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JPS59156913A - 体質顔料及びその製造法 - Google Patents

体質顔料及びその製造法

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Publication number
JPS59156913A
JPS59156913A JP2922583A JP2922583A JPS59156913A JP S59156913 A JPS59156913 A JP S59156913A JP 2922583 A JP2922583 A JP 2922583A JP 2922583 A JP2922583 A JP 2922583A JP S59156913 A JPS59156913 A JP S59156913A
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JP
Japan
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zeolite
acid
particle size
extender pigment
extender
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Application number
JP2922583A
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English (en)
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JPH0416404B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Kashiwase
弘之 柏瀬
Yutaka Konose
豊 木ノ瀬
Genichi Sato
源一 佐藤
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Nippon Chemical Industrial Co Ltd
Original Assignee
Nippon Chemical Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Chemical Industrial Co Ltd filed Critical Nippon Chemical Industrial Co Ltd
Priority to JP2922583A priority Critical patent/JPS59156913A/ja
Publication of JPS59156913A publication Critical patent/JPS59156913A/ja
Publication of JPH0416404B2 publication Critical patent/JPH0416404B2/ja
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  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 する体質顔料に関する。
一般に、体質顔料は非着色性の顔料であって,1他の着
色用顔料と共に塗料や印刷インキの配合物あるいはレー
キ顔料の基材として使用され、着色顔料の展色を効果的
にする4、塗膜に補強効果を与える、下地や塗膜の面を
平滑にする、塗料や印刷インキに適当な粘性と流動性を
与える、等の作用効果を発揮させるものであってこのた
めには、体質顔料が下記の諸要件を備えていることが必
要である。
■ 亜麻仁油やワニスなどのビヒクル中で可及的に透明
であること; ■ 顔料粒子のきめが細か(、ビヒクルや他の顔料など
との混合が容易で、分散性のよいこと; ■ 吸油量の値が適切で、適度の配合量で所望の流動特
性が得られること; ■ ビヒクルや溶剤に不溶性であ)、またそれらと反応
性がないこと; ■ 光・熱・薬品などに堅ろうであること;■ 印刷°
インキの乾燥性を阻害しないこと;■ 毒性のないこと
; などである。
従来、体質顔料としては主に硫酸バリウム、炭酸カルシ
ウム、アルミナホワイト、ホワイトカーボンなどが使用
されているが、これらの体質顔料は一長・−短があル、
総合的には何れも満足すべきものではなかった。
すなわち、硫酸バリウムは古くから体質顔料として使わ
れているが、亜麻仁油で練ると半透明のペーストになり
、練り易いが一般用インキとしての適性はあまり良くな
い。
炭酸カルシウムも練フ易いが、亜麻仁油中では半透明で
あり、高度の透明性を必要とする印刷インキには適さな
い。また、若干マットな塗膜が生じ易いという欠点があ
る。
アルミナホワイトは亜麻仁油と練るとほぼ透明なペース
トが得られるが、酸価の高いワニスと練るとリバリング
を起したりインキの乾燥を遅らせたりする欠点がある。
また、塗膜の光沢が失なわれ易く、他の顔料を変色させ
ることもある。
一方、ホワイトカーボンはビークル中でかなシ透明であ
るが、吸油量の値が著しく大(100〜コθθl/1o
oli)で少量の添加で粘度が増大するため添加量が少
量に限られ、着色または白色顔料に対する充分な展色効
果や塗膜の補強効果などが得られないという欠点がある
また従来、或種の無定形アルミノ珪酸塩の微粉末(ゼオ
レックス)を塗料の充填剤として使用することが知られ
ているが、この種のアルミノ珪酸塩はゼオライトと異な
シ、むしろホワイトカーボンに近いものであって一次粒
子の径が0.02〜0.041μ扉の超微粒子から成り
、吸油量の値も約100〜/jOg/lθθgであシ、
物質の構造や性状、或いは使用の目的、効果等も本発明
の体質顔料とは著しく相違するものである。
本発明者らは、このような従来の体質顔料の多くの欠点
を克服する新規の高性能体質顔料を開発するために各種
の実験と検討を重ねた結果、ゼオライトを酸処理するこ
とによって得られる非晶質のアルミ/珪酸塩およびその
表面改質物が体質顔料として極めて好適であることを見
出し本発明を完成した。
すなわち、本発明はゼオライトの酸処理によって得られ
る非晶質アルミノ珪酸塩を主要成分とした、吸油量の値
が10ないしg Oml// 0θgであシ、かつ屈折
率の値が八lIJないし/、S3であることを特徴とす
る体質顔料である。
一般に、ゼオライトは一般式(1,θ十〇、コ)M2O
−M、、0.− xsio、 −yH,O(但し、Mは
H&またはそれと当量の7価または多価金属、Xは多く
の場合へよ〜−〇、Vは0− /θの値)で表わされる
化学組成とX線回折によって識別することのできる独特
の結晶構造を有するアルミノ珪酸塩であシ、天然鉱物及
び合成品を含めて各種のものが知られている(通常、M
はNaである)。
また、ゼオライトは一般に独特な結晶構造に基づく独特
な吸着性能やイオン交換性能を有することも知られてお
)、それらの特性を生かした各種の用途がひらかれてい
る。
しかして、本発明にかかる体質顔料は前記ゼオライトの
うち基本的粒子形態のスケルトンを実質的に具備してい
る酸処理物であって、かつ体質顔料として望ましい吸油
量と屈折率とを有する非晶質アルミノ珪酸塩である。従
って、以下にその製法と共に本発明の体質顔料について
詳述する。
本発明者らの検討結果によれば、驚くべきことにA型ゼ
オライト(Na!O−IJ、、03・J 5in2−+
、j H,O)やX型ゼオライト(Ha、O−Al!、
03−a、s sio、 、 A、/ H,o )等ノ
成分モJL/ 比(5ioV/M、Q3)の値が比較的
小さい種類のゼオライトは酸で適度に処理することによ
って、X線的には明らかに非晶質となるにもかかわらず
、その−次粒子の形や大きさなどの粒子状態は酸処理に
よって殆んど変化せず、酸処理前の粒子状態が殆んどそ
のま\保持されることが判明した。
本発明はこのような事実の応用に基づくものであって、
ゼオライトの酸処理により非晶質のアルミノ珪酸塩と化
学的特徴が全く別途になるにも拘らず、原体ゼオライト
の基本的粒子特性を維持したものであるから、体質顔料
としては原体ゼオライトの諸物性の依存性が大きく、ゼ
オライト自体の粒子状態は勿論、吸油量、屈折率等の特
性が適切なものであること力s必要である。
従って、本発明において使用する原料としてのゼオライ
トは、まず上記のように成分モル比(51ot/M t
 o s )が比較的小さい種類のものであるとともに
、その粒子状態が均一微細であることが必要である。
この場合、均一微細な′粒子状態とは10μ扉以上の粒
度部分が7%以下であり、かつ6μm以下の粒度部分が
359以上であるような粒度分布を有するものを意味す
る。
また、本発明において使用する原料としてのゼオライト
は、吸油量の値が10ないしg。
vrl/ / 0011程度のものが望ましい。
このような観点から、本発明の体質顔料を製造する際の
原料として適するゼオライトの種類としては各種のもの
が指摘されるが、A型ゼオライト、X型ゼオライト、P
型ゼオライト、ソーダライト、アナルサイム等が特に好
適であムこれらの一部またはコ種以上を使用することが
できる。
また、上記の粒度や吸油量の値をもった均一微細なゼオ
ライト粒子は各種の方法で調製することができるが、例
えば特開昭17−J7/Jや特開昭!;’/−1443
//等の方法によって得られるA型ゼオライトやX型ゼ
オライトのような合成ゼオライトは特に好適である。
さらIこ、これらのゼオライト中のNa2O成分の一部
または大部分をイオン交換反応によってNa 以外の陽
イオンで置換した金属置換ゼオライトを使用することも
できる。
この場合、Na+以外の陽イオンの種類としてはH土、
 Li+、 K十等の7価の陽イオン、Mg” +Oa
 2+* Sr 2+、Ba’ 十* Zn 2+m 
 Od’ +m Pb 2+ 等の2 価の陽イオン等
各種のものが挙げられるが、陽イオン°の種類及び置換
の程度によってゼオライト粒子の屈折率を成程度調節す
ることが可能である。
このようなゼオライトを酸処理する方法としては各種の
態様が可能であるが、通常、次のようにして行なうこと
ができる。
すなわち、上記のゼオライト粒子を水中に分散させて水
性懸濁液とし、攪拌しっ\これに酸または酸性塩類の溶
液を徐々に添加し、最終的に懸濁液のpHの値が低くと
も1.Sまでとなるようにその添加量を調節したのち、
同一液分離および洗浄を行ない、必要に応じて乾燥・粉
砕等の工程を加える。
ここで使用する酸または酸性物質としては、例えば硫酸
、塩酸、硝酸、燐酸、炭酸、亜硫酸等の鉱酸類、ギ酸、
酢酸、シュウ酸、等の有機酸類、あるいは重硫酸ソーダ
や酸性燐酸ソーダ等の酸性塩類等各種のものが挙げられ
るがこれらに限定されるものではない。
最終的なpHの値が9.5未満ではゼオライトの粒子状
態が著しく変化した多粒子全体が溶解・消失したりして
原体ゼオライトのスケルトンが破壊されるので不適当で
あり、一方pHが9より高くなると非晶質化の程度が不
充分となる。
従って特にpH5−ざの範囲の弱酸性域が好ましい。非
晶質の程度はX線回折図の回折線の有無及び強弱によっ
て評価されるものであって、本発明の体質顔料において
は回折線の高さが原体ゼオライトの回折線の約に以下で
あることを意味する。
一方、屈折率の値は体質顔料としての透明性を支配する
重要な特性であって、使用する亜麻仁油やフェノの屈折
率の値に近いもの程良好な透明性が得られるものであシ
、充分な透明性を得るためには屈折率の値(n、 )が
1.llλないし7.33であることが必要である。
この点、上記のゼオライトの酸処理によって得られる成
績物の屈折率は自らこの範囲の値となるが、必要に応じ
て陽イオンによる置換の程度や下記のシリカ被覆処理に
おけるシリカの量的割合などによシ屈折率の値を成程度
調節することができるので、特定のビヒクルに対してよ
り一層高度の透明性を発揮させることができる。
本発明に係る体質顔料は前記のような特定の非晶質アル
ミ/珪酸塩であるが、このものを顔料特性をより改善す
るために必要に応じて改質したものをも含む。
かかる改質物としては、例えは代表的なものとしては、
濃密でかつ微細な不定形シリカの連続的皮膜を付与した
もの、あるいは微細な白色金属含水酸化物、例えばアル
ミニウム、チタン、ジルコニウム、アンチモン等の含水
酸化物の沈積によるもの、または表面活性剤、分散剤等
の粒子表面の改質などがあげられる。
従って、例えばシリカ被覆処理を施す場合は、ゼオライ
トの水性懸濁液に酸または酸性塩類を添加して酸処理を
行ったのち、10℃以上の温度で徐々に活性シリカゾル
を添加するかまたは珪酸アルカリと酸を徐々に添加して
活性シリカを生成させるようにすることによって粒子表
面を緻密な無定形シリカの皮膜で被うことができる。
この際に添加するまたは生成させるシリカの量は、多く
の場合、非晶質アルミノ珪酸塩に対しユないし30重量
%で充分な被覆の効果が得られるが、シリカ量の増大に
つれて粒子の屈折率の値は多少増大する傾向となる。
このようなシリカ被覆処理を施した非晶質アルミノ珪酸
塩の粒子は、原料として使用した元のゼオライトの種類
如何に拘らず、表面が著しく不活性で、光・熱・薬品な
どに対し一層堅ろうであシ、酸価の高いビヒクルや各種
の配合物と混練しても塗料や印刷インキとしての諸性能
を劣化させることがない。また同様に金属含水酸化物の
被覆処理においては相当する金属塩水溶液を添加して加
水分解によシ生じる水酸化物を沈積処理すればよい。
以上の記載から明らかなように、本発明の体質顔料の特
徴としては次の事項が指摘される。
■ 従来の硫酸バリウムや炭酸カルシウム等の体質顔料
よりも遥かに透明性が大である。
特に、塗料や印刷インキに使用される亜麻仁油やフェノ
の屈折率の値と同等の値となるように屈折率を調節した
本′発明の体質顔料はこれらのビヒクル中で殆ど完全に
透明である。
■ 顔料粒子のきめが細かく、吸油量の値が一般の顔料
と同等〆であって、ビヒクルや他の顔料などとの混線が
容易で粒子の分散性が良い。この点は、大きな吸油量の
値をもったアルミナ°ホワイトやホワイトカーボンとは
著しく相違する。
■ 比重値が約λで比較的小であるために、硫酸バリウ
ムに比して釣機の使用量で同等の充填効果が得られる。
■ ビヒクルや溶剤に不溶である。
■ 光や熱に堅ろうである。%に緻密な無定形シリカで
被覆したゼオライト粒子は表面が極めて不活性で各種薬
品にも侵されず、印刷インキの乾燥性を阻害することも
ない。従って酸価の高い油と練ってもす’ t< IJ
ソング起して表面を固化したりゲル化を促進したりする
こともない。
■ 無毒性である。
このような多くの特徴を有する本発明の体質顔料は、一
般の塗料や印刷インキは勿論のこと、高度の品質特性を
特徴とする特殊塗料や高級印刷インキ用として、或はレ
ーキ顔料用の透明性基材としても広く使用することが出
来る画期的な体質顔料であるということができる。
以下、実施例を示すが、成績物の評価は次の試験法によ
って行った。
吸油量:JよりK3i0i−qgの19比 重:〃17 屈折率:アツベの屈折計を用い、Lar8enの油浸法
によシ測定した。
粒度分布:コールタ−カウンター(コールタ−エレクト
ロニクス社製)を用いアパチャ ーチューブ径20μmで測定した。
色 差:デジタル測色色差計(スガ試験機■製)を用い
色差を測定した。
透明性:隠ぺい力測定用紙(注)の黒面を基準にして、
黒面上に塗布された各サンプル 顔料の色差を測定し、色差が小さいも のを透明性が大きいと定義した。
(注)隠ぺい力測定用紙 白面と黒面をもつアート紙(約277X、17m+x)
で、その+j度拡散反射率は白面で79.49%、黒面
で八y−g%であった。
実施例−1 sooccビーカーにNa−Aゼオライトsogを秤量
し、水2001/を加えてゼオライト濃度−0%のスラ
リー−5ozを調製した。なおこのスラリーのpHはl
/、7であった。スラリーを攪拌しながら、ここに9%
硫酸2!;Illを添加し、添加後1時間攪拌を継続し
たのち、常法によシ渥過、水洗、乾燥、粉砕を行ない、
Na−A型ゼオライトの酸処理品を得た。この酸処理品
の電顕(SEM)写真をオ1図に示す。この酸処理品の
X線回折(X、RoD、)分析を行なったところ、回折
ピークが全く認められず、非晶質アルミノ珪酸塩である
ことが明らかである。この酸処理品の比重、屈折率、吸
油量、酸処理条件、組成等を表−7に示す。
Na−Aゼオライトの粒度分布 ナオ、原料のN a −Aゼオライトは珪酸ソーダ溶液
とアルミン酸ソーダ溶液とをバックミキシングのない状
態で反応させてゲルを生成させ、加熱熟成することによ
り得られる(特開昭57−ibtJii号)。得られた
Na−X型ゼオライトの電顕(SEM)写真をオコ図に
示す。これらの写真からゼオライトの粒子状態は酸処理
前後においてほとんど変化のないことは明らかである。
実施例−2 実施例−7と同様のHa−A型ゼオライトを使用し、t
%硫酸の代わりに2%硫酸を使用する以外は実施例−l
と全く同様の方法で酸処理を行なった。得られた酸処理
品はX、R,D、分析ではHa−Afflゼオライトの
各回折ピークが約凭〜猶の強度に低下しておシ非晶質ア
ルミノ珪酸塩の成分を多く含むことが明らかである。こ
の酸処理品の比重、屈折率、吸油量、酸処理条件、組成
等を表−/に併せて示す。
実施例−3 実施例−7と同様のNa−Amゼオライトを使用し、l
I%硫酸の代わりに10%リン酸を使用する以外は実施
例−7と全く同様の方法で酸処理を行なった。得られた
酸処理品はX、R6D0分析では回折ピークが全く認め
られず、非晶質アルミノ珪酸塩であることが明らかであ
る。この酸処理品の比重、屈折率、吸油量、酸処理条件
、組成等を表−lに併せて示す。
実施例−ダ 実施例−7と同様のNa−A型ゼオライトを使用し、q
%硫酸の代わシに1%リン酸を使用する以外は実施例−
lと全く同様の方法で酸処理を行なった。得られた酸処
理品はX、R,D、分析ではNa−A型ゼオライトの各
回折ピークが約%の強度に低下しておシ、非晶質アルミ
ノ珪酸塩を主要成分とすることが明らかである。この酸
処理品の比重、屈折率、吸油量、酸処理条件、組成等を
表−7に併せて示す。
実施例−5 実施例−7と同様に50θ銭のビーカーにNa−X型ゼ
オライトsogを秤量し、水コoogを加えてゼオライ
ト濃度20%のスラリー23OIを調製した。なおこの
スラリーのpHは/ /、gであった。スラリーを攪拌
しながら、ここにダ%硫酸コsopを添加し、添加後1
時間攪拌を継続したのち、常法によFO濾過、水洗、乾
燥、粉砕を行ない、Na−X型ゼオライトの酸処理品を
得た。この酸処理品の電顕(SEM)写真を第3図に示
す。この酸処理品のX、R,D0分析を行なったところ
、Na−X型ゼオライトの回折ピークが僅かに認められ
るものの、その強度は最強ピーク(−〇=6°)の場合
協以下になってお9、非晶質アルミノ珪酸塩を主要成分
とすることが明らかである。この酸処理品の比重、屈折
率、吸油量、酸処理条件、組成等を表−7に併せて示す
なお原料のNa−X1ゼオライトは珪酸−ソーダ溶液と
アルミン酸ソーダ溶液とをバックミキシングのない状態
で反応させてゲルを生成させ1加熱熟成することにより
調整した(特開昭37−/At、3/1号)。このNa
−X型ゼオライトの電顕(8EM)写真を第1図に示す
比較例−/ 比較のために、市販の非晶質アルミノ珪酸塩(Zeol
ex )の電顕(EIM)写真を第5図に、また比重、
屈折率、吸油量、組成等を表−1に併せて示す。更に市
販の体質顔料としてホワイトカーボン、沈降性硫酸バリ
ウム、炭酸カルシウムの物性も表−7に併せて示す。
表−7より、ゼオライトの酸処理品は比重値が約コであ
シ、比較例の体質顔料よシも小さいのが特徴である。ま
た屈折率は亜麻仁油の屈折率に近く、亜麻仁油と練りあ
わせた場合、はとんど透明な塗膜が得られることが明ら
かである。
才た表−lに示したゼオライトの酸処理品はいずれも粒
径O,S−tμmの球形に近い粒子形状を保っており、
吸油量はg Oml/ 100//以下であるので、市
販の非晶質アルミノ珪酸塩(粒径0.02〜0.011
 tin 、 吸油量ioθrnl/1oo1以上)と
は明確に区別される。なおこのことはオ/図〜オS図で
わかるように、本発明のゼオライト酸処理品はその粒子
形状が元のゼオライトの形状を保ったままであるのに対
して、市販の非晶質アルミノ珪酸塩は0.02μ川以下
の微細粒子の不規則な凝集体であることが明白である。
比較例−コ 実施例−/と同様のNa−A型ゼオライトを使用し、実
施例−lと同様にして、酸処理のためにダ%硫酸を加え
、更に硫酸を添加して混合スラリーのpHを3.0に調
製したのち、1時間攪拌を継続した。その後常法により
濾過、水洗、乾燥、粉砕して酸処理品を得た。得られた
酸処理品の電顕(SKM)写真を第6図に示す。第6図
では酸処理時のpH低下により粒子の溶解と凝集に基ず
く不規則な形状が認められ、原体ゼオライトのスケルト
ンは消失していた。この比較例では酸処理物の収率が低
いばか9でなく、顔料としての分散性も不良であった。
試験例−7 JxsKgtol(顔料試験方法)の6に記載されてい
る方法でクリプトメーターを用いて実施例/−3,比較
例のうち沈降性硫酸バリウムと炭酸カルシウムの隠ぺい
力を測定した。ビヒクルにはt号亜麻仁油を使用し、J
工5Ksiis沈降性硫酸バリウムの試験法に準じて行
ない、ゼオライトの酸処理品や炭酸カルシウムの隠ぺい
力を測定する場合は沈降性硫酸バリウムの練シ合わせペ
ーストに顔料容積濃度を合わせてペーストを作成し試験
に供した。結果を表−一に示す。
表−コよシゼオライトの酸処理によって得られる非晶質
アルミノ珪酸塩は隠ぺい力/ 11111以上であシ、
沈降性硫酸バリウムや炭酸カルシウムと比較して極めて
透明性に優れていることが明らかである。
表−一 実施例−6 平均粒子径がi、oxμmのNa−A型ゼオライトを実
施例1と同様に酸処理した後、スラリー濃度、20重量
%のスラリーを温度90℃に保って攪拌状態において8
10.として6重量%の珪酸ソーダ水溶液とlI%硫酸
とを同時に徐々に添加してシリカ沈積処理をした。
次いで上記の沈積処理物を常法により水洗、乾燥および
粉砕して体質顔料を得た。
この顔料中のシリカ量はS10.として/ LO!r重
量%であシ耐酸性は著しく向上したものであった。
また、上記試験例−lと同様に、その特性をみたところ
、クリプトメータ目盛はs o mlA以上、隠ぺい力
は7以上であった。
なお原料のNa−A型ゼオライトは下記のようにして調
製した: 珪酸ソーダ水溶液とアルミン酸ソーダ水溶液とをモル比
5iOt/u、o、 x、oに保持してバックミキシン
グのない状態でゲルを生成せしめ、次いでNa−A型ゼ
オライトを合成した。このゼオライトの平均粒子径は八
〇−μmであった。
試験例−コ 実施例/−j−のセオライト酸処理品と比較例の体質顔
料について各、y、o yをダ号亜麻仁油へggとフー
バーマーラーで練シあわせてペーストを作成し、隠ぺい
力測定用紙上にフィルムアプリケーターで0.071m
π(3ミル)の厚さに塗布した。常温で乾燥後、色差計
を用いて隠ぺい力測定用紙の黒面の色の3刺激値X、Y
、Zを測定し、これよp L、a、b値、色差△Eを求
めた。
結果を表−3に示す。表−3ではブランク(隠ぺい力測
定用紙の黒面)に対する色差(△E)が小さいものが透
明性に優れておシ、ゼオライトの酸処理品を塗布した黒
面が約10以下であるのに対して沈降性硫酸バリウムや
炭酸カルシウムは20以上であり、ゼオライトの酸処理
によって得られる非晶質アルミノ珪酸塩が4透明性に優
れていることが明白である。
試験例−3 実施例/〜乙のゼオライト酸処理品及び比較例1の沈降
性硫酸バリウムと沈降性炭酸カルシウムを用いて、それ
ぞれの試料についてダ号亜麻仁油で均一に練り合わせた
ものをサンプルビン(φ/、tmmx3.tH)中に入
れ密閉しテg o ’C(7)恒温槽でリバリングの試
験を行なった。その結果、いずれの試料についても、g
O℃X72時間経過後もリバリングは認められず、実施
例1〜6の各ゼオライト酸処理品(無定形アルミノ珪酸
塩)は沈降性硫酸バリウムや炭酸カルシウムと同程度の
安定性を有することが判明した。
【図面の簡単な説明】
図面は、いずれも電子顕微鏡(SBM)写真であシ、オ
乙図−〇00倍以外は全て5ooo倍の写真である。オ
/図及びオJ図は本発明にかかる体質顔料、オコ図及び
オ1図は酸処理前の原体ゼオライト、オS図は市販の非
晶質アルミノ珪酸塩、オ6図はゼオライトのスケルトン
が破壊された酸処理品の顕微鏡写真による図である。 第 1 図、 X              ++゛へ ゛゛゛゛゛
、 い〉    ・ 、\         ゛   
   [F]会      旨 ゛、゛       
第、2図  ・ 手続補正書      6 昭和5群10月2T日 特許庁長官殿 1、 事件の表示 昭和!S年特許願第コタJJ、t  号2、 発明の名
称 体質顔料及びその製造法 3、 補正をする者 事件との関係 特許出願人 5、補正の対象 (1)  明細書の発明の詳細な説明の橢補正の内容 (1)  明細書の記載を下記の通シ補正する。 弘 lり   「aooi/1oollJ     r
2ootrl/1oolJ鴫 z  7  トtsol/1oolJ    r〜tr
o耐/10OIIJタ   タ   [”J     
          l”nu4”Jl−弘  「分散
剤等の」     「分散剤等による」/?  /ダ 
 「1bbJ//号」    「3713号」/7  
/II   rna −xm」rNa−11J(2) 
 同第23頁表−1中の「zeOlex」の列の「組成
」の「Na2O」  の鞠にl−j 、AJを加入し、
[AJ、O,Jの柚に「6.l」を加入し、[5to2
J  の楠に[りλ、JJを加入する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 / ゼオライトの粒子状態を実質的に具14hシている
    ゼオライト酸処理物の非晶質アルミノ珪酸塩であって、
    吸油量の値がlθないしg。 ml、Q 00 gであシ、且つ屈折率の値が八lλ〜
    /jJであることを特徴とする体質顔料。 、2.  ゼオライトがA型ゼオライト、x型ゼオライ
    ト、p型セオライト、ソーダライトまたはアナルサイム
    から選ばれた7種または2種以上である特許請求の範囲
    オ1項記載の体・d顔料。 3 ゼオライトのNa、0成分の一部または大部分がN
    a士以外の陽イオンで置換されたゼオライトである特許
    請求の範囲オλ項記載の体質顔料0 久 ゼオライトが10μm以上の粒度部分が7%以下で
    あシ、かつ6μm以下の粒度部分がg5%以上である粒
    度分布をもつものである特許請求の範囲牙1項ないし第
    3項のいずれかに記載の体質顔料。 ! ゼオライトの酸処理物が濃密かつ微細で不定形のシ
    リカまたは白色金属含水酸化物で被覆されたものである
    特許請求の範囲第7項ないしオダ項のいずれかに記載の
    体質顔料。 K ゼオライトの水性スラリーをpHが低くても4(J
    までの弱酸性域で酸処理することを特徴とする体質顔料
    の製造法。
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