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JPS6035120Y2 - ブザ - Google Patents

ブザ

Info

Publication number
JPS6035120Y2
JPS6035120Y2 JP14411378U JP14411378U JPS6035120Y2 JP S6035120 Y2 JPS6035120 Y2 JP S6035120Y2 JP 14411378 U JP14411378 U JP 14411378U JP 14411378 U JP14411378 U JP 14411378U JP S6035120 Y2 JPS6035120 Y2 JP S6035120Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron core
storage case
diaphragm
permanent magnet
gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14411378U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5560195U (ja
Inventor
恭一 西川
Original Assignee
ティーディーケイ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ティーディーケイ株式会社 filed Critical ティーディーケイ株式会社
Priority to JP14411378U priority Critical patent/JPS6035120Y2/ja
Publication of JPS5560195U publication Critical patent/JPS5560195U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6035120Y2 publication Critical patent/JPS6035120Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電磁石と該電磁石を包囲する如く設けられた
永久磁石との磁気的相互作用により、磁性金属振動板を
振動させるようにしたブザに関する。
第1図はこの種のブザの従来例を示している。
図に示すように従来のブザは、コイル1を巻装した鉄心
2を、円板状のヨーク3上に立設すると共に、ヨーク3
の外周縁に円筒状の永久磁石4を磁気的に吸着せしめ、
さらにこの永久磁石4の開口端部4aに、リング状のス
ペーサ5および中心部に重錘7を取り付けた磁性金属材
料等で威る振動板6を順次積み重ねる構造であったから
、次のような欠点があった。
(イ) 振動板6の振動運動は、鉄心2の先端面との間
に形成される空隙G1に依存するので、空隙G□の距離
は厳格に所定値になるように管理する必要がある。
ところが第1図に示すような構造であると、ヨーク3、
永久磁石4およびスペーサ5の加工誤差および各部の接
触面における組立誤差が累加されるから、振動板6の位
置が一定せず、空隙G1の距離が浮動してしまい、音質
、音量等のバラツキを生じてしまう。
(ロ)このため従来は、第1図に示す如く鉄心2をヨー
ク3上に螺着するかまたはヨーク3を永久磁石4に螺着
し、その螺合量を調節して空隙G□を所定値に設定する
ことが必須であった。
しかし空隙G1の距離は100±10μ程度の微小値に
設定する必要があり、上述のような調節手段を用いても
空隙G1を所定値に設定することは、必ずしも容易では
なかった。
しかも上述のような構造であると、ヨーク3、鉄心2ま
たは永久磁石4にネジ加工を施さなければならないから
、加工工数の増加を招きコスト高になる欠点を生じる。
(ハ)永久磁石4、ヨーク3および鉄心2は重量のある
磁性金属材料を機械加工する等して個別的に製作しなけ
ればならず、ブザ全体の重量、形状の大形化を招く。
この種のブザはポケットベルや時計などの小形機器に組
込んで使用するものであるから、可及的に軽量小型化を
図らねばならないのであって、従来のブザではこの要請
に充分には応えることができない。
に)第1図のブザは、通常、合成樹脂などの非磁性材料
より成る外装ケースに嵌装して使用される。
しかるに当該ブザを外装ケース内に完全密着状に嵌装す
ることは実際状不可能であり、永久磁石4やヨーク3の
外表面と外装ケースとの間に隙間を生じるため、当該ブ
ザの発音動作時に所謂1ビリ音ヨを発生し、音質が悪く
なる。
本考案は上述する従来の欠点を除去し、振動板と鉄心と
の間の空隙距離を、調節機構を必要とすることなく、高
精度で管理することが可能であり、振動音質が良好で安
価かつ小形軽量のブザを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案は、電磁石と、該電磁
石を構成する鉄心の端面と空隙を介して対向する振動板
と、該振動板を支持する支持面を有して有底筒状に形成
された収納ケースと、該収納ケースの底部上に一体的に
立設された鉄心と、該鉄心を貫通させて前記収納ケース
の前記底部の内面上に配置された磁性材料で成る座金と
、該座金の上に前記電磁石を包囲する如く配置された永
久磁石とを有することを特徴とする。
以下実施例たる添付図面を参照し、本考案の内容を具体
的に詳説する。
第2図は本考案に係るブザの断面図、第3図は同じくそ
の分解斜視図である。
図において、8は合成樹脂などの非磁性材料を使用して
有底筒状に形成された収納ケースである。
該収納ケース8の上部開口端縁には環状の段部8aを設
けである。
9はコイル10を巻装した鉄心である。
該鉄心9は収納ケース8の底部8bのほぼ軸心上に一体
に立設しである。
該鉄心9の先端面9aの位置は、前記段部8aより高さ
G2だけ低い位置に定めである。
なお、前記収納ケース8と鉄心9は一体にモールド成形
されるが、その詳細については後述する。
11は円筒状の永久磁石である。
該永久磁石11は鉄心9、コイル10より成る電磁石を
包囲する如く収納ケース8の内周面に沿って設けてあり
、その先端面11aの位置を、段部8aより高さG3だ
け低くなるように定めである。
なお、永久磁石11は金属永久磁石でもよいが、ゴム銀
層または樹脂マグネットなどの弾性に富む磁性材料より
成る磁石が一層好ましい。
ゴム磁石または樹脂マグネットなどであると柔軟性、弾
力性に富むから、収納ケース8の内径より多少大径に製
作しても収納ケースδ内に簡単に押し込めるし、挿入後
は自己の弾発力により隙間を生じることなく収納ケース
8の内周面に密着し、ビリ音の発生を防止することとな
るからである。
12は薄円板状の磁性金属材料等で成る振動板である。
該振動板12は収納ケース8の段部8aを支持面として
支持しである。
前述の如く段部8aは鉄心9の先端面9aより高さG2
だけ高く、また永久磁石11の端面11aより高さG3
だけ高くなっている。
したがって、振動板12を段部8aによって支持した状
態では、振動板12の下面12aと、鉄心9の先端面9
aおよび永久磁石11の端面11aとの間には、それぞ
れの高低差に応じた空隙G2.G3が形成される。
空隙G3の存在により、鉄心9の先端面9aと振動板1
2との間の空隙G2は、収納ケース8における振動板1
2の支持面、すなわち段部8aに対する鉄心9の先端面
9aの位置によってのみ定まり、永久磁石11の加工誤
差、組立誤差とは全く無関係となる。
すなわち、本考案に係るブザにおいては、収納ケース8
の段部8aに対する鉄心9の先端面9aの位置を所定の
関係に管理するだけで、この種のブザにおいて最も重要
な空隙G2の距離を、容易に一定値に保つことができる
こととなるわけである。
そして空隙G2の一定化は、収納ケース8と鉄心9とを
一体にモールド成形することによって容易に達成するこ
とができる。
13は磁性材料で成る座金である。
該座金13は鉄心9を貫通させて収納ケース8の底部8
bの内面上に配置しである。
そしてこの座金13上に永久磁石11を配置しである。
このような構造であると、座金13を収納ケース8、鉄
心9から独立させ、空隙G2に対する影響をなくしつつ
、鉄心9、振動板12、永久磁石11および座金13を
巡る磁気回路Lt、L2の磁気抵抗を減少させ、当該ブ
ザの性能を向上させることができる。
しかも座金13は収納ケース8の底部8bによって支え
であるから、第1図に示すヨーク3のような厚手の丈夫
なものである必要はなく薄板材をプレス加工して簡単に
製作することができる。
したがって座金13の加工自体が簡単になるし、ブザ全
体の薄形化にも寄与することとなる。
さらに座金13を収納ケース8内に嵌挿するにあたり、
中心孔13a(第3図参照)に鉄心9を挿通させて嵌挿
すればよいから組立が非常に容易になる。
14はプリント基板であり、コイル10のリード線を中
継するバタンと、リード端子15.16を設けである。
第4図A、 B、 CおよびDはモールド成形の具体的
な説明図である。
図においてAは雄型、Bは雌型である。
雄型Aにはその外周に収納ケース8の段部8aに対応す
る段部8’aを設けると共に、その中心部には鉄心9を
嵌挿する凹溝9′を設けである。
凹溝9′の底面9’aと、段部8’aの間の軸方向距離
は空隙G2とほぼ等しい距離に定めである。
また凹溝9′内に嵌挿されるべき鉄心9の後端部には、
突起9bを突設してあり、この突起9bの先端部にモー
ルド成形時に雌型Bによって押し潰される潰しシロをと
っである。
すなわち第4図Aにおいて、雄型Aと雌型Bの端面a、
bを互いに係合接触させたときの雌型Bの底面Cの位
置をC′としたとき、先端面9aを凹溝9′の底面9′
aに接触させた鉄心9の突起9bが、前記位置C′を超
えて長さ1だけ雌型Bの方向へ突出するようにし、この
長さ1を前記潰しシロとするわけである。
したがって鉄心9を雄型Aの凹溝9′内に嵌挿した状態
で雄型Aと雌型Bをその端面a、 bが互いに圧接する
まで押し進めると、鉄心9の突起9bが凹溝9′の底面
9’aと雌型Bの底面Cとの間に加わる押圧力によって
、長さ1だけ押し潰されることとなる。
(第4図B)。この場合、鉄心9の先端面9aの位置が
底面9’aに一致し、振動板12の支持面に対応する段
部8’aに対して所定の距離G2に維持されることとな
る。
次に注入口dより合成樹脂を注入したモールド成形した
後(第4図C)、雄型Aおよび雌型Bを互いに分離し、
収納ケース8の底部8bに鉄心9を一体にモールド底形
した成形品を得ることとなる(第4図D)。
上述のモールド底形によれば、振動板12の支持面とな
る収納ケース8の段部8aに対する鉄心9の先端面9a
の位置を、型によって定まる誤差範囲内に設定すること
ができるから、空隙G2を高精度で管理することができ
る。
また鉄心9に突設した突起9bの一部に潰しシロをとっ
であるから、この潰しシロの部分で鉄心9の加工誤差を
吸収することができる。
したがって鉄心9の加工精度は比較的ラフでもよく、鉄
心9の加工費を節減することができる。
以上述べたように、本考案は、電磁石と、該電磁石を構
成する鉄心の端面と空隙を介して対向する振動板と、該
振動板を支持する支持面を有して有底筒状に形成された
収納ケースと、該収納ケースの底部上に一体的に立設さ
れた鉄心と、該鉄心を貫通させて前記収納ケースの前記
底部の内面上に配置された磁性材料で成る座金と、該座
金の上に前記電磁石を包囲する如く配置された永久磁石
とを有することを特徴とするから、次のような効果が得
られる。
(a) 振動板と鉄心の先端面との間の空隙精度が非
常に高い高品質のブザを提供することができる。
(b) 空隙の精度のバラツキが少なく、一定高品質
で量産性に優れた安価なブザを提供することができる。
(C) 空隙調節機構が不要で取扱いの容易な安価な
ブザを提供することができる。
(d) 小形軽量のブザを提供することができる。
(e) 実施例に示したように、鉄心9に設けた潰し
シロによって鉄心9の加工誤差や成形誤差を吸収し、鉄
心9の加工を容易にしてその費用を大幅に節減すること
ができる。
(f) 永久磁石11としてゴム磁石または樹脂マグ
ネットなどを採用することにより、ビリ音を防止し、音
質を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のブザの断面図、第2図は本考案に係るブ
ザの断面図、第3図は同じくその分解斜視図、第4図A
−Dはモールド成形の工程を示す図である。 8・・収納ケース、9・・鉄心、10・・コイル、11
・・永久磁石、12・・振動板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電磁石と、該電磁石を構成する鉄心の端面と空隙を介し
    て対向する振動板と、該振動板を支持する支持面を有し
    て有底筒状に形成された収納ケースと、該収納ケースの
    底部に、下端部をモールド成形によって一体的に埋設し
    て立設された鉄心と、該鉄心を貫通させて前記収納ケー
    スの前記底部の内面上に配置された磁性材料で成る座金
    と、該座金の上に前記電磁石を包囲する如く配置された
    永久磁石とを有することを特徴とするブザ。
JP14411378U 1978-10-20 1978-10-20 ブザ Expired JPS6035120Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14411378U JPS6035120Y2 (ja) 1978-10-20 1978-10-20 ブザ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14411378U JPS6035120Y2 (ja) 1978-10-20 1978-10-20 ブザ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5560195U JPS5560195U (ja) 1980-04-24
JPS6035120Y2 true JPS6035120Y2 (ja) 1985-10-18

Family

ID=29122429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14411378U Expired JPS6035120Y2 (ja) 1978-10-20 1978-10-20 ブザ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6035120Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6016196U (ja) * 1983-07-11 1985-02-02 ティーディーケイ株式会社 電磁型音響変換器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5560195U (ja) 1980-04-24

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