[go: up one dir, main page]

JPS6011262B2 - 電子制御式自動変速機 - Google Patents

電子制御式自動変速機

Info

Publication number
JPS6011262B2
JPS6011262B2 JP54114075A JP11407579A JPS6011262B2 JP S6011262 B2 JPS6011262 B2 JP S6011262B2 JP 54114075 A JP54114075 A JP 54114075A JP 11407579 A JP11407579 A JP 11407579A JP S6011262 B2 JPS6011262 B2 JP S6011262B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
shift
vehicle
circuit
acceleration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54114075A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5639349A (en
Inventor
雅明 菅
ひで夫 浜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP54114075A priority Critical patent/JPS6011262B2/ja
Priority to US06/116,849 priority patent/US4350234A/en
Priority to DE3003749A priority patent/DE3003749C2/de
Priority to FR8002259A priority patent/FR2448076A1/fr
Priority to GB8003642A priority patent/GB2042105B/en
Publication of JPS5639349A publication Critical patent/JPS5639349A/ja
Publication of JPS6011262B2 publication Critical patent/JPS6011262B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシフトソレノィドの駆動を電子制御することに
より各変速段を得られるようにした電子制御式目動変速
機の改良に関するものである。
油圧制御式目動変速機は、そのマニュアルバルブを自動
変速(D)レンジにした状態で降坂走行する場合、最高
遠変速段を選択したままであり、エンジンブレーキをほ
とんど期待できず、特に急坂長距離降坂時、フートブレ
ーキを多用せずに済むように、運転者はマニュアルバル
ブをDレンジから2速固定レンジ又は1遠固定レンジに
して、エンジンプレ−キが効くようにその都度マニュア
ルバルブの上記手動操作を行なう必要がある。この点従
来の電子制御式目鰯変速機も同様であったが、この煩雑
さを解消するために従釆は、ブレーキペダルを踏込むと
自動的に○レンジのままであっても最高遠変速段から直
前の低速変速段にシフトダウンする工夫をこらした電子
制御式目動変速機が開発された。しかし、かかる電子制
御式目勤変速機では、車両を制動しようとしてプレーキ
ベダルを踏む度に、実際にはエンジンブレーキを必要と
しない走行中であっても、上記ダウンシフトが行なわれ
、乗員が不快な減速感を制動の度に感じ、運転フィーリ
ングを著しく損なうのが実情であった。本発明はかかる
観点から車両の加速度が設定値以上となる走行状態で、
且つ運転者がアクセルペダルから足を離してブレーキペ
ダルを踏込む時のみ、即ち本当にエンジンブレーキを必
要とする降坂走行時のみ、シフトダウンを自動的に行な
って適確にエンジンブレーキをきかせ得るよう電子制御
式目動変速機を改良したものである。
しかし、この改良型電子制御式目勤変速機のように、ア
クセルペダルから足を離し、ブレーキペダルを礎込んだ
後における車両加速度が設定値を越える時、自動的にエ
ンジンブレーキを効かせるべくダウンシフトを行なうも
のにあっては、平坦路走行中急加速を行なった直後にア
クセルペダルから足を離し、ブレーキペダルを踏込む場
合、このブレーキ操作中に車両加速度が上記急加速の影
響を受けて設定加速度を越えることがあるため、この場
合も実際には平地走行のためエンジンブレーキが不要で
あるにもかかわらず、上記3条件の満足により最高遠変
速段から直前の低速変速段へのダウンシフトを行なって
しまい、運転フィーリングが悪くなるのを完全には防止
できないことを確かめた。
そこで、本発明はエンジンブレーキ条件の1つであるア
クセルペダル釈放信号についてはこれが一定時間継続し
て出る場合のみ、これに関するエンジンブレーキ条件が
満足されたことにすれば、当該一定時間中にブレーキペ
ダルの踏込みが行なわれて車両が減速に移行することか
ら、上記平地走行状態で無意味にダウンシフトが行なわ
れることがなく、運転フィーリングの悪化を何等ともな
うことないこ適確なエンジンブレーキを得ることができ
るとの観点から、この着想を具体化したものである。
以下、図示の実施例に基づき本発明を詳細に説明する。
第1図は一般的な自動変速機の動力伝達系を示し、入力
軸1より動力を入力され、この動力はトルクコンバータ
2を介して中間軸3に伝達される。中間軸3はフロント
クラッチ4を介してフロントプラネタリギヤ組6及びリ
ヤプラネタリギャ組7のサンギャ8,9に駆動係合可能
であると共に、リャクラッチ5を介してフロントプラネ
タリギャ組6のインターナルギャ10‘こも駆動係合可
能である。そして、サンギャ8,9は更にバンドブレー
キ11により固定可能とし、フロントプラネタリギャ組
6のピニオン12を支持するキャリア13及びリャプラ
ネタリギャ組7のインターナルギャ14を夫々出力軸1
5に結合して、この出力軸より動力を出力できるように
する。リャプラネタリギャ組7のピニオン16はキャリ
ア17により支持し、このキャリアをローアンドリバー
スブレーキ18により固定可能とすると共に、一方向ク
ラッチ19を介して一方向にのみ回転可能とする。かか
る伝動系はトルクコンバータ2と、フロントクラッチ4
、リヤクラツチ5、バンドブレーキ11及びローアンド
リバースブレーキ18の摩擦要素を含むギャトレーン部
分とを夫々第2図に示すコンバータカバー20及び変速
機ケース21内に収納され、変速機ケース21の後方に
はリャェクステンション22が設けられている。
第2図は本発明自動変速機の電子制御系を概ね示し、こ
の電子制御系はカットバックソレノイド23と、1一2
シフトソレノイド24と、2−3シフトソレノィド25
と、車遠センサ26と、スoツトル開度センサ27と、
アクセルペダル28に連動してその釈放時を検出するア
イドル検出手段として、アクセルペダル28の釈放時O
N‘こなるアイドルスイッチ29と、ブレーキペダル3
0に連動してその踏込み時を検出するブレーキ作動検出
手段としてブレーキペダル30の踏込み時ONになるブ
レーキスイッチ31とを第2図示の如くコンピュータ3
2に相関させて構成する。なお、アイドルスイッチ29
、ブレーキスイッチ31、スロツトル関度センサ27の
出力を比較器で所定値と比較しこの比較器の出力に応動
するスイッチやブレーキペダル30の踏力が所定値以上
の時作動するスイッチも夫々必要に応じ用いることがで
きる。コンピュータ32は後述するように各種情報を処
理して次表で示す如く1一2シフトソレノィド24及び
2一3シフトソレノイド25のON、OFF制御を行な
い、これにより自動変速機のマニュアルバルブ選択位置
に応じ、上記各摩擦要素を周知の所望される態様の油圧
回路で選択作動させることができる。(次表内の丸印は
各摩擦要素のうち選択作動されたものを示す。)第1表 1一2シフトソレノイド24及び2−3シフトソレノィ
ド25のかかるON、OFF制御を行ない得るよう本発
明においてはコンピュータ32を第3図に示す如く構成
する。
このコンピュータ32はスロットル開度センサ27から
の信号を入力されるスロツトル関度検出回路33と、車
速センサ26からの信号を入力される車遠検出回路34
とを具え、これら回路は夫々入力信号を処理してスロッ
トル関度に応じた信号TH及び車遠に応じた信号Vを出
力する。スロツトル開度信号THは○レンジ用1−2変
速決定回路35及びDレンジ用2−3変速決定回路36
に入力され、車速信号Vは○レンジ用1−2変速決定回
路35、Dレンジ用2−3変速決定回路36、1速固定
レンジ用1−2変速決定回路37及び2遠固定レンジ用
2一3変速決定回路38に入力される。変速決定回路3
5,36には更に、自動変速機のマニュアルバルブがD
レンジを選択されている時閉じるDレンジスイッチ39
を介して電源+Vを接続し、Dレンジスイッチ39が閉
じて電源電圧を入力されると変速決定回路35,36は
作動するが、それ以外では変速決定回路35,36は非
作動状態で、回路40,41を経てNANDゲート42
,43に高(H)レベルの信号を出力するものとする。
又、変速決定回路35,36は夫々要求される1一2変
速シフトパターン及び2一3変速シフトパターンを記憶
しており、スイッチ39が閉じている作動中はこれらシ
フトパターンと、入力されてくるスロットル関度信号T
H及び車遠信号Vとを対比して、運転状態を判別し、後
述するように回路40,41にHレベル又は低(L)レ
ベルの信号を出力するものとする。変速決定回路37,
38には夫々、自動変速機のマニュアルバルブが1遠固
定レンジ及び2遠固定レンジを選択されている時閉じる
1選レンジスイツチ44及び2遠レンジスイッチ45を
介して電源+Vを接続し、変速決定回路37,38は夫
々、1速レンジスイッチ44及び2遠レンジスイッチ4
5が閉じて電源電圧を入力されると作動するが、それ以
外では非作動状態で、回路46,47を経てNANDゲ
ート42,43にHレベルの信号を出力するものとする
。又、変速決定回路37,38は夫々第1遠及び第2遠
の変速段でエンジンが許容回転数の上限に達する時の車
遠を記憶しており、スイッチ44,45が閉じた作動中
これら車遠と、入力されてくる車速信号Vを対比して、
エンジンがオーバーランするような車速であるか否かを
判別し、後述するように回路46,47にHレベル又は
Lレベルの信号を出力するものとする。なお、NAND
ゲート42,43の出力端子には前記した1−2シフト
ソレノィド24及び2一3シフトソレノィド25を夫々
接続し、これらソレ/イドは対応するNANDゲートに
Hレベルの信号が出力されるとONになり、Lレベルの
信号が出力されるとOFFになるものとする。本発明に
おいては、上記した変速制御回路にエンジンブレーキを
自動的に作用させるための以下の回路を付加する。
この回路にはアイドル検出手段としての前記アイドルス
イッチ29及びプレーキ作動検出手段としての前記ブレ
ーキスイッチ31に加え、加速度検出回路48、加速度
設定回路49及び比較器51からなる加速度判別手段と
、タイマ回路50と、エンジンブレーキ指令手段として
のNORゲート53とを設ける。加速度検出回路48は
車速センサ26からの信号を入力されて、この信号の増
減を連続的に一定時間経過毎に検出し、車遠の単位時間
内における増減算出により車両の加速度を演算して演算
値(加速度信号)Gを比較器51の一方の入力端子に供
給するものである。又、加速度設定回路49は設定速度
に関する信号GHを比較器51の他方の入力端子に供給
するもので、この設定加速度信号GHは車両がエンジン
ブレーキを必要とする加速度領域の下限加速度に対応さ
せる。比較器51は、加速度信号Gが設定加速度信号G
Hより小さい時日レベルの信号を、又加速度信号Gが設
定加速度信号GHより大きい時Lレベルの信号を夫々N
ORゲート53に入力するものとする。
NORゲート53の他の2個の入力端子はその一方をタ
イマ回路50及び抵抗54を順次介して電源+Vに、他
方を抵抗55を介して電源+Vに夫々接続し、抵抗54
及びタイマ回路50間をアイドルスイッチ29を介して
アースすると共に、抵抗55の電源+Vから遠い端子を
ブレーキスイッチ31を介してアースする。
かくて、アイドルスイッチ29はそのOFF時、抵抗5
4及びタイマ回路50を介してNORゲート53の対応
する入力端子に電源+Vの電圧(日レベルの信号)を供
給し、ON時NORゲート53の当該入力端子に抵抗5
4の存在下でLレベルの信号(アクセルペダル釈放信号
)を入力でき、又ブレーキスイッチ31はそのOFF時
、抵抗55を経てNORゲート53の対応する入力端子
に電源+Vの電圧(日レベルの信号)を供給し、ON時
NORゲート53の当該入力端子に抵抗55の存在下で
Lレベルの信号(ブレーキペダル踏込み信号)を入力で
きる。タイマ回路5川ま、アクセルペダルの釈放により
アイドルスイッチ29がONとなって上述の如くNOR
ゲート53の対応する入力端子にLレベルの信号(アク
セルペダル釈放信号)が向う時、この信号を一定時間経
過後にNORゲート53の当該入力端子に供給し始める
もので、アクセルペダルの踏込みによりアイドルスイッ
チ29がOFHこなってHレベルの信号がNORゲート
53に向う時は、この信号を上記時間遅れないこ直ちに
NORゲート53の対応する入力端子に供給できるもの
とする。タイマ回路50からNORゲート53の対応す
る入力端子に至る回路をフリツプフロップ回路56のセ
ット入力端子Sにも接続し、フリツプフロップ回路56
のリセット入力端子RにNORゲート53の出力端子を
接続し、フリップフロップ回路66の出力端子QをNA
NDゲート43の1個の入力端子に接続する。
フリツプフロップ回路56は、セット入力端子SにHレ
ベルの信号が入力されると端子QよりHレベルの信号を
出力し、リセット入力端子RにHレベルの信号が入力さ
れると端子QよりLレベルの信号を出力すると共に、こ
のLレベルの信号を、セット入力端子SにHレベルの信
号が入力されるまで保持するものとする。上述の構成と
した本発明自動変速機の電子制御回路は次に説明する如
くに作用する。運転者が発進を所望してマニュアルバル
ブをDレンジにすると、スイッチ39が閉じ、変速決定
回路35,36は作動を開始する。
この時、スロツトル関度信号TH及び車遠信号Vが低く
、変速決定回路35,36はこれらに記憶されているシ
フトパターンと上記両信号TH、Vとの比較により、こ
れら信号が1途城にあるのを判別して、NANDゲート
42,43に回路40,4 1を経てLレベルの信号を
供給する。これによりNANDゲート42,43は夫々
他の入力信号の如何にかかわらず、Hレベルの信号を1
−2シフトソレノイド24及び2一3シフトソレノイド
25に出力し、これらソレノィドをON‘こして、前記
第1表から明らかなように自動変速機を第1遠の変速段
が選択された状態となす。かくて、運転者はアクセルペ
ダルの踏込みにより車両を第1遠で発進させることがで
きる。その後車両が十分加速されると、変速決定回路3
5は、これに記憶されている1−2シフトパターンとの
比較により、スロットル関度信号TH又は車両信号V或
いはこれら双方の信号が2速域に入ったのを判別して、
NANDゲート42に回路40を経てHレベルの信号を
出力するよう切換わる。
一方、このDレンジでの走行中はスイッチ44が開いて
いるため、変速決定回路37は回路46を経てNAND
ゲートにHレベルの信号を供給している。従って、NA
NDゲート42はLレベルの信号を1−2シフトソレノ
ィド24に出力するよう切換わり、このソレノィドをO
FFにする。ところでNANDゲート43は、変速決定
回路36からの信号がLレベルのままであるため、Hレ
ベルの信号を2−3シフトソレノイド25に出力し続け
、このソレノィドはONのままである。従って、自動変
速機は両ソレノィド24,25のOFF、ON‘こより
前記第1表から明らかな如く第2遠の変速段を選択し、
第1遠から第2速へのシフトアップが行なわれる。車両
の加速が更に進行すると、今度は変速決定回路36も、
これに記憶されている2一3シフトパターンとの比較に
より、スロットル関度信号TH及び車遠信号V或いはこ
れら双方が3遠域に入ったのを判別してNANDゲート
43に回路41を経てHレベルの信号を出力するよう切
換る。
一方、このDレンジでの走行中はスイッチ45が開いて
いるため、変速決定回路38は回路47を経てNAND
ゲート43にHレベルの信号を供給している。又、この
加速時運転者はアクセルペダル28(第2図参照)を踏
続けており、アイドルスイッチ29が開かれ、Hレベル
の信号をフリップフロップ回路56のセット入力端子S
に供給しており、フリツブフロツプ回路56は出力端子
QよりNANTDゲート43にHレベルの信号を入力し
ている。従って、NANDゲ−ト43は全ての入力端子
にHレベルの信号を入力されることから、2一3シフト
ソレノイド25にLレベルの信号を供給するよう切換わ
り、このソレノイドをOFFにする。ところで、NAN
Dゲート42の入力信号は前記第2遠へのシフトアップ
後も変更はなく、1−2シフトソレノィド24はこのシ
フトアップ後もOFFのままに保たれる。従って、自動
変速機は両ソレノィド24,25のOFFにより前記第
1表から明らかな如く第3遠の変速段を選択し「第2遠
から第3遠へのシフトアップが行なわれる。自動変速機
のマニュアルバルブを2遠固定レンジにすると、スイッ
チ45が閉じて変速決定回路38を作動状態とし、スイ
ッチ39,44が開いて変速決定回路35〜37を非作
動状態にする。この時変速決定回路35〜37は非作動
状態のため、夫々回路40,41,46を経て対応する
NANDゲート42,43の入力端子にHレベルの信号
を供給する。又、この2遠固定レンジが選択される時は
運転者が意図的にエンジンブレーキを利用する場合で、
車両は加速状態になることは少なく、比較器51はGく
GMを判別してNORゲ−ト53にHレベルの信号を供
給し、このゲート53はフリツプフロツプ回路56のリ
セット入力端子RにLレベルの信号を入力して、フリツ
プフロップ回路56に出力端子QからNANDゲート4
3へ日レベルの信号を継続して出力するような作動を行
なわせる。なお、仮に車両が加速状態になるとしても、
この状態は運転者がアクセルペダルを大きく踏込んでは
じめて生じ、この場合アイドルスイッチ29のOFFに
よりNORゲート53にHレベルの信号が入力され、い
ずれにしてもフリッブフロップ回路56は出力端子Qよ
りNANDゲート43へHレベルの信号を供給する。そ
して、上述のようにマニュアルバルブを2速固定レンジ
にした時、変速決定回路38は、これに記憶してある設
定車遠より車速信号Vの方が大きいと、回路47を経て
NANDゲート43にHベルの信号を供給する。従って
、この場合NANDゲート42,43は全て日レベルの
信号を入力されることになり、夫々Lレベルの信号を出
力して1−2シフトソレノイド24及び2−3シフトソ
レノィド25をOFFにする。従って、自動変速機は2
速固定レンジながら前記第1表より明らかな如く第3選
の変速段を選択し、高車途時2遠固定レンジに切換えた
場合のエンジンのオーバ−ランを防止できる。しかし同
じ状態で、車速が変速決定回路38に記憶されている設
定車遠より低い場合、変速決定回路38は設定車遠と車
遠信号Vとの比較により回路47を経てNANDゲート
43にLレベルの信号を供給し、このNANDゲートに
Hレベルの信号を出力させ、2−3シフトソレノイド2
5のONにより、自動変速機を、1−2シフトソレノィ
ド24が上述した通りOFFにされることとも相換って
、前記第1表から明らかな如く第2遠の変速段に固定す
ることができる。
自動変速機のマニュアルバルブを1速固定レンジにする
と、スイッチ44が閉じて変速決定回路37を作動状態
とし、スイッチ39,45が開いて変速決定回路35,
36,38を非作動状態にする。
この時変速決定回路36,36,38は非作動状態のた
め、夫々回路40,41,47を経て対応するNAND
ゲート42,43の入力端子にHレベルの信号を供給す
る。又、この時、2速固定レンジにした時の説明と同様
の理由から、フリツプフロップ回路56は出力端子Qよ
りNANDゲート43へHレベルの信号を供給する。そ
してこの時、変速決定回路37は、これに記憶してある
設定車遠より車速信号Vの方が大きいと、回路46を経
てNANDゲート42にHレベルの信号を入力する。従
って、この場合NANDゲート42,43は全て日レベ
ルの信号を入力されることになり、夫々Lレベルの信号
を出力して1一2シフトソレノイド24及び2−3シフ
トソレノイド25をOFFにする。従って、自動変速機
は1速固定レンジながら、前記第1表より明らかな如く
第2遠の変速段を選択し、高車速時1遠固定レンジに切
換えた場合のエンジンのオーバーランを防止できる。し
かし、同じ状態で、車速が変速決定回路37に記憶され
ている設定車速より低い場合、変速決定回路37は設定
車遠と車遠信号Vとの比較により回路46を経てNAN
Dゲート42にLレベルの信号を供給し、このNAND
ゲートにHレベルの信号を出力させ、1一2シフトソレ
ノイド24のON‘こより、自動変速機を、2−3シフ
トソレノィド25が上述した通りOFFにされることと
も相挨つて、前記第1表から明らかな如く第1遠の変速
段に固定することができる。
次に、エンジンブレーキの制御態様を説明する。
自動変速機のマニュアルバルブをDレンジにした第3遠
での前記車両走行中、車両が降坂走行に移行し、運転者
がアクセルペダル28(第2図参照)から足を離してブ
レーキペダル30(第2図参照)を踏込む場合、車両が
エンジンブレ−キを必要とするような加速度を坂路傾斜
により受けると、加速度信号Gが設定加速度信号GHよ
りも大きくなる。
これがため比較器51はLレベルの信号(高加速度判別
信号)をNORゲート53に入力する。この運転状態で
は上述の如くアクセルペダルを釈放し、ブレーキペダル
を踏込んでいるから、アイドルスイッチ29及びブレー
キスイッチ31が共にONとなる。アイドルスイッチ2
9がONになると、タイマ回路50が作動し、これによ
る設定時間中はNORゲート53の対応する入力端子及
びフリップフロツプ回路56のセット入力端子にHレベ
ルの信号を供給し続けて、2−3シフトソレノィド25
をOFFにし続け、第3遠の変速段が選択されたままに
するが、設定時間経過後はタイマ回路50が上記両端子
にLレベルの信号(アクセルペダル釈放信号)を供給す
る。一方、ブレーキスイッチ31力ミONになると、こ
れによりNORゲート53は残りの1個の入力端子にも
Lレベルの信号(ブレーキペダル踏込み信号)が入力さ
れ、フリップフロツプ回路56のリセット入力端子Rに
Hレベルの信号(エンジンブレーキ指令)を供給する。
従って、フリップフロツプ回路56は出力端子QよりN
ANDゲート43にLレベルの信号を供給する。これに
より、Dレンジにした第3速での走行中OFF状態にさ
れていた2−3シフトソレノィド25をON状態に切換
えるべく、NANDゲート43がHレベルの信号を当該
シフトソレノイド25に供給するようになり、自動変速
機は選択変速段の第3遠から低速の第2遠に自動的にダ
ウンシフトされ、Dレンジのままエンジンブレーキを適
宜に効かせることができる。そして、このエンジンブレ
ーキは、運転者がブレーキペダルから足を離しても、ア
クセルペダルの踏込みによりアイドルスイッチ29がO
FFとならない限り継続される。
即ち、この場合、アイドルスイッチ29のOFFにより
Hレベルの信号がタイマ回路50を経てNORゲート5
3の対応する入力端子及びフリツプフロツプ回路56の
セット入力端子Sに供給される。このHレベルの信号は
、この場合前述したようにタイマ回路50が作動しない
ため、アイドルスイッチ29のOFFと同時に上記対応
端子に供給される。この時、フリップフロップ回路56
は出力端子QよりNANDゲート43にHレベルの信号
を出力するよう切換わり、このNANDゲートは、前述
した処から明らかなように変速決定回路36,38から
Hレベルの信号を入力され続けていることとも相換って
、2−3シフトソレノイド25にLレベルの信号を入力
し、このソレノイドをOFFにするようになる。従って
、自動変速機は、1−2シフトソレノィド24がこの間
もOFFにされ続けるため、第3速の変速段を選択し、
エンジンブレーキを自動的に解除することができる。な
お、このエンジンブレーキの解除に当っては、タイマ回
路50が上述の如く、アイドルスイッチ29のOFFで
生じたHレベルの信号を、遅特なく該当端子に供給する
ため、アクセルペダルの踏込みと同時に第3速へのアッ
プシフトが行なわれ、スムーズな加速を行なうことがで
きる。かくして、本発明自動変速機はその電子制御部を
上述の構成としたから、前記作用説明の如くにDレンジ
にした第3遠での走行中と難も自動的に第3遠から第2
遠にシフトダウンしてエンジンブレーキを効かせること
ができ、このエンジンブレーキを、本当に必要な時のみ
、即ち運転者がアクセルペダルから足を離して、ブレー
キペダルを踏込み、且つ車両が降坂走行により受ける加
速度が設定値以上になる時のみ作用させるため、従来の
ようにブレーキ作動の度に不必要に上記シフトダウンを
行なって乗員に不快な減速感をいまいま感じさせること
がなく、運転フィーリングを向上させ得る。
しかも、タイマ50を設置したことで、その設定時間だ
けエンジンブレーキのためのダウンシフトを遅らせるこ
とができ、例えば平坦路走行中急加速を行なった直後に
アクセルペダルから足を離し、ブレーキペダルを踏込ん
だ場合のように、このブレーキ操作中に車両加速度が急
加速の影響で設定加速度を越えることがあっても、平地
走行中の無駄なダウンシフトが行なわれることがなく、
運転フィーリングが悪くなるのを完全に防止することが
できる。更に、一旦上記シフトダウンが行なわれると運
転者が車両の加速を所望してアクセルペダルを踏込むま
で第2遠を保持してエンジンブレーキを必要な限り得る
ことができ、又運転者がアクセルペダルを踏込みエンジ
ンブレーキを必要としなくなると、直ちに第2速を解除
し、変速決定回路35,36によって例えば第3速へ自
動的にシフトアップされ、通常の自動変速走行に移行す
ることができる。第4図は第3図における加速度判別手
段の変形例を示し、本例では2個の加速度設定回路49
a,49bを設け、これら加速度設定回路を車遠域毎に
使い分けるよう車遠域判別回路57,58を設ける。車
遠域判別回路57,58は車遠センサ26からの信号を
入力される比較器59,60及び61,62とANDゲ
ート63,64とを具える。低車速域ではその下限値以
上で比較器59がHレベルの信号を出力し、上限値以上
で比較器60がHレベルの信号を出力してANDゲート
63にHレベルの信号を出力させることにより、車遠域
判別回路57は低車遠域を判別して変速決定回路49a
を作動させる。一方、高車遠域では車遠判別回路58が
、比較器61,62及びANDゲート64の同機な作用
により、高車遠域を判別して加速度設定回路49bを作
動させる。従って、加速度設定回路49a,49bは低
車速城と高車遠域とで使い分けられ、これら加速度設定
回路49a,49bの設定加速度信号GH′,GH″を
対応車遠域に適合したものに設定する。加速度設定回路
49aが低車速城で作動されると、その設定加速度信号
GH′が比較器51に、又加速度設定回路49bが高車
途域で作動されると、その設定加速度信号GH″が比較
器51に選択的に入力されるようにする。かかる構成の
本例電子制御部によれば、いかなる車途範囲においても
所望される通りにエンジンブレーキを効かせることがで
き、例えば高速道路を降坂走行中、エンジンブレーキを
必要とする状態下でも、僅かな加速度を検出して適確に
シフトダウンを行ない、エンジンブレーキを効かせるこ
とが可能となる。
なお、この場合高車遠域での設定加速度GH″は低車遠
域での設定加速度GH′より小さい値とすることが望ま
しい。又、車遠域判別回路57,58及び加速度設定回
路49a,49bの数及び特性を変えることにより、シ
フトダウン時期を自由に変えて車両に最も適合したエン
ジンブレーキ特性を自由に得ることができる。さらに、
本発明によれ‘ま第4図に例示した実施例をディジタル
回路に構成し、加速度設定回路49a,49bに代えて
ROM(ReadOnlyMemoひ)に設定値を記憶
させ、各車遠域に対応する設定値を取り出し比較するよ
う構成することが可能なことは、上述した本発明の趣旨
から明らかである。なお、本例の構成においても、設定
加速度を車遠域毎に異ならせただけで、基本的には前述
した例と同様の作用が得られ、目的とする前記効果が奏
し得られることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動変速機の一般的なギャトレーン概略図、第
2図は本発明自動変速機の電子制御システム図、第3図
は本発明自動変速機の電子制御部を示すブロック図、第
4図は第3図に示す電子制御部の変形例を示すブロック
線図である。 1・…・・入力軸、2・・・・・・トルクコンバータ、
3・・・・・・中間軸、4・・・・・・フロントクラッ
チ、5・・・・・・リャクラッチ、6……フロントプラ
ネタリギャ組、7・・・・・・リャプラネタリギャ組、
8,9・・・・・・サンギヤ、10,14……インター
ナルギヤ、11・・・…バンドブレーキ、12,16…
…ピニオン、13,17・・・・・・キャリア、15・
…・・出力軸、18・・・・・・ローアンドリバースブ
レーキ、19・…・・一方向クラッチ、20……コンバ
ータカバー、21……変速機ケース、22…・・・リャ
ェクステンション、23……カットバツクソレノイド、
24……1一2シフトソレノイド、25……2一3シフ
トソレノィド、26・・・・・・車速センサ、27・・
・・・・スロツトル開度センサ、28……アクセルペダ
ル、29……アイドルスイッチ、30……ブレーキペダ
ル、31……ブレーキスイッチ、32……コンピュータ
、33・・・・・・スロツトル関度検出回路、34・・
・・・・車速検出回路、35…・・・Dレンジ用1−2
変速決定回路、36……Dレンジ用2一3変速決定回路
、37・…・・1速固定レンジ用1一2変速決定回路、
38・・…・2遠固定レンジ用2−3変速決定回路、3
9……Dレンジスイッチ、42,43……NANDゲー
ト、44・・・・・・1遠レンジスイッチ、45・・・
・・・2遠レンジスイッチ、48・・・・・・加速度検
出回路、49,49a,49b……加速度設定回路、5
0……タイマ回路、51,59〜62…・・・比較器、
53・・・・・・NORゲード、54,55・・・・・
・抵抗、56・・…・フリップフロップ回路、57,5
8・・・・・・車遠域判別回路、63,64・・…・A
NDゲード8第1図 第2図 第3図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シフトソレノイドの駆動を電子制御することにより
    変速を行なうようにした電子制御式自動変速機において
    、アクセルペダルの釈放を検出するアイドル検出手段と
    、このアイドル検出手段からのアクセルペダル釈放信号
    を設定時間後はじめて出力するタイマと、ブレーキペダ
    ルの踏込みを検出するブレーキ作動検出手段と、車両の
    加速度が設定値以上になったのを検出する加速度判別手
    段と、前記タイマ、ブレーキ作動検出手段及び加速度判
    別手段からのアクセルペダル釈放信号、ブレーキペダル
    踏込み信号及び高加速度判別信号が全てそろった時エン
    ジンブレーキ指令を発するエンジンブレーキ指令手段と
    を具え、該エンジンブレーキ指令により前記シフトソレ
    ノイドを駆動して選択変速段から低速段へ自動的にダウ
    ンシフトさせるよう構成したことを特徴とする電子制御
    式自動変速機。
JP54114075A 1979-02-02 1979-09-07 電子制御式自動変速機 Expired JPS6011262B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54114075A JPS6011262B2 (ja) 1979-09-07 1979-09-07 電子制御式自動変速機
US06/116,849 US4350234A (en) 1979-02-02 1980-01-30 Automatic transmission system provided with a function of engine brake
DE3003749A DE3003749C2 (de) 1979-02-02 1980-02-01 Steuerung für automatische Getriebe
FR8002259A FR2448076A1 (fr) 1979-02-02 1980-02-01 Systeme de transmission automatique pourvu d'une fonction de frein moteur
GB8003642A GB2042105B (en) 1979-02-02 1980-02-04 Automatic transmission system provided with engine braking

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54114075A JPS6011262B2 (ja) 1979-09-07 1979-09-07 電子制御式自動変速機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5639349A JPS5639349A (en) 1981-04-15
JPS6011262B2 true JPS6011262B2 (ja) 1985-03-25

Family

ID=14628412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP54114075A Expired JPS6011262B2 (ja) 1979-02-02 1979-09-07 電子制御式自動変速機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6011262B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01269748A (ja) * 1988-04-22 1989-10-27 Nissan Motor Co Ltd 自動変速機の変速制御装置
US5105923A (en) * 1990-09-27 1992-04-21 Jatco Corporation Engine braking control system for automotive automatic transmissions

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5639349A (en) 1981-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4350234A (en) Automatic transmission system provided with a function of engine brake
JPH0396753A (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP3495459B2 (ja) 自動変速機の発進制御装置
JP2759927B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JPS6011262B2 (ja) 電子制御式自動変速機
JPH11257485A (ja) 自動変速機の変速制御装置
JPS629774B2 (ja)
US5800307A (en) System and method for controlling gear shifting of automatic transmission vehicles, improving damping force
JP3462641B2 (ja) リターダ制御装置
KR100282890B1 (ko) 자동변속기의변속제어방법
JPH10281276A (ja) 自動変速機付き車両のエンジン制御装置
JP3465357B2 (ja) 降坂路における車両用自動変速機の制御装置
JPH1054454A (ja) 自動変速機の制御装置
JP3102278B2 (ja) 降坂路における車両用自動変速機の制御装置
JPH0559293B2 (ja)
JP2626365B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JPS6011265B2 (ja) 自動変速機
JPH0893903A (ja) 降坂路における車両用自動変速機の制御装置
JP3460387B2 (ja) 無段変速機の制御装置
JPH0727233Y2 (ja) 自動車の定速走行制御装置
JPH0574744B2 (ja)
JPH0828693A (ja) 降坂路における車両用自動変速機の制御装置
JP3036528B1 (ja) 手動変速レンジ付き自動変速機の変速制御装置
JPH03272360A (ja) 自動変速機の制御装置
JPH1182699A (ja) 自動変速機の摩擦要素締結制御装置