 (en) | 2007-05-25 | 2014-09-09 | Evonk Röhm GmbH | Process for preparation of methyl methacrylate by esterification during oxidation |
US9206108B2 (en) | 2007-05-25 | 2015-12-08 | Evonik Roehm Gmbh | Use of a feed compositions in preparation of methacrylic acid by oxidation |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0460127B2 (ja) | 1992-09-25 |
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