JPS5926904A - シリコン系セラミツクス原料粉末の製造方法 - Google Patents
シリコン系セラミツクス原料粉末の製造方法Info
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- JPS5926904A JPS5926904A JP57136295A JP13629582A JPS5926904A JP S5926904 A JPS5926904 A JP S5926904A JP 57136295 A JP57136295 A JP 57136295A JP 13629582 A JP13629582 A JP 13629582A JP S5926904 A JPS5926904 A JP S5926904A
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- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B21/00—Nitrogen; Compounds thereof
- C01B21/06—Binary compounds of nitrogen with metals, with silicon, or with boron, or with carbon, i.e. nitrides; Compounds of nitrogen with more than one metal, silicon or boron
- C01B21/068—Binary compounds of nitrogen with metals, with silicon, or with boron, or with carbon, i.e. nitrides; Compounds of nitrogen with more than one metal, silicon or boron with silicon
- C01B21/0685—Preparation by carboreductive nitridation
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- Inorganic Chemistry (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はシリコン系セラミックス原料粉末、特に炭化ケ
イ素粉末および窒化ケイ素粉末の新規な製造方法に関す
る。
イ素粉末および窒化ケイ素粉末の新規な製造方法に関す
る。
近年、省エネルギーおよび省資源(稀有金属の代替)の
観点から、高温機械材料としてのセラミックス、いわゆ
るエンジニアリングセラミックスが注目されている。中
でも、炭化ケイ素および窒化ケイ素が有望な材料の一つ
とされ、既に実用化されている例も多い。従って、この
ようなセラミックスの原料粉末の↓法も数多く研究され
、既に工業規模で生産されているものもある。
観点から、高温機械材料としてのセラミックス、いわゆ
るエンジニアリングセラミックスが注目されている。中
でも、炭化ケイ素および窒化ケイ素が有望な材料の一つ
とされ、既に実用化されている例も多い。従って、この
ようなセラミックスの原料粉末の↓法も数多く研究され
、既に工業規模で生産されているものもある。
シリコン系セラミックス原料粉末の主な製法としては、
(1) 金属シリコンを原料とする方法)1500℃
Si+O−−m−→ 5iO
3f31 + 2N2 9トム513N4(2)気相
反応法 〜2000℃ SiH4+ OH4−−−−) SiU + 4H
2〜1500℃ 3191014+ 4NH3* Si3N4+12
HO1(3)熱分解法 )1300℃ 5i(OH3)4−−→SiO+ 30H4〜1500
℃ 3Si(NH)2−−−4 si、N4+2MH1
(4) シリカ還元法 〜2000C 8iO1+ 30−一→SiO+ 200(1500℃ 5E+10.+、J+60−−−−→5ilN4+60
0などが知られている。
反応法 〜2000℃ SiH4+ OH4−−−−) SiU + 4H
2〜1500℃ 3191014+ 4NH3* Si3N4+12
HO1(3)熱分解法 )1300℃ 5i(OH3)4−−→SiO+ 30H4〜1500
℃ 3Si(NH)2−−−4 si、N4+2MH1
(4) シリカ還元法 〜2000C 8iO1+ 30−一→SiO+ 200(1500℃ 5E+10.+、J+60−−−−→5ilN4+60
0などが知られている。
非酸化物系のシリコン系セラミックスは一般に非焼結性
であシ、従って、これらの原料粉末はできるだけ微粒化
(くIμ)して活性にする必要がある。また、これらの
セラミックス焼結体は、高温強度との関係から高純度が
要求され、望ましい純度としては99,5 ′X以上と
言われている。
であシ、従って、これらの原料粉末はできるだけ微粒化
(くIμ)して活性にする必要がある。また、これらの
セラミックス焼結体は、高温強度との関係から高純度が
要求され、望ましい純度としては99,5 ′X以上と
言われている。
かかる観点から各製法を比較すると、金属シリコンを原
料とする製法(りは、高純ys 1が高価でしかも微粒
な製品粉末を得るのが困難である。
料とする製法(りは、高純ys 1が高価でしかも微粒
な製品粉末を得るのが困難である。
製法(2)では、高純度で超微粒子状の粉末が得られる
が、使用する原料ガスが高価なものとなシ、反応の収率
も低く、また、一般的に言って結晶質のものを製造する
のは容易ではない。製法(3)は、高純度品を得ること
が可能であるが、原料のケイ素化合物が、大量生産品で
はなく、高価なものとなる。製法(4)は、シリカを原
料とするもので、シリカとして湿式法ホワイトカーボン
を用いる特開昭56−75616号、フェロシリコン等
の製造時の副生物であるシリカフラワーを用いる特開昭
51−70200号、ケイ礫土を用いる特公昭48−2
2920号、シラスを用いる特開昭55.−14071
0号などが炭化ケイ素粉末の製法として知られており、
また窒化ケイ素粉末の製法としては、湿式法ホワイトカ
ーボンを特徴とする特開昭56−73604号などが知
られている。しかし、これらのシリカ原料はいずれも約
10%前後の不純物を含有しており、従って、高純度の
シリコン系セラミックス原料粉末の製造には不適当であ
る。
が、使用する原料ガスが高価なものとなシ、反応の収率
も低く、また、一般的に言って結晶質のものを製造する
のは容易ではない。製法(3)は、高純度品を得ること
が可能であるが、原料のケイ素化合物が、大量生産品で
はなく、高価なものとなる。製法(4)は、シリカを原
料とするもので、シリカとして湿式法ホワイトカーボン
を用いる特開昭56−75616号、フェロシリコン等
の製造時の副生物であるシリカフラワーを用いる特開昭
51−70200号、ケイ礫土を用いる特公昭48−2
2920号、シラスを用いる特開昭55.−14071
0号などが炭化ケイ素粉末の製法として知られており、
また窒化ケイ素粉末の製法としては、湿式法ホワイトカ
ーボンを特徴とする特開昭56−73604号などが知
られている。しかし、これらのシリカ原料はいずれも約
10%前後の不純物を含有しており、従って、高純度の
シリコン系セラミックス原料粉末の製造には不適当であ
る。
一方、高純度で微細な7リカ原料としてはSi(、t1
4の酸水素炎中での加水分解によって製造されるシリカ
(商品名アエロジル)が知られているが、原料のqio
14中にはAl0I、、 TiJ、 FeO2,などの
形態で各種合端が混入し易いため、得られるシリカの純
度に問題が残り、しかも高価なのが欠点である。
4の酸水素炎中での加水分解によって製造されるシリカ
(商品名アエロジル)が知られているが、原料のqio
14中にはAl0I、、 TiJ、 FeO2,などの
形態で各種合端が混入し易いため、得られるシリカの純
度に問題が残り、しかも高価なのが欠点である。
一方、特開昭57−42515号、同42516号、同
82109号、同88011号、同88012号、同8
8019号には、炭素または炭素前駆物質をケイ酸液で
処理して炭化ケイ素、窒化ケイ素を製造する方法が開示
されている。これらの方法においてはケイ酸液の調製は
アルカリケイ酸塩の酸分解もしくは陽イオン交換法によ
って行なわれており、いずれにおいてもシリカ源と炭素
源の混合は十分に行なわれ、それなりの効果は認められ
るものの純度、経済性の点で問題の多いものである。即
ち、従来から、アルカリ・ケイ酸塩の酸分解ではIqi
02 (j1度がtaX量%以下の極めて稀薄な溶液で
行なわれておシ、この場合先ずケイ酸ゾルとしてゼリー
状のものが得らnl これを数時間熟成することにより
ヒドロゲルが生成する。このヒドロゲル中には副生じた
可溶性塩類が多量に含まハるため粗粉砕して水洗し完全
に洗い流す必要がある。しかしながらかかる従来法で得
られるゲルは80%以上の極めて高い含水率を有し、こ
の水分は濾過によっては除去することは出来ないもので
ある。
82109号、同88011号、同88012号、同8
8019号には、炭素または炭素前駆物質をケイ酸液で
処理して炭化ケイ素、窒化ケイ素を製造する方法が開示
されている。これらの方法においてはケイ酸液の調製は
アルカリケイ酸塩の酸分解もしくは陽イオン交換法によ
って行なわれており、いずれにおいてもシリカ源と炭素
源の混合は十分に行なわれ、それなりの効果は認められ
るものの純度、経済性の点で問題の多いものである。即
ち、従来から、アルカリ・ケイ酸塩の酸分解ではIqi
02 (j1度がtaX量%以下の極めて稀薄な溶液で
行なわれておシ、この場合先ずケイ酸ゾルとしてゼリー
状のものが得らnl これを数時間熟成することにより
ヒドロゲルが生成する。このヒドロゲル中には副生じた
可溶性塩類が多量に含まハるため粗粉砕して水洗し完全
に洗い流す必要がある。しかしながらかかる従来法で得
られるゲルは80%以上の極めて高い含水率を有し、こ
の水分は濾過によっては除去することは出来ないもので
ある。
従ってアルカリ金属ケイ酸塩に由来するpe 1A/1
等の金属不純物はその殆どが含水ゲル中に包含されるこ
ととな9、かかるゲルを7リカ源としてセラミックスを
製造する場合には、金属不純物含量の高い製品しか得ら
れないものである。
等の金属不純物はその殆どが含水ゲル中に包含されるこ
ととな9、かかるゲルを7リカ源としてセラミックスを
製造する場合には、金属不純物含量の高い製品しか得ら
れないものである。
かかる金属不純物の存在は、粉末製造の際ウィスカー発
生の原因となったり、あるいはまた焼結の際異状粒成長
の因となり焼結体の物性面で問題がある。更に、かがる
方法による場合には前記の如くシリカゲルは80%以上
も・の多量の水分を含むものであり、この多量の水分を
除去するために極めて高いエネルギーコストとなp1出
発原料そのものは安価ではあるがプロセス全体としてみ
た場合には、極めて経済的に不利な製法である。
生の原因となったり、あるいはまた焼結の際異状粒成長
の因となり焼結体の物性面で問題がある。更に、かがる
方法による場合には前記の如くシリカゲルは80%以上
も・の多量の水分を含むものであり、この多量の水分を
除去するために極めて高いエネルギーコストとなp1出
発原料そのものは安価ではあるがプロセス全体としてみ
た場合には、極めて経済的に不利な製法である。
また、ケイ酸液の調製を陽イオン交換法にょシ行なう場
合においても、イオン交換時ゲル化を防止せねばならず
Sin、濃度に制約を受け、希薄溶液にて調製を行なわ
ざるを得す、焼成以前に非常に多量の水分を除去せねば
ならないものである。更に多量のアルカリの存在下での
アルカリケイ酸塩中に含まれるFe、 A1などの金属
不純物の除去は極めて困難であり高純度セラミックス原
料粉末の製法としては好ましいものではない。
合においても、イオン交換時ゲル化を防止せねばならず
Sin、濃度に制約を受け、希薄溶液にて調製を行なわ
ざるを得す、焼成以前に非常に多量の水分を除去せねば
ならないものである。更に多量のアルカリの存在下での
アルカリケイ酸塩中に含まれるFe、 A1などの金属
不純物の除去は極めて困難であり高純度セラミックス原
料粉末の製法としては好ましいものではない。
本発明者らは、ノリコン系セラミックス原料粉、末の製
法について長年にわたって研究した結果、前記した諸製
法の欠点を悉く回避し得る製法を確立したものである。
法について長年にわたって研究した結果、前記した諸製
法の欠点を悉く回避し得る製法を確立したものである。
即ち、本発明の第1はs i a2m度が15重量%以
上になるようにアルカリケイ酸塩と鉱酸を配合、反応さ
せて得られるシリカを炭素及び/または炭素化合物と混
合後、非酸化性雰囲気で焼成することを特徴とするシリ
コン系セラミックス原料粉末の製造方法であシ、その第
2は炭素及び/または炭素化合物の存在下、該炭素源を
除く総蓋中のSiQ、濃度が15重量%以上になるよう
にアリカリケイ酸塩と鉱酸を配合、反応させて得られる
炭素及び/または炭素化合物とシリカの混合物を脱塩後
非酸化性雰囲気で焼成すること全特徴とするシリコン系
セラミックス原料粉末の製造方法である。
上になるようにアルカリケイ酸塩と鉱酸を配合、反応さ
せて得られるシリカを炭素及び/または炭素化合物と混
合後、非酸化性雰囲気で焼成することを特徴とするシリ
コン系セラミックス原料粉末の製造方法であシ、その第
2は炭素及び/または炭素化合物の存在下、該炭素源を
除く総蓋中のSiQ、濃度が15重量%以上になるよう
にアリカリケイ酸塩と鉱酸を配合、反応させて得られる
炭素及び/または炭素化合物とシリカの混合物を脱塩後
非酸化性雰囲気で焼成すること全特徴とするシリコン系
セラミックス原料粉末の製造方法である。
本発明の特徴は炭素及び/または炭素化合物をどの段階
で添加するかにがかわらず、シリカ原料としてS2O2
濃度がs5!f%、よシ好ましくは20重量%以上にな
るようにアルカリケイ酸塩と鉱酸を配合、反応させて得
られるシリカを使用するところにある。このSiQ2濃
度の上限は特にないが、あまりに高濃度とした場合には
簑≠≠毒襠→牽均−な攪拌が困難となるため、攪拌装置
によっても差はあるが一般的には50重量%以下が好ま
しい。この場合の調曾方法としては、種々の態様が可能
であり、鉱酸あるいはアルカリケイ酸塩のいずれも水に
て希釈調節し得るものであるが、鉱酸として濃硫酸を使
用する場合には硫酸の方を希釈する方が希釈熱を予め除
くことができるため、反応温度の調節が容易となり好ま
しい。
で添加するかにがかわらず、シリカ原料としてS2O2
濃度がs5!f%、よシ好ましくは20重量%以上にな
るようにアルカリケイ酸塩と鉱酸を配合、反応させて得
られるシリカを使用するところにある。このSiQ2濃
度の上限は特にないが、あまりに高濃度とした場合には
簑≠≠毒襠→牽均−な攪拌が困難となるため、攪拌装置
によっても差はあるが一般的には50重量%以下が好ま
しい。この場合の調曾方法としては、種々の態様が可能
であり、鉱酸あるいはアルカリケイ酸塩のいずれも水に
て希釈調節し得るものであるが、鉱酸として濃硫酸を使
用する場合には硫酸の方を希釈する方が希釈熱を予め除
くことができるため、反応温度の調節が容易となり好ま
しい。
本発明において用いられるアルカリケイ酸塩としてはケ
イ酸ナトリウム、ケイ酸カリクム、ケイ酸リチウム等が
挙げられるが、一般的には安価なケイ酸ナトリウムが用
いられる。また鉱酸としては硫酸、塩酸、硝酸及びリン
酸等が挙げられ、最も一般的には硫酸が用いられる。
イ酸ナトリウム、ケイ酸カリクム、ケイ酸リチウム等が
挙げられるが、一般的には安価なケイ酸ナトリウムが用
いられる。また鉱酸としては硫酸、塩酸、硝酸及びリン
酸等が挙げられ、最も一般的には硫酸が用いられる。
次に本発明におけるシリカの生成反応の経過について詳
述する。
述する。
アルカリ金属ケイ酸塩と鉱酸を810□濃度が15重量
%以上で酸性領域になるように原料を仕込むと全体は氷
塊状のかたまシとなる。これを攪拌するとかたまシがほ
ぐれ、ミゾレ状となって攪拌羽根に付着して餅状の・粘
着性を示すようになる。さらに攪拌を続けると水分が浸
出してきてさらさらの液状態となる。この時点で反応を
完了し挿過、水洗、乾燥を行なえばよく、かかる条件下
では反応は約1時間で完了し、−過、水洗により得られ
たヒドロゲルは含水率が60%以下と低いものが得られ
る。このように、本発明によれば、一過性、洗浄性とも
極めて良好であり、洗浄水も少量で十分である。仁の理
由については必ずしも明確ではないが、使用する原料濃
度が高いためシリカゲルの晶出時ゾルを経由しないか、
または経由しても極めて短時間で終了するためと考えら
れる。
%以上で酸性領域になるように原料を仕込むと全体は氷
塊状のかたまシとなる。これを攪拌するとかたまシがほ
ぐれ、ミゾレ状となって攪拌羽根に付着して餅状の・粘
着性を示すようになる。さらに攪拌を続けると水分が浸
出してきてさらさらの液状態となる。この時点で反応を
完了し挿過、水洗、乾燥を行なえばよく、かかる条件下
では反応は約1時間で完了し、−過、水洗により得られ
たヒドロゲルは含水率が60%以下と低いものが得られ
る。このように、本発明によれば、一過性、洗浄性とも
極めて良好であり、洗浄水も少量で十分である。仁の理
由については必ずしも明確ではないが、使用する原料濃
度が高いためシリカゲルの晶出時ゾルを経由しないか、
または経由しても極めて短時間で終了するためと考えら
れる。
本発明によれば、得られるシリカの含水率を低くするこ
とができるため、脱水、。乾燥すべき水分蒸発量は従来
法の1/4程度に減少させることが可能であpl プロ
セス全体として、極めて経済的である。さらに本発明に
よれば、シリコン系セラミックスに要求される純度を十
分に満足するシリカ源を提供し得るものである。すなわ
ち、本発明によれば、主にアルカリケイ酸塩に由来する
Fθ、A1等の金属不純物はほとんど生成シリカ中には
含まれず、高純度のシリコン系セラミックスの製造が可
能となる。この理由は必ずしも明確ではないが、S卸、
濃度15重量%以上での反応によシ生成するシリカゲル
は金属不純物を抱き込みにくい構造をとっているものと
推察される。また、本発明においては、生成するシリカ
ゲルは従来法で得られるシリカゲルと異なシ滓過が容易
でちゃ、洗浄性も良好なため上記金属不純物はその殆ど
を母液側に移行させることができるものである。かかる
本発明の目的に対しては、腹側に金属イオンが抽出され
易い酸性領域での反応が好ましいものである。
とができるため、脱水、。乾燥すべき水分蒸発量は従来
法の1/4程度に減少させることが可能であpl プロ
セス全体として、極めて経済的である。さらに本発明に
よれば、シリコン系セラミックスに要求される純度を十
分に満足するシリカ源を提供し得るものである。すなわ
ち、本発明によれば、主にアルカリケイ酸塩に由来する
Fθ、A1等の金属不純物はほとんど生成シリカ中には
含まれず、高純度のシリコン系セラミックスの製造が可
能となる。この理由は必ずしも明確ではないが、S卸、
濃度15重量%以上での反応によシ生成するシリカゲル
は金属不純物を抱き込みにくい構造をとっているものと
推察される。また、本発明においては、生成するシリカ
ゲルは従来法で得られるシリカゲルと異なシ滓過が容易
でちゃ、洗浄性も良好なため上記金属不純物はその殆ど
を母液側に移行させることができるものである。かかる
本発明の目的に対しては、腹側に金属イオンが抽出され
易い酸性領域での反応が好ましいものである。
本発明において用いらfLる炭素源としては、例、tば
カーボンブランク、石油コークス、黒鉛、活性炭などの
固体状炭素のほかに200〜1500℃の温度で且非酸
化性雰囲気において炭素状残留物となる炭素化合物をも
包含し、ショ糖、セルロース、でんぷん、デキストリン
、マルトース等の多糖類をはじめとして単糖類、少糖類
のほかにFVA、PVO等の種々の合成樹脂などが挙げ
られるが、純度及び経済性の点からカーポンプノックが
最も一般的である。またよシ高純度な原料粉末を得たい
場合には、ショ糖などが好ましいといえる。
カーボンブランク、石油コークス、黒鉛、活性炭などの
固体状炭素のほかに200〜1500℃の温度で且非酸
化性雰囲気において炭素状残留物となる炭素化合物をも
包含し、ショ糖、セルロース、でんぷん、デキストリン
、マルトース等の多糖類をはじめとして単糖類、少糖類
のほかにFVA、PVO等の種々の合成樹脂などが挙げ
られるが、純度及び経済性の点からカーポンプノックが
最も一般的である。またよシ高純度な原料粉末を得たい
場合には、ショ糖などが好ましいといえる。
本発明における炭素及び/またに炭素化合物の添加時期
は特に限定されず、中和反応以前にアルカリケイ酸塩水
溶液あるいは鉱酸に除却してもよく、また中和終了後に
添加することも可能である。更に、シリカゲルを得たの
ち、これと乾式混合してもよい。しかし、シリカとの混
合均一性を高め、良好なシリコン系セラミックス原料粉
末を得るためには液系での添加が好ましいことは勿論で
ある。
は特に限定されず、中和反応以前にアルカリケイ酸塩水
溶液あるいは鉱酸に除却してもよく、また中和終了後に
添加することも可能である。更に、シリカゲルを得たの
ち、これと乾式混合してもよい。しかし、シリカとの混
合均一性を高め、良好なシリコン系セラミックス原料粉
末を得るためには液系での添加が好ましいことは勿論で
ある。
一般にアルカリケイ酸塩水溶液の中和反応によシ得られ
るシリカゲル中には副生可溶性塩類を多量に含むためゾ
ルまたはゲルを水洗、塩析あるいは電気化学的方法で除
去する必要があり、本発明においては、濾過性が極めて
容易なため、得られたスラリーを濾過洗浄によシネ細物
であるFθ、 A1等の金属イオンはシリカまたはシリ
カ−炭素源混合物にとり込まれることなく母液側に移行
するため、高純度のシリコン系セラミックス製造用原料
が得られるものである。
るシリカゲル中には副生可溶性塩類を多量に含むためゾ
ルまたはゲルを水洗、塩析あるいは電気化学的方法で除
去する必要があり、本発明においては、濾過性が極めて
容易なため、得られたスラリーを濾過洗浄によシネ細物
であるFθ、 A1等の金属イオンはシリカまたはシリ
カ−炭素源混合物にとり込まれることなく母液側に移行
するため、高純度のシリコン系セラミックス製造用原料
が得られるものである。
このようにして得たシリカまたはシリカ−炭素源混合物
は脱水乾燥後、場合によっては炭素源を混合後、還元雰
囲気下または窒化性ガス雰囲気下で焼成することによっ
て、炭化ケイ素、窒化ケイ素の粉末が得られ、この粉末
はFθ、 A1等の金属不純物が極めて少ない高純度な
ものであり、壕だ1粒径も1μm以下の微粒子として得
られるものとなる。
は脱水乾燥後、場合によっては炭素源を混合後、還元雰
囲気下または窒化性ガス雰囲気下で焼成することによっ
て、炭化ケイ素、窒化ケイ素の粉末が得られ、この粉末
はFθ、 A1等の金属不純物が極めて少ない高純度な
ものであり、壕だ1粒径も1μm以下の微粒子として得
られるものとなる。
このように、本発明によれば、高純度1つ微粒状の7リ
コン糸セラミツクス粉末を安価且つ容易に得ることがで
きるものである。
コン糸セラミツクス粉末を安価且つ容易に得ることがで
きるものである。
以下実施例によシ本発明を更に詳細に説明する。
実施例1−3
SiO*#度が15〜25亀散%になるように2tのニ
ーダ−(翼は2型)に98%硫酸またはこれを予め希釈
して3002を仕込み、攪拌しつつ5号ケイ酸ナトリワ
ム(S i02 /Na2Oモル比3.1.5iot濃
度29重量%)溶液奮i oo y/分、の速さで添加
し、反応温度35℃にて反応物のpHが設定値付近にな
った時、ケイ酸す) IJウムの絵加を終了し、10分
間よく混合したのち、pHを再測定し反応物全敗り出し
遠心分離機で分離、洗浄し、 1’05℃にて乾燥ケお
こない原料シリカを得た。このものに市販のカーボンブ
ランクをa/Si原子比が所定の値となるように添加後
、テフロン製ボールミルにて一昼夜混合した。この混合
物を焼成しシリコン系セラミックス粉末を得た。
ーダ−(翼は2型)に98%硫酸またはこれを予め希釈
して3002を仕込み、攪拌しつつ5号ケイ酸ナトリワ
ム(S i02 /Na2Oモル比3.1.5iot濃
度29重量%)溶液奮i oo y/分、の速さで添加
し、反応温度35℃にて反応物のpHが設定値付近にな
った時、ケイ酸す) IJウムの絵加を終了し、10分
間よく混合したのち、pHを再測定し反応物全敗り出し
遠心分離機で分離、洗浄し、 1’05℃にて乾燥ケお
こない原料シリカを得た。このものに市販のカーボンブ
ランクをa/Si原子比が所定の値となるように添加後
、テフロン製ボールミルにて一昼夜混合した。この混合
物を焼成しシリコン系セラミックス粉末を得た。
ケイ酸ナトリウムの中和条件、生成シリカゲルの水分量
、焼成条件、生成シリコン系セラミックス粉末の物性を
以下の実施例、比較例とともに第1表に示す。なお、実
施例、比較例で用いた3号ケイ酸ナトリウム及びカーボ
ンブラックの不純物量を第2表に示す。
、焼成条件、生成シリコン系セラミックス粉末の物性を
以下の実施例、比較例とともに第1表に示す。なお、実
施例、比較例で用いた3号ケイ酸ナトリウム及びカーボ
ンブラックの不純物量を第2表に示す。
実施例4
S102濃度が25重蓋%となるように予め98%硫酸
にカーボンブラック全添加する以外は実施例1〜3と同
様の操作で炭化ケイ素を得た。
にカーボンブラック全添加する以外は実施例1〜3と同
様の操作で炭化ケイ素を得た。
実施例5
カーボンブランク添加量、焼成条件以外は実施例4と同
様にして窒化ケイ素を得た。
様にして窒化ケイ素を得た。
比較例1〜3
原料として30′X硫酸、5号ケイ酸ナトリウムを水で
希釈してS102濃度14%に調製したものを用い、反
応時のS102濃度を5〜15化とした以外は実施例1
〜5と同様の操作によりシリコン系セラミックス粉末を
得た。
希釈してS102濃度14%に調製したものを用い、反
応時のS102濃度を5〜15化とした以外は実施例1
〜5と同様の操作によりシリコン系セラミックス粉末を
得た。
以上の実施例、比較例の結果を示した第1表からも明ら
かな如く、本発明によれば、生成シリカゲル中の水分量
が極めて少ないため、経済的である。更に、洗浄、挿過
性も良好で高純度且つ微粒のシリコン系セラミックス原
料粉末が容易に製造でさるものである。
かな如く、本発明によれば、生成シリカゲル中の水分量
が極めて少ないため、経済的である。更に、洗浄、挿過
性も良好で高純度且つ微粒のシリコン系セラミックス原
料粉末が容易に製造でさるものである。
第2表 使用原料中の不純物含有量
1)原子吸光法による
2)螢光X線分析法による
特許出願人 セントラル硝子株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (リ S10.濃度が15重量%以上になるようにアル
カリケイ酸塩と鉱酸を配合、反応させて得られるシリカ
を炭素及び/または炭素化合物と混合後、非酸化性雰囲
気で焼成することを特徴とするシリコン系セラミックス
原料粉末の製造方法。 (2)炭素及び/または炭素化合物の存在下、該炭素源
を除く総量中のS102濃度が15重量%以上になるよ
うにアルカリケイ酸塩と鉱酸を配合、反応させて得られ
る炭素及び/または炭素化合物とシリカの混合物を脱塩
後、非酸化性雰囲気で焼成することを特徴とするシリコ
ン系セラミックス原料粉末の製造方法。 (3) シリコン系セラミックス原料粉末が炭化ケイ
素であり、不活性ガス雰囲気中1400℃以上の温度で
焼成する特許請求の範囲第1項または第2項記載のシリ
コン系セラミックス原料粉末の製造方法。 (4)シリコン系セラミックス原料粉末が窒化ケイ素で
あり、窒素ガス雰囲気中1600℃以下の温度で焼成す
る特許請求の範囲第1項または第2項記載のシリコン系
セラミックス原料粉末の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57136295A JPS5926904A (ja) | 1982-08-06 | 1982-08-06 | シリコン系セラミツクス原料粉末の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57136295A JPS5926904A (ja) | 1982-08-06 | 1982-08-06 | シリコン系セラミツクス原料粉末の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5926904A true JPS5926904A (ja) | 1984-02-13 |
Family
ID=15171832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57136295A Pending JPS5926904A (ja) | 1982-08-06 | 1982-08-06 | シリコン系セラミツクス原料粉末の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5926904A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008081340A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Toda Kogyo Corp | 窒化ケイ素粉末の製造法 |
JP2013095635A (ja) * | 2011-11-01 | 2013-05-20 | Taiheiyo Cement Corp | 高純度炭化珪素粉末の製造方法 |
JP2014122131A (ja) * | 2012-12-21 | 2014-07-03 | Taiheiyo Cement Corp | 高純度炭化珪素粉末の製造方法 |
JP2014125407A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-07 | Taiheiyo Cement Corp | 高純度の炭化ケイ素の製造方法 |
-
1982
- 1982-08-06 JP JP57136295A patent/JPS5926904A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008081340A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Toda Kogyo Corp | 窒化ケイ素粉末の製造法 |
JP2013095635A (ja) * | 2011-11-01 | 2013-05-20 | Taiheiyo Cement Corp | 高純度炭化珪素粉末の製造方法 |
JP2014122131A (ja) * | 2012-12-21 | 2014-07-03 | Taiheiyo Cement Corp | 高純度炭化珪素粉末の製造方法 |
JP2014125407A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-07 | Taiheiyo Cement Corp | 高純度の炭化ケイ素の製造方法 |
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