JPS5912247Y2 - ゴムのはみ出し防止型橋梁滑り支承用シ−ルリング - Google Patents
ゴムのはみ出し防止型橋梁滑り支承用シ−ルリングInfo
- Publication number
- JPS5912247Y2 JPS5912247Y2 JP11885281U JP11885281U JPS5912247Y2 JP S5912247 Y2 JPS5912247 Y2 JP S5912247Y2 JP 11885281 U JP11885281 U JP 11885281U JP 11885281 U JP11885281 U JP 11885281U JP S5912247 Y2 JPS5912247 Y2 JP S5912247Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sliding
- main body
- width
- seal ring
- rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案はゴムのはみ出し防止型橋梁滑り支承用シールリ
ングにかかる。
ングにかかる。
そしてその目的はゴム製環状本体の軸線方向の一端面に
上沓との間の摩擦抵抗を軽減させて橋桁移動時のリング
の変形を防ぐ滑り加工部を設けた場合に、上沓に橋桁を
取付けた際の荷重により、又は橋桁の撓みにより、滑り
加工部がゴム製本体を内外方へ押し除けながらこの本体
内にもぐり込み、押し除けられた部分のゴムが滑り加工
部と上沓との接触面より外方へふくらんで遂に上沓面に
接触し、滑り加工部の無い従来のシールリングと同様に
橋桁移動時上沓との摩擦抵抗により変形してシールリン
グと上沓間に隙間を現出し、ここを通り雨水や塵埃等が
ベアリング内に入ってベアリング機能を損うのを防ごう
とするものである。
上沓との間の摩擦抵抗を軽減させて橋桁移動時のリング
の変形を防ぐ滑り加工部を設けた場合に、上沓に橋桁を
取付けた際の荷重により、又は橋桁の撓みにより、滑り
加工部がゴム製本体を内外方へ押し除けながらこの本体
内にもぐり込み、押し除けられた部分のゴムが滑り加工
部と上沓との接触面より外方へふくらんで遂に上沓面に
接触し、滑り加工部の無い従来のシールリングと同様に
橋桁移動時上沓との摩擦抵抗により変形してシールリン
グと上沓間に隙間を現出し、ここを通り雨水や塵埃等が
ベアリング内に入ってベアリング機能を損うのを防ごう
とするものである。
本考案の構戊はゴム製環状本体の軸線方向の一端面に滑
り加工部を設けると共に断面で滑り加工部の幅に対し本
体の幅を小さく構或したことを特徴としており、これに
より滑り加工部の表面に荷重が加わってもゴムが加工部
表面より外方へははみ出さず、上沓に対しては常に滑り
加工部が接触して橋桁の移動に対する摩擦抵抗を極力少
く保ち、桁移動に伴うシールリングの変形を防ぐことが
できるものである。
り加工部を設けると共に断面で滑り加工部の幅に対し本
体の幅を小さく構或したことを特徴としており、これに
より滑り加工部の表面に荷重が加わってもゴムが加工部
表面より外方へははみ出さず、上沓に対しては常に滑り
加工部が接触して橋桁の移動に対する摩擦抵抗を極力少
く保ち、桁移動に伴うシールリングの変形を防ぐことが
できるものである。
以下に本案実施の態様を図面につき詳述する。
なお同一符号は同一もしくは相応部分を示す。
第1図で1はゴム製の円環状本体、2はこの本体1の軸
線方向上端面3に設けた滑り加工部である。
線方向上端面3に設けた滑り加工部である。
而して軸線を含む平面での断面で、本体1の幅Wが滑り
加工部2の幅W′よ−りも小さくなっている。
加工部2の幅W′よ−りも小さくなっている。
滑り加工部を本体1の軸線方向上端面3に四弗化エチレ
ン樹脂製円環状板21を設けて構威すると、本体1に対
し簡単に接着でき、また本体1の或形時に同時圧着を行
えば一層確実に接着できる。
ン樹脂製円環状板21を設けて構威すると、本体1に対
し簡単に接着でき、また本体1の或形時に同時圧着を行
えば一層確実に接着できる。
それで、橋桁が振動等で撓んだ際の上沓の傾きによるゴ
ム製本体1の変形にもよく追随し、剥離する恐れがほと
んどなくなる。
ム製本体1の変形にもよく追随し、剥離する恐れがほと
んどなくなる。
本体1の断面における幅は、本体1の上端即ち滑り加工
部2の側でこの加工部2の幅W′に適合しており、下端
では滑り加工部2がら連続する内外両面の湾曲部22及
び23を介して滑り加工部2の幅W′より小さくなって
いる。
部2の側でこの加工部2の幅W′に適合しており、下端
では滑り加工部2がら連続する内外両面の湾曲部22及
び23を介して滑り加工部2の幅W′より小さくなって
いる。
第3図は本案リングの別の実施例である。
本体1は断面形状が四直角の四辺形即ち正方形又は長方
形となっており、その滑り加工部2側でこの加工部の幅
W′のほぼ中央に位置している。
形となっており、その滑り加工部2側でこの加工部の幅
W′のほぼ中央に位置している。
そのため加工部2の幅W′の方向の両端部下方には空間
S1及びS2が用意され、本体1と加工部2との一体成
形の場合に必然的に両者の接合部外方へはみ出すばり2
4及び25もこれらの空間S1及びS2内にある限り取
除く必要はない。
S1及びS2が用意され、本体1と加工部2との一体成
形の場合に必然的に両者の接合部外方へはみ出すばり2
4及び25もこれらの空間S1及びS2内にある限り取
除く必要はない。
即ちばり24及び25を残したままでもシールリングと
しての性能を何ら損わないで、ばり取り作業が不要とな
る。
しての性能を何ら損わないで、ばり取り作業が不要とな
る。
第4図は本案リングの更に別の実施例である。
断面において、滑り加工部2は溝26のあるコ字形で本
体1は四直角の四辺形即ち正方形又は長方形となってい
る。
体1は四直角の四辺形即ち正方形又は長方形となってい
る。
そしてこの本体1の上端部がこの加工部2の溝26に入
り込み、両側面を袖片27及び28によって覆われてい
る。
り込み、両側面を袖片27及び28によって覆われてい
る。
そのため本体1が極度に圧縮変形しても本体1と上沓と
の直接的な接触は起こり得す、滑り加工部2の機能を完
全に発揮できる。
の直接的な接触は起こり得す、滑り加工部2の機能を完
全に発揮できる。
また第3図の場合と同様にばり29及び30のはみ出し
量が僅がの場合は、ばり取り加工は不要である。
量が僅がの場合は、ばり取り加工は不要である。
これらのシールリングを通常のようにベアリング支承3
1の上沓32と下沓33の間にベアリングプレート34
を囲むようにセットして下沓33に固定する。
1の上沓32と下沓33の間にベアリングプレート34
を囲むようにセットして下沓33に固定する。
橋の荷重により滑り加工部2が加圧されると本体1が圧
縮変形を生じるが、変形量が加工部2の上面より上方へ
はみ出すことはない。
縮変形を生じるが、変形量が加工部2の上面より上方へ
はみ出すことはない。
また橋桁の伸縮により上沓32が移動すると本体1の上
面の滑り加工部2が上沓32に接触していても、本体1
を過大に変形させる程の摩擦力が作用せず、上沓32と
加工部2の間に隙間が生じない。
面の滑り加工部2が上沓32に接触していても、本体1
を過大に変形させる程の摩擦力が作用せず、上沓32と
加工部2の間に隙間が生じない。
本考案によればゴム製環状本体の軸線方向の一端面に滑
り加工部を設けると共に断面で滑り加工部の幅に対し本
体の幅を小さく構成したので、沓完或時の荷重により本
体が圧縮変形を起こしてもその変形量が滑り加工部の表
面より外方へはみ出ることはなく、上沓には常にこの加
工部を当接させて橋桁移動の際の本体の過大な変形を防
いでベアリング支承内への雨水や塵埃等の入り込みを防
ぎ、長期にわたり支承機能を完全に果させることができ
る効果がある。
り加工部を設けると共に断面で滑り加工部の幅に対し本
体の幅を小さく構成したので、沓完或時の荷重により本
体が圧縮変形を起こしてもその変形量が滑り加工部の表
面より外方へはみ出ることはなく、上沓には常にこの加
工部を当接させて橋桁移動の際の本体の過大な変形を防
いでベアリング支承内への雨水や塵埃等の入り込みを防
ぎ、長期にわたり支承機能を完全に果させることができ
る効果がある。
第1図は本考案にかかるシールリングの具体例を示す部
分切欠斜面図、第2図はこのリングを支承に使用した状
態の部分切断側面図、第3図は本案シールリングの別の
態様を示す部分切欠斜面図、第4図は同更に別の態様の
部分切欠斜面図である。 1・・・・・・ゴム製環状本体、2・・・・・・滑り加
工部、21・・・・・・四弗化エチレン樹脂製円環状板
、22 .23・・・・・・湾曲部、26・・・・・・
溝。
分切欠斜面図、第2図はこのリングを支承に使用した状
態の部分切断側面図、第3図は本案シールリングの別の
態様を示す部分切欠斜面図、第4図は同更に別の態様の
部分切欠斜面図である。 1・・・・・・ゴム製環状本体、2・・・・・・滑り加
工部、21・・・・・・四弗化エチレン樹脂製円環状板
、22 .23・・・・・・湾曲部、26・・・・・・
溝。
Claims (5)
- (1)ゴム製環状本体の軸線方向の一端面に滑り加工部
を設けると共に断面で滑り加工部の幅に対し本体の幅を
小さく構或したことを特徴とするゴムのはみ出し防止型
橋梁滑り支承用シールリング。 - (2)滑’)加工部が該一端面に環状四弗化エチレン樹
脂製板を設けたものである実用新案登録請求の範囲第(
1)項記載のゴムのはみ出し防止型橋梁滑り支承用シー
ルリング。 - (3)断面において本体の幅は滑り加工部側でこの加工
部の幅に適合し他端側では滑り加工部側から連続する内
外両面の湾曲部を介して滑り加工部の幅より小さくなっ
ている実用新案登録請求の範囲第(1)又は(2)項記
載のゴムのはみ出し防止型橋梁滑り支承用シールリング
。 - (4)断面において本体は四直角の四辺形で滑り加工部
側でこの加工部の幅のほぼ中央に位置している実用新案
登録請求の範囲第(1)又は(2)項記載のゴムのはみ
出し防止型橋梁滑り支承用シールリング。 - (5)断面において滑り加工部は溝のあるコ字形で本体
は四直角の四辺形となり、この本体の一部がこの加工部
の溝に入り込んでいる実用新案登録請求の範囲第(1)
又は(2)項記載のゴムのはみ出し防止型橋梁滑り支承
用シールリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11885281U JPS5912247Y2 (ja) | 1981-08-12 | 1981-08-12 | ゴムのはみ出し防止型橋梁滑り支承用シ−ルリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11885281U JPS5912247Y2 (ja) | 1981-08-12 | 1981-08-12 | ゴムのはみ出し防止型橋梁滑り支承用シ−ルリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5825309U JPS5825309U (ja) | 1983-02-17 |
JPS5912247Y2 true JPS5912247Y2 (ja) | 1984-04-13 |
Family
ID=29912952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11885281U Expired JPS5912247Y2 (ja) | 1981-08-12 | 1981-08-12 | ゴムのはみ出し防止型橋梁滑り支承用シ−ルリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5912247Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5677654B2 (ja) * | 2010-08-05 | 2015-02-25 | 日本ピラー工業株式会社 | 支承装置 |
JP2017115359A (ja) * | 2015-12-22 | 2017-06-29 | 株式会社川金コアテック | 支承板支承におけるシールリング |
-
1981
- 1981-08-12 JP JP11885281U patent/JPS5912247Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5825309U (ja) | 1983-02-17 |
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