JPH1191314A - 排水性能に優れた乗用車用空気入りタイヤ - Google Patents
排水性能に優れた乗用車用空気入りタイヤInfo
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- JPH1191314A JPH1191314A JP9262493A JP26249397A JPH1191314A JP H1191314 A JPH1191314 A JP H1191314A JP 9262493 A JP9262493 A JP 9262493A JP 26249397 A JP26249397 A JP 26249397A JP H1191314 A JPH1191314 A JP H1191314A
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Abstract
摩耗性能などの基本的な諸性能を犠牲にすることなく、
低騒音性能および濡れた路面を走行したときの排水性能
に優れた乗用車用空気入りタイヤを提供すること。 【解決手段】 トレッドの中央部に配置されタイヤの周
方向に連続して延びる少なくとも1本の中央周方向溝
と、トレッドの両側部に配置されタイヤの周方向に連続
して延びる左右1対の側部周方向溝と、タイヤの周方向
に間隔を置いて配置され該中央周方向溝と該側部周方向
溝とに開口しタイヤの周方向に傾斜した方向に湾曲して
延びる多数の傾斜溝とによって多数のブロックが形成さ
れているパターンをトレッドに備えた空気入りタイヤに
おいて、該傾斜溝は、該中央周方向溝の開口端近傍で、
タイヤの周方向に15乃至45度の傾斜角度で延びてい
て、該中央周方向溝と該側部周方向溝との間に、タイヤ
の周方向に不連続に延びる左右1対の周方向不連続溝が
配置され、該周方向不連続溝は該傾斜溝に開口すること
なく該ブロック内で終端していることを特徴とする乗用
車用空気入りタイヤ。
Description
もので、特に、周方向に直線状に延びる複数本の周方向
溝と、周方向に傾斜した方向に延びる多数の傾斜溝とに
よって、タイヤ軸方向および周方向に間隔を置いて多数
のブロックが形成された、いわゆるブロック・タイプの
トレッド・パターンを備えた乗用車用空気入りタイヤに
関するものである。
ッド・パターンを備えた乗用車用空気入りタイヤは、図
3に示すように、周方向に直線状に延びる5本の周方向
溝と、周方向に傾斜した方向に延びる多数の傾斜溝とに
よって、タイヤ軸方向および周方向に間隔を置いて多数
のブロックが形成されたトレッド・パターンを備えてい
た。上記のようなブロック・タイプのトレッド・パター
ンでは、周方向溝が主として前後方向への排水機能を担
い、傾斜溝が主として横方向への排水機能を担ってい
る。
・タイプのトレッド・パターンでは、周方向溝と傾斜溝
とが交差する箇所で、異なる方向に流れる水流が衝突し
て、水流に乱れが生じて気泡が発生し、排水性能が低下
するという不具合が生じていた。そこで、このような不
具合を避けるために、周方向溝と傾斜溝とが交差しない
ように長い傾斜溝を配置したトレッド・パターンを備え
た乗用車用空気入りタイヤが提案されているが、操縦安
定性能、振動乗り心地性能および耐偏摩耗性能などの乗
用車用空気入りタイヤに要求される基本的な諸性能が低
下するという欠点があった。また、上記のようなブロッ
ク・タイプのトレッド・パターンでは、ショルダー部に
ヒールアンドトー摩耗と呼ばれる偏摩耗が発生しやす
く、かつ、パターン・ノイズによるタイヤ騒音が悪いレ
ベルであった。この欠点を除去するために、従来、ショ
ルダー部のブロックを周方向に連続または実質的に連続
するリブに変更する設計手法が知られているが、そうす
ると濡れた路面を走行したときの排水性能が低下すると
いうジレンマに陥る。
安定性能、振動乗り心地性能および耐偏摩耗性能などの
乗用車用空気入りタイヤに要求される基本的な諸性能を
犠牲にすることなく、低騒音性能および濡れた路面を走
行したときの排水性能に優れた乗用車用空気入りラジア
ル・タイヤを提供することである。
に、本発明の空気入りタイヤは、トレッドの中央部に配
置されタイヤの周方向に連続して延びる少なくとも1本
の中央周方向溝と、トレッドの両側部に配置されタイヤ
の周方向に連続して延びる左右1対の側部周方向溝と、
タイヤの周方向に間隔を置いて配置され該中央周方向溝
と該側部周方向溝とに開口しタイヤの周方向に傾斜した
方向に湾曲して延びる多数の傾斜溝とによって多数のブ
ロックが形成されているパターンをトレッドに備えた空
気入りタイヤにおいて、(1)該傾斜溝は、該中央周方
向溝の開口端近傍で、タイヤの周方向に15乃至45度
の傾斜角度で延びていて、(2)該中央周方向溝と該側
部周方向溝との間に、タイヤの周方向に不連続に延びる
左右1対の周方向不連続溝が配置され、該周方向不連続
溝は該傾斜溝に開口することなく該ブロック内で終端し
ていることを特徴とする乗用車用空気入りタイヤであ
る。
気入りタイヤでは、該周方向不連続溝の溝幅が1.5乃
至4.0mmで、該周方向不連続溝の終端縁から該傾斜
溝までの距離が1.0乃至4.0mmであることが好ま
しい。
気入りタイヤでは、該傾斜溝と該中央周方向溝とによっ
て形成される該ブロックの鋭角隅部の表面が面取りされ
ていることが好ましい。
気入りタイヤでは、該中央周方向溝と該側部周方向溝と
の間の距離が該側部周方向溝とトレッド端との間の距離
より大きいことが好ましい。
気入りタイヤでは、該側部周方向溝とトレッド端とに開
口しタイヤ周方向に傾斜した方向に延びる多数の側部傾
斜溝がタイヤの周方向に間隔を置いて配置され、該側部
傾斜溝は、少なくとも該側部周方向溝への開口端近傍で
は、タイヤが標準荷重の負荷を受けて接地したときに溝
の側壁が接触する程度の細い溝であることが好ましい。
本明細書において、「標準荷重」とは、社団法人日本自
動車タイヤ協会が1997年度に発行したJATMA
YEAR BOOKにおいて定められた、寸法測定に使
用する質量、すなわち、適用サイズ・プライレーティン
グにおける最大負荷能力の88%を指す。
央部に配置されタイヤの周方向に連続して延びる少なく
とも1本の中央周方向溝と、トレッドの両側部に配置さ
れタイヤの周方向に連続して延びる左右1対の側部周方
向溝と、タイヤの周方向に間隔を置いて配置され該中央
周方向溝と該側部周方向溝とに開口しタイヤの周方向に
傾斜した方向に湾曲して延びる多数の傾斜溝とをトレッ
ドに備えることによって、濡れた路面を走行したときの
タイヤの排水機能を担おうとするものである。このため
に、該傾斜溝は、該中央周方向溝の開口端近傍で、タイ
ヤの周方向に15乃至45度の傾斜角度で延びているこ
とが必須要件となる。すなわち、傾斜溝が、中央周方向
溝から15乃至45度の傾斜角度で分岐してスムースに
湾曲して延び、側部周方向溝に開口することが、乱流の
少ないスムースな排水性を確保するために必須である。
なお、傾斜溝が15乃至45度の傾斜角度で側部周方向
溝に開口すれば排水性がさらに向上するので好ましい。
しかしながら、タイヤの周方向に連続して延びる少なく
とも1本の中央周方向溝および左右1対の側部周方向溝
とタイヤの周方向に傾斜した方向に湾曲して延びる多数
の傾斜溝とをトレッドに備えることによって、トレッド
の接地性が悪くなることが懸念される。すなわち、接地
圧が不均一になって偏摩耗が発生しやすくなり、ブロッ
ク剛性が高くなりすぎて振動乗り心地性能が悪化するこ
とが懸念される。そこで、本発明の空気入りタイヤで
は、中央周方向溝と側部周方向溝との間にタイヤの周方
向に不連続に延びる左右1対の周方向不連続溝が配置さ
れ、この周方向不連続溝は傾斜溝に開口することなく該
ブロック内で終端している。このような周方向不連続溝
が配置されているので、トレッドの接地性が改良され耐
偏摩耗性能および振動乗り心地性能に優れたタイヤが得
られる。また、周方向不連続溝は傾斜溝に開口すること
なく該ブロック内で終端しているので、傾斜溝の水流を
乱す恐れがない。
続溝の溝幅が1.5乃至4.0mmで、周方向不連続溝
の終端縁から傾斜溝までの距離が1.0乃至4.0mm
であることが好ましい。周方向不連続溝の溝幅が1.5
mmより小さくなると、接地面下通常のハンドリングの
横力で溝が閉じてしまい、ブロック剛性を十分に緩和す
ることができなくなる。一方、周方向不連続溝の溝幅が
4.0mmより大きくなると、ブロックの動きが大きく
なりすぎ、不連続溝の長手方向端部での歪みが大きくな
って偏摩耗が発生しやすくなる。周方向不連続溝の終端
縁から傾斜溝までの距離が1.0mmより小さくなると
亀裂が発生しやすくなり、4.0mmより大きくなると
トレッドの接地性が極端に悪化する。
に、タイヤの周方向に連続して延びる少なくとも1本の
中央周方向溝および左右1対の側部周方向溝とタイヤの
周方向に傾斜した方向に湾曲して延びる多数の傾斜溝と
によって、濡れた路面を走行したときのタイヤの排水機
能を担おうとするものであるから、トレッドのリブ配分
が重要であって、中央周方向溝と側部周方向溝との間の
距離が側部周方向溝とトレッド端との間の距離より大き
いことが好ましい。本発明の空気入りタイヤでは、上記
のように、左右1対の側部周方向溝より内側で濡れた路
面を走行したときのタイヤの排水機能を担おうとするも
のであるから、側部周方向溝とトレッド端とに開口しタ
イヤ周方向に傾斜した方向に延びる多数の側部傾斜溝
を、タイヤが標準荷重の負荷を受けて接地したときに溝
の側壁が接触する程度の、比較的細い溝にしても、タイ
ヤの排水性能が極端に低下することはない。側部傾斜溝
をこのような細い溝にすることによって、ショルダー部
のブロックが周方向に実質的に連続するリブに変更され
るので、ヒールアンドトー摩耗の発生が防止されかつパ
ターン・ノイズによるタイヤ騒音レベルの悪化が防止さ
れる。
2の乗用車用タイヤおよび従来例の乗用車用タイヤにつ
いて図面を参照しながら説明する。図は本発明に従う実
施例1のタイヤのトレッド・パターンの一部拡大正面図
であって、図2は本発明に従う実施例2のタイヤのトレ
ッド・パターンの一部拡大正面図であって、図3は従来
例のタイヤのトレッド・パターンの一部拡大正面図であ
る。タイヤ・サイズは、いずれも185/70R14で
ある。
ヤは、トレッドの中央部に配置されタイヤの周方向に連
続して延びる2本の中央周方向溝1と、トレッドの両側
部に配置されタイヤの周方向に連続して延びる左右1対
の側部周方向溝2と、タイヤの周方向に間隔を置いて配
置され中央周方向溝1と側部周方向溝2とに開口しタイ
ヤの周方向に傾斜した方向に湾曲して延びる多数の傾斜
溝3とによって多数のブロック4が形成されているパタ
ーンをトレッドに備えている。傾斜溝3は、中央周方向
溝1の開口端近傍でタイヤの周方向に25度の傾斜角度
αで延びていて、側部周方向溝2の開口端近傍でタイヤ
の周方向に40度の傾斜角度βで延びている。中央周方
向溝1と側部周方向溝2との間に、タイヤの周方向に不
連続に延びる左右1対の周方向不連続溝5が配置され、
この周方向不連続溝5は傾斜溝3に開口することなくブ
ロック4内で終端している。中央周方向溝1の溝幅は6
mmで、側部周方向溝2の溝幅は4mmで、傾斜溝3の
溝幅は3乃至3.5mmで、周方向不連続溝5の溝幅は
2mmである。周方向不連続溝5の終端縁から傾斜溝3
までの距離tが1.5mmである。傾斜溝3と中央周方
向溝1とによって形成されるブロック4の鋭角隅部41
の表面が、ブロック4の長手方向に15mmにわたって
なめらかに面取りされていて、同様に傾斜溝3と側部周
方向溝2とによって形成されるブロック4の鋭角隅部4
2の表面が、ブロック4の長手方向に10mmにわたっ
てなめらかに面取りされている。中央周方向溝1と側部
周方向溝2との間の距離Dが35mmで、側部周方向溝
2とトレッド端Eとの間の距離dが19mmであり、距
離Dが距離dより16mmだけ大きい。トレッド幅Wは
126mmである。側部周方向溝2とトレッド端Eとに
開口しタイヤ周方向に傾斜した方向に延びる多数の側部
傾斜溝6がタイヤの周方向に間隔を置いて配置され、こ
の側部傾斜溝6は、側部周方向溝2への開口端近傍で
は、タイヤが標準荷重の負荷を受けて接地したときに溝
の側壁が接触する程度の、溝幅が1mmの細い溝であ
る。なお、標準荷重は、社団法人日本自動車タイヤ協会
が1997年度に発行したJATMA YEAR BO
OKにおいて定められた寸法測定に使用する質量、すな
わち、適用サイズ・プライレーティングにおける最大負
荷能力の88%を指し、実施例1のタイヤのサイズは1
85/70R14であるので、この場合の標準荷重は4
95kgである。
ヤは、トレッドの中央部に配置されタイヤの周方向に連
続して延びる2本の中央周方向溝1と、トレッドの両側
部に配置されタイヤの周方向に連続して延びる左右1対
の側部周方向溝2と、タイヤの周方向に間隔を置いて配
置され中央周方向溝1と側部周方向溝2とに開口しタイ
ヤの周方向に傾斜した方向に湾曲して延びる多数の傾斜
溝3とによって多数のブロック4が形成されているパタ
ーンをトレッドに備えている。傾斜溝3は、中央周方向
溝1の開口端近傍でタイヤの周方向に25度の傾斜角度
αで延びていて、側部周方向溝2の開口端近傍でタイヤ
の周方向に70度の傾斜角度βで延びている。中央周方
向溝1と側部周方向溝2との間に、タイヤの周方向に不
連続に延びる左右1対の周方向不連続溝5が配置され、
この周方向不連続溝5は傾斜溝3に開口することなくブ
ロック4内で終端している。中央周方向溝1の溝幅は6
mmで、側部周方向溝2の溝幅は5mmで、傾斜溝3の
溝幅は2.5乃至4mmで、周方向不連続溝5の溝幅は
2mmである。周方向不連続溝5の終端縁から傾斜溝3
までの距離tが2mmである。傾斜溝3と中央周方向溝
1とによって形成されるブロック4の鋭角隅部41の表
面が、ブロック4の長手方向に15mmにわたってなめ
らかに面取りされている。中央周方向溝1と側部周方向
溝2との間の距離Dが35mmで、側部周方向溝2とト
レッド端Eとの間の距離dが19mmであり、距離Dが
距離dより16mmだけ大きい。なお、トレッド幅Wは
126mmである。側部周方向溝2とトレッド端Eとに
開口しタイヤ周方向に傾斜した方向に延びる多数の側部
傾斜溝6がタイヤの周方向に間隔を置いて配置され、こ
の側部傾斜溝6は、側部周方向溝2への開口端近傍で
は、タイヤが標準荷重の負荷を受けて接地したときに溝
の側壁が接触する程度の、溝幅が1mmの細い溝であ
る。なお、標準荷重は、社団法人日本自動車タイヤ協会
が1997年度に発行したJATMA YEAR BO
OKにおいて定められた寸法測定に使用する質量、すな
わち、適用サイズ・プライレーティングにおける最大負
荷能力の88%を指し、実施例1のタイヤのサイズは1
85/70R14であるので、この場合の標準荷重は4
95kgである。
く、トレッド中央部に周方向に直線状に延びる周方向溝
を備え、センター・グルーブの左右に周方向に直線状に
延びる2本の周方向溝が配置され、さらにその外側に周
方向に直線状に延びる2本の周方向溝が配置され、これ
らの5本の周方向溝とトレッドを横断する方向に延びる
多数の傾斜溝とによって、タイヤ軸方向および周方向に
間隔を置いて多数のブロックが形成されたトレッド・パ
ターンを備えている。
ヤと上記従来例のタイヤについて、濡れた路面を走行し
たときのタイヤの排水性能、タイヤの騒音性能、乾燥し
た路面でのタイヤの操縦安定性能、振動乗り心地性能お
よび耐偏摩耗性能の評価試験を実施した。濡れた路面を
走行したときのタイヤの排水性能は水深5mmの濡れた
路面を走行したときのハイドロプレーニング発生限界速
度をフィーリングで評価したもので、タイヤの騒音性能
は直線平滑路を100km/hから惰行したときの車内
音をフィーリングで評価したもので、乾燥した路面での
タイヤの操縦安定性能は乾燥した状態のサーキット・コ
ースを各種走行モードによりスポーツ走行したときのテ
スト・ドライバーによるフィーリングで評価したもの
で、振動乗り心地性能は継ぎ目路や石畳路などの特殊路
を80km/hにて走行したときのテスト・ドライバー
によるフィーリングで評価したもので、耐偏摩耗性能は
高速道路、市街地路および山坂路を想定したモード走行
において5000km走行した後のトレッドの偏摩耗を
目視及び残溝測定で評価したものである。
ヤの性能を100とした指数で表示すると、本発明に基
づく上記実施例1乃至2のタイヤは、濡れた路面を走行
したときのタイヤの排水性能は120乃至115で、騒
音性能はいずれも110で、乾燥した路面での操縦安定
性能が100乃至105で、振動乗り心地性能がいずれ
も100であり、耐偏摩耗性能がいずれも100であっ
た。数字が大きいほどタイヤの性能が優れていることを
示す。上記の評価試験の結果をまとめて表1に示す。
した路面での操縦安定性能、振動乗り心地性能および耐
偏摩耗性能を低下することなく、濡れた路面を走行した
ときの排水性能と騒音性能に優れた乗用車用空気入りタ
イヤが得られることことがわかる。
部拡大正面図である。
部拡大正面図である。
大正面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 トレッドの中央部に配置されタイヤの周
方向に連続して延びる少なくとも1本の中央周方向溝
と、トレッドの両側部に配置されタイヤの周方向に連続
して延びる左右1対の側部周方向溝と、タイヤの周方向
に間隔を置いて配置され該中央周方向溝と該側部周方向
溝とに開口しタイヤの周方向に傾斜した方向に湾曲して
延びる多数の傾斜溝とによって多数のブロックが形成さ
れているパターンをトレッドに備えた空気入りタイヤに
おいて、(1)該傾斜溝は、該中央周方向溝の開口端近
傍で、タイヤの周方向に15乃至45度の傾斜角度で延
びていて、(2)該中央周方向溝と該側部周方向溝との
間に、タイヤの周方向に不連続に延びる左右1対の周方
向不連続溝が配置され、該周方向不連続溝は該傾斜溝に
開口することなく該ブロック内で終端していることを特
徴とする乗用車用空気入りタイヤ。 - 【請求項2】 該周方向不連続溝の溝幅が1.5乃至
4.0mmであることを特徴とする請求項1記載の乗用
車用空気入りタイヤ。 - 【請求項3】 該周方向不連続溝の終端縁から該傾斜溝
までの距離が1.0乃至4.0mmであることを特徴と
する請求項1乃至2記載の乗用車用空気入りタイヤ。 - 【請求項4】 該傾斜溝と該中央周方向溝とによって形
成される該ブロックの鋭角隅部の表面が面取りされてい
ることを特徴とする請求項1乃至3記載の乗用車用空気
入りタイヤ。 - 【請求項5】 該中央周方向溝と該側部周方向溝との間
の距離が該側部周方向溝とトレッド端との間の距離より
大きいことを特徴とする請求項1乃至4記載の空気入り
タイヤ。 - 【請求項6】 該側部周方向溝とトレッド端とに開口し
タイヤ周方向に傾斜した方向に延びる多数の側部傾斜溝
がタイヤの周方向に間隔を置いて配置され、該側部傾斜
溝が、少なくとも該側部周方向溝への開口端近傍では、
タイヤが標準荷重の負荷を受けて接地したときに溝の側
壁が接触する程度の細い溝であることを特徴とする請求
項1乃至5記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9262493A JPH1191314A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 排水性能に優れた乗用車用空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9262493A JPH1191314A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 排水性能に優れた乗用車用空気入りタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1191314A true JPH1191314A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17376570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9262493A Pending JPH1191314A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 排水性能に優れた乗用車用空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1191314A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7163039B2 (en) * | 1999-06-30 | 2007-01-16 | Pirelli Pneumatici S.P.A. | High-performance tire for a motor vehicle |
KR100719060B1 (ko) * | 2006-04-28 | 2007-05-16 | 한국타이어 주식회사 | 차량용 타이어의 트레드 패턴 구조 |
JP2009051238A (ja) * | 2007-08-23 | 2009-03-12 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
KR101032543B1 (ko) | 2009-09-02 | 2011-05-04 | 금호타이어 주식회사 | 비대칭 트레드 패턴을 구비한 공기입 타이어 |
KR101047110B1 (ko) | 2008-12-04 | 2011-07-07 | 한국타이어 주식회사 | 타이어 패턴의 설계 방법 |
WO2022000170A1 (zh) * | 2020-06-29 | 2022-01-06 | 广东智意机器人科技有限公司 | 地面清洁设备及其排水防滑轮胎 |
-
1997
- 1997-09-26 JP JP9262493A patent/JPH1191314A/ja active Pending
Cited By (6)
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---|---|---|---|---|
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KR101032543B1 (ko) | 2009-09-02 | 2011-05-04 | 금호타이어 주식회사 | 비대칭 트레드 패턴을 구비한 공기입 타이어 |
WO2022000170A1 (zh) * | 2020-06-29 | 2022-01-06 | 广东智意机器人科技有限公司 | 地面清洁设备及其排水防滑轮胎 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
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