JPH0441677Y2 - - Google Patents
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- JPH0441677Y2 JPH0441677Y2 JP1983137510U JP13751083U JPH0441677Y2 JP H0441677 Y2 JPH0441677 Y2 JP H0441677Y2 JP 1983137510 U JP1983137510 U JP 1983137510U JP 13751083 U JP13751083 U JP 13751083U JP H0441677 Y2 JPH0441677 Y2 JP H0441677Y2
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- Japan
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- yoke
- frame
- opening
- center
- flat surface
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Landscapes
- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、小型の特に厚みが薄くされたスピ
ーカに関する。
ーカに関する。
小型で且つ薄形のスピーカを設計する場合、磁
気回路をいかに薄くできるかが大きな問題とな
る。磁気回路を薄くするためには、ヨークの底面
部の板厚を薄くする方法が最も簡単であるが、単
にヨークの底面部の板厚を薄くした場合、磁気回
路の断面積が小さくなつて磁気飽和を招くことに
なる。
気回路をいかに薄くできるかが大きな問題とな
る。磁気回路を薄くするためには、ヨークの底面
部の板厚を薄くする方法が最も簡単であるが、単
にヨークの底面部の板厚を薄くした場合、磁気回
路の断面積が小さくなつて磁気飽和を招くことに
なる。
また、従来の薄型のスピーカでは、ヨークをフ
レームに機械的に固着することが困難で、このた
め、大部分は接着剤を用いてヨークをフレームに
接着する方法が採られていたが、作業性が非常に
悪いばかりか、ヨークの中心出し(芯出し)が非
常に困難で、ヨークの中心ずれによる不良品の発
生等が生じ易いものとなつていた。
レームに機械的に固着することが困難で、このた
め、大部分は接着剤を用いてヨークをフレームに
接着する方法が採られていたが、作業性が非常に
悪いばかりか、ヨークの中心出し(芯出し)が非
常に困難で、ヨークの中心ずれによる不良品の発
生等が生じ易いものとなつていた。
そこで、上述のような接着によらずにフレーム
とヨークを一体化し、磁気回路的にそのフレーム
の底面部をヨークの底面部の一部として有効に利
用する構成のスピーカが、本出願人によつて先に
提案されている。
とヨークを一体化し、磁気回路的にそのフレーム
の底面部をヨークの底面部の一部として有効に利
用する構成のスピーカが、本出願人によつて先に
提案されている。
第1図は、本出願人の提案に係わるスピーカの
フレーム及びヨークの一体化構造を示す断面図で
ある。第1図において1はフレームを示し、フレ
ーム1は例えば黄銅、鉄等の磁性体からなる板金
で、図に示された形状にプレス加工されている。
このフレーム1の中央部には円形上の開口2が形
成されている。3がヨークを示し、ヨーク3は通
常けい鉄等からなり、有底円筒形を成している。
ヨーク3の底面部3Aの中央部には円柱状の突部
4が一体的に形成されている。この突部4の直径
は開口2の直径に略々等しいものとされ、突部4
の周辺部4Aは、その突部4の底面4Bより環状
に若干隆起した形状に切削加工されている。
フレーム及びヨークの一体化構造を示す断面図で
ある。第1図において1はフレームを示し、フレ
ーム1は例えば黄銅、鉄等の磁性体からなる板金
で、図に示された形状にプレス加工されている。
このフレーム1の中央部には円形上の開口2が形
成されている。3がヨークを示し、ヨーク3は通
常けい鉄等からなり、有底円筒形を成している。
ヨーク3の底面部3Aの中央部には円柱状の突部
4が一体的に形成されている。この突部4の直径
は開口2の直径に略々等しいものとされ、突部4
の周辺部4Aは、その突部4の底面4Bより環状
に若干隆起した形状に切削加工されている。
ヨーク3はフレーム1の円筒上をなす底面部1
A内に挿入される。ヨーク3の底面部3Aの底面
にフレーム1の底面部1Aが密着され、且つヨー
ク3の突部4がフレーム1の底面部1Aの開口2
に嵌合される。そしてその突部4の周辺部4Aが
かしめられてヨーク3がフレーム1に固着されて
いる。つまり、第2図に示されるように、突部4
の周辺部4Aがロールリベツテイング装置5によ
つてかしめられる。このロールリベツテイング装
置5は、適宜駆動機構にて回転駆動される回転軸
6の先端に傾斜されたかしめ棒7を設けたもので
あつて、回転軸6の回転によつてかしめ棒7を首
振り回転運動させながら、そのかしめ棒7の先端
を突部4の周辺部4Aに加圧させる。この結果そ
のかしめ棒7の先端で突部4の周辺部4Aがその
円形軌跡に沿つて順次加圧されてかしめられる。
A内に挿入される。ヨーク3の底面部3Aの底面
にフレーム1の底面部1Aが密着され、且つヨー
ク3の突部4がフレーム1の底面部1Aの開口2
に嵌合される。そしてその突部4の周辺部4Aが
かしめられてヨーク3がフレーム1に固着されて
いる。つまり、第2図に示されるように、突部4
の周辺部4Aがロールリベツテイング装置5によ
つてかしめられる。このロールリベツテイング装
置5は、適宜駆動機構にて回転駆動される回転軸
6の先端に傾斜されたかしめ棒7を設けたもので
あつて、回転軸6の回転によつてかしめ棒7を首
振り回転運動させながら、そのかしめ棒7の先端
を突部4の周辺部4Aに加圧させる。この結果そ
のかしめ棒7の先端で突部4の周辺部4Aがその
円形軌跡に沿つて順次加圧されてかしめられる。
上述のように、ヨーク3の底面部3Aの厚さを
充分に薄くして、その底面部にフレーム1の底面
部1Aを密着させることにより、磁気回路的にフ
レーム1の底面部1Aをヨーク3の一部として有
効に利用するように構成したものであるから、従
来限度があつたスピーカ全体の厚さを、ヨークの
底面部の厚さの薄くなつた分だけ薄くすることが
できて、超薄形のスピーカが実現された。
充分に薄くして、その底面部にフレーム1の底面
部1Aを密着させることにより、磁気回路的にフ
レーム1の底面部1Aをヨーク3の一部として有
効に利用するように構成したものであるから、従
来限度があつたスピーカ全体の厚さを、ヨークの
底面部の厚さの薄くなつた分だけ薄くすることが
できて、超薄形のスピーカが実現された。
しかし、上述のロールリベツト法によるヨーク
とフレームの固着は、ヨークを特殊な形状に加工
する作業などの工程が必要とされ、必要となる工
程や工数が多くなる問題点があつた。また、この
方法を用いた場合、ロールリベツテイング装置の
ような特殊な装置が必要とされる欠点があつた。
とフレームの固着は、ヨークを特殊な形状に加工
する作業などの工程が必要とされ、必要となる工
程や工数が多くなる問題点があつた。また、この
方法を用いた場合、ロールリベツテイング装置の
ような特殊な装置が必要とされる欠点があつた。
この考案は、ヨークとフレームを簡単且つ安価
な装置により、一体化することにより磁気回路の
薄形化をはかり、厚みの薄いスピーカの提供を目
的とするものである。
な装置により、一体化することにより磁気回路の
薄形化をはかり、厚みの薄いスピーカの提供を目
的とするものである。
この考案は、略中央部に凹部を有し、この凹部
の底面中央部に第1の開口が設けられた磁性体か
らなるフレームと、 平面部の略中央に第2の開口が形成され、フレ
ームの凹部内に挿入されてフレームの第1の開口
の内壁部が平面部とともに平坦面を形成するよう
に第1の開口を囲む周縁部が第2の開口内に折り
曲げられることによりフレームと固着されるヨー
クと、 このヨークの平面部と内壁部とによつて形成さ
れる平坦面上に積層された板状のマグネツトと、 このマグネツト上に積層された板状のポールピ
ースと、 ヨークの立上がり壁部及びポールピースの対向
間隙に配されたボイスコイルと、 このボイスコイルと結合された振動板とからな
るスピーカである。
の底面中央部に第1の開口が設けられた磁性体か
らなるフレームと、 平面部の略中央に第2の開口が形成され、フレ
ームの凹部内に挿入されてフレームの第1の開口
の内壁部が平面部とともに平坦面を形成するよう
に第1の開口を囲む周縁部が第2の開口内に折り
曲げられることによりフレームと固着されるヨー
クと、 このヨークの平面部と内壁部とによつて形成さ
れる平坦面上に積層された板状のマグネツトと、 このマグネツト上に積層された板状のポールピ
ースと、 ヨークの立上がり壁部及びポールピースの対向
間隙に配されたボイスコイルと、 このボイスコイルと結合された振動板とからな
るスピーカである。
この考案の一実施例について図面を参照して説
明する。この考案の特長の理解を容易とするため
まず、第3図を参照してフレーム及びヨークの一
体構造について説明する。
明する。この考案の特長の理解を容易とするため
まず、第3図を参照してフレーム及びヨークの一
体構造について説明する。
第3図において11がフレームを示し、このフ
レーム11は例えば厚さ0.5mmの黄銅、鉄等の磁
性体からなる板金を、図示のように、中心部に凹
部11Aを有する形状にプレス加工したものであ
る。このフレーム11の直径は、例えば50mmであ
る。フレーム11の中央部には、円形の開口20
が形成されている。12がヨークを示し、このヨ
ーク12は例えばけい鉄等からなる有底円筒状の
もので、その平面部12Aの厚さは例えば0.7mm
で、その立上がり壁部12Bの厚さに比べ薄いも
のとされる。このヨーク12の平面部12Aの中
央部に、円形の開口21が形成される。この開口
21は、その半径がフレーム11に形成された開
口20に比して略々ヨーク12の平面部12Aの
厚さだけ大きいものとされる。したがつて、フレ
ーム11上にヨーク12が積層された状態で、フ
レーム11の開口20を囲む周縁部が、ヨーク1
2の開口21より内側に突出する。上述のフレー
ム11とヨーク12の固着は、以下のようになさ
れる。
レーム11は例えば厚さ0.5mmの黄銅、鉄等の磁
性体からなる板金を、図示のように、中心部に凹
部11Aを有する形状にプレス加工したものであ
る。このフレーム11の直径は、例えば50mmであ
る。フレーム11の中央部には、円形の開口20
が形成されている。12がヨークを示し、このヨ
ーク12は例えばけい鉄等からなる有底円筒状の
もので、その平面部12Aの厚さは例えば0.7mm
で、その立上がり壁部12Bの厚さに比べ薄いも
のとされる。このヨーク12の平面部12Aの中
央部に、円形の開口21が形成される。この開口
21は、その半径がフレーム11に形成された開
口20に比して略々ヨーク12の平面部12Aの
厚さだけ大きいものとされる。したがつて、フレ
ーム11上にヨーク12が積層された状態で、フ
レーム11の開口20を囲む周縁部が、ヨーク1
2の開口21より内側に突出する。上述のフレー
ム11とヨーク12の固着は、以下のようになさ
れる。
第3図において25及び26がフレーム11と
ヨーク12を固着させるための金型を示す。金型
25及び26は、互いに対向する平面部25A及
び26Aを夫々有している。金型25は、その平
面部25A上に円柱状の突部25Bを有し、一
方、金型26は、その平面部26Aに円形の凹部
26Bを有している。突部25Bと凹部26Bは
挿脱自在なように同軸上に配され、夫々の径は前
述のヨーク12の開口21の径より小さく、フレ
ーム11の開口20の径より大きいものとされ
る。図示せずも、金型25及び26を矢印A及び
B方向に移動させ、その加圧力は適宜可変できる
ようにされた加圧機構が設けられている。
ヨーク12を固着させるための金型を示す。金型
25及び26は、互いに対向する平面部25A及
び26Aを夫々有している。金型25は、その平
面部25A上に円柱状の突部25Bを有し、一
方、金型26は、その平面部26Aに円形の凹部
26Bを有している。突部25Bと凹部26Bは
挿脱自在なように同軸上に配され、夫々の径は前
述のヨーク12の開口21の径より小さく、フレ
ーム11の開口20の径より大きいものとされ
る。図示せずも、金型25及び26を矢印A及び
B方向に移動させ、その加圧力は適宜可変できる
ようにされた加圧機構が設けられている。
対向して配された金型25と金型26との間
に、ヨーク12の外周部がフレーム11の凹部内
に圧入されることにより積層されたフレーム11
及びヨーク12が配置される。この時、フレーム
11及びヨーク12の夫々の開口20,21の中
心と、金型25及び金型26の中心部とが、同列
上に並ぶようにされる。前述の加圧機構により金
型25及び金型26が夫々矢印A方向及びB方向
に移動することにより、第4図に示すように、金
型25の突部25Bがフレーム11の開口20及
びヨーク12の開口21を嵌通し、金型26の凹
部26Bに嵌挿される。加圧機構は前述のように
適宜加圧力が可変されるものであるから、金型2
5の突部25Bが金型26の凹部26Bに嵌挿さ
れたとき、金型25及び金型26の平面部の圧着
力は、フレーム11及びヨーク12の底面部を押
しつぶさない程度にされる。金型25の突部25
Bがフレーム11の開口20を嵌通するとき、フ
レーム11に形成されている開口20は金型25
の突部25Bの径に比べ小さいため、フレーム1
1の開口20を囲む周縁部が第4図に示すように
折り曲げられ、ヨーク12に形成されている開口
21の内端面に圧着される。このように、かしめ
ることによりフレーム11とヨーク12とが固着
される。なお、フレーム11に形成された開口2
0の半径はヨーク12に形成された開口21の半
径に比べ、略々ヨーク12の平面部12Aの厚さ
だけその半径が小さいので、後述するようにマグ
ネツトが積層されるヨーク12上の面はフレーム
11が固着されることによつて凹凸が生じること
がない。すなわち、フレーム11の開口20の周
縁部をヨーク12の開口21内に折り曲げて一体
化したとき、折り曲げられた開口20の先端によ
り形成される内壁部20Aがヨーク12の平面部
12Aの上面とともに平坦面Xを形成する。
に、ヨーク12の外周部がフレーム11の凹部内
に圧入されることにより積層されたフレーム11
及びヨーク12が配置される。この時、フレーム
11及びヨーク12の夫々の開口20,21の中
心と、金型25及び金型26の中心部とが、同列
上に並ぶようにされる。前述の加圧機構により金
型25及び金型26が夫々矢印A方向及びB方向
に移動することにより、第4図に示すように、金
型25の突部25Bがフレーム11の開口20及
びヨーク12の開口21を嵌通し、金型26の凹
部26Bに嵌挿される。加圧機構は前述のように
適宜加圧力が可変されるものであるから、金型2
5の突部25Bが金型26の凹部26Bに嵌挿さ
れたとき、金型25及び金型26の平面部の圧着
力は、フレーム11及びヨーク12の底面部を押
しつぶさない程度にされる。金型25の突部25
Bがフレーム11の開口20を嵌通するとき、フ
レーム11に形成されている開口20は金型25
の突部25Bの径に比べ小さいため、フレーム1
1の開口20を囲む周縁部が第4図に示すように
折り曲げられ、ヨーク12に形成されている開口
21の内端面に圧着される。このように、かしめ
ることによりフレーム11とヨーク12とが固着
される。なお、フレーム11に形成された開口2
0の半径はヨーク12に形成された開口21の半
径に比べ、略々ヨーク12の平面部12Aの厚さ
だけその半径が小さいので、後述するようにマグ
ネツトが積層されるヨーク12上の面はフレーム
11が固着されることによつて凹凸が生じること
がない。すなわち、フレーム11の開口20の周
縁部をヨーク12の開口21内に折り曲げて一体
化したとき、折り曲げられた開口20の先端によ
り形成される内壁部20Aがヨーク12の平面部
12Aの上面とともに平坦面Xを形成する。
上述のように、一体化されたフレーム11とヨ
ーク12により構成されるこの考案によるスピー
カの一例を第5図に示す。一体化されたフレーム
11とヨーク12上に、マグネツト13が積層さ
れ固着される。マグネツト13は円柱状のもので
あり、その中央部には開口22が形成されてい
る。マグネツト13上にポールピース14が積層
され固着される。ポールピース14は円柱状のも
ので、その中央部には開口23が形成されてい
る。このポールピース14に形成された開口23
及び上述のマグネツト13に形成された開口22
は、その径が一体化されたフレーム11及びヨー
ク12に形成されている開口24に略々等しいも
のとされる。したがつて、一体化されたフレーム
11及びヨーク12上にマグネツト13及びポー
ルピース14が積層されると、開口22、開口2
3及び開口24により貫通孔が形成される。この
貫通孔は振動で生じる空気流の経路となるもの
で、この貫通孔は、スピーカの音質等を決定する
ひとつの要素となる。
ーク12により構成されるこの考案によるスピー
カの一例を第5図に示す。一体化されたフレーム
11とヨーク12上に、マグネツト13が積層さ
れ固着される。マグネツト13は円柱状のもので
あり、その中央部には開口22が形成されてい
る。マグネツト13上にポールピース14が積層
され固着される。ポールピース14は円柱状のも
ので、その中央部には開口23が形成されてい
る。このポールピース14に形成された開口23
及び上述のマグネツト13に形成された開口22
は、その径が一体化されたフレーム11及びヨー
ク12に形成されている開口24に略々等しいも
のとされる。したがつて、一体化されたフレーム
11及びヨーク12上にマグネツト13及びポー
ルピース14が積層されると、開口22、開口2
3及び開口24により貫通孔が形成される。この
貫通孔は振動で生じる空気流の経路となるもの
で、この貫通孔は、スピーカの音質等を決定する
ひとつの要素となる。
ポールピース14の外周端部とヨーク12の周
辺部12Bの先端の内周端部との間に磁気空隙が
形成され、この磁気空隙内に円筒上のボイスコイ
ルボビン16の周面上に巻回されたボイスコイル
15が配設される。このボイスコイルボビン16
の上端部が、振動板17の中央部に取り付けられ
る。振動板17の外周部がフレーム11の外周縁
部に紙リング18によつて取り付けられる。この
振動板17は、例えばポリエチレン・テレフタレ
ートフイルムなどにより形成されている。19が
キヤツプを示し、キヤツプ19がボイスコイルボ
ビン16上に取り付けられる。
辺部12Bの先端の内周端部との間に磁気空隙が
形成され、この磁気空隙内に円筒上のボイスコイ
ルボビン16の周面上に巻回されたボイスコイル
15が配設される。このボイスコイルボビン16
の上端部が、振動板17の中央部に取り付けられ
る。振動板17の外周部がフレーム11の外周縁
部に紙リング18によつて取り付けられる。この
振動板17は、例えばポリエチレン・テレフタレ
ートフイルムなどにより形成されている。19が
キヤツプを示し、キヤツプ19がボイスコイルボ
ビン16上に取り付けられる。
マグネツト及びポールピースとしては、リング
状ではなくデイスク状のものを用いても良い。
状ではなくデイスク状のものを用いても良い。
マグネツトに段部を形成し、かしめにより折り
曲げられたフレームの開口の周縁部がこの段部内
に位置する構造としても良い。
曲げられたフレームの開口の周縁部がこの段部内
に位置する構造としても良い。
この考案に依れば、フレームの底面部をヨーク
の底面部の一部として有効に利用する機構とされ
ているので、ヨークの底面部の厚さを十分薄くす
ることができる。したがつて、スピーカの薄形化
をはかることができる。また、ヨークとフレーム
は、ヨーク中央部に設けられた開口を囲む周縁部
にフレーム中央部に設けられた開口の周縁部をか
しめることにより一体化できるので、フレームに
対するヨークの平行度及び中心出しが接着剤など
による接着に比べて容易、且つ高精度となり、し
かも特殊な加工や工程を必要としないので、安価
な装置でフレームとヨークの一体化が実現でき
る。更に、フレームの折り曲げられた先端がポー
ルピースと接する構造と異なり、この考案に依れ
ば、磁気回路のシヨートが生ぜず、マグネツトに
よる磁束を効率よく利用できる。
の底面部の一部として有効に利用する機構とされ
ているので、ヨークの底面部の厚さを十分薄くす
ることができる。したがつて、スピーカの薄形化
をはかることができる。また、ヨークとフレーム
は、ヨーク中央部に設けられた開口を囲む周縁部
にフレーム中央部に設けられた開口の周縁部をか
しめることにより一体化できるので、フレームに
対するヨークの平行度及び中心出しが接着剤など
による接着に比べて容易、且つ高精度となり、し
かも特殊な加工や工程を必要としないので、安価
な装置でフレームとヨークの一体化が実現でき
る。更に、フレームの折り曲げられた先端がポー
ルピースと接する構造と異なり、この考案に依れ
ば、磁気回路のシヨートが生ぜず、マグネツトに
よる磁束を効率よく利用できる。
第1図及び第2図は先に提案されているスピー
カの説明に用いる断面図、第3図及び第4図はこ
の考案の一実施例におけるフレーム及びヨークの
一体構造の説明に用いる断面図、第5図はこの考
案の一実施例の断面図である。 11……フレーム、12……ヨーク、12A…
…平面部、12B……立上がり壁部、13……マ
グネツト、14……ポールピース、15……ボイ
スコイル、17……振動板。
カの説明に用いる断面図、第3図及び第4図はこ
の考案の一実施例におけるフレーム及びヨークの
一体構造の説明に用いる断面図、第5図はこの考
案の一実施例の断面図である。 11……フレーム、12……ヨーク、12A…
…平面部、12B……立上がり壁部、13……マ
グネツト、14……ポールピース、15……ボイ
スコイル、17……振動板。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 略中央部に凹部を有し、この凹部の底面中央部
に第1の開口が設けられた磁性体からなるフレー
ムと、 平面部の略中央に第2の開口が形成され、上記
フレームの上記凹部内に挿入されて上記フレーム
の第1の開口の内壁部が上記平面部とともに平坦
面を形成するように上記第1の開口を囲む周縁部
が上記第2の開口内に折り曲げられることにより
上記フレームと固着されるヨークと、 このヨークの平面部と上記内壁部とによつて形
成される平坦面上に積層された板状のマグネツト
と、 このマグネツト上に積層された板状のポールピ
ースと、 上記ヨークの立上がり壁部及び上記ポールピー
スの対向間隙に配されたボイスコイルと、 このボイスコイルと結合された振動板とからな
るスピーカ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13751083U JPS6045591U (ja) | 1983-09-05 | 1983-09-05 | スピ−カ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13751083U JPS6045591U (ja) | 1983-09-05 | 1983-09-05 | スピ−カ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6045591U JPS6045591U (ja) | 1985-03-30 |
JPH0441677Y2 true JPH0441677Y2 (ja) | 1992-09-30 |
Family
ID=30308843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13751083U Granted JPS6045591U (ja) | 1983-09-05 | 1983-09-05 | スピ−カ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6045591U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5619994B2 (ja) * | 1973-09-14 | 1981-05-11 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5619994U (ja) * | 1979-07-20 | 1981-02-21 |
-
1983
- 1983-09-05 JP JP13751083U patent/JPS6045591U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5619994B2 (ja) * | 1973-09-14 | 1981-05-11 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6045591U (ja) | 1985-03-30 |
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