JPS6011027B2 - 硫黄含有アルキリデン―ビスクエノールの製造方法 - Google Patents
硫黄含有アルキリデン―ビスクエノールの製造方法Info
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- JPS6011027B2 JPS6011027B2 JP59029453A JP2945384A JPS6011027B2 JP S6011027 B2 JPS6011027 B2 JP S6011027B2 JP 59029453 A JP59029453 A JP 59029453A JP 2945384 A JP2945384 A JP 2945384A JP S6011027 B2 JPS6011027 B2 JP S6011027B2
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- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C323/00—Thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides substituted by halogen, oxygen or nitrogen atoms, or by sulfur atoms not being part of thio groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/36—Sulfur-, selenium-, or tellurium-containing compounds
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
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- C08K5/36—Sulfur-, selenium-, or tellurium-containing compounds
- C08K5/37—Thiols
- C08K5/375—Thiols containing six-membered aromatic rings
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、硫黄含有アルキリデンービスフェ/−ルの製
造方法に関する。
造方法に関する。
3位に第3アルキル基を有し、ゴムに対して酸化防止剤
として使用される1・1′−ビスー(2ーオキシ−3・
5一ジアルキルフエノール)ーメチレンがアーメリカ特
許第2796444号明細書中で知られている。
として使用される1・1′−ビスー(2ーオキシ−3・
5一ジアルキルフエノール)ーメチレンがアーメリカ特
許第2796444号明細書中で知られている。
英国特許第1116127号ではポリオレフィンに対す
る安定剤として、3位にあるアルキル基がQ−炭素原子
で枝分れしている1・1ービス−(3・5ージアルキル
ー2−オキシフヱニル)一3一チオアルキルプロパンに
ついて記している。本発明は、次式1: (式中、R,は炭素原子1〜18を有し、Q位では枝分
れしていないァルキル基を意味し、R2は炭素原子1〜
8を有する直鎖もしくは枝分れアルキル基または水素原
子を意味し、R3及びR5は各々無関係に水素原子また
は炭素原子1〜6を有するアルキル基を意味し、そして
R4は炭素原子1〜20を有する直鎖または枝分れアル
キル基を意味し、その際炭素鎖は硫黄原子で中断されて
もよい。
る安定剤として、3位にあるアルキル基がQ−炭素原子
で枝分れしている1・1ービス−(3・5ージアルキル
ー2−オキシフヱニル)一3一チオアルキルプロパンに
ついて記している。本発明は、次式1: (式中、R,は炭素原子1〜18を有し、Q位では枝分
れしていないァルキル基を意味し、R2は炭素原子1〜
8を有する直鎖もしくは枝分れアルキル基または水素原
子を意味し、R3及びR5は各々無関係に水素原子また
は炭素原子1〜6を有するアルキル基を意味し、そして
R4は炭素原子1〜20を有する直鎖または枝分れアル
キル基を意味し、その際炭素鎖は硫黄原子で中断されて
もよい。
)で表わされる化合物の製造方法に関するものである。
式1において、好ましくはR,は炭素原子1〜8、特に
炭素嫌子1〜4を有し、そしてQ位では.枝分れしてい
ないアルキル基を表わし、そしてR2は炭素原子1〜4
を有するアルキル基を表わす。
式1において、好ましくはR,は炭素原子1〜8、特に
炭素嫌子1〜4を有し、そしてQ位では.枝分れしてい
ないアルキル基を表わし、そしてR2は炭素原子1〜4
を有するアルキル基を表わす。
硫黄原子で中断されているアルキル基R4は、少なくと
も2個の炭素原子が2個の硫黄原子の間,で結合するよ
うに配列されている。
も2個の炭素原子が2個の硫黄原子の間,で結合するよ
うに配列されている。
特にR4は炭素原子4〜16を有するアルキル基である
ことが好ましい。R3は好ましくは水素原子または炭素
原子1〜4を有するアルキル基である。
ことが好ましい。R3は好ましくは水素原子または炭素
原子1〜4を有するアルキル基である。
R3及びR5は互い,に無関係にそれぞれメチル基また
は水素原子であることが好ましく、特にR3及びR5が
両方とも水素原子であるかまたはR3がメチル基そして
R5が水素原子であることが望ましい。上記式1中、R
,がメチル又はエチル基でありそしてR2が望ましくは
炭素原子1〜4を有するアルキル基であるが、特にR,
と同じくメチル又はヱチル基であるような式1で表わさ
れる化合物が特に有益である。
は水素原子であることが好ましく、特にR3及びR5が
両方とも水素原子であるかまたはR3がメチル基そして
R5が水素原子であることが望ましい。上記式1中、R
,がメチル又はエチル基でありそしてR2が望ましくは
炭素原子1〜4を有するアルキル基であるが、特にR,
と同じくメチル又はヱチル基であるような式1で表わさ
れる化合物が特に有益である。
式1において、R,及びR2が特に望ましくはメチル基
であり、そしてR4が炭素原子4〜16を有するアルキ
ル基であることが望ましい。
であり、そしてR4が炭素原子4〜16を有するアルキ
ル基であることが望ましい。
式1で表わされる化合物は新規であり、そして次式0:
(式中、R,及びR2は式1で表わされる意味を有する
)で表わされるフェノールを、次式皿:(式中、R3、
Rd叉びR5は式1で表わされる意味を有する)で表わ
されるチオアルデヒドと、酸性触媒の存在下に反応させ
ると得られる。
(式中、R,及びR2は式1で表わされる意味を有する
)で表わされるフェノールを、次式皿:(式中、R3、
Rd叉びR5は式1で表わされる意味を有する)で表わ
されるチオアルデヒドと、酸性触媒の存在下に反応させ
ると得られる。
上記公知の方法は、例えば英国特許第1116127号
明細書に説明されている。
明細書に説明されている。
一般に、この場合、チオアルデヒド約1モルに対してフ
ェノール約2モルが使用される。使用される触媒として
は次のようなものが挙げられる:塩化水素、硫酸、塩化
亜鉛またはトリフルオル酢酸。
ェノール約2モルが使用される。使用される触媒として
は次のようなものが挙げられる:塩化水素、硫酸、塩化
亜鉛またはトリフルオル酢酸。
上記反応は溶媒中であるいは溶媒なしで実施される。適
当な溶媒の例とじては次のものがある:脂肪族及び芳香
族炭化水素、ハロゲン化脂肪族及び芳香族炭化水素、ア
ルコールまたはエーテル。
当な溶媒の例とじては次のものがある:脂肪族及び芳香
族炭化水素、ハロゲン化脂肪族及び芳香族炭化水素、ア
ルコールまたはエーテル。
好ましくは、触媒としては同時に反応媒体として作用す
る液状のルイス酸エーテル性−付加物を用いることであ
る。
る液状のルイス酸エーテル性−付加物を用いることであ
る。
特に反応生成物1モルにつき液体触媒少なくとも3モル
を用いると、特に良い収量が得られる。エーテル−付加
物の生成に適当なルイス酸としては次のものが挙げられ
る:アルミニウム−及びホウ素−トリハロゲン化物、例
えば、三フッ化アルミニウム、三塩化アルミニウム、三
臭化アルミニウム及び三フッ化ホウ素、三塩化ホウ素。
を用いると、特に良い収量が得られる。エーテル−付加
物の生成に適当なルイス酸としては次のものが挙げられ
る:アルミニウム−及びホウ素−トリハロゲン化物、例
えば、三フッ化アルミニウム、三塩化アルミニウム、三
臭化アルミニウム及び三フッ化ホウ素、三塩化ホウ素。
好ましい触媒としては、三フッ化ホウ素及びエーテル特
にジェチルェーテルから生成された付加物がある。
にジェチルェーテルから生成された付加物がある。
式mで表わされるアルデヒドは、塩基、例えばトリェチ
ルアミンの存在下にtメルカプタンR4SH(式中、R
4は式1におけると同様の意味を有する。
ルアミンの存在下にtメルカプタンR4SH(式中、R
4は式1におけると同様の意味を有する。
)と対応する不飽和アルデヒドとの間の付加反応を実施
することにより得られる。式1で表わされる化合物の例
を以下に挙げる:1.1ービスー(3・5ージメチルー
2ーオキシフエニル)−3−(n−ドデシルチオ)一n
ーブタン1.1ービスー(315ージメチルー2−オキ
シフエニル)−3一(nーブチルチオ)ープロパン1・
1−ビス−(3・5ージメチルー2−オキシフエニル)
一3−(nーオクチルチオ)−n−ブタン1.1ービス
ー(3・5ージメチル−2−オキシフエニル)一3−(
nーオクチルチオ)一nーフ。
することにより得られる。式1で表わされる化合物の例
を以下に挙げる:1.1ービスー(3・5ージメチルー
2ーオキシフエニル)−3−(n−ドデシルチオ)一n
ーブタン1.1ービスー(315ージメチルー2−オキ
シフエニル)−3一(nーブチルチオ)ープロパン1・
1−ビス−(3・5ージメチルー2−オキシフエニル)
一3−(nーオクチルチオ)−n−ブタン1.1ービス
ー(3・5ージメチル−2−オキシフエニル)一3−(
nーオクチルチオ)一nーフ。
ロ/fソ1。
1−ビスー(3ーメチル−5ーエチルー2ーオキシフエ
ニル)一3一(nーオクチルチオ)ープロ/fン1.1
−ビス(3ーエチルー5一メチル一2−オキシフエニル
)−3一(nーオクタデシルチオ)−nープタン111
ービス(3−メチル−5−nーブチルー2ーオキシフエ
ニル)−3一(n−オクチルチオ)一n−ブタン1・1
ービス(3ーメチル−5−第3ブチルー2−オキシフエ
ニル)−3山(nーオクチルチオ)一nーブタン1.1
ービス(3ーエチル−5一nーオクチルー2−オキシフ
エニル)一3−メチルチオープロ/ぐン1・1−ビス(
3−nーブチルー5−第3ブチル−2−オキシフエニル
)−3一(nーヘプチルチオ)−プロパン1・1−ビス
(3−nーオクチルー5−イソプロピル−2−オキシフ
エニル)一3−(nーヘキサデシルチオ)一nーブタン
1.1−ビス(3ーオクタデシルー5−メチル一2ーオ
キシフエニル)一3一(エチルチオ)一n−ブタン1・
1−ビスー〔3ーメチルー5一(2ーエチルヘキシル)
一2−オキシフエニル〕一3一(n−エイコシルチオ)
一nーブタン1・1−ビス(3−ブチル−5−n−オク
チルー2−オキシフエニル)一3−(nーヘプタデシル
チオ)一nープタン1・1ービス(3−イソブチル−5
一nーオクチルー2ーオキシフエニル)−3−(2一エ
チルーヘキシルチオ)ープロパン1。
ニル)一3一(nーオクチルチオ)ープロ/fン1.1
−ビス(3ーエチルー5一メチル一2−オキシフエニル
)−3一(nーオクタデシルチオ)−nープタン111
ービス(3−メチル−5−nーブチルー2ーオキシフエ
ニル)−3一(n−オクチルチオ)一n−ブタン1・1
ービス(3ーメチル−5−第3ブチルー2−オキシフエ
ニル)−3山(nーオクチルチオ)一nーブタン1.1
ービス(3ーエチル−5一nーオクチルー2−オキシフ
エニル)一3−メチルチオープロ/ぐン1・1−ビス(
3−nーブチルー5−第3ブチル−2−オキシフエニル
)−3一(nーヘプチルチオ)−プロパン1・1−ビス
(3−nーオクチルー5−イソプロピル−2−オキシフ
エニル)一3−(nーヘキサデシルチオ)一nーブタン
1.1−ビス(3ーオクタデシルー5−メチル一2ーオ
キシフエニル)一3一(エチルチオ)一n−ブタン1・
1−ビスー〔3ーメチルー5一(2ーエチルヘキシル)
一2−オキシフエニル〕一3一(n−エイコシルチオ)
一nーブタン1・1−ビス(3−ブチル−5−n−オク
チルー2−オキシフエニル)一3−(nーヘプタデシル
チオ)一nープタン1・1ービス(3−イソブチル−5
一nーオクチルー2ーオキシフエニル)−3−(2一エ
チルーヘキシルチオ)ープロパン1。
1−ビス(3−メチル一5一n−オクチルー2ーオキシ
フエニル)−3一(nーヘキサデシルチオ)ープロパン
1.1−ピス(3ーメチルー5ーエチルー2ーオキシフ
エニル)一2一n−へキシルー3一(nートリデシルチ
オ)一n−ブタン1。
フエニル)−3一(nーヘキサデシルチオ)ープロパン
1.1−ピス(3ーメチルー5ーエチルー2ーオキシフ
エニル)一2一n−へキシルー3一(nートリデシルチ
オ)一n−ブタン1。
1−ビスー(3・5ージメチル−2ーオキシフヱニル)
一2ーメチルー3−(n−オクチルチオ)ープロパン1
.1−ビス−(3・5ージメチルー2ーオキシフエニル
)−3一(nーヘキシルチオ)一n−ノナン。
一2ーメチルー3−(n−オクチルチオ)ープロパン1
.1−ビス−(3・5ージメチルー2ーオキシフエニル
)−3一(nーヘキシルチオ)一n−ノナン。
式1で表わされる化合物はェラストマー、例えば天然ゴ
ム、ポリブタジェン、エチレン/プロピレン共重合体、
プロピレン/ブテンー1共重合体「プロピレン/ィソブ
チレン共重合体、スチロールノブタジェン共重合体及び
ジェン類例えばへキサジエン、ジシクロベンタジエンま
たはエチリデンカンフアンとエチレン及びプロピレンか
ら成る夕‐−ポリマー、及び衝撃に対する抵抗性を有す
るようにゴム相で変性されたスチレン共重合体、例えば
アクリロニトリル/ブタジェン/スチレン、アクリロニ
トリルノスチレン、またはアクリルェステル共重合体に
対する安定剤として用いられる。
ム、ポリブタジェン、エチレン/プロピレン共重合体、
プロピレン/ブテンー1共重合体「プロピレン/ィソブ
チレン共重合体、スチロールノブタジェン共重合体及び
ジェン類例えばへキサジエン、ジシクロベンタジエンま
たはエチリデンカンフアンとエチレン及びプロピレンか
ら成る夕‐−ポリマー、及び衝撃に対する抵抗性を有す
るようにゴム相で変性されたスチレン共重合体、例えば
アクリロニトリル/ブタジェン/スチレン、アクリロニ
トリルノスチレン、またはアクリルェステル共重合体に
対する安定剤として用いられる。
‐以下本発明による化合物の製造方法並
びに利用法を実施例を用いて説明する。
びに利用法を実施例を用いて説明する。
これらの例において部は容量部を表わし、パーセント(
%)は重量%を表わす。風 化合物の製造 実施例 1〜6 1.1ービス−(3・5−ジメチル−2−オキシフエニ
ル)一3−(n−ドデシルチオ)−nーブタン2・4ー
ジメチルフェノール24.4夕及び三フツ化ホウ素エチ
ルエーテル錆化合物46.9のこ、3−(nードデシル
チオ)ーブタナールー1 27.2夕を、1G時間に亘
つて0〜5℃の間で混合し、上記反応混合物をさらに2
4時間室温で縄拝する。
%)は重量%を表わす。風 化合物の製造 実施例 1〜6 1.1ービス−(3・5−ジメチル−2−オキシフエニ
ル)一3−(n−ドデシルチオ)−nーブタン2・4ー
ジメチルフェノール24.4夕及び三フツ化ホウ素エチ
ルエーテル錆化合物46.9のこ、3−(nードデシル
チオ)ーブタナールー1 27.2夕を、1G時間に亘
つて0〜5℃の間で混合し、上記反応混合物をさらに2
4時間室温で縄拝する。
結晶の白色ペーストが生成され、該物質に縄枠、冷却し
ながらメタノール70の‘を混入する。生じた懸濁液を
半時間50こCで温めたのち、再び冷却してから結晶を
炉過する。上記生成物をメタノール、水、再びメタノー
ルの順序で洗浄し、40午Cで乾燥する。
ながらメタノール70の‘を混入する。生じた懸濁液を
半時間50こCで温めたのち、再び冷却してから結晶を
炉過する。上記生成物をメタノール、水、再びメタノー
ルの順序で洗浄し、40午Cで乾燥する。
その結果、111ービス−(3・5ージメチルー2−オ
キシフエニル)−3一(nードデシルチオ)−n−ブタ
ン(安定剤No.1)の白色結晶が得られる。
キシフエニル)−3一(nードデシルチオ)−n−ブタ
ン(安定剤No.1)の白色結晶が得られる。
融点:106〜108℃。前述の実施例において3−(
nードデシルーチオ)ーブタナール−1の代わりに、次
の表1に記されているチオーアルデヒドの1つを用いれ
ば、相当するチオーアルキリデンーピスフェノールが得
られる。
nードデシルーチオ)ーブタナール−1の代わりに、次
の表1に記されているチオーアルデヒドの1つを用いれ
ば、相当するチオーアルキリデンーピスフェノールが得
られる。
表 1
前記表1における実施例2〜5の化合物を単離する場合
、特定の条件下に、物質の結晶化傾向が非常に変化する
ことを考慮に入れる必要がある。
、特定の条件下に、物質の結晶化傾向が非常に変化する
ことを考慮に入れる必要がある。
適当ならば氷水を反応混合物に加え、有機相が中性にな
るまで洗浄してから乾燥せねばならず、その後生成物を
メタノールで蒸発及び処理するかまたは力ラムクロマト
グラフィ−を用いて精製することによって、結晶生成物
に転換してもよい。実施例 71・1−ビス(3−メチ
ル−5−第3ブチル−2ーオキシフエニル)一3一(n
−オクチルチオ)−nーブタン実施例1における2・4
ージメチルフェノールの代わりに、2ーメチルー4−第
3ブチルフェノールを用いると、同様な方法で粘性のあ
る油状の1・1ービス(3−メチル−5−第3ブチルー
2ーオキシフエニル)一3一(n−オクチルチオ)−n
−ブタン(安定餅肌o.7)が得られ、該物質はカラム
クロマトグラフィーの操作により副生物が存在しない。
るまで洗浄してから乾燥せねばならず、その後生成物を
メタノールで蒸発及び処理するかまたは力ラムクロマト
グラフィ−を用いて精製することによって、結晶生成物
に転換してもよい。実施例 71・1−ビス(3−メチ
ル−5−第3ブチル−2ーオキシフエニル)一3一(n
−オクチルチオ)−nーブタン実施例1における2・4
ージメチルフェノールの代わりに、2ーメチルー4−第
3ブチルフェノールを用いると、同様な方法で粘性のあ
る油状の1・1ービス(3−メチル−5−第3ブチルー
2ーオキシフエニル)一3一(n−オクチルチオ)−n
−ブタン(安定餅肌o.7)が得られ、該物質はカラム
クロマトグラフィーの操作により副生物が存在しない。
元素分析は示された構造式と一致している。
実施例 81・1ービス(3ーェチルー5一第3プチル
−2−オキシーフエニル)一3一(nードデシルチオ)
−nープタン実施例1における2・4−ジメチルフェノ
ールの代わりに2−エチル−4−第3ブチルフェノ−ル
を用いると、同様な方法で粘性のある油状の1・1−ビ
ス−(3−エチル−5一第3プチル−2ーオキシフエニ
ル)一3−(nードデシルチオ)−nーブタン(安定剤
No.8)が得られ、該物質はカラムクロマトグラフィ
ーの操作により副生物が存在しない。
−2−オキシーフエニル)一3一(nードデシルチオ)
−nープタン実施例1における2・4−ジメチルフェノ
ールの代わりに2−エチル−4−第3ブチルフェノ−ル
を用いると、同様な方法で粘性のある油状の1・1−ビ
ス−(3−エチル−5一第3プチル−2ーオキシフエニ
ル)一3−(nードデシルチオ)−nーブタン(安定剤
No.8)が得られ、該物質はカラムクロマトグラフィ
ーの操作により副生物が存在しない。
脚 応用例
実施例 9〜13
ポリブタジェンゴムの安定化
2・6−ジー第3ブチル−p−クレゾール0.36%で
予め安定化されたポリブタジェン(ゾルプレン250:
フィリップス社製品)10碇都を表2に示される安定剤
のそれぞれ0.1部とブラベンダープラストグラフ中で
、30分間、150℃、6比.p.m.で練り合わせる
。
予め安定化されたポリブタジェン(ゾルプレン250:
フィリップス社製品)10碇都を表2に示される安定剤
のそれぞれ0.1部とブラベンダープラストグラフ中で
、30分間、150℃、6比.p.m.で練り合わせる
。
この間混練に対する抵抗をトルクの形で連続的に記録す
る。上記トルクにおいて、最初に始まる橋かけと続いて
起こる劣化のために極水値が現われる。安定剤の効果は
、トルクの極大値が減少することによって表わされる。
プラベンダ−処理の後で測定されるゲル含量は、混入さ
れる安定剤の保護作用の別の判定基準として考慮されて
いる。
る。上記トルクにおいて、最初に始まる橋かけと続いて
起こる劣化のために極水値が現われる。安定剤の効果は
、トルクの極大値が減少することによって表わされる。
プラベンダ−処理の後で測定されるゲル含量は、混入さ
れる安定剤の保護作用の別の判定基準として考慮されて
いる。
この目的のために試料1夕を室温でトルェン100泌中
に一昼夜溶解する。核溶液をガラスウールで炉過し、保
持されるゲル粒子を少量のトルェンで洗い、そして炉液
を蒸発乾固し、そしてさらに恒量になるまで乾燥する。
試料のゲル含量は、次式から得られる:ゲル含量(%)
=主;Xloo E=試験試料の総重量 A=溶解部分の重量 実施例9〜11では公知の安定剤が比較のため使用され
た。
に一昼夜溶解する。核溶液をガラスウールで炉過し、保
持されるゲル粒子を少量のトルェンで洗い、そして炉液
を蒸発乾固し、そしてさらに恒量になるまで乾燥する。
試料のゲル含量は、次式から得られる:ゲル含量(%)
=主;Xloo E=試験試料の総重量 A=溶解部分の重量 実施例9〜11では公知の安定剤が比較のため使用され
た。
表 2
実施例 14〜16
ポリブタジェソゴムの安定化
2・6ージ−第3ブチルーp−クレゾール0.36%で
予め安定化したポリブタジェン(ソルブレン250:フ
ィリップス社製品)10碇都‘こ.、表3に示された安
定剤の1種0.1部を添加し、10分間、150℃、6
比.p.m.でブラベンダープラストグラフイ中で均一
化する。
予め安定化したポリブタジェン(ソルブレン250:フ
ィリップス社製品)10碇都‘こ.、表3に示された安
定剤の1種0.1部を添加し、10分間、150℃、6
比.p.m.でブラベンダープラストグラフイ中で均一
化する。
上記方法において安定化された混合物を120qoで、
圧搾機中で5分間プレスして10肌の厚さの試験片を作
る。比較するために使用される非安定化ゴムの試験片を
上記と同様な方法で作る。高温の大気中で貯蔵した後で
測定されるムーニー値は、混入する安定剤の保護作用の
別の判定基準として考慮される。
圧搾機中で5分間プレスして10肌の厚さの試験片を作
る。比較するために使用される非安定化ゴムの試験片を
上記と同様な方法で作る。高温の大気中で貯蔵した後で
測定されるムーニー値は、混入する安定剤の保護作用の
別の判定基準として考慮される。
上記目的のため、試験試料をサーキュレーション空気炉
中のアルミニウム支持体上で150℃に保ち、そしてそ
のムーニー値を2畑時間後に測定する(DIN5352
3、ASTMD927‐5汀)。ムーニ‐値は試料を充
填した室内で公.p.m.の回転速度で円筒状板(回転
子)を回転するため加えねばならないトルクとして理解
されている。上記ムーニー値は、回転子が4分間回転し
た後、100℃の温度で読まれる。より高いムーニー値
は、ブラステックの橋かけを、そしてその故に炉中にお
ける老化によって生じる損害を表わしている。表 3 実施例 7 ポリブタジェンゴムの安定化 下記の表4に示された安定剤0.1重量%を40〜5び
○のロールミル中でポリブタジェン〔ソルプレン250
および別の試料としてカリフレツクス2002(シェル
社製)〕に添加した。
中のアルミニウム支持体上で150℃に保ち、そしてそ
のムーニー値を2畑時間後に測定する(DIN5352
3、ASTMD927‐5汀)。ムーニ‐値は試料を充
填した室内で公.p.m.の回転速度で円筒状板(回転
子)を回転するため加えねばならないトルクとして理解
されている。上記ムーニー値は、回転子が4分間回転し
た後、100℃の温度で読まれる。より高いムーニー値
は、ブラステックの橋かけを、そしてその故に炉中にお
ける老化によって生じる損害を表わしている。表 3 実施例 7 ポリブタジェンゴムの安定化 下記の表4に示された安定剤0.1重量%を40〜5び
○のロールミル中でポリブタジェン〔ソルプレン250
および別の試料としてカリフレツクス2002(シェル
社製)〕に添加した。
次に混合物をプレス内で8ぴ0にて2■ご間プレスして
1仇廠厚の試験片にした。ムーニ−値が10ポイントよ
り大に増大する時間(時)を保護作用の基準にする。
1仇廠厚の試験片にした。ムーニ−値が10ポイントよ
り大に増大する時間(時)を保護作用の基準にする。
時間が長いほど効果が良い。 このために、試験片を循
環空気炉内のアルミニウム支持体上、150℃にて老化
させる。実施例14〜16に記載された手順に従って、
素材の25夕を時々測定し、そして実施例9〜13に記
載したようにしてゲル含量を決定する。試験データを下
記表4に示す。
環空気炉内のアルミニウム支持体上、150℃にて老化
させる。実施例14〜16に記載された手順に従って、
素材の25夕を時々測定し、そして実施例9〜13に記
載したようにしてゲル含量を決定する。試験データを下
記表4に示す。
表 4
次式:
で表わされる化合物
表からR,基が直鎖アルキル基である化合物はその安定
化効果において、R,基が分岐鎖アルキル基である化合
物に比較して優れていることが判る。
化効果において、R,基が分岐鎖アルキル基である化合
物に比較して優れていることが判る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次式II: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、 R_1は炭素原子1〜18を有し、そしてα位において
枝分れしていないアルキル基を表わし、R_2は炭素原
子1〜8を有する直鎖もしくは枝分れ鎖アルキル基また
は水素原子を表わす。 )で表わされるフエノールを、酸性触媒の存在下に次式
III:▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、 R_3及びR_5は互いに無関係に水素原子または炭素
原子1〜6を有するアルキル基を表わし、そしてR_4
は炭素原子1〜20を有する直鎖または枝分れ鎖アルキ
ル基を表わし、その際炭素鎖は硫黄原子で中断されても
よい。 )で表わされるチアーアルデヒドと反応させることを特
徴とする次の一般式I:▲数式、化学式、表等がありま
す▼ (式中、R_1、R_2、R_3、R_4及びR_5は
上記で定義したのと同じ意味を有す。 )で表わされる硫黄含有アルキリデン−ビスフエノール
の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CH1257374 | 1974-09-16 | ||
CH12573/74 | 1974-09-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59172462A JPS59172462A (ja) | 1984-09-29 |
JPS6011027B2 true JPS6011027B2 (ja) | 1985-03-22 |
Family
ID=4384289
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50112032A Expired JPS5946262B2 (ja) | 1974-09-16 | 1975-09-16 | 安定化エラストマ−組成物 |
JP59029453A Expired JPS6011027B2 (ja) | 1974-09-16 | 1984-02-18 | 硫黄含有アルキリデン―ビスクエノールの製造方法 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50112032A Expired JPS5946262B2 (ja) | 1974-09-16 | 1975-09-16 | 安定化エラストマ−組成物 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JPS5946262B2 (ja) |
AU (1) | AU8479575A (ja) |
BE (1) | BE833406A (ja) |
BR (1) | BR7505912A (ja) |
CA (1) | CA1072122A (ja) |
DE (1) | DE2540432C2 (ja) |
ES (1) | ES440962A1 (ja) |
FR (1) | FR2284593A1 (ja) |
GB (1) | GB1457089A (ja) |
NL (1) | NL7510346A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0434316A (ja) * | 1990-05-30 | 1992-02-05 | Osaka Gas Co Ltd | 流量計 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4721814A (en) * | 1986-01-23 | 1988-01-26 | Ciba-Geigy Corporation | Mercaptan-containing polyphenols |
EP3533786A1 (en) * | 2018-03-02 | 2019-09-04 | Givaudan SA | Thioether precursors for fragrant ketones and aldehydes |
GB201803410D0 (en) * | 2018-03-02 | 2018-04-18 | Givaudan Sa | Improvements in or relating to organic compounds |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3699152A (en) * | 1969-12-10 | 1972-10-17 | Carlisle Chemical Works | Sulfur containing esters of substituted hydroxyphenyl-alkanoic acids |
-
1975
- 1975-09-02 NL NL7510346A patent/NL7510346A/xx not_active Application Discontinuation
- 1975-09-11 DE DE2540432A patent/DE2540432C2/de not_active Expired
- 1975-09-12 AU AU84795/75A patent/AU8479575A/en not_active Expired
- 1975-09-12 CA CA235,337A patent/CA1072122A/en not_active Expired
- 1975-09-15 FR FR7528185A patent/FR2284593A1/fr active Granted
- 1975-09-15 ES ES75440962A patent/ES440962A1/es not_active Expired
- 1975-09-15 GB GB3777475A patent/GB1457089A/en not_active Expired
- 1975-09-15 BR BR7505912*A patent/BR7505912A/pt unknown
- 1975-09-15 BE BE160031A patent/BE833406A/xx not_active IP Right Cessation
- 1975-09-16 JP JP50112032A patent/JPS5946262B2/ja not_active Expired
-
1984
- 1984-02-18 JP JP59029453A patent/JPS6011027B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0434316A (ja) * | 1990-05-30 | 1992-02-05 | Osaka Gas Co Ltd | 流量計 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59172462A (ja) | 1984-09-29 |
DE2540432A1 (de) | 1976-04-01 |
NL7510346A (nl) | 1976-03-18 |
CA1072122A (en) | 1980-02-19 |
FR2284593A1 (fr) | 1976-04-09 |
GB1457089A (en) | 1976-12-01 |
JPS5155345A (ja) | 1976-05-15 |
JPS5946262B2 (ja) | 1984-11-12 |
AU8479575A (en) | 1977-03-17 |
ES440962A1 (es) | 1977-03-16 |
DE2540432C2 (de) | 1986-07-03 |
BR7505912A (pt) | 1976-08-03 |
BE833406A (fr) | 1976-03-15 |
FR2284593B1 (ja) | 1978-04-07 |
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