JPH1196592A - 2つの重ね合わされたレベルを有する光記録媒体およびそれに対応する記録デバイスならびに読出方法 - Google Patents
2つの重ね合わされたレベルを有する光記録媒体およびそれに対応する記録デバイスならびに読出方法Info
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- JPH1196592A JPH1196592A JP10187695A JP18769598A JPH1196592A JP H1196592 A JPH1196592 A JP H1196592A JP 10187695 A JP10187695 A JP 10187695A JP 18769598 A JP18769598 A JP 18769598A JP H1196592 A JPH1196592 A JP H1196592A
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Abstract
ること。 【解決手段】 光記録媒体であって、第1記録レベルN
1と、第1記録レベルN1上に重ね合わされた第2記録
レベルN2と、同一の光学ビームによってかつ異なる原
理に基づいて2つのレベルN1、N2を読み出すための
手段と、を具備してなり、第1レベルN1の読出は、光
学ビームの相変調の原理をベースとするものであり、第
2レベルN2の読出は、光学ビームの強度変調の原理を
ベースとするものである。
Description
れたレベルを有する光記録媒体または支持体に関するも
のであり、また、それに対応した記録デバイスに関する
ものである。この媒体は、任意の形状とすることができ
るが、多くの場合、ディスクとされる。本発明は、すべ
ての光記録方式に関するものであり、とりわけ、読出ま
たは書込方法、書込可能および/または再書込可能な方
法に関するものである。
において使用可能であり、中でも、第二世代の大記録容
量のDVD−RAM(1つのディスクあたり、2.6〜
40ギガバイト)において使用可能である。
的に、2つのタイプの光ディスクが知られている。すな
わち、1つのタイプは、固体材料の相変化(結晶相また
はアモルファス相)を利用するものであり、他のタイプ
は、特定の材料における磁気光学特性、特に光ビームの
偏光の回転を利用するものである。
クに対して、集中的な研究がなされてきた。このような
ディスクは、材料に印加されたレーザースポットの強度
および持続時間の関数として、材料がアモルファス状態
から結晶状態へと可逆的に移行可能であるという原理に
基づいて動作する。この原理によると、また、既に記録
された情報の上に、新たな情報を直接的に上書きするこ
とが可能である。
は、図1に示すようなものである。結晶領域Zcの間
に、アモルファス領域Zaが分散配置されていることが
わかる。このようなアモルファス領域には、2値情報が
記録されている。
る。通常はグルーブによって案内されたレーザースポッ
トが、ディスクの表面上を走査され、反射波が、検出シ
ステムへと伝達される。ここで、図2には、レーザー1
2からの光が焦点合わせ用レンズ14を通して照射され
ているディスク10が示されている。反射光は、キュー
ビックビームスプリッタ16を通して伝達される。取り
出されるフレーム18は、通常は4つの四分円A、B、
C、Dとされたいくつかの四分円を有する検出器へと送
られる。この検出器は、通常、複数のフォトダイオード
(図示の例では4つのフォトダイオード)を備えてい
る。
ザースポットが照射されたアモルファス領域および結晶
領域の反射係数の関数となる。これら係数は、次式によ
って表される2つの複素数である。
位相である。中心上における光ビームの反射強度は、r
2に等しい。
細に示している。図において、レーザースポットは、符
号20で示されている。この場合、レーザースポット
は、アモルファス領域Zaを部分的にカバーしている。
レーザースポットは、アモルファス領域Zaに対して、
図示矢印の方向に相対的に変位される。実用的には、レ
ーザースポットが固定されて、ディスクが回転する。反
射波の強度および位相は、照射されたアモルファス領域
および結晶領域に依存することとなり、したがって、レ
ーザースポットが相対変位している間に変化することと
なる。
して以下に示す2つのものが考えられる。
準的なモードであって、いわゆる和モードと称されるも
のである。このモードにおいては、4つの四分円を有し
た検出器内に設けられた4つのフォトダイオードによっ
て検出された強度の和が、形成される。この和信号Ss
は、図4の左側に示されている。ここでは、相の差の情
報は考慮されていない。
られているものである。このモードにおいては、対称配
置された2つのフォトダイオードからなる2つのグルー
プによって供給された信号どうしの差が、決定される。
この差分信号Sdの形状は、図4の右側に示されてい
る。この場合、読出信号は、読出スポットによって照射
されたアモルファス領域および結晶領域のそれぞれから
の反射波どうしの相の差に比例する。この検出モード
は、先のモードとは違って、結晶領域・アモルファス領
域間にまたがるスポットの通過に敏感であり、逆向きの
通過に関しては、符号が変化する。伝達強度は、量ΔS
に比例する。
態および結晶状態に対応している。
に、同様に差または差分によって得られプッシュ−プル
信号と称される他の信号を使用しても、混乱は生じな
い。このプッシュ−プル信号は、記録された情報の検出
に使用されるわけではなく、読み出されるべきトラック
のトラッキングに使用される。このトラックは、入射レ
ーザービームを分散させる。入射レーザービームがトラ
ックからわずかに逸れたときには、+1の分散強度と−
1の分散強度との間に不平衡が生じる。この不平衡は、
適切な受取フォトダイオード上において、プッシュ−プ
ル信号を形成するために使用される。
給される4つの信号を表すためにA、B、C、Dを使用
すれば、差分読出において使用される信号は、(A+
B)−(C+D)であり、プッシュ−プル信号は、(A
+C)−(B+D)である。
射強度係数rc およびra の値は、多層干渉システムに
おいて相変化材料を挿入することにより、調整すること
ができる。これら補足的な層またはフィルムの機能は、
光学的機能に限られるわけではなく、保護機能をも付随
している。これら補足的な層またはフィルムは、また、
記録時における熱的現象の動特性にも影響する。
つの理由によって興味深いものである。 −第1に、フィルムからなるシステム構造のフレキシブ
ルさが、大いに許容されれ、これにより、相変化を有し
たままで、光透過性の大きな積層体を得ることができ、
そのため、信号強度を大きくすることが可能となる。 −そして、信号レベルに関して、大きな信号を形成する
ことができる(下記の参考文献[1]を参照された
い)。
在までのところ、ほとんど開発されていない。というの
は、このような読出方法は、先の世代の光ディスクまた
はコンパクトディスクにおいて使用されてきた従来方
法、すなわち、「和」モードにおける読出方法とは異な
るからである。
ることは事実である。相変化光記録の場合には、記録領
域の長さを正確にチェックしたり制御したりすること
は、特に困難であり(ジターとして知られている擾乱が
存在するため)、そのため、差信号スペクトルが劣化し
てしまうこととなる。しかしながら、この欠点を克服す
るための手段は、文末における参考文献[2]において
提案されている。
ムが支持体上で反射されて偏光回転することによっても
たらされる。この回転は、レーザースポットによって照
射されたドメインの磁化方向の関数である。現在のとこ
ろ、磁気光学方法は、偏光光学を必要とする方法に過ぎ
ない。読み出された信号は、差分の性質を備えている。
しかしながら、相変化記録の場合とは違って、信号は、
2つの偏光方向に区分された2つの相補的なフォトダイ
オードによって得られる。
いる。ディスク30は、この場合においても、焦点合わ
せ用レンズ34を通してレーザー32によって照射され
ている。キュービックビームスプリッター36は、ディ
スクによって反射された光を、他のキュービックビーム
スプリッター38へと伝達する。キュービックビームス
プリッター38は、異なる偏光どうしを分離することが
できる。平行偏光成分は、第1検出器40へと入射し、
一方、垂直偏光成分は、第2検出器42へと入射する。
光回転が正方向(+θ)である正磁化領域Z+ と、偏光
回転が負方向(−θ)である負磁化領域Z- と、に分割
されている。
40、42によって受領された信号どうしの間の差は、
ディスクによって反射された光の垂直偏光成分から平行
偏光成分を差し引いたものに比例することとなる。この
ことが、図7に概略的に示されている。図7において
は、水平方向成分Dpar が横座標とされ、垂直方向成分
Dperpが縦座標とされている。角度+θおよび−θは、
2等分線に関して対向している。
録密度の増大化に関しては、様々な解決手段が提案さ
れ、研究が進められてきた。相変化技術に関しては、最
も意義深い改良は、グルーブの高所および低所における
記録方法に関連している。これにより、記録密度を2倍
とすることが可能とされた。これに関しては、下記の参
考文献[3]を参照されたい。また、焦点合わせ用レン
ズの開口数を増加させ得るよう、使用するレーザーの波
長を短くするための、および、基板厚さを薄くするため
の、多数の研究が進められている。これに関しては、下
記の参考文献[4]を参照されたい。これら2つの改良
によって、ディスク上におけるレーザースポットのサイ
ズが低減化された。しかしながら、波長を短いレーザー
ダイオードの開発に関しては、研究の進展が遅い。
チングおよび成形のための異なる方法によって、螺旋間
隔の低減および表面状態の改良を期待することができ
る。これに関しては、下記の参考文献[5]を参照され
たい。
大きな記録密度のための研究は、使用している材料の結
晶化速度の制限に関連した困難さにぶつかった。これに
対して、磁気光学材料の場合には、磁化スイッチングの
速度は、ずっと高速である。磁気光学方法においては、
記録密度の増大化は、同様の手順で行われる。しかしな
がら、マスキング技術、磁化技術、および、直接的な上
書方法を可能とする様々な活性フィルムを並置するとい
ったような、特定の改良が存在している。
れたディスク(DVDディスクとして知られている)の
ために、2つのディスクを互いに接着することによる両
面利用の達成を目標としているいくつかの研究機関があ
る。そのためには、媒体または支持体をひっくり返す必
要があり、両面読出デバイスを製造する必要がある。現
在のところ、約5ギガバイトの容量が達成されており、
これは、MPEG2フォーマットにおける2時間よりも
わずかに長い、フィルムの読出に対応している。
のような光学的支持体または光学媒体の記録容量を2倍
とすることによる記録容量の増大化を目的としている。
る情報貯蔵システム、および、そのようなシステムにお
いて使用可能な記録媒体が開示されている。情報媒体
は、2つの異なる方法で情報が記録されるような2つの
レベルを有することができる。同一の光学ビームが、こ
れら2つのレベルの読出のために適用される。2つの異
なる測定チャネルが設けられている。この場合、1つの
チャネルは、和信号で動作し、他のチャネルは、差信号
で動作する。
出モードを適用するような、独自のかつ高性能の、上記
タイプの手段を提案する。
gest, ODS 1997,TuA3, pp 32-33. [2]Tatsunori IDE and Mitsuya OKADA, Appl. Phys.
Lett. 64 (13),pp 1613-1614. [3]Takeo OHTA et al., Optoelectronics-Devices a
nd Technologies,vol. 10, No. 3, pp 361-380. [4]Takeo OHTA et al., Jpn. J. Appl. Phys., vol.
32 (1993)Part 1, No. 11B, pp 5214-5218. [5]Seiji MORITA et al., Technical Digest, ODS 1
997, WB2, pp 92-93. [6]欧州特許公開明細書第0 605 924号。
は、光記録媒体であって、第1記録レベルと、第1記録
レベル上に重ね合わされた第2記録レベルと、同一の光
学ビームによってかつ異なる原理に基づいて2つのレベ
ルを読み出すための手段と、を具備してなり、第1レベ
ルの読出は、光学ビームの相変調の原理をベースとする
ものであり、第2レベルの読出は、光学ビームの強度変
調の原理をベースとするものであることを特徴とする記
録媒体に関するものである。
相変化フィルム、あるいは、活性な(能動的な)磁気光
学フィルム、のいずれかを備えて動作する。
は、2つの誘電性フィルムによって挟まれた活性フィル
ムを有してなる積層体を備えている。
ことにより、本発明においては、従来の光ディスクの読
出器における読出方法に大きな変更を加える必要がな
い。このことは、工業的にも商業的にも大きな利点であ
る。
て、 −第1記録レベルおよび第1記録レベル上に重ね合わさ
れた第2記録レベルを備えてなる記録媒体と、 −第1および第2記録レベルを照射するための手段であ
るとともに、第2記録レベルについては第1記録レベル
を通して照射するための手段と、 −第1レベルによって反射された光および第2レベルに
よって反射された光を受領し得る手段であって、少なく
とも2つの光受領器、これら光受領器により供給される
信号どうしの差を形成し得る第1チャネル、および、光
受領器により供給される信号どうしの和を形成し得る第
2チャネル、を備える読出手段と、を具備してなり、第
1レベルの読出は、第1レベルからの反射ビームの相変
調の原理をベースとするものであり、差信号を供給する
第1チャネルは、第1レベル内に記録された情報を貯蔵
し、第2レベルの読出は、第2レベルからの反射ビーム
の強度変調の原理をベースとするものであり、和信号を
供給する第2チャネルは、第2レベル内に記録された情
報を貯蔵することを特徴とする光記録デバイスに関する
ものである。
録レベル上に重ね合わされた第2記録レベルとを備えた
光記録媒体からの読出を行うための方法であって、2つ
のレベルは、各レベルによって変調を受ける同一の光学
ビームでもって読み出されるとともに、これら2つのレ
ベルの読出は、異なる変調タイプに基づいたものであ
り、第1レベルの読出を、ビームの相変調をベースとし
て行うとともに、第2レベルの読出を、ビームの強度変
調をベースとして行うことを特徴とする方法に関するも
のである。
て、相変化ディスク上において、結晶マトリクス内に記
録されたアモルファス領域を示す図である。図2は、既
に説明済みの図であって、相変化光ディスクに対する読
出−書込デバイスの回路構成を示す図である。図3は、
既に説明済みの図であって、レーザースポットによって
読み出されているアモルファス領域を示す図である。図
4は、既に説明済みの図であって、相変化ディスクにお
いて、結晶状態の基体上におけるアモルファス状態の記
録領域上を読出用レーザースポットが通過した際の、和
チャネルおよび差チャネルのそれぞれから放出される信
号を示す図である。図5は、既に説明済みの図であっ
て、磁気光学ディスクに対する読出機の回路構成を示す
図である。図6は、既に説明済みの図であって、磁気光
学ディスクにおいて記録された磁化領域を示す図であ
る。図7は、既に説明済みの図であって、磁気光学ディ
スクにおける偏光回転による読出原理を示す図である。
図8は、本発明による記録媒体を示す図である。図9
は、差チャネルに対して読出信号が最適化されている記
録レベルの例を示す図である。図10(a)および図1
0(b)は、使用されているフィルムの厚さの関数とし
て、アモルファス領域による反射波と結晶領域による反
射波との間の相の差の変化を示す図である。
体を示している。この媒体は、透明基板50と、第1記
録レベルN1と、透明スペーサ51と、反射フィルム5
2が組み込まれた第2記録レベルN2と、を備えてい
る。
録レベルを照射するレーザー54(第2レベルN2は、
第1レベルN1を通して照射される)と、キュービック
ビームスプリッター56と、例えば4つの四分円(A、
B、C、D)および4つの光検出器を有した光検出手段
58と、を備えた読出手段を利用して動作する。上記読
出手段は、第1レベルN1からの第1反射ビームFr1
と、第2レベルN2からの第2反射ビームFr2と、を
受領する。読出手段は、また、第1チャネル60−1
と、第2チャネル60−2と、を備えている。この場
合、第1チャネル60−1は、差手法に基づいて動作す
るものであって差信号Sdを供給することができ、第2
チャネル60−2は、和手法に基づいて動作するもので
あって和信号Ssを供給することができる。
で動作し、信号Sdは、第1レベル内に記録された情報
を貯える。第2レベルは、強度変調で動作する。そのた
め、信号Ssは、それに対応した情報を貯える。2つの
変調が異なっていることにより、読み出される2つの情
報間においては、相互作用が起こることがない。
ム積層体の例が示されている。透明基板70上に、第1
誘電性フィルム72と、活性を有した相変化材料フィル
ム74と、第2誘電性フィルム76と、が設けられてい
ることがわかる。
能レベルについては、例えば、685nmの波長に対し
て、複素屈折率の実部nおよび虚部kが次のようなもの
とすることができる。
適化されるように(結晶領域による反射波の相と、アモ
ルファス領域による反射波の相と、の間の差が、90゜
に等しくなるように)組み合わされている。
屈折率よりも大きい場合には、これら解決手段を次の2
つのタイプに分類することができる。 −誘電性フィルム76を非常に厚くした解決手段(10
0nm程度)。 −誘電性フィルム76を制限した厚さとした解決手段
(数nm)。
誘電性フィルム72の厚さの関数として、20nm厚さ
のGeSbTe製の相変化材料に対して計算された相変
化を単位゜でもって示す図である。図10(a)におい
ては、第2誘電性フィルムの厚さは、5nmであって、
図10(b)においては、第2誘電性フィルムの厚さ
は、130nmである。
射フィルムがないことであり、そのため、第2レベルを
付加することができる。この第2レベルは、1回だけの
記録を行うものとすることも、再記録が可能なものとす
ることも、できる。また、相変化タイプ(和チャネル上
に読み出される)のものとすることも、磁気光学タイプ
(差チャネル上に読み出される)のものとすることも、
できる。上記のような第1レベルの通過は、(90゜の
相回転を維持することにより)制御することができる。
より詳細には、相変化材料の厚さにより、出力環境(通
常はスペーサ)と誘電体76との間の屈折率の差によ
り、制御することができる。
込可能な積層体として、あるいは、再書込可能な積層体
として、構成することができる。相変化技術を採用する
に際しては、和チャネル(図8におけるチャネル60−
2)上において良好な和信号を得るために、材料がアモ
ルファスであるか結晶であるかに依存して、反射の変化
を最適化するフィルムを選択することができる。
さeが以下の表2において与えられているような3つの
フィルムを使用することができる。表2においては、添
字1および2は、それぞれ、第1および第2誘電性フィ
ルムに対応しており、添字aは、活性フィルムに対応し
ており、添字alは、第2レベルを終端させるものとし
てのアルミニウムに対応している。そして、ΔRは、ア
モルファス領域と結晶領域との間の反射率の差である。
の応用における正確な実用的な例を示すことができる。
第1記録レベルは、上記第1例に示した通りのものであ
り、第2記録レベルは、上記第2例に示した通りのもの
である。この場合、透明基板上に成膜される一連の材料
は、以下のようなものである。
でき、例えばシリカとすることができる。その厚さは、
例えば、50μmとすることができる。
つの可能なケースを示している。レベル1が差読出方式
とされている場合には、この表4において実施可能なす
べての9個の組合せが、可能である。
原理に基づいて得られた任意の支持体または媒体上に直
接的にエッチングされた情報のことであって、光学的フ
ィルムを付加することによって満足な読出を行うことが
できる。
を組み込んだあるいはレーザーパルスの印加によって光
学的性質が変更されるような任意の材料を組み込んだ積
層体のような、書き込まれた情報を消去することができ
ないような方式のための光学的フィルムシステムを指し
ている。再書込可能なレベルは、書込可能なレベルと同
様にして使用可能であることに注意されたい。
材料、あるいは、磁気光学材料、あるいは、書き込まれ
た情報が永久的なものではなくまた消去可能であるよう
な方式のための他の任意の材料を有したレベルを指して
いる。
素は、3つのステージを経て実現することができる。
ある。 a)マトリクス:基板の複製を可能とするマトリクス
は、案内用グルーブとは別に感光性フィルムのレーザー
蒸発によって得られた元々のエッチングをベースとした
いくつかの電解成膜ステージを経て得られる。このよう
なマトリクスは、消去できない情報を保持することがで
きる。 b)プラスチック基板:マトリクス上にポリマーを成型
することにより得られる。 c)ガラス基板:フラットなガラス基板上に成膜された
透明樹脂をエッチングすることにより得られる。
わけ、1つまたは複数のターゲットに対する陰極スパッ
タリング、蒸着、レーザー蒸発により製造することがで
きる、あるいは、遠心力を利用した成膜により製造する
ことができる。これら成膜方法においては、成膜用チャ
ンバ内に、反応性が高められたガスを導入することがで
き、また、形成されるフィルムに対してドーパントとし
て作用するガスを導入することができる。
記録レベルにおいて使用される技術に依存することとな
る。例えば、米国特許第5 289 453号には、相変
化に基づく光学記録において現在使用されているよう
な、誘電体フィルム、相変化材料、および、反射材が開
示されている。
から形成することができる。 b)保護樹脂:ディスクの上面に付加することができ、
紫外線照射下において光重合可能なポリマーから構成す
ることができる。
積層体が一方の面だけを被覆しているような、支持体ま
たは基板付きの媒体に関するものである。本発明がより
一層一般的な性質を有しており、基板の各面がそのよう
な積層体でカバーされているような場合にも適用可能で
あることは、もちろんである。その場合には、媒体は、
両面タイプのものとなる。
おいて、結晶マトリクス内に記録されたアモルファス領
域を示す図である。
対する読出−書込デバイスの回路構成を示す図である。
よって読み出されているアモルファス領域を示す図であ
る。
いて、結晶状態の基体上におけるアモルファス状態の記
録領域上を読出用レーザースポットが通過した際の、和
チャネルおよび差チャネルのそれぞれから放出される信
号を示す図である。
対する読出機の回路構成を示す図である。
おいて記録された磁化領域を示す図である。
おける偏光回転による読出原理を示す図である。
いる記録レベルの例を示す図である。
て、アモルファス領域による反射波と結晶領域による反
射波との間の相の差の変化を示す図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 光記録媒体であって、 第1記録レベル(N1)と、該第1記録レベル上に重ね
合わされた第2記録レベル(N2)と、同一の光学ビー
ムによってかつ異なる原理に基づいて前記2つのレベル
を読み出すための手段と、を具備してなり、 前記第1レベル(N1)の読出は、前記光学ビームの相
変調の原理をベースとするものであり、 前記第2レベル(N2)の読出は、前記光学ビームの強
度変調の原理をベースとするものであることを特徴とす
る記録媒体。 - 【請求項2】 前記第1記録レベル(N1)および前記
第2記録レベル(N2)は、相変化タイプの活性フィル
ムを備えていることを特徴とする請求項1記載の記録媒
体。 - 【請求項3】 前記第1記録レベル(N1)および前記
第2記録レベル(N2)は、磁気光学タイプの活性フィ
ルムを備えていることを特徴とする請求項1記載の記録
媒体。 - 【請求項4】 前記各記録レベル(N1、N2)は、2
つの誘電性フィルム(72、76)によって挟まれた活
性フィルム(74)を備えていることを特徴とする請求
項1記載の記録媒体。 - 【請求項5】 前記2つの記録レベル(N1、N2)
は、透明スペーサ(51)によって隔離されていること
を特徴とする請求項1記載の記録媒体。 - 【請求項6】 前記第1記録レベル(N1)が、透明基
板(50)上に設けられていることを特徴とする請求項
1記載の記録媒体。 - 【請求項7】 前記第2記録レベル(N2)が、反射性
フィルム(52)によってカバーされていることを特徴
とする請求項1記載の記録媒体。 - 【請求項8】 2つの面を備える基板(50)を具備し
てなり、 各面が、第1記録レベル(N1)および第2記録レベル
(N2)によってカバーされていることを特徴とする請
求項1〜7のいずれかに記載の記録媒体。 - 【請求項9】 光記録デバイスであって、 −第1記録レベル(N1)および該第1記録レベル上に
重ね合わされた第2記録レベル(N2)を備えてなる記
録媒体と、 −前記第1および第2記録レベル(N1、N2)を照射
するための手段であるとともに、前記第2記録レベル
(N2)については前記第1記録レベル(N1)を通し
て照射するための手段(54)と、 −前記第1レベル(N1)によって反射された光および
前記第2レベル(N2)によって反射された光を受領し
得る手段であって、少なくとも2つの光受領器、これら
光受領器により供給される信号どうしの差(Sd)を形
成し得る第1チャネル(60−1)、および、前記光受
領器により供給される信号どうしの和(Ss)を形成し
得る第2チャネル(60−2)、を備える読出手段(5
6、58、60−1、60−2)と、を具備してなり、 前記第1レベル(N1)の読出は、該第1レベルからの
前記反射ビーム(Fr1)の相変調の原理をベースとす
るものであり、前記差信号(Sd)を供給する前記第1
チャネル(60−1)は、前記第1レベル(N1)内に
記録された情報を貯蔵し、 前記第2レベル(N2)の読出は、該第2レベルからの
前記反射ビーム(Fr2)の強度変調の原理をベースと
するものであり、前記和信号(Ss)を供給する前記第
2チャネル(60−2)は、前記第2レベル(N2)内
に記録された情報を貯蔵することを特徴とする光記録デ
バイス。 - 【請求項10】 第1記録レベル(N1)と該第1記録
レベル上に重ね合わされた第2記録レベル(N2)とを
備えた光記録媒体からの読出を行うための方法であっ
て、 前記2つのレベルは、各レベルによって変調を受ける同
一の光学ビームでもって読み出されるとともに、これら
2つのレベルの読出は、異なる変調タイプに基づいたも
のであり、 前記第1レベル(N1)の読出を、前記ビームの相変調
をベースとして行うとともに、前記第2レベル(N2)
の読出を、前記ビームの強度変調をベースとして行うこ
とを特徴とする方法。
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