JPS6034450Y2 - 鋳枠の歪等の検出装置 - Google Patents
鋳枠の歪等の検出装置Info
- Publication number
- JPS6034450Y2 JPS6034450Y2 JP2175080U JP2175080U JPS6034450Y2 JP S6034450 Y2 JPS6034450 Y2 JP S6034450Y2 JP 2175080 U JP2175080 U JP 2175080U JP 2175080 U JP2175080 U JP 2175080U JP S6034450 Y2 JPS6034450 Y2 JP S6034450Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flask
- links
- link
- flasks
- conveyor
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Casting Devices For Molds (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はコンベヤを介して搬送される鋳枠における歪等
の検出装置に関する。
の検出装置に関する。
一般に鋳枠においては、これに形成した鋳型に鋳鉄等の
高温溶湯が繰り返し注がれることから熱影響により歪が
生じたり、注湯時に該溶湯が溢れて付着し固まるなどと
いったことが往々にしである。
高温溶湯が繰り返し注がれることから熱影響により歪が
生じたり、注湯時に該溶湯が溢れて付着し固まるなどと
いったことが往々にしである。
鋳枠にこのような支障があると鋳枠に形成した鋳型が鋳
物製品に種々の欠陥が生じることになる。
物製品に種々の欠陥が生じることになる。
たとえば近年開発された造型法、すなわち多孔付き模型
板の上面上に載置した鋳枠内に鋳物砂を投入したのち、
その鋳物砂中を圧縮空気を貫流させて前記模型板の孔か
ら排出させることにより強度の大なる鋳型を造る造型方
法にあっては、前記模型板の上面とこれに載置した鋳枠
の下面との間を確実にシールする必要があるが、前述の
支障が鋳枠にあると、模型板と鋳枠との間にかなりの大
きさの隙間が生じて確実にシールすることは不可能であ
り、したがって鋳物砂を鋳枠に所定の密度に充填するこ
とができず、しかも造型後の鋳枠を枠合せした際にもこ
れらの鋳枠間にかなりの大きさの隙間が生じ、この結果
、鋳型が鋳物製品に種々の欠陥が発生する等の問題があ
った。
板の上面上に載置した鋳枠内に鋳物砂を投入したのち、
その鋳物砂中を圧縮空気を貫流させて前記模型板の孔か
ら排出させることにより強度の大なる鋳型を造る造型方
法にあっては、前記模型板の上面とこれに載置した鋳枠
の下面との間を確実にシールする必要があるが、前述の
支障が鋳枠にあると、模型板と鋳枠との間にかなりの大
きさの隙間が生じて確実にシールすることは不可能であ
り、したがって鋳物砂を鋳枠に所定の密度に充填するこ
とができず、しかも造型後の鋳枠を枠合せした際にもこ
れらの鋳枠間にかなりの大きさの隙間が生じ、この結果
、鋳型が鋳物製品に種々の欠陥が発生する等の問題があ
った。
さらに自動造型ラインにあってはコンベヤによって鋳枠
が次々と自動的に移送されてくるが、この移送されてく
る鋳枠の全てにわたって歪等の支障の有無を作業者が迅
速に確認しようとすることは、大震な労力が必要となっ
て極めて困難であり、実質的に下可能であった。
が次々と自動的に移送されてくるが、この移送されてく
る鋳枠の全てにわたって歪等の支障の有無を作業者が迅
速に確認しようとすることは、大震な労力が必要となっ
て極めて困難であり、実質的に下可能であった。
本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、以下に本
考案の一実施例について図面に基づき詳細に説明する。
考案の一実施例について図面に基づき詳細に説明する。
1は自動造型ライン等の一部を威すように鋳造工場内に
水平状に延設したコンベヤにおける一対のコンベヤフレ
ームで、各コンベヤフレーム1,1の内側には多数のつ
ば付口−ラ2.2が軸着されており、該つばローラ2,
2上に載架した鋳枠3はたとえば矢印A方向へ移動され
て造型機(図示せず)へ搬送されるようになっている。
水平状に延設したコンベヤにおける一対のコンベヤフレ
ームで、各コンベヤフレーム1,1の内側には多数のつ
ば付口−ラ2.2が軸着されており、該つばローラ2,
2上に載架した鋳枠3はたとえば矢印A方向へ移動され
て造型機(図示せず)へ搬送されるようになっている。
4はコンベヤフレーム1,1を股ぐようにしてコンベヤ
フレーム1,1の外側に装着された門型フレームで、該
門型フレーム4の各脚部材4aの上端部および中段部に
は右方向へ延びる上部材5、下部材6がそれぞれ固着さ
れており、さらに前記各脚部材4aにおける上部材5と
下部材6の開位置および下端部には上ブラケット7、下
ブラケット8がそれぞれ所要の間隔をおいて突設されて
いる。
フレーム1,1の外側に装着された門型フレームで、該
門型フレーム4の各脚部材4aの上端部および中段部に
は右方向へ延びる上部材5、下部材6がそれぞれ固着さ
れており、さらに前記各脚部材4aにおける上部材5と
下部材6の開位置および下端部には上ブラケット7、下
ブラケット8がそれぞれ所要の間隔をおいて突設されて
いる。
また各上ブラケット7および各下ブラケット8には前記
上部材5の先端部の直下方位置まで水平状に延びるリン
ク9,10の一端がそれぞれ接手ピン11.12を介し
て垂直回動自在に接続され、リンク9,9および10,
10の他端間には前後方向に延びるローラ軸11,12
が軸受13,13.14.14を介してそれぞれ回転自
在に固着され、該ローラ軸11,12には耐摩耗性のコ
ムが装着されてローラ15,16が夫々構成されている
。
上部材5の先端部の直下方位置まで水平状に延びるリン
ク9,10の一端がそれぞれ接手ピン11.12を介し
て垂直回動自在に接続され、リンク9,9および10,
10の他端間には前後方向に延びるローラ軸11,12
が軸受13,13.14.14を介してそれぞれ回転自
在に固着され、該ローラ軸11,12には耐摩耗性のコ
ムが装着されてローラ15,16が夫々構成されている
。
そして各リンク9は下部材9上に調節可能に植設した支
持ボルト17を介して所定のレベルに支持されており、
各リンク10は下部材6に懸吊した引張りコイルバネ1
8および下部材6の下面に調節可能に垂設した支持ボル
ト20を介して所定のレベルに保持されている。
持ボルト17を介して所定のレベルに支持されており、
各リンク10は下部材6に懸吊した引張りコイルバネ1
8および下部材6の下面に調節可能に垂設した支持ボル
ト20を介して所定のレベルに保持されている。
また前記上部材5および下部材6の先端部には、ローラ
15,16のレベルを検出するための上下変位変換器2
1.22がそれらの昇降可能な検知レバーを軸受13.
14の外面に圧接して取り付けられており、該変位変換
器21および22は鋳枠搬送制御装置(図示せず)に接
線されている。
15,16のレベルを検出するための上下変位変換器2
1.22がそれらの昇降可能な検知レバーを軸受13.
14の外面に圧接して取り付けられており、該変位変換
器21および22は鋳枠搬送制御装置(図示せず)に接
線されている。
次にこのように構成されたものの作用について説明する
。
。
自動造型ラインの運転中は鋳枠3がコンベヤフレーム1
のつは付ローラ2,2上を順々に移送されており、この
移送される鋳枠3の上縁部3aの上面および下縁部3b
の下面には、ローラ15,16が常に当接しているため
、この鋳枠に大きな歪が生じていたり、溶湯の一部が付
着して固まったりしている場合には、この歪が溶湯の一
部の凹凸の分、ローラ15,16が上下に変位し、これ
に伴い変位変換器21,21.22,22の検知バーも
上下に変位量この変位量が変位検出器21,21.22
,22により検出され、さらに鋳枠搬送制御装置に伝え
られる。
のつは付ローラ2,2上を順々に移送されており、この
移送される鋳枠3の上縁部3aの上面および下縁部3b
の下面には、ローラ15,16が常に当接しているため
、この鋳枠に大きな歪が生じていたり、溶湯の一部が付
着して固まったりしている場合には、この歪が溶湯の一
部の凹凸の分、ローラ15,16が上下に変位し、これ
に伴い変位変換器21,21.22,22の検知バーも
上下に変位量この変位量が変位検出器21,21.22
,22により検出され、さらに鋳枠搬送制御装置に伝え
られる。
そしてその電気信号が所定値よりも大きいときには、す
なわち上下変位量が所定量よりも大きいときには、前記
制御装置により鋳枠3の移送が直ちに停止されて、歪や
溶湯の固着等の支障がある鋳枠3が取り除かれ、あるい
は正常な鋳枠3と交換される。
なわち上下変位量が所定量よりも大きいときには、前記
制御装置により鋳枠3の移送が直ちに停止されて、歪や
溶湯の固着等の支障がある鋳枠3が取り除かれ、あるい
は正常な鋳枠3と交換される。
したがって正常な鋳枠3だけを造型機へ搬送することが
できるから、従来とは異なり造型の際に模型板の面と鋳
枠3の面との間に隙間を生じさせることはなく、また造
型後枠合せした際にも鋳枠3.3間に隙間を生じさせる
こともなく、造型を完全になし得て鋳型が鋳物製品に欠
陥が発生することはない。
できるから、従来とは異なり造型の際に模型板の面と鋳
枠3の面との間に隙間を生じさせることはなく、また造
型後枠合せした際にも鋳枠3.3間に隙間を生じさせる
こともなく、造型を完全になし得て鋳型が鋳物製品に欠
陥が発生することはない。
さらに、つば付ローラ2,2により次々に移送されてく
る鋳枠3の全部にわたって歪や溶湯の固着の有無を何ら
労力を要さずに自動的に、しかも確実かつ迅速に検出し
得るという利点が奏する。
る鋳枠3の全部にわたって歪や溶湯の固着の有無を何ら
労力を要さずに自動的に、しかも確実かつ迅速に検出し
得るという利点が奏する。
以上の説明からも明らかなように本考案は、鋳枠搬送用
コンベヤのコンベヤフレームにおける所定部位の両側に
前後に対応する2対のリンクを上下方向に所要の間隔を
おいて垂直回動可能に装着し、該2対のリンクのそれぞ
れの先端部間には前記鋳枠の上下面に当接可能なローラ
を軸受を介して回転自在に装架し、さらに前記対応する
リンク若しくは軸受の少なくとも一方には、固定配設さ
れた上下変位検出器の検知レバーを圧接して臨ませたか
ら、これによって鋳枠の全部にわたって歪や溶湯の固着
等の支障の有無を簡単な構成で自動的にしかも確実かつ
迅速に検出することが可能であり、したがって正常な鋳
枠のみを造型機へ搬送することができて造型を完全にな
し得、鋳型や鋳物製品に欠陥を生じさせないという優れ
た実用的効果を奏する。
コンベヤのコンベヤフレームにおける所定部位の両側に
前後に対応する2対のリンクを上下方向に所要の間隔を
おいて垂直回動可能に装着し、該2対のリンクのそれぞ
れの先端部間には前記鋳枠の上下面に当接可能なローラ
を軸受を介して回転自在に装架し、さらに前記対応する
リンク若しくは軸受の少なくとも一方には、固定配設さ
れた上下変位検出器の検知レバーを圧接して臨ませたか
ら、これによって鋳枠の全部にわたって歪や溶湯の固着
等の支障の有無を簡単な構成で自動的にしかも確実かつ
迅速に検出することが可能であり、したがって正常な鋳
枠のみを造型機へ搬送することができて造型を完全にな
し得、鋳型や鋳物製品に欠陥を生じさせないという優れ
た実用的効果を奏する。
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は正面図、第2
図は平面図である。 1:コンベヤフレーム、9;17:リンク、15:16
:ローラ、21;22:変位検出器。
図は平面図である。 1:コンベヤフレーム、9;17:リンク、15:16
:ローラ、21;22:変位検出器。
Claims (1)
- 左右方向に延びる鋳枠搬送用コンベヤのコンベヤフレー
ム1における所定部位の前後両端に、前後に対応する2
対のリンク9,10を上下方向に所要の間隔をおいて垂
直回動可能に装着し、該2対のリンク9,10のそれぞ
れの先端部間には前記鋳枠の上下面に当接可能なローラ
15,16をローラ軸11,12および軸受13,13
.14.14を介して回転自在に装架し、前記上位のリ
ンク9の真上には上部材5を、また前記リンク9.10
間には下部材6をそれぞれ固定配置し、該リンク10を
該下部材6に懸吊した引張りコイルバネ18を介して保
持し、前記下部材6の上下両面に支持ポル)17.20
を調節可能に植設し、さらに前記対応するリンク9,1
0若しくは軸受13,14の少なくとも一方には、固定
配設した上下変位検出器21.22の検知バーを圧接し
て臨ませたことを特徴とする鋳枠の歪等の検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2175080U JPS6034450Y2 (ja) | 1980-02-20 | 1980-02-20 | 鋳枠の歪等の検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2175080U JPS6034450Y2 (ja) | 1980-02-20 | 1980-02-20 | 鋳枠の歪等の検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56122549U JPS56122549U (ja) | 1981-09-18 |
JPS6034450Y2 true JPS6034450Y2 (ja) | 1985-10-14 |
Family
ID=29617901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2175080U Expired JPS6034450Y2 (ja) | 1980-02-20 | 1980-02-20 | 鋳枠の歪等の検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6034450Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6890351B2 (en) | 1994-02-18 | 2005-05-10 | Organogenesis Inc. | Method for treating diseased or damaged organs |
US7214242B2 (en) | 1998-06-05 | 2007-05-08 | Organogenesis, Inc. | Bioengineered tubular graft prostheses |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5968634U (ja) * | 1982-10-25 | 1984-05-09 | 株式会社豊田自動織機製作所 | 搬入鋳枠判別装置 |
-
1980
- 1980-02-20 JP JP2175080U patent/JPS6034450Y2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6890351B2 (en) | 1994-02-18 | 2005-05-10 | Organogenesis Inc. | Method for treating diseased or damaged organs |
US7214242B2 (en) | 1998-06-05 | 2007-05-08 | Organogenesis, Inc. | Bioengineered tubular graft prostheses |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56122549U (ja) | 1981-09-18 |
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