JPS59197173A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
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- JPS59197173A JPS59197173A JP58072370A JP7237083A JPS59197173A JP S59197173 A JPS59197173 A JP S59197173A JP 58072370 A JP58072370 A JP 58072370A JP 7237083 A JP7237083 A JP 7237083A JP S59197173 A JPS59197173 A JP S59197173A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D30/00—Field-effect transistors [FET]
- H10D30/60—Insulated-gate field-effect transistors [IGFET]
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分封〕
本発明は半導体装置、特に絶縁ダート型電界効果半導体
装置とその製造方法に関する。
装置とその製造方法に関する。
半導体装置の高集積化の進歩にはめざましいものがあり
、なかでも絶縁ケ゛−ト型電界効果半導体装散では高集
積化に伴って素子が著しく微細化されて来ている。例え
ば、現在開発の中心になっているMO8型L’S Iで
は、MOSトランジスタの実効チャンネル長が既にサブ
ミクロンの領域に入っている。また、現在のVLS I
中におけるMOS )ランジスタにおいても、その実効
チャンネル長は2μmを切り、1.7〜1.5μmとな
っている。こうした微細化に伴って、ショートチャンネ
ル効果の発生、ホットエレクトロンによる信頼性低下の
問題等、解決すべき多くの問題が現われて来ている。
、なかでも絶縁ケ゛−ト型電界効果半導体装散では高集
積化に伴って素子が著しく微細化されて来ている。例え
ば、現在開発の中心になっているMO8型L’S Iで
は、MOSトランジスタの実効チャンネル長が既にサブ
ミクロンの領域に入っている。また、現在のVLS I
中におけるMOS )ランジスタにおいても、その実効
チャンネル長は2μmを切り、1.7〜1.5μmとな
っている。こうした微細化に伴って、ショートチャンネ
ル効果の発生、ホットエレクトロンによる信頼性低下の
問題等、解決すべき多くの問題が現われて来ている。
ショートチャンネル効果は、ソースおよびドレイン間の
間隔が短くなるにつれてドレイン電圧による空乏層がソ
ース領域に近づき、チャンネルの表面電位が低下して閾
値電圧(Vth )が低下する現象である。その結果、
ダート電圧によるドレイン電流の制御性が悪化するとと
もに、Vthの変動が大きくなってディバイス性能を著
しく低下させる。更に、ドレインの空乏層がソース領域
に近づくことにより、ドレイン近傍のチャンネル領域で
は電界強度が著しく増加する。
間隔が短くなるにつれてドレイン電圧による空乏層がソ
ース領域に近づき、チャンネルの表面電位が低下して閾
値電圧(Vth )が低下する現象である。その結果、
ダート電圧によるドレイン電流の制御性が悪化するとと
もに、Vthの変動が大きくなってディバイス性能を著
しく低下させる。更に、ドレインの空乏層がソース領域
に近づくことにより、ドレイン近傍のチャンネル領域で
は電界強度が著しく増加する。
この結果、ドレイン電流によるホットエレクトロンの発
生やインノぐクト・アイオニゼーションによる■子−正
孔対の発生が顕著となり、ダート穎り流、基板°市原が
増加する。また、ダート酸化膜中にトラップされたホッ
トエレクトロンによりVthの経時変化を招き、信頼性
の低下を招くこととなる。
生やインノぐクト・アイオニゼーションによる■子−正
孔対の発生が顕著となり、ダート穎り流、基板°市原が
増加する。また、ダート酸化膜中にトラップされたホッ
トエレクトロンによりVthの経時変化を招き、信頼性
の低下を招くこととなる。
そこで、上記ショートチャンネル効果とそれに伴う柚々
の問題を防止するために、従来第1図(A)または(B
)に示す構造が採用され、あるいは提案されている。こ
れらの図において、1はシリコン基板、2.2’はソー
ス領域、3.3’はドレイン領域、4はダート酸化膜、
5はダート電極である。
の問題を防止するために、従来第1図(A)または(B
)に示す構造が採用され、あるいは提案されている。こ
れらの図において、1はシリコン基板、2.2’はソー
ス領域、3.3’はドレイン領域、4はダート酸化膜、
5はダート電極である。
第1図(A)の構造は、ダート電極5の近傍でソースお
よびドレイン領域2,3の拡散深度を浅くすることによ
り、ソースおよびドレイン領域2.3がケ゛−ト菖極5
下へ侵入して形成されるのを抑制し、実効チャンネル長
のショート化を抑制したものである。
よびドレイン領域2,3の拡散深度を浅くすることによ
り、ソースおよびドレイン領域2.3がケ゛−ト菖極5
下へ侵入して形成されるのを抑制し、実効チャンネル長
のショート化を抑制したものである。
即ち、ソースおよびドレイン領域2,3を形成するため
の不純物拡散は等方向であるため、拡散深度を深くすれ
ばそれだけダート電極5下への侵入も大きくなり、ソー
スおよびドレイン領域2,3が接近して形成されること
になる。この結果、実効チャンネル長は設計値よりも短
かくなってショートチャンネル効果を生じ易くなってし
まう。これに対して、第1図(6)の構造によれば、ダ
ート電極1の近傍でのソースおよびドレイン領域21,
3/は拡散深度が浅いからダート電極1下への侵入を抑
制できると共に、その外側には拡散深度の深い部分2,
3を有しているから全体の拡散深度を浅くした場合のよ
うなシリーズ抵抗の極端な増大を回避できる。
の不純物拡散は等方向であるため、拡散深度を深くすれ
ばそれだけダート電極5下への侵入も大きくなり、ソー
スおよびドレイン領域2,3が接近して形成されること
になる。この結果、実効チャンネル長は設計値よりも短
かくなってショートチャンネル効果を生じ易くなってし
まう。これに対して、第1図(6)の構造によれば、ダ
ート電極1の近傍でのソースおよびドレイン領域21,
3/は拡散深度が浅いからダート電極1下への侵入を抑
制できると共に、その外側には拡散深度の深い部分2,
3を有しているから全体の拡散深度を浅くした場合のよ
うなシリーズ抵抗の極端な増大を回避できる。
第1図(B)は一般に凹MO8と呼ばれる構造で、チャ
ンネル領域にソースおよびドレイン領域2゜3よりも深
い凹溝を形成したものである。この凹溝を設けたことに
より、凹溝のチー・ぞした側壁にも一部チヤンネル領域
が形成され、全体として屈曲したチャンネル表面が形成
される。従って、同じ実効チャンネル長であれば従来の
MOSより回路密度の増大か図られまたショートチャン
ネル効果を抑制することができる。
ンネル領域にソースおよびドレイン領域2゜3よりも深
い凹溝を形成したものである。この凹溝を設けたことに
より、凹溝のチー・ぞした側壁にも一部チヤンネル領域
が形成され、全体として屈曲したチャンネル表面が形成
される。従って、同じ実効チャンネル長であれば従来の
MOSより回路密度の増大か図られまたショートチャン
ネル効果を抑制することができる。
ところが、上記第1図(A)または(B)の構造には夫
々次のような問題があった。
々次のような問題があった。
まず第1図(A)の構造では、ソースおよびドレイン領
域の拡散深度の浅い部分2/ 、 3/がどうしても高
抵抗となり、相互コンダクタンス(gm)が低下して電
流が流れ難くなるという問題があった。tな、チャンネ
ル長が更に短くなった場合には、ソースおよびドレイン
領域の拡散深度の大きい部分2,3が相互に接近してパ
ンチスルーを起こし易くなるという問題があった。更に
、ゲート電極5近傍のソースおよびドレイン領域部分2
’、3’は拡散深度が浅いとはいえ、ケゞ−ト電極5の
両端部下にソースおよびドレイン領域2’、3’が侵入
するのを完全に防止することはできない。従って、この
部分にケ゛−ト電極5とソースおよびドレイン領域2/
、 3/との重なりによる寄生容量が発生することと
なり、スイッチング速度の向上が妨げられるという問題
があったO 他方、第1図(B)の凹MO8構造では、第1図(4)
の場合のようなgmの低下の問題は生じず、またチャン
ネル長を更に短縮した場合でもノヤンチスルー耐圧の低
下は生じ難い。しかしながら凹MO8の場合には、MO
S )ランジスタの特性に最も重要な影響を与えるチャ
ンネル表面を屈曲させ、これによって生じるVTRの上
昇という通常のショートチャンネルとはまったく逆の現
像による効果(逆ショートチャンネル効果)によりショ
ートチャンネル効果を相殺しようとするものであるため
、その特性上の信頼性に問題があった。
域の拡散深度の浅い部分2/ 、 3/がどうしても高
抵抗となり、相互コンダクタンス(gm)が低下して電
流が流れ難くなるという問題があった。tな、チャンネ
ル長が更に短くなった場合には、ソースおよびドレイン
領域の拡散深度の大きい部分2,3が相互に接近してパ
ンチスルーを起こし易くなるという問題があった。更に
、ゲート電極5近傍のソースおよびドレイン領域部分2
’、3’は拡散深度が浅いとはいえ、ケゞ−ト電極5の
両端部下にソースおよびドレイン領域2’、3’が侵入
するのを完全に防止することはできない。従って、この
部分にケ゛−ト電極5とソースおよびドレイン領域2/
、 3/との重なりによる寄生容量が発生することと
なり、スイッチング速度の向上が妨げられるという問題
があったO 他方、第1図(B)の凹MO8構造では、第1図(4)
の場合のようなgmの低下の問題は生じず、またチャン
ネル長を更に短縮した場合でもノヤンチスルー耐圧の低
下は生じ難い。しかしながら凹MO8の場合には、MO
S )ランジスタの特性に最も重要な影響を与えるチャ
ンネル表面を屈曲させ、これによって生じるVTRの上
昇という通常のショートチャンネルとはまったく逆の現
像による効果(逆ショートチャンネル効果)によりショ
ートチャンネル効果を相殺しようとするものであるため
、その特性上の信頼性に問題があった。
即ち、逆ショートチャンネル自体が種々の要因によって
もたらされるため、その大きさを制御するのが困難で、
これを更にショートチャンネル効果とバランスさせるの
は極めて困難である。
もたらされるため、その大きさを制御するのが困難で、
これを更にショートチャンネル効果とバランスさせるの
は極めて困難である。
また、凹MO8はチャンネル表面がフラットな従来のM
O8型半導体装置について蓄積されて来た製造プロセス
を適用できないため、その特性上の信頼性を改穆する上
でも従来蓄積された技術をそのまま適用できないという
問題があった。
O8型半導体装置について蓄積されて来た製造プロセス
を適用できないため、その特性上の信頼性を改穆する上
でも従来蓄積された技術をそのまま適用できないという
問題があった。
加えて、四MO8の場合には第1図(B)に示されるよ
うにゲートmh5とソースおよびドレイン領域2,3と
の重なりが大きくならざるを得す、寄生容量によるスイ
ッチング速度低下の問題は第1図(5)の構造よりも極
めて顕著に現われる。
うにゲートmh5とソースおよびドレイン領域2,3と
の重なりが大きくならざるを得す、寄生容量によるスイ
ッチング速度低下の問題は第1図(5)の構造よりも極
めて顕著に現われる。
その主な理由は、次に述べるようにソースおよびドレイ
ン領域2,3がダート電極5に対して自己整合で形成さ
れないからである。
ン領域2,3がダート電極5に対して自己整合で形成さ
れないからである。
即ち、従来の凹1Iv10Sの製造方法においては、第
2図(4)(B)に示すように、例えばp型シリコン基
板1上にn型エピタキシャル9932層6を成長させ(
第2図(A)図示)、続いてエピタキシャルN6よりも
深い凹溝7を形成することによりチャンネル@J、域で
相互に分離されたソースおよびドレイン領域2,3を形
成する。(第2図(B)図示)。この状態にした後、ダ
ート酸化膜4およびケ゛−ト電極5を形成して第1図(
B)の構造を得る。この場合、ダート電極5のiJ?タ
ーンニングに際しては所謂オフ・セットを生じないよう
にマスク合わせに余裕度が必要となるから、必然的にダ
ート電極5はソースおよびドレイン領域2,3上に大き
く重ならざるを得ないことになる。
2図(4)(B)に示すように、例えばp型シリコン基
板1上にn型エピタキシャル9932層6を成長させ(
第2図(A)図示)、続いてエピタキシャルN6よりも
深い凹溝7を形成することによりチャンネル@J、域で
相互に分離されたソースおよびドレイン領域2,3を形
成する。(第2図(B)図示)。この状態にした後、ダ
ート酸化膜4およびケ゛−ト電極5を形成して第1図(
B)の構造を得る。この場合、ダート電極5のiJ?タ
ーンニングに際しては所謂オフ・セットを生じないよう
にマスク合わせに余裕度が必要となるから、必然的にダ
ート電極5はソースおよびドレイン領域2,3上に大き
く重ならざるを得ないことになる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、従来とは異
なった構造により、抵抗の増大を伴うことなくソースお
よびドレイン領域の拡散深度を実質的に浅くしてショー
トチャンネル効果を防止すると共にパンチスルー耐圧を
向上し、かつダート電極とソースおよびドレイン領域と
の重なり全極力抑制して優れた高速特性を達成し得る信
頼性の高い半導体装置と、その製造方法を提供するもの
である。
なった構造により、抵抗の増大を伴うことなくソースお
よびドレイン領域の拡散深度を実質的に浅くしてショー
トチャンネル効果を防止すると共にパンチスルー耐圧を
向上し、かつダート電極とソースおよびドレイン領域と
の重なり全極力抑制して優れた高速特性を達成し得る信
頼性の高い半導体装置と、その製造方法を提供するもの
である。
本発明による半導体装置は、−導電型の半導体基板と、
該半導体基板中に形成された断面が逆台形状の凹溝と、
該凹溝の傾斜した対向側壁から離間して前記凹溝の溝底
にダート絶縁膜を介して形成されたダート電極と、前記
凹溝の夫々の側壁と前記ダート電極との間に充填して形
成された断面が三角形状の絶縁物層と、前記凹溝の両側
に相互に分離して夫々設けられた基板とは異なる導電型
を有するソース領域およびドレイン領域と、これらソー
ス領域およびドレイン領域に挾まれて前記凹溝の溝底下
にのみ形成されたチャンネル領域とを具備したことを特
徴とするものである。
該半導体基板中に形成された断面が逆台形状の凹溝と、
該凹溝の傾斜した対向側壁から離間して前記凹溝の溝底
にダート絶縁膜を介して形成されたダート電極と、前記
凹溝の夫々の側壁と前記ダート電極との間に充填して形
成された断面が三角形状の絶縁物層と、前記凹溝の両側
に相互に分離して夫々設けられた基板とは異なる導電型
を有するソース領域およびドレイン領域と、これらソー
ス領域およびドレイン領域に挾まれて前記凹溝の溝底下
にのみ形成されたチャンネル領域とを具備したことを特
徴とするものである。
上記本発明の半導体装置では、ソースおよびドレイン領
域の大部分がチャンネル表面よりも上、即ちダート電極
側に形成されているから、ソースおよびドレイン領域自
体の厚さを薄くすることなく実質的には拡散深度を極く
浅くしたのと同様の効果を得ることができる。従って、
gmの低下を伴うことなくソースおよびドレイン領域の
ダート電極下への侵入を抑制でき、ショートチャンネル
効果およびA?レンチルー耐圧低下を防止できる。
域の大部分がチャンネル表面よりも上、即ちダート電極
側に形成されているから、ソースおよびドレイン領域自
体の厚さを薄くすることなく実質的には拡散深度を極く
浅くしたのと同様の効果を得ることができる。従って、
gmの低下を伴うことなくソースおよびドレイン領域の
ダート電極下への侵入を抑制でき、ショートチャンネル
効果およびA?レンチルー耐圧低下を防止できる。
ところで本発明の半導体装置における凹溝はチャンネル
表面レベルよりもダートm極側でソースおよびドレイン
領域の拡散長を稼ぐためのもので、第1図(B)の凹M
O8のように凹溝の傾斜面をチャンネル領域の一部に用
いて実効チャンネル長を増大するためのものではない。
表面レベルよりもダートm極側でソースおよびドレイン
領域の拡散長を稼ぐためのもので、第1図(B)の凹M
O8のように凹溝の傾斜面をチャンネル領域の一部に用
いて実効チャンネル長を増大するためのものではない。
このため、チャンネル表面は従来のMO8型半導体装置
と同様にフラットで、凹MO8のようにチャンネル表面
を屈曲させたことによる逆ショートチャンネル効果の問
題は生じないし、またチャンネル表面がフラットな従来
のMO8型半導体装置について蓄積されて来た技術を適
用することが可能である。従って、凹MO8に比較して
極めて高い信頼性を得ることができる。
と同様にフラットで、凹MO8のようにチャンネル表面
を屈曲させたことによる逆ショートチャンネル効果の問
題は生じないし、またチャンネル表面がフラットな従来
のMO8型半導体装置について蓄積されて来た技術を適
用することが可能である。従って、凹MO8に比較して
極めて高い信頼性を得ることができる。
また、次に述べるように本発明の製造方法適用によりゲ
ート電極のオフ・セットを防止することが可能なため、
ダート電極のパターンニングに際してマスク合わせ余裕
をそれ程必要としない。従って、ゲート電極とソースお
よびドレイン電極との重なりは凹MO8K較べて著しく
小さくなり、寄生容量を低減してスイッチング速度の向
上を図ることができる。
ート電極のオフ・セットを防止することが可能なため、
ダート電極のパターンニングに際してマスク合わせ余裕
をそれ程必要としない。従って、ゲート電極とソースお
よびドレイン電極との重なりは凹MO8K較べて著しく
小さくなり、寄生容量を低減してスイッチング速度の向
上を図ることができる。
次に本発明による半導体装置の製造方法の概要を説明す
る。
る。
本発明による一つの製造方法は、−導電型の半導体基板
のチャンネル領域予定部に断面が逆台形状の凹溝を形成
する工程と、前記基板上にダート絶縁膜とダート電極材
料層とを順次積層形成した後にこれをパターンニングす
ることにより、前記凹溝の溝底にダート絶縁膜を介して
前記凹溝の傾斜した対向側壁から離間したゲート電極を
形成する工程と、該ダート電極両端と前記凹溝内壁との
間隙を絶縁物物層で埋めると共に該絶縁物層表面から前
記基板表面に亘る領域を平担化する工程と、前記基板に
対して通導゛[は型の不純物を前記ゲート電極をマスク
としてドープすることにより、前記ダート電極の端部下
までの相互に分離されたソースおよびドレイン領域を形
成する工程とを具備したことを特徴とするものである。
のチャンネル領域予定部に断面が逆台形状の凹溝を形成
する工程と、前記基板上にダート絶縁膜とダート電極材
料層とを順次積層形成した後にこれをパターンニングす
ることにより、前記凹溝の溝底にダート絶縁膜を介して
前記凹溝の傾斜した対向側壁から離間したゲート電極を
形成する工程と、該ダート電極両端と前記凹溝内壁との
間隙を絶縁物物層で埋めると共に該絶縁物層表面から前
記基板表面に亘る領域を平担化する工程と、前記基板に
対して通導゛[は型の不純物を前記ゲート電極をマスク
としてドープすることにより、前記ダート電極の端部下
までの相互に分離されたソースおよびドレイン領域を形
成する工程とを具備したことを特徴とするものである。
本発明による第2の製造方法は、表層に逆導電型半導体
層を有する一導電型の半導体基板を形成する工程と、チ
ャンネル領域予定部に断面逆台形状で前記逆導電型半導
体層よりも深い凹溝を形成することにより、該凹溝で分
離されたソースおよびドレイン領域を形成する工程と、
前記基板上にf−)絶縁膜およびダート電極材料層を順
次積層形成した後、これを1?ターンニングすることに
より前記凹溝の溝底にダート絶縁膜を介して前記凹溝の
傾斜した対向側壁から離間したダート電極を形成する工
程と、前記ソースおよびドレイン領域からの不純物の拡
散を制御することにより前記ケ9−ト電極の端部下まで
のソースおよびドレイン領域を形成する工程とを具備し
たことを特徴とするものである。
層を有する一導電型の半導体基板を形成する工程と、チ
ャンネル領域予定部に断面逆台形状で前記逆導電型半導
体層よりも深い凹溝を形成することにより、該凹溝で分
離されたソースおよびドレイン領域を形成する工程と、
前記基板上にf−)絶縁膜およびダート電極材料層を順
次積層形成した後、これを1?ターンニングすることに
より前記凹溝の溝底にダート絶縁膜を介して前記凹溝の
傾斜した対向側壁から離間したダート電極を形成する工
程と、前記ソースおよびドレイン領域からの不純物の拡
散を制御することにより前記ケ9−ト電極の端部下まで
のソースおよびドレイン領域を形成する工程とを具備し
たことを特徴とするものである。
上記本発明による第1あるいは第2の製造方法によれば
、チャンネル表面レベル下の拡散長を極力抑制し゛りつ
ゲート電極のオフ・セットを防止し、前記特徴的な構造
を具備した本発明による半導体装置を製造することがで
きる。特に、第1の製造方法では、通常の多結晶シリコ
ンデートプロセスと同様に、ソースおよびドレイン領域
をダート電極に対して自己塾舎で形成できる利点を有す
る。
、チャンネル表面レベル下の拡散長を極力抑制し゛りつ
ゲート電極のオフ・セットを防止し、前記特徴的な構造
を具備した本発明による半導体装置を製造することがで
きる。特に、第1の製造方法では、通常の多結晶シリコ
ンデートプロセスと同様に、ソースおよびドレイン領域
をダート電極に対して自己塾舎で形成できる利点を有す
る。
以下に本発明による半導体装置およびその製造方法の実
施例につき、両者を併記して説明するO 実施例1(第3図(6)〜G) (1) まず、p型シリコン基板11の(100)表
面を選択酸化してフィールド酸化膜12を形成し、該フ
ィールド酸化膜12で囲まれた素子令〔(域表面に熱酸
化膜13を形成する。続いて、チャンネル領域予定部に
開口を有するレジストパターン14を形成する(第3図
囚図示)。
施例につき、両者を併記して説明するO 実施例1(第3図(6)〜G) (1) まず、p型シリコン基板11の(100)表
面を選択酸化してフィールド酸化膜12を形成し、該フ
ィールド酸化膜12で囲まれた素子令〔(域表面に熱酸
化膜13を形成する。続いて、チャンネル領域予定部に
開口を有するレジストパターン14を形成する(第3図
囚図示)。
(ii) 次に、レジスト・テターン14をマスクと
して熱酸化膜13を選択的にエツチングし、チャンネル
領域予定部の基板表面をに9出させた後、レジストパタ
ーン14を除去する(第31d(B)図示)。
して熱酸化膜13を選択的にエツチングし、チャンネル
領域予定部の基板表面をに9出させた後、レジストパタ
ーン14を除去する(第31d(B)図示)。
(iii)次に、熱酸化膜13をマスクとしてシリコン
基板11をKOHにより選択的にエツチングし、チャン
ネル領域予定部に断面が逆台形状の凹溝15を形成する
(第3図(C)図示)。
基板11をKOHにより選択的にエツチングし、チャン
ネル領域予定部に断面が逆台形状の凹溝15を形成する
(第3図(C)図示)。
Gv)次に、熱酸化膜13を除去した後、素子領域表面
を熱酸化してダート酸化膜16を全面に形成し、更にそ
の上にCVD法により多結晶シリコン層を堆積する。続
いて、写真蝕刻法により多結晶シリコン層およびデート
酸化膜をA?ターンニングすることにより、前記凹溝1
5の底面上にダート電極17を形成する(第3図(D)
図示)。
を熱酸化してダート酸化膜16を全面に形成し、更にそ
の上にCVD法により多結晶シリコン層を堆積する。続
いて、写真蝕刻法により多結晶シリコン層およびデート
酸化膜をA?ターンニングすることにより、前記凹溝1
5の底面上にダート電極17を形成する(第3図(D)
図示)。
このとき、ダート電極17は前記凹溝の底面からはみ出
さないように、即ち、凹溝15の傾斜した側壁にかから
ないように形成する。従って、そのノ9ターンニングに
除しては、微細加工性に優れた反応性イオンエツチング
(=XE)を用いるのが望ましい。
さないように、即ち、凹溝15の傾斜した側壁にかから
ないように形成する。従って、そのノ9ターンニングに
除しては、微細加工性に優れた反応性イオンエツチング
(=XE)を用いるのが望ましい。
(V)次に、CVD法により全面にシリコン酸化膜18
を堆積した後、その不要部分をエツチング除去すること
により、前記凹孔15の間隙にのみシリコン酸化膜18
を残置すると共に、シリコン酸化膜180表面全素子領
域表面にあわせて平担化する(第3図(ト)図示)。
を堆積した後、その不要部分をエツチング除去すること
により、前記凹孔15の間隙にのみシリコン酸化膜18
を残置すると共に、シリコン酸化膜180表面全素子領
域表面にあわせて平担化する(第3図(ト)図示)。
(vD次に、ケ゛−ト電極17.シリコン酸化膜18お
よびフィールド酸化膜12をブロッキングマスクとして
燐をイオン注入した後、注入された燐を活性化すること
により♂型のソースおよびドレイン領域19.20を自
己整合で形成する(第3図(F)図示)。
よびフィールド酸化膜12をブロッキングマスクとして
燐をイオン注入した後、注入された燐を活性化すること
により♂型のソースおよびドレイン領域19.20を自
己整合で形成する(第3図(F)図示)。
このときの燐のイオン注入は、加速面圧によって注入の
深さを制御できる。従って、その後の熱工程での燐のし
み出し分を計算して凹溝15の底面よりも少し浅い部分
にイオン注入すれば、最終工程でソースおよびドレイン
領域19.20がダート電極17の端部下に達してオフ
・セット全防止し、かつダート電極17との重なりを極
力小さくすることができる。
深さを制御できる。従って、その後の熱工程での燐のし
み出し分を計算して凹溝15の底面よりも少し浅い部分
にイオン注入すれば、最終工程でソースおよびドレイン
領域19.20がダート電極17の端部下に達してオフ
・セット全防止し、かつダート電極17との重なりを極
力小さくすることができる。
なお、このときにシリコン酸化膜18が存在しないと、
ダート電極17の近傍でソースおよびドレイン領域19
.20の拡散深度が極めて大となり、本発明の効果が得
られないことになる。
ダート電極17の近傍でソースおよびドレイン領域19
.20の拡散深度が極めて大となり、本発明の効果が得
られないことになる。
(vii)次に、層間絶縁膜トシテ全面ニCvD−8i
O2膜21を堆積し、コンタクトホールを開孔した後、
アルミニウムの蒸着およびノぐターンニングを行なって
ソース電極22.ドレイン電極23等のアルミニウム配
線を形成し、第3図(G)のMO8型半導体装置を得る
。
O2膜21を堆積し、コンタクトホールを開孔した後、
アルミニウムの蒸着およびノぐターンニングを行なって
ソース電極22.ドレイン電極23等のアルミニウム配
線を形成し、第3図(G)のMO8型半導体装置を得る
。
上記実施例の製造方法は、凹溝15の形成およびシリコ
ン酸化膜18の形成を除けば、従来ノ多結晶シリコンダ
ートプロセスを略そのまま適用して行なうことができる
。
ン酸化膜18の形成を除けば、従来ノ多結晶シリコンダ
ートプロセスを略そのまま適用して行なうことができる
。
実施例2(第4図(4)〜F)
(1)まず、p型シリコン基板31上に層型エピタキシ
ャルシリコン層32を成長させる(第4図(5)図示)
。
ャルシリコン層32を成長させる(第4図(5)図示)
。
なお、p型シリコン基板31表面に燐等のn型不純物を
拡散してn型層32を形成してもよい。
拡散してn型層32を形成してもよい。
(11)次に、選択的にKOHによる異方性エツチング
を行ない、チャンネル領域予定部およびフィールド予定
部にn型エピタキシャルシリコンff′132よりも深
い断面逆台形状の凹溝33を形成することにより、n型
のソースおよびドレイン領域34.35を形成する(第
4図(B)図示)。
を行ない、チャンネル領域予定部およびフィールド予定
部にn型エピタキシャルシリコンff′132よりも深
い断面逆台形状の凹溝33を形成することにより、n型
のソースおよびドレイン領域34.35を形成する(第
4図(B)図示)。
(iii)次に、フィールド領域を選択酸化することに
より、フィールド酸化膜36を形成し、各素子領域を分
離する(第4図(C)図示)。
より、フィールド酸化膜36を形成し、各素子領域を分
離する(第4図(C)図示)。
この段階までは従来の凹MO8の製造工程と略同じであ
る。
る。
0■)次に、紫子領域表面を熱酸化することによりダー
ト酸化膜37を形成した後、多結晶シリコン層の堆積お
よびノやターンニングにより、前記凹溝33の底面上に
ゲートvH極38を形成する(第4図(わ)図示)。
ト酸化膜37を形成した後、多結晶シリコン層の堆積お
よびノやターンニングにより、前記凹溝33の底面上に
ゲートvH極38を形成する(第4図(わ)図示)。
このときも、実施例1と同様にダート電極38は凹溝3
3の側壁にかからないように形成する。従って、必然的
にダート電極38はソースおよびドレイン領域34.3
5上にかからず、オフ・セットを生じることになり、こ
の点で凹MO8の製造方法と異なっている。
3の側壁にかからないように形成する。従って、必然的
にダート電極38はソースおよびドレイン領域34.3
5上にかからず、オフ・セットを生じることになり、こ
の点で凹MO8の製造方法と異なっている。
なお、ダート酸化膜37の不要部分は実施例1の場合と
同様に除去してもよい。
同様に除去してもよい。
(V)次に、熱処理工程によりソースおよびドレイン領
域34’、35のn型不純物を下方にしみ出させ、ソー
スおよびドレイン領域34,35の拡散深度をチャンネ
ル表面よりも少し深くすることにより、オフ・セットの
状態を解消する(第4図(ト)図示)。
域34’、35のn型不純物を下方にしみ出させ、ソー
スおよびドレイン領域34,35の拡散深度をチャンネ
ル表面よりも少し深くすることにより、オフ・セットの
状態を解消する(第4図(ト)図示)。
このとき、ソースおよびドレイン領域34゜35とグー
)ff極との重なりがあまり大きくならないように、不
純物のしみ出しを制御する。
)ff極との重なりがあまり大きくならないように、不
純物のしみ出しを制御する。
(vDその後は実施例1と同様に、層間絶縁膜39の堆
積、コンタクトホールの開孔、アルミニウムの蒸着およ
びパターンニングによりAA配線40を形成して第4図
(6))のMO8型半導体装置を得る。
積、コンタクトホールの開孔、アルミニウムの蒸着およ
びパターンニングによりAA配線40を形成して第4図
(6))のMO8型半導体装置を得る。
なお、この実施例ではソースおよびドレイン領域34.
35を自己整合で形成していない。
35を自己整合で形成していない。
従って、第4図(D)以降のプロセスを従来のアルミダ
ートプロセスで行なうことにより、ダート電極38にア
ルミニウム等の金L4を用いて形成してもよい。
ートプロセスで行なうことにより、ダート電極38にア
ルミニウム等の金L4を用いて形成してもよい。
上記実施例1および実施例2で製造されたMO8型半導
体装置(は、第5図に示すように何れも本発明による特
徴的な構造を有し、これによって本発明に特有の効果を
奏する。即ち、図中破線で示すようにソースおよびドレ
イン領域19.20をチャンネル表面レベルで切って見
れば、破線以下の部分はソースおよびドレイン19.2
0を極めて浅くした通常のMO8構造である。そして、
ソースおよびドレイン領域19゜20は破線の上の部分
に厚く形成されているから、シート抵抗の増大を考慮す
ることなく破線より下の部分を可能な限り薄くすること
ができる。従って、ケ゛−ト屯極下への侵入長は著しく
小さくなり、第1図(A)の従来の構造と比較した場合
にもショートチャンネル効果は顕著に抑制され、寄生容
量も低減される。また第1図(A)の場合は拡散深度の
深いソースおよびドレイン部分2,3の間でのパンチス
ルー耐圧低下が問題になっていたが、上記実施例の半導
体装置ではこの問題も防止できる。加えて、ソースおよ
びドレイン領域19.20全体としては充分な拡散深度
を有しているため、特別な低温拡散を行なわなくても、
通常の熱工程で実質的に接合の浅いソースおよびドレイ
ン領域19.20を形成できるという利点を有する。
体装置(は、第5図に示すように何れも本発明による特
徴的な構造を有し、これによって本発明に特有の効果を
奏する。即ち、図中破線で示すようにソースおよびドレ
イン領域19.20をチャンネル表面レベルで切って見
れば、破線以下の部分はソースおよびドレイン19.2
0を極めて浅くした通常のMO8構造である。そして、
ソースおよびドレイン領域19゜20は破線の上の部分
に厚く形成されているから、シート抵抗の増大を考慮す
ることなく破線より下の部分を可能な限り薄くすること
ができる。従って、ケ゛−ト屯極下への侵入長は著しく
小さくなり、第1図(A)の従来の構造と比較した場合
にもショートチャンネル効果は顕著に抑制され、寄生容
量も低減される。また第1図(A)の場合は拡散深度の
深いソースおよびドレイン部分2,3の間でのパンチス
ルー耐圧低下が問題になっていたが、上記実施例の半導
体装置ではこの問題も防止できる。加えて、ソースおよ
びドレイン領域19.20全体としては充分な拡散深度
を有しているため、特別な低温拡散を行なわなくても、
通常の熱工程で実質的に接合の浅いソースおよびドレイ
ン領域19.20を形成できるという利点を有する。
他方、上記実施例の半導体装置は凹MO8構造とは違っ
てチャンネル表面がフラットであるから、チャンネル表
面が屈曲していることによって生じる凹MO8に特有の
信頼性低下の問題は生じない。また、上記実施例の説明
から明らかなように、従来の凹MOSのようにダート電
極がソースおよびドレイン領域上に大きく重なることは
ないから、寄生容量が顕著に低減され、スイッチング速
度の向上を図ることができる。
てチャンネル表面がフラットであるから、チャンネル表
面が屈曲していることによって生じる凹MO8に特有の
信頼性低下の問題は生じない。また、上記実施例の説明
から明らかなように、従来の凹MOSのようにダート電
極がソースおよびドレイン領域上に大きく重なることは
ないから、寄生容量が顕著に低減され、スイッチング速
度の向上を図ることができる。
なお、上記実施例の半導体装置ではダート電極17のf
f111 面とソースおよびドレイン領域19゜20の
傾斜面との間に寄生容量が発生することになるが、この
容量はスイッチング速度に影響するほどに大きくはない
。即ち、ソースおよびh”レイ>領域19 、2 oの
端面が傾斜しているため、ケ゛−ト電極17の側面との
間の距離が大きくなっているからである。また、第6図
に示すようにダート電極17の側面を逆向きに傾斜させ
ることによって上記の寄生容量を更に低減することがで
きるから、この間の容量は特性上それ程問題にはならな
い。
f111 面とソースおよびドレイン領域19゜20の
傾斜面との間に寄生容量が発生することになるが、この
容量はスイッチング速度に影響するほどに大きくはない
。即ち、ソースおよびh”レイ>領域19 、2 oの
端面が傾斜しているため、ケ゛−ト電極17の側面との
間の距離が大きくなっているからである。また、第6図
に示すようにダート電極17の側面を逆向きに傾斜させ
ることによって上記の寄生容量を更に低減することがで
きるから、この間の容量は特性上それ程問題にはならな
い。
以上詳述したように、本発明によればシリーズ抵抗の増
大を伴うことなくソースおよびドレイン領域の拡散深度
を実質的に浅くしてケ゛−ト電極との重なりを極力抑制
し得る構造を具備することにより、素子の微細化に伴っ
て生じるショートチャンネル効果等の種々の問題を解消
し得る高速性および信頼性の高い半導体装置とその製造
方法を提供できるものである。
大を伴うことなくソースおよびドレイン領域の拡散深度
を実質的に浅くしてケ゛−ト電極との重なりを極力抑制
し得る構造を具備することにより、素子の微細化に伴っ
て生じるショートチャンネル効果等の種々の問題を解消
し得る高速性および信頼性の高い半導体装置とその製造
方法を提供できるものである。
第1図(4)および(B)は夫々ショートチャンネル効
果の防止を目的として従来提案されているMO8型半導
体装置の構造を示す断面図、第2図(A) (B)は第
1図(B)の構造を有するMO8型半導体装置の製造方
法を説明するための断面図、第3図(A)〜(G)は本
発明の一実施例になるMO8型半導体装置の製造工程を
順を追って示す断面図、第4図(5)〜C)は本発明の
他の実施例になる製造工程を順を追って示す断面図、第
5図は第3図体)〜(G)、第4図(ト)〜(F)で得
られたMO8型半導体装置の作用効果の説明図、第6図
は本発明による半導体装置の他の実施例を示す説明図で
ある。 11.31・・・p型シリコン基板、12.36・・・
フィールド酸化膜、13・・・熱酸化膜、14・・・レ
ノストパターン、15.33・・・凹] J 15
。 37・・・ダート酸化膜、17.38・・・ダート電極
、18・・・シリコン酸化膜、19.34・・・ソース
領域、20.35・・・ドレイン領域、21.39・・
・層間絶縁膜、22,23.40・・・アルミニウム配
線。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦第1図 第2図 第3図 第4図 第4図 第4図 第5図
果の防止を目的として従来提案されているMO8型半導
体装置の構造を示す断面図、第2図(A) (B)は第
1図(B)の構造を有するMO8型半導体装置の製造方
法を説明するための断面図、第3図(A)〜(G)は本
発明の一実施例になるMO8型半導体装置の製造工程を
順を追って示す断面図、第4図(5)〜C)は本発明の
他の実施例になる製造工程を順を追って示す断面図、第
5図は第3図体)〜(G)、第4図(ト)〜(F)で得
られたMO8型半導体装置の作用効果の説明図、第6図
は本発明による半導体装置の他の実施例を示す説明図で
ある。 11.31・・・p型シリコン基板、12.36・・・
フィールド酸化膜、13・・・熱酸化膜、14・・・レ
ノストパターン、15.33・・・凹] J 15
。 37・・・ダート酸化膜、17.38・・・ダート電極
、18・・・シリコン酸化膜、19.34・・・ソース
領域、20.35・・・ドレイン領域、21.39・・
・層間絶縁膜、22,23.40・・・アルミニウム配
線。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦第1図 第2図 第3図 第4図 第4図 第4図 第5図
Claims (5)
- (1)−導m型の半導体基板と、該半導体基板中に形成
された断面が逆台形状の凹溝と、該凹溝の傾斜した対向
側壁から離間して前記凹溝の溝底にダート絶縁膜を介し
て形成されたゲート電極と、前記凹溝の夫々の側壁と前
記ダート電極との間に充填して形成された断面が五角形
状の絶縁物層と、前記凹溝の両側に相互に分離して夫々
設けられた基板とは異なる導電型を有するソース領域お
よびドレイン領域と、これらソース領域およびドレイン
領域に挾まれて前記凹溝の満紙下にのみ形成されたチャ
ンネル領域とを具備したことを特徴とする半導体装置。 - (2) 前記ダート電極が断面台形状に形成されてい
ることを特徴とする特許ml求の範囲第(1)項記載の
半導体装置。 - (3)−導電型の半導体基板のチャンネル領域予定部に
断面が逆台形状の凹溝を形成する工程と、前記基板上に
グー ト絶縁膜とダート電極材料層とを順次積層形成し
た後にこれをパターンニングすることにより、前記凹溝
の溝底にゲートM!3縁膜を介して前記凹溝の傾斜した
対向側壁から離間したダート電極全形成する工程と、該
グー)%極側端と前記凹溝内壁との間隙を絶縁物層で埋
めると共に、該絶縁物層表面から前記基板表面に亘る領
域を平担化する工程と、前記基板に対して逆導電型の不
純物を前記ダート電極をマスクとしてドープすることに
より、前記ダート電極の端部下までの相互に分離された
ソースおよびドレイン領域を形成する工程とを具備した
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - (4) 前記ダート電極材料層として多結晶シリコン
層を用いることを特徴とする特許請求の範囲第(3)項
記載の半導体装置の製造方法。 - (5)表層に逆導屯型半導体層を有する一導重型の半導
体基板を形成する工程と、チャンネル領域予定部に断面
逆台形状で前記逆導電型半導体層よりも深い凹溝を形成
することにより、該凹ri4で分離されたソースおよび
ドレイン領域を形成する工程と、前記基板上にケ゛−ト
絶縁膜およびダート電極材料層を順次積A’7形成した
後、これをパターンニングすることにより前記凹溝のr
K底にダート絶縁膜を介して口■J記四凹溝傾斜した対
向側壁から離間したダート電極を形成する工程と、前記
ソースおよびドレイン領域からの不純物の拡散を制御す
ることにより前記ダート電極の端部下までのソースおよ
びドレイン領域を形成する工程とを具備したことを特徴
とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58072370A JPS59197173A (ja) | 1983-04-25 | 1983-04-25 | 半導体装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58072370A JPS59197173A (ja) | 1983-04-25 | 1983-04-25 | 半導体装置およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59197173A true JPS59197173A (ja) | 1984-11-08 |
Family
ID=13487351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58072370A Pending JPS59197173A (ja) | 1983-04-25 | 1983-04-25 | 半導体装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59197173A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61156772A (ja) * | 1984-12-27 | 1986-07-16 | Sony Corp | 電界効果トランジスタの製造方法 |
-
1983
- 1983-04-25 JP JP58072370A patent/JPS59197173A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61156772A (ja) * | 1984-12-27 | 1986-07-16 | Sony Corp | 電界効果トランジスタの製造方法 |
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