JPS5937806Y2 - 卓上型デイスプレイ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は卓上型ディスプレイに係り、安価にして容易に
組み立てられる立体形のディスプレイを提供するもので
あり、その用途としては立体カレンダー、写真スタンド
、時間別表等があり、これらの機能を重複させて相乗効
果の上昇を図ることを目的とするものである。

従来の写真スタンドは一面の板状物に支えの脚をつけた
ものが一般であるが、これら従来のものでは一枚の写真
きり展示できず又、プラスチック製のものの場合には材
質が固い為、写真のコーナ一部の差込みが困難であると
いう欠点があり、しかも製造に手間と経費が極めてかか
るという欠点を有している。

本考案は従来の写真スタンドの有する叙上の欠点を解消
し、且つディスプレイその他として多目的に活用しうる
卓上型ディスプレイを提供すべく研究の結果、帯状シー
トに６以上の偶数個の等面積部分に区画する奇数本の縦
折罫を刻設し、前記偶数個の等面積部分を隣接する２個
の等面積部分からなるグループに分けて各グルーの２個
の等面積部分のうちの一方の等面積部分には縦折罫と平
行な線上に並ぶ２個の写真及びカードのコーナー挿入口
を穿設し、他方の等面積部分には縦折罫に関し前記一方
の等面積部分に穿設した２個の写真及びカードのコーナ
ー挿入口と対称な位置に対称に形状を２個の写真及びカ
ードのコーナー挿入口を穿記帯状シートの裏面には長手
方向にはしる両端縁に両面接着テープを貼付し、前記帯
状シートの長手方向の始端と終端を結んで該帯状シート
を環状にしたとき隣接して位置する２個の等面積部分の
裏面同志を順次合わせて両面接着テープにより貼着する
ことにより、複数枚の写真、カード等を展示することが
でき、且つ写真及びカードのスタンドとしての用途以外
の用途、例えば離席表示などの表示用途にも利用できる
卓上型ディスプレイを得ることができることを見いだし
、かかる知見にもとづいて本考案を完成したものである
。

即ち、本考案の要旨は帯状シートからなり、該帯状シー
トに６以上の偶数個の等面積部分に区画する奇数本の縦
折罫を刻設し、前記偶数個の等面積部分を隣接する２個
の等面積部分からなるグループに分けて各グループの２
個の等面積部分のうちの一方の等面積部分には縦折罫と
平行な線上に並ぶ２個の写真及びカードのコーナー挿入
口を穿設し、他方の等面積部分には縦折罫に関し前記一
方の等面積部分に穿設した２個の写真及びカードのコー
ナー挿入口と対称な位置に対称な形状に２個の写真及び
カードのコーナー挿入口を穿設し、前記帯状シートの裏
面には長手方向にはしる両端縁に両面接着テープを貼付
し、前記帯状シートの長手方向の始端と終端を結んで該
帯状シートを環状にしたとき隣接しで位置する２個の等
面積部分の裏面同志を順次合わせて両面接着テープによ
り貼着してなる卓上型ディスプレイである。

図により本考案の一実施例を説明すると、第１図及び第
２図はそれぞれ表面側及び裏面側から兄た本考案の卓上
型ディスプレイを横取する帯状シートの展開図である。

紙、紙とプラスチックフィルムの複合材料などの帯状シ
ートに５本の折りミシンからなる縦折罫１が帯状シート
を６等分する位置に刻設され、等面積部分１０〜１５が
形成されている。

縦折罫１により分割された等面積部分１０〜１５の表面
の上端と下端には小サイズのカレンダー４，５が印刷さ
れており、下端のカレンダー５は上端のカレンダー４に
対して向きが逆転している。

各等面積部分１０〜１５の中央部には縦折罫１と平行な
線上に並ぶ２個のＡ状の写真及びカードのコーナー挿入
口２が穿設されている。

等面積部分１０と１１．１２と１３．１４と１５を等面
積部分の裏面が対向するように縦折罫１から折り合わせ
るとき、各等面積部分に穿設された写真及びカードのコ
ーナー挿入口２が一致するように偶数番目の等面積部分
１１．１３．１５に穿設された写真及びカードのコーナ
ー挿入口２は奇数番目の等面積部分１０．１２．１４に
穿設された写真及びカードのコーナー挿入口２に対し縦
折罫１に関し対称な位置に対称な形状に穿設されている
。

本実施例においてはＡ状の写真及びカードのコーナー挿
入口２の頂点８は等面積部分１０と１１．１２と１３゜
１４と１５の二面の組合せにおいて内側を向いている。

第１図の等面積部分１０と１１． １２と１３．１４と
１５に示されるグループの表面には四箇の写真及びカー
ドのコーナー挿入口２を結ぶ長方形の内側に外出中、食
事中、会議中との利用者の離席状況を示す表示６が印刷
されている。

又、帯状シートの裏面には長手方向にはしる両端縁に両
面接着テープが貼付されており、両面接着テープ３にも
縦折罫１と同一線上にミシン加工が施こされている。

第３図及び第４図は上記の帯状シートを用いて形成した
本考案の卓上型ディスプレイを示す。

この卓上型ディスプレイは帯状シートの等面積部分１０
と１１の部分の上下端の両面接着テープの離型紙をはが
し、等面積部分１０と１１の裏面同志を合わせ、次に等
面積部分１２と１３の部分の両面接着テープの離型紙を
はがし、等面積部分１２と１３の裏面同志を合わせ、更
に等面積部分１４と１５の部分の両面接着テープの離型
紙をはがし、等面積部分１４と１５の裏面同志を合わせ
てなるものである。

本考案の卓上型ディスプレイは上記のように組立てる代
りに利用者の組立順序により等面積部分１１と１２の部
分の上下端の両面接着テープの離型紙をはがし、等面積
部分１１と１２を合わせ、次に、等面積部分１３と１４
の両面接着テープの離型紙をはがし、等面積部分１３と
１４を合わせ、更に、等面積部分１０と１５の部分の両
面接着テープの離型紙をはがし、等面積部分１０と１５
を合せる、という三段階で組立てても良い。

要するに本考案の卓上型ディスプレイは帯状シートの長
手方向の始端と終端を結んで該帯状シートを環状にした
とき隣接して位置する２個の等面積部分の裏面同志を順
次合わせて両面接着テープにより貼着して組立でれば良
いものである。

尚、第３図及び第４図において７は写真及びカードを示
す。

而して、上記の本考案の実施例では５本の縦折罫１を刻
設し組立完了後に上方から見た際に第３図に示すように
人形の形状となるようにしたが、縦折罫の本数を増加さ
せることによりもつと多面を有する形状になることも可
能である。

次に本実施例にお・いてｊ状の写真及びカードのコーナ
ー挿入口２の頂点８は等面積部分１０と１１゜１２と１
３．１４と１５の二面の組合せにおいて内側に向いてい
る。

が、頂点８が相互に相反する向きに向くように写真及び
カードのコーナー挿入口２を形成しても良い。

写真及びカード７の写真及びカードのコーナー挿入口２
への挿入の容易さは挿入する写真及びカード７の材質に
よっても異なるものであり、必要に応じて頂点８が相互
に相反する向きに向くように写真及びカードのコーナー
挿入口２を形成しても良い。

本考案は上述の横取を有するため、安価にして多目的の
ディスプレイが提供できる。

即ち、立体形で多面を有しているため、豊富な内容を表
示することができ、写真及びカードのスタンドとしで使
用しない利用者には離席表示として利用でき、又、会議
中、食事中、外出中等以外の内容を表示したい時にはカ
ードを作威し差し込む利用方法もあり、多目的に利用で
きる。

離席者はこのディスプレイを倒すことにより離席を周り
の在席者に表示でき、在席者は、離席の内容について、
−見して把握できるという便利な機能を有する。

又、写真及びカードを差し込みスタンドとして利用する
場合、差し込むものが縦長、横長のどちらでもスタンド
を立てるか、倒すかの利用で応用できる汎用性を持って
いる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を表し、第１図及び第２図はそれ
ぞれ表面側及び裏面側から見た展開図、第３図及び第４
図は使用状態にお・ける平面図及び斜視図である。 図の主要な部分を表わす符号の説明、１・・・・・・縦
折罫、２・・・・・・写真及びカードのコーナー挿入口
、３・・・・・・両面接着テープ、４，５・・・・・・
カレンダー、６・・・・・・表示、７・・・・・・写真
及びカード、１０．１１．１２゜１３、１４．１５・・
・・・・等面積部分。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 帯状シートからなり、該帯状シートに６以上の隅数個の
   等面積部分に区画する奇数本の縦折罫を刻設し、前記偶
   数個の等面積部分を隣接する２個の等面積部分からなる
   グループに分けて各グループの２個の等面積部分のうち
   の一方の等面積部分には縦折罫と平行な線上に並ぶ２個
   の写真及びカードのコーナー挿入口を穿設し、他方の等
   面積部分には縦折罫に関し前記一方の等面積部分に穿設
   した２個の写真及びカードのコーナー挿入口と対称な位
   置に対称な形状に２個の写真及びカードのコーナー挿入
   口を穿設し、前記帯状シートの裏面には長手方向にはし
   る両端縁に両面接着テープを貼付し、前記帯状シートの
   長平方向の始端と終端を結んで該帯状シートを環状にし
   たとき隣接して位置する２個の等面積部分の裏面同志を
   順次合わせて両面接着テープにより貼着してなる卓上型
   ディスプレイ。