JPS6345317Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6345317Y2 JPS6345317Y2 JP9000385U JP9000385U JPS6345317Y2 JP S6345317 Y2 JPS6345317 Y2 JP S6345317Y2 JP 9000385 U JP9000385 U JP 9000385U JP 9000385 U JP9000385 U JP 9000385U JP S6345317 Y2 JPS6345317 Y2 JP S6345317Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dimensional
- book
- signature
- paper
- folded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Toys (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、所定頁内に立体折帳が綴じ込まれた
雑誌等の書物に関するものである。
雑誌等の書物に関するものである。
従来の技術
従来、絵本等子供向きの本で見られるように、
その頁を開くと、その頁上に建物、人物などの立
体像が起き上がるものがある。
その頁を開くと、その頁上に建物、人物などの立
体像が起き上がるものがある。
考案が解決しようとする問題点
ところが、そのような従来の本は頁を見開くと
本の中の立体物が直ちに読者の視野に入るように
なつている。そのため、店頭で書物を選ぶ人は、
その内容を直ちに理解してしまうため、購買意欲
を喚起し難い。
本の中の立体物が直ちに読者の視野に入るように
なつている。そのため、店頭で書物を選ぶ人は、
その内容を直ちに理解してしまうため、購買意欲
を喚起し難い。
問題点を解決するための手段
本考案は、上記問題点を解決するため、所定頁
内に立体折帳が綴じ込まれた書物において、上記
折帳は該書物を開く際には開かないようにその小
口部が封緘された構成を採用し、読者が該書物を
購入しないとその中の立体物を見ることができな
いようにして、購買意欲を喚起しようとするもの
である。
内に立体折帳が綴じ込まれた書物において、上記
折帳は該書物を開く際には開かないようにその小
口部が封緘された構成を採用し、読者が該書物を
購入しないとその中の立体物を見ることができな
いようにして、購買意欲を喚起しようとするもの
である。
作 用
封緘された部分を切断することにより、立体折
帳を初めて見開くことができる。従つて、店頭で
はその頁は立ち読みすることができず、読者の購
買意欲をかきたてることとなる。
帳を初めて見開くことができる。従つて、店頭で
はその頁は立ち読みすることができず、読者の購
買意欲をかきたてることとなる。
実施例
以下、本考案の実施例につき図面に基づいて説
明する。
明する。
第1図ないし第3図は本考案にかかる書物の一
実施例を示している。
実施例を示している。
図において、符号10は雑誌本体であり、その
所定頁内には立体折帳12が綴じ込まれている。
該立体折帳12は、第2図で示されるような工程
で作られ、その背14が上記雑誌本体14の頁間
中央に沿つて糊付けされることにより該雑誌本体
10と一体化されている。
所定頁内には立体折帳12が綴じ込まれている。
該立体折帳12は、第2図で示されるような工程
で作られ、その背14が上記雑誌本体14の頁間
中央に沿つて糊付けされることにより該雑誌本体
10と一体化されている。
ここで、その立体折帳12の製造工程について
説明すると、まず、第2図aで示されるような紙
片16が用意され、その紙片16内に同図bで示
されるように縦折り用ミシン線18及び略コ字状
の切欠20が左右対称に形成される。また、折り
曲げ用縦ミシン線18によつて、該紙片16の左
右両側に帯部22が形成される。そして、各折り
曲げ用縦ミシン線18を対称軸として切欠20と
対称な上記帯部22上の位置に糊付け部24が設
定される。次いで、同図cのように上記ミシン線
18のところで帯部22が折り曲げられ、上記切
欠20による舌片26と帯部22の糊付け部24
とが接着される。しかる後、同図dのように、該
紙片16の中心線上で折り曲げられ、重なる合う
帯部22の上下が接着剤28により接着される。
また、重なり合つた帯部22の端縁は該折帳の小
口部であり、上記接着剤28によつて封緘された
状態にあるが、望ましくは、そこには更に切り取
り用縦ミシン線30が設けられ、このミシン線3
0から切除されるべき部分同士が接着剤により接
合される(図示せず)。なお、該切り取り用縦ミ
シン線30を設けないで、その部分を読者が鋏等
で切り取るべき位置として設定するだけでもよい
ものである。
説明すると、まず、第2図aで示されるような紙
片16が用意され、その紙片16内に同図bで示
されるように縦折り用ミシン線18及び略コ字状
の切欠20が左右対称に形成される。また、折り
曲げ用縦ミシン線18によつて、該紙片16の左
右両側に帯部22が形成される。そして、各折り
曲げ用縦ミシン線18を対称軸として切欠20と
対称な上記帯部22上の位置に糊付け部24が設
定される。次いで、同図cのように上記ミシン線
18のところで帯部22が折り曲げられ、上記切
欠20による舌片26と帯部22の糊付け部24
とが接着される。しかる後、同図dのように、該
紙片16の中心線上で折り曲げられ、重なる合う
帯部22の上下が接着剤28により接着される。
また、重なり合つた帯部22の端縁は該折帳の小
口部であり、上記接着剤28によつて封緘された
状態にあるが、望ましくは、そこには更に切り取
り用縦ミシン線30が設けられ、このミシン線3
0から切除されるべき部分同士が接着剤により接
合される(図示せず)。なお、該切り取り用縦ミ
シン線30を設けないで、その部分を読者が鋏等
で切り取るべき位置として設定するだけでもよい
ものである。
かくして得られた折帳は、立体折帳12として
第1図のように上記中心線すなわち背14の個所
で雑誌本体10の所定の頁の中心線上に接着され
る。この状態では、該折帳の中身を立体物として
見たり、知つたりすることはできない。
第1図のように上記中心線すなわち背14の個所
で雑誌本体10の所定の頁の中心線上に接着され
る。この状態では、該折帳の中身を立体物として
見たり、知つたりすることはできない。
第3図は上記雑誌を購入した読者が、上記切り
取り用縦ミシン線30のところを切り開いて該折
帳を立体化した状態を示している。この図で示さ
れるように、上記二条の帯部22は舌片26によ
つてその中央を引つ張られて押し広げられ、環状
になつて紙面上に起立する。
取り用縦ミシン線30のところを切り開いて該折
帳を立体化した状態を示している。この図で示さ
れるように、上記二条の帯部22は舌片26によ
つてその中央を引つ張られて押し広げられ、環状
になつて紙面上に起立する。
次に、第4図は立体折帳112の雑誌本体10
への取付方が異なつた方式のものを示している。
この場合立体折帳12の切除されるべき切り取り
用縦ミシン線30よりも先方の小口部の個所が雑
誌本体10の紙面に接着されているのである。読
者は、該雑誌購入後、切り取り用縦ミシン線30
のところで該折帳12を切り離した後、該折帳を
見開いて第3図の状態とすることとなる。
への取付方が異なつた方式のものを示している。
この場合立体折帳12の切除されるべき切り取り
用縦ミシン線30よりも先方の小口部の個所が雑
誌本体10の紙面に接着されているのである。読
者は、該雑誌購入後、切り取り用縦ミシン線30
のところで該折帳12を切り離した後、該折帳を
見開いて第3図の状態とすることとなる。
第5図は更に異なる取付方式を示している。こ
の場合は、切り取り用縦ミシン線30のところで
既に開かれた状態の立体折帳12が雑誌本体10
に接着されており、かつ該立体折帳12の帯部2
2同士も剥がし易い接着剤等の手段で接着されて
いるものである。読者は該書籍購入後にその帯部
22間を剥がして第3図のように見開くこととな
る。
の場合は、切り取り用縦ミシン線30のところで
既に開かれた状態の立体折帳12が雑誌本体10
に接着されており、かつ該立体折帳12の帯部2
2同士も剥がし易い接着剤等の手段で接着されて
いるものである。読者は該書籍購入後にその帯部
22間を剥がして第3図のように見開くこととな
る。
第6図及び第7図は上記と異なる形式の立体折
帳を示している。この場合、紙片16には舌片2
6が下寄りに形成され、帯部22間を接合する接
着剤28は帯部22の上端にだけ塗布されてい
る。
帳を示している。この場合、紙片16には舌片2
6が下寄りに形成され、帯部22間を接合する接
着剤28は帯部22の上端にだけ塗布されてい
る。
該紙片16は第2図と同様の手順で立体折帳1
2として組み立てられ、また同様にして切り取り
用ミシン線30のところで開かれて立体化され
る。
2として組み立てられ、また同様にして切り取り
用ミシン線30のところで開かれて立体化され
る。
この場合の立体像は第7図で示されるように、
帯部22は環状でなく、へ字状に起立する。
帯部22は環状でなく、へ字状に起立する。
第8図及び第9図は更に異なる立体折帳を示し
ており、その紙片16には、上記舌片26及び接
着剤28が上下に二組形成され、帯部22の中央
には切り取り用横ミシン線32が形成されてい
る。
ており、その紙片16には、上記舌片26及び接
着剤28が上下に二組形成され、帯部22の中央
には切り取り用横ミシン線32が形成されてい
る。
この紙片16も第2図におけると同様な手順で
立体折帳として組み立てられ、開封されると第9
図のように第7図のへ字状立体像と同様な像が二
つ起立することとなる。
立体折帳として組み立てられ、開封されると第9
図のように第7図のへ字状立体像と同様な像が二
つ起立することとなる。
第10図および第11図は、更に他の立体折帳
を示す。この折帳は、第2図および第3図でしめ
されたものと略同様であるが、帯部22に折り曲
げ用横ミシン線34が複数本等間隔で形成されて
いるところが異なつている。該紙片16よりなる
立体像は上記横ミシン線34により、角柱状とな
る。
を示す。この折帳は、第2図および第3図でしめ
されたものと略同様であるが、帯部22に折り曲
げ用横ミシン線34が複数本等間隔で形成されて
いるところが異なつている。該紙片16よりなる
立体像は上記横ミシン線34により、角柱状とな
る。
第12図および第13図は、更に他の立体折帳
を示している。この場合、紙片16の半分の個所
には蝶の形の切り込み線36が左右対称に形成さ
れており、これが二つ折りされて斜線部分が接着
され、更に二つ折りされて切り取り用縦ミシン線
30より外側の個所が接着され、立体折帳とされ
るものである。この折帳は第1図又は第5図の態
様で雑誌本体10内に装着される。そして、切り
取り用縦ミシン線30のところで切除されると、
第13図のように、物の形を例えば、蝶が立体的
に浮き上がることとなる。
を示している。この場合、紙片16の半分の個所
には蝶の形の切り込み線36が左右対称に形成さ
れており、これが二つ折りされて斜線部分が接着
され、更に二つ折りされて切り取り用縦ミシン線
30より外側の個所が接着され、立体折帳とされ
るものである。この折帳は第1図又は第5図の態
様で雑誌本体10内に装着される。そして、切り
取り用縦ミシン線30のところで切除されると、
第13図のように、物の形を例えば、蝶が立体的
に浮き上がることとなる。
考案の効果
本考案は以上のような構成及び作用からなるの
で、書店の店頭等で顧客が立体折帳12の中身を
伺い知ることができないようにすることができ
る。従つて、購買意欲を喚起するという好結果を
もたらすものである。
で、書店の店頭等で顧客が立体折帳12の中身を
伺い知ることができないようにすることができ
る。従つて、購買意欲を喚起するという好結果を
もたらすものである。
また、立体折帳12は折り畳まれた状態でもさ
ほど厚くないので、書物中に綴じ込まれても、嵩
張らないという利点がある。
ほど厚くないので、書物中に綴じ込まれても、嵩
張らないという利点がある。
第1図は本考案にかかる書物の一実施例の斜視
図、第2図は該書物中に綴じ込まれる立体折帳の
製作手順を示し、aは折帳とされる用紙の平面
図、bはミシン線等が刻設された用紙の展開平面
図、cは帯部が折り曲げられた用紙の斜視図、d
は中心線上で更に折り曲げられた用紙の斜視図、
第3図は該立体折帳を押し広げた状態の斜視図で
あり、第4図及び第5図は立体折帳の書物内への
綴じ込み方のそれぞれ異なる態様の斜視図であ
り、第6図は異なる態様の折帳の展開平面図、第
7図はその折帳の使用状態を示す斜視図、第8図
は更に異なる態様の折帳の展開平面図、第9図は
その折帳の使用状態を示す斜視図、第10図は更
に異なる態様の折帳の展開平面図、第11図はそ
の折帳の使用状態を示す斜視図、第12図は更に
異なる態様の折帳の展開平面図、第13図はその
使用状態を示す斜視図である。 10……雑誌本体、12……立体折帳、14…
…背、16……用紙、18……折り曲げ用縦ミシ
ン線、22……帯部、26……舌片、28……接
着剤、30……切り取り用縦ミシン線、32……
切り取り用横ミシン線、34……折り曲げ用横ミ
シン線、36……切り込み線。
図、第2図は該書物中に綴じ込まれる立体折帳の
製作手順を示し、aは折帳とされる用紙の平面
図、bはミシン線等が刻設された用紙の展開平面
図、cは帯部が折り曲げられた用紙の斜視図、d
は中心線上で更に折り曲げられた用紙の斜視図、
第3図は該立体折帳を押し広げた状態の斜視図で
あり、第4図及び第5図は立体折帳の書物内への
綴じ込み方のそれぞれ異なる態様の斜視図であ
り、第6図は異なる態様の折帳の展開平面図、第
7図はその折帳の使用状態を示す斜視図、第8図
は更に異なる態様の折帳の展開平面図、第9図は
その折帳の使用状態を示す斜視図、第10図は更
に異なる態様の折帳の展開平面図、第11図はそ
の折帳の使用状態を示す斜視図、第12図は更に
異なる態様の折帳の展開平面図、第13図はその
使用状態を示す斜視図である。 10……雑誌本体、12……立体折帳、14…
…背、16……用紙、18……折り曲げ用縦ミシ
ン線、22……帯部、26……舌片、28……接
着剤、30……切り取り用縦ミシン線、32……
切り取り用横ミシン線、34……折り曲げ用横ミ
シン線、36……切り込み線。
Claims (1)
- 所定頁内に立体折帳が綴じ込まれた書物におい
て、上記折帳は該書物を開く際には開かないよう
にその小口部が封緘されていることを特徴とする
上記立体折帳が綴じ込まれた書物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9000385U JPS6345317Y2 (ja) | 1985-06-14 | 1985-06-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9000385U JPS6345317Y2 (ja) | 1985-06-14 | 1985-06-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61206478U JPS61206478U (ja) | 1986-12-26 |
JPS6345317Y2 true JPS6345317Y2 (ja) | 1988-11-24 |
Family
ID=30644610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9000385U Expired JPS6345317Y2 (ja) | 1985-06-14 | 1985-06-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6345317Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-06-14 JP JP9000385U patent/JPS6345317Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61206478U (ja) | 1986-12-26 |
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