JPS6026236Y2 - 圧縮機用ピストン - Google Patents
圧縮機用ピストンInfo
- Publication number
- JPS6026236Y2 JPS6026236Y2 JP4683776U JP4683776U JPS6026236Y2 JP S6026236 Y2 JPS6026236 Y2 JP S6026236Y2 JP 4683776 U JP4683776 U JP 4683776U JP 4683776 U JP4683776 U JP 4683776U JP S6026236 Y2 JPS6026236 Y2 JP S6026236Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- ring
- cylinder
- compressor
- top ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 11
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 11
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 7
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Compressor (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、段付合い口を有するピストンリングを配設し
た圧縮機用ピストンにおいて、上記段付合い口を有する
ピストンリングの下方の合い口の外周開口部より洩れる
ガスを効率よく防止する手段を講じたもので、ピストン
リング溝に対して、ピストンリングのとりつける位置を
規制したものに関する。
た圧縮機用ピストンにおいて、上記段付合い口を有する
ピストンリングの下方の合い口の外周開口部より洩れる
ガスを効率よく防止する手段を講じたもので、ピストン
リング溝に対して、ピストンリングのとりつける位置を
規制したものに関する。
詳しくは、シリンダーに対して、ピストンが圧縮行程時
、油膜を介して密接摺動するサイドスラスト側に、常に
、ピストンリングの下方の合い口の外周開口部側が位置
するように、ピストンリングをリング溝に対して、リン
グ廻り止め機構の固定手段を介して配設したピストンに
関する。
、油膜を介して密接摺動するサイドスラスト側に、常に
、ピストンリングの下方の合い口の外周開口部側が位置
するように、ピストンリングをリング溝に対して、リン
グ廻り止め機構の固定手段を介して配設したピストンに
関する。
従来ピストンリングよりガスが洩れる箇所は、ピストン
リングの合い口が殆どをしめているため、次のような手
段が講じられてきた。
リングの合い口が殆どをしめているため、次のような手
段が講じられてきた。
■ピストンリングの合い口間隙を少なくする事により、
ピストンリングの合い口間隙よりクランク室へ逃げるガ
ス洩れを防止。
ピストンリングの合い口間隙よりクランク室へ逃げるガ
ス洩れを防止。
■全体として圧縮効率を高めるために、ステップカット
リングを用いる。
リングを用いる。
■2つ以上のピストンリングをピストンリング溝内に配
設する圧縮機のピストンに於て、互いに、ピストンリン
グの合い口の位置を違えてとりつける方法等が採られて
きた。
設する圧縮機のピストンに於て、互いに、ピストンリン
グの合い口の位置を違えてとりつける方法等が採られて
きた。
しかしながら、いずれの方法にても上記ガス洩れを確実
に防止し得ない。
に防止し得ない。
さらに、ピストンリングの合い口は、熱膨張の影響で完
全に密着させることができない。
全に密着させることができない。
又、ピストンの首振り、ピストンリングのリング溝内の
回転移動により、ピストンリングの合い口の位置は一定
しない。
回転移動により、ピストンリングの合い口の位置は一定
しない。
よって、合い口の位置がリング溝内を第4図に示す位置
に移動した場合、すなわち、ピストンがシリンダーに密
接しない位置にある場合、ピストンリングの合い口の下
側のピストンとシリンダー間に大きな間隙が生じるため
、ピストンリングの下方の合い口の外周開口部からの洩
れは、そのままシリンダーとピストンとの大きな隙間を
通ってクランクケース室に逃げるため、洩れ量は大きく
なるという欠点をもっている。
に移動した場合、すなわち、ピストンがシリンダーに密
接しない位置にある場合、ピストンリングの合い口の下
側のピストンとシリンダー間に大きな間隙が生じるため
、ピストンリングの下方の合い口の外周開口部からの洩
れは、そのままシリンダーとピストンとの大きな隙間を
通ってクランクケース室に逃げるため、洩れ量は大きく
なるという欠点をもっている。
すなわち、ピストンとシリンダー間には構造上さけられ
ない隙間があるため、ピストンリングの合い口から前記
隙間を経て洩れが生ずるのである。
ない隙間があるため、ピストンリングの合い口から前記
隙間を経て洩れが生ずるのである。
しかし、本考案者は、ピストンが圧縮行程の時、シリン
ダー内のピストンのサイドスラスト側は常にピストンが
シリンダー内面に押しつけられ密接する状態で摺動する
ことに鑑みてなされたもので、ピストンにとりつけられ
、かつ、1〜ツブのピストンリングの下方の合い口の外
周開口部から下側のピストン外周とシリンダー内周間の
隙間へ洩れようとするガスを確実に防止賦圧縮機の圧縮
効率を常に安定して維持することを可能としたものであ
る。
ダー内のピストンのサイドスラスト側は常にピストンが
シリンダー内面に押しつけられ密接する状態で摺動する
ことに鑑みてなされたもので、ピストンにとりつけられ
、かつ、1〜ツブのピストンリングの下方の合い口の外
周開口部から下側のピストン外周とシリンダー内周間の
隙間へ洩れようとするガスを確実に防止賦圧縮機の圧縮
効率を常に安定して維持することを可能としたものであ
る。
すなわち、クランク機構によりピストンを往復動させる
圧縮機用ピストンにおいて、ビスI・シリンダの中で最
上位置にとりつけている段付合い口を有するトップのピ
ストンリングの下方の合い口の外周開口部が、圧縮行程
時、ピストンとジノンターとが密接するサイドスラスト
側に、常に位置するようにピストンリング溝内に廻り止
め機構を介して配設してなる圧縮機用ピストンを得るこ
とを特徴とするものである。
圧縮機用ピストンにおいて、ビスI・シリンダの中で最
上位置にとりつけている段付合い口を有するトップのピ
ストンリングの下方の合い口の外周開口部が、圧縮行程
時、ピストンとジノンターとが密接するサイドスラスト
側に、常に位置するようにピストンリング溝内に廻り止
め機構を介して配設してなる圧縮機用ピストンを得るこ
とを特徴とするものである。
以下、図面により本考案を説明する。
第1図において、1はピストン、2はシリンダ、3はピ
ストン1にとりついているピストンリングであり、ピス
トンリングの中で最上位置にとりついているトップリン
グである。
ストン1にとりついているピストンリングであり、ピス
トンリングの中で最上位置にとりついているトップリン
グである。
トップリング3は一般に第2A図、第2B図、第2C図
でそれぞれ示されるような方法でノックピン4によりピ
ストン1に固定され、ピストンのリング溝内を回転移動
できないようになっている。
でそれぞれ示されるような方法でノックピン4によりピ
ストン1に固定され、ピストンのリング溝内を回転移動
できないようになっている。
本考案の場合、]・ツブリングの下方の合い口の外周開
口部の位置が圧縮行程時、ピストンとシリンダーとが密
接するす、fトスラスト側に常に位置するように、ピス
トンリング溝内に、ノックビン4等の廻り止め板溝の固
定手段にて固定されている。
口部の位置が圧縮行程時、ピストンとシリンダーとが密
接するす、fトスラスト側に常に位置するように、ピス
トンリング溝内に、ノックビン4等の廻り止め板溝の固
定手段にて固定されている。
5はクランク軸の回転方向を示す矢印である。
以上の構成により、第1図に示すように、圧縮行程時に
シリンダー2内を上昇するピストン1は、クランク軸の
回転により連接棒を介して回転モーメントの作用により
回転方向に傾き、シリンター2の内壁側に非常に接近腰
その結果、第3図に示すようにピストン1の外壁がシリ
ンダー2とが油膜を介して密接状態となる。
シリンダー2内を上昇するピストン1は、クランク軸の
回転により連接棒を介して回転モーメントの作用により
回転方向に傾き、シリンター2の内壁側に非常に接近腰
その結果、第3図に示すようにピストン1の外壁がシリ
ンダー2とが油膜を介して密接状態となる。
従って、トップリングの上方のシリンダー2とピストン
1との隙間より侵入してきたガスは、トップリング3の
上方の合い口3bを通ってピストンのりフグ溝1aに侵
入し、トップリング3の下方の合い口3aを通って、シ
リンダー2とピストン1との間隙よりクランク室内に洩
れようとするが、上記の如くピストン1の外壁がシリン
ダー2の内壁と油膜を介して密接状態にあるため、トッ
プリング3の下方の合い口3aの外周開口部はシリンダ
ー2の内壁にて塞がれ密閉状態に閉鎖され、しかも、ト
ップリングの下側におけるシリンダー2とピストン1と
は油膜を介して密接状態に維持されるため隙間がなくな
る。
1との隙間より侵入してきたガスは、トップリング3の
上方の合い口3bを通ってピストンのりフグ溝1aに侵
入し、トップリング3の下方の合い口3aを通って、シ
リンダー2とピストン1との間隙よりクランク室内に洩
れようとするが、上記の如くピストン1の外壁がシリン
ダー2の内壁と油膜を介して密接状態にあるため、トッ
プリング3の下方の合い口3aの外周開口部はシリンダ
ー2の内壁にて塞がれ密閉状態に閉鎖され、しかも、ト
ップリングの下側におけるシリンダー2とピストン1と
は油膜を介して密接状態に維持されるため隙間がなくな
る。
これにより、トップリングの下方の合い口3aの外周開
口部からトップリング3の下側のピストン1とシリンダ
ー2間からクランクケース室内へ洩れようとするガスの
流れは確実にとめることができる。
口部からトップリング3の下側のピストン1とシリンダ
ー2間からクランクケース室内へ洩れようとするガスの
流れは確実にとめることができる。
よって、ピストンリング廻り止め機構を設けなかったた
めに、トップリングがピストンのリング溝内を回転移動
して、該トップリングの下方の合い口の外周開口部がシ
リンダー内のピストンのサイドスラスト側以外に位置し
た場合は、第4図に示すように、シリンダー2とピスト
ン1との隙間は大きくなる。
めに、トップリングがピストンのリング溝内を回転移動
して、該トップリングの下方の合い口の外周開口部がシ
リンダー内のピストンのサイドスラスト側以外に位置し
た場合は、第4図に示すように、シリンダー2とピスト
ン1との隙間は大きくなる。
従って、トップリング3の下方の合い口3aの外周開口
部は、シリンダー2の内壁にて密閉状態に塞がれること
がなく、しかも、トップリング3の下側のピストン1と
シリンダー2間には隙間が大きく生じるため、トップリ
ング3の上方から侵入したガスは下方の合い口3aの外
周開口部を通り、さらに、シリンダーとピストンとの間
隙を通って、クランクケース室側に洩れる。
部は、シリンダー2の内壁にて密閉状態に塞がれること
がなく、しかも、トップリング3の下側のピストン1と
シリンダー2間には隙間が大きく生じるため、トップリ
ング3の上方から侵入したガスは下方の合い口3aの外
周開口部を通り、さらに、シリンダーとピストンとの間
隙を通って、クランクケース室側に洩れる。
よって、圧縮機の圧縮効率の低下が見られる。
このようにトップリングの下方の合い口の外周開口部の
位置が本考案の示す位置に一定してとりついていないと
、圧縮機としては、常に一定の圧縮ガスを生み出すこと
は困難となる。
位置が本考案の示す位置に一定してとりついていないと
、圧縮機としては、常に一定の圧縮ガスを生み出すこと
は困難となる。
よって、本案は、ピストンリングの廻り止め機構の固定
手段を有するピストンにおいて、新規な部品または大巾
な加工を施すことなく、トップリングの下方の合い口の
外周開口部がシリンダー内のピストンのサイドスラスト
側に位置するようにピストンリング溝内にトップリング
を廻り止め機構の固定手段を用いてとりつけるのみで、
圧縮機の圧縮効率変動を防止でき、常に安定して圧縮効
率の高い圧縮機を生み出すことができる。
手段を有するピストンにおいて、新規な部品または大巾
な加工を施すことなく、トップリングの下方の合い口の
外周開口部がシリンダー内のピストンのサイドスラスト
側に位置するようにピストンリング溝内にトップリング
を廻り止め機構の固定手段を用いてとりつけるのみで、
圧縮機の圧縮効率変動を防止でき、常に安定して圧縮効
率の高い圧縮機を生み出すことができる。
第1図は、圧縮行程中のピストンの状態を示したもので
、シリンダー内をピストンがサイドスラスト側に片寄る
か又は傾いた状況を示す説明図。 第2A図、第2B図、第2C図は、第1図B部の拡大図
で、トップリングの固定方法を示す説明図。 第3図は、シリンダーに対するピストンのサイドスラス
ト側にトップリングの下方の合い口の外周開口部が位置
した時の第2A、2B、2C図のそれぞれにおけるA−
A断面図。 第4図は、シリンダーに対するピストンのサイドスラス
ト側以外の部分にトップリングの下方の合い口が位置し
た時の第2A、2B、2C図のそれぞれにおけるA
A断面図を示す。 1・・・・・・ピストン、2・・・・・・シリンダー、
3・・・・・・トップリング、3a・・・・・・トップ
リングの下方の合い口。
、シリンダー内をピストンがサイドスラスト側に片寄る
か又は傾いた状況を示す説明図。 第2A図、第2B図、第2C図は、第1図B部の拡大図
で、トップリングの固定方法を示す説明図。 第3図は、シリンダーに対するピストンのサイドスラス
ト側にトップリングの下方の合い口の外周開口部が位置
した時の第2A、2B、2C図のそれぞれにおけるA−
A断面図。 第4図は、シリンダーに対するピストンのサイドスラス
ト側以外の部分にトップリングの下方の合い口が位置し
た時の第2A、2B、2C図のそれぞれにおけるA
A断面図を示す。 1・・・・・・ピストン、2・・・・・・シリンダー、
3・・・・・・トップリング、3a・・・・・・トップ
リングの下方の合い口。
Claims (1)
- クランク機構によりピストンを往復動させる圧縮機用ピ
ストンにおいて、ピストンリングの中で最上位置にとり
つき、かつ、段付合い口を有するトップリングの合い口
が圧縮行程時、ピストンとシリンダーとが密接するサイ
ドスラスト側に常に位置するように、ピストンリング溝
内に廻り止め機構の固定手段を介して配設してなる圧縮
機用ピストン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4683776U JPS6026236Y2 (ja) | 1976-04-16 | 1976-04-16 | 圧縮機用ピストン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4683776U JPS6026236Y2 (ja) | 1976-04-16 | 1976-04-16 | 圧縮機用ピストン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52138512U JPS52138512U (ja) | 1977-10-20 |
JPS6026236Y2 true JPS6026236Y2 (ja) | 1985-08-07 |
Family
ID=28505956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4683776U Expired JPS6026236Y2 (ja) | 1976-04-16 | 1976-04-16 | 圧縮機用ピストン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6026236Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1985895A2 (en) | 2007-04-26 | 2008-10-29 | Anest Iwata Corporation | Piston ring and a fluid sucking/discharge device with the piston ring |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4616115B2 (ja) * | 2005-07-29 | 2011-01-19 | 株式会社日立製作所 | 揺動型圧縮機 |
-
1976
- 1976-04-16 JP JP4683776U patent/JPS6026236Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1985895A2 (en) | 2007-04-26 | 2008-10-29 | Anest Iwata Corporation | Piston ring and a fluid sucking/discharge device with the piston ring |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52138512U (ja) | 1977-10-20 |
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