JPS6033704B2 - 力伝達装装置 - Google Patents
力伝達装装置Info
- Publication number
- JPS6033704B2 JPS6033704B2 JP53029173A JP2917378A JPS6033704B2 JP S6033704 B2 JPS6033704 B2 JP S6033704B2 JP 53029173 A JP53029173 A JP 53029173A JP 2917378 A JP2917378 A JP 2917378A JP S6033704 B2 JPS6033704 B2 JP S6033704B2
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- JP
- Japan
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- drive member
- rack teeth
- pinion
- cam track
- rack
- Prior art date
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- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims description 10
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 4
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 4
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 235000018185 Betula X alpestris Nutrition 0.000 description 1
- 235000018212 Betula X uliginosa Nutrition 0.000 description 1
- 230000000712 assembly Effects 0.000 description 1
- 238000000429 assembly Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D3/00—Steering gears
- B62D3/02—Steering gears mechanical
- B62D3/12—Steering gears mechanical of rack-and-pinion type
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は力伝達装置に係り、特に、自動車のかじ取輪の
向き変える可変比かじ取装置として好適な力伝達装置に
関する。
向き変える可変比かじ取装置として好適な力伝達装置に
関する。
周知の可変比かじ取装置はフレデリック・ジョン・アダ
ムズ(FrederjckJohnAdams)及びラ
ルフ・マルコルム・レーマン(RalphMalcol
m比hman)両氏によって197母王1月9日に出願
された“ラックピニオン組立体(Rack AndP手
nion 松semblies)’’と題する米国特許
第4240306号明細書に記載されている。
ムズ(FrederjckJohnAdams)及びラ
ルフ・マルコルム・レーマン(RalphMalcol
m比hman)両氏によって197母王1月9日に出願
された“ラックピニオン組立体(Rack AndP手
nion 松semblies)’’と題する米国特許
第4240306号明細書に記載されている。
同米国特許明細書に記載されているかじ取装置は、榛状
のラック上のら族状歯とかみ合う歯を持つピニオンを有
し、この棒状のラックは、ピニオンを回転することによ
りハウジングに対して相対的に長手方向に移動させられ
るようになっている。カム軌道が棒状のラック上に配置
されており、ハウジングに連結された従節に係合してい
る。棒状のラックが長手方向に移動すると、カム軌道と
従節とは、互に協力してこの棒状のラックを回転する。
棒状のラックがこのように回転すると、ラックの歯とピ
ニオンの歯とは棒状のラックの藤線方向移動の速度を変
えるように相互に作用する。前述の米国特許明細書に記
載されているかじ取装置は同装置の構造及び作動はほぼ
満足であるが、=,長期にわたる使用によって棒状のラ
ックの両端の玉継手が摩耗する欠点がある。
のラック上のら族状歯とかみ合う歯を持つピニオンを有
し、この棒状のラックは、ピニオンを回転することによ
りハウジングに対して相対的に長手方向に移動させられ
るようになっている。カム軌道が棒状のラック上に配置
されており、ハウジングに連結された従節に係合してい
る。棒状のラックが長手方向に移動すると、カム軌道と
従節とは、互に協力してこの棒状のラックを回転する。
棒状のラックがこのように回転すると、ラックの歯とピ
ニオンの歯とは棒状のラックの藤線方向移動の速度を変
えるように相互に作用する。前述の米国特許明細書に記
載されているかじ取装置は同装置の構造及び作動はほぼ
満足であるが、=,長期にわたる使用によって棒状のラ
ックの両端の玉継手が摩耗する欠点がある。
玉継手のこの摩耗は棒状のラックの回転に起因するとこ
ろが少くない。更に、前述の米国特許明細書に記載され
ているかじ取装置のカム軌道はラック歯と軸線方向に隔
てられている。
ろが少くない。更に、前述の米国特許明細書に記載され
ているかじ取装置のカム軌道はラック歯と軸線方向に隔
てられている。
従って、棒状のラックは少くともラック歯の列の長さの
2倍の長さを有していなければならない。この比較的長
いラックは小形の自動車には不適当である。その上、ラ
ック歯から軸線方向に隔てられたところにカム軌道を設
けると、ラックがカム従節によって回転される時にこの
ラックにねじり及び曲げの双方の力が加えられる。本発
明の目的は前述の欠点を除去し、小型でしかも信頼性の
高い力伝達装置を得ることである。
2倍の長さを有していなければならない。この比較的長
いラックは小形の自動車には不適当である。その上、ラ
ック歯から軸線方向に隔てられたところにカム軌道を設
けると、ラックがカム従節によって回転される時にこの
ラックにねじり及び曲げの双方の力が加えられる。本発
明の目的は前述の欠点を除去し、小型でしかも信頼性の
高い力伝達装置を得ることである。
本発明による力伝達装置は、ハウジングと、少くとも一
部がこのハウジング内に位置されて軸線方向の運動が可
能になった力伝達部材と、この力伝達部材に回転可能に
設けられたスリーブ状の駆動部材と、この駆動部材と力
伝達部材との並進運動を行いしかも力伝達部材に対する
駆動部材の回転運動を可能にするように両者を結合する
結合部材と、駆動部材に設けられたラック歯の列と、駆
動部材と力伝達部材との並進運動を可能にするように前
記ラック歯の列とかみ合い係合する回転可能なピニオン
と、ラック歯の列がピニオンと係合するように駆動部材
を支持するためにこの駆動部材に滑動可能に係合する支
持部材と、駆動部材に設けられたカム軌道と、駆動部材
の並進運動中にこのカム軌道に係合して駆動部材の回転
運動を制御するためにハウジングに取付けられたカム従
節とを有し、ラック歯は、駆動部材の回転運動中にピニ
オンとの係合を維持するに必要な程度に駆動部材の周囲
の一部のみに延在しており、更に、ラック歯の列と並列
になった駆動部村のラック歯が形成されていない部分は
駆動部材の並進運動並びに回転運動中に前記支持部村が
係合する滑り面を形成しており、これによって力伝達装
置を小型化すると同時に摩耗や損傷を少くして信頼性を
向上している。次に、添付図面を参照して本発明の好適
実施例を説明する。第1図に示された本発明による可変
比かじ取装置10は、自動車の一方のかじ取車輪に連結
されたタィロッド12と、他方のかじ取車輪に連結され
た他のタィロッド14とを有する。
部がこのハウジング内に位置されて軸線方向の運動が可
能になった力伝達部材と、この力伝達部材に回転可能に
設けられたスリーブ状の駆動部材と、この駆動部材と力
伝達部材との並進運動を行いしかも力伝達部材に対する
駆動部材の回転運動を可能にするように両者を結合する
結合部材と、駆動部材に設けられたラック歯の列と、駆
動部材と力伝達部材との並進運動を可能にするように前
記ラック歯の列とかみ合い係合する回転可能なピニオン
と、ラック歯の列がピニオンと係合するように駆動部材
を支持するためにこの駆動部材に滑動可能に係合する支
持部材と、駆動部材に設けられたカム軌道と、駆動部材
の並進運動中にこのカム軌道に係合して駆動部材の回転
運動を制御するためにハウジングに取付けられたカム従
節とを有し、ラック歯は、駆動部材の回転運動中にピニ
オンとの係合を維持するに必要な程度に駆動部材の周囲
の一部のみに延在しており、更に、ラック歯の列と並列
になった駆動部村のラック歯が形成されていない部分は
駆動部材の並進運動並びに回転運動中に前記支持部村が
係合する滑り面を形成しており、これによって力伝達装
置を小型化すると同時に摩耗や損傷を少くして信頼性を
向上している。次に、添付図面を参照して本発明の好適
実施例を説明する。第1図に示された本発明による可変
比かじ取装置10は、自動車の一方のかじ取車輪に連結
されたタィロッド12と、他方のかじ取車輪に連結され
た他のタィロッド14とを有する。
両タィロッド12,14はハウジング24を貫通する力
伝達部材即ち榛16の両端と1対の玉継手18,20に
よって夫々連結されており、棒16をハウジング24に
関して相対的に軸線方向に動かすことによって自動車の
かじ取車輪の向きを変えるようになつている。棒16に
はスリーブ状の駆動部村28が軸受組立体30および針
軸受組立体34を介して棒16と同心に織装されている
。
伝達部材即ち榛16の両端と1対の玉継手18,20に
よって夫々連結されており、棒16をハウジング24に
関して相対的に軸線方向に動かすことによって自動車の
かじ取車輪の向きを変えるようになつている。棒16に
はスリーブ状の駆動部村28が軸受組立体30および針
軸受組立体34を介して棒16と同心に織装されている
。
この軸受組立体30は、駆動部材28の棒16上におけ
る回転運動を可能にはするが、駆動部材28の榛16に
関する長手方向の相対的な運動を阻止して、駆動部材2
8が軸線方向に動かされたときには棒16もこの駆動部
材28と共に鞄線方向に並進運動をするようになつてい
る。スリーブ状の駆動部材28の円筒形の外周面の一部
に、中心軸線46に対して斜めに形成されたらせん状の
ラック歯40の列38が図示するように長手方向に形成
されており、ピニオン42のはす歯と噛合している。
る回転運動を可能にはするが、駆動部材28の榛16に
関する長手方向の相対的な運動を阻止して、駆動部材2
8が軸線方向に動かされたときには棒16もこの駆動部
材28と共に鞄線方向に並進運動をするようになつてい
る。スリーブ状の駆動部材28の円筒形の外周面の一部
に、中心軸線46に対して斜めに形成されたらせん状の
ラック歯40の列38が図示するように長手方向に形成
されており、ピニオン42のはす歯と噛合している。
かくして、かじ取ハンドル(図示せず)の回転によって
ピニオン42が回転されると、駆動部材28が軸線方向
に動かされ、これと共に樺16が軸線方向に動かされて
自動車のかじ取車輪の向きを変えるようになっている。
駆動部材28の円筒状の外周面には、ラック歯40の列
38に沿ってカム軌道50が形成されており、ハウジン
グ42のピニオン42に整合した位置に固定された従節
52がこのカム軌道50‘こ係合している。カム軌道5
0は駆動部材28の長さを最少にするためラック歯40
の列38の長さとほぼ同じ長さを有する。
ピニオン42が回転されると、駆動部材28が軸線方向
に動かされ、これと共に樺16が軸線方向に動かされて
自動車のかじ取車輪の向きを変えるようになっている。
駆動部材28の円筒状の外周面には、ラック歯40の列
38に沿ってカム軌道50が形成されており、ハウジン
グ42のピニオン42に整合した位置に固定された従節
52がこのカム軌道50‘こ係合している。カム軌道5
0は駆動部材28の長さを最少にするためラック歯40
の列38の長さとほぼ同じ長さを有する。
そして、軸線方向に延在するまつすぐな中央部62と、
その両端において互に反対の方向に蟹曲した2個の端部
54,58とを有し、駆動部材28の軸線方向の運動中
に従節52がこの轡曲した端部54,58に係合すると
この駆動部材28は中心軸線46を中心として回転され
るようになっている。駆動部村28の外周面に形成され
たラック歯40は、駆動部材28のこの回転運動中にお
けるピニオン42とラック歯40との係合を維持するに
必要な程度に駆動部材28の一部に形成されている。
その両端において互に反対の方向に蟹曲した2個の端部
54,58とを有し、駆動部材28の軸線方向の運動中
に従節52がこの轡曲した端部54,58に係合すると
この駆動部材28は中心軸線46を中心として回転され
るようになっている。駆動部村28の外周面に形成され
たラック歯40は、駆動部材28のこの回転運動中にお
けるピニオン42とラック歯40との係合を維持するに
必要な程度に駆動部材28の一部に形成されている。
図示実施例では、ラック歯40の列38は前述の如くカ
ム軌道50とほぼ同じ長さを有し、しかもその両端部は
カム軌道50の端部54,58ほぼ同じような形状で轡
曲している。
ム軌道50とほぼ同じ長さを有し、しかもその両端部は
カム軌道50の端部54,58ほぼ同じような形状で轡
曲している。
即ち、ラック歯40の列38の長手方向に延在する側綾
部分66は、カム軌道50の中央部62に隣接するまつ
すぐな部分と、轡曲した端部54,58に隣接してこれ
と同様にわん曲した端部とを有し、全体的にはカム軌道
50と平行になっている。従って、ラック歯40の列3
8は駆動部材28の周囲の約140oの範囲内に形成す
ることができる。駆動部材28は第1図および第2図に
示す支持部村即ち支持ヨーク70‘こよって支持されて
いる。このヨーク7川まハウジング24に設けられてお
り、偏向ばね72によって駆動部材28に連続的に加圧
されており、これによって駆動部材28とピニオン42
との噛合を確実にしている。そして、このヨーク70が
接触する駆動部材28の円周面はラック歯40やカム軌
道50等が形成されていない滑らかな滑り面を形成して
おり、駆動部材28の回転並びに車由線方向運動を容易
にしている。この支持ヨーク7川ま、駆動部材28に加
えられるねじり荷重や曲げモーメントを最少にするため
に、ピニオン42がラック歯40の列38に噛合する位
置の丁度反対側の位置において駆動部材28に係合する
ことができる。次に、かじ取装置10の作動を説明する
。
部分66は、カム軌道50の中央部62に隣接するまつ
すぐな部分と、轡曲した端部54,58に隣接してこれ
と同様にわん曲した端部とを有し、全体的にはカム軌道
50と平行になっている。従って、ラック歯40の列3
8は駆動部材28の周囲の約140oの範囲内に形成す
ることができる。駆動部材28は第1図および第2図に
示す支持部村即ち支持ヨーク70‘こよって支持されて
いる。このヨーク7川まハウジング24に設けられてお
り、偏向ばね72によって駆動部材28に連続的に加圧
されており、これによって駆動部材28とピニオン42
との噛合を確実にしている。そして、このヨーク70が
接触する駆動部材28の円周面はラック歯40やカム軌
道50等が形成されていない滑らかな滑り面を形成して
おり、駆動部材28の回転並びに車由線方向運動を容易
にしている。この支持ヨーク7川ま、駆動部材28に加
えられるねじり荷重や曲げモーメントを最少にするため
に、ピニオン42がラック歯40の列38に噛合する位
置の丁度反対側の位置において駆動部材28に係合する
ことができる。次に、かじ取装置10の作動を説明する
。
かじ取ハンドル(図示せず)によってピニオン42が回
転されると、これに噛合するラック歯40‘こよってス
リーブ状の駆動部材28が轍線方向に移動する。
転されると、これに噛合するラック歯40‘こよってス
リーブ状の駆動部材28が轍線方向に移動する。
棒16は軸受組立体301こよって駆動部材28との相
対的な藤線運動が阻止されているので、榛16は駆動部
材28と一体に軸線方向の並進を行い、これによってタ
ィロツド12,14を動かしてかじ取車輪(図示せず)
の方向を変えることができる。自動車の駐車中や低速運
転中にかじ取車輪の向きを変えようとすると非常に大き
な労力が必要であるが、図示のかじ取装置10ではスリ
ーブ状の駆動部材28を回転することによってかじ取比
を変化して、かじ敬操作に要する労力を減じている。
対的な藤線運動が阻止されているので、榛16は駆動部
材28と一体に軸線方向の並進を行い、これによってタ
ィロツド12,14を動かしてかじ取車輪(図示せず)
の方向を変えることができる。自動車の駐車中や低速運
転中にかじ取車輪の向きを変えようとすると非常に大き
な労力が必要であるが、図示のかじ取装置10ではスリ
ーブ状の駆動部材28を回転することによってかじ取比
を変化して、かじ敬操作に要する労力を減じている。
即ち、ピニオン42が回転されたとき、従節52がカム
軌道50にまつすぐな中央部62に係合している間は駆
動部材28は回転せず、軸線方向の運動のみをする。
軌道50にまつすぐな中央部62に係合している間は駆
動部材28は回転せず、軸線方向の運動のみをする。
然しながら、駆動部材28のこの軸線方向の運動が続行
されて従節52が、カム軌道50の馨曲した端部54,
58のいづれかに係合すると、駆動部材28の軸線方向
の運動に従ってこの駆動部村28はあたかもねじのよう
に中心軸線46の周りを回転し始める。
されて従節52が、カム軌道50の馨曲した端部54,
58のいづれかに係合すると、駆動部材28の軸線方向
の運動に従ってこの駆動部村28はあたかもねじのよう
に中心軸線46の周りを回転し始める。
このように、駆動部材28がその軸線方向の運動中に回
転をすると、らせん状のラック歯40とピニオン42の
はす歯との間には相対的な滑りが発生し、この滑り作用
によって駆動部材28は従節52及びハウジング24に
関して相対的に軸線方向に移動される。
転をすると、らせん状のラック歯40とピニオン42の
はす歯との間には相対的な滑りが発生し、この滑り作用
によって駆動部材28は従節52及びハウジング24に
関して相対的に軸線方向に移動される。
カム軌道50の端部54,58と従節62とによる駆動
部材28のこの軸線方向の運動の向きは、ピニオン42
のはす歯と駆動部材28のラック歯40とによる駆動部
材28の鼠線方向の運動の向きとは反対であり、これに
よってかじ取比が増大されることになる。例えば、第2
図においてピニオン42が反時計廻りの方向に回転され
ると駆動部材28および棒16は右向きに移動する。
部材28のこの軸線方向の運動の向きは、ピニオン42
のはす歯と駆動部材28のラック歯40とによる駆動部
材28の鼠線方向の運動の向きとは反対であり、これに
よってかじ取比が増大されることになる。例えば、第2
図においてピニオン42が反時計廻りの方向に回転され
ると駆動部材28および棒16は右向きに移動する。
そして、従節52がカム軌道50の下向きに轡曲した端
部54に係合すると、駆動部村28はカム軌道50を持
ち上げる方向、即ち第3図において時計回りの方向に回
転される。駆動部村28上のラック歯40は中心軸線4
6に対して斜になっているので、この駆動部材28が回
転すると、ラック歯40の側面はピニオン42のはす歯
の側面に対して滑り作用艮0ちカム作用をする。
部54に係合すると、駆動部村28はカム軌道50を持
ち上げる方向、即ち第3図において時計回りの方向に回
転される。駆動部村28上のラック歯40は中心軸線4
6に対して斜になっているので、この駆動部材28が回
転すると、ラック歯40の側面はピニオン42のはす歯
の側面に対して滑り作用艮0ちカム作用をする。
このカム作用によって駆動部村28は第2図において左
向きに移動される。その結果、駆動部材28および棒1
6の右向きの運動の速度が減されるので、少し、労力で
大きな抵抗に打勝って駐車中や低速運転中におけるかじ
取りを容易に行うことができる。これと同様に、ピニオ
ン42が第2図において時計廻り方向に回転されると駆
動部材28および棒16が左向きに移動される。
向きに移動される。その結果、駆動部材28および棒1
6の右向きの運動の速度が減されるので、少し、労力で
大きな抵抗に打勝って駐車中や低速運転中におけるかじ
取りを容易に行うことができる。これと同様に、ピニオ
ン42が第2図において時計廻り方向に回転されると駆
動部材28および棒16が左向きに移動される。
このように駆動部材28が左方に移動すると、従節52
がカム軌道50の上向きに轡曲した端部58に係合して
駆動部材28を第3図において反時計回りの方向に回転
する。その結果、斜になったラック歯40とピニオン4
2のはす歯との間に相対的な滑り作用が発生し、駆動部
材28と棒16とは第2図において右向きに移動される
。かくして、ピニオン42による駆動部材28の左向き
の運動速度が減少されてかじ取に要する労力を減少する
ことができる。以上の如く、本発明によるかじ取装置貝
0ち力伝達装置ではピニオン42が、穣16即ち力伝達
部材に回転可能に設けられたスリーブ状の駆動部材28
に直接係合することによってこの力伝達部村を動かすよ
うになっており、両者の間には何等追加の歯車等が不必
要である。
がカム軌道50の上向きに轡曲した端部58に係合して
駆動部材28を第3図において反時計回りの方向に回転
する。その結果、斜になったラック歯40とピニオン4
2のはす歯との間に相対的な滑り作用が発生し、駆動部
材28と棒16とは第2図において右向きに移動される
。かくして、ピニオン42による駆動部材28の左向き
の運動速度が減少されてかじ取に要する労力を減少する
ことができる。以上の如く、本発明によるかじ取装置貝
0ち力伝達装置ではピニオン42が、穣16即ち力伝達
部材に回転可能に設けられたスリーブ状の駆動部材28
に直接係合することによってこの力伝達部村を動かすよ
うになっており、両者の間には何等追加の歯車等が不必
要である。
そして、ピニオン42に噛合するラック歯40の列38
は、駆動部材28の回転運動中にピニオン42との係合
を維持するに必要な程度にこの駆動部材28の周囲の一
部にのみ形成されている。従って、ラック歯40やカム
軌道50等が形成されていない滑らかな残朱の部分を支
持部材70のための滑り面として使用することが可能で
あり、これによってかじ取装置10を極めて小形なもの
とすることができる効果を有する。そして力を伝達する
棒16は回転をしないのでこの榛16に連結された継手
の摩耗を最少にすることもできる。以上、本発明を自動
車の可変比かじ取装置として説明したけれども、図示実
施例に限定されることなく、他の装置、例えば工作機械
の往復動滑り台をベッドに関して動かすための装置等に
も実施可能である。
は、駆動部材28の回転運動中にピニオン42との係合
を維持するに必要な程度にこの駆動部材28の周囲の一
部にのみ形成されている。従って、ラック歯40やカム
軌道50等が形成されていない滑らかな残朱の部分を支
持部材70のための滑り面として使用することが可能で
あり、これによってかじ取装置10を極めて小形なもの
とすることができる効果を有する。そして力を伝達する
棒16は回転をしないのでこの榛16に連結された継手
の摩耗を最少にすることもできる。以上、本発明を自動
車の可変比かじ取装置として説明したけれども、図示実
施例に限定されることなく、他の装置、例えば工作機械
の往復動滑り台をベッドに関して動かすための装置等に
も実施可能である。
第1図は本発明の好適実施例を示す可変比かじ取装置の
部分断面図、第2図は第1図に示されたかじ取装置の要
部の部分断面図、第3図は第2図の線3一3にける断面
図である。 12,14……タィロッド、16……棒、24・…・・
ハウジング、28・・・・・・駆動部村、30……軸受
組立体、38・・・・・・ラック歯の列、40・・・・
・・ラック歯、42…・・・ピニオン、50・・・・・
・カム軌道、52……従節、70・・・・・・支持ヨー
ク。 FIG.lFIG.2 FIG.3
部分断面図、第2図は第1図に示されたかじ取装置の要
部の部分断面図、第3図は第2図の線3一3にける断面
図である。 12,14……タィロッド、16……棒、24・…・・
ハウジング、28・・・・・・駆動部村、30……軸受
組立体、38・・・・・・ラック歯の列、40・・・・
・・ラック歯、42…・・・ピニオン、50・・・・・
・カム軌道、52……従節、70・・・・・・支持ヨー
ク。 FIG.lFIG.2 FIG.3
Claims (1)
- 1 力を伝達するために使用される力伝達装置において
、ハウジング24と、少くとも一部が該ハウジング内に
位置されて軸線方向の運動が可能になつた力伝達部材1
6と、該力伝達部材16に回転可能に設けられたスリー
ブ状の駆動部材28と、前記駆動部材28と力伝達部材
16との並進運動を行いしかも力伝達部材16に対する
駆動部材28の回転運動を可能にするように両者を結合
する結合部材30と、前記駆動部材28に設けられたラ
ツク歯の列38と、前記駆動部材28と力伝達部材16
との並進運動を可能にするように前記ラツク歯の列38
とかみ合い係合する回転可能なピニオン42と、前記ラ
ツク歯の列38がピニオン42と係合するように前記駆
動部材28を支持するために該駆動部材28に滑動可能
に係合する支持部材70と、前記駆動部材28に設けら
れたカム軌道50と、駆動部材28の並進運動中に前記
カム軌道50に係合して駆動部材28の回転運動を制御
するために前記ハウジング24に取付けられたカム従節
52とを有し、前記ラツク歯は、前記駆動部材28の回
転運動中にピニオン42との係合を維持するに必要な程
度に駆動部材28の周囲の一部のみに延在しており、
前記ラツク歯の列38と並列になつた前記駆動部材28
のラツク歯が形成されていない部分は該駆動部材28の
並進運動並びに回転運動中に前記支持部材70が係合す
る滑り面を形成している力伝達装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB10867/77A GB1546339A (en) | 1977-03-15 | 1977-03-15 | Gear assemblies |
GB10867/77 | 1977-03-15 |
Publications (2)
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---|---|
JPS53133835A JPS53133835A (en) | 1978-11-22 |
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Family Applications (1)
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