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JPS60207149A - 光受容部材 - Google Patents

光受容部材

Info

Publication number
JPS60207149A
JPS60207149A JP59064970A JP6497084A JPS60207149A JP S60207149 A JPS60207149 A JP S60207149A JP 59064970 A JP59064970 A JP 59064970A JP 6497084 A JP6497084 A JP 6497084A JP S60207149 A JPS60207149 A JP S60207149A
Authority
JP
Japan
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layer
light
receiving member
atoms
member according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP59064970A
Other languages
English (en)
Inventor
Keishi Saito
恵志 斉藤
Masahiro Kanai
正博 金井
Tetsuo Sueda
末田 哲夫
Teruo Misumi
三角 輝男
Yoshio Tsuezuki
津江月 義男
Kyosuke Ogawa
小川 恭介
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP59064970A priority Critical patent/JPS60207149A/ja
Priority to CA000476023A priority patent/CA1258395A/en
Priority to US06/709,888 priority patent/US4675263A/en
Priority to AU39717/85A priority patent/AU589356B2/en
Priority to EP85301654A priority patent/EP0160369B1/en
Priority to DE8585301654T priority patent/DE3567974D1/de
Publication of JPS60207149A publication Critical patent/JPS60207149A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/08Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being inorganic
    • G03G5/082Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being inorganic and not being incorporated in a bonding material, e.g. vacuum deposited
    • G03G5/08214Silicon-based
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03G5/08214Silicon-based
    • G03G5/08221Silicon-based comprising one or two silicon based layers
    • G03G5/08228Silicon-based comprising one or two silicon based layers at least one with varying composition
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10FINORGANIC SEMICONDUCTOR DEVICES SENSITIVE TO INFRARED RADIATION, LIGHT, ELECTROMAGNETIC RADIATION OF SHORTER WAVELENGTH OR CORPUSCULAR RADIATION
    • H10F30/00Individual radiation-sensitive semiconductor devices in which radiation controls the flow of current through the devices, e.g. photodetectors
    • H10F30/10Individual radiation-sensitive semiconductor devices in which radiation controls the flow of current through the devices, e.g. photodetectors the devices being sensitive to infrared radiation, visible or ultraviolet radiation, and having no potential barriers, e.g. photoresistors
    • H10F30/15Individual radiation-sensitive semiconductor devices in which radiation controls the flow of current through the devices, e.g. photodetectors the devices being sensitive to infrared radiation, visible or ultraviolet radiation, and having no potential barriers, e.g. photoresistors comprising amorphous semiconductors
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H10F77/413Optical elements or arrangements directly associated or integrated with the devices, e.g. back reflectors

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、光(ここでは広義の光で紫外線。
可視光線、赤外線、X線、γ線等を示す)の様な電磁波
に感受性のある光受容部材に関する。
さらに詳しくは、レーザー光などの可干渉性光を用いる
のに適した光受容部材に関する。
〔従来技術〕
デジタル画像情報を画像として記録する方法として、デ
ジタル画像情報に応じて変調したレーザー光で光受容部
材を光学的に走査することにより静電潜像を形成し、次
いで該潜像を現像、必要に応じて転写、定着などの処理
を行ない、画像を記録する方法がよく知られている。
中でも電子写真法を使用した画像形成法では、レーザー
としては小型で安価なHe−Neレーザーあるいは半導
体レーザー(通常は650〜820nmの発光波長を有
する)で像記録を行なうことが一般である。
特に、半導体レーザーを用いる場合に適した電子写真用
の光受容部材としては、その光感度領域の整合性が他の
種類の光受容部材と比べて格段に優れている点に加えて
、ピンカース硬度か高く、社会的には無公害である点で
、例えば特開昭54−86341号公報や特開昭56−
83746号公報に開示されているシリコン原子を含む
非晶質材料(以後rA−3iJと略記する)から成る光
受容部材が注目されている。
面乍ら、光受容層を単層構成のA−3i層とすると、そ
の高光感度を保持しつつ、電子写真用として要求される
1012ΩCm以上の暗抵抗を確保するには、水素原子
やハロゲン原子或いはこれ等に加えてポロン原子とを特
定の量範囲で層中に制御された形で構造的に含有させる
必要性がある為に、層形成のコントロールを厳密に行う
必要がある等、光受容部材の設計に於ける許容度に可成
りの制限がある。
この設計上の許容度を拡大出来る、詰り、ある程度低暗
抵抗であっても、その高光感度を有効に利用出来る様に
したもの°としては、例えば、特開昭54−12174
3号公報、特開昭57−4053号公報、特開昭57−
4172号公報に記載されである様に光受容層を伝導特
性の異なる層を積層した二層以上の層構成として、光受
容層内部に空乏層を形成したり、或いは特開昭57−5
2178号、同52179号、同52180号、同58
159号、同58160号、同58161号の各公報に
記載されである様に支持体と光受容層の間、又は/及び
光受容層の上部表面に障壁層を設けた多層構造としたり
して、見掛は上の暗抵抗を高めた光受容部材が提案され
ている。
この様な提案によって、A−5i系先光受容材はその商
品化設計上の許容度に於いて、或いは製造上の管理の容
易性及び生産性に於いて飛躍的に進展し、商品化に向け
ての開発スピードが急速化している。
この様な光受容層が多層構造の光受容部材を用いてレー
ザー記録を行う場合、各層の層厚にU(がある為に、レ
ーザー光が可干渉性の単色光であるので、光受容層のレ
ーザー光照射側自由表面、光受容層を構成する各層及び
支持体と光受容層との層界面(以後、この自由表面及び
層界面の両者を併せた意味で「界面」と称す)より反射
して来る反射光の夫々が干渉を起す可能性がある。
この干渉現象は、形成される可視画像に於いて、所謂、
干渉縞模様となって現われ、画像不良の要因となる。殊
に階調性の高い中間調の画像を形成する場合には、画像
の見悪くさは顕著となる。
グー光の吸収が減少してくるので前記の干渉現象は顕著
である。
この点を図面を以って説明する。
第1図に、光受容部材の光受容層を構成するある層に入
射した光IQと上部界面102で反射した反射光R1,
下部界面101で反射した反射光R2を示している。
層の平均層厚をd、屈折率をn、光の波長を入として、
ある層の層厚がなだらかに□以上n の層厚差で不均一であると、反射光R1、R2が2nd
=m入(mは整数、反射光は強め合う)と2 n d 
=(m +−)入(mは整数、反射光は弱め合う)の条
件のどちらに合うかによって、ある層の吸収光量および
透過光量に変化を生じる。
多層構成の光受容部材においては、第L INに示す干
渉効果が各層で起り、第2図に示すように、それぞれの
干渉による相乗的悪影響が生じる。その為に該干渉縞模
様に対応した干渉縞が転写部材上に転写、定着された可
視画像に現われ、不良画像の原因となっていた。
この不都合を解消する方法としては、支持体表面をダイ
ヤモンド切削して、±500λ〜士l’ci o o 
o Aの凹凸を設けて光散乱面を形成する方法(例えば
特開昭58−162975号公報)、アルミニウム支持
体表面を黒色アルマイト処理したり、或いは、樹脂中に
カーボン、着色顔料、染料を分散したりして光吸収層を
設ける方法(例えば特開昭57−165845号公報)
、アルミニウム支持体表面を梨地状のアルマイト処理し
たり、サンドブラストにより砂目状の微細凹凸を設けた
りして、支持体表面に光散乱反射防止層を設ける方法(
例えば特開昭57−16554号公報)等、が提案され
ている。
面乍ら、これ等従来の方法では、画像上に現われる干渉
縞模様を完全に解消することが出来なかった。
即ち、第1の方法は支持体表面を特定の大きさの凹凸が
多数設けられただけである為、確かに光散乱効果による
干渉縞模様の発現防止にはなっているが、光散乱として
は依然として正反射光成分が現存している為に、該正反
射光による干渉縞模様が残存することに加えて、支持体
表面での光散乱効果の為に照射スポ・ントに拡がりが生
じ、実質的な解像度・低下の要因となっていた。
第2の方法は、黒色アルマイト処理程度では、完全吸収
は無理であって、支持体表面での反射光は残存する。又
、着色顔料分散樹脂層を設ける場合はA−3i系先光受
容を形成する際、樹脂層よりの脱気現象が生じ、形成さ
れる光受容層の層高質が著しく低下すること、樹脂層が
A−Si系光受容層形成の際のプラズマによってタメー
ジを受けて、本来の吸収機能を低減させると共に、表面
状態の悪化によるその後のA−81光受容層の形成に悪
影響を与えること等の不都合さを存する。
支持体表面を不規則に荒す第3方法の場合には、第3図
に示す様に、例えば入射光IQは、光受容層302の表
面でその一部が反射されて反射光R1となり、残りは、
光受容層302の内部に進入して透過光Ilとなる。透
過光IIは、支持体302の表面に於いて、その一部は
、光散乱されて拡散光Ki、に2.に3 ・・となり、
残りが正反射されて反射光R2となり、その一部が出射
光R3となって外部に出て行く。従って、反射光R1と
干渉する成分である出射光R3が残留する為、依然とし
て干渉縞模様は完全に消すことが出来ない。
又、干渉を防止して光受容層内部での多重反射を防止す
る為に支持体301の表面の拡散性を増加させると、光
受容層内で光が拡散してノ\レーションを生ずる為解像
度が低下するという欠点もあった。
特に、多層構成の光受容部材においては、第4図に示す
ように、支持体401表面を不規則的に荒しても、第1
層402での反射光R2゜第2層での反射光R1,支持
体401面での正反射光R3の夫々が干渉して、光受容
部材の各層厚にしたがって干渉縞模様が生じる。従って
、多層構成の光受容部材においては、支持体401表面
を不規則に荒すことでは、干渉縞を完全に防止すること
は不可能であった。
又、サンドブラスト等の方法によって支持体表面を不規
則に荒す場合は、その粗面度がロフト世に於いてバラツ
キが多く、且つ同一ロットに於いても粗面度に不均一性
があって、製造管理上具合か悪かった。加えて、比較的
大きな突起がランダムに形成される機会が多く、斯かる
大きな突起が光受容層の局所的ブレークダウンの原因と
なっていた。
又、単に支持体表面501を規則的に荒した場合、第5
図に示すように、通常、支持体501表面の凹凸形状に
沿って、光受容層502が堆積するため、支持体501
の凹凸の傾斜面と光受容層502の凹凸の傾斜面とが平
行になる。
したがって、その部分では入射光は2ndl=m入また
は2 n d 1 = (m+H)入が成立ち夫々明部
または暗部となる。また、光受容層全体では光受容層の
層厚d1.d2.d3、な層厚の不均一性があるため明
暗の縞模様が現われる。
従って、支持体501表面を規則的に荒しただけでは、
干渉縞模様の発生を完全に防ぐことはできない。
又、表面を規則的に荒した支持体上に多層構成の光受容
層を堆積させた場合にも、第3図において、一層構成の
光受容部材で説明した支持体表面での正反射光と、光受
容層表面での反射光との干渉の他に、各層間の界面での
反射光による干渉が加わるため、一層構成の光受容部材
の干渉縞模様発現度合より一層複雑となる。
〔目 的〕
本発明の目的は、前述の欠点を解消した光に感受性のあ
る新規な光受容部材を提供することである。
本発明の別の目的は、可干渉性単色光を用いる画像形成
に適すると共に製造管理が容易である光受容部材を提供
することである。
本発明の更に別の目的は、画像形成時に現出する干渉縞
模様と反転現像時の斑点の現出を同時にしかも完全に解
消することができる光受容部材を提供することでもある
。゛ 〔構 成〕 本発明の光受容部材は、シリコン原子とゲルマニウムj
!;(子とを含む非晶質材料で構成された第1の層と、
シリコン原子を含む非晶質材料で構成され、光導電性を
示す第2の層とが支持体側より順に設けられた多層構成
の光受容層とを有し、前記第1の層及び第2の層の少な
くとも一方に伝導性を支配する物質が含有されている光
受容部材に於いて、前記光受容層は、酸素j5;(子、
炭素原子、窒素原子の中から選択される原子の少なくと
も一種を含有し、且つショートレンジ内に1対以上の非
平行な界面を有し、該非平行な界面が層厚方向と垂直な
面内の少なくとも一方向に多数配列している事を特徴と
する。
以下、本発明を図面に従って具体的に説明する。
第6図は、本発明の基本原理を説明するための説明図で
ある。
本発明は装置の要求解像力よりも微小な凹凸形状を有す
る支持体(不図示)上に、その凹凸の傾ネ1面に沿って
、1つ以上の光受容層を有する多層構成の光受容層を第
6図の一部に拡大して示されるように、第2層602の
層厚がd5からdBと連続的に変化しているために、界
面603と界面604とは互いに傾向きを崩してイル。
従って、この微小部分(ショートレンジ)文に入射した
り干渉性光は、該微小部公文に於て干渉を起し、微小な
干渉縞模様を生ずる。
又、第7図に示す様に第1層701と第2層702の界
面703と第2層702の自由表+n1704とが非平
行であると、第7図の(A)に示す様に入射光量0に対
する反射光R1と出射光R3とはその進行方向が互いに
異る為、界面703と704とが平行な場合(第7図の
r (B) J )に較べて干渉の度合が減少する。
従って、第7図の(C)に示す様に、一対の界面が平行
な関係にある場合(r (B) J )よりも非平行な
場合(r (A) J )は干渉しても干渉縞模様の明
暗の差が無視し得る程度に小さくなる。その結果、微小
部分の入射光量は平均化される。
このことは、第6図に示す様しこ第2層6020層厚か
マクロ的にも不均一(d7\d8)でも同様に云える為
、全層領域に於て入射光量が均一になる(第6図のr 
(D)J参照)。
また、光受容層が多層構成である場合に於いて照射側か
ら第2層まで可干渉性光か透過した場合に就いて本発明
の効果を述べれば、第8図に示す様に、入射光Ioに対
して、反射光R1,R2、R3、R4、R5が存在する
その為各々の層で第7図を似って前記に説明したことか
生ずる。
従って、光受容層全体で考えると干渉は夫々の層での相
乗効果となる為、未発りJによれば、光受容層を構成す
る層の数が増大するにつれ、より一層干渉効果を防止す
ることが出来る。
又、微小部分内に於て生ずる干渉縞は、微小部分の大き
さが照射光スポット径より小さい為、即ち、解像度限界
より小さい為、画像に現われることはない。又、仮に画
像に現われているとしても眼の分解能以下なので実質的
には側副支障を生じない。
本発明に於いて、凹凸の傾斜面は反射光を一方向へ確実
に揃える為に、鏡面仕上げとされるのが望ましい。
本発明に適した微小部分の大きさ見(凹凸形状の一周期
分)は、照射光のスポット径をLとすれば、文≦Lであ
る。
又本発明の目的をより効果的に達成する為には微小部公
文に於ける層厚の差(d5−dB)は、照射光の波長を
入とすると、 入 d5−d6≧ 乙 (n:第2層602の屈折率) であるのが望ましい。
本発明に於ては、多層構造の光受容層の微小部公文の層
厚内(以後「微小カラム」と称す)に於て、少なくとも
いずれか2つの層界面が非平行な関係にある様に各層の
層厚が微小カラム内に於て制御されるが、との条件を満
足するならば該微小カラム内にいずれか2つの層界面が
平行な関係にあっても良い。
但し、平行な層界面を形成する層は、任、a、の2つの
位置に於ける層厚の差が 以下である様に全領域に於て均一層厚に形成されるのが
望ましい。
光受容層を構成する第1の層、第2の層の各層の形成に
は本発明の目的をより効果的且つ容易に達成する為に、
層厚を光学的レベルで正確に制御できることからプラズ
マ気相υ(PCVD法)、光CVD法、熱CVD法が採
用される。
支持体表面に設けられる凹凸は、7字形状の1iIJ刃
を有するバイトをフライス盤、旋盤等の9J削加工機械
の所定位置に固定し、例えば円筒状支持体を予め所望に
従って設計されたプログラムに従って回転させながら規
則的に所定方向に移動させることにより、支持体表面を
正確に切削加工することで所望の凹凸形状、ピンチ、深
さで形成される。この様なりノ削加工法によって形成さ
れる凹凸が作り出す逆■字形線状突起部は、円筒状支持
体の中心軸を中心にした螺線描造を有する。逆V字形突
起部の螺線描造は、二重、三重の多重N線構造、又は交
叉螺線構造とされても差支えない。
或いは、螺線描造に加えて中心軸に沿った直線構造を導
入しても良い。
支持体表面に設けられる凹凸の凸部の縦断面形状は形成
される各層の微小カラム内に於ける層厚の管理された不
均一化と、支持体と該支持体上に直接設けられる層との
間の良好な密着性や所望の電気的接触性を確保する為に
逆V字形とされるが、好ましくは第9図に示される様に
実質的に二等辺三角形、直角三角形成いは不等辺三角形
とされるのが望ましい。これ等の形状の中殊に二等辺三
角形、直角三角形が望ましし\6 本発明に於ては、管理された状態で支持体表面に設けら
れる凹凸の各ディメンジョンは、以下の点を老成した上
で、本発明の目的を結果的に達成出来る様に、?Q定さ
れる。
即ち、第1は光受容層を構成するA−3i層は、層形成
される表面の状態に構造敏感であって1表面状態に応じ
て層品質は大きく変化する。
従って、A−3i光受容層の層品質の低下を招来しない
様に支持体表面に設けられる凹凸のティメンジョンを設
定する必要がある。
第2には光受容層の自由表面に極端な凹凸があると、画
像形成後のクリーニングに於てクリーニングを完全に行
なうことが出来なくなる。
また、ブレードクリーニングを行う場合、ブレードのい
たみが早くなるという問題がある。
」二足した層堆積上の問題点、電子写真D、のプロセス
上の問題点および、干渉縞模様を防ぐ条件を検討した結
果、支持体表面の四部のピ・ンチは、好ましくは500
 pm−0、3g、m、 ヨり好ましくは200pm〜
lpm、最適には50p−m〜5μmであるのが望まし
い。
又凹部の最大の深さは、好ましくは0.1μm〜5μm
、より好ましくは0.3gm〜:3gm、最適には0 
、67pm 〜2 gmとされるのが望ましい。支持体
表面の四部のピ1.チと最大深さが上記の範囲にある場
合、凹部(又は線上突起部)の傾刺面の傾きは、好まし
くは1度〜20度、より好ましくは3度〜15度、最適
には4度〜10度とされるのが望ましい。
又、この様な支持体上に堆積される各層の層厚の不均一
に基〈層厚差の最大は、同一ピッチ内で好ましくはo、
i、m〜2 p−m 、より好ましくはO,lpm−1
,5gm、最適ニハ0.2μm〜1μmとされるのが望
ましい。
次に、本発明に係る多層構成の光受容部材の例を示す。
第1O図は、本発明の好適な実施態様例である光受容部
材の層a成を説明するために模式的に示した模式的構成
図である。
第10図に示す光受容部材1004は、光受容部材用と
しての支持体1001の上に、光受容層1000を有し
、該光受容層1000は自由表面1005を一方の端面
に有している。
光受容層1000は支持体1001側よりゲルマニウム
原子と水素原子及びハロゲン原子のいずれか一方とを含
有するa−3i(以後「a−3iGe(H,X)Jと略
記する)で構成された第1の層(G)1002とa−3
i(H。
X)で構成され、光導電性を有する第2の層(S)10
03とが順に積層された層構造をイ1する。
第1の層(G)1002中に含有されるゲルマニウム原
子は、該第1の層(G)1002の層・厚方向及び支持
体toolの表面と平杓な面内方向に連続的均一に分布
した状態となる様に前記第1の層(G)1002中に含
有される。
本発明の好適な実施態様例の光受容部材1O04に於い
ては、少なくとも第1の層(G)が1002に伝導特性
を支配する物質(C)が含有されており、第1の層(G
)1002に所望の伝導特性が与えられている。
本発明に於いては、第1の層(G)1002に含有され
る伝導特性を支配する物質(C)は、第1の層(G)1
002の全層領域に万遍なく均一に含有されても良く、
第1の層(G)1002の一部の層に偏在する様に含有
されても良い。
本発明に於いて伝導特性を支配する物質(C)を第1の
層(G)の一部の層領域に偏在する様に第1の層(G)
中に含有させる場合には、前記物質(C)の含有される
層領域(P N)は、第1の層(G)の端部層領域とし
て設けられるのが望ましい。殊に、第1の層(G)の支
持体側の端部層領域として前記層領域(P N)が設け
られる場合には、該層領域(PN)中に含イ1される前
記物質(C)の種類及びその含有量を所望に応じて適宜
選択することによって支持体から光受容層中への特定の
極性の電荷の注入を効果的に阻止することが出来る。
本発明の光受容部材に於いては、伝導4.Ni性を制御
することの出来る物質(C)を、光受容層の一部を構成
する第1の層(G)中に、前記したように該層(G)の
全域に万遍なく、或いは層厚方向に偏在する様に含有さ
せるのが好ましいものであるか、更には、第1の層(G
)J−に設けられる第2の層(S)中に前記物質(C)
を含イ1させても良い。
第2の層(S)中に前記物質(C)を含イjさせる場合
には、第1の層(G)中に含イJSれる前記物質(C)
の種類やその含イ4 、i、I、、及びその含イ]の仕
方に応じて、第2の層(S)中に含イJさせる物質(C
)の種類やその含有量、及びその含有の仕方が適宜法め
られる。
本発明に於いては、第2の層(S)中に前記物質(C)
を含有させる場合、好ましくは、少なくとも第1の層(
G)との接触界面を含む層領域中に前記物質(C)を含
有させるのが望ましい。
本発明に於いては、前記物質(C)は第2の層(S)の
全層領域に万遍なく含有させても良いし、或いは、その
一部の層領域に均一に含有させても良い。
第1の層(G)と第2の層(S)の両方に伝導特性を支
配する物質(C)を含有させる場合。
第1の層(G)に於ける前記物質(C)が含イJされて
いる層領域と、第2の層(S)に於ける前記物質(C)
が含有されている層領域とが、互いに接触する様に設け
るのが望ましい。
又、第1の層(G)と第2の層(S)とに含有される前
記物質(C)は、第1の層(G)と第2の層(S)とに
於いて同種類でも異種類であっても良く、又、その含有
量は各層に於いて、同じでも異っていても良い。
面乍ら、本発明に於いては、各層に含イJされる前記物
質(C)が両者に於いて同種類である場合には、第1の
層(G)中の含有量を充分多くするか、又は、電気的特
性の異なる種類の物質(C)を所望の各層に、夫々含有
させるのが好ましい。
本発明に於いては、少なくとも光受容層を構成する第1
の層(G)又は/及び第2の層(S)の中に、伝導特性
を支配する物質(C)を含有させることにより、該物質
(°C)の含有される層領域〔第1の層(G)又は第2
の層(S)の一部又は全部の層領域のいずれでも良い〕
の伝導4.+r性を所望に従って任意に制御することか
出来るものであるが、この様な物質としては、所謂、半
心体分野で云われる不純物を挙げることか出来、本発明
に於いては、形成される光受容層を構成するa−3iG
e(H,X)に対して、p型伝導特性を与えるp型不純
物及びn型伝導特性を与えるn方不純物を挙げることが
出来る。
基体的には、p型不純物としては周期律表第厘 ■族に銖する原子(第■族原子)、例えば、B(硼素)
、AM(アルミニウム)、Ga(ガリウム)、In(イ
ンジウム)、T4(タリウム)等があり、殊に好適に用
いられるのは、B。
Gaである。
n型不純物としては、周期律表第■放に属する原子(第
V族原子)、例えば、P(燐)、As(砒素)、Sb 
(アンチモン)、Bi(ヒスマス)等であり、殊に、好
適に用いられるのは、P、Asである。
本発明に於いて、伝導特性を制御する物質(C)が含有
される層領域(PN)に於けるその含有量は、該層領域
(P N)に要求される伝導性、或いは、該層領域(P
N)が支持体に直に接触して設けられる場合には、その
支持体との接触界面に於ける特性との関係等、有機的関
連性に於いて、適宜選択することか出来る。
又、前記層領域(PN)に直に接触して設けられる他の
層領域や、該他の層領域との接触界面に於ける特性との
関係も考慮されて、伝導特性を制御する物質の含;km
が適宜選択される。
本発明に於いて、層領域(PN)中に含イJされる伝導
特性を制御する物質(C)の含イ]量としては、好まし
くは0,01〜5X104atomic ppm、より
好適には0.5〜lXl0’ at omi c pp
m、最適には、1〜5 X 103a t o m i
 c p p mとされるのが望ましい。
本発明に於いて、伝導特性を支配する物質(C)が含有
される層領域(PN)に於ける該物質(C)の含有量を
、好ましくは30atomic ppm以上、より好適
には50atomic ppm以上、最適には1001
00ato ppm以上とすることによって、例えは詠
含イラさせる物質(C)が前記のP型不純物の場合には
、光受容層の自由表面が■極性に帯電処理を受けた際に
支持体側からの光受容層中への電子の注入を効果的に阻
止することか出来、又、前記含有させる物質(C)か前
記のn型不純物の場合には、光受容層の自由表面かe極
性に帯電処理を受けた際に支持体側から光受容層中への
正孔の注入を効果的に阻止することか出来る。
上記の様な場合には、前述した様に、前記層領域(PN
)を除いた部分の層領域(Z)には、層領域(P N)
に含有される伝導特性を支配する物質(C)の伝導型の
極性とは別の伝導型の極性の伝導特性を支配する物質(
C)を含イ]させても良いし、或いは、同極性の伝導型
を有する伝導特性を支配する物質(C)を層領域(PN
)に含有させる実際の量よりも一段と少ない量にして含
有させても良いものである。
この様な場合、前記層領域(Z)中に含有される前記伝
導特性を支配する物質(C)の含有量としては、層領域
(PN)に含有される前記物質(C)の極性や含有量に
応して所望に従って適宜決定されるものであるが、好ま
しくは、0.001〜1001000ato ppm、
より好適には0.05〜500atomicppm、最
適には0.1〜200at omi cppmとSれる
のか望ましい。
本発明に於いて、層領域(PN’)及び層領域(Z)に
同種の伝導性を支配する物質(C)を含有させる場合に
は、層領域(Z)に於ける含有量としては、好ましくは
30at omi cppm以下とするのが望ましい。
本発明に於いては、光受容層に、一方の極性の伝導型を
有する伝導性を支配する物質を含有させた層領域と、他
方の極性の伝導型を有する伝導性を支配する物質を含有
きせた層領域とを直に接触する様に設けて、該接触領域
に所311空乏層を設けることも出来る。
詰り、例えば、光受容層中に、前記のp型不純物を含有
する層領域と前記のn型不純物を含有する層領域とを直
に接触する様に設けて所謂p−n接合を形成して、空乏
層を設けることか出来る。
本発明に於いては、第1の層(G)」二に設けられる第
2の層(S)中には、ゲルマニウト原子は含有されてお
らず、この様な層構造に光受容層を形成することによっ
て、比較的可視光領域を含む、比較的短波長から比較的
長波長糸の全領域の波長の光に対して光感度が優れてい
る光受容部材として得るものである。
又、第1の層(G)中に於けるゲルマニウム原子の分布
状態は全層にゲルマニウム原子が連続的に分布している
ので、第1の層(G)と第2の層(S)との間に於ける
親和性に優れ、半導体レーザ等を使用した場合の、第2
の層(S)では殆ど吸収しきれない長波長側の光を第1
の層(G)に於いて、実質的に完全に吸収することが出
来、支持体面からの反射による干渉を一層効果的に防止
することが出来る。
又、本発明の光受容部材に於いては、第1の層(G)と
第2の層(S)とを構成する非晶質材料の夫々がシリコ
ン原子という共通の構成要素を有しているので、積層界
面に於いて化学的な安定性の確保が充分酸されている。
本発明において、第1の層(G)中に含有されるゲルマ
ニウム原子の含有量としては1本発明の目的が効果的に
達成される様に所望に従って適宜法められるが、好まし
くは1〜9.5X105atomic ppm、より好
ましくはZoo 〜8X105atomic p p 
m、最適には500〜7XIO5at omi cpp
mとされるのが望ましい。
本発明に於いて第1の層(G)と第2の層(S)との層
厚は、本発明の目的を効果的に達成させる為の重要な因
子の1つであるので形成される光受容部材に所望の特性
が充分与えられる様に、光受容部材の設計の際に充分な
る注意が払われる必要がある。
本発明に於いて、第1の層(G)の層厚TBは、好まし
くは′30λ〜50.、より好ましくは、4oA 〜4
0g、最適には、50人〜30Wとされるのが望ましい
又、第2の層(S)の層厚Tは、好ましくは0.5〜9
0..より好ましくは1〜80用最適には2〜50ルと
されるのが望ましい。
第1の層(G)の層厚”rBと第2の層(S)の層厚T
の和(TB +T)としては、両層に要求される特性と
光受容層全体に要求される特性との相互間の有機的関連
性に基いて、光受容部材の層設計の際に所望に従って、
適宜決定される。
本発明の光受容部材に於いては、上記の(TB十T)の
数値範囲としては、好ましくは1−100 g 、より
好適には1〜80μ、最適には2〜50ルとされるのが
望ましい。
本発明のより好ましい実施態様例に於いては、上記の層
厚TB及び層厚Tとしては、通常はTB /T≦1なる
関係を満足する際に、夫々に対して適宜適切な数値が選
択されるのが望ましい。
上記の場合に於ける層厚TB及び層厚Tの数値の選択に
於いて、より好ましくは、TB、/T≦0.9.最適に
はTB/T≦0.8なる関係が満足される様に層厚TB
及び層厚Tの値が決定されるのが望ましいものである。
本発明に於いて、第1の層(G)中に含有されるゲルマ
ニウム原子の含有量が、1×lO5105ato pp
m以上の場合には、第1の層(G)の層厚TBとしては
、可成り薄くされるのが望ましく、好ましくは30ル以
下、より好ましくは25に以下、最適には20AL以下
とされるのが望ましい。
本発明において、必要に応じて光受容層を構成する第1
の層(G)及び第2の層(S)中に含有されるハロゲン
原子(X)としては、具体的には、フッ素、塩素、臭素
、ヨウ素が挙げられ、殊にフン素、塩素を好適なものと
して挙げることが出来る。
本発明において、a−3iGe (H、X)で構成され
る第1の層(G)を形成するには例えばグロー放電法、
スパッタリング法、或いはイオンブレーティング法等の
放電現象を利用する真空堆積法によって成される。例え
ば、グロー放電法によッテ、a−3iGe (H、X)
で構成される第1の層(G)を形成するには、基本的に
は、シリコン原子(Si)を供給し得るSi供給用の原
料カスとゲルマニウム原子(Ge)を供給し得るGe供
給用の原料カスと、必要に応じて水素原子(H)導入用
の原料ガス又は/及びハロゲン原子(X)導入用の原料
ガスを、内部か減圧にし得る堆積室内に所望のガス圧状
態で導入して、該堆積室内にグロー放電を生起させ、予
め所定位置に設置されである所定の支持体表面上にa−
3iGe (H、X)から成る層を形成させれば良い。
又、スパッタリング法で形成する場合には、例えばAr
、He等の不活性ガス又はこれ等のカスをヘースとした
混合ガスの雰囲気中でSiで構成されたターゲット、或
いは、該ターゲットとGeで構成されたターゲットの二
枚を使用して、又はSiとGeの混合されたターゲット
を使用して、必要に応じてHe、Ar等の稀釈ガスで稀
釈されたGe供給用の原料ガスを、必要に応じて、水素
原子(H)又は/及びハロゲン原子(X)!入用のガス
をスパッタリング用の堆積室に導入し、所望のガスプラ
ズマ雰囲気を形成して前記のターゲットをスパッタリン
グしてやれば良い。
イオンブレーティング法の場合には、例えば多結晶シリ
コン又は単結晶シリコンと多結晶ゲルマニウム又は単結
晶ゲルマニウムとを夫々法発源として蒸着ポートに収容
し、このE発源を抵抗加熱法、或いはエレクトロンビー
ム法(EB法)等によって加熱蒸発させ飛翔蒸発物を所
望のカスプラズマ雰囲気中を通過させる以外はスパッタ
リングの場合と同様にする事で行う事が出来る。
本発明において使用されるSi供給用の原料ガスと成り
得る物質としては、SiH4゜Si2 H6、Si3 
HB 、Si4 Hlo等のガス状jEの又はガス化し
得る水素化硅素(シラン類)か有効に使用されるものと
して挙げられ。
殊に、層作成作業時の取扱い易さ、Si供給効率の良さ
等の点でSiH4、Si2H6、が好ましいものとして
挙げられる。
Ge供給用の原料ガスと成すイ1)る物質としては、G
eH,3、Ge2 H8,Ge3 HB 。
Ge4 Hlo、Ge5 H12,GeB H14,G
e7H1e、 G e8 H18,G e9 H20等
のガス状fLの又はカス化し得る水素化ゲルマニウムが
有効に使用されるものとして挙げられ、殊に、層作成作
業時の取扱い易さ、Ge供給効率の良さ等の点で、G 
e H4、G e2 HB 、 G e3 HBが好ま
しいものとして挙げられる。
本発明において使用されるハロゲン原子導入用の原料ガ
スとして有効なのは、多くのハロゲン化合物が挙げられ
、例えばハロゲンガス、ハロゲン化物、ハロゲン間化合
物、ハロゲンで置換されたシラン誘導体等のガス状態の
又はガス化し得るハロゲン化合物が好ましく挙げられる
又、更には、シリコン原子とハロゲン原子とを構成要素
とするガス状態の又はカス化し得る、ハロゲン原子を含
む水素化硅素化合物も有効なものとして本発明において
は挙げることが出来る。
本発明において好適に使用し得るハロゲン化合物として
は、具体的には、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素のハロゲ
ンガス、BrF、CJIF。
C文F3 、BrF5 、BrF3 、IF3 。
IF7.IC文、IBr等の/\ロゲン間化合物を挙げ
ることが出来る。
ハロゲン原子を含む硅素化合物、所謂、ハロゲン原子で
置換されたシラン誘導体とじては、具体的には例えばS
iF4 、Si2 FB 。
SiC文4.SiBr4等のハロゲン化硅素が好ましい
ものとして挙げる事が出来る。
この様なハロゲン原子を含む硅素化合物を採用してグロ
ー放電法によって本発明の特徴的な光受容部材を形成す
る場合には、Ge供給用の原料ガスと共にSiを供給し
得る原料ガスとしての水素化硅素ガスを使用しなくとも
、所望の支持体」−にハロゲン原子を含むa−3iGe
から成る第1の層(G)を形成する事が出来る。
クロー放電法に従って、ハロゲン原子を含む第1の層(
G)を作成する場合、基本的には、例えばSi供給用の
原料ガスとなるハロゲン化硅素とGe供給用の原料ガス
となる水素化ゲルマニウムとAr、H2,He等のガス
等を所定の混合比とカス流量になる様にして第1の層(
G)を形成する堆積室に導入し、グロー放電を生起して
これ等のガスのプラズマ雰囲気を形成することによって
、所望の支持体上に第1の層CG)を形成し得るもので
あるが、水素原子の導入割合の制御を一層容易になる様
に図る為にこれ等のガスに更に水素ガス又は水素原子を
含む硅素化合物のガスも所望量混合して層形成しても良
い。
又、各ガスは単独種のみでなく所定の混合比で複数種混
合して使用しても差支えないものである。
スパッタリング法、イオンブレーティング法の何れの場
合にも形成される層中にハロゲン原子を導入するには、
前記のハロゲン化合物又は前記のハロゲン原子を含む硅
素化合物のガスを堆積室中に導入して該ガスのプラズマ
雰囲気を形成してやれば良いものである。
又、水素原子を導入する場合には、水素原子導入用の原
料ガス、例えば、H2,或いは前記したシラン類又は/
及び水素化ゲルマニウム等のカス類をスパッタリング法
の堆積室中に導入して該ガス類のプラズマ雰囲気を形成
してやれば良い。
本発明においては、ハロゲン原子導入用の原料カスとし
て上記されたハロゲン化合物或いはハロケンを含む硅素
化合物が有効なものとして使用されるものであるが、そ
の他に、HF。
He文、HBr、HI等のハロゲン化水素、SiH2F
2 、SiH2I2 、SiH2C文2゜SiHCl2
.5iH2Br2,5iHBr3等のハロゲン置換水素
化硅素、及びGeHF3゜GeB2 F2 、GeB3
 F、GeHC文3゜GeH2C文2.GeH3C文、
GeHBr3゜GeB2 Br2 、GeB3 Br、
GeHI3 。
GeB2 I2 、GeB3 I等の水素化ハロゲン化
ゲルマニウム等の水素原子を構成要素の1つとするハロ
ゲン化物、GeF4 、GeCl4 。
GeB r4 、Ge I4 、GeF2 、GeC文
2゜GeBr2 、GeI2等のハロゲン化ゲルマニウ
ム、等々のカス状態の或いはガス化しfj)る物質も有
効な第1の層CG)形成用の出発物質ととして挙げる事
が出来る。
これ等の物質の中、水素原子を含むハロゲン化物は、第
1の層(G)形成の際に層中にハロゲン原子の導入と同
時に電気的或いは光電的特性の制御に極めて有効な水素
原子も導入されるので、本発明においては好適なハロゲ
ン導入用の原料として使用される。
水素原子を第1の層(G)中に構造的に導入するには、
上記の他にH2、或いはSiH4゜Si2 HB 、S
i3 HB 、Si4 Hlo等の水素化硅素をGeを
供給する為のゲルマニウム又はゲルマニウム化合物と、
或いは、GeH4゜Ge2 HB 、Ge3 HB 、
Ge4 Hlo、Ge5H12,Ge8 Hl4・Ge
7 Hl[i、Ge8 Hl8゜Ge3H2o等の水素
化ゲルマニウムとSiを供給する為のシリコン又はシリ
コン化合物と、を堆積室中に共存させて放電を生起させ
る事でも行う事が出来る。
原子(H)の量又はハロゲン原子(X)の量又は水素原
子とハロゲン原子の量の和(H+X)は、好ましくは0
.0l−40at omi c%、より好適には0.0
5〜30atomic%、最適にはO、1〜25 a 
t o m i c%とされるのか望ましい。
第1の層(G)中に含有される水素原子(H)又は/及
びハロゲン原子(X)の量を制御するには、例えば支持
体温度又は/及び水素原子(H)、或いはハロゲン原子
(、X)を含有させる為に使用される出発物質の堆積装
置系内へ導入する量、放電々力等を制御してやれば良い
本発明に於いて、a−3i(H,X)で構成される第2
の層(S)を形成するには、前記した第1の層(G)形
成用の出発物質(I)の中より、Ge供給用の原料ガス
となる出発物質を除いた出発物質〔第2の層(S)形成
用の出発物質(II))を使用して、第1の層(G)を
形成する場合と、同様の方法と条件に従って行うことが
出来る。
即ち、本発明において、a−3i (H’、 X)で構
成される第2の層(S)を形成するには例えばグロー放
電法、スパッタリング法、或いはイオンブレーティング
法等の放電現象を利用する真空堆積法によって成される
。例えば、グロー放電法によってa−3i(H,X)で
構成される第2の層(S)を形成するには、基本的には
前記したシリコン原子(Si)を供給し得るSi供給用
の原料ガスと共に、必要に応じて水素原子(H)導入用
の又は/及びハロゲン原子(X)導入用の原料ガスを、
内部が減圧にし得る堆積室内に導入して、該堆積室内に
グロー放電を生起させ、予め所定位置に設置されである
所定の支持体表面上にa−3t(H,X)からなる層を
形成させれば良い。又、スパッタリング法で形成する場
合には、例えばAr、He等の不活性ガス又はこれ等の
ガスをベースとした混合ガスの雰囲気中でStで構成さ
れたターゲットをスパッタリングする際、水素原子(H
)又は/及びハロゲン原子(X)導入用のガスをスパッ
タリング用の堆積室に導入しておけば良い。
本発明に於いて、形成される光受容層を構成する第2の
層(S)中に含有される水素原子(H)の量又はハロゲ
ン原子(X)の量又は水素原子とハロゲン原子の量の和
(H+X)は、好ましくは1〜40 a t o m 
i c%、よりllf適には5〜30atOmic%、
最適には5〜25 a t o m i c%とされる
のが望ましい。
光受容層を構成する層中に、伝導特性を制御する物質(
C)、例えば、第■族原子或いは第V族原子を構造的に
導入して前記物質(C,)の含有された層領域(PN)
を形成するには1層形成の際に、第■族原子導入用の出
発物質或いは第V族原子導入用の出発物質をガス状態で
堆積室中に光受容層を形成する為の他の出発物質と共に
導入してやれば良い。この様な第■族原子導入用の出発
物質と成り得るものとしては、常温常圧でカス状の又は
、少なくとも層形成条件下で容易にカス化し得るものが
採用されるのが望ましい。その様な第■族原子導入用の
出発物質として具体的には硼素原子導入用としては、B
2.H6・B4 HIO,B5 B9 ・B5H11゜
B6H101B8 B12. Bit B14等の水素
化硼素。
BF3.BCl2.BB r3等のハロゲン化硼素等が
挙げられる。この他、A!;LC13,G ac見3゜
(、a (CH3)3.I nc文3.TCJ13等も
挙げることが出来る。
第V族原子導入用の出発物質として、本発明においた有
効に使用されるのは、燐原子導入用としては、PH3、
P2 H4等の水素他項、PH4I 、?F3 、PF
5 、PCl3.PCl5 。
PB r3.PB r5 、PI3等のハロゲン他項が
挙げられる。この他、A sH3,A s F3.A 
s C13゜A s B r3.A s F5.S b
H3,S b F3.S BF5゜sbc文3.S b
 Cl 5.S i B3.S i C文3゜B1Br
3等も第V放原子導入用の出発物質の有効なものとして
挙げることが出来る。
本発明の光受容部材に於いては、高光感度化と高暗抵抗
化、更には、支持体と光受容層との間の密着性の改良を
図る目的の為に、光受容層中には、酸素原子、炭素原子
、窒素原子の中から選択される少なくとも一種の原子が
層厚方向には均一または不均一な分布状態で含有される
。光受容層中に含有されるこの様な原子(OCN)は、
光受容層の全層領域に含有されても良いし、或いは、光
受容層の一部の層領域のみに含有させることで偏在させ
ても良い。
原子(OCN)の分布状7g ハ分Itja度C(OC
N)が、光受容層の支持体の表面と平行な面内に於いて
は均一であることが望ましい。
本発明に於いて、光受容層に設けられる原子(OCN)
の含有されている層領域(OCN)は、光感度と暗抵抗
の向上を主たる目的とする場合には、光受容層の全層領
域を占める様に設けられ、支持体と光受容層との間の密
着性の強化を図るのを主たる目的とする場合には、光受
容層の支持体側端部層領域を占める様に設けられる。
前者の場合、層領域(OCN)中に含有される原子(O
CN)の含有量は、高光感度を維持する為に比較的少な
くされ、後者の場合には、支持体との密着性の強化を確
実に図る為に比較的多くされるのが望ましい。
本発明に於いて、光受容層に設けられる層領域(OCN
)に含有される原子(OCN)の含有量は、層領域(O
CN)自体に要求される特性、或いは該層領域(OCN
)が支持体に直に接触して設けられる場合には、該支持
体との接触界面に於ける特性との関係等、有機的関連性
に於いて、適宜選択することが出来る。
又、前記層領域(OCN)に直に接触して他の層領域が
設けられる場合には、該他の層領域の特性や、該他の層
領域との接触界面に於ける特性との関係も考慮されて、
原子(OCN)の含有量が適宜選択される。
層領域(OCN)中に含有される原子 (OCN)の量は、形成される光受容部材に要求される
特性に応じて所望に従って適宜法められるが、好ましく
は0.001〜50 atomic%、より好ましくは
、0.002〜40 atomic%、最適には0.0
03〜30 atomic%とされるのが望ましい。
本発明に於いて、層領域(OCN)が光受容層の全域を
占めるか、或いは、光受容層の全域を占めなくとも、層
領域(OCN)の層厚TOの光受容層の層厚Tに占める
割合が充分多い場合には、層領域(OCN)に含有され
る原子(OCN)の含有、量の上限は、前記の値より充
分多なくされるのが望ましい。
本発明の場合には、層領域(OCN)の層厚Toが光受
容層の層厚Tに対して占める割合が5分の2以上となる
様な場合には、層領域(OCN)中に含有される原子(
OCN)の1−限としては、好ましくは30 atom
ic%以下、より好ましくは20 atomic%以下
、最適には10atomic%以下とされるのが望まし
い。
本発明の好適な実施態様例によれば、原子(OCN)は
、支持体上に直接設けられる前記の第1の層には、少な
くとも含有されるのが望ましい。詰り、光受容層の支持
体側端部層領域に原子(OCN)を含有させることで、
支持体と光受容層との間の密着性の強化を計ることが出
来る。
更に、窒素原子の場合には、例えば、硼素原子との共存
下に於いて、暗抵抗の向上と高光感度の確保が一層出来
るので、光受容層に所望量含有されることが望ましい。
又、これ等の原子(OCN)は、光受容層中に複数種含
有させても良い。即ち、例えば、第1の層中には、酸素
原子を含有させ、第2の層中には、窒素原子を含有させ
たり、或いは、同一層領域中に例えば酸素原子と窒素原
子とを共存させる形で含有させても良い。
第14図乃至第22図には、本発明における光受容部材
の層領域(OCN)中に含有される原子(OCN)の層
厚方向の分4j状態が不均一な場合の典型的例が示され
る。
第14図乃至第22図において、横軸は原子(OCN)
の分布濃度Cを、縦軸は、層領域(OCN)の層厚を示
し、tBは支持体側の層領域(OCN)の端面の位置を
、tTは支持体側とは反対側の層領域(OCN)の端面
の位置を示す。即ち、原子(OCN)の含有される層領
域(OCN)はtB側よりtT側に向って層形成がなさ
れる。
第14図には、層領域(OCN)中に含有される原子(
OCN)の層厚方向の分布状fE、の第1の典型例が示
される。
第14図に示される例では、原子(OCN)の含有され
る層領域(OCN)が形成される表面と該層領域(OC
N)の表面とが接する界面位置tBよりtlの位置まで
は、原子(OC,N)の分布濃度Cが02なる一定の値
を取り乍ら原子(OCN)が形成される層領域(OCN
)に含有され、位置t1よりは濃度C2より界面位置t
Tに至るまで徐々に連続的に減少されている。界面位置
tTにおいては原子(OCN)の分布濃度Cは濃度C3
とされる。
第15図に示される例においては、含有される原子(O
CN)の分布濃度Cは位置TBより位置tTに至るまで
濃度C4から徐々に連続的に減少して位置tTにおいて
濃度C5となる様な分布状態を形成している。
第16図の場合には、位置EBより位置t2までは原子
(OCN)の分1a濃度Cは濃度C6と一定値とされ、
位置t2と位置t7との間において、徐々に連続的に減
少され、位置tTにおいて、分布濃度Cは実質的に零と
されている(ここで実質的に零とは検出限界量未満の場
合である)。
第17図の場合には、原子(OCN)の分布濃度Cは位
置TBより位置tTに至るまで、濃度C8より連続的に
徐々に減少され、位置t−1−において、実質的に零と
されている。
第18図に示す例においては、原子(OCN)の分布濃
度Cは位置TBと位置tB間においては濃度C9と一定
値であり、位置tTにおいては濃度C1oされる。位置
t3と位置tTとの間では、分布濃度Cは一次関数的に
位置t3より位置tTに至るまで減少されている。
第19図に示される例においては、分布濃度Cは位置t
Bより位置t4までは濃度ctiの一定値を取り、位置
t4より位fJ−t Tまでは濃度CI2より濃度C1
3までは一次関数的に減少する分布状態とされている。
第20図に示す例においては、位:i(T Bより位置
を丁に至るまで、原子(OCN)の分布濃度Cは濃度C
I4より実質的に零に至る様に一次関数的に減少してい
る。
第21図においては、位置tBより位置t5に至るまで
は原子(OCN)の分布濃度Cは、濃度C15よりC1
6まで一次関数的に減少され、位置t5と位置tTとの
間においては、濃度C16の一定値とされた例が示され
ている。
第22図に示される例においては、原子(OCN)の分
布濃度Cは、位置tBにおいては濃度C1?であり、位
置t6に至るまではこの濃度C17より初めは緩やかに
減少され、七6の位置付近においては、急激に減少され
て位置t6では濃度C18とされる。
位置t6と位置t7との間においては、初め急激に減少
されて、その後は、緩やかに徐々に減少されて位置t7
で濃度C19となり、位置t7と位置し8との間では、
極めてゆっくりと□徐々に減少されて位置t8において
、濃度C20に至る。位置上8と位置tTの間において
は、濃度C2Qより実質的に零になる様に図に示す如き
形状の曲線に従って減少されている。
以上、第14図乃至第22図により、層領域(o c 
N)中に含有される原子(OCN)の層厚方向の分布状
態が不均一な場合の典型例の幾〈つかを説明した様に、
本発明においては、支持体側において、原子(OCN)
の分布濃度Cの高い部分を有し、界面LT側においては
、前記分布濃度Cは支持体側に較べて可成り低くされた
部分を有する原子(OCN)の分布状態が層領域(OC
N、)に設けられている。
原子(OCN)の含有される層領域(OCN)は、上記
した様に支持体側の方に原子(OCN)が比較的高濃度
で含有されている局在領域(B)を有するものとして設
けられるのが望ましく、この場合には、支持体と光受容
層との間の電着性をより一層向上させることが出来る。
上記局在領域(B)は、第14図乃至第22図に示す記
号を用いて説明すれば、界面位置tBより5ル以内に設
けられるのが望ましい。
本発明においては、上記局在領域(B)は、界面位置t
Bより5p厚までの全領域(LT、)とされる場合もあ
るし、又、層領域(LT)の一部とされる場合もある。
局在領域(B)を層領域(LT)の一部とするか又は全
部とするかは、形成される光受容層に要求される特性に
従って適宜法められる。
局在領域(B)はその中に含有される原子(QCN)の
層厚方向の分布状態として原子(OCN)分布濃度Cの
最大値Cmaxが、好ましくは500atomic p
pm以上、より好適には800atomic ppm以
上。
最適にはloooatomic ppm以上とされる様
な分布状態となり得る様に層形成されるのが望ましい。
即ち、本発明においては、原子(OCN)の含有される
層領域(OCN)は、支持体側からの層厚で5に以内(
tBから5JL厚の層領域)に分布濃度Cの最大値Cm
axが存在する様に形成されるのが望ましい。
本発明において、層領域(OCN)が光受容層の一部の
層領域を占める様に設けられる場合には層領域(OCN
)と他の層領域との界面において、屈折率が緩やかに変
化する様に、原子(OC’N)の層厚方向の分布状態を
形成するのが望ましい。
この様にすることで、光受容層に入射される光が層接触
界面で反射されるのを阻止し、干渉縞模様の発現をより
効果的に防止することが出来る。
又、層領域(OCN)中での原子(OCN)の分布濃度
Cの変化線は滑らかな屈折率変化を与える点で、連続し
て緩やかに変化しているのが望ましい。
この点から、例えば第14図乃至第17図、第20図及
び第22図に示される分布状態となるように、原子(O
CN)を層領域(OCN)中に含有されるのが望ましい
本発明に於て、光受容層に原子(OCN)の含有された
層領域(CON)を設けるには、光受容層の形成の際に
原子(CON)導入用のに出発物質を前記した光受容層
形成用の出発物質と共に使用して、形成される層中にそ
の量を制御し乍ら含有してやればよい。
層領域(OCN)を形成するのにグロー放電J去を用い
る場合には、前記した光受容層形成用の出発物質の中か
ら所望に従って選択されたものに原子(OCN)導入用
の出発物質が加えられる。その様な原子(OCN)導入
用の出発物質としては、少なくとも原子(OCN)を構
成原子とするガス状の物質又はガス化し得る物質をガス
化したものの中の大概のものが使用される。
具体的には、例えば酸素(02)、オゾン(03)、−
酸化窒素(No)、二酸化窒素(NO2)、−二酪化窒
素(N20)、三二酸化窒素(N203)、四三酸化窒
素(N204)。
三二酸化窒素(N205)、三二酸化窒素03)。
シリコン原子(Si)と酩素原子(0)と水素原子(H
)とを構成原子とする、例えば、ジシロキサン(H3S
 1O3iH3)、トリシロキサン(H3SiO3iH
20SiH3)等の低級シロキサン、メタン(CH4)
、エタン(C2H6)、プロパン(C3Hg)、n−ブ
タ7 (n −C4H10)、ペンタ7(C5H12)
等(7) i&素数1〜5の飽和炭化水素、エチレン(
C2H4)、プロピレン (C3H6’)、ブテン−1
(C4H8)。
ブテン−2(C4H8)、インブチレン(C4H8)、
ペンテン(C5HIO)等の炭素数2〜5のエチレン系
炭化水素、アセチレン(C2H2)。
メチルアセチレン(C3)14)、ブーF−ン(c4H
6)等の炭素数2〜4のアセチレン系炭化水素、窒素(
N2)、アンモニア(NH3)、ヒドラジン(H2NN
H2)、アジ化水素(HN3N)3゜アジ化アンモニウ
ム(HH4N3)、三弗化窒素(F3N)、四弗化窒素
(F 4 N)等々を挙げることが出来る。
スパッタリング法の場合には、原子(OCN)導入用の
出発物質としては、グロー放電法の際に列挙した前記の
カス化可能な出発物質の外に、固体化出発物質として、
S i02.S i 3N4・カーホンブラック等を挙
げることが出来る。これ等は、Si等のターゲットと共
にスパッタリング用のターゲットとしての形で使用され
る。
本発明に於いて、光受容層の形成の際に、原子(OCN
)の含有される層領域(OCN)を設ける場合、該層領
域(OCN)に含有される原子(OCN)の分布濃度C
を層厚方向に変化させて所望の層厚方向の分布状態(d
epfhprofile)を有する層領域(OCN)を
形成する場合には、グロー放電の場合には、分布濃度C
を変化させるべき原子(OCN)導入用の出発物質のガ
スを、そのガス流量を所望の変化率曲線に従って適宜変
化させ乍ら、堆積室内に導入することによって成される
例えば手動あるいは外部駆動モータ等の通常用いられて
いる何らかの方法により、ガス流量系の途中に設けられ
た所定のニードルバルブの開口を暫時変化させる操作を
行えば良い。このとき、流量の変化率は線型である必要
はなく、例えばマイコン等を用いて、あらかじめ設計さ
れた変化率曲線に従って1i量を制御し、所望の含有率
曲線を得ることもできる。
層領域(OCN)をスパッタリング法によって形成する
場合、原子(OCN)の層厚方向の分布濃度Cを層厚方
向で変化させて、原子(OCN)の層厚方向の所望の分
布状態(depfh profile)を形成する場合
には、第一には、グロー放電法による場合と同様に、原
子導入用の出発物質をガス状#゛、で使用し、該ガスを
堆積室中へ導入する際のカス流量を所望に従って適宜変
化させることによって成される。第二にはスパッタリン
グ用のターゲ71・を、例えばSiと5i02との混合
されたターゲントを使用するのであれば、Siと5i0
2との混合比をターゲットの層厚方向に於いて、予め変
化させておくことによって成される。
本発明において使用される支持体としては、導電性でも
電気絶縁性であっても良い。導電性支持体としては、例
えば、NiCr、ステンレス、A文、Cr、Mo、Au
、Nb、Ta。
V、Ti、Pt、Pd等の金属又はこれ等の合金が挙げ
られる。
電気絶縁性支持体としては、ポリエステル。
ポリエチレン、ポリカーボネート、セルロースアセテー
ト、ポリプロピレン、ポリjn化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリスチレン、ポリアミド等の合成樹脂のフィ
ルム又はシート、ガラス、セラミック、紙等が通常使用
される。
これ等の電気絶縁性支持体は、好適には少なくともその
一方の表面を導電処理され、該導電処理された表面側に
他の層が設けられるのが望ましい。
例えば、ガラスであれば、その表面に、NiCr、An
、Cr、Mo、Au、Ir、Nb。
Ta、V、Ti、Pt、Pd、In2O3゜5n02.
ITO(In203+5n02)’Jから成る薄膜を設
けることによって導電性が付与され、或いはポリエステ
ルフィルム等の合成樹脂フィルムであれば、NiCr、
AM。
Ag、Pb、Zn、Ni、Au、Cr、Mo。
Ir、Nb、Ta、V、Ti、Pt等の金属の薄膜を真
空蒸着、電子ビーム蒸着、スパッタリング等でその表面
に設け、又は前記金属でその表面をラミネート処理して
、その表面に導電性が付与される。支持体の形状として
は1円筒状、ベルト状、板状等任意の形状とし得、所望
によって、その形状は決定されるが、例えば、第1図の
光受容部材1004を電子写真用光受容部材として使用
するのであれば連続高速複写の場合には、無端ベルト状
又は円“筒状とするのが望ましい。支持体の厚さは、所
望通りの光受容部材が形成される様に適宜決定されるが
、光受容部材として可撓性が要求される場合には、支持
体としての機能が充分発揮される範囲内であれば可能な
限り薄くされる。面乍ら、この様な場合支持体の製造上
及び取扱い上、機械的強度等の点から、好ましくは10
IL以上とされる。
次に本発明の光受容部材の製造方法の一例のす。
図中1102〜1106のガスポンベには、本発明の光
受容部材を形成する為の原料ガスが客月されており、そ
の−例としてたとえば1102は、SiH4ガス(純度
99.999%。
以下SiH4と略す)ボンベ、1103はGeH4ガス
(純度99.999%、以下GeH4と略す)ボンベ、
1104はNoガス(純ンベ、1106はH2ガス(純
度99.999%)ボンベである。
これらのガスを反応室1101に流入させるにはガスポ
ンベ1102〜1106のバルブ1122〜1126、
リークバルブ1135が閉じられていることを確認し、
又、流入バルブ1112〜1116、流出バルブ411
7〜1121、補助バルブ1132.1133が開かれ
ていることを確認して、先ずメインバルブ1134を開
いて反応室1101、及び各ガス配管内を排気する。次
に真空計1136の読みが約5X10−Eltorrに
なった時点で補助バルブ1132.1133、流出バル
ブ1117〜1121を閉じる。
次にシリンダー状基体1137上に光受容層を形成する
場合の1例をあげると、カスボンベ1102よりSiH
4ガス、ガスボンベ1103よりGeH4ガス、ボンベ
1104よりNoガス、ガスポンベ1105よりB2H
1l/H2ガス、ガスポンベ1106よりH2ガスをバ
ルブ1122,1123,1124,1125.112
6を開いて出口圧ゲージ11j7゜1128.1129
.1131の圧を1Kg/Cm2に調整し、流入バルブ
1112,1113.1114,1115.1116を
徐々に開けて、マスフロコントローラ1107,110
8.1109,1110.fill内に夫々流入させる
。引き続いて流出バルブ1117,1118、’111
9,1120,1121、補助バルブ1132.113
3を徐々に開いて夫々ガス流量と、B2H8/H2ガス
流量と、H2ガス流星の比が所望の値になるように流出
バルブ1117,1118,1119,1120゜11
21を調整し、また、反応室1101内の圧力が所望の
値になるように真空計1136の読みを見ながらメイン
バルブ1134の開口を調整する。そして、基体 11
37の温度が加熱1ニー’!2−1138[より50〜
400℃の範囲の温度に設定されていることを確認され
た後、電源1140を所望の電力に設定して反応室11
01内にグロー放電を生起させて基体1137上に第1
の層(G)を形成する。所望層厚に第1の層(G)が形
成された段階に於て、流出バルブ1118を完全に閉じ
ること及び必要に応じて放電条件を変える以外は、同様
な条件と手順に従って所望時間グロー放電を維持するこ
とで、前記の第1の層(G)上にゲルマニウム原子が実
質的に含有されない第2の層(S)を形成することが出
来る。
第2の層(S)中に、伝導性を支配する物質(C)を含
有させるには、第2の層(S)の形成の際に、例えばB
2 H6、PH3、等のガスを堆積室1101の中に導
入する他のガスに加えてやれば良い。
この様にして、第1の層CG)と第2の層(S)とで構
成された光受容層が基体1137上に形成される。
層形成を行っている間は層形成の均一化を図るため基体
1137はモーター1139により一定速度で回転させ
てやるのが望ましい。
以下実施例について説明する。
実施例I An支持体(長さくL)357mm、径(r)80mm
)を第2表に示す条件で、第12図(P:ピッチ、D=
深 さ)に示すように旋盤で加工した。(No、201
〜204)次に、第1表に示す条件で、第11図の堆積
装置で種々の操作手順に従っての電子写真用光受容部材
を作製した。
(試料No、201〜204) このようにして作製した光受容部材の各層の層厚を電子
顕微鏡で測定したところ、第2表(試料No、201〜
204)の結果を得た。
これらの電子写真用光受容部材について、第13図に示
す画像露光装置(レーザー光の波長780 n m 、
スポット径80gm)で画像露光を行ない、それを現像
、転写して画像を得た。
画像にも干渉縞模様は観測されず、実用に十分なもので
あった。
実施例2 All支持体(長さくL)357mm、径(r)80m
m)を第4表に示す条件で、第12図(P:ピッチ、D
:深 さ)に示すように旋盤で加工した。(No、40
1〜404)次に、第3表に示す条件で、第11図の堆
積装置で種々の操作手順に従っての電子写真用光受容部
材を作製した。
(試料No、401〜404) このようにして作製した光受容部材の各層の層厚を電子
顕微鏡で測定したところ、第4表(試料No、401〜
404)(7)結果を得た。
これらの電子写真用光受容部材について、第13図に示
す画像露光装置(レーザー光の波長780 n m 、
スポット径80pm)で画像露光を行ない、それを現像
、転写して画像を得た。
画像にも干渉縞模様は観測されず、実用に十分なもので
あった。
実施例3 An支持体(長さくL) 357 mm 、径(r)8
0mm)を第6表に示す条件で、第12図(P:ピンチ
、D:深 さ)に示すように旋ffiテ加工シタ。(N
o、601〜604)次に、第5表に示す条件で、第1
1図の堆積装置で種々の操作手順に従っての電子写真用
光受容部材を作製した。
(試料No、601〜604) このようにして作製した光受容部材の各層の層厚を電子
顕微鏡で測定したところ、第6表(試料No、601〜
604)の結果を得た。
これらの電子写真用光受容部材について、第13図に示
す画像露光装置(レーザー光の波長780 n m 、
スポット径80ルm)で画像露光を行ない、それを現像
、転写して画像を得た。
画像にも干渉縞模様は観測されず、実用に十分なもので
あった。
実施例4 An支持体(長さくL) 357 mm 、径(r)8
0mm)を第8表に示す条件で、第12図(P:ピッチ
、D:深 さ)に示すように旋盤で加工した。(No、
801〜804)次に、第2表に示す条件で、第11図
の堆積装置で種々の操作手順に従っての電子写真用光受
容部材を作製した。
(試料No、801〜804) このようにして作製した光受容部材の各層の層厚を電子
顕微鏡で測定したところ、第を表(試料No、801〜
804) (7)結果を得た。
これらの電子写真用光受容部材について、第13図に示
す画像露光装置(レーザー光の波長780nm、スポッ
ト径80ルm)で画像露光を行ない、それを現像、転写
して画像を得た。
画像にも干渉縞模様は観測されず、実用に十分なもので
あった。
実施例5 An支持体(長さくL)357mm、径(r)0 80mm)を第孕表に示す条件で、第12図(P;ピッ
チ、D:ffi さ)&へ示すようにk ’−hで加工
した。
(シリンダーNo、1001〜1104)次に、第9表
に示す条件で、第11図の堆積装置で種々の操作手順に
従っての電子写真用光受容部材を作製した。
(試料No、1O00〜1004)。
このようにして作製した光受容部材の各層の層厚を電子
顕微鏡で測定したところ、第10表(試料No、100
1”1004)の結果を得た。
これらの電子写真用光受容部材について、第13図に示
す画像露光装置(レーザー光の波長780nm、スポッ
ト径80 gm)で画像露光を行ない、それを現像、転
写して画像を得た。
画像にも干渉縞模様は観測されず、実用に十分なもので
あった。
実施例6 An支持体(長さくL)357mm 、径(r)80m
m)を第12表に示す条件で、第12図(P:ピッチ、
D=深 さ)に示すように旋盤で加工した。
(シリンターNo、1201〜1204)次に、第11
表に示す条件で、第11図の堆積装置で種々の操作手順
に従っての電子写真用光受容部材を作製した。
(試料No、1200〜1204)。
このようにして作製した光受容部材の各層の層厚を電子
顕微鏡で測定したところ、第12表(試料No、120
1〜1204)の結果を得た。
これらの電子写真用光受容部材について、第13図に示
す画像露光装置(レーザー光の波長780 n m 、
スボント径80ルm)で画像露光を行ない、それを現像
、転写して画像を得た。
画像にも干渉縞模様は観測されず、実用に十分なもので
あった。
実施例7 AI支持体(長さくL)357mm、径(r)80mm
)を第14表に示す条件で、第121A(P:ピッチ、
D:深 さ)に示すようにに盤で加工した。
(シリンダーNo、1401〜1404)次に、第13
表に示す条件で、第11図の堆積装置で種々の操作手順
に従っての電子写真用光受容部材を作製した。なお層作
成中、CH4カスのSiH4ガスに対する流量比を第2
31Aに示す変化率曲線に従って変化させた。
(試料No、1401〜1404)。
このようにして作製した光受容部材の各層の層厚を電子
顕微鏡で測定したところ、第14表(試料No、140
1〜1404)c)結果を得た。
これらの電子写真用光受容部材について、第13図に示
す画像露光装置(レーザー光の波長780 n m 、
スポット径80gm)で画像露光を行ない、それを現像
、転写して画像を得た。
画像にも干渉縞模様は観測されず、実用に十分なもので
あった。
実施例8 An支持体(長さくL)357mm 、qi (r)8
0mm)を第16表に示す条件で、第12図(P:ピッ
チ、D=深 さ)に示すように旋盤で加工した。
(シリンダーNo、1601〜L604)次に、第15
表に示す条件で、第11図の堆積装置で種々の操作手順
に従っての電子写真用光受容部材を作製した。なお層作
成中、NOガスのG e H4ガ久とSiH4ガスとの
和に対する流量比を第24図に示す変化率曲線に従って
変化させた。
(試料No、1601〜1604)。
このようにして作製した光受容部材の各層の層厚を電子
顕微鏡で測定したところ、第16表(試料No、l 6
01−1604)の結果を得た。
これらの電子写真用光受容部材について、第13図に示
す画像露光装置(レーザー光の波長780 n m 、
スポット径80弘工)で画像露光を行ない、それを現像
、転写して画像を得た。
画像にも干渉縞模様は観測されず、実用に十分なもので
あった。
実施例9 AM支持体(長さくL)357mm、径(r)80mm
)を第18表に示す条件で、第12図(P:ピッチ、D
:深 さ)に示すように旋盤で加工した。
(シリンダーNo、1801〜1804)次に、第17
表に示す条件で、第11図の堆積装置で種々の操作手順
に従っての電子写真用光受容部材を作製した。なお層作
成中、NH3ガスのG e H4ガスとSiH4ガスと
の和に対する流星比を第25図に示す変化率曲線に従っ
て変化させた。
(試料No、1801〜1804)。
このようにして作製した光受容部材の各層の層厚を電子
顕微鏡で測定したところ、第18表(試料No、180
1〜1804)の結果を得た。
これらの電子写真用光受容部材について、第13図に示
す画像露光装置(レーザー光の波長780nm、スポッ
ト径80pm)で画像露光を行ない、それを現像、転写
して画像を得た。
画像にも干渉縞模様は観測されず、実用に十分なもので
あった。
実施例1O A文支持体(長さくL) 357 mm 、径(r)8
0mm)を第20表に示す条件で、第12図(P:ピッ
チ、D:深 さ)に示すように旋盤で加工した。
(シリンダーNo、2001〜2004)次に、第19
表に示す条件で、第11図の堆積装置で種々の操作手順
に従っての電子写真用光受容部材を作製した。なお層作
成中、CH4カスのG e H4ガスとS i H4カ
スとの和に対する流量比を第26図に示す変化率曲線に
従って変化させた。
(試料No、2001〜2004)。
このようにして作製した光受容部材の各層の層厚を電子
顕微鏡で測定したところ、第20表(試料No、200
1〜2004)の結果を得た。
これらの電子写真用光受容部材について、第13図に示
す画像露光装置(レーザー光の波長780 n m 、
スポット径80gm)で画像露光を行ない、それを現像
、転写して画像を得た。
画像にも干渉縞模様は観測されず、実用に十分なもので
あった。
実施例11 AM支持体(長さくL) 357 mm 、径(r)8
0mm)を第22表に示す条件で、第12図(P:ピン
チ、D、深 さ)に示すように旋盤で加工した。
(シリンダーNo、2201〜2204)次に、第21
表に示す条件で、第11図の堆積装置で種々の操作手順
に従っての電子写真用光受容部材を作製した。なお層作
成中、NoガスのG e H4ガスとSiH4ガスとの
和に対する流量比を第27図に示す変化率曲線に従って
変化させた。
(試料No、2201〜2204)。
このようにして作製した光受容部材の各層の層厚を電子
顕微鏡で測定したところ、第22表(試料No、220
1〜2204)の結果を得た。
これらの電子写真用光受容部材について、第13図に示
す画像露光装置(レーザー光の波長780 n m 、
スポット径80pm)で画像露光を行ない、それを現像
、転写して画像を得た。
画像にも干渉縞模様は観測されず、実用に十分なもので
あった。
実施例12 AI支持体(長さくL) 357mm 、径(r)80
mm)を第24表に示す条件で、第12図(P・ピッチ
、D=深 さ)に示すように旋盤で加工した。
(シリンダーNo、2401〜2404)次に、第23
表に示す条件で、第11図の堆積装置で種々の操作手順
に従っての電子写真用光受容部材を作製した。なお層作
成中、N H3ガスのGeH4ガスとSiH4ガスとの
和に対する流量比を第28図に示す変化率曲線に従って
変化させた。
(試料No、2401〜2404)。
このようにして作製した光受容部材の各層の層厚を電子
顕微鏡で測定したところ、第24表(試料No、240
1〜2404)の結果を得た。
これらの電子写真用光受容部材について、第13図に示
す画像露光装置(レーザー光の波長780nm、スポッ
ト径80gm)で画像露光を行ない、それを現像、転写
して画像を得た。
画像にも干渉縞模様は観測されず、実用に(−分なもの
であった。
実施例13 A文支持体(長さくL)357mm、径(r)80mm
)を第26表に示す条件で、第12図(P:ピ、チ、D
:深 さ)に示すように旋盤で加工した。
(シリンダーNo、2601〜2604)次に、第25
表に示す条件で、第11図の堆積装置で種々の操作手順
に従っての電子写真用光受容部材を作製した。
(試料No、2601〜2604)。
このようにして作製した光受容部材の各層の層厚を電子
顕微鏡で測定したところ、第26表(試料No;、26
01〜2604)の結果を得た。
これらの電子写真用光受容部材について、第13図に示
す画像露光装置(レーザー光の波長780 n m 、
スポット径80pm)で画像露光を行ない、それを現像
、転写して画像を得た。
画像にも干渉縞模様は観測されず、実用に十分なもので
あった。
実施例14 AM支持体(長さくL) 357 mm 、径(r)8
0mm)を第28表に示す条件で、第12図(P:ピッ
チ、D=深 さ)に示すように旋盤で加工した。
(シリンダーNo、2801〜2804)次に、第2澄
表に示す条件で、第11図の堆積装置で種々の操作手順
に従っての電子写真用光受容部材を作製した。
(試料No、2801〜2804)。
このようにして作製した光受容部材の各層の層厚を電子
顕微鏡で測定したところ、第28表(試料No、280
1〜2804)の結果を得た。
これらの電子写真用光受容部材について、第13図に示
す画像露光装置(レーザー光の波長780 n m 、
スポット径80pLm)で画像露光を行ない、それを現
像、転写して画像を得た。
画像にも干渉縞模様は観測されず、実用に十分なもので
あった・ 実施例15 実施例1から実施例14までについて、H2で3000
vol ppmに椙釈したB2H6カスの代りにH2で
3000vo l pPmに稀釈したPH3ガスを使用
して、電子写真用受容光部材を作製した。(試料No、
2901〜y′ 291+)。
なお、他の作製条件は、実施例1から実施例14までと
同様にした。
これらの電子写真用光受容部材について、第13図に示
す画像露光装置(レーザー光の波長780 n m 、
スポット径80ルm)、で画像露光を行ない、それを現
像、転写して画像を得た。
いずれの画像にも干渉縞模様は観測されず、実用に十分
なものであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、干渉縞の一般的な説明図である。 第2図は、多層の光受容部材の場合の干渉縞の説明図で
ある。 第3図は散乱光による干渉縞の説明図である。 第4図は、多層の光受容部材の場合のlii乱光による
干渉縞の説明図である。 第5図は、光受容部材の各層の界面が平行な場合の干渉
縞の説明図である。 第6図は光受容部材の各層の界面が非平行な場合に干渉
縞か現われないことの説明図である。 負′57図は、光受容部材の各層の界面が平行である場
合と非平行である場合の反射光強度の比較の説明図であ
る。 第8図は、各層の界面が非平行である場合の千8縞か現
われないことの説明14である。 第9図はそれぞれ代表的な支持体の表面状態の説明図で
ある。 第10図は、光受容部材の層構成の説明図である。 第1宇図は、実施例1で用いたA文支持体の表面状jル
の説明図である。 を 第1芒図は実施例で用いた光受容層の堆積装置の説明図
である。 第13図は、実施例で使用した画像露光装置での説明で
ある。 第14図及至第22図は、夫々層領域(OCN)中の原
子(OCN)の分布状態を説明する為の説明図、第23
図及至第28図は、本発明の実施例に於れるガス流量比
の変化率曲線を示す説明図である。 1000・・・・・・・・・・・・・・・・・・光受容
層fool・・・・・・・・・・・・・・・・・・An
支持体1002・・・・・・・・・・・・・・・・・・
電荷注入防止層1003・・・・・・・・・・・・・・
・・・・感光層1004・・・・・・・・・・・・・・
・・・・光受容部材1005・・・・・・・・・・・・
・・・・・・光受容部材の自由表面1301・・・・・
・・・・・・・・・・・・・電子写真用光受容部材13
02・・・・・・・・・・・・・・・・・・半導体レー
ザー1303・・・・・・・・・・・・・・・・・・f
θレンズ1304・・・・・・・・・・・・・・・・・
・ポリゴンミラー1305・・・・・・・・・・・・・
・・・・・露光装置の平面図1306・・・・・・・・
・・・・・・・・・・露光装置の側面図出願人 キャノ
ン株式会社 イ立J1 第30 第4閲 C tr θCtcmc 力0ス適量比 力°ス咬量を乙 tλ斃f7t か゛ズ庶量rし 手続補正書(自発) 昭和60年2月1.4’i日 1、事件の表示 昭和59年 特許願 第 64970 号2、発明の名
称 光受容部材 3 補正をする者 事件との関係 特許出願大 佐 所 東京都大田区下丸子3−30−2居所 田14
6東京都大田区下丸子3−30−2キャノン株式会社内
(電話758−2111)氏名 (69B?)弁理士丸
島儀二潔コ稽5補正の対象 明 細 書 6、補正の内容 (1)明細書の第81頁第16行のr2914Jをr2
956Jと補正する。 (2)明細書の第86頁の第1表、第85頁の第1表、
第87頁の第5表、第89頁の第7表、口91頁の第9
表、第96頁の第11表、第9ご頁の第13表、第99
頁の第17表、第103頁の第26表を夫々別紙の通り
補正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)支持体とシリコン原子とゲルマニウム原子とを含
    む非晶質材料で構成された第1の層と、−シリコン原子
    を含む非晶質材料で構成され、光導電性を示す第2の層
    とが前記支持体側より順1こ設けられた多層構成の光受
    容層とを有し、前記第1の層及び第2の層の少なくとも
    一方に伝導性を支配する物質が含有されている光受容部
    材に於いて、前記光受容層は、酸素原子、炭素原子、窒
    素原子の中から選択される原子の少なくとも一種を含有
    し、且つショートレンジ内に1対以上の非平行な界面を
    有し、該非平行な界面が層厚方向と垂直な面内の少なく
    とも一方向に多数配列している事を特徴とする光受容部
    材。 (2)酸素原子、炭素原子、窒素原子の中から選択され
    る原子の少なくとも一種を含有する先受。 古層に於いて、該含有される原子の分布状態が、層厚方
    向に均一である特許請求の範囲第1項に記載の光受容部
    材。 (3)酸素原子、炭素原子、窒素原子の中から選択され
    る原子の少なくとも一種を含有する光受容層に於いて、
    該含有される原子の分布状態が層厚方向に不均一である
    特許請求の範囲第1項に記載の光受容部材。 (4)前記配列が規則的である特許請求の範囲第1項に
    記載の光受容部材。 (5)前記配列が周期的である特許請求の範囲第1項に
    記載の光受容部材。 (6)前記ショートレンジが0.3〜500弘である特
    許請求の範囲第1項に記載の光受容部材。 (7)前記非平行な界面は前記支持体の表面に設けられ
    た規則的に配列している凹凸に基づいて形成されている
    特許請求の範囲第1項に記載の光受容部材。 (8)前記凹凸が逆V字形線状突起によって形成されて
    いる特許請求の範囲第各項に記載の光受容部材。 (8)前記逆V字形線状突起の縦断面形状が実質と 的に二等辺三角形である特許請求の範囲第各項に記載の
    光受容部材。 (10)前記逆V字形線状突起の縦断面形状が実質と 的に直角三角形である特許請求の範囲fJt巷項に記載
    の光受容部材。 (11)前記逆V字形線状突起の縦断面形状が実質お 的に不等辺三角形である特許請求の範囲第各項に記載の
    光受容部材。 (12)前記支持体が円筒状である特許請求の範囲第1
    項に記載の光受容部材。 (13)逆V字形線状突起が前記支持体の面内に於いて
    鎖線構造を有する特許請求の範囲第10項に記載の光受
    容部材。 (14)前記鎖線構造が多重螺線構造である特許請求の
    範囲第1.1項に記載の光受容部材。 (I5)前記逆V字形線状突起がその稜線方向に於と いて区分されている特許請求の範囲第各項に記載の光受
    容部材。 (16)前記逆V字形線状突起の稜線方向が円筒状支持
    体の中心軸に沿っている特許請求の範囲第10項に記載
    の光受容部材。 (17)前記凹凸は傾斜面を有する特許請求の範囲第与
    項に記載の光受容部材。 (18) #記傾斜面が鏡面仕上げされている特許請求
    の範囲第18項に記載の光受容部材。 (19)光受容層の自由表面には、支持体表面に設けら
    れた凹凸と同一のピッチで配列された凹凸°7 が形成されている特許請求の範囲第8項に記載の光受容
    部材。 (20)第1の層及び第2の層の少なくともいずれか一
    方に水素原子が含有されている特許請求の範囲第1項に
    記載の光受容部材。 (21)第1の層及び第2の層の少な゛くともいずれ部
    材。 (22)伝導性を支配する物質が周期律表第■族に属す
    る原子である特許請求の範囲第1項に記載の光受容部材
    。 (23)伝導性を支配する物質が周期律表第V族に属す
    る原子である特許請求の範囲第1項に記載の光受容部材
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6339297U (ja) * 1986-09-01 1988-03-14

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6339297U (ja) * 1986-09-01 1988-03-14
JPH0755596Y2 (ja) * 1986-09-01 1995-12-20 カシオ計算機株式会社 電子打楽器の入力装置

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