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JPS6045861B2 - 3,5−オクタジイン−1−オ−ルの製法 - Google Patents

3,5−オクタジイン−1−オ−ルの製法

Info

Publication number
JPS6045861B2
JPS6045861B2 JP54153004A JP15300479A JPS6045861B2 JP S6045861 B2 JPS6045861 B2 JP S6045861B2 JP 54153004 A JP54153004 A JP 54153004A JP 15300479 A JP15300479 A JP 15300479A JP S6045861 B2 JPS6045861 B2 JP S6045861B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
octadiyn
butyne
amines
reaction
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54153004A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5677232A (en
Inventor
実 岩本
恵一 高木
昇 久保田
国雄 湖上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
T Hasegawa Co Ltd
Original Assignee
T Hasegawa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by T Hasegawa Co Ltd filed Critical T Hasegawa Co Ltd
Priority to JP54153004A priority Critical patent/JPS6045861B2/ja
Publication of JPS5677232A publication Critical patent/JPS5677232A/ja
Publication of JPS6045861B2 publication Critical patent/JPS6045861B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、フエロモン合成中間体、リンゴ香気香味成分
の合成中間体、その他の合成誘導体の製造に有用な公知
物質3、5−オクタジインー1ーオール類の製法に関す
る。
前記式(1)で表わされる3、5−オクタジイン−17
60頁(1965年)によれば、カイコ蛾〔SllkM
oth:BombyxnoriL〕及びマイマイ〔Gi
psyMoth:LymantriadisparL)
に対する誘引物質であるシスー3−5−もしくは、トラ
ンス3−トランスー5−オクタジエンー1−オールの重
要な中間体であることが記載されている。
又、特開昭54−24805号によれば、天然リンゴ精
油中の香気香味成分である幾可異性3、5−オクタジエ
ンー1−オールの重要中間体であることも記載されてい
る。従来、上記式(1)で表わされる3、5−オクタジ
インー1−オールの製法としては、上記特開昭54−2
4805号で引用されている上記Monatsh、Ch
em。
、盟6)1766頁〜1760頁に記載された方法が知
られている。この方法によれば、下記式、C1−CH2
〜C…C−CH2=C1+ CH3CH2ICH3CH
2C…C−℃王℃H液体アンモニア 1)CH3CH2MgBr CHaCH2C…C−C王CH2CH2OH2)H2C
−CH2\ / に従つて、1、4−ジクロロー2−ブチンより多工程を
経て合成される。
この方法は、操作及び装置上不利益な液体アンモニアの
使用が必須であるほか、取り扱い及び操作上煩雑なグリ
ニアール試薬を用いる必要があり、又、多工程が要求さ
れる欠陥があり、更に副生成物が多く収率も悪いという
難点があり、例えば、MOnatshChem.,狸(
6)1766頁〜1780頁(1965)に記載されて
いるように、高々31%程度の収率で得られるにすぎな
い。本発明者等は、上記従来法における多くの欠陥乃至
難点を克服できる3,5ーオクタジインー1−オールの
製法を開発すべく研究を行つてきた。その結果、1−ブ
チンから容易に得られる後記式(2)の1−ハロゲノー
1−ブチンと市場で容易に入手でき且つ製造容易な後記
式(3)の3−ブチンー1−オールとを、アミン類及び
触媒量の第1銅イオンの存在下に接触させるだけで、後
記式(1)3,5ーオクタジインー1−オールが、高純
度、高収率をもつて、容易な操作で工業的に有利に製造
できることを発見した。斯くして、従来、フエロモン合
成やリンゴ香気香味成分合成その他の合成中間体として
注目さらながら、前記不利益な従来法で合成されてきた
3,5ーオクタジインー1−オールをより安価且つ容易
に提供でき、これら合成分野の開発に役立つことがわか
つた。
従つて、本発明の目的は、3,5ーオクタジインー1−
オールを工業的に有利に製造できる方法を提供するにあ
る。
本発明の上記目的及び利点は以下の記載から一層明らか
になるであろう。本発明方法によれば、下記式(2)、
但し式中、Xはハロゲン原子を示す で表わされる1−ハロゲノー1−ブチンと、下記式(3
)、で表わされる3−ブチンー1−オールとを、アミン
類及び触媒量の第1銅イオンの存在下に縮合させること
により、下記式(1)、で表わされる3,5ーオクタジ
インー1−オールを容易な手段で且つ高純度、高収率を
もつて、工業的に有利に製造することができる。
反応は、例えば、式(3)3−ブチンー1−オールの水
又は適当な有機溶媒溶液に、適当なアミン類及び触媒量
の第一銅イオンの存在下で、前記式(2)化合物を滴下
接触せしめて、縮合反応させることにより容易に行うこ
とができる。
滴下及び反応は、例えば約−80℃〜約100℃の如き
広い温度で行うことができ、約0℃〜約50℃程度の温
度範囲を一層好ましく例示することができる。滴下およ
び反応時間は、反応温度等によつても適宜に変更でき、
例えば、約1時間〜約5時間程度の反応時間を例示する
ことができる。上記式(2)1−ハロゲノー1−ブチン
は、例えば、Ann.Chim(Paris)〔13〕
λ852(1957),0r″G.syrlth■92
1(1973),J.Chem.SOc.川競2295
等に記載されている方法に従つて1−ブチンより容易に
製造することができる。
又、式(3)3−ブチンー1−オールは市場で容易に入
手できる。上記反応に利用するアミン類と例としては、
01〜C4アルキル●アミン類、ジ(C1〜C4アルキ
ル)・アミン類、トリ(C1〜C4アルキル)・アミン
類及びC1〜C6アルカノールアミン類より成る群から
えらばれたアミン類を、好ましく例示できる。このよう
なアミン類の具体例としては、例えばメチルアミン、エ
チルアミン、プロピルアミン、イソプロピルアミン、ブ
チルアミン等の第一アミン;ジメチルアミン、ジエチル
アミン、ジプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ジ
イソブチンアミン、ジブチンアミン等の第二アミン;ト
リメチルアミン、トリエチルアミン、トリイソプロピル
アミン、トリプロピルアミン、トリブチンアミン等の第
三アミン;モノエタノールアミン、ノジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン;等を挙げることができる。
これらのアミン類は、単独でも2程以上併用してでも用
いることができる。これらのアミン類の使用量には特別
な制約はないが、原料の式(2)化合物1モルに対して
、例え7ば約1モル〜約100皓モルで充分であり、一
層好ましくは、約1モル〜約50モル程度がしばしば用
いられる。上記縮合反応に用いられる3−ブチンー1−
オールの使用量は適当に選択でき、原料の式(2)化合
物1モルに対して、例えば約1〜約2モル程度がしばし
ば採用される。
又、上記縮合反応において用いる第一銅イオン源として
は、反応系内で第一銅イオンを生じるものならすべて使
用してよい。
具体的な例として、例えば、塩化第一銅、臭化第一銅、
ヨウ化第一銅、シアン化銅、硫酸第一銅等を挙げること
ができる。これらの使用量は原料の式(2)化合物1モ
ルに対し、例えば、約0.001〜約1モル程度で充分
であり、一層好ましくは、約0.01〜0.05モル程
度力化ばしば採用される。又上記縮合反応においては、
第2銅イオンの副生を抑える効果のある試薬、例えばヒ
ドロキシルアミン等を少量加えればさらによい結果を与
える。更に、上記縮合反応に用いる溶媒の具体例として
は、例えば水、又、例えばメタノール、エタノール等の
アルコール系溶媒;テトラヒドロフラン、ジオキサン、
ジエチルエーテル、ジグリム等のエーテル系溶媒:ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチ
レンホスホロトリアミド系のアミド系溶媒;などの有機
溶媒を挙げることができる。
これらの溶媒は、単独でも2種以上併用してでも用いる
ことができる。これらの溶媒の使用量には特別な制約は
なく、原料の式(2)化合物に対して、0〜約10踵量
倍程度、一層好ましくは、約2〜約1呼量倍程度の使用
量を例示することができる。上記縮合反応の終了後、例
えば、反応生成物を水中に注入し、適当な溶媒で抽出し
、溶媒層を水洗し、乾燥後濃縮することにより式(1)
3,5−オ5クタジインー1−オールを高収率、高純度
で製造することができる。
更に望むならば、減圧蒸留やカラムクロマト等の手段に
よりさらに精製することも可能である。以下実施例によ
り本発明の態様について更に詳!しく説明する。
参考例 (1−ブロモー1−ブチンの合成) 反応フラスコに苛性ソーダ150g1水400gを仕込
み00Cに冷却する。
臭素104gをO〜5℃にて;滴下する。滴下後1紛攪
拌した後1−ブチン35gを0゜Cにて導入する。O〜
100Cにて導入後更に6時間反応する。ヘキサン50
gを加え、生成した1−ブロモー1−ブチンを抽出、1
09のヘキサン溶液を得る。
ク収量59g169%収率、得られた1
−プロモーブチンは、ヘキサン溶液のまま使用してよい
。実施例13,5ーオクタジインー1−オール 反応フラスコに、33%エチルアミン水溶液130m1
、ヨウ化第一銅1.3g1塩酸ヒドロキシアミン詠3−
ブチンー1−オール31gを仕込む。
参考例に示したように得られた1−ブロモー1−ブチン
59gを含む。ヘキサン溶液109を30〜40℃にて
J1時間で滴下する。滴下後さらに3時間反応を続ける
。シアン化ナトリウムを1g加えた後ヘキサン層を分離
し、水洗、乾燥後、ヘキサンを回収、残液38gを得る
。減圧下蒸留し、沸点98℃口〜1000C/27r0
nHgの3,5ーオクタジインー1−オール37gを得
た。実施例2 ヨウ化銅と替りに塩化第一銅を用い、蒸留した1−ブロ
モー1−ブチン(沸点90〜92℃/76011g)5
9gを用いて実施例1と同様の反応操作をおこない、3
,5ーオクタジインー1−オール46gを得た。
実施例3 1−ブロモー1−ブチンのかわりに1−クロロー1−ブ
チンを用い、実施例1と同様に反応をおこない82%収
率で3,5ーオクタジインー1−オールを得た。
実施例4 1−ブロモー1−ブチンのかわりに1−ヨードー1−ブ
チンを、エチルアミンのかわりにジメチルアミンを用い
て実施例1と同様に反応をおこない80%収率で3,5
ーオクタジインー1−オールを得た。
実施例5 エチルアミンのかわりにトリブチルアミンを用い実施例
1と同様に反応をおこない65%収率で3,5ーオクタ
ジインー1−オールを得た。
実施例6エチルアミンのかわりにモノエタノールアミン
を用い実施例1と同様に反応をおこない73%収率で3
,5ーオクタジインー1−オールを得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記式(2) CH_3CH_2C≡C−X(2) 但し式中、Xはハロゲン原子を示す で表わされる1−ハロゲノ−1−ブチンと、下記式(3
    )、HC≡CCH_2CH_2OH(3) で表わされる3−ブチン−1−オールとを、アミン類及
    び触媒量の第1銅イオンの存在下に縮合させることを特
    徴とする下記式(1)、CH_3CH_2C≡C・C≡
    CCH_2CH_2OH(1)で表わされる3,5−オ
    クタジイン−1−オールの製法。 2 該アミン類が、C_1〜C_4アルキル・アミン類
    、ジ(C_1〜C_4アルキル)・アミン類、トリ(C
    _1〜C_4アルキル)・アミン類及びC_1〜C_6
    アルカノールアミン類より成る群からえらばれたアミン
    類である特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP54153004A 1979-11-28 1979-11-28 3,5−オクタジイン−1−オ−ルの製法 Expired JPS6045861B2 (ja)

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JPS5677232A JPS5677232A (en) 1981-06-25
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JP6208161B2 (ja) * 2015-02-06 2017-10-04 信越化学工業株式会社 非対称共役ジイン化合物の製造方法及びこれを用いたz,z−共役ジエン化合物の製造方法

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