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JPS5826737Y2 - タイヤモ−ルド加工機 - Google Patents

タイヤモ−ルド加工機

Info

Publication number
JPS5826737Y2
JPS5826737Y2 JP1978178822U JP17882278U JPS5826737Y2 JP S5826737 Y2 JPS5826737 Y2 JP S5826737Y2 JP 1978178822 U JP1978178822 U JP 1978178822U JP 17882278 U JP17882278 U JP 17882278U JP S5826737 Y2 JPS5826737 Y2 JP S5826737Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face plate
spindle head
feed mechanism
mounting face
processing machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1978178822U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5598514U (ja
Inventor
貞幸 森
雅敏 木津
Original Assignee
神戸金型工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 神戸金型工業株式会社 filed Critical 神戸金型工業株式会社
Priority to JP1978178822U priority Critical patent/JPS5826737Y2/ja
Publication of JPS5598514U publication Critical patent/JPS5598514U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5826737Y2 publication Critical patent/JPS5826737Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Milling Processes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車両タイヤの成形用モールド加工機に関し、特
に複雑なトレッド模様を有した接地面、側面、隅角面を
具えた自動車用タイヤの成形用金型モールドを数値制御
装置の制御指令に基いて自動的に切削加工するためのタ
イヤモールド加工機に関する。
車両タイヤの成形用モールド加工機としては回転ワーク
テーブル上にモールド素材を取付け、このモールド素材
に対して相対的に多種の切削送り運動をおこなうフライ
ス工具等切削工具を主軸上に取付けてタイヤ成形型面を
該モールド素材に切削加工する機械装置が既に提供され
ている。
依って本考案の目的は、この種車両タイヤの成形用モー
ルド加工機の一環として大型車両用の大径タイヤ成形用
モールドから軽自動車等の比較的小径タイヤ成形用モー
ルドまで自在に切削加工が可能であると共に切削加工時
における切削屑の排除が良好におこなわれるよう改善さ
れたタイヤモールド加工機を提供するものである。
本考案によれば、モールド素材の取付面板を有するワー
ク回転ヘッドと該ワーク回転ヘッドの対向位置に設けら
れて前記ワーク回転ヘッドの回転運動と協働する送り運
動をおこなうことによって前記モールド素材にタイヤ成
形型面を創成加工する主軸頭とを具備したタイヤモール
ド加工機において、前記取付面板は実質的に水平な回転
軸心を有する該軸心に垂直な取付面に形成され、かつ前
記主軸頭は前記取付面板の取付面と平行な水平主軸線を
有すると共に前記主軸線を一定平面内で縦軸方向の旋回
中心間りに旋回せしめる第1の旋回送り機構と、前記第
1の旋回送り機構の上方にあり前記主軸頭を前記主軸線
の直下に位置する縦軸方向の旋回中心まわりに旋回せし
める第2の旋回送り機構と、前記主軸頭を前記取付面板
に対して一定摺動面沿いに接近・離反させる第一の直線
送り機構と、前記主軸頭を前記取付面に平行かつ前記第
−直線送り機構の摺動面に対し交叉方向の他の一定摺動
面沿いに直線摺動させる第二の直線送り機構とからなる
自動送り機構と結合されることによって切削工具の送り
運動を付与され、前記タイヤ成形型面の創成切削加工を
おこなうことを特徴とするタイヤモールド加工機が提゛
供される。
以下、本考案を添付図面に基き詳細に説明する。
第1図は車両タイヤの一部輪郭形状の例を示す部分輪郭
図であり、地表面Gと高繁度に接する接地面領域部Aに
は特に自動車タイヤの場合、極めて複雑なトレッド模様
が形成され、またこの接地面領域部Aに続く隅角領域部
Bにも一般にはトレッド模様が種々の刻字、記号等と共
に形成されている。
また側面領域部Cには成形モールドのベント孔に対応し
た突起が残存形成されている。
一般にこのような車両タイヤの各領域部A、B、Cがそ
れぞれ異る曲率半径を有した曲面輪郭を有し、従って成
形モールドの型面もこれに対応してトレッド模様や刻字
、記号等の離形面と共に曲面輪郭に対応した凹曲面を有
するように形成されねばならない。
一方、車両タイヤは車両がトラックその他産業車両の場
合には外径寸法が極めて大径になり、これに対応してモ
ールド成形面の内径寸法も大径に形成され、一方軽車輛
等の小形車両では車両タイヤの外径寸法も小径となるの
でモールド成形面の内径寸法も小径に形成される。
従ってタイヤモールド加工機はモールド成形曲面の複雑
な型面の切削加工能力を有すると共にモールド寸法自体
が小径から大径までの種々の寸法に亘ることに対応でき
る加工能力を有することが望まれるのである。
次に本考案によるタイヤモールド加工機に付いて詳細に
説明する。
第2図は本考案によるタイヤモールド加工機の側面図、
第3図は第2図の■−■線の方向に見た正面図、第4図
は第2図のL−IV線の方向に見た部分縮小平面図であ
る。
第1〜第3図において、機械基台9の上部にワークヘッ
ド10が固設され、このワークヘッド10の前面部に円
板形のワーク取付面板14が回転可能に支承されている
すなわち、ワーク取付面板14の中央回転軸14bがワ
ークヘッド10内において軸受手段により堅牢に軸承さ
れており、この回転軸14bには駆動源の7マルスモー
クおよびウオーム・ウオームホイール機構から構成され
る装置 力が伝達される。
そしてワーク取付面板14は直径が約1 5 0 0
CIILm”’)を有した大形面板に形成され、駆動源
パルスモータへの1パルス入力に対して例えばo.oo
i度の回転をおこなうように回転制御される。
更にワーク取付面板14は取付面14a(本例では鉛直
取付面)を有しかつワークのチャック爪16(例えば4
つ爪チャック)を取付面14aの中心と外縁部との間に
半径方向に延長形成された溝路内でワーク寸法に応じて
摺動可能に具備している。
取付面14aには更にワークの剛保持に有効な適宜数の
ラジアル長穴が周知面板構造と同様に穿設具備されてい
る。
このワーク取付面板14と対向して所謂ワーク加工作用
部が基台9上に設けられている。
このワーク加工作用部において、切削工具Tが取付けら
れる主軸頭20は回転主軸20a(本例では水平回転主
軸)を有して取付ブラケット22と一体形成されており
、固定ボルト23によって上台3、6にねじ止め固定さ
れている。
この主軸頭20の回転主軸20aは同じく土台36上に
設置された主軸駆動モータ24から主軸モータプーリ2
6、プーリベルト28、テンションブー930、駆動ベ
ルト32を介して伝達される回転駆動力によって回転駆
動され、その回転速度は主軸モータプーリ26とテンシ
ョンプーリ30との間で予め設計された変速段数に従っ
て適宜の速度にベルト28の掛は替えによって選択設定
可能に構成されている。
なお、主軸頭20は上述のように固定ボルト23によっ
て土台36に固定されていることから、この固定ボルト
23を解錠することによって別の同様主軸頭20と交換
することも可能であり、例えばワークの狭小隅角部を切
削加工するためにその主軸20aの外方突出軸長が機械
干渉を避ける長さに形成された主軸頭20と交換するこ
とも可能である。
上記上台36は中間台38上に載設され、該中間台38
の水平摺動面Zmに沿って取付面板14の取付面14a
に平行な軸線方向に摺動できるように周知のあり溝係合
が両合間に形成されている。
この上台36の中間台38に対する摺動変位は角軸40
を適当な手動クランクによって手動回動させることによ
り両台36,38間に挿設された送りねじ機構(図示な
し)を介して起動し得るように形成されており、このよ
うに上台36を中間台38に対して手動操作により摺動
変位させれば、主軸頭20に取付けた切削工具Tを取付
面板14の中心から外縁方向に向けまたこの逆方向に移
動させることができる。
一方、上記中間台38はスイベルベース44を有した第
二中間台42の上面に載置されると共に該第二中間台4
2の一端部に垂直上方に向けて突出した突軸46に回転
軸受手段48を介して嵌着されている。
即ち、中間台38は第二中間台42の上面で突軸46の
まわりに旋回摺動可能に形成されているのである。
このとき突軸46の鉛直軸心は主軸頭20の主軸20a
の軸心の直下に形成され、つまり突軸46の軸心と主軸
20aの軸心とは直交関係に配置されている。
依って中間台38の上記旋回摺動によって主軸頭20に
取付けられた切削工具Tの刃先は突軸46の鉛直軸心を
中心にして円周上を左・右に旋回し得るのである。
この中間台38の旋回摺動は該中間台38に一体形成さ
れたウオームホイールブラケット50のウオーム・ホイ
ールと第二中間台42に取付けられた旋回駆動パルスモ
ータ54に結合されたウオーム軸と噛合することによっ
て該パルスモータ54に入力されるパルス入力に応じて
精密旋回駆動されるように構成されている。
なお、本実施例の場合には中間台38の突軸46に関す
る旋回動作量は機械の構造的便宜上の観点から約45度
の範囲内でおこなわれるように設計され、また後述から
明らかなようにこの旋回角度範囲によって充分にタイヤ
モールドの曲面加工能力を発揮できるのである。
また旋回角はパルスモータ54への1パルス入力当りに
例えば0.001度の旋回摺動が正確におこなわれるよ
うにウオーム・ウオームホイールの係合部が精密加工さ
れている。
一方、第二中間台42はそのスイベルベース44が第−
直進台56の上面に載設され、固定ボルト44aを解締
すると、該第−直進台56に対してスイベルベース44
を手動旋回させることにより上記第二中間台42を同時
に第−直進台56の上面で360度旋回春せ得るように
構成されている。
この第二中間台42の旋回によって上方の中間台38、
上台36、主軸頭20もスイベルベース44の旋回中心
に関して360度の旋回がおこなわれる。
また第−直進台56は第二直進台58上に載設され、第
二直進台58の摺動面XNCに沿って取付面板14の取
付面14aに対して平行な水平方向左右に摺動可能に形
成されている。
即ち円台56,5Bは第2図より明らかなようにあり溝
係合を行って面XNCを摺動面として摺動可能に形成さ
れているのである。
この第−直進台56の摺動4作は直進駆動パルスモータ
60の回転駆動で該直進駆動パルスモータ60出力軸と
第−直進台56との間に設けられた周知の精密送りねじ
機構を介して起動されるように形成されている。
一方、第二直進台58は第一下台62の上面ZNCに載
設されて取付面板14の取付面14aに対して垂直な方
向に摺動可能に形成されている。
即ち、円台58.62の間には第3図に示されるように
あり溝係合部が具備されて、取付面14aに対して垂直
な方向に第一下台62の水平面ZNC沿いに遠近摺動4
作が可能になっているのである。
この第二直進台58の直進摺動動作は、直進駆動パルス
モータ64の回転駆動によって該パルスモータ64と第
二直進台58との間に設けられた周知の精密送りねじ機
構を介して起動されるようになっている。
なお、第−直進台56および第二直進台58の各直進駆
動パルスモータ60,64による直進駆動変位量はそれ
ぞれスケール72.74によって目視可能にも形成され
ているが、円台56,58の直進摺動変位は本加工機を
数値制御装置と結合して該数値制御装置の指令パルス入
力に従って各パルスモータ60゜64を作動することに
より自動制御される。
なお、前述した旋回駆動パルスモータ54もこの数値制
御装置の指令パルス入力に従って作動される。
さて、第二下台62は第一下台66の水平上面XM上に
載置され、第2図に示されたあり溝係合部によって第一
下台66に対してその水平上面XMに沿い、取付面板1
4の取付面14aに平行な水平方向に摺動可能に形成さ
れている。
この第二下台62の水平摺動は角軸68を適宜の手動ク
ランク手段によって手動回動させることにより該角軸6
8の内部端と第二下台62との間に設けられている歯車
機構を介して起動される。
更に第一下台66は基台9の上面部分に形成された摺動
面ZM上に載設されて取付面板14の取付面14aに対
して垂直な直進方向に遠・近摺動々作し得るように形成
されている。
この第一下台66の直進摺動は角軸70を適当なりラン
ク手段によって手動回動することによって該角軸70と
第一下台66との間に挿設される歯車機構によって起動
される。
なお、76は第一下台66の直進摺動後に該第−下台6
6を基台9に対して締止固定するクランプ装置である。
また、第二下台62と第一下台66の手動直進摺動量は
スケール78.80によって読取り可能に構成されてい
る。
なお、第二下台62による直進摺動量は少くとも円形取
付面板14の半径寸法より大きな直線寸法弁に亘って摺
動可能なように形成され、また第一下台66による直進
摺動量は該第−下台の摺動々作に応じて上方部の主軸2
0が一体的に充分に取付面板14に接近し、また該取付
面板14から遠ざかることができるように形成されてい
る。
なお、第2図において取付面板14の取付面14aと反
対裏面側にはワークヘッド10に固定された防振装置1
8の先端パッドが略接触状態に配設されており、取付面
板14の回転時における振れ止め手段として作用する。
上述の構成を具備した本考案に依るタイヤモールド加工
機のタイヤモールド加工作用を以下に説明する。
さて、第1図に示すような輪郭形状を有する車両タイヤ
の金型モールドを本考案によるタイヤモールド加工機に
よって切削加工する場合には、先ずモールド素材を例え
ば旋盤等を利用して荒加工をおこない。
この荒加工終了後に本モールド加工機にかけてモールド
曲面の精密な加工を実施する。
第5図は上述のように旋盤等によって荒加工されたモー
ルド素材Wが本タイヤモールド加工機の取付面板14の
取付面14aにチャック爪16によって固定保持され、
一方このモールド素材Wの前方に切削加工作用部の主軸
頭20が位置している状態を示す平面図である。
なお、第5図において、モールド素材Wは断面表示され
ており、このモールド素材Wの内側破線W。
は荒加工線を示し、実線W1は最終仕上線を示している
この最終仕上線W1において、接地面モールド曲面領域
Aは大きな曲率半径R1を有し、隅角部モールド曲面領
域Bは小さな曲率半径R2を有し、また側面部モールド
曲面領域Cは曲率半径R2と曲率半径R1との中間曲率
半径R3を有している。
なお、これらの各曲面領域A、B、Cの加工進捗順序は
最外部の領域Aから最内側の領域Cに向けて順次に進捗
させればよい。
上述のようにして取付面板14にワーク素材Wを取付け
て芯出し作業、クランプ作業を終了すると、いよいよ第
5図に示すように主軸頭20の主軸20aに取付けた切
削工具Tをモールド素材Wの加工面で設定する段階では
、先ず切削加工作用部において、第一下台66の手動直
進摺動および第二下台62の手動直進摺動によりモール
ド素材Wの大きさに応じて主軸頭20の切削加工具Tを
加工面近傍に設定する。
次いで接地面モールド曲面領域Aを加工すべく上台36
を中間台38上で手動調節摺動させることによって突軸
46の軸心46aから切削加工具Tの刃先端までの寸法
距離が領域Aの曲率半径R1に等しくなるように精密設
定する。
第6A図はこのようにして領域Aの切削加工に対する切
削加工具Tの設定が終了した状態を説明する平面図で便
宜上、以下最終仕上線ωを基礎にして図示しである。
切削工具Tの設定が終了すると、領域Aのモールド曲面
加工を開始する。
即ち、数値制御装置から取付面板14の駆動装置12に
設けられたパルスモータおよび中間台38の旋回駆動パ
ルスモータ54、第一、第二直進台56.58の直進駆
動パルスモータ60,64に指令パルスが印加されて曲
率半径R1を有した接地面モールド曲面領域Aに車両タ
イヤの接地面部に形成されるトレッド模様形成型が切削
形成される。
なお、数値制御装置には予めテープ手段等のプログラム
手段に切削加ニブログラムが格納されていることは言う
までもない。
第6B図はモールド素材Wの領域Aに切削加工が施され
ている状態を示している平面図であり、主軸頭20は突
軸46の軸心46aを中心として曲率半径R1に対応す
る半径で旋回する状態が示されている。
第7A図および第7B図は曲率半径R1の領域Aの切削
加工が終了した後に曲率半径R2(第5図参照)の隅角
領域Bを切削加工する状態を示している。
この場合に本考案において注目すべき一特徴点として、
曲率半径R2が小さいために領域Bの半径中心64a′
と主軸台20の旋回中心64aを一致させることが不可
能であることからこの領域Bの切削加工に当っては主軸
頭20の旋回中心64aのまわりの旋回運動と第一、第
二直進台56.58の直交水平二方向の直進運動とを合
成して創成的に加工工具Tに対して中心64a′に関す
る旋回動作を付与する構成が採られている。
このような創成運動は勿論予め数値制御装置に格納する
プログラム中に各運動量を合成格納しておくことによっ
て中間台38、第一、第二直進台56゜58を数値制御
して容易に上記創成運動を実現させることができるので
ある。
また、中間台38の旋回駆動パルスモータ54による旋
回駆動量が領域A、Bを連続的に切削加工するとウオー
ムホイールブラケット50のウオームホイールとウオー
ム52との間で許容される旋回角度量、例えば45度の
範囲を越える場合には、領域Aの切削加工終了後に予め
スイベルベース44において第二中間台42を適宜量旋
回させた後に領域Bの切削加工を開始すればよい。
第1A図はこのようにしてスイベルベース44を用いて
第二中間台42を介して主軸頭20を旋回させて領域B
の切削加工を開始する状態を示したものであり、また第
7B図は領域Bの切削加工終了時点における主軸頭20
の旋回状態を示したものである。
第8A図および第8B図は同様にしてモールド素材Wに
おける領域A、Bの切削加工が終了した後に領域Cの切
削加工をおこなう場合における切削開始時点と切削終了
時点とにおける主軸頭20の位置関係を示したものであ
る。
この曲率半径R3を有する領域Cの切削加工に当っては
該曲率半径R3が再び比較的大きく、突軸46の軸心4
6aから切削加工具Tの刃先端までの距離寸法を上台3
6の調節摺動によって曲率半径値R3に一致させること
が可能であり、従って領域Bの切削加工における創成的
な主軸頭20の旋回動作と実現する必要がないものであ
る。
然しなから、この場合にも領域Bから連続的に主軸頭2
0を軸心46aまわりに一気に旋回させることは許容旋
回量を超過するので予めスイベルベース44を用いて第
二中間台42を介して主軸頭20を旋回させておく切削
加工方式が採られる。
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、はぼ
水平な回転軸心とこれに垂直な取付面14aとを有する
取付面板14の旋回動作、主軸頭20の軸心46aに関
する旋回動作、第一、第二直進台56,58を介して主
軸頭20に付与される直進動作の4軸動作を数値制御装
置からの指令入力による数値制御方式によって制御し、
モールド素材Wに車両タイヤのモールド成形型を切削加
工することが出来るのである。
なお、第5図から第8A、第8B図までの切削加工工程
では主軸頭20の主軸20aにおける突軸46の軸心4
6aからの突出軸長が比較的長い主軸頭20を用いて切
削加工中における干渉発生を防止するようにしたが、こ
のような干渉発生の危険が無い場合には第9図に示すよ
うに上記主軸頭20aにおける突出軸長が比較的短い主
軸頭20を用いることもできる。
いずれにしても、上述した主軸頭20の主軸20aがそ
の直下にある突軸46の軸心46aに関して旋回動作で
きる構成は、種々曲率半径が異なる凹曲面における特に
隅部の切削加工を自動化するに当り、そのプログラミン
グを容易にし、究極的にはタイヤモールドの内面全周に
亘って均一高精度の自動加工を達成できる点で極めて有
利である。
また、本考案によるタイヤモールド加工機によれば、ワ
ークヘッド10の取付面板14は事実上鉛直平面内で旋
回動作する構造が採られているために切粉排除が取付面
板14の旋回に応じて自動的に遂行され、従って切削加
工具Tの切削抵抗を低レベルに維持して加工高精度と工
具寿命の延命化を達成できる効果がある。
この場合に加工機全体を例えば第2図で時計回り方向に
わずかに右傾して据付け、切粉排除効果を一層高めるこ
とが可能であることも本考案の一利点である。
しかも本考案によれば、モールド直径寸法の大小に応じ
て予め主軸頭20を切削位置に手動操作によって位置決
めすることができるので、大型車両用のタイヤモールド
から小型車両用のタイヤモールドまでの広範囲の切削加
工を自在に遂行できる有利な効果も備えているのである
【図面の簡単な説明】
第1図は車両タイヤの輪郭形状を示す部分輪郭図、第2
図〜第4図は本考案によるタイヤモールド加工機の側面
図、正面図、部分縮小平面図、第5図から第8A図、第
8B図は本考案によるタイヤモールド加工機の切削加工
作用を説明するための部分平面図、第9図は主軸頭が異
る場合の切削加工状態を説明するための部分平面図。 図中、9・・・・・・基台、10・・・・・・ワークヘ
ッド、12・・・・・・駆動装置、14・・・・・・取
付面板、14a・・・・・・鉛直取付面、16・・・・
・・チャック爪、20・・・・・・主軸頭、20a・・
・・・・主軸、24・・・・・・主軸駆動モータ、36
・・・・・・上台、38・・・・・・中間台、42・・
・・・・第二中間台、44・・・・・・スイベルベース
、46・・・・・・突軸、46a・・・・・・突軸軸心
、48・・・・・・回転軸受、54・・・・・・旋回駆
動パルスモータ、56・・・・・・第−直進台、58・
・・・・・第二直進台、60,64・・・・・・直進駆
動パルスモータ、62・・・・・・第一下台、66・・
・・・・第二下台。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 モールド素材の取付面板を有するワーク回転ヘッド
    と該ワーク回転ヘッドの対向位置に設けられて前記ワー
    ク回転ヘッドの回転運動と協働する送り運動をおこなう
    ことによって前記モールド素材にタイヤ成形型面を創成
    加工する主軸頭とを具備したタイヤモールド加工機にお
    いて、前記取付面板は実質的に水平な回転軸心を有する
    該軸心に垂直な取付面に形成され、また前記主軸頭は前
    記取付面板の取付面と平行な水平軸線を有すると共に前
    記主軸線を一定平面内で縦軸方向の旋回中心口りに旋回
    せしめる第1の旋回送り機構と、前記第1の旋回送り機
    構の上方にあり前記主軸頭を前記主軸線の直下に位置す
    る縦軸方向の旋回中心まわりに旋回せしめる第2の旋回
    送り機構と、前記主軸頭を前記取付面板に対して一定水
    平摺動面沿いに接近・離反させる第一の直線送り機構と
    、前記主軸頭を前記取付面に平行かつ前記第−直線送り
    機構の水平摺動面に対し交叉方向の他の一定水平摺動面
    沿いに直線摺動させる第二の直線送り機構とからなる自
    動送り機構と結合されることによって切削工具の送り運
    動を付与され、前記タイヤ成形型面の創成切削加工をお
    こなうことを特徴とするタイヤモールド加工機。 2 実用新案登録請求の範囲第1項に記載のタイヤモー
    ルド加工機において、前記主軸頭が前記自動送り機構と
    共に該主軸頭先端の切削工具刃先を予め前記取付面板上
    のモールド素材に近接せしめるべく手動旋回テーブルと
    、前記第一、第二直線送り機構にそれぞれ平行配置され
    た第三、第四の手動直線送り機構とからなる手動送り機
    構に結合されているタイヤモールド加工機。
JP1978178822U 1978-12-26 1978-12-26 タイヤモ−ルド加工機 Expired JPS5826737Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978178822U JPS5826737Y2 (ja) 1978-12-26 1978-12-26 タイヤモ−ルド加工機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978178822U JPS5826737Y2 (ja) 1978-12-26 1978-12-26 タイヤモ−ルド加工機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5598514U JPS5598514U (ja) 1980-07-09
JPS5826737Y2 true JPS5826737Y2 (ja) 1983-06-09

Family

ID=29189663

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978178822U Expired JPS5826737Y2 (ja) 1978-12-26 1978-12-26 タイヤモ−ルド加工機

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JP (1) JPS5826737Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52119594A (en) * 1976-03-31 1977-10-07 Nakamura Tanzoushiyo Kk Method and device of and for working metal molds for use in crosssrolling forming

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Publication number Publication date
JPS5598514U (ja) 1980-07-09

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