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JPS5953523A - 合成樹脂用難燃剤 - Google Patents

合成樹脂用難燃剤

Info

Publication number
JPS5953523A
JPS5953523A JP16381882A JP16381882A JPS5953523A JP S5953523 A JPS5953523 A JP S5953523A JP 16381882 A JP16381882 A JP 16381882A JP 16381882 A JP16381882 A JP 16381882A JP S5953523 A JPS5953523 A JP S5953523A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flame
flame retardant
halogenated
monoglycidyl ether
bis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16381882A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6218572B2 (ja
Inventor
Takeshi Yoshioka
吉岡 斌
Akira Toko
都甲 明
Tetsuro Tomita
富田 哲朗
Naoji Takeda
直滋 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority to JP16381882A priority Critical patent/JPS5953523A/ja
Publication of JPS5953523A publication Critical patent/JPS5953523A/ja
Publication of JPS6218572B2 publication Critical patent/JPS6218572B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Fireproofing Substances (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は合成樹脂を難燃化させるための難燃剤に関し、
詳しくは一般式 (式中又はハロゲン原子を示し、mは1〜2、nは1〜
2の整数。11,は炭素数1〜4のアルキリデン基、ま
たはアルキレン基を示す。) であらわされるハロゲン化ジヒドロキシ化合物IA)と 一般゛式 (式中X はハロゲン原子を示し、lは1〜3の整数。
M:iHまたは炭素数1〜4のアルキル基を示す。) であらわされるハロゲン化モノグリシジルエーテル(B
)とを、 A1モルに対して、B】〜3モルの割合で反応させた分
子量700〜1400の合成樹脂用難燃剤に関するもの
である。
その目的とするところは、従来公知の合成樹脂用難燃剤
に見られる熱的に安定な難燃剤は難燃効果が小さく、難
燃効果が大きい難燃剤は熱的に不安定であったり、たと
え熱的に安定であっても製品を着色したり悪臭をつけた
りする離燃剤が多いのに対し、熱的に安定で耐熱性が優
れ、悪臭、着色性がなく、少量の添加で難燃効果が大き
な優れた合成樹脂用難燃剤の開発にある。
石油化学の著しい発展により、これから誘導される合成
樹脂の生産量は膨大なものとなってきたが、合成樹脂は
その優れた特性を巧みに利用することにより広い範囲に
使用され、今後もますますその用途は広められようとし
ているが、合成樹脂は燃え易いという欠点のため厳しい
規制がなされる様になってきた。本明細書記載のUL規
格もその1つである。ULとは米国アンダーライタース
・ラボラトリーズ・インコーポレーテツドという公衆安
全機関であり、その第94号にプラスチック材料の燃焼
性規格(UL−94)がある。同規格に定められた難燃
性の評価は、難燃性の程度に応じ94V−0、94V−
1,!)4V−2、94HBノ順で格付けされている。
試験方法は、所定寸法の試験片を5片用意、該試験片の
上端をクランプで止めて試験片を垂直にセットし、下端
に所定の長さのバーナー炎を10秒間あててはなし、試
験片の燃焼時間を測定する。消火したら直ちに再び10
秒間炎をあててはなし、燃焼時間を測定する。5片の試
験の燃焼時間の合計をTとし、最大値をMとすると、T
が50秒以下、Mが10秒以下で、クランプまで燃えず
、炎のついた溶融物が落下し所定の木綿に着火しなけれ
ばUL94V−O oTが250秒以F%Mが30秒以
下で、その他はV−0と同様な条件を満せばUL94V
−1 oT及びMがv−1と同様な条件で炎のついた溶
融物が落下し木綿に着火すればUL94V−2oV−Q
,V−iV−2に不合格なものは水平燃焼試験を行ない
、所定の標線前で消火すれぼUL−94HBと評価する
。世の中の動向として難燃性に対する要求は年毎に厳し
くなり、現時点に於いては大半のものがUL94V−0
を要求するようになってきた。これに対し合成樹脂の難
燃化は、ハロゲン化合物、リン化合物、窒素化合物ある
いは金属酸化物などの組合せによる相乗効果によりなさ
れてきたが、合成樹脂に難燃剤を添加すれば維燃性は向
上するが、逆に耐熱性、機械的性質あるいは電気的性質
などの諸特性が低下するのが必定であった。そのため、
これらの物性の低下を極力抑えた難燃化が強く要求され
る様になってきた。
従来より難燃効果が最も大きく、難燃剤成分として必須
とされるハロゲン化合物の加良は種々行なわれてきた。
たとえば(Fb公昭47 −44537号公+1& ″
cは、式(式中RはH又は低級アルキル法) で表わされる化合物が、また14F開昭53 −5(3
290号公報では、式 で表わされる化LF ’F’;t カ、i fC ’l
’?f l.Ii1:lfi 5(i − 1 1.8
414 −>y・冫会報では、テ( 硬式中Z id. −OJ{20H−i fi i,i
: ハr−1 ケリ、Xはハロヶ゛ン、RはHまたは炭
化水素基、Y ,’i’&i Hマfc. i:D[I
3、’r、゛Σ′はーOH20H20−などラで表わさ
れる化合物が提案されている。
これらの難燃性化合物はいずれも多数の芳香環を有する
為に熱的にかなり安定なものであつしかしながら、これ
らの難燃成化合物は、れもある種の合成樹脂に対しては
有効な難燃示したが、他の合成樹脂に対しては難燃効果
さく不満足なものであった。即ちポリエステ脂の様な自
己昇華性の合成樹脂に、これら性化合物を20重量%と
三酸化アンチモンを5%添加したものは、d1l几−9
4V−(.1の難燃性を示が、ポリスチレン樹脂の様な
可燃性の合成樹はUL−94V−2Lか達成することが
できなかつポリスチレン樹脂をJL−94 V − O
K −1’ b K rt−.L Ni量の難燃性化合
物を添加する必要があるが、他の特性、例えば機械的特
性等が大巾に低下危険性がある。
本究明者らは、合成樹脂が優れた機械的特電気的特性、
耐熱性、耐水性、耐薬品性、成〉工性などを有するにも
拘らず、優れた難燃′無い為にその発展性が著しく阻害
されている着目し、従来公知の難燃剤の諸欠点を除く方
つき鋭意研究の結果、本発明を完成するに至ものである
即ら本発明の利点は、従来公知の難燃剤に比べ、ハロゲ
ン化合物を原料として多用しているために得られた難燃
剤のハロゲン含有量が多く、このため難燃化した合成樹
枝に少量添加するだけで難燃化でき、しかも添加量が少
ないので機械的特性の低下など他の特性に及ぼす影響も
殆どないことである。
本発明のもう1つの利点は、本発明になる新しい難燃剤
がその分子構造中に芳香環を多数含んでいるため、熱分
解温度が高く、熱的に安定で、合成樹脂に添加しても耐
熱性を低下させるなでの悪影響を及ぼさないことである
。また分解温度が高いために変色も悪臭も殆んどないこ
とである。
本発明は、一般式 (式中Xはハロゲン原子を示し、mは1〜2、nは1〜
2の整数。R1は炭素数1〜4のアルキリデン基または
アルキレン基を示す。) であらわされるハロゲン化ジヒドロキシ化合物(A)と
一般式 (式中Xはハロゲン原子を示し、lは1〜3の整数。R
2はHまたは炭素数1〜4のアルキル基を示す。) であらわされるハロゲン化モノグリシジルエーテル(B
)とを、 A1モルに対して、B1〜3モルの割合で反応させた分
子量700〜1400の合成樹脂用難燃剤に関するもの
である。
本発明に係る難燃剤は、後述の実験例で具体的に示され
るが、思想的には下記の一般式で表わすことができる。
すなわち (式中Xはハロゲン原子を示し、lは1〜3、、mは1
〜2、nは1〜2の整数。Rlは炭素数1〜4のアルキ
リデン基またはアルキレン基を示し、R2はHまたは炭
素数1−4のアルキル基を示す。)本発明におけるハロ
ゲン化ジヒドロキシ化合物とハロゲン化モノグリシジル
エーテルとの反応の割合は、理想的には前者1モルに対
して後者2モルであり、この場合が最も難燃効果が大き
く耐熱性も高かった。これは前者の分子構成をなすOH
基完全に処理され、熱的安定性が高まったためであると
考えられる。しかしながら実用的には前者1モルに対し
て後者1〜3モルの割合で仕込み反応したものでも、従
来公知の難燃剤に比較しかなり優れたものであった。1
モルより少ないと熱安定性が悪く、異臭、変色があり、
3モルより多いと耐燃性が低下した。
本発明におけるジヒドロキシ化合物とグリシジルエーテ
ルとを反応させる方法としては、特公昭=18 − 6
639号公報にも記載があるが、この方法は低分子量の
ジグリシジルエーテルをジヒドロキシ化合物1モルに2
モル反応させて高分子量のジグリシジルエーテルを作る
というものであり、生成物は更に反応できる反応活性基
を有している。本発明における方法はジグリシジルエー
テルではなく、モノグリシジルエーテルをジヒドロキシ
化合物1モルに2モル反応させた低分子量化合物であり
、この化合物は反応活性基をもはや有していない。
勿論特公昭48 −6639号公報の発明の詳細な説明
の中で、グリシジルエーテルとしてモノグリシジルエー
テルを使用してもよいとされているが、その目的は反応
停止剤又は反応調整剤としての副原料としてであり、実
施例においてもその添加量は全体のわずか5%以下でし
かない。もしも多量に使用すれば高分子量化の目的が達
せられたからであり、本発明の様にモノグリシジルエー
テルのみでは特公昭−48 − 6639号公報に記載
のある発明は成立しない。
本発明における一般式 で表わされるハロゲン化ジヒドロキシ化合物の例として
は、たとえばビス(4−ヒドロキシ−2−ブロムフエニ
ル)メタン、ビス(4−ヒドロキシ−3−ブロムフェニ
ル)メタン、ビス(4−ヒドロキシ−3−クロロフエニ
ル)メタン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロム
フェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジ
クロロフェニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキ
シ−3−クロロフエニル)エタン、1,l−ビス(4−
ヒドロキシ−3−ブロムフエニル)エタン、1.l−ビ
ス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフエニル)エタ
ン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロム
フェニル)エタン、1.2−ビス(4−ヒドロキシ−3
−クロロフェニル)エタン、1,2−ビス(4−ヒドロ
キシ−3−ブロムフェニル)エタン、1,2−ビス(4
−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフエニル)エタン、1
,2−ビス(4−ヒドロキシ−3 ,5−ジブロムフェ
ニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−2−ブ
ロムフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シ−3−クロロフエニル)プロパン、2,2−ビス(4
−ヒドロキシ.3−ブロムフエニル)プロパン、2,2
−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニ)プ
ロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブ
ロムフエニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキ
シ−3−クロロフェニル)ブタン、1,1−ビス(4−
ヒドロキシ−3−ブロムフェニル)ブタン、1,1−ビ
ス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)ブタ
ン、1,l.−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロ
ムフェニル)ブタンなどが挙げられる。
本発明における一般式 で表わされるハロゲン化モノグリシジルエーテルの例と
しては、たとえば モノクロロフェニルモノグリシジルエーテル、ジクロロ
フェニルモノグリシジルエーテル、トリクロロフェニル
モノグリシジルエーテル、モノブロムフェニルモノグリ
シジルエーテル、ジブロムフェニルモノグリシジルエー
テル、トリブロムフェニルモノグリシジルエーテル、モ
ノクロロクレジルモノグリシジルエーテル、ジクロロク
レジルモノグリシジルエーテル、モノブロムクレジルモ
ノグリシジルエーテル、ジブロムクレジルモノグリシジ
ルエーテル、などが挙げられる。
本発明におけるハロゲン化ジヒドロキシ化合物とハロゲ
ン化モノグリシジルエーテルとの反応の方法は、両者を
反応器に仕込んんだあと触媒を添加し、40℃〜120
℃の温度で1時間〜8時間攪拌する事によって行なわれ
るが特に規定するものではない。触媒としてはアミン系
のもの、たとえばエチルアミン、ジメチルアミン、ジエ
チルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ト
リエタノールアミン、ジエチレントリアミン、トリエチ
レンテトラミン、ジエチルアミノプロピルアミン、ベン
ジルジメチルアミン、トリス(ジメチルアミノメチル)
フェノール、メタフェニレンジアミン、ジzミノジフェ
ニルメタン、ジアミノジフェニルスルホン、ジシアンジ
アミド、三ふっ化ほう素・モノエチルアミン、メタンジ
アミン、キシレンジアミン、エチルメチルイミダゾール
、1,8−ジアザ−ビシクロ−(5,4,0)ウンデセ
ン−7などが挙げられる。
本発明になる難燃剤を適用し得る合成樹脂類としては、
ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン
樹脂、スチレン・ビタジエン共重合体、スチレン・ブタ
ジエン・アクリロニトリル共重合体、ポリ塩化ビニル樹
脂、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリメタアクリル
酸樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリブテン樹脂、ポリア
ミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂
、飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹
脂、ポリウレタン樹脂、アルキッド樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂、メラミン樹脂、ユリヤ樹脂、ジアリルフタ
レート樹脂、ポリブタジエン樹脂などの合成樹脂類であ
るが、更には酢酸セルローズ等の天然樹脂にも、アクリ
ロニトリル・ブタジエンラバー等の通性体の難燃化剤と
しても使用可能である。本発明になる難燃剤の難燃効果
は著しく大きく、ポリエステル樹脂の様な自己消火性の
合成樹脂あるいはポリスチレン樹脂の様な可燃性の成樹
脂に、本発明になる難燃剤を20重量%と三酸化アンチ
モンを5重量%添加したものは、いずれもUL−94・
V−0の難燃性を示し、しかも他の特性、例えば機械的
特性等の低下は全くなかった。
本発明になる難燃剤と合成樹脂類との混合方法は、たと
えば成形前では、合成樹脂粉末に本発明になる難燃剤を
粉末混合法、ロール混練法、バンバリー混練法、押出混
練法などにより混合する乾式混合、あるいは合成樹脂の
溶融物又は溶解液に本発明になる難燃剤を溶剤に溶解し
た溶液で混合する湿式混合、いずれの方法でもよく、ま
た成形後では、本発明になる難燃剤を溶剤に溶解した溶
液に成形品を浸漬するか又は該溶液を成形品に塗布する
ことにより成形品の表面に難燃剤を含有させるなどの方
法でもよい。
本発明の難燃剤を使用するに当り、他の公知の難燃剤、
例えば窒素系化合物、燐系化合物、ハロゲン系化合物を
併用してもよく、また必要に応じて酸化アンチモン、酸
化モリブデン、酸化スズの様な難燃助剤として従来から
使用されている化合物を併用することもできる。また、
本発明の難燃剤を使用した樹脂組成物には、さらに必要
に応じて公知の可塑剤、硬化剤、硬化促進剤、表面処理
剤、界面活性剤、保護コロイド、熱安定剤、光安定剤、
着色剤、充填材、滑剤等の添加物を添加することができ
る。
以下実験例にて本発明を説明する。
実験例1 2,2−ビス(4−ヒドロキシ−(3,5−ジブロムフ
エニル)プロパン1 .0モルと、触媒としての1,8
−ジアザ−ビシクロ−(5 ,4 r O)ウンデセン
−75.44gを攪拌器、冷却管、温度計、滴下漏斗を
つけた2l四つ口フラスコに入れ、これに200mgの
トルエンを加えて攪拌し懸濁液を作った。
次にジブロムクレジルモノグリシジルエーテル2.2モ
ルを200 ml!のトルエンに溶解したものを、滴下
漏斗を用いて40℃で1時間を要して徐々に加えた。滴
下終了後100℃に達するまで1時間をかけて徐々に温
度を上昇しながら攪拌を続け、その後更に100℃で3
時間反応を行なった。反応終了後500mlの沸騰水で
5回にわたり先滌を繰返し、粘度(20℃)16ポイズ
、平均分子量1050の褐色透明難燃剤溶液1100g
を得た。
第1表に示す様な各種合成樹脂に、本発明になる難燃剤
及び第1表に示す様な各種難燃剤を20重量%および三
酸化アンチモン5重量%を配合した組成物を作り、成形
後試験したところ、第1表に示すような結果を得た。
Ai2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロム
フエニル)プロパン。
B;ジブロムクレジルモノグリシジルエーテル。
C:テトラブロムビフエニルエーテル。
耐燃性・・・・・・UL−94による(V−Qが最も良
い)。
熱安定性・・・・・・230℃で加熱して分解しないも
のが○、分解するものが×。
変色・異臭・・・分解ガスによる変色、異臭の有無。
第1表に示す様に、本発明になる難燃剤は、多釉類の合
成樹脂の耐燃性をUL−94V−Qになしうる優れた難
燃剤である。しかも本発明になる難燃剤は熱安定性が優
れ、変色、異臭もないものであった。
これに対し難燃剤Aは、難燃効果は優れるものの、熱安
定性が悪く、変色をおこし、異臭を発するものであった
。また難燃剤B及びCは、適用樹脂によっては難燃効果
が期待できるものもあるが、多くの樹脂には余り効果が
なかった。
この様に本発明になる難燃剤は多種類の合成樹脂に適用
可能な優れた難燃剤である。
実験例2 実験例1に於いて、ジブロムクレジルモノグリシジルエ
ーテル2.2モルを、ジブロムフエニルモノグリシジル
エーテル0.5〜3.5モルに変えた他は全て同様な方
法で反応し、合成樹脂との配合も、試験も、全く同様に
行ない、第2表に示す結果を得た。
第2表に示す様に、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3
,5−ジブロムフェニル)プロパンに対するジブロムフ
エニルモノグリシジルエーテルの仕込量が少ない場合、
熱安定性が悪く、変色をおこし、異臭を発する)。
一方、逆に仕込量が多い場合、UL−94・V−Qの耐
燃性を附与できる合成樹脂の適用範囲が制限される。本
発明における好ましい反応仕込割合は、2,2−ビス(
4−ヒドロキシ−3,5−ジブロムフエニル)プロパン
1モルに対し、ジブロムフエニルモノグリシジルエーテ
ル1.5〜2.5モルであるが、実用上は1.0〜3.
0モルでも使用できる。
以上の実験列で明らかな様に、本発明になる合成樹脂用
難燃剤は、多種類の合成樹脂に優れた耐燃性を附与する
と共に、熱的にも安定で、変色・異臭の恐れもない優れ
た難燃剤である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 (式中Xはハロゲン原子を示し、mは1〜2、nは1〜
    2の整数。R1は炭素数1〜4のアルキリデン基または
    アルキレン基を示す。) であらわされるハロゲン化ジヒドロキシ化合物(A)と
    一般式 (式中又はハロゲン原子を示し、lは1〜3の整数。R
    2はHまたは炭素数l〜4のアルキル基を示す。) であらわされるハロゲン化モノグリシジルエーテル(B
    )とを、 A1モルに対して、Bl〜3モルの割合で反応させた分
    子+17oo〜1400の合成樹脂用離燃剤。
JP16381882A 1982-09-22 1982-09-22 合成樹脂用難燃剤 Granted JPS5953523A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5216130A (en) * 1975-07-29 1977-02-07 Sharp Corp Color tv receiver circuit
JPS6158306A (ja) * 1984-08-29 1986-03-25 Origin Electric Co Ltd トランジスタの並列接続回路

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