JPS60215571A - 高強度ジルコニア系焼結体の製法 - Google Patents
高強度ジルコニア系焼結体の製法Info
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- JPS60215571A JPS60215571A JP59071829A JP7182984A JPS60215571A JP S60215571 A JPS60215571 A JP S60215571A JP 59071829 A JP59071829 A JP 59071829A JP 7182984 A JP7182984 A JP 7182984A JP S60215571 A JPS60215571 A JP S60215571A
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- JP
- Japan
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- zirconia
- sintered body
- based sintered
- powder
- alumina
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、安定化剤を少量含有するジルコニアとアルミ
ナ、アルミナ−マグネシア系酸化物又はアルミナ−シリ
カ系酸化物とからなる極めて高強度ジルコニア系焼結体
の製法に関する。
ナ、アルミナ−マグネシア系酸化物又はアルミナ−シリ
カ系酸化物とからなる極めて高強度ジルコニア系焼結体
の製法に関する。
近年、安定化剤としてイツ) IJアを少量添加した正
方品を含有するジルコニア焼結体(以下Y −PSZ焼
結体と略記する)が、高強度、高靭性を発現することか
ら、機械構造材料として利用する開発が活発化している
。一方、Y−PSZ−Al、O,系焼結体については、
文献(ジャーナルマテリアル サイエンス 17,24
7−254(1982))や特開昭58−32066号
公報等で報告されているが、これらの報告されている焼
結体の曲げ強度は最高1200 MPa程度であり、十
分満足できる強度とはいい難い。従って、これらの強度
を更に高強度とすることにより、焼結体の用途を大きく
拡大できるので、その為の焼結体がめられている。
方品を含有するジルコニア焼結体(以下Y −PSZ焼
結体と略記する)が、高強度、高靭性を発現することか
ら、機械構造材料として利用する開発が活発化している
。一方、Y−PSZ−Al、O,系焼結体については、
文献(ジャーナルマテリアル サイエンス 17,24
7−254(1982))や特開昭58−32066号
公報等で報告されているが、これらの報告されている焼
結体の曲げ強度は最高1200 MPa程度であり、十
分満足できる強度とはいい難い。従って、これらの強度
を更に高強度とすることにより、焼結体の用途を大きく
拡大できるので、その為の焼結体がめられている。
本発明者等は、これらの事情に鑑み、Y−PSZ焼結体
の強度特性をさらに優れたものにするべく鋭意研究を重
ねた結果、出発原料化合物を含む水溶液に炭酸アンモニ
ウム添加して生成する沈殿を熱分解して得られるジルコ
ニア系粉末を用いて、熱間静水圧プレス処理することに
より、従来のY−PSZ焼結体に比較して、格段に高強
度であるジルコニア系焼結体が得られることを見出し、
本発明を完成させるに至った。
の強度特性をさらに優れたものにするべく鋭意研究を重
ねた結果、出発原料化合物を含む水溶液に炭酸アンモニ
ウム添加して生成する沈殿を熱分解して得られるジルコ
ニア系粉末を用いて、熱間静水圧プレス処理することに
より、従来のY−PSZ焼結体に比較して、格段に高強
度であるジルコニア系焼結体が得られることを見出し、
本発明を完成させるに至った。
即ち本発明は、(a)ジルコニウム、(b)安定化剤と
してのイツトリウム、ランタン又はランタン系希土類元
素及び(C)アルミニウム、アルミニウムとマグネシウ
ム又はアルミニウムとケイ素の各々の元素の塩、有機金
属化合物又は酸化物を含有する水溶液に、炭酸アンモニ
ウムを添加し、生成した沈殿を熱分解してジルコニア系
粉末を得、さらに該粉末を50 MPa以上の圧力、1
300〜1700℃の温度で熱間静水圧プレス処理して
、高強度のジルコニア系焼結体を製造する方法を提供す
るものである。
してのイツトリウム、ランタン又はランタン系希土類元
素及び(C)アルミニウム、アルミニウムとマグネシウ
ム又はアルミニウムとケイ素の各々の元素の塩、有機金
属化合物又は酸化物を含有する水溶液に、炭酸アンモニ
ウムを添加し、生成した沈殿を熱分解してジルコニア系
粉末を得、さらに該粉末を50 MPa以上の圧力、1
300〜1700℃の温度で熱間静水圧プレス処理して
、高強度のジルコニア系焼結体を製造する方法を提供す
るものである。
以下本発明をさらに詳細に説明する。
本発明方法で得られる焼結体は、イツトリウム。
ランタン又はランタン系希土類元素の酸化物を安定化剤
として1.5〜5モル%含有するジルコニア50〜98
重量%とアルミナ、アルミナ−マグネシア系酸化物又は
アルミナ−シリカ系酸化物50〜2重量%とからなり、
かつ3点曲げ強度が1700 MPa以上の高強度ジル
コニア系焼結体である。
として1.5〜5モル%含有するジルコニア50〜98
重量%とアルミナ、アルミナ−マグネシア系酸化物又は
アルミナ−シリカ系酸化物50〜2重量%とからなり、
かつ3点曲げ強度が1700 MPa以上の高強度ジル
コニア系焼結体である。
該高強度ジルコニア系焼結体を得るには、焼結性に優れ
た原料粉末を用いなければならない。これは、焼結体の
強度が、原料粉末の焼結性に極めて敏感に依存するため
である。そのために、(a)としてジルコニウム、(b
)として安定化剤及び(c)としてアルミニウムのそれ
ぞれの塩、有機金属化合物又は酸化物からなる水溶液に
炭酸アンモニウムを添加し、沈殿を生成させた後、熱分
解する方法により焼結性の優れたジルコニア系粉末を得
る。
た原料粉末を用いなければならない。これは、焼結体の
強度が、原料粉末の焼結性に極めて敏感に依存するため
である。そのために、(a)としてジルコニウム、(b
)として安定化剤及び(c)としてアルミニウムのそれ
ぞれの塩、有機金属化合物又は酸化物からなる水溶液に
炭酸アンモニウムを添加し、沈殿を生成させた後、熱分
解する方法により焼結性の優れたジルコニア系粉末を得
る。
また、上記水溶液には(c)としてアルミニウムに加え
てマグネシウム又はケイ素の塩、有機金属化合物又は酸
化物を加えた水溶液を用いてもよい。
てマグネシウム又はケイ素の塩、有機金属化合物又は酸
化物を加えた水溶液を用いてもよい。
出発原料化合物としては、オキシ塩化ジルコニウム、塩
化アルミニウム、塩化マグネシウム、塩化イツトリウム
などの塩化物の他、硝酸塩、硫酸塩などを用いることが
できる。また、ケイ素の酸化物や安定化剤の酸化物を用
いることもできる。
化アルミニウム、塩化マグネシウム、塩化イツトリウム
などの塩化物の他、硝酸塩、硫酸塩などを用いることが
できる。また、ケイ素の酸化物や安定化剤の酸化物を用
いることもできる。
これら出発原料化合物は、ジルコニア系焼結体として、
前述した構成割合となる様に適宜選択された量溶解して
水溶液とする。
前述した構成割合となる様に適宜選択された量溶解して
水溶液とする。
炭酸アンモニウムの添加は、そのまま添加してもよいが
、水溶液とした方が好ましい。添加方法は、溶液のpH
が9前後となるように激しく攪拌しながら溶液中に一度
に添加するのが好ましい。
、水溶液とした方が好ましい。添加方法は、溶液のpH
が9前後となるように激しく攪拌しながら溶液中に一度
に添加するのが好ましい。
また熱分解方法としては、炭酸アンモニウム添加により
生じた沈殿生成物を分離乾燥後、空気雰囲気下900〜
1150℃で行うことが好ましい。
生じた沈殿生成物を分離乾燥後、空気雰囲気下900〜
1150℃で行うことが好ましい。
1150℃以上で行うと、粉末粒子間の強固な結合が生
じ、焼結性の優れた粉末とはならない。
じ、焼結性の優れた粉末とはならない。
本発明の方法によると、沈殿生成物が炭酸根を含有し、
さらに熱分解過程で、該含有炭酸根が激しく飛散するた
めに、粉末粒子間結合のおこり難い、いわゆる二次凝集
の弱いジルコニア系粉末を得ることができる特徴を有し
ている。
さらに熱分解過程で、該含有炭酸根が激しく飛散するた
めに、粉末粒子間結合のおこり難い、いわゆる二次凝集
の弱いジルコニア系粉末を得ることができる特徴を有し
ている。
該ジルコニア系粉末の平均−次粒子径は、[L1μm以
下であることが好ましい。
下であることが好ましい。
さらに本発明方法により得られるジルコニア系粉末は、
各構成成分の金属イオンを含む水溶液を蒸発乾固した後
、熱分解する方法や同様の水溶液にアンモニア水を添加
して生成した沈殿を熱分解する方法から得られる粉末と
比較して、その焼結体とした際、決定的な相違を与える
。即ち、本発明方法による粉末は、常圧1400℃の焼
結温度で、理論密度の98%以上のカサ密度を有する緻
密な焼結体を与えるが、他方法粉末では、95%以下の
カサ密度であり、焼結体中に多数の亀裂状空洞を含んだ
ものとなる。この亀裂状空洞は焼結体の強度を著しく低
下させる原因となる。従って、常圧焼結による場合の曲
げ強度にってでも、本発明方法粉末では1000 MP
a以上となるが、他方法粉末では600 MPa程度し
か与えない。
各構成成分の金属イオンを含む水溶液を蒸発乾固した後
、熱分解する方法や同様の水溶液にアンモニア水を添加
して生成した沈殿を熱分解する方法から得られる粉末と
比較して、その焼結体とした際、決定的な相違を与える
。即ち、本発明方法による粉末は、常圧1400℃の焼
結温度で、理論密度の98%以上のカサ密度を有する緻
密な焼結体を与えるが、他方法粉末では、95%以下の
カサ密度であり、焼結体中に多数の亀裂状空洞を含んだ
ものとなる。この亀裂状空洞は焼結体の強度を著しく低
下させる原因となる。従って、常圧焼結による場合の曲
げ強度にってでも、本発明方法粉末では1000 MP
a以上となるが、他方法粉末では600 MPa程度し
か与えない。
本発明においては、該粉末をさらに熱間静水圧プレス(
以下H工Pと略記する)することを特徴としている。H
工P処理の方法としては粉末成形体をガラス、金属など
のカプセル中に真空封入した後、プレス焼結する方法と
あらかじめ粉末成形体を常圧で予備焼結した後、プレス
装置により再焼結する方法の2通りが知られている。本
発明方法においては、どちらの方法も可能であるが、後
者の方法を用いた方が、カプセル封入の操作が不要であ
り、生産性においても有利である。該H工P処理の条件
は、圧力50 MPa以上、温度1300〜1700℃
で行う必要がある。この条件により、1700 MPa
以上という強度のジルコニア系焼結体が得られる。圧力
50 MPa以下、温度1300℃以下では期待される
高強度焼結体とはならない。
以下H工Pと略記する)することを特徴としている。H
工P処理の方法としては粉末成形体をガラス、金属など
のカプセル中に真空封入した後、プレス焼結する方法と
あらかじめ粉末成形体を常圧で予備焼結した後、プレス
装置により再焼結する方法の2通りが知られている。本
発明方法においては、どちらの方法も可能であるが、後
者の方法を用いた方が、カプセル封入の操作が不要であ
り、生産性においても有利である。該H工P処理の条件
は、圧力50 MPa以上、温度1300〜1700℃
で行う必要がある。この条件により、1700 MPa
以上という強度のジルコニア系焼結体が得られる。圧力
50 MPa以下、温度1300℃以下では期待される
高強度焼結体とはならない。
他方法による粉末を本発明のH工P処理したとしても1
200 MPa程度の焼結体しか得られない。
200 MPa程度の焼結体しか得られない。
予備焼結は、ジルコニア系粉末をラバープレス法などに
より成形体とした後、1200〜1500℃で焼結する
ことにより緻密な予備焼結体が得られる。
より成形体とした後、1200〜1500℃で焼結する
ことにより緻密な予備焼結体が得られる。
本発明における安定化剤は、イツトリウム、ランタン又
はランタン系希土類元素の酸化物であり、その量がジル
コニアに対して1.5〜5モル%の範囲であればよい。
はランタン系希土類元素の酸化物であり、その量がジル
コニアに対して1.5〜5モル%の範囲であればよい。
また、安定他剤含有ジルコニアとアルミナ、アルミナ−
マグネシア系醸化物又はアルミナ−シリカ系酸化物の割
合は50150〜98/2(重量%)でなければならず
、この範囲外では、1700MPa以上という例をみな
い曲げ強度を得ることができない。
マグネシア系醸化物又はアルミナ−シリカ系酸化物の割
合は50150〜98/2(重量%)でなければならず
、この範囲外では、1700MPa以上という例をみな
い曲げ強度を得ることができない。
また、本発明方法により得られるジルコニア系焼結体に
おいて、ジルコニアの結晶相は正方晶又は正方晶と立方
晶の混合相を主体としていなければならない。しかしな
がら、他の相として単斜晶が60重量%以下であれば共
存していてもさしつかえない。また、焼結体結晶の平均
粒子径は2μm以下である。2μm以上の結晶粒子が存
在すると、熱的に不安定となり、正方晶が単斜晶へ転移
しやすくなり好ましくない。つまり、200〜300℃
の比較的低い温度で長時間保持した場合、正方晶から単
斜晶への転移による体積膨張により、焼結体に亀裂が発
生し破壊してしまう。2μm以下とすることにより熱経
時劣化現象を抑制することが可能となる。
おいて、ジルコニアの結晶相は正方晶又は正方晶と立方
晶の混合相を主体としていなければならない。しかしな
がら、他の相として単斜晶が60重量%以下であれば共
存していてもさしつかえない。また、焼結体結晶の平均
粒子径は2μm以下である。2μm以上の結晶粒子が存
在すると、熱的に不安定となり、正方晶が単斜晶へ転移
しやすくなり好ましくない。つまり、200〜300℃
の比較的低い温度で長時間保持した場合、正方晶から単
斜晶への転移による体積膨張により、焼結体に亀裂が発
生し破壊してしまう。2μm以下とすることにより熱経
時劣化現象を抑制することが可能となる。
出発原料にアルミニラミとマグネシウムの化合物を用い
た場合は、アルミナ−マグネシア系酸化物で主とする結
晶相としてスピネルが、アルミニウムとケイ素の化合物
の場合は、アルミナ−シリカ系酸化物でムライトが、ジ
ルコニア系焼結体中に存在する形態となる。
た場合は、アルミナ−マグネシア系酸化物で主とする結
晶相としてスピネルが、アルミニウムとケイ素の化合物
の場合は、アルミナ−シリカ系酸化物でムライトが、ジ
ルコニア系焼結体中に存在する形態となる。
以上説明した様に、本発明方法により得られる焼結体は
、1700MPa以上という、従来みられない高強度の
ジルコニア系焼結体であり、機械構造材料(切削工具、
ダイス、ノズル、ベアリングなど)として有用である。
、1700MPa以上という、従来みられない高強度の
ジルコニア系焼結体であり、機械構造材料(切削工具、
ダイス、ノズル、ベアリングなど)として有用である。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれ
らに限定されるものではない。
らに限定されるものではない。
原料粉末製造実施例1
オキシ塩化ジルコニウム溶液(zroJl !l O1
9/Iり788rrLlと塩化アルミニウム溶液(A−
box濃度10”、、59/1)560rrtl及びイ
ツトリア96gを塩酸に溶解した溶液を容器に入れて激
しく攪拌し、そこに炭酸アンモニウム(Nl(、)、0
035009をアンモニア水(NH3含量13%)14
00m/に溶解した液を一度に添加した。得られた沈殿
を濾過し、減圧乾燥器で乾燥した後、1000℃の温度
で1時間焼成することによって、lh500 !;lの
ジルコニア−アルミナ系粉末(zro2:Al、os重
量比= 80 : 20 ZrO,: Y2osモル比
=98:2)を得た。
9/Iり788rrLlと塩化アルミニウム溶液(A−
box濃度10”、、59/1)560rrtl及びイ
ツトリア96gを塩酸に溶解した溶液を容器に入れて激
しく攪拌し、そこに炭酸アンモニウム(Nl(、)、0
035009をアンモニア水(NH3含量13%)14
00m/に溶解した液を一度に添加した。得られた沈殿
を濾過し、減圧乾燥器で乾燥した後、1000℃の温度
で1時間焼成することによって、lh500 !;lの
ジルコニア−アルミナ系粉末(zro2:Al、os重
量比= 80 : 20 ZrO,: Y2osモル比
=98:2)を得た。
同様の操作によって、ジルコニアとアルミナの重量比が
98:2,90:10,60:40になっている粉末を
調製した。また、ZrO2中のY、O5のモル%が5モ
ル%、4モル%のものについても、アルミナの添加量を
変えて同様の操作で粉末を得た。これらの粉末の焼結性
を調べる目的で、粉末全ラバープレス法によって成形し
た後、1400℃で2時間焼成して焼結体を得た。焼結
体密度はすべて理論密度の98%以上に到達しており、
すぐれた焼結性を有していることが判った。
98:2,90:10,60:40になっている粉末を
調製した。また、ZrO2中のY、O5のモル%が5モ
ル%、4モル%のものについても、アルミナの添加量を
変えて同様の操作で粉末を得た。これらの粉末の焼結性
を調べる目的で、粉末全ラバープレス法によって成形し
た後、1400℃で2時間焼成して焼結体を得た。焼結
体密度はすべて理論密度の98%以上に到達しており、
すぐれた焼結性を有していることが判った。
原料粉末製造実施例2
実施例1で用いたオキシ塩化ジルコニウム溶液。
塩化アルミニウム溶液1 ”Aの塩酸溶解液の混合溶液
に、さらに塩化マグネシウム溶液(MgO濃度40−4
9/1)5BOrttlを添加し、攪拌しながらfla
アンモニウム5009を含むアンモニア水(NH5含量
12%)を1400ml添加し、生成した沈殿を濾過乾
燥後、1050℃で1時間焼成することによって、約6
009のジルコニア−スピネル系粉末(ZrO2: A
1tMgo4重量比=75:25)を得た。
に、さらに塩化マグネシウム溶液(MgO濃度40−4
9/1)5BOrttlを添加し、攪拌しながらfla
アンモニウム5009を含むアンモニア水(NH5含量
12%)を1400ml添加し、生成した沈殿を濾過乾
燥後、1050℃で1時間焼成することによって、約6
009のジルコニア−スピネル系粉末(ZrO2: A
1tMgo4重量比=75:25)を得た。
また、塩化マグネシウム溶液の代わりに、シリカゾル溶
液(51o2含量30 wt%)78mlを添加した溶
液を用いて上記と同様の操作でジルコニア−ムライト系
粉末(ZrO2: 3A120.・2SiO2重量比=
75:25)を得た。さらに、スピネル及びムライト含
量の異なる粉末を添加量を変えて、上記操作を繰り返す
ことによって合成した。
液(51o2含量30 wt%)78mlを添加した溶
液を用いて上記と同様の操作でジルコニア−ムライト系
粉末(ZrO2: 3A120.・2SiO2重量比=
75:25)を得た。さらに、スピネル及びムライト含
量の異なる粉末を添加量を変えて、上記操作を繰り返す
ことによって合成した。
実施例1に記載した方法によって、粉末の焼結性を調べ
たが、焼結体密度はすべて理論密度の98%以上に到達
していた。
たが、焼結体密度はすべて理論密度の98%以上に到達
していた。
原料粉末製造実施例3
オキシ塩化ジルコニウム溶液、塩化アルミニウム溶液I
D72’/’塩酸溶解液を所定量混合した溶液に、炭
酸アンモニウムを含むアンモニア水を添加し沈殿を得、
それを濾過乾燥後、950℃で3時間焼成することによ
って、ジルコニア−アルミナ系粉末を得た。また、D7
tOsの代わりにYbAの塩酸溶解液を用いて、上記操
作によって本発明からなる粉末を得た。これらの粉末の
焼結性を調べる目的で、実施例1に記載した方法によっ
て焼結体を作成し、その密度を測定した。密度はすべて
理論密度の98%以上に到達していた。
D72’/’塩酸溶解液を所定量混合した溶液に、炭
酸アンモニウムを含むアンモニア水を添加し沈殿を得、
それを濾過乾燥後、950℃で3時間焼成することによ
って、ジルコニア−アルミナ系粉末を得た。また、D7
tOsの代わりにYbAの塩酸溶解液を用いて、上記操
作によって本発明からなる粉末を得た。これらの粉末の
焼結性を調べる目的で、実施例1に記載した方法によっ
て焼結体を作成し、その密度を測定した。密度はすべて
理論密度の98%以上に到達していた。
焼結体製造実施例
原料粉末製造実施例1〜6で得られた粉末を用いて、ラ
バープレス法によって、厚さ9幅、長さがそれぞれ4t
nm、 40ms+、 56mmである板状成形体とし
、この成形体を1400℃、2時間予備焼結し、H工P
処理用予備焼結体とした。この予備焼結体を表1に示し
た1300〜1700°C250〜200M誉aの条件
下で0.5時間Arガス中でH工P処理して本発明のジ
ルコニア系焼結体を得た。このようにして作成した焼結
体について、Zr11)2の結晶相、平均粒子径及び曲
げ強度の測定を行った。これらの結果を表1に示す。
バープレス法によって、厚さ9幅、長さがそれぞれ4t
nm、 40ms+、 56mmである板状成形体とし
、この成形体を1400℃、2時間予備焼結し、H工P
処理用予備焼結体とした。この予備焼結体を表1に示し
た1300〜1700°C250〜200M誉aの条件
下で0.5時間Arガス中でH工P処理して本発明のジ
ルコニア系焼結体を得た。このようにして作成した焼結
体について、Zr11)2の結晶相、平均粒子径及び曲
げ強度の測定を行った。これらの結果を表1に示す。
なお、5点曲げ強度の測定は、’JIF3 R1601
−1981に基づき、幅4闘、厚さ5mm、長さ40酩
の試験体をスパン長さ30酩、クロスヘッドスピードQ
、 5 ram / minの条件で曲げ破壊したとき
得られる強度とし、表1の数値は10体以上の平均値を
示す。
−1981に基づき、幅4闘、厚さ5mm、長さ40酩
の試験体をスパン長さ30酩、クロスヘッドスピードQ
、 5 ram / minの条件で曲げ破壊したとき
得られる強度とし、表1の数値は10体以上の平均値を
示す。
Claims (3)
- (1) (a)ジルコニウム、(b)安定化剤としての
イツトリウム、ランタン又はランタン系希土類元素及び
(C)アルミニウム、アルミニウムとマグネシウム又は
アルミニウムとケイ素の各々の元素の塩、有機金属化合
物又は酸化物を含有する水溶液に、炭酸アンモニウムを
添加し、生成した沈殿を熱分解してジルコニア系粉末を
得、さらに、該粉末を50 MPa以上の圧力。 1300〜1700℃の温度で熱間静水圧プレス処理す
ることを特徴とするジルコニア系焼結体の製法。 - (2) ジルコニア系焼結体が、安定化剤を1.5〜5
モル%含有するジルコニア50〜98重量%とアルミナ
、アルミナ−マグネシア系酸化物又はアルミナ−シリカ
系酸化物50〜2重量%とからなる特許請求の範囲第(
1)項記載のジルコニア系焼結体の製法。 - (3) ジルコニア系焼結体の3点曲げ強度が1700
MPa以上である特許請求の範囲第(1)項又は第(
2)項記載のジルコニア系焼結体の製法。 (滲 ジルコニア系焼結体を構成するジルコニアの結晶
相が、主として正方晶又は正方晶と立方晶からなり、か
つ焼結体結晶の平均粒子径が2μm以下である特許請求
の範囲第(1)項から第(3)項いずれかに記載のジル
コニア系焼結体の製法。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59071829A JPS60215571A (ja) | 1984-04-12 | 1984-04-12 | 高強度ジルコニア系焼結体の製法 |
DE8484307058T DE3472398D1 (en) | 1983-10-17 | 1984-10-15 | High-strength zirconia type sintered body and process for preparation thereof |
EP84307058A EP0140638B1 (en) | 1983-10-17 | 1984-10-15 | High-strength zirconia type sintered body and process for preparation thereof |
AU34254/84A AU573631B2 (en) | 1983-10-17 | 1984-10-15 | High strength zirconia type sintered body |
KR1019840006430A KR920007020B1 (ko) | 1983-10-17 | 1984-10-17 | 고강도 산화지르코늄형 소결체 및 그의 제조방법 |
US06/661,968 US4587225A (en) | 1983-10-17 | 1984-10-17 | High-strength zirconia type sintered body |
US06/704,037 US4774041A (en) | 1983-10-17 | 1985-02-21 | High-strength zirconia type sintered body and process for preparation thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59071829A JPS60215571A (ja) | 1984-04-12 | 1984-04-12 | 高強度ジルコニア系焼結体の製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60215571A true JPS60215571A (ja) | 1985-10-28 |
JPH0362665B2 JPH0362665B2 (ja) | 1991-09-26 |
Family
ID=13471822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59071829A Granted JPS60215571A (ja) | 1983-10-17 | 1984-04-12 | 高強度ジルコニア系焼結体の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60215571A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06263533A (ja) * | 1993-08-23 | 1994-09-20 | Noritake Co Ltd | 耐熱安定性に優れた高靱性セラミック焼結体及びその製造方法 |
JP2003040673A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-13 | Kyocera Corp | 高強度ジルコニア質焼結体 |
WO2023140082A1 (ja) * | 2022-01-18 | 2023-07-27 | 東ソー株式会社 | 焼結体及びその製造方法 |
-
1984
- 1984-04-12 JP JP59071829A patent/JPS60215571A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06263533A (ja) * | 1993-08-23 | 1994-09-20 | Noritake Co Ltd | 耐熱安定性に優れた高靱性セラミック焼結体及びその製造方法 |
JP2003040673A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-13 | Kyocera Corp | 高強度ジルコニア質焼結体 |
WO2023140082A1 (ja) * | 2022-01-18 | 2023-07-27 | 東ソー株式会社 | 焼結体及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0362665B2 (ja) | 1991-09-26 |
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