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JPS5840252B2 - ジキシ−ト - Google Patents

ジキシ−ト

Info

Publication number
JPS5840252B2
JPS5840252B2 JP12885475A JP12885475A JPS5840252B2 JP S5840252 B2 JPS5840252 B2 JP S5840252B2 JP 12885475 A JP12885475 A JP 12885475A JP 12885475 A JP12885475 A JP 12885475A JP S5840252 B2 JPS5840252 B2 JP S5840252B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
magnetic
lubricant
coating
magnetic sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12885475A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5253406A (en
Inventor
栄一 田所
達治 北本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP12885475A priority Critical patent/JPS5840252B2/ja
Publication of JPS5253406A publication Critical patent/JPS5253406A/ja
Publication of JPS5840252B2 publication Critical patent/JPS5840252B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は性質の改善された磁気シートに関するものであ
る。
従来から磁気記録媒体としてシート状のものとテープ状
のものとを利用することは知られている。
シート状のもの(以下、磁気シートという)はテープ状
のもの(以下磁気テープという)と比較して、テープの
巻戻し、早巻き取りの必要性がなく、再生したい記録箇
所を早く再生できるという点で優れて釦り、磁気テープ
の操作性が支障となるような場合に適している。
磁気シートを利用して録音または録画のような記録をし
たシ、この再生を行なうには磁気シートレコーダーが用
いられており、磁気シートに高速回転を与えて磁気シー
トを撓みなどのない水平な状態に浮上させ、磁気ヘッド
を磁気層に摺接させて記録再生を行なっていた。
次に磁気シートに録音する状態を第1図を用いて説明す
る。
磁気シートレコーダの磁気シートを支持する機構はバッ
クプレート1、バックプレートの中央開孔2より上方に
突出する磁気シート固定手段と、バックプレート1の下
方に設けられ、磁気シート固定手段を軸3に固定したモ
ータ4から成り、更にバックプレート1には磁気ヘッド
5を摺動自在に、しかも磁気シートの磁性層7に接近さ
せる為の長孔6が穿孔されている。
磁気シート固定手段は、モータ軸3に固定された取付杆
8、座金9および取付杆8の突出部に固定されるネジ1
0から成る。
磁気シートは円板形状で、磁気層7と支持体11から取
り、レコーダに固定する為の孔12が円板の中心に設け
られている。
磁気シートはその厚さが薄いので、磁気シートの孔12
をレコーダの取付杆8に挿入して、図のようにネジ10
を締めて固定した状態では、磁気シートは第1図の破線
で示されたようにバックプレート1上に撓んでいる。
モータ4を起動すると磁気シートには規定の方向と回転
速度が与えられ、バックプレートと摺接しながら遠心力
により浮上し、実線で示したような水平状態に移る。
その後、磁気ヘッド5がバックプレート1の長孔6から
上方に突出し、磁気シートの磁気層7に接近し、必要な
記録、再生が行なわれる。
これらの磁気シートレコーダーに用いられる磁気シート
は次のような構成よりなっている。
磁気シートは少なくとも磁性層と支持体よりなり、必要
により磁性層の表面に保護層、支持体の一方にバック層
が設けられる。
磁性層はFe 、 Co 、 Ni等の1ツもしくは多
数をメッキ法もしくは蒸着法、スパッタリング、イオン
ブレーティング法等により直接設ける方法か、あるいは
粉末、磁性体をバインダー中に分散して塗布する方法が
ある。
これら磁気シートに用いられる磁性体、支持体、バイン
ダー、塗布法は次にのべるようなものが従来よく用いら
れた。
強磁性粉末としては、γ−F e 203 。Co含有
のγ−Fe203 、 Fe3O4、Co含有のFe3
O4、CrO2、Co−N1−P合金、Fe −C。
−Ni合金等、公知の強磁性微粉末が使用でき、具体的
には、特公昭44−14090号公報、特公昭45−1
8372号公報、特公昭47−22062号公報、特公
昭47−22513号公報、特公昭46−28466号
公報、特公昭46−38755号公報、特公昭47−4
286号公報、特公昭47−12422号公報、特公昭
47−17284号公報、特公昭47−18509号公
報、特公昭4718573号公報等に記載されている。
バインダーとしては従来公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性
樹脂又は反応型樹脂やこれらの混合物が使用される。
熱可塑性樹脂としては軟化温度が150℃以下、平均分
子量が10000〜200000.重合度が約200〜
500程度のもので、例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビ
ニル−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル
−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−塩
化ビニリデン共重合体、アクリル酸エステル−スチレン
共重合体、メタクリル酸エステル−アクリロニトリル共
重合体、メタクリル酸エステル−塩化ビニリデン共重合
体、メタクリル酸エステル−スチレン共重合体、ウレタ
ンエラストマー、ポリ弗化ビニル、塩化ビニリデン−ア
クリロニトリル共重合体、ブタジェン−アクリロニトリ
ル共重合体、ボリア□ト樹脂、ポリビニル・ブチラール
、セルロース誘導体(セルロース・アセテート・ブチレ
ート、セ/I/ O−スタイアセテート、セルロースト
リアセテート、セルロースプロピオネート、セルロース
・ナイスレートにトロ・セルロース)等)、スチレンブ
タジェン共重合体、ポリエステル樹脂、クロロビニルエ
ーテルアクリル酸エステル共重合体、ア□ノ樹脂、各種
の合成ゴム系の熱可塑性樹脂及びこれらの混合物等が使
用される。
磁気記録層の形成は上記の組成で有機溶媒に溶解し、塗
布溶液として支持体上に塗布する。
これらの樹脂の例示は特公昭37−6877号、39−
12528号、39−19282万、40−5349万
、40−20907万、41−9463巧、41−14
059号、41−16985号、42−6428号、4
2−11621万、43−4623巧、43−1520
6号、44−2889号、44−17947号、44−
18232号、45−14020号、45−14500
万、47−18573万、47−22063号、47−
22064号、4722068号、47−22069号
、47−22070号、47−27886号等の公報に
記載されている。
熱硬化性樹脂又は反応型樹脂は塗布液の状態では2X1
05以下の分子量であり、塗布、乾燥後に加熱すること
により、縮合、付加等の反応により分子量は無限大のも
のとなる。
又、これらの樹脂のなかで、樹脂が熱分解するlでの間
に軟化又は溶融しないものが好ましい。
具体的には例えば、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポ
リウレタン硬化型樹脂、尿素樹脂、メラ□ン樹脂、アル
キッド樹脂、シリコン樹脂、アクリル系反応樹脂、エポ
キシ−ポリアミド樹脂、ニトロセルロースメラミン樹脂
、高分子ポリエステル樹脂とイソシアネートプレポリマ
ーの混合物、メタクリル酸塩基共重合体とジイソシアネ
ートプレポリマーの混合物、ポリエステルポリオールと
ポリイソシアネートの混合物、尿素ホルムアルデヒド樹
脂、低分子量グリコール/高分子ジオール/トリフェニ
ルメタントリイソシアネートの混合物、ボリア□ン樹脂
及びこれらの混合物等である。
これらの樹脂の例示は特公昭39−8103号、40−
9779号、41−7192万、41−801675.
4114275号、42−18179号、431208
1号、44−28023号、45−14501号、45
−24902号、46−13103万、47−2206
5 ′75.47−22066号、47−22067号
、47−22072号、47−22073号、4728
045万、47−28046万、4728922号、等
の公報に記載されている。
これらの結合剤の単独又は組合わされたものが使われ、
他に添加剤が加えられる。
強磁性粉末と結合剤との混合割合は重量比で強磁性粉末
100重量部に対して結合剤10〜200重量部の範囲
で使用される。
添加剤は分散剤、潤滑剤、研磨剤等が加えられる。
支持体の素材としては、ポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレン−2,6−ナフタレート等のポリエステル
類、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン
類、セルロース・ダイアセテート、セルローストリアセ
テート、セルロースアセテート・ブチレート、セルロー
スアセテートプロピオネート等のセルロース誘導体、ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のビニル系樹脂、
ポリカーボネート、ポリイ□ド、ポリアミドイミド等の
プラスチックの他に用途に応じてアルミニウム、銅等の
非磁性金属類、紙、バライタ″!たはポリエチレン、ポ
リフロピレン、エチレンブテン共重合体等の炭素数2〜
10のα−ポリオレフィンを塗布捷たはラミネートした
紙等の紙類も使用できる。
これらの支持体は磁気記録体の使用目的に応じて透明あ
るいは不透明であってもよい。
支持体上へ前記の磁気記録層を塗布する方法としてはエ
アードクターコート、ブレードコート、x7・ナイフコ
ート、スクイズコート、ディップコート、リバース・ロ
ールコート、トランスファー・ロール・コート グラビ
ヤコート キスコート、キャスト・コート、スプレー・
コート法等種種の方法が利用でき、これらの具体的説明
は朝倉書店発行の「コーティング工学」253頁〜27
7頁(昭和46.3.20発行)に詳細に記載されてい
る。
磁気シートにおいては、従来テープ用に開発されたバイ
ンダーの必要特性のほかに、さらに1)くりかえし同一
トラック再生時の磁気シート寿命を長くすること。
2)トラック−周の出力の変動をできるだけ少くするこ
と。
3)磁気シートの再生出力を大きくし、記録密度を大き
くすること。
等がきわめて重要となった。
このため従来より次に示すような各種の対策がなされて
いた。
■、磁気シートのペース厚および磁性層の厚さを変える
方法。
2、磁気シートの磁性層の組成を改良する方法。
3、磁気シートの表面に潤滑剤を塗布する方法。
(米国特許第3719525号明細書、特開昭48−7
4821号、同48−27705号、同48−2770
6号公報) しかしながら上記従来法には次のような欠点があった。
磁気シートのベースおよび磁性層の厚さを変えるだけで
は、シートにカーリングが発生しやすくシート寿命が短
かかった。
寸た磁気シートの磁性層を工夫してシート適性のすぐれ
たものを作るのがむつかしかった。
これらのうち、高密度記録可能なシートはシート寿命が
短かかった。
そのため最近では高密度記録が可能な磁気シートではあ
るが、その寿命が短かい時、シート表面に各種の潤滑剤
を塗布する方法が行われた。
これら潤滑剤を塗布したシートはたしかにシート寿命が
長くなるが、やはり次のような欠点を有していた。
以下この点についてくわしく説明する。磁気シートの表
面に潤滑剤をスプレー、あるいはドクター専売にのべた
方法で塗布すると磁気シートの表面が一般的にきわめて
粘稠性の液でかおわれるため、その部分に空気中のゴ□
が付着しやすく、D、0.を発生しやすかったこと。
寸た塗布が均一に行いにくいため、潤滑剤の厚さが場所
により異なり、それが見掛上、磁気ヘッドと磁気シート
のスペーシング・ロスとなりシートの一周の出力変動を
大きくしやすかったこと。
オた磁気シート上に潤滑剤を塗布するとシートの表面が
ベトベトシテ、レコーダーのバック・プレートにシート
がはりつきシートが回転しにくかった。
その対策としてシートのごく一部に潤滑剤を塗布すると
、シートとバックプレートのはりつきは防止できるが、
その部分のみ磁気シートの出力がスペーシング・ロスに
より急激に小さくなってし1つた。
昔たこのようなベトベトしたシートはジャケットに保管
した時、ジャケットとはりつきやすく、またごみも付着
しやすかった。
さらにこのような方法により得られた磁気シートでは磁
性層の表面に潤滑剤が1μ以上も塗布されることが多く
、シートを高密度化する時、あるいは再生出力が大きく
なければいけない時、シートとベッドのスペーシングロ
スにより出力が大巾に低下してし1つた。
この傾向は記録波長が短いほど大きくなるため、高密度
記録を行う時の致命的な欠点であった。
本発明者はこの欠点の原因について検討を行った結果、
従来の技術はただ単に磁気シートの寿命をよくすること
を主眼としたため磁気シートの出力変動、D、O,の多
いこと、レコーダーのスタート特性等がよくないという
ことがわかった。
そして本発明者は潤滑剤を塗布後、さらにそのシートを
熱処理することにより、さらに優れた特性の磁気シート
が得られることを発見した。
たマし、磁性層にインシアネート基を有するバインダー
を用いる場合には、潤滑剤としてインシアネート基と反
応可能な活性水素を含む潤滑剤以外のものを用いる。
以下、本発明をさらにくわしく説明する。
本発明に用いられる磁性体、バインダー、支持体はすで
lこ述べた従来からのものでよい。
これらのいずれの組合わせにおいても有効だが1、一般
に、磁気テープ、あるいは磁気シートとして高密度記録
が可能であるが、一方シート寿命が非常に短い場合に適
用すると特に有効である。
このような磁気シートの表面に塗布する潤滑剤としては
、炭化水素系(純炭化水素、ユニオン石油製のUnic
oH150,H160,H2SO)、流動パラフィン、
天然バラツイン、合成パラフィン、脂肪酸系(ステアリ
ン酸、オキシステアリン酸)、エステル系(脂肪酸の低
級アルコールエステル(ブチルステアレート、アミルス
テアレート)、脂肪酸の多価アルコールエステル、脂肪
酸のポリクリコールエステル、脂肪酸の脂肪族アルコー
ルエステル)、脂肪酸ア□ド系〔ダイヤミツ)2001
アマイドAPI(倒れも日本水素工業製)、アルキレン
ビス−脂肪酸アミド〕、金属石鹸(オレイン酸ナトリウ
ム)、脂肪族アルコール(日本油脂のNAA−46ビナ
ゾール、NAA−48ビナゾール)及びシリコン系(ジ
メチル・ポリシロキサン)等がある。
特に磁性層にインシアネート基を有するバインダーを用
いる場合には、流動パラツイン、天然パラフィン、合成
パラフィン、シリコン系のものを用いるのが好ましい。
これらを適量組合わせて、メチル・エチル・ケトン、酢
酸ブチル、四塩化エタン、イソプロピル・アルコール、
ダイフロン等の溶剤とともにシートの表面に塗布する。
塗布方法は従来、磁気シートの出力変動をできるだけ小
さくするため、十分均一な厚さに塗布することか必要で
あったため、非常に困難であった。
しかし、本発明においてはその塗布の厚さばあ1り重要
とならない。
磁気シートの磁性層の全面に一応潤滑剤が塗布できれば
十分であった。
塗布時の潤滑剤と溶剤の比は0.5〜50重量ダがよく
、さらに好1しくは1〜5重量優である。
これらは塗布方法により異なる。
一般的に用いられる塗布方法としてはスプレー、はけぬ
り、ドクター法がよく用いられる。
塗布時のシートはあらかじめカレンダーリング寸で行い
、十分高密度記録可能なシートが一般的に望ましい。
このようにしてスプレー等によりシート表面に厚さ約1
〜10μ塗布したシートにむいてはすでにのべたような
各種のトラブルが発生した。
本発明者らは潤滑剤を塗布したシートをさらに熱処理す
ることにより、このような欠点を改良できることを発見
した。
すなわち従来より行われていた潤滑剤をシート表面に塗
布するだけではシートがベトベトしやすかった。
本発明では熱処理することにより潤滑剤が磁性層の内部
に寸でしみこみ、かつシートの表面に付着した潤滑剤の
一部は乾燥してし1い、最終的には磁気シートの表面に
はほとんど潤滑剤がなく、磁気シートの磁性層の内部の
□クロな空所に潤滑剤が入った状態となってし甘う。
そのためシート表面はベトベトしないためスタート特性
もよく、D、O,の発生も少なくなった。
さらに、潤滑剤の量が磁性層の表面にごくわずか(0,
05μ以下と考えられる)しかついてないため、スペー
シングロスも小さくなり出力変動も少なく、かつ出力の
低下も少なくなった。
更にシート寿命については従来のように多量の潤滑剤は
表面に付着していないが、反面、磁性層の内部にたっぷ
りあるため、ベットとシートが接触すれば、シート表面
ににじみ出すことが可能なため、シート寿命は以前と変
らなかった。
更によいことに、あtb多量の潤滑剤がシート表面に付
着していないため、ヘッドが潤滑剤をかきとりヘッド汚
れを発生することもなくなった。
以上のべたごとく熱処理の効果があることはあきらかで
ある。
なお熱処理温度としては、支持体、およびバインダーの
ガラス転移点以下であることが好1しく、一般的に40
°C〜600Cがよく用いられる。
処理時間は用いる潤滑剤および溶剤により異なるが、1
分〜15日間がよく用いられる、この適当な熱処理時間
はシートの表面に付着している潤滑剤がほぼ乾燥する壕
で行なうことが好lしい。
このような乾燥を行なったあと、その乾燥の程度を調べ
るために次のような方法によって測定した。
即ち、シートレコーダにシートをセットして記録波長が
2μになるように記録周波数を決め、先づシートの再生
出力を測定し、次に同じシートの表面に潤滑剤を塗布し
熱処理を行なった後に、同じ条件で再生出力の再測定を
行なう。
この両出力の差が大きいと十分乾燥しておらず、出力変
動も大きく、高密度記録には不適当である。
この出力差は1dB以下であれば高密度化が十分可能で
あるが、0.5dB以下なれば更によい。
特にこのような熱処理を行ったシートにおいてはベース
を作った後、十分な熱的な安定化処理が行われるため磁
気シートの寸法が温度変化が大きくても従来はど大きく
ならず、またほぼ全方向にて均等化される。
そのためシートの熱安定性がよくなり高温使用時のトラ
ッキングのズレが大巾に少なくなった。
本発明において磁気シートの全厚は5〜500μ、好捷
しくは10〜250μで、厚くても薄くても浮上特性が
悪化する。
磁性層の全厚としては0.1〜50μ、好筐しくは1〜
15μで、厚くても薄くてもつくりにくく、また厚すぎ
ると、高密度記録がし難く、薄すぎると寿命が短かくな
り易い。
潤滑剤の塗布厚さは0.1〜10□、好1しくは0.1
〜3μで、薄いと塗りにくく、厚いと熱処理の時間が長
くかかる。
熱処理温度についてはベース バインダーのガラス転移
点以下であるが、40〜60°Cが好1しく、熱処理時
間は熱処理温度により異なるが15日間以下である。
そしてシートの出力差は1dB以下、好1しくは0.5
dB以下である。
本発明によって次のような効果が奏せられた。
1、D、0.の少ない磁気シートが作られた。
2、−周の出力変動の少ないシートを作ることが出来た
3、スタート ストップの容易なシートを作ることが出
来た。
4、高密度記録が可能で、出力低下の少ないシートを作
ることが出来た。
5、寿命の長いシートを作ることが出来た。
6、高温再生時のトラック・ずれが小さくなった。
7 ジャケットに保管可能なシートを作ることが出来た
実施例 1 厚さ22μのポリエチレンテレフタレート支持体上に下
記組成よシなる塗布液を、厚さ7μに磁場配向処理をし
ないで塗布した。
乾燥後、カレンダー・ロールにより塗布面を研磨した。
しかる後、外径200朋、内径25間の磁気シートに切
りとり、表1に示す項目のテストを行った。
潤滑剤はジメチルポリシロキサンをダイフロン溶剤中に
3重量知こして用いた。
塗布法は「はけ塗り」でシート全面に潤滑剤が十分塗布
される寸で行った。
しかる後、表に示した条件によって、空気中で熱処理を
行なった。
シートレコーダーは第1図に示した形状のものを用いた
レコーダーの回転数は1800 rpm でありヘッド
はフェライトであった。
結果は表−1に示す。塗布組成 ・磁材(r−Fe203粒子サイズ 0.05μφx0
.4μ)・・・・・・・・・・・・301 ・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 (共重合比87:13重合度350) ・・・・・・・・・・・・ 309 ・ポリエステル・ポリオール (水酸基価 180) ・・・・・・・・・・・・
12g・大豆レシチン ・・・・・・・
・・・・・ 3g・ポリイソシアネート (3モルの2.4−トリレンジイソシア ネート化合物と1モルのトリメチロー ルプロパンの反応生成物の75重量多 酢酸エチル溶液)3g ・メチルエチルケトン ・・・・・・・・・・・
・600g・トルエン ・・・・・・
・・・・・・300g実施例 2 厚さ36μのポリエチレンテレフタレート支持体上に下
記組成よりなる塗布液をあつさ4.5μに磁場配向処理
をしないで塗布した。
乾燥後カレンダー・ロールを用いて塗布面を研磨した。
しかる後実施例1と同じ項目のテストを行った。
潤滑剤としてア□ルステアレートを用いた。
塗布法はスプレー法でフロンガス中に5重量優の濃度に
てシート表面に塗布した。
しかる後、表に示した条件によって空気中で熱処理を行
なった。
使用したレコーダーおよびシートの寸法は実施例1と同
じであった。
結果を表2中に示す。塗布組成: ・磁材(Co1.8多含有γ−Fe203粒子サイズ0
.05μφ×0.3μ) ・・・・・・・・・・・・3
0(Bi7・ニトロセルロース (窒素含有量11.2〜12.3多重合度550)5g ・塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体 (共重合比=7=3重合度−400) 14.2.!i/ ・エポキシ樹脂 (ビスフェノールAとエピクロルヒドリンの反応生成物
、分子量=900、エポキシ当量−460〜5201水
酸基含有量=0.29饅5hell Oil Co、−
I−ピコート10d)・・・・・・・・・・・・ 12
g ・大豆レシチン ・・・・・・・・・・・
・・酸化アル□す(平均粒子サイズ4μ) 2g 2g ・カーボン・ブラック(平均粒子サイズ2μ)・・・・
・・・・・・・・ li ・インシアネート化合物 (3モルの2.4−)リレンジイソシア ネート化合物と1モルのトリメチロー ルプロパンの反応生成物の75重重量 計酸エチル溶液 Bayer社の Desmodur L−75) 1.2g ・酢酸ブチル 80g 以上の実施例から次のことがいえる。
1.潤滑剤を塗布したシートは寿命が長いこと。
2、潤滑剤を塗布したま1のシートはスタート、ストッ
プがしがたく、かつ50時間後のり、0が増加すること
、さらに、出力変動が大きくなり出力も低下すること。
3、熱処理しないシートはトラックずれが大きくなるこ
と。
一方、潤滑剤を塗布後乾燥したシートについては 4、シート寿命が長いこと。
5、シートの出力変動が小さくかつ出力も大きいこと。
6 トラック・ズレが小さいこと。
特に出力差が1.0dBよシ小さくなるオで熱処理した
シートにむいてはスタート、ストップ特性モ大巾によく
なること。
7、 これらの特徴は、磁気シートの磁材およびバイン
ダー、支持体の厚さ、全厚等がわかっても有効な効果を
示したこと。
以−りにより本発明の有効にことがわかった。
次に本発明の好ましい実施態様を列挙する。
■、シート塗布、表面研磨後、シートを小片もしくはド
ーナツとして潤滑剤を塗布し、その後熱処理する方法。
2、シート塗布、表面研磨後、ロールの11潤滑剤を塗
布、しかる後熱処理してシート・サイズとする方法。
3、シート塗布、表面研磨時、潤滑剤を塗布し、その後
熱処理する方法。
4、シート塗布、しかる後潤滑剤を塗布、熱処理を行っ
た後表面研磨する方法。
【図面の簡単な説明】
第1図 磁気シートに記録する状態を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 支持基体上に磁性層を設けた磁気シートにおいて、
    磁性層の表面に潤滑層(磁性層にインシアネート基を有
    するバインダーを用いる場合には、インシアネート基と
    反応可能な活性水素基を有する潤滑性物質からなるもの
    を除く)を設けた後、熱処理を行ない、この熱処理を、
    磁性層を支持基体上に設けたときのシートの再生出力(
    4)と、上記熱処理後の再生出力(Bの差が1dB以下
    になるオで行なうことにより得られる磁気シート。
JP12885475A 1975-10-28 1975-10-28 ジキシ−ト Expired JPS5840252B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12885475A JPS5840252B2 (ja) 1975-10-28 1975-10-28 ジキシ−ト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12885475A JPS5840252B2 (ja) 1975-10-28 1975-10-28 ジキシ−ト

Publications (2)

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JPS5253406A JPS5253406A (en) 1977-04-30
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