JPH0410422Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0410422Y2 JPH0410422Y2 JP1983105845U JP10584583U JPH0410422Y2 JP H0410422 Y2 JPH0410422 Y2 JP H0410422Y2 JP 1983105845 U JP1983105845 U JP 1983105845U JP 10584583 U JP10584583 U JP 10584583U JP H0410422 Y2 JPH0410422 Y2 JP H0410422Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protection plate
- locking groove
- fitted
- outer peripheral
- bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
- F16C33/784—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race
- F16C33/7843—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
- F16C33/7816—Details of the sealing or parts thereof, e.g. geometry, material
- F16C33/783—Details of the sealing or parts thereof, e.g. geometry, material of the mounting region
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/04—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
- F16C19/06—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、主にミニチユアーベアリングに使用
されて圧入のみに依り嵌着できるプラスチツク製
の保護板の改良に関する。
されて圧入のみに依り嵌着できるプラスチツク製
の保護板の改良に関する。
(従来の技術)
従来、この種の保護板としては、例えば実公昭
40−1689号に記載されたものが知られている。
40−1689号に記載されたものが知られている。
これは、ポリアミド等の合成樹脂のシール板本
体の外周縁に内方突出して先端部を外輪の内周面
に凹設した嵌合溝の内側壁に圧接する横V字状の
嵌合周縁部を一体連成すると共に該嵌合周縁部の
外周縁端部に該嵌合溝の外側壁と外輪の内周面と
に渡つて圧接するよう段部を連成して成るベアリ
ング用シール板である。
体の外周縁に内方突出して先端部を外輪の内周面
に凹設した嵌合溝の内側壁に圧接する横V字状の
嵌合周縁部を一体連成すると共に該嵌合周縁部の
外周縁端部に該嵌合溝の外側壁と外輪の内周面と
に渡つて圧接するよう段部を連成して成るベアリ
ング用シール板である。
ところが、この様なものは、横V字状の嵌合周
縁部の全体が弾性変形する事に依り段部の外周面
が外輪の内周面に、段部の外側面が嵌合溝の外側
壁に、嵌合周縁部の先端部が嵌合溝の内側壁に
夫々圧接して所謂三箇所で圧接する様にしている
ので、これら三箇所が高精度に加工されて規定さ
れていなければ、シール板を常に所定の姿勢、つ
まりベアリングの軸芯に垂直な状態で堅固に嵌着
できなかつた。
縁部の全体が弾性変形する事に依り段部の外周面
が外輪の内周面に、段部の外側面が嵌合溝の外側
壁に、嵌合周縁部の先端部が嵌合溝の内側壁に
夫々圧接して所謂三箇所で圧接する様にしている
ので、これら三箇所が高精度に加工されて規定さ
れていなければ、シール板を常に所定の姿勢、つ
まりベアリングの軸芯に垂直な状態で堅固に嵌着
できなかつた。
本考案は、叙上の問題点に鑑み、これを解消す
る為に創案されたもので、その目的とする処は、
常に所定の姿勢で堅固に嵌着できるようにしたベ
アリング用保護板を提供するにある。
る為に創案されたもので、その目的とする処は、
常に所定の姿勢で堅固に嵌着できるようにしたベ
アリング用保護板を提供するにある。
(課題を解決するための手段)
本考案のベアリング用保護板は、外輪1の内周
面側端部に形成されて垂直状の内側面2bと外周
面2cと奥部の溝幅を縮める方向に傾斜した外側
面2aとから成る係止溝2内へ圧入のみに依り嵌
着する環状のベアリング用保護板に於いて、前記
保護板3を弾性を有するプラスチツク製とし、そ
の外径を係止溝2の外周面2cの内径より小さく
外側面2aの先端部の内径より大きくすると共
に、保護板3の外周端部の外側部分には係止溝2
の外側面2aのみに適合する押圧用傾斜面3a
を、外周端部の端面部分には内方向へ傾斜する挿
入用傾斜面3bを、外周端部の内側部分には係止
溝2の内側面2bに当合して弾性変形する断面尖
塔状の隆起部3cを夫々形成したことに特徴が存
する。
面側端部に形成されて垂直状の内側面2bと外周
面2cと奥部の溝幅を縮める方向に傾斜した外側
面2aとから成る係止溝2内へ圧入のみに依り嵌
着する環状のベアリング用保護板に於いて、前記
保護板3を弾性を有するプラスチツク製とし、そ
の外径を係止溝2の外周面2cの内径より小さく
外側面2aの先端部の内径より大きくすると共
に、保護板3の外周端部の外側部分には係止溝2
の外側面2aのみに適合する押圧用傾斜面3a
を、外周端部の端面部分には内方向へ傾斜する挿
入用傾斜面3bを、外周端部の内側部分には係止
溝2の内側面2bに当合して弾性変形する断面尖
塔状の隆起部3cを夫々形成したことに特徴が存
する。
(作 用)
外輪1の外側へ保護板3の挿入用傾斜面3bを当
接せしめ、外方より保護板3の外周部を内方へ押
圧する。これにより、保護板3は材質自体の弾性
力により若干彎曲し、その外周端部が係止溝2内
へ嵌合される。
接せしめ、外方より保護板3の外周部を内方へ押
圧する。これにより、保護板3は材質自体の弾性
力により若干彎曲し、その外周端部が係止溝2内
へ嵌合される。
即ち、保護板3の外周端部の内側部分に形成し
た断面尖塔状の隆起部3cが、係止溝2の内側面
2bに当合して若干弾性変形し、その弾性力につ
て、外周端部の外側部分の押圧用傾斜面3aが係
止溝2の外側面2aに押圧され、押圧用傾斜面3
aとこれに適合する外側面2aが所謂基準面にな
つて保護板3が常に所定の姿勢(ベアリングの軸
芯に垂直な状態)で係止溝2内へ堅固に嵌着され
る。
た断面尖塔状の隆起部3cが、係止溝2の内側面
2bに当合して若干弾性変形し、その弾性力につ
て、外周端部の外側部分の押圧用傾斜面3aが係
止溝2の外側面2aに押圧され、押圧用傾斜面3
aとこれに適合する外側面2aが所謂基準面にな
つて保護板3が常に所定の姿勢(ベアリングの軸
芯に垂直な状態)で係止溝2内へ堅固に嵌着され
る。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
説明する。
第1図は本考案の第1実施例に係るベアリング
保護板の一部縦断正面図、第2図は本考案の第1
実施例に係る保護板を装着したベアリングの一部
縦断面図である。図に於いて、1は外輪、2は外
輪1の内周面両端部に形成した係止溝、3は保護
板、4は内輪、5はボール、6はリテーナであ
り、係止溝2は、垂直状の内側面2bと水平な外
周面2cと奥部の溝幅を縮める方向に傾斜した外
側面2aとから、ほぼ四角状に形成されている。
保護板の一部縦断正面図、第2図は本考案の第1
実施例に係る保護板を装着したベアリングの一部
縦断面図である。図に於いて、1は外輪、2は外
輪1の内周面両端部に形成した係止溝、3は保護
板、4は内輪、5はボール、6はリテーナであ
り、係止溝2は、垂直状の内側面2bと水平な外
周面2cと奥部の溝幅を縮める方向に傾斜した外
側面2aとから、ほぼ四角状に形成されている。
保護板3は、硬質ナイロンやポリアセテート等
の耐熱・耐摩耗性に優れ、然も適宜の弾性力を有
するエンジニアプラスチツクの一体成形によつて
環状に形成されており、その外径は、最大熱膨張
時に於いても前記係止溝2の外周面2cの内径よ
り小さく、且つ最大熱収縮時に於いても係止溝2
の外側面2aの先端部の外径(即ち、保護板3の
挿入孔の内径)よりも大きくなるように選定され
ている。
の耐熱・耐摩耗性に優れ、然も適宜の弾性力を有
するエンジニアプラスチツクの一体成形によつて
環状に形成されており、その外径は、最大熱膨張
時に於いても前記係止溝2の外周面2cの内径よ
り小さく、且つ最大熱収縮時に於いても係止溝2
の外側面2aの先端部の外径(即ち、保護板3の
挿入孔の内径)よりも大きくなるように選定され
ている。
保護板3の外周端部の外側部分には、係止溝2
の前記傾斜した外側面2aに適合する押圧用傾斜
面3aが形成されており、押圧用傾斜面3aの傾
斜角度と外側面2aの傾斜角度が同一にされてい
る。
の前記傾斜した外側面2aに適合する押圧用傾斜
面3aが形成されており、押圧用傾斜面3aの傾
斜角度と外側面2aの傾斜角度が同一にされてい
る。
保護板3の外周端部の端面部分には、挿入用傾
斜面3bが形成されている。
斜面3bが形成されている。
保護板3の外周端部の内側部分には、挿入用傾
斜面3bの内側端をその尖端とすると共に、係止
溝2の内側面2bに当合して弾性変形をし、これ
により押圧用傾斜面3aを係止溝2の外側面2a
へ押圧する断面尖塔状の隆起部3cが形成されて
いる。
斜面3bの内側端をその尖端とすると共に、係止
溝2の内側面2bに当合して弾性変形をし、これ
により押圧用傾斜面3aを係止溝2の外側面2a
へ押圧する断面尖塔状の隆起部3cが形成されて
いる。
隆起部3cの形成される位置は、保護板3の内
側面で係止溝2の内側面2bに当合できる位置で
あればどこでもよいが、本実施例のように、挿入
用傾斜面3bの内側端をその尖端とする尖塔状の
隆起部3cを形成するのが、最も好都合である。
側面で係止溝2の内側面2bに当合できる位置で
あればどこでもよいが、本実施例のように、挿入
用傾斜面3bの内側端をその尖端とする尖塔状の
隆起部3cを形成するのが、最も好都合である。
保護板3の内径は、外輪1への嵌着時には内輪
4の外周面との間に僅かな間隙ができるように選
定されている。
4の外周面との間に僅かな間隙ができるように選
定されている。
保護板3の外径は、外輪1へ嵌着した時に、そ
の膨張量が最大になつた際でも係止溝2の外周面
2cとの間に僅かな間隙ができるように選定され
ている。
の膨張量が最大になつた際でも係止溝2の外周面
2cとの間に僅かな間隙ができるように選定され
ている。
本実施例に於いては、保護板3の内側面に単一
の隆起部3cをリング状に形したが、第2実施例
に於いては、保護板3の内側面に複数個の隆起部
3cを一定間隔で円周上に配列形成するようにし
ても良い。
の隆起部3cをリング状に形したが、第2実施例
に於いては、保護板3の内側面に複数個の隆起部
3cを一定間隔で円周上に配列形成するようにし
ても良い。
第3図は、本考案の第3実施例を示すものであ
り、第1及び第2実施例に係る保護板3の内側端
部の外側面に、適宜の深さを有する断面略半円状
のリング状窪部7を形成し、これによつて環状体
の内側端部に半径方向に極く弱い弾性力を有する
薄肉のシール片3dを形成する構成としている。
シール片3dの先端部3d′は、外輪1への嵌着時
に内輪4の外周面端部ヘ常時軽く接触するように
なつており、これによつてより完全な防塵が図ら
れている。
り、第1及び第2実施例に係る保護板3の内側端
部の外側面に、適宜の深さを有する断面略半円状
のリング状窪部7を形成し、これによつて環状体
の内側端部に半径方向に極く弱い弾性力を有する
薄肉のシール片3dを形成する構成としている。
シール片3dの先端部3d′は、外輪1への嵌着時
に内輪4の外周面端部ヘ常時軽く接触するように
なつており、これによつてより完全な防塵が図ら
れている。
而して、保護板3をベアリングへ嵌着するに際
しては、先ず外輪1の保護板挿入孔の外側傾斜面
1aへ保護板3の挿入用傾斜面3bを当てがい、
その外側外周部を均等に内方へ押圧する。そうす
ると、保護板3は材質自体の弾性力により若干彎
曲した後、その外周端部が係止溝2内へ嵌合され
る。この時、保護板3は挿入用傾斜面3bを形成
している為、ベアリングの内方へスムース且つ良
好に押し込まれる。
しては、先ず外輪1の保護板挿入孔の外側傾斜面
1aへ保護板3の挿入用傾斜面3bを当てがい、
その外側外周部を均等に内方へ押圧する。そうす
ると、保護板3は材質自体の弾性力により若干彎
曲した後、その外周端部が係止溝2内へ嵌合され
る。この時、保護板3は挿入用傾斜面3bを形成
している為、ベアリングの内方へスムース且つ良
好に押し込まれる。
保護板3が係止溝2内へ嵌着されると、第2図
に示す如く断面尖塔状の隆起部3cが係止溝2の
内側面2bに当合して弾性変形し、その弾性力に
より押圧用傾斜面3aが係止溝2の外側面2aに
押圧され、押圧用傾斜面3aとこれに適合する外
側面2aが所謂基準面になつて保護板3は常にベ
アリングの軸芯に対して垂直状態で係止溝2に極
めて緊密且つ堅固に嵌着されることになる。その
結果、ベアリングの使用中に保護板3が脱落した
り、シール機能が低下したり、ガタツキを生じて
騒音の原因になつたり、保護板3が垂直状態から
内外に傾く事に依り所定の当合箇所以外(例えば
リテーナや内輪)に当合してトラブルを招いたり
する惧れがない。
に示す如く断面尖塔状の隆起部3cが係止溝2の
内側面2bに当合して弾性変形し、その弾性力に
より押圧用傾斜面3aが係止溝2の外側面2aに
押圧され、押圧用傾斜面3aとこれに適合する外
側面2aが所謂基準面になつて保護板3は常にベ
アリングの軸芯に対して垂直状態で係止溝2に極
めて緊密且つ堅固に嵌着されることになる。その
結果、ベアリングの使用中に保護板3が脱落した
り、シール機能が低下したり、ガタツキを生じて
騒音の原因になつたり、保護板3が垂直状態から
内外に傾く事に依り所定の当合箇所以外(例えば
リテーナや内輪)に当合してトラブルを招いたり
する惧れがない。
尚、保護板3を係止溝2に嵌着しても、保護板
3の外周端部は係止溝2の内側面2b及び外側面
2aのみに当合する為、外輪1にはその半径方向
に力がほとんど作用することがない。その結果、
外輪1が歪んでベアリングの真円度が低下する惧
れがない。
3の外周端部は係止溝2の内側面2b及び外側面
2aのみに当合する為、外輪1にはその半径方向
に力がほとんど作用することがない。その結果、
外輪1が歪んでベアリングの真円度が低下する惧
れがない。
又、保護板3の半径方向の熱膨脹や熱収縮の影
響は、押圧用傾斜面3aとこれに適合する外側面
2aが基準面となつて保護板3が半径方向に所定
の姿勢のまま摺動すると共に、それに伴つて隆起
部3cが弾性変形する事に依り吸収される。この
時、保護板3の外径が外周面2cの内径より小さ
いので、これが当合する事がない。この為、保護
板3の嵌着力や外輪1の真円度が大きく変わる事
がない。
響は、押圧用傾斜面3aとこれに適合する外側面
2aが基準面となつて保護板3が半径方向に所定
の姿勢のまま摺動すると共に、それに伴つて隆起
部3cが弾性変形する事に依り吸収される。この
時、保護板3の外径が外周面2cの内径より小さ
いので、これが当合する事がない。この為、保護
板3の嵌着力や外輪1の真円度が大きく変わる事
がない。
更に、保護板3の厚み方向の熱膨脹や熱収縮の
影響は、隆起部3cのみが弾性変形する事に依つ
て吸収される。この為、保護板3の嵌着力が大き
く変わる事がない。
影響は、隆起部3cのみが弾性変形する事に依つ
て吸収される。この為、保護板3の嵌着力が大き
く変わる事がない。
この様に、保護板3が熱膨脹や熱収縮した場合
でも、常に所定の姿勢に保たれ、これに依り所定
の姿勢に保たれない場合の種々の弊害を防止でき
る。
でも、常に所定の姿勢に保たれ、これに依り所定
の姿勢に保たれない場合の種々の弊害を防止でき
る。
(考案の効果)
以上既述した如く、本考案に依れば、次の様な
優れた効果を奏する事ができる。
優れた効果を奏する事ができる。
(1) 保護板の外周端部の外側部分には係止溝の外
側面のみに適合する押圧用傾斜面を、外周端部
の内側部分には係止溝の内側面に当合して弾性
変形する断面尖塔状の隆起部を夫々形成し、押
圧用傾斜面と外側面を所謂基準面にすると共
に、同箇所と隆起部の二箇所を外輪に対する当
合箇所にしたので、常に所定の姿勢で堅固に嵌
着できる。
側面のみに適合する押圧用傾斜面を、外周端部
の内側部分には係止溝の内側面に当合して弾性
変形する断面尖塔状の隆起部を夫々形成し、押
圧用傾斜面と外側面を所謂基準面にすると共
に、同箇所と隆起部の二箇所を外輪に対する当
合箇所にしたので、常に所定の姿勢で堅固に嵌
着できる。
この為、保護板が脱落したり、シール機能が
低下したり、ガタツキを生じて騒音の原因にな
つたり、保護板が垂直状態から内外に傾く事に
依り所定の当合箇所以外に当合してトラブルを
招いたりする惧れがない。
低下したり、ガタツキを生じて騒音の原因にな
つたり、保護板が垂直状態から内外に傾く事に
依り所定の当合箇所以外に当合してトラブルを
招いたりする惧れがない。
(2) 保護板の外周端部の外側部分には係止溝の外
側面のみに適合する押圧用傾斜面を形成したの
で、外輪に半径方向に大きな力が作用しない。
側面のみに適合する押圧用傾斜面を形成したの
で、外輪に半径方向に大きな力が作用しない。
この為、外輪が半径方向に歪んでベアリング
の真円度が低下する惧れがない。
の真円度が低下する惧れがない。
(3) 保護板が熱膨脹や熱収縮にも、常に所定の姿
勢に保たれ、これに依り所定の姿勢に保たれな
い場合の種々の弊害を防止できる。
勢に保たれ、これに依り所定の姿勢に保たれな
い場合の種々の弊害を防止できる。
第1図は本考案の第1実施例に係るベアリング
用保護板の一部縦断正面図、第2図は本考案の第
1実施例に係る保護板を嵌着したベアリングの一
部縦断面図、第3図は本考案の他の実施例に係る
保護板を嵌着したベアリングの一部縦断面図であ
る。 1は外輪、2は係止溝、2a外側面、2bは内
側面、3は保護板、3aは押圧用傾斜面、3bは
挿入用傾斜面、3cは隆起部。
用保護板の一部縦断正面図、第2図は本考案の第
1実施例に係る保護板を嵌着したベアリングの一
部縦断面図、第3図は本考案の他の実施例に係る
保護板を嵌着したベアリングの一部縦断面図であ
る。 1は外輪、2は係止溝、2a外側面、2bは内
側面、3は保護板、3aは押圧用傾斜面、3bは
挿入用傾斜面、3cは隆起部。
Claims (1)
- 外輪1の内周面側端部に形成されて垂直状の内
側面2bと外周面2cと奥部の溝幅を縮める方向
に傾斜した外側面2aとから成る係止溝2内へ圧
入のみに依り嵌着する環状のベアリング用保護板
に於いて、前記保護板3を弾性を有するプラスチ
ツク製とし、その外径を係止溝2の外周面2cの
内径より小さく外側面2aの先端部の内径より大
きくすると共に、保護板3の外周端部の外側部分
には係止溝2の外側面2aのみに適合する押圧用
傾斜面3aを、外周端部の端面部分には内方向へ
傾斜する挿入用傾斜面3bを、外周端部の内側部
分には係止溝2の内側面2bに当合して弾性変形
する断面尖塔状の隆起部3cを夫々形成したこと
を特徴とするプラスチツク製のベアリング用保護
板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10584583U JPS6012719U (ja) | 1983-07-06 | 1983-07-06 | ベアリング用保護板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10584583U JPS6012719U (ja) | 1983-07-06 | 1983-07-06 | ベアリング用保護板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6012719U JPS6012719U (ja) | 1985-01-28 |
JPH0410422Y2 true JPH0410422Y2 (ja) | 1992-03-16 |
Family
ID=30247933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10584583U Granted JPS6012719U (ja) | 1983-07-06 | 1983-07-06 | ベアリング用保護板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6012719U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH067912Y2 (ja) * | 1987-02-20 | 1994-03-02 | 登志夫 本多 | 調理器 |
JP2006226392A (ja) * | 2005-02-17 | 2006-08-31 | Nok Corp | 密封装置 |
WO2007043249A1 (ja) * | 2005-09-15 | 2007-04-19 | Ntn Corporation | 転がり軸受および鉄道車両用主電動機の主軸支持構造 |
-
1983
- 1983-07-06 JP JP10584583U patent/JPS6012719U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6012719U (ja) | 1985-01-28 |
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