JPS595148B2 - シンキナイソインドリンユウドウタイガンリヨウノセイホウ - Google Patents
シンキナイソインドリンユウドウタイガンリヨウノセイホウInfo
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- JPS595148B2 JPS595148B2 JP15638475A JP15638475A JPS595148B2 JP S595148 B2 JPS595148 B2 JP S595148B2 JP 15638475 A JP15638475 A JP 15638475A JP 15638475 A JP15638475 A JP 15638475A JP S595148 B2 JPS595148 B2 JP S595148B2
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- Japan
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- pigment
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- infrared absorption
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は一般式
300H0
11N11
/C\/\C\
B、c/c′′ψ(O/゛
3511((
で示される対称型又は非対称型の新規なイソインドリン
誘導体顔料の製法に関する。
誘導体顔料の製法に関する。
前記一般式に於いて、AはO−フエニレン基又は2・3
−ナフタレン基を、Bはハロゲン原子を4個まで置換し
てもよいO−フエニレン基、2・3−ナフタレン基又は
1・8−ナフタレン基より選らばれる基を意味する。本
発明者等は、文献上公知ではあるがその一部が医薬用と
して使用されているにすぎなかつたインダンジオン系化
合物を構成成分とする顔料について研究したところ、該
化合物とイソインドレニン誘導体とから耐光性、耐候性
にすぐれる顔料が得られることを見い出し本発明に到つ
た。
−ナフタレン基を、Bはハロゲン原子を4個まで置換し
てもよいO−フエニレン基、2・3−ナフタレン基又は
1・8−ナフタレン基より選らばれる基を意味する。本
発明者等は、文献上公知ではあるがその一部が医薬用と
して使用されているにすぎなかつたインダンジオン系化
合物を構成成分とする顔料について研究したところ、該
化合物とイソインドレニン誘導体とから耐光性、耐候性
にすぐれる顔料が得られることを見い出し本発明に到つ
た。
本発明のイソインドリン誘導体顔料を得る方法は、イソ
インドレニン誘導体とインダンジオン系化合物とを不活
性溶剤中で縮合せしめることにより達成される。
インドレニン誘導体とインダンジオン系化合物とを不活
性溶剤中で縮合せしめることにより達成される。
本発明において使用するイソインドレニン誘導体は、一
般式〔式中、AはO−フエニレン基又は2・3−ナフタ
レン基を、R1はアミノ基又はハロゲン原子を表わし、
R2とR3は低級アルコキシ基又はハロゲン原子を表わ
すほか両者がいつしよになつてイミノ基を表わす。
般式〔式中、AはO−フエニレン基又は2・3−ナフタ
レン基を、R1はアミノ基又はハロゲン原子を表わし、
R2とR3は低級アルコキシ基又はハロゲン原子を表わ
すほか両者がいつしよになつてイミノ基を表わす。
〕で示された如く1一位および3一位に容易に置換でき
る基を有するイソインドレニン誘導体及び該誘導体の塩
酸、硫酸などの酸付加塩である。
る基を有するイソインドレニン誘導体及び該誘導体の塩
酸、硫酸などの酸付加塩である。
前記一般式に示された誘導体のうち、1−アミノ−3−
イミノ−置換体(ジイミノ−インインドリン型の互変異
性体を含む)及びその酸付加塩1・3・3−トリクロル
置換体、1−アミノ−3・3−ジメトキシ置換体或いは
1−アミノ−3・3−ジエトキシ置換体の如きイソイン
ドレニン誘導体は廉価で工業生産上も有利である。これ
らの置換体はフタルイミド、2・3−ナフタルイミド、
フタル酸無水物、2・3−ナフタル酸無水物、O−フタ
ロジニトリルなどから既知方法により製造することがで
き、その方法の幾つかを示すと、(1)イミド類、尿素
、硝酸アンモン、モリブデンアンモンをニトロベンゼン
中で加熱し、1−アミノ−3−イミノ−置換体を得る、
(2)ジニトリル類をアルカリ金属アルコラードの存在
下に無水アルコール中で処理して1−アミノ−3・3−
ジ低級アルコキシ置換体を得る、(3)イミド類を五塩
化リンで反応させて、1・3・3−トリクロル置換体を
得る。
イミノ−置換体(ジイミノ−インインドリン型の互変異
性体を含む)及びその酸付加塩1・3・3−トリクロル
置換体、1−アミノ−3・3−ジメトキシ置換体或いは
1−アミノ−3・3−ジエトキシ置換体の如きイソイン
ドレニン誘導体は廉価で工業生産上も有利である。これ
らの置換体はフタルイミド、2・3−ナフタルイミド、
フタル酸無水物、2・3−ナフタル酸無水物、O−フタ
ロジニトリルなどから既知方法により製造することがで
き、その方法の幾つかを示すと、(1)イミド類、尿素
、硝酸アンモン、モリブデンアンモンをニトロベンゼン
中で加熱し、1−アミノ−3−イミノ−置換体を得る、
(2)ジニトリル類をアルカリ金属アルコラードの存在
下に無水アルコール中で処理して1−アミノ−3・3−
ジ低級アルコキシ置換体を得る、(3)イミド類を五塩
化リンで反応させて、1・3・3−トリクロル置換体を
得る。
(4)トリクロル置換体にアンモニア或いはアルカリ金
属アルコラードを反応させて1−アミノ−3−イミノ置
換体又は1−アミノ−3・3−ジ低級アルコキシ置換体
を得る、などが挙げられる。このようなイソインドレニ
ン誘導体と縮合して新規なイソインドリン誘導体顔料を
形成する化合物は、一般式〔式中、Bはハロゲン原子を
4個まで置換してもよぃO−フエニレン基、2・3−ナ
フタレン基又は1・8−ナフタレン基を表わす。
属アルコラードを反応させて1−アミノ−3−イミノ置
換体又は1−アミノ−3・3−ジ低級アルコキシ置換体
を得る、などが挙げられる。このようなイソインドレニ
ン誘導体と縮合して新規なイソインドリン誘導体顔料を
形成する化合物は、一般式〔式中、Bはハロゲン原子を
4個まで置換してもよぃO−フエニレン基、2・3−ナ
フタレン基又は1・8−ナフタレン基を表わす。
〕で示される文献上公知のインダンジオン系化合物であ
る。
る。
具体的には、1・3−インダンジオン、5・6−ペンソ
ー1・3−インダンジオン、ペリナフトインダンジオン
一1・3の無置換型インダンジオン化合物のほか、塩素
、臭素、フツ素のハロゲン原子を1乃至4個置換した各
種のハロゲン置換インダンジオン−1・3が含まれる。
本発明において、前記の2成分を構成成分としたイソイ
ンドリン誘導体顔料はイソインドレニン誘導体1モル比
に対し、インダンジオン系化合物2モル比を不活性溶剤
中、室温〜230℃好適には60〜200℃で縮合する
ことにより容易に得られる。
ー1・3−インダンジオン、ペリナフトインダンジオン
一1・3の無置換型インダンジオン化合物のほか、塩素
、臭素、フツ素のハロゲン原子を1乃至4個置換した各
種のハロゲン置換インダンジオン−1・3が含まれる。
本発明において、前記の2成分を構成成分としたイソイ
ンドリン誘導体顔料はイソインドレニン誘導体1モル比
に対し、インダンジオン系化合物2モル比を不活性溶剤
中、室温〜230℃好適には60〜200℃で縮合する
ことにより容易に得られる。
非対称型の顔料を所望の場合は、イソインドレニン誘導
体とインダンジオン系化合物の等モルを不活性溶剤中で
縮合せしめてモノ一置換中間体を得、ついで他のインダ
ンジオン化合物を加えて更に縮合せしめることにより得
られる。
体とインダンジオン系化合物の等モルを不活性溶剤中で
縮合せしめてモノ一置換中間体を得、ついで他のインダ
ンジオン化合物を加えて更に縮合せしめることにより得
られる。
高純度の非対称型顔料を得るには、モノ一置換中間体の
製造は60℃以下の温度で行ない、更に生成した該中間
体も単離してから他のインダンジオン化合物と60〜2
00℃で縮合せしめることが望ましい。このような縮合
反応で用いる不活性溶剤としては、メタノール、エタノ
ール、プロパノール、ブタノール、エチレングリコール
等のアルコール類、トルエン、キシレン、モノクロルベ
ンゼン、ジクロルベィゼン、トリクロルベンゼン、ニト
ロベンゼン等の芳香族系溶剤、グリコールモノエーテル
、ホルムアミド、N−N−ジメチルホルムアミド、N−
メチルピロリドン、ピリジン、キノリン、酢酸等の有機
溶剤のほか一般式(1)のイソインドレニン誘導体が1
・3−ジイミノイソインドリンである場合は水も良好な
溶媒として使用できるが、最適にはN−N−ジメチルホ
ルムアミドである。本発明によつて得られたイソインド
リン誘導体顔料は、対称型乃至非対称型のものが得られ
るので色相が豊富であり、必要により公知の顔料処理を
施してから印刷インキ、塗料、各種繊維の顔料捺染、ゴ
ム、合成樹脂等の着色に使用することができるが、特に
該顔料は耐光性、耐候性に優れるので屋外曝露用の塗料
、インキ、合成樹脂の着色に適している。以下実施例を
示すが特に記載のないかぎり部は重量部を示す。
製造は60℃以下の温度で行ない、更に生成した該中間
体も単離してから他のインダンジオン化合物と60〜2
00℃で縮合せしめることが望ましい。このような縮合
反応で用いる不活性溶剤としては、メタノール、エタノ
ール、プロパノール、ブタノール、エチレングリコール
等のアルコール類、トルエン、キシレン、モノクロルベ
ンゼン、ジクロルベィゼン、トリクロルベンゼン、ニト
ロベンゼン等の芳香族系溶剤、グリコールモノエーテル
、ホルムアミド、N−N−ジメチルホルムアミド、N−
メチルピロリドン、ピリジン、キノリン、酢酸等の有機
溶剤のほか一般式(1)のイソインドレニン誘導体が1
・3−ジイミノイソインドリンである場合は水も良好な
溶媒として使用できるが、最適にはN−N−ジメチルホ
ルムアミドである。本発明によつて得られたイソインド
リン誘導体顔料は、対称型乃至非対称型のものが得られ
るので色相が豊富であり、必要により公知の顔料処理を
施してから印刷インキ、塗料、各種繊維の顔料捺染、ゴ
ム、合成樹脂等の着色に使用することができるが、特に
該顔料は耐光性、耐候性に優れるので屋外曝露用の塗料
、インキ、合成樹脂の着色に適している。以下実施例を
示すが特に記載のないかぎり部は重量部を示す。
実施例 1
90重量%酢酸80部中1・3−ジイミノインインドリ
ン2.9部を室温で完溶させその中に1・3−インダン
ジオン7.3部を投入し徐々に加熱して還流下に2時間
反応させる。
ン2.9部を室温で完溶させその中に1・3−インダン
ジオン7.3部を投入し徐々に加熱して還流下に2時間
反応させる。
次いで室温でP過しメタノール、湯を用いて洗浄する。
乾燥すると構造式である鮮明な黄昧橙色顔料7.1部を
得る。
得る。
このものをN−N−ジメチルホルムアミド(以下、DM
Fと略す)で精製した後、元素分析、マススペクトルお
よび赤外吸スペクトルの測定を行つた。以下にその結果
を示す。尚、図−1にこの顔料の赤外吸収スペクトル図
を示す。元素分析値(C26Hl3O4Nl) ノ マススベクトル親ピーク:403 赤外吸収スペクトル インダンジオンのνc::o:1705c!n−1(W
)、1660礪「1 (S)芳香環:1565cm−1
(S) νN.,H:3280cm−1 (W) 但し、吸収強度は、(S)強い、(M)中程度、(W)
弱いの3段階に分けて表した(以下、同様)。
Fと略す)で精製した後、元素分析、マススペクトルお
よび赤外吸スペクトルの測定を行つた。以下にその結果
を示す。尚、図−1にこの顔料の赤外吸収スペクトル図
を示す。元素分析値(C26Hl3O4Nl) ノ マススベクトル親ピーク:403 赤外吸収スペクトル インダンジオンのνc::o:1705c!n−1(W
)、1660礪「1 (S)芳香環:1565cm−1
(S) νN.,H:3280cm−1 (W) 但し、吸収強度は、(S)強い、(M)中程度、(W)
弱いの3段階に分けて表した(以下、同様)。
この顔料をメラミンアルキツド樹脂とともに練肉し、塗
料としてから塗装板に吹付け、ついで焼付けたところ、
鮮明な黄味橙色に着色された塗装板を得た。この塗装板
にチタン白で調製したアルキツド白色塗料を吹付け、1
60℃で30分焼付けてブリード試験を行なつたところ
、ブリードは生じなかつた。また、サンシヤインウエザ
一0−メーターで300時間曝露した変褪はみら,れず
、この顔料が良好な耐光性を有することが分かつた。
料としてから塗装板に吹付け、ついで焼付けたところ、
鮮明な黄味橙色に着色された塗装板を得た。この塗装板
にチタン白で調製したアルキツド白色塗料を吹付け、1
60℃で30分焼付けてブリード試験を行なつたところ
、ブリードは生じなかつた。また、サンシヤインウエザ
一0−メーターで300時間曝露した変褪はみら,れず
、この顔料が良好な耐光性を有することが分かつた。
実施例 2
(4)メタノール80部中に1・1−ジメトキシ−3−
イミノイソインドリン4部を加えて溶解させる。
イミノイソインドリン4部を加えて溶解させる。
その溶液中に1・3−インダンジオン2.8部を加えて
、20〜25℃で6時間かきまぜる。析出した帯赤黄色
結晶を吸引P過し、メタノールで洗浄後60℃の真空中
で乾燥した。粗生成物の収量は5,2部であり、理論量
のほぼ100%に相当した。(b)上記生成物をN−N
−ジメチルホルムアミド50部中に分散させ、次いで5
・6−ペンソー1・3−インダンジオン4.0部を投入
し、125〜130℃で2時間かきまぜる。
、20〜25℃で6時間かきまぜる。析出した帯赤黄色
結晶を吸引P過し、メタノールで洗浄後60℃の真空中
で乾燥した。粗生成物の収量は5,2部であり、理論量
のほぼ100%に相当した。(b)上記生成物をN−N
−ジメチルホルムアミド50部中に分散させ、次いで5
・6−ペンソー1・3−インダンジオン4.0部を投入
し、125〜130℃で2時間かきまぜる。
室温まで冷却後、吸引]P過しメタノール、湯を用いて
洗浄する。乾燥すると構造式の赤橙色顔料7.3部を得
る。
洗浄する。乾燥すると構造式の赤橙色顔料7.3部を得
る。
このものをDMFで精製した後、元素分析、マススペク
トルおよび赤外吸収スペクトルの測定を行つた。
トルおよび赤外吸収スペクトルの測定を行つた。
その結果を以下に示す。元素分析値( C3OH,5O
4N,) マススペクトル親ピーク:453゜ 赤外吸収スペクトル インダンジオンのνc= o:1703cm−1(M)
、1660c1n−1 (S)芳香環:1560儂−l
(S) この顔料をワニスとともに練肉して印刷インキとしたも
のは良好な印刷特性を有し、紙上に鮮明な赤橙色を有す
る印刷物を与える。
4N,) マススペクトル親ピーク:453゜ 赤外吸収スペクトル インダンジオンのνc= o:1703cm−1(M)
、1660c1n−1 (S)芳香環:1560儂−l
(S) この顔料をワニスとともに練肉して印刷インキとしたも
のは良好な印刷特性を有し、紙上に鮮明な赤橙色を有す
る印刷物を与える。
このものをフエードメータ一で160時間曝露したとこ
ろ、色は変褪していなかつた。実施例 3 フタルイミドに五塩化リンを反応させて得られたl・3
・3−トリクロルイソインドレニン44部の入つたo−
ジクロルベンゼン80部中に、5・6−ペンソーl ・
3 −インダンジオン8.2部およびピリジン2.5
部を投入し、徐々に加熱し、140〜150℃で3時間
かきまぜる。
ろ、色は変褪していなかつた。実施例 3 フタルイミドに五塩化リンを反応させて得られたl・3
・3−トリクロルイソインドレニン44部の入つたo−
ジクロルベンゼン80部中に、5・6−ペンソーl ・
3 −インダンジオン8.2部およびピリジン2.5
部を投入し、徐々に加熱し、140〜150℃で3時間
かきまぜる。
室温まで冷却後沢過し、メタノール、湯を用いて洗浄す
る。乾燥すると構造式である橙色結晶6.8部を得る。
る。乾燥すると構造式である橙色結晶6.8部を得る。
このものをDMFで精製した後、元素分析、マススペク
トルおよび赤外吸収スペクトルの測定を行つた。
トルおよび赤外吸収スペクトルの測定を行つた。
その結果を以下に示す。尚、図−2にこの顔料の赤外吸
収スペクトル図を示す。元素分析値(C34Hl,O4
Nl) マススペクトル親ピーク:503 赤外吸収スペクトル インダンジオンのνo = o:1700cnL−l(
M)、1660(m−1 (S)芳香環:1560cm
−1 (S) この粉末はポリ塩化ビニルを橙色に着色し、160℃、
15分間2本ロールで練肉しても変褪せず、良好な耐熱
性を有していた。
収スペクトル図を示す。元素分析値(C34Hl,O4
Nl) マススペクトル親ピーク:503 赤外吸収スペクトル インダンジオンのνo = o:1700cnL−l(
M)、1660(m−1 (S)芳香環:1560cm
−1 (S) この粉末はポリ塩化ビニルを橙色に着色し、160℃、
15分間2本ロールで練肉しても変褪せず、良好な耐熱
性を有していた。
またこの着色シートにチタン白で着色した白色シートを
重ね、100℃で1時間、100y/Cdの圧力をかけ
てマイグレーシヨン試験を行つたが、マイグレーシヨン
はみられなかつた。更にまた、着色シートをフエードメ
ータ一で200時間曝露したが変褪はみられなかつた。
実施例 4 (aフ エタノール80部中に1・3−ジイミノイソイ
ンドリン2.9部を投入し、室温でかきまぜて溶解させ
る。
重ね、100℃で1時間、100y/Cdの圧力をかけ
てマイグレーシヨン試験を行つたが、マイグレーシヨン
はみられなかつた。更にまた、着色シートをフエードメ
ータ一で200時間曝露したが変褪はみられなかつた。
実施例 4 (aフ エタノール80部中に1・3−ジイミノイソイ
ンドリン2.9部を投入し、室温でかきまぜて溶解させ
る。
次いでl・3−インダンジオン2.9部を投入するとわ
ずかな発熱反応により帯赤黄色結晶になつていく。これ
を室温で5時間かきまぜた後反応を完結させる為に60
℃で30分かきまぜる。室温まで冷却後、吸引濾過し、
メタノールで洗浄し、次いで過剰の1・3−ジイミノイ
ソインドリンを完全に除去するために水洗した。60℃
で真空乾燥して、粗生成)物5.0部を得た。
ずかな発熱反応により帯赤黄色結晶になつていく。これ
を室温で5時間かきまぜた後反応を完結させる為に60
℃で30分かきまぜる。室温まで冷却後、吸引濾過し、
メタノールで洗浄し、次いで過剰の1・3−ジイミノイ
ソインドリンを完全に除去するために水洗した。60℃
で真空乾燥して、粗生成)物5.0部を得た。
(bフ 上記生成物をN−N−ジメチルホルムアミド5
0部中に分散し、次いで4・5゜6・ 7ーテトラクロ
ル一1・ 3 −インダンジオン5.6部を投入し、徐
々に加熱して115〜120℃でl時間かきまぜる。
0部中に分散し、次いで4・5゜6・ 7ーテトラクロ
ル一1・ 3 −インダンジオン5.6部を投入し、徐
々に加熱して115〜120℃でl時間かきまぜる。
室温まで冷却後吸引F過し、メタノール、湯を用いて洗
浄する。乾燥すると構造式である、帯赤黄色顔料7.8
部を得る。
浄する。乾燥すると構造式である、帯赤黄色顔料7.8
部を得る。
このものをDMFで精製した後、元素分析、マススペク
トルおよび赤外吸収スペクトルの測定を行つた。
トルおよび赤外吸収スペクトルの測定を行つた。
その結果を以下に示す。尚、図−3にこの顔料の赤外吸
収スペクトル図を示す。マススペクトル親ピーク:53
9 赤外吸収スペクトル インダンジオンのνc = o:1705cwL−1(
M)、1660cnL−1 (S)芳香環:1560c
7nH(S)、1540儂−” (S)νc − cl
:7 65cm−1 (W)この顔料はポリスチレンを
鮮明な赤味黄色に着色し、このプレートをフエードメー
タ一に500時間曝露したところ変褪はみられなかつた
。
収スペクトル図を示す。マススペクトル親ピーク:53
9 赤外吸収スペクトル インダンジオンのνc = o:1705cwL−1(
M)、1660cnL−1 (S)芳香環:1560c
7nH(S)、1540儂−” (S)νc − cl
:7 65cm−1 (W)この顔料はポリスチレンを
鮮明な赤味黄色に着色し、このプレートをフエードメー
タ一に500時間曝露したところ変褪はみられなかつた
。
以下、実施例4の方法に従つて種々の顔料を合成した。
その結果を表−1にまとめる。実施例 16 5・6−ペンソー1・ 3 ・ 3 −トリクロロイソ
インドレニン5.4部の0−ジクロルベンゼン80部中
に4・5・6・7ーテトラクロル一1・ 3 −インダ
ンジオン14.2部およびピリジン3.0部を投入し1
45〜155℃で2時間かきまぜる。
その結果を表−1にまとめる。実施例 16 5・6−ペンソー1・ 3 ・ 3 −トリクロロイソ
インドレニン5.4部の0−ジクロルベンゼン80部中
に4・5・6・7ーテトラクロル一1・ 3 −インダ
ンジオン14.2部およびピリジン3.0部を投入し1
45〜155℃で2時間かきまぜる。
室温まで冷却後P過しメタノール、湯を用いて洗浄する
。乾燥すると構造式である赤褐色顔料12.5部を得た
。
。乾燥すると構造式である赤褐色顔料12.5部を得た
。
このものをDMFで精製した後、元素分析、マススペク
トルおよび赤外吸収スペクトルの測定を行つた。
トルおよび赤外吸収スペクトルの測定を行つた。
その結果を以下に示す。尚、図−4にこの顔料の赤外吸
収スペクトル図を示す。マススペクトル親ピークリ72
5 赤外吸収スペクトル ニ ィンダンジオンのνc = o:1705cfn−l
(W)、1670cfn−1 (M)芳香環:1565
(Vz−l (S)、1530cm−1(S)νc −
cl:7 80cm−1 (W) 3この顔料をメラミ
ンアルキツド樹脂とともに練肉し、塗料としてから塗装
板に吹付け、ついで焼付けたところ、鮮明な赤褐色に着
色された塗装板を得た。
収スペクトル図を示す。マススペクトル親ピークリ72
5 赤外吸収スペクトル ニ ィンダンジオンのνc = o:1705cfn−l
(W)、1670cfn−1 (M)芳香環:1565
(Vz−l (S)、1530cm−1(S)νc −
cl:7 80cm−1 (W) 3この顔料をメラミ
ンアルキツド樹脂とともに練肉し、塗料としてから塗装
板に吹付け、ついで焼付けたところ、鮮明な赤褐色に着
色された塗装板を得た。
この塗装板にチタン白で調製したアルキ※:ツド白色塗
料を吹付け、160℃で30分焼付けてブリード試験を
行なつたところ、ブリードは生じなかつた。また、サン
シャインウエザ一 O −メーターで500時間曝露し
たが変褪はみられず、この顔料が良好な耐光性を有する
ことが分かつた。
料を吹付け、160℃で30分焼付けてブリード試験を
行なつたところ、ブリードは生じなかつた。また、サン
シャインウエザ一 O −メーターで500時間曝露し
たが変褪はみられず、この顔料が良好な耐光性を有する
ことが分かつた。
実施例 17
無水メタノール80部中、5・6−ペンソー1・1−ジ
メトキシ− 3 −イミノイソインドリン4.8部と5
・6−ペンソー1・ 3 −インダンジオン3.9部を
投入し室温で4〜5時間かきまぜる。
メトキシ− 3 −イミノイソインドリン4.8部と5
・6−ペンソー1・ 3 −インダンジオン3.9部を
投入し室温で4〜5時間かきまぜる。
その後濾過しメタノール、N−N−ジメチルホルムアミ
ドを用いて洗浄する。このウエツトケーキをN −N−
ジメチルホルムアミド80部と氷酢酸20部中に分散し
、次いでペリナフトーインダンジオン一1・ 33.8
部を投入し、115〜125℃で2時間かきまぜる。室
温まで冷却後、沢過し、メタノール、湯を用いて洗浄す
る。乾燥すると構造式である赤褐色顔料8.8部を得た
。
ドを用いて洗浄する。このウエツトケーキをN −N−
ジメチルホルムアミド80部と氷酢酸20部中に分散し
、次いでペリナフトーインダンジオン一1・ 33.8
部を投入し、115〜125℃で2時間かきまぜる。室
温まで冷却後、沢過し、メタノール、湯を用いて洗浄す
る。乾燥すると構造式である赤褐色顔料8.8部を得た
。
このものをDMFで精製した後、元素分析、マススペク
トルおよび赤外吸収スペクトルの測定を行つた。
トルおよび赤外吸収スペクトルの測定を行つた。
その結果を以下に示す。元素分析値(C,8Hl9O4
Nl) マススペクトル親ビーク:553 赤外吸収スペクトル lイ
ンダンジオンのνc=o:1760CTfL−1(W)
、1710C11L−1 (W)、1670c!!l−
1 (M)芳香環:1570CITL−1 (S)、1
550c1n−1(S)この顔料をワニスとともに練肉
して印刷インキ Jとしたものは良好な印刷特性を有し
、紙上に鮮明な赤褐色を有する印刷物を与える。
Nl) マススペクトル親ビーク:553 赤外吸収スペクトル lイ
ンダンジオンのνc=o:1760CTfL−1(W)
、1710C11L−1 (W)、1670c!!l−
1 (M)芳香環:1570CITL−1 (S)、1
550c1n−1(S)この顔料をワニスとともに練肉
して印刷インキ Jとしたものは良好な印刷特性を有し
、紙上に鮮明な赤褐色を有する印刷物を与える。
このものをフエードメータ一で160時間曝露したとこ
ろ、色は変褪していなかつた。実施例18 (a) N−N−ジメチルホルムアミド60部中に5・
6−ペンソー1・3−ジイミノイソインドリン3.9部
を投入し、室温で1時間かきまぜる。
ろ、色は変褪していなかつた。実施例18 (a) N−N−ジメチルホルムアミド60部中に5・
6−ペンソー1・3−ジイミノイソインドリン3.9部
を投入し、室温で1時間かきまぜる。
その後1・3−インダンジオン2.8部を投入し、室温
でさらに5時間かきまぜる。析出した帯赤黄色結晶をf
別し、メタノールで洗浄後、60℃で真空乾燥して粗生
成物6.1部を得た。(5)上記生成物をN−N−ジメ
チルホルムアミド60部中に分散し、次いで5・6−ペ
ンソー1・3−インダンジオン3.9部を投入し、11
5〜120℃で加熱しイ時間30分かきまぜた。室温ま
で冷却後、吸引P過し、メタノール、湯を用いて洗浄す
る。乾燥すると構造式である赤橙色顔料7.6部を得た
。
でさらに5時間かきまぜる。析出した帯赤黄色結晶をf
別し、メタノールで洗浄後、60℃で真空乾燥して粗生
成物6.1部を得た。(5)上記生成物をN−N−ジメ
チルホルムアミド60部中に分散し、次いで5・6−ペ
ンソー1・3−インダンジオン3.9部を投入し、11
5〜120℃で加熱しイ時間30分かきまぜた。室温ま
で冷却後、吸引P過し、メタノール、湯を用いて洗浄す
る。乾燥すると構造式である赤橙色顔料7.6部を得た
。
このものをDMFで精製した後、元素分析、マススペク
トルおよび赤外吸収スペクトルの測定を行つた。
トルおよび赤外吸収スペクトルの測定を行つた。
その結果を以下に示す。尚、図−5にこの顔料の赤外吸
収スペクトル図を示す。元素分析値(C,4Hl,O4
Nl) マススペクトル親ピーク:503 赤外吸収スペクトル インダンジオンのνc=o:1755cm−1(W)1
720crL−1 (M)、1665Cr11−1 (
S)芳香環:1560cm−1 (S)、この粉末はポ
リ塩化ビニルを赤橙色に着色し、160℃、15分間2
本ロールで練肉しても変褪せず、良好な耐熱性を有して
いた。
収スペクトル図を示す。元素分析値(C,4Hl,O4
Nl) マススペクトル親ピーク:503 赤外吸収スペクトル インダンジオンのνc=o:1755cm−1(W)1
720crL−1 (M)、1665Cr11−1 (
S)芳香環:1560cm−1 (S)、この粉末はポ
リ塩化ビニルを赤橙色に着色し、160℃、15分間2
本ロールで練肉しても変褪せず、良好な耐熱性を有して
いた。
またこの着色シートにチタン白で着色した白色シートを
重ね、100℃で1時間、100t/Cdの圧力をかけ
てマイグレーシヨン試験を行つたが、マイグレーシヨン
はみられなかつた。更にまた、着色シートをフエードメ
ータ一で200時間曝露したが変褪はみられなかつた。
以下、実施例18の方法に従つて顔料を合成してみた。
重ね、100℃で1時間、100t/Cdの圧力をかけ
てマイグレーシヨン試験を行つたが、マイグレーシヨン
はみられなかつた。更にまた、着色シートをフエードメ
ータ一で200時間曝露したが変褪はみられなかつた。
以下、実施例18の方法に従つて顔料を合成してみた。
その結果を表−2にまとめる。
図−1〜図−5は実施例1、3、4、
16、
で得られた顔料の赤外吸収スペクトル図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼……………(1)〔
式中、AはO−フェニレン基又は2・3−ナフタレン基
を、R_1はアミノ基又はハロゲン原子を表わし、R_
2とR_3はそれぞれ低級アルコキシ基又はハロゲン原
子を表わすほか両者がいつしよになつてイミノ基を表わ
す。 〕で示されるイソインドレニン誘導体に 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼………………(2)
〔式中、Bはハロゲン原子を4個まで置換してもよいO
−フェニレン基、2・3−ナフタレン基又は1・8−ナ
フタレン基を表わす。 〕で示されるインダンジオン系化合物の1種又は2種を
不活性溶剤で縮合せしめることを特徴とする一般式、▲
数式、化学式、表等があります▼ 〔A、Bは前記に同じ。 〕で示される新規なイソインドリン誘導体顔料の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15638475A JPS595148B2 (ja) | 1975-12-29 | 1975-12-29 | シンキナイソインドリンユウドウタイガンリヨウノセイホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15638475A JPS595148B2 (ja) | 1975-12-29 | 1975-12-29 | シンキナイソインドリンユウドウタイガンリヨウノセイホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5283363A JPS5283363A (en) | 1977-07-12 |
JPS595148B2 true JPS595148B2 (ja) | 1984-02-02 |
Family
ID=15626561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15638475A Expired JPS595148B2 (ja) | 1975-12-29 | 1975-12-29 | シンキナイソインドリンユウドウタイガンリヨウノセイホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS595148B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57204703U (ja) * | 1981-06-23 | 1982-12-27 | ||
JP5346546B2 (ja) * | 2008-10-24 | 2013-11-20 | 富士フイルム株式会社 | 有機半導体、光電変換素子、撮像素子及び新規化合物 |
JP7192639B2 (ja) * | 2019-04-23 | 2022-12-20 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | イソインドリン化合物及びその利用 |
-
1975
- 1975-12-29 JP JP15638475A patent/JPS595148B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5283363A (en) | 1977-07-12 |
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