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JPS6057168B2 - 複合接点 - Google Patents

複合接点

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Publication number
JPS6057168B2
JPS6057168B2 JP3821978A JP3821978A JPS6057168B2 JP S6057168 B2 JPS6057168 B2 JP S6057168B2 JP 3821978 A JP3821978 A JP 3821978A JP 3821978 A JP3821978 A JP 3821978A JP S6057168 B2 JPS6057168 B2 JP S6057168B2
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JP
Japan
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layer
contact
aucu
alloy
composite
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JP3821978A
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公志 辻
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPS54130436A publication Critical patent/JPS54130436A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は比較的低接触圧て使用される複合接点に関す
る。
従来からスイッチング接点としては、貴金属およびそ
の合金の接点がよく知られており、特に、Au(金)系
接点の白金系(白金、ロジウム、ルテニウム等)接点が
よく使用されている。
AuおよびAu合金のAu系接点は比較的融点および硬
度が低く、そのために、接点負荷が重負荷(例えば20
V、IA)の場合に使用したときに、接点開閉時に発生
するアーク熱による溶着、変形が生じ易く、又、接点同
士を接触させたON状態で通電した時に、接点同士が互
いにひつつき合い開離不能となる、いわゆる粘着障害が
生じ易いものであつた。しかし、一方Au系接点は、耐
触性および耐雰囲気性には優れており、そのため軽負荷
での使用時では、接点開閉回数が進んでも接点接触抵抗
は増大せず比較的安定している長所があつた。 又、白
金系接点では、融点および硬度が高いため重負荷での使
用時では、溶着、変形や粘着障害を生じないものである
が、軽負荷時では白金系接点特有の絶縁性の有ポリマー
である薄い膜状の、いわゆるブラウンパウダーが発生し
、そのため接点開閉回数が進むと接触抵抗が増大し、接
良不良(ミス)を生じる欠点があり、又、初期接触抵抗
が高い(50mΩ以上)という欠点、すなわち、特に低
接触圧で使用される場合、例えばリレー用の接点におい
て初期接触抵抗が高いということはノイズの原因となつ
て、問題となつていた。 第一の発明は以上のような実
情に鑑みて為されたものであり、その目的とするところ
は、Au系接点の弱点である重負荷での開閉時における
溶着変形、粘着をなくし、初期接触抵抗が低く安定しか
つ高寿命の接点を提供するところにある。
本発明者は、比較的低接触圧で使用される接点例えば
リレー用接点等の材料として種々のAu系の材料につい
て検討した結果、AuとCuとのAuCu合金(Cu0
.1〜1喧量%)中にある複合粒子と井桁、分散させた
AuCu系材料を用いた接点材料が比較的重負荷(例え
ば20V,1A)での接点開閉で優れていることを見い
だした。しかしながらその複合粒子には次の特性が要求
される。すなわち、(1)硬度が非常に高いこと。
(2)融点が高いこと。
(3)大気中での種々の腐触性ガスに対し安定している
こと。
(4)耐酸化性が大きいこと。
(5)導電性であること。
が要求される。
そこで、本発明者らはこのような特性を持つ複合粒子に
ついて研究を進めた結果、タングステンカーバイド(W
C)粒子が上記特性を有し、かつ量産性と低価格を具備
したものであることを見いだし第一の発明を完成した。
すなわち、第一の発明はAuCu合金中にタングステン
カーバイド粒子を分散させてなる合金層を接点表面とし
たことに特徴を有し、WC粒子をAuCu合金中に分散
させたことにより、AuCu合金を複合強化し、その結
果Au系接点の弱点である重負荷での接点開閉において
溶着、粘着及び変形のない高性能の複合接点が得られた
上記WC粒子の粒径は10μ以下が好ましく、その共析
量は30〜50V01%(容量%)が好ましいもので、
そしてAuCu−WC合金層の厚みは1〜15μが好ま
しく、その場合には、効果が顕著に現われ、最も好まし
いのは、WC粒子の粒径1μ、共析量40■0I%、層
厚3〜5μであることがわかつた。そしてAuCu−W
C合金層の母材(基材)となるAuCu合金について述
べる。純Auは非常に軟かく(ビッカース硬さHv8O
〜90)、機械的強度に弱いものであり、その糾Au中
に複合粒子を共析させて、複合強化を図つても、その効
果は弱く、重負荷で接点開閉したとき溶着障害を生じる
ことがわかつた。しかし、接触抵抗が顕著に増大しない
程度に.Auの合金化を図り、硬度の上昇および機械的
強度の増大を図る必要があつた。そこで、発明者等は、
CuをAuに合金化させることにより、硬度がビッカー
ス硬さHV2OO程度にまでするAuCu合金を選択し
た。第1図にWC粒子径を1μ、CUl重・量%AuC
u−WC合金層厚を3μとして形成したときの複合接点
のWC粒子の共析量■(VOl%)と20V,1Aでの
接点寿命N(接点開閉回路)の関係を示す。縦軸は接点
寿命N1横軸は共析量Vを示し、図において、WCの共
析量が40V01%のところが最も寿命が長く、高性能
であることを示しWCの共析量が、40V01%のとこ
ろが最も好ましいことがわかつた。次に、AuCu−W
C合金接点表面度の製造方法の一例を述べる。例えば、
AuCu合金を接点母材上に電着させると共に、WCが
共析する複合めつき方法により、ALlCU一WC接点
表面層を形成させる。すなわち、メッキ液中にWC粒子
を混入せしめ、十分攪拌後、通電ノし、めつきするもの
である。この複合めつき法により、AuCu合金中にW
C粒子が均一に分散する。AuCu−WC接点表面層を
得ることができた。第二の発明について述べる。
本発明者はさらに研究を進めた結果、第一の発明である
接点母材上にAuCu−WC合金の接点表面層を形成し
た上に、純Au層を形成させることにより、軽負荷(例
えば100mV,1mA)の接点開閉時に開閉動作回数
が進行しても接点接触抵”抗をよソー層安定化させるこ
とができることを見いだし第二の発明を完成した。
すなわち、第二の発明はタングステンカーバイド粒子を
AuCu合金中に分散させてなる合金接点表面層の表面
に純Au層を形成したところに特徴を有し、AuCu−
WC合金層上に純Au層を形成したことにより、接点開
閉時にAuCu−WC合金層のCuの配化を防止し、接
点接触抵抗をよソー層安定化させるものである。
つぎに、純Au層について詳しく述べる。純Au層の厚
さが小さすぎると上記の効果が小さくなり、逆に厚さが
大きすぎると重負荷時の接点開閉時に、アーク熱により
AuCu−WC合金層へ純Au層のAuが拡散し、接点
表面のCu濃度を相対的に下げ、このため溶着が生じや
すく、接点寿命の劣化原因となり、問題となる。このよ
うなことから、本発明者は種々検討した結果、純Au層
の厚みは、0.1〜0.5μが好ましく最も好ましいの
は0.2〜0.3μであることがわかつた。次に、第三
、第四の発明について述べる。
上述の第一、第二の発明において、AuCu−WC合金
層を接点母材(一般にFe系材料)にメッキするには、
密着性が比較的良くなく、本発明者は、研究を進めた結
果、接点母材とAuCu−WC合金層との間に下地材を
介在させることにより、両者の結合を非常に良くするこ
とを見いだした。
しかしながらこの下地には、つぎの特性が要求される。
すなわち、(1)AUCU−WC層との密着性がよいこ
と。
(2)融点が高いこと(アーク熱により下地がAuCu
−WC層と合金化して融点が下がることが予想されるか
ら)。(3)熱伝導率が大きいこと(溶着を防ぐため)
。(4)導電率が高いこと。(5)接点母材との密着性
が高いこと。
(6)接点母材成分(Fe)が拡散により接点表面に析
出しないように接点母材成分の拡散率が小さいこと。
が要求される。
そこで、本発明者はこのような特性をもつ下地について
さらに研究を進めた結果、下地を2層構造とし、接点母
材上に、下地として順次Cu層,Ni層を形成すること
によりAuCu−WC合金層と接点母材を強固に結合す
ることを見いだした。すなわちNi層は接点表面部分を
構成するAuCu一WC層と密着性がよく、かつ融点が
高く接点の溶着を防ぐことができ、接点母材であるFe
等の拡散率が小さい。
しかしながら、Ni層は接点母材との密着性が悪い。そ
こで、このNi層と接点母材の間に、その両者と密着性
のよいCu層を介在させ、両者を結合させたのである。
Cu層は、熱および電気伝導度がよいため、接点の耐溶
着性向上に寄与する。また、Ni層は拡散率が小さいた
め、Cu層の拡散も抑制する。すなわち、この2層構造
の下地は、前述の下地として要求される全ての特性を備
えている。下地について詳しく述べる。下地を構成する
Ni層とCu層の厚さが小さいと上記の効果が小さくな
る。逆に、厚みが大きいとコストアップを招き、特にN
i層では導体抵抗の上昇及び熱伝導率が低いことに基づ
く接点温度の上昇が問題となる。本発明者は、このよう
なことから、種々検討した結果、Ni層及びCu層の厚
さは、それぞれ1〜5μが好ましく、最も好ましいのは
3μであることがわかつた。すなわち以上のように第三
の発明では、接点母材上に順次Cu層、U1層およびA
uCu−WC合金接点表面層を形成した複合接点であり
、第四の発明では接点母材上に順次Cu層,Si層,A
uCu−WC合金層および純Au層を形成した複合接点
である。
そしてこのように構成された複合接点実施例の拡大断面
図を図に示す。第2図は第三の発明の複合接点の拡大断
面図であり、第3図は第四の発明の複合接点の拡大断面
図である。第2図において、1はFe系材料からなる接
点母材、2はCu層、3はNi層、4はCu層2とNi
層3からなる下地、5は接点表層を構成するAuCu−
WC合金層である。このAuCu−WC合金層5は、A
uCu合金5a中にWC粒子5bを分散させて構成され
ている。第3図において、6は純Au層で、AuCu−
WC合金層5上に形成されている。以上の第一、第二、
第三、第四の発明のいづれもAuCu合金中にWC粒子
を分散させてなるところのAuCu−WC合金層を用い
ているところに共通点がある。
以上要するに、第一の発明の複合接点は、AuCu合金
中にWC粒子を分散させたAuCu−WC合金層を接点
の表面層としたため、重負荷での接点開閉時に、接点間
の溶着、粘着障害を防ぎ、かつWC粒子は導電性である
ため、AuCu合金中にWC粒子を分散させても、接触
抵抗は増大せす、AuCu合金とほぼ同一となり、その
ため、初期接触抵抗は低く、かつ安定しており、かつ、
WC粒子により摩耗が少ないため接点開閉回数が進んで
も接触抵抗が低く、安定している。
したがつて、接点は高寿命となる。第二の発明の複合接
点は、耐触性のよいAuCu一WC合金表面層上に、さ
らに純Auをフラッシュ(薄い層)して、純Au層を形
成しているため、接ノ点開閉回数が進行しても腐獣生成
物ができず、そして、AuCu−WC合金層のCuを配
化させず、接触抵抗をよソー層、低く安定させることに
なり、そのため接触障害が生じさせない効有を有する。
かつ第二の発明の複合接点は、第一の発明の効果7をす
べて持つており、重負荷から軽負荷までの接点開閉時に
、接点開閉回数が進行しても、接触抵抗は安定しており
、高容量・ドライ兼用の接点を得ることができる。第三
の発明の複合接点は、AuCu−WC合金層フと接点母
材との間に下地としてCu層およびNi層をを介在させ
たため、接点が長寿命となり、下地の作用によりAuC
u−WC合金層が強固に接点用材に密着固定され、かつ
下地により接点母材の拡散が抑制されて耐腐触性が向上
する効果を有する。
第四の発明の複合接点は、接点母材上に順次Cu層、S
i層、AuCu−WC合金層および純AuWを形成した
ので以上の第一、第二、第三の発明の効果のすべてを有
している。
すなわち、重負荷から軽負荷までの接点開閉時に、接点
点開閉回数が進行しても、接触抵抗は低く安定しており
、溶着、粘着や変形等の障害が生じず、かつ接点母材と
AuCu−WC合金層とが強固に密着固定され、接点母
材の拡散が抑制され、耐腐触性が向上され、したがつて
接点寿命が非常に長くできるという効果を有する。つぎ
に実施例を説明する。
(第一発明の実施例) 〔実施例1〕 AuCu−WC合金層は、Auの機械的強度を増大させ
るために、Cuを1重量%だけAu中固溶させ、このA
uCu合金中にWC粒子を共析させたものである。
これらは複合めつき法による電解析出で得られたもので
ある。すなわち、AuCu合金めつき液(商品名:ニユ
ートロネツクス240,日本エレクトロプレーテイング
エンジニヤーズ社製)を使用し、その液中にWC粒子を
混入し、複合めつきを行ない、接点母材上にAuCu−
WC合金層を形成した。WC粒子の粒径は約1μであり
、AuCu合金中に非常に細かく分散しており、その共
析量は後述するWC共析量測定法によつて測定するもの
であり、めつき浴中へのWC粒子の混入量を増減するこ
とにWC粒子のAuCu合金中の共析量を制御し、又、
めつき時間により層厚を制御.した。そしてWC粒子の
共析量は約27■o1%で、層厚は3μに形成した。な
お複合めつき条件は下記のとおりである。複合めつき条
件 電流密度 ;0.5A/dイ 浴 温 ;65℃ WC粒子混入量;15g/′ めつき時間 ;1紛 以上のようにして目的とする複合接点を得た。
〔実施例2〕WC粒子の共析量を約40V01%(WC
粒子混入量;25y/f)とした外は実施例と同様にし
て複合接点を得た。
〔実施例3〕 WC粒子の共析量を約50V01%(WC粒子混入量;
35y/′)とした外は実施例1と同様にして複合接点
を得た。
〔実施例4〕 AuCu−WC合金層の厚みを1μ(めつき時間;4分
)とした外は実施例2と同様にして複合接点を得た。
〔実施例5〕 AuCu一合金層の厚みを5μ(めつき時間;16”分
とした外は実施例2と同様にして複合接点を得た。
(第二の発明の実施例) 〔実施例6〕 実施例2で得た複合接点のAuCu−WC合金層上に電
着法により層厚0.1μの純Au層を形成して目的とす
る複合接点を得た。
その層厚はめつき時間により制御した。なお、めつき液
、めつき条件は下記のとおりである。めつき液;金めつ
き液 (商品名;ニユートロネツクス21へ日 本
エレクトロプレーテイングエンジニヤ ーズ社製)
めつき条件[:―:.:堵“ 〔実施例7〕 純Au層の厚みを0.2μ(めつき時間;5醗)とした
外は実施例6と同様にして複合接点を得た。
〔実施例8〕純Au層の厚みを0.3μ(めつき時間;
乃秒)とした外は実施例6と同様にして複合接点を得た
〔実施例9〕純Au層の厚みを0.5μ(めつき時間:
125秒)とした外は実施例6と同様にして複合接点を
得た。
(第三の発明の実施例) 〔実施例10〕 〈Cu層の形成〉 接点母材(Fe素材料)上に下記めつき浴組成およびめ
つき条件で電解析出によつて厚さ1μのCu層を形成し
た。
層厚はめつき時間により制御した。浴組成 ・・・硫
酸銅 ;220f1/e 硫酸 ;45g/
fめつき条件・・・浴 温 ;300C 電解密度 ;3A/Dd めつき時間;2.紛 くNi層の形成〉 つぎにCu層の上に、下記のめつき浴組成およびめつき
条件で電解析出によつて厚さ1μのNi層を形成した。
層厚はめつき時間により制御した。浴組成 ・・・硫
酸ニッケル;270g/I? 塩化ニッケル;
60y/e ホウ酸 ;45y/E l,3,6ナフタリンスルホン 酸ソーダ;3y めつき条件・・・浴 温 ;45℃ 電流密度 藝A/Dd PH;4.5±2 めつき条件 ;1.紛 くAuCu−WC合金層の形成〉 U1層の上に、実施例1のめつき条件で厚み3μWC共
析量40V01%のAuCu−WC合金層を形成した。
以上のようにして目的とする複合接点を得た。〔実施例
11)Cu層の厚みを3μ(めつき時間;7.紛)、N
i層の厚みを3μ(めつき時間;3分)とした外は実施
例10と同様にして複合接点を得た。
〔実施例12〕 Cu層の厚みを5μ(めつき時間:12.5分)、Ni
層の厚みを5μ(めつき時間;7紛)とした外は実施例
10と同様にして複合接点を得た。
(第四の発明の実施例) 〔実施例13〕 実施例10で得た複合接点のAuCu−WC合金層上に
、実施例7の純Au層のめつき条件て電解析出によつて
厚さ0.2μの純Au層を形成して、目的とする複合接
点を得た。
〔実施例14〕 実施例11で得た複合接点のAuCu−WC合金層上に
、実施例7の糾Au層のめつき条件で電解析出によつて
厚さ0.2μの純Au層を形成して、目的とする複合接
点を得た。
〔実施例15〕 実施例12で得た複合接点のAuCu−WC合金層上に
、実施例7の糾Au層のめつき条件で電解析出によつて
厚さ0.2μの純Au層を形成して、目的とする複合接
点を得た。
〔実施例16〕 AuCu−WC合金層のWC粒子の共析量を27■o1
%とした外は実施例14と同様にして複合接点を得た。
〔実施例17〕AuCu−WC合金層のWC粒子の共析
量を50V01%とした外は実施例14と同様にして複
合接点を得た。
〔実施例18〕AuCu−WC合金層の厚みを2μとし
た外は実施例14と同様にして複合接点を得た。
〔実施例19〕 AuCu−WC合金層の厚みを5μとした外は実施例1
4と同様にして複合接点を得た。
〔実施例20〕 純Au層の厚みを0.5μ(めつき時間;125秒)と
した外は実施例14と同様にして複合接点を得た。
〔実施例20〕 接点母材上に実施例10のCu層の形成条件で厚み1μ
のCu層を形成し、層厚3μ、WC共析量40■o1%
の外は実施例1のAuCu−WC合金層の形成条件と同
様にしてAuCu−WC合金層を前記Cu層上に形成し
、そして、層厚0.2μの外は実施例6の純Au層の形
成条件と同様にして純Au層を形成して、目的とする複
合接点を得た。
ここで、上記のAuCu−WC合金層のWC粒子の共析
量を測定法を説明する。
(WC共析量測定法) 複合接点上に、保護めつき(N1)を施した後、切断し
、その断面をエメリー紙及びバフで鏡・面仕上する。
そして得られたAuCu−WC合金層断面を金属顕微鏡
て拡大すると共に、ビデオアナライザにて、AuCu合
金部とWC部の面積比を求め、WCの共析量を得た。以
上の実施例で得た複合接点について、接点寿ノ命(重負
荷、軽負荷)、粘着、初期接触抵抗と各めつき層間の密
着性を試験した。
1接点寿命試験 接点寿命は負荷レベルを重負荷時と軽負荷時に分けて試
験した。
〈重負荷〉 負荷レベルを20V,1Aとし、大気中で毎秒2.8回
の頻度て接点を開閉させ、接触抵抗が4Ω以上になつた
とき、又は溶着を生じたときの接点開閉回数の接点寿命
を示した。
この場合、試験はそれぞれ10個の試料を用い、それぞ
れw回試験をした。そのときの平均接点寿命は別表に示
した。なお、開閉回数は150万回でおわり、15防回
が最大の接点寿命を示している。〈軽負荷〉 負荷レベルを1007n.■,17n,Aの負荷で毎秒
100回の頻度て接点を開閉させ、開閉動作中の接触抵
抗が30Ω以上になつたとき、接触不良として検知し、
その生じた時の開閉回数で接点寿命を示した。
この場合、試験はそれぞれ10個の試料を用い、それぞ
れw回試験をした。そのときの平均接点寿命を別表に示
した。なお、開閉回数は5000万回でおわり、500
0万回と示されているのは、接点不良がなかつたことに
なり、最大の接点寿命を示している。く接触抵抗の変化
〉 第4図、第5図に、実施例14の接点開閉回数(N)と
接触抵抗(R)との関係を示した。
第4図は、負荷レベルが100m.V,1mVとしたと
きの軽負荷時のグラフ、第5図は、負荷レベル20,A
,1Vとしたときの重負荷時のグラフである。図におい
て、縦軸は接触抵抗(R;mΩ),横軸は開閉回数(N
;回)を示しており、どちらも軸も、対数になつている
。2粘着試験 接点を0Nの状態にして、通電をし、接点同士が粘着し
開離不能になつた時間で粘着性能を評価した。
その結果を別表に示した。なお、粘着試験は50叫間(
H)でおわり、500時間と示されているのは、50叫
問粘着がなかつたことを示しており、試験での最大の粘
着性能を示している。
3初期接触抵抗試験 接点の初期の接触抵抗を測定したもので、それぞれw個
の試料を用い、そのときの平均を別表に示した。
4密着性試験 密着性試験は、180′Cにおける曲げ試験を行ない各
めつき層間の剥離状態を調べることにより行なつた。
そしてその試験は実施例13〜20において行なつたも
ので、その結果、いずれの実施例でも層間剥離はみられ
ず、良好なものであつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のWC粒子の共析量と接点寿命
との関係を示す図、第2図は第三の発明の一実施例の基
本的原理を説明する拡大断面図、第3図は第四の発明の
一実施例の基本的原理を説明する拡大断面図、第4図は
実施例14の軽負荷時の接触抵抗の変化を示す図、第5
図は実施例14の重負荷時の接触抵抗の変化を示す図で
ある。 1・・・・・・接点母材、2・・・・・・CU層、3・
・・・・・Ni層、4・・・・・・下地、5・・・・・
・AUCU−WC合金層、5a・・・・・・AuCu一
合金、5b・・・・・・WC粒子、6・・・・・・純A
u層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 AuCu合金中にタングステンカーバイド粒子を分
    散させてなる合金層を接点表面としたことを特徴とする
    複合接点。 2 第1項記載のWCの共析量が30〜50Vol%で
    ある複合接点。 3 タングステンカーバイド粒子をAuCu合金中に分
    散させてなる合金接点表面層の表面に純Au層を形成し
    たことを特徴とする複合接点。 4 第3項記載の純Au層の厚みが0.1〜0.5μで
    ある複合接点。 5 接点母材上に順次Cu層、Si層および、AuCu
    −WC合金接点表面層を形成したことを特徴とする複合
    接点。 6 第4項記載のCu層およびNi層の厚みがそれぞれ
    1〜5μである複合接点。 7 接点母材上に順次Cu層、Si層、AuCu−WC
    合金層および純Au層を形成したことを特徴とする複合
    接点。
JP3821978A 1978-03-31 1978-03-31 複合接点 Expired JPS6057168B2 (ja)

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US5134039A (en) * 1988-04-11 1992-07-28 Leach & Garner Company Metal articles having a plurality of ultrafine particles dispersed therein

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