JPH1188750A - 電子カメラ - Google Patents
電子カメラInfo
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- JPH1188750A JPH1188750A JP9259412A JP25941297A JPH1188750A JP H1188750 A JPH1188750 A JP H1188750A JP 9259412 A JP9259412 A JP 9259412A JP 25941297 A JP25941297 A JP 25941297A JP H1188750 A JPH1188750 A JP H1188750A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- camera
- electronic camera
- battery
- beam splitter
- finder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N23/00—Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
- H04N23/50—Constructional details
- H04N23/55—Optical parts specially adapted for electronic image sensors; Mounting thereof
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Studio Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カメラ本体の上部スペースを有効に活用で
き、且つカメラ本体の奥行き方向の厚み寸法を低減して
小型化を図った電子カメラを提供する。 【解決手段】 撮影レンズ3を通過した光束を分割し複
数の光束として出射するビームスプリッタ45と、該ビー
ムスプリッタ45から出射された光束の一方を電気信号に
変換する撮像素子48と、前記ビームスプリッタ45から出
射された光束の他方を被写体像の視認に用いる光学ファ
インダとを備えた一眼レフ方式の電子的カメラにおい
て、前記光学ファインダの接眼部11をカメラ本体の背面
左端上部に配置して構成する。これによりカメラ本体上
部のスペースがファインダにより分断されず、有効に活
用でき、またファインダ光路が途中で曲げられ、カメラ
本体の奥行き方向の厚みを薄くすることができる。
き、且つカメラ本体の奥行き方向の厚み寸法を低減して
小型化を図った電子カメラを提供する。 【解決手段】 撮影レンズ3を通過した光束を分割し複
数の光束として出射するビームスプリッタ45と、該ビー
ムスプリッタ45から出射された光束の一方を電気信号に
変換する撮像素子48と、前記ビームスプリッタ45から出
射された光束の他方を被写体像の視認に用いる光学ファ
インダとを備えた一眼レフ方式の電子的カメラにおい
て、前記光学ファインダの接眼部11をカメラ本体の背面
左端上部に配置して構成する。これによりカメラ本体上
部のスペースがファインダにより分断されず、有効に活
用でき、またファインダ光路が途中で曲げられ、カメラ
本体の奥行き方向の厚みを薄くすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般にディジタ
ルカメラと称されている、撮像素子で撮像した被写体像
を電子的に記録媒体に記録する電子カメラに関し、特に
電子カメラにおける各構成要素の構成並びにその配置態
様の改良に関する。
ルカメラと称されている、撮像素子で撮像した被写体像
を電子的に記録媒体に記録する電子カメラに関し、特に
電子カメラにおける各構成要素の構成並びにその配置態
様の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子カメラにおいて、外装部と
内部部品の組み付け・保持の方式としては、銀塩フィル
ムカメラと同様に、従来は大きく分けて次に述べるよう
な2つの方式があった。
内部部品の組み付け・保持の方式としては、銀塩フィル
ムカメラと同様に、従来は大きく分けて次に述べるよう
な2つの方式があった。
【0003】第1の方式は、成形品もしくは板金の大き
な単一のフレームに内部部品をほぼ全部組み付け、これ
を一つのユニットにして、このユニットに前後等に分割
された外装部を被せて保護する方式(フレーム方式)で
ある。第2の方式は、外装部に単なる保護カバーとして
の機能だけでなく、内部部品を保持するフレームの機能
も持たせ、すなわち、外装部は薄い殻状のものではなく
内部部品を組み付け固定するための部材が形成されてい
て、この外装部自体に内部部品を組み立てていく方式
(外装組み立て方式)である。
な単一のフレームに内部部品をほぼ全部組み付け、これ
を一つのユニットにして、このユニットに前後等に分割
された外装部を被せて保護する方式(フレーム方式)で
ある。第2の方式は、外装部に単なる保護カバーとして
の機能だけでなく、内部部品を保持するフレームの機能
も持たせ、すなわち、外装部は薄い殻状のものではなく
内部部品を組み付け固定するための部材が形成されてい
て、この外装部自体に内部部品を組み立てていく方式
(外装組み立て方式)である。
【0004】また、一眼レフタイプの電子カメラにおけ
る内部レイアウトとしては、従来は、同じ一眼レフタイ
プの銀塩フィルムカメラのレイアウトにかなり近いレイ
アウトが用いられている。具体的には、撮像素子とファ
インダ系への光束の分割は可動ミラーで行い、ファイン
ダの経路の途中にはペンタプリズムが配置され、ファイ
ンダの接眼部はカメラの長手幅方向の略中央に設けられ
ている。そして、フィルムの代わりに撮像素子の撮像面
が撮影光軸に垂直に配置されており、またカメラ電源と
なる電池は、その長手方向がフィルムパトローネと平
行、すなわちカメラ本体底面に垂直に配置されている。
る内部レイアウトとしては、従来は、同じ一眼レフタイ
プの銀塩フィルムカメラのレイアウトにかなり近いレイ
アウトが用いられている。具体的には、撮像素子とファ
インダ系への光束の分割は可動ミラーで行い、ファイン
ダの経路の途中にはペンタプリズムが配置され、ファイ
ンダの接眼部はカメラの長手幅方向の略中央に設けられ
ている。そして、フィルムの代わりに撮像素子の撮像面
が撮影光軸に垂直に配置されており、またカメラ電源と
なる電池は、その長手方向がフィルムパトローネと平
行、すなわちカメラ本体底面に垂直に配置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子カメラ
においては、従来の銀塩フィルムカメラとは異なり、各
部の動作チエックはもとより、撮影レンズ、撮像素子、
電気回路基板等を組み合わせた状態で、撮影画像の輝
度、色等の総合調整が必要である。そのため、外装部を
被せない状態で、最終機能確認や総合調整が可能である
ことが必要である。さもないと、非常に組み立て性の悪
いものになってしまう。
においては、従来の銀塩フィルムカメラとは異なり、各
部の動作チエックはもとより、撮影レンズ、撮像素子、
電気回路基板等を組み合わせた状態で、撮影画像の輝
度、色等の総合調整が必要である。そのため、外装部を
被せない状態で、最終機能確認や総合調整が可能である
ことが必要である。さもないと、非常に組み立て性の悪
いものになってしまう。
【0006】このような要求に対して、第1のフレーム
方式を採用した場合には、単一のフレームに各内部部品
を組み付けて、外装部を被せる直前のユニットの状態
で、装置として最終機能確認や総合調整は十分に可能で
ある。しかし、第2の外装組み立て方式を採用した場合
には、外装部を構成する複数の外装カバーのいずれかに
部品を組み立て搭載してしまうため、外装カバーの形状
にもよるが、必ず外装カバーにより隠れてしまう部分が
生じるので、外装カバーに部品を組み立てて搭載した状
態で最終機能確認や総合調整を行うことは、かなり困難
である。仮にこのような確認や調整ができたとしても、
外装カバーに組み立てられた内部部品の調整には、外装
部の外観に傷をつけないように細心の注意が必要になる
ので、この点で組み立て性を悪化させる。したがって、
この外装組み立て方式は、調整部の少ない銀塩フィルム
カメラには支障がないが、電子的な撮像系を有する電子
カメラには不向きである。
方式を採用した場合には、単一のフレームに各内部部品
を組み付けて、外装部を被せる直前のユニットの状態
で、装置として最終機能確認や総合調整は十分に可能で
ある。しかし、第2の外装組み立て方式を採用した場合
には、外装部を構成する複数の外装カバーのいずれかに
部品を組み立て搭載してしまうため、外装カバーの形状
にもよるが、必ず外装カバーにより隠れてしまう部分が
生じるので、外装カバーに部品を組み立てて搭載した状
態で最終機能確認や総合調整を行うことは、かなり困難
である。仮にこのような確認や調整ができたとしても、
外装カバーに組み立てられた内部部品の調整には、外装
部の外観に傷をつけないように細心の注意が必要になる
ので、この点で組み立て性を悪化させる。したがって、
この外装組み立て方式は、調整部の少ない銀塩フィルム
カメラには支障がないが、電子的な撮像系を有する電子
カメラには不向きである。
【0007】一方、電子カメラのような携帯機器におい
ては、機器全体の小型化が強く要求される。この要求に
対して、第1のフレーム方式では、フレーム部材が骨組
みを構成している分だけ体積が増加するので、不利であ
る。この要求に関しては、第2の外装組み立て方式の方
が、専用のフレームを必要としない分だけ小型化には有
利であるが、先に述べたように第2の外装組み立て方式
は、最終機能確認や総合調整には不利である。このよう
に、いずれの方式も、電子カメラに要求される最終機能
確認や総合調整の容易性並びに小型化を同時に満足させ
ることはできない。
ては、機器全体の小型化が強く要求される。この要求に
対して、第1のフレーム方式では、フレーム部材が骨組
みを構成している分だけ体積が増加するので、不利であ
る。この要求に関しては、第2の外装組み立て方式の方
が、専用のフレームを必要としない分だけ小型化には有
利であるが、先に述べたように第2の外装組み立て方式
は、最終機能確認や総合調整には不利である。このよう
に、いずれの方式も、電子カメラに要求される最終機能
確認や総合調整の容易性並びに小型化を同時に満足させ
ることはできない。
【0008】また、カメラ内部のレイアウトに関して
は、電子カメラでは、撮像素子とその処理系等が加わる
分、銀塩フィルムカメラより体積が大きくなる傾向があ
り、特に電気回路基板の面積は明らかに大きいので、銀
塩フィルムカメラと同様な部品レイアウトを採用したの
では、確実にカメラの体積が増加して、携帯性や使い勝
手の悪いものとなる。
は、電子カメラでは、撮像素子とその処理系等が加わる
分、銀塩フィルムカメラより体積が大きくなる傾向があ
り、特に電気回路基板の面積は明らかに大きいので、銀
塩フィルムカメラと同様な部品レイアウトを採用したの
では、確実にカメラの体積が増加して、携帯性や使い勝
手の悪いものとなる。
【0009】具体的には、カメラの奥行き方向の厚さが
増加する傾向がある。すなわち電子カメラでは、その同
時性を生かすために、カメラ本体に画像モニタ用の表示
部(例えばLCD表示部)が搭載されることが多いが、
このモニタ用表示部は撮影時にも見えやすくするため
に、ファインダ接眼部と同じ面であるカメラの背面に主
に設けられている。このように、カメラの背面に画像モ
ニタ用表示部が設けられた場合、撮像素子の厚さに該表
示部を構成するLCDの厚さが加わる結果、カメラ全体
の奥行き方向の厚さが厚くなり、把持しずらくなったり
撮影時のグリップ感が悪く、手ぶれ等の原因にもなる。
増加する傾向がある。すなわち電子カメラでは、その同
時性を生かすために、カメラ本体に画像モニタ用の表示
部(例えばLCD表示部)が搭載されることが多いが、
このモニタ用表示部は撮影時にも見えやすくするため
に、ファインダ接眼部と同じ面であるカメラの背面に主
に設けられている。このように、カメラの背面に画像モ
ニタ用表示部が設けられた場合、撮像素子の厚さに該表
示部を構成するLCDの厚さが加わる結果、カメラ全体
の奥行き方向の厚さが厚くなり、把持しずらくなったり
撮影時のグリップ感が悪く、手ぶれ等の原因にもなる。
【0010】また、一眼レフタイプの電子カメラで一般
に用いられているペンタプリズムは、カメラの高さ方向
の寸法を大きくする要因の一つであるが、高さ方向の寸
法を低減するため、単純にペンタプリズムをミラー等に
置き換えると、逆に光路長分カメラの奥行き方向の厚さ
が増大してしまう。
に用いられているペンタプリズムは、カメラの高さ方向
の寸法を大きくする要因の一つであるが、高さ方向の寸
法を低減するため、単純にペンタプリズムをミラー等に
置き換えると、逆に光路長分カメラの奥行き方向の厚さ
が増大してしまう。
【0011】このように、電子カメラとしてはカメラ全
体の体積を小さくすると同時に、カメラとしての適当な
縦横高さのバランス比率にすることも、合わせて必要で
あるが、従来の電子カメラにおていは、この点について
はあまり考慮がなされていない。
体の体積を小さくすると同時に、カメラとしての適当な
縦横高さのバランス比率にすることも、合わせて必要で
あるが、従来の電子カメラにおていは、この点について
はあまり考慮がなされていない。
【0012】本発明は、従来の電子カメラにおける上記
問題点を解消するためになされたもので、小型化されて
使い勝手がよく、最終機能確認や総合調整の容易な組み
立て性に優れた電子カメラを提供することを目的とす
る。各請求項毎の目的を述べると次のとおりである。
問題点を解消するためになされたもので、小型化されて
使い勝手がよく、最終機能確認や総合調整の容易な組み
立て性に優れた電子カメラを提供することを目的とす
る。各請求項毎の目的を述べると次のとおりである。
【0013】請求項1記載の発明は、カメラ本体の上部
スペースを有効に活用でき、且つカメラ本体の奥行き方
向の厚み寸法を低減できるようにした電子カメラを提供
することを目的とする。請求項2記載の発明は、ストロ
ボ光がカメラ部分に遮られることがなく、且つデッドス
ペースを有効に利用できるようにストロボ発光部を配置
した電子カメラを提供することを目的とする。請求項3
記載の発明は、カメラ本体の底面を利用した載置状態を
安定化すると共に、カメラ本体の底面内部のスペースを
有効に利用できるようにした電子カメラを提供すること
を目的とする。請求項4記載の発明は、撮影時の安定性
がよく、手ぶれ等を有効に防止できるようにした電子カ
メラを提供することを目的とする。請求項5記載の発明
は、カメラ本体の奥行き方向の厚さ寸法を低減できるよ
うにした電子カメラを提供することを目的とする。請求
項6記載の発明は、ストロボ用メインコンデンサとカメ
ラ電源用電池を内蔵する電子カメラにおいて、カメラ本
体の高さ方向寸法を低減できるように構成することを目
的とする。請求項7記載の発明は、ストロボ用メインコ
ンデンサをスペース効率よく安定に保持できるように構
成した電子カメラを提供することを目的とする。請求項
8記載の発明は、内部部品の小型ユニット化を容易に行
えるように構成した電子カメラを提供することを目的と
する。請求項9記載の発明は、電気回路基板の実装効率
を向上させた電子カメラを提供することを目的とする。
請求項10記載の発明は、カメラフレームの外装部への締
結時に歪みを発生させないように構成した電子カメラを
提供することを目的とする。
スペースを有効に活用でき、且つカメラ本体の奥行き方
向の厚み寸法を低減できるようにした電子カメラを提供
することを目的とする。請求項2記載の発明は、ストロ
ボ光がカメラ部分に遮られることがなく、且つデッドス
ペースを有効に利用できるようにストロボ発光部を配置
した電子カメラを提供することを目的とする。請求項3
記載の発明は、カメラ本体の底面を利用した載置状態を
安定化すると共に、カメラ本体の底面内部のスペースを
有効に利用できるようにした電子カメラを提供すること
を目的とする。請求項4記載の発明は、撮影時の安定性
がよく、手ぶれ等を有効に防止できるようにした電子カ
メラを提供することを目的とする。請求項5記載の発明
は、カメラ本体の奥行き方向の厚さ寸法を低減できるよ
うにした電子カメラを提供することを目的とする。請求
項6記載の発明は、ストロボ用メインコンデンサとカメ
ラ電源用電池を内蔵する電子カメラにおいて、カメラ本
体の高さ方向寸法を低減できるように構成することを目
的とする。請求項7記載の発明は、ストロボ用メインコ
ンデンサをスペース効率よく安定に保持できるように構
成した電子カメラを提供することを目的とする。請求項
8記載の発明は、内部部品の小型ユニット化を容易に行
えるように構成した電子カメラを提供することを目的と
する。請求項9記載の発明は、電気回路基板の実装効率
を向上させた電子カメラを提供することを目的とする。
請求項10記載の発明は、カメラフレームの外装部への締
結時に歪みを発生させないように構成した電子カメラを
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明は、撮影レンズを通過した光束
を分割し複数の光束として出射するビームスプリッタ
と、該ビームスプリッタから出射された光束の一方を電
気信号に変換する撮像素子と、前記ビームスプリッタか
ら出射された光束の他方を被写体像の視認に用いる光学
ファインダとを備えた一眼レフ方式の電子カメラにおい
て、前記光学ファインダの接眼部をカメラ本体の背面左
端上部に配置するものである。
め、請求項1記載の発明は、撮影レンズを通過した光束
を分割し複数の光束として出射するビームスプリッタ
と、該ビームスプリッタから出射された光束の一方を電
気信号に変換する撮像素子と、前記ビームスプリッタか
ら出射された光束の他方を被写体像の視認に用いる光学
ファインダとを備えた一眼レフ方式の電子カメラにおい
て、前記光学ファインダの接眼部をカメラ本体の背面左
端上部に配置するものである。
【0015】このように構成した電子カメラにおいて
は、ファインダ光路は途中で左端に折り曲げられるの
で、ファインダ接眼部をカメラ本体の上面又は背面の中
央部に配置した場合のように、カメラ本体上部のスペー
スが光学ファインダによって分断されることがなく、し
たがって上部スペースが電気回路基板の配置などに有効
に活用できる。またファインダ光路が途中で左端に折り
曲げられるので、ファインダ接眼部を中央部に配置した
場合に比べて、カメラ本体の奥行き方向の厚みを薄くす
ることができる。なお、撮影レンズをカメラ本体の左端
に配置すればファインダ光路を途中で折り曲げる必要は
なくなるが、重量バランスが悪くなるという問題が生じ
好ましくない。
は、ファインダ光路は途中で左端に折り曲げられるの
で、ファインダ接眼部をカメラ本体の上面又は背面の中
央部に配置した場合のように、カメラ本体上部のスペー
スが光学ファインダによって分断されることがなく、し
たがって上部スペースが電気回路基板の配置などに有効
に活用できる。またファインダ光路が途中で左端に折り
曲げられるので、ファインダ接眼部を中央部に配置した
場合に比べて、カメラ本体の奥行き方向の厚みを薄くす
ることができる。なお、撮影レンズをカメラ本体の左端
に配置すればファインダ光路を途中で折り曲げる必要は
なくなるが、重量バランスが悪くなるという問題が生じ
好ましくない。
【0016】請求項2記載の発明は、把持手により把持
されるグリップ部を備えたカメラ本体と、該カメラ本体
より撮影光軸に沿って突出し、内部に撮影光学系を備え
た略円筒形状の突出部と、撮影光学系を介して得られた
被写体像を電気信号に変換させる撮像素子とを有する電
子カメラにおいて、前記突出部の上面に回動起伏自在の
ストロボ発光部を設けるものである。このように、スト
ロボ発光部をカメラ本体より突出した内部に撮像光学系
を備えた突出部の上面に設けているので、カメラ本体に
ストロボ発光部を設置している場合に比べ、ストロボ撮
影時にストロボ光が撮影光学系の外装部分、すなわち突
出部に遮られることがなくなり、また上記突出部の上部
は操作部等の配置に用いられない部分であり、したがっ
て、デッドスペースを有効に利用することができる。
されるグリップ部を備えたカメラ本体と、該カメラ本体
より撮影光軸に沿って突出し、内部に撮影光学系を備え
た略円筒形状の突出部と、撮影光学系を介して得られた
被写体像を電気信号に変換させる撮像素子とを有する電
子カメラにおいて、前記突出部の上面に回動起伏自在の
ストロボ発光部を設けるものである。このように、スト
ロボ発光部をカメラ本体より突出した内部に撮像光学系
を備えた突出部の上面に設けているので、カメラ本体に
ストロボ発光部を設置している場合に比べ、ストロボ撮
影時にストロボ光が撮影光学系の外装部分、すなわち突
出部に遮られることがなくなり、また上記突出部の上部
は操作部等の配置に用いられない部分であり、したがっ
て、デッドスペースを有効に利用することができる。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項2記載の電
子カメラにおいて、前記突出部の底面の一部は、前記カ
メラ本体の底面の平面部と同一平面を形成する平面部で
構成されていることを特徴とするものである。このよう
に撮像光学系を備えた突出部の底面の一部をカメラ本体
の底面の平面部と同一平面を形成する平面部で構成する
ことにより、カメラ本体の底面の内部スペースが増加
し、底面内部に大型の台形等の電気回路基板を配置する
ことが可能となり、またカメラ本体底面を利用して載置
した場合、平面部の面積が増加しているので安定性を向
上させることができる。
子カメラにおいて、前記突出部の底面の一部は、前記カ
メラ本体の底面の平面部と同一平面を形成する平面部で
構成されていることを特徴とするものである。このよう
に撮像光学系を備えた突出部の底面の一部をカメラ本体
の底面の平面部と同一平面を形成する平面部で構成する
ことにより、カメラ本体の底面の内部スペースが増加
し、底面内部に大型の台形等の電気回路基板を配置する
ことが可能となり、またカメラ本体底面を利用して載置
した場合、平面部の面積が増加しているので安定性を向
上させることができる。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項2又は3記
載の電子カメラにおいて、前記突出部の側面の長手方向
に沿って、該突出部を把持手で把持したときの把持手の
指部に対応する位置に凹部を形成したことを特徴とする
ものである。撮影レンズを備えた突出部がカメラ本体よ
り突出形成されていると、重心の関係から突出部を把持
手で保持する必要がある。上記請求項4記載の発明にお
いては、突出部の側面の長手方向に沿って凹部が形成さ
れていて、撮影者の把持手の適切な把持部になるので、
撮影時の安定化を図り、手ぶれ等を防止することができ
る。
載の電子カメラにおいて、前記突出部の側面の長手方向
に沿って、該突出部を把持手で把持したときの把持手の
指部に対応する位置に凹部を形成したことを特徴とする
ものである。撮影レンズを備えた突出部がカメラ本体よ
り突出形成されていると、重心の関係から突出部を把持
手で保持する必要がある。上記請求項4記載の発明にお
いては、突出部の側面の長手方向に沿って凹部が形成さ
れていて、撮影者の把持手の適切な把持部になるので、
撮影時の安定化を図り、手ぶれ等を防止することができ
る。
【0019】請求項5記載の発明は、撮影レンズを通過
した光束を分割し複数の光束として出射するビームスプ
リッタと、該ビームスプリッタから出射された光束の一
方を電気信号に変換する撮像素子と、前記ビームスプリ
ッタから出射された光束の他方を被写体像の視認に用い
る光学ファインダとを備えた一眼レフ方式の電子カメラ
において、前記撮像素子を、該撮像素子の撮像面が撮影
レンズの光軸に対して斜めになるように配置するもので
ある。このように、撮像素子の撮像面を撮影レンズの光
軸に対して垂直に配置せず、該光軸に対して斜めになる
ように配置しているので、撮像素子の厚み分、カメラ本
体の奥行き方向の厚さ寸法を低減することができる。
した光束を分割し複数の光束として出射するビームスプ
リッタと、該ビームスプリッタから出射された光束の一
方を電気信号に変換する撮像素子と、前記ビームスプリ
ッタから出射された光束の他方を被写体像の視認に用い
る光学ファインダとを備えた一眼レフ方式の電子カメラ
において、前記撮像素子を、該撮像素子の撮像面が撮影
レンズの光軸に対して斜めになるように配置するもので
ある。このように、撮像素子の撮像面を撮影レンズの光
軸に対して垂直に配置せず、該光軸に対して斜めになる
ように配置しているので、撮像素子の厚み分、カメラ本
体の奥行き方向の厚さ寸法を低減することができる。
【0020】請求項6記載の発明は、撮影光学系を介し
て得られた被写体像を電気信号に変換させる撮像素子と
ストロボ装置とを備え、カメラ電源となる長手形状を有
する電池をカメラ本体の背面及び底面にほぼ平行になる
ように配置した電子カメラにおいて、前記ストロボ装置
用の長手形状を有するメインコンデンサを、該メインコ
ンデンサの長手方向が前記電池の長手方向とほぼ平行に
なるように配置するものである。ストロボ装置用のメイ
ンコンデンサは、カメラ電源用電池と類似した細長い長
手形状を有しているため、電池とほぼ平行にその長手方
向をカメラ本体の横方向に沿って配置することにより、
カメラ本体の高さ寸法を低減することができる。
て得られた被写体像を電気信号に変換させる撮像素子と
ストロボ装置とを備え、カメラ電源となる長手形状を有
する電池をカメラ本体の背面及び底面にほぼ平行になる
ように配置した電子カメラにおいて、前記ストロボ装置
用の長手形状を有するメインコンデンサを、該メインコ
ンデンサの長手方向が前記電池の長手方向とほぼ平行に
なるように配置するものである。ストロボ装置用のメイ
ンコンデンサは、カメラ電源用電池と類似した細長い長
手形状を有しているため、電池とほぼ平行にその長手方
向をカメラ本体の横方向に沿って配置することにより、
カメラ本体の高さ寸法を低減することができる。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項6記載の電
子カメラにおいて、前記電池を収納し保持する電池収納
部の外壁に、前記メインコンデンサの載置部を形成する
ものである。このように電池収納部の外壁に形成した載
置部にメインコンデンサを載置保持することにより、通
常電気回路基板に片持ち状にリード接続されているメイ
ンコンデンサが安定して保持され、振動・衝撃等による
リード切損によって脱落したりするのを、簡単な構成で
防止することができる。またメインコンデンサは電池に
類似した形状を有しているため、電池収納部との相性が
よく、電池収納部はメインコンデンサの載置部として適
していて、スペース効率がよく、また既存の電池収納部
の外壁を利用しているので、コストの削減も図ることが
できる。
子カメラにおいて、前記電池を収納し保持する電池収納
部の外壁に、前記メインコンデンサの載置部を形成する
ものである。このように電池収納部の外壁に形成した載
置部にメインコンデンサを載置保持することにより、通
常電気回路基板に片持ち状にリード接続されているメイ
ンコンデンサが安定して保持され、振動・衝撃等による
リード切損によって脱落したりするのを、簡単な構成で
防止することができる。またメインコンデンサは電池に
類似した形状を有しているため、電池収納部との相性が
よく、電池収納部はメインコンデンサの載置部として適
していて、スペース効率がよく、また既存の電池収納部
の外壁を利用しているので、コストの削減も図ることが
できる。
【0022】請求項8記載の発明は、カメラ電源となる
電池を収納し保持する電池収納部と、撮影レンズを内部
に収納した鏡筒部と、ビームスプリッタ、光学ファイン
ダ用の光学部品及び撮像素子を収納した撮像素子・ファ
インダアセンブリとを備え、これらの電池収納部と鏡筒
部と撮像素子・ファインダアセンブリとを結合して合成
カメラフレーム部を形成するものである。このように専
用のフレームを省いて、3つの構成部材を結合して合成
カメラフレーム部を形成するようにしているので、内部
部品の小型ユニット化を図ることができ、専用フレーム
の廃止によるコストの低減と省スペース化を図ることが
できる。
電池を収納し保持する電池収納部と、撮影レンズを内部
に収納した鏡筒部と、ビームスプリッタ、光学ファイン
ダ用の光学部品及び撮像素子を収納した撮像素子・ファ
インダアセンブリとを備え、これらの電池収納部と鏡筒
部と撮像素子・ファインダアセンブリとを結合して合成
カメラフレーム部を形成するものである。このように専
用のフレームを省いて、3つの構成部材を結合して合成
カメラフレーム部を形成するようにしているので、内部
部品の小型ユニット化を図ることができ、専用フレーム
の廃止によるコストの低減と省スペース化を図ることが
できる。
【0023】請求項9記載の発明は、請求項8記載の電
子カメラにおいて、前記合成カメラフレーム部を収納し
保護する外装部を備え、前記合成カメラフレーム部と外
装部内壁面との間に電気回路基板を配置したことを特徴
とするするものである。外装部内壁面はほぼ平面形状を
なしており、また電気回路基板もほぼ平面形状をなして
いるので、外装部内壁面と合成カメラフレーム部間には
電気回路基板が配置しやすく、実装効率を向上させるこ
とができる。
子カメラにおいて、前記合成カメラフレーム部を収納し
保護する外装部を備え、前記合成カメラフレーム部と外
装部内壁面との間に電気回路基板を配置したことを特徴
とするするものである。外装部内壁面はほぼ平面形状を
なしており、また電気回路基板もほぼ平面形状をなして
いるので、外装部内壁面と合成カメラフレーム部間には
電気回路基板が配置しやすく、実装効率を向上させるこ
とができる。
【0024】請求項10記載の発明は、請求項9記載の電
子カメラにおいて、前記外装部は複数のカバーで構成さ
れ、前記合成カメラフレーム部は前記外装部のうち一つ
のカバーに締結されていることを特徴とするものであ
る。外装部を構成する複数のカバーに合成カメラフレー
ム部の締結部を分散させると、相対的な寸法誤差により
歪みが生じ、合成カメラフレーム部にストレスが発生す
る恐れがあるが、上記のように外装部を構成する一つの
カバーにのみに締結部を集中させることにより、相対的
な寸法誤差による合成カメラフレーム部に与える歪みを
低減し,組立後のずれを低減することが可能となる。
子カメラにおいて、前記外装部は複数のカバーで構成さ
れ、前記合成カメラフレーム部は前記外装部のうち一つ
のカバーに締結されていることを特徴とするものであ
る。外装部を構成する複数のカバーに合成カメラフレー
ム部の締結部を分散させると、相対的な寸法誤差により
歪みが生じ、合成カメラフレーム部にストレスが発生す
る恐れがあるが、上記のように外装部を構成する一つの
カバーにのみに締結部を集中させることにより、相対的
な寸法誤差による合成カメラフレーム部に与える歪みを
低減し,組立後のずれを低減することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、実施の形態について説明す
る。図1は本発明に係る電子カメラの実施の形態を示す
被写体方向から見た外観図で、図2は撮影者方向から見
た外観図である。まず、最初に、カメラ外装関連部分に
ついて説明を行い、次いでカメラ内部構成について説明
を行うこととする。本実施の形態においては、装置本体
は前カバー1と後カバー2の2つの外装部材によって構
成されている。そして、前カバー1の前面には、ほぼ円
筒状の突出部1Aが突出形成されており、該突出部内に
は撮影レンズ3,その上面には回動起伏式のストロボ4
がそれぞれ配設されており、図1及び図2においては、
ストロボ4は使用しない状態を示している。ストロボ4
の使用時には、図3に示すように、ストロボの先端部分
がほぼ垂直にポップアップするようになっている。ま
た、撮影レンズ3を備えた円筒状突出部1Aが前カバー
1より突出形成されていると、重心の関係から突出部1
Aを把持手(通常左手)で保持する必要がある。そこ
で、本実施の形態においては、図3のX−X′線に沿っ
た概略断面を表す図4に示すように、突出部1Aの両側
面の、該突出部1Aを把持手で把持したときの把持手の
指部に対応する位置に、長手方向に沿ってやや傾斜した
凹部1A−1,1A−2が形成されている。また、前カ
バー1の底面の一部1Bは、後カバー2の底面2Aと共
に同一の平面を形成するように平面部で構成されてお
り、これらの平面部を載置面として用いることにより、
カメラ本体を安定に載置することができるようになって
いる。
る。図1は本発明に係る電子カメラの実施の形態を示す
被写体方向から見た外観図で、図2は撮影者方向から見
た外観図である。まず、最初に、カメラ外装関連部分に
ついて説明を行い、次いでカメラ内部構成について説明
を行うこととする。本実施の形態においては、装置本体
は前カバー1と後カバー2の2つの外装部材によって構
成されている。そして、前カバー1の前面には、ほぼ円
筒状の突出部1Aが突出形成されており、該突出部内に
は撮影レンズ3,その上面には回動起伏式のストロボ4
がそれぞれ配設されており、図1及び図2においては、
ストロボ4は使用しない状態を示している。ストロボ4
の使用時には、図3に示すように、ストロボの先端部分
がほぼ垂直にポップアップするようになっている。ま
た、撮影レンズ3を備えた円筒状突出部1Aが前カバー
1より突出形成されていると、重心の関係から突出部1
Aを把持手(通常左手)で保持する必要がある。そこ
で、本実施の形態においては、図3のX−X′線に沿っ
た概略断面を表す図4に示すように、突出部1Aの両側
面の、該突出部1Aを把持手で把持したときの把持手の
指部に対応する位置に、長手方向に沿ってやや傾斜した
凹部1A−1,1A−2が形成されている。また、前カ
バー1の底面の一部1Bは、後カバー2の底面2Aと共
に同一の平面を形成するように平面部で構成されてお
り、これらの平面部を載置面として用いることにより、
カメラ本体を安定に載置することができるようになって
いる。
【0026】また前カバー1の上面には、装置の電源を
ON/OFFする電源スイッチボタン5が設けられてお
り、この電源スイッチボタン5を押すことにより、内部
に配置された電源スイッチ5−b(図12参照)が動作
し、これに応じてシステムコントローラ34(図12参照)
が電源のON/OFFを制御するようになっている。
ON/OFFする電源スイッチボタン5が設けられてお
り、この電源スイッチボタン5を押すことにより、内部
に配置された電源スイッチ5−b(図12参照)が動作
し、これに応じてシステムコントローラ34(図12参照)
が電源のON/OFFを制御するようになっている。
【0027】電源スイッチボタン5の周囲には、回動操
作される円環状のR/P切り替えスイッチボタン6が設
けられている。このR/P切り替えスイッチボタン6は
記録と再生を切り替えるもので、電源スイッチボタン5
を中心にして回動させて、内部に配置されているR/P
スイッチ6−b(図12参照)を動作させることによっ
て、記録再生モードの切り替えの制御を行うようになっ
ている。また前カバー1の上面右端にはレリーズボタン
7が設けられており、記録時にこのレリーズボタン7を
押すことにより、内部のレリーズスイッチ7−b(図12
参照)がONになり、被写体像が後述のメモリカードに
記録されるようになっている。レリーズボタン7の周囲
にはズームノブ8が設けられており、該ズームノブ8は
レリーズボタン7を中心にして回動するように構成され
ている。ズームノブ8を時計方向、若しくは反時計方向
に回動すると、あらかじめ設定された方向に応じて、ズ
ームスイッチ8−b(図12参照)により撮影レンズ3内
のズームフォーカス機構35(図12参照)が連動制御され
て、撮影像が拡大・縮小される。また前カバー1の上面
のレリーズボタン7の近傍にはモードLCD9が配置さ
れており、該モードLCD9には記録済み枚数、撮影可
能枚数、撮影モード設定の情報等が表示されるようにな
っている。また前カバー1の上面の前縁部にはセルフタ
イマー用のセルフLED窓10が設けられており、内部に
設けられているセルフLED10−b(図12参照)がセル
フタイマー使用時に点滅するようになっている。
作される円環状のR/P切り替えスイッチボタン6が設
けられている。このR/P切り替えスイッチボタン6は
記録と再生を切り替えるもので、電源スイッチボタン5
を中心にして回動させて、内部に配置されているR/P
スイッチ6−b(図12参照)を動作させることによっ
て、記録再生モードの切り替えの制御を行うようになっ
ている。また前カバー1の上面右端にはレリーズボタン
7が設けられており、記録時にこのレリーズボタン7を
押すことにより、内部のレリーズスイッチ7−b(図12
参照)がONになり、被写体像が後述のメモリカードに
記録されるようになっている。レリーズボタン7の周囲
にはズームノブ8が設けられており、該ズームノブ8は
レリーズボタン7を中心にして回動するように構成され
ている。ズームノブ8を時計方向、若しくは反時計方向
に回動すると、あらかじめ設定された方向に応じて、ズ
ームスイッチ8−b(図12参照)により撮影レンズ3内
のズームフォーカス機構35(図12参照)が連動制御され
て、撮影像が拡大・縮小される。また前カバー1の上面
のレリーズボタン7の近傍にはモードLCD9が配置さ
れており、該モードLCD9には記録済み枚数、撮影可
能枚数、撮影モード設定の情報等が表示されるようにな
っている。また前カバー1の上面の前縁部にはセルフタ
イマー用のセルフLED窓10が設けられており、内部に
設けられているセルフLED10−b(図12参照)がセル
フタイマー使用時に点滅するようになっている。
【0028】後カバー2の左端上部に撮影像の確認用の
光学ファインダの接眼部11が配置されており、該ファイ
ンダ接眼部11の右方向の後カバー2の上面傾斜部に沿っ
て、4つの撮影モード設定ボタン12が並んで配置されて
いる。この撮影モード設定ボタン12は、ストロボのON
/OFFや強制発光又は記録時の圧縮率あるいはシャッ
タースピード等を設定するために利用されるもので、内
部にそれぞれに対応した撮影モードスイッチ12−b(図
12参照)が配置されている。ファインダ接眼部11の下方
の後カバー背面部には、画像LCD表示部(カラー液晶
表示部)13が配置されており、この画像LCD表示部13
には記録された被写体像が表示され、撮影後の画像の確
認に利用される。また、この画像LCD表示部13には、
画像以外の画像記録時の付帯情報、例えば記録年月日時
刻とかコマ番号等の表示のON/OFFも可能になって
いる。そして、画像LCD表示部13の右側部には縦方向
に4つの画像LCDボタン14が配列されており、内部に
対応した画像LCDスイッチ14−b(図12参照)が配置
されていて、これらの画像LCDボタン14を用いて画像
LCD表示部13の表示情報を設定するようになってい
る。
光学ファインダの接眼部11が配置されており、該ファイ
ンダ接眼部11の右方向の後カバー2の上面傾斜部に沿っ
て、4つの撮影モード設定ボタン12が並んで配置されて
いる。この撮影モード設定ボタン12は、ストロボのON
/OFFや強制発光又は記録時の圧縮率あるいはシャッ
タースピード等を設定するために利用されるもので、内
部にそれぞれに対応した撮影モードスイッチ12−b(図
12参照)が配置されている。ファインダ接眼部11の下方
の後カバー背面部には、画像LCD表示部(カラー液晶
表示部)13が配置されており、この画像LCD表示部13
には記録された被写体像が表示され、撮影後の画像の確
認に利用される。また、この画像LCD表示部13には、
画像以外の画像記録時の付帯情報、例えば記録年月日時
刻とかコマ番号等の表示のON/OFFも可能になって
いる。そして、画像LCD表示部13の右側部には縦方向
に4つの画像LCDボタン14が配列されており、内部に
対応した画像LCDスイッチ14−b(図12参照)が配置
されていて、これらの画像LCDボタン14を用いて画像
LCD表示部13の表示情報を設定するようになってい
る。
【0029】図2において、この実施の形態に係る電子
的撮像装置の右側部分が、通常撮影時に右手で把持す
る、いわゆるグリップ部に相当する把持部15である。こ
の把持部15の撮影者より見て手前側、すなわち後カバー
2の右端コーナー部にメモリカード用蓋16が配置されて
おり、該メモリカード用蓋16の一方の側縁部は、前カバ
ー1と後カバー2の接合部に配置されている蓋回動中心
部17に保持され、この蓋回動中心部17を中心にして回動
して開閉できるように構成されている。図2では該メモ
リカード用蓋16は閉じた状態が示されており、閉じた蓋
16を指で開放するために、後カバー2の背面部の対応部
分には指を入れるための凹部18が形成されている。ま
た、該凹部18の上部の背面部にはメモリカードLED窓
19が設けられており、内部にはメモリカードのアクセス
中であることを表示するメモリカードLED19−b(図
12参照)が配置されている。
的撮像装置の右側部分が、通常撮影時に右手で把持す
る、いわゆるグリップ部に相当する把持部15である。こ
の把持部15の撮影者より見て手前側、すなわち後カバー
2の右端コーナー部にメモリカード用蓋16が配置されて
おり、該メモリカード用蓋16の一方の側縁部は、前カバ
ー1と後カバー2の接合部に配置されている蓋回動中心
部17に保持され、この蓋回動中心部17を中心にして回動
して開閉できるように構成されている。図2では該メモ
リカード用蓋16は閉じた状態が示されており、閉じた蓋
16を指で開放するために、後カバー2の背面部の対応部
分には指を入れるための凹部18が形成されている。ま
た、該凹部18の上部の背面部にはメモリカードLED窓
19が設けられており、内部にはメモリカードのアクセス
中であることを表示するメモリカードLED19−b(図
12参照)が配置されている。
【0030】前記メモリカード用蓋16は、凹部18に指を
入れて手動で回動して開放することができる。図5は、
該メモリカード用蓋16を開放した状態を示す図であり、
後カバー2のメモリカード用蓋16に対応する部分は、背
面部にほぼ平行な蓋内平面部20−aと、凹曲面からなる
蓋内凹曲面部20−bの主に2つの面から構成されてい
る。そして蓋内凹曲面部20−bの一部に背面部に接近し
てメモリカード31の挿入用開口21が形成されている。ま
たメモリカード収納部22が背面部に平行に配置されてい
て、メモリカード31は後カバー2の背面部に平行に挿入
されるようになっている。またメモリカード収納部22の
内部には、メモリカード31を挿抜自在に保持するカード
コネクタ32(図12参照)が配置されており、このカード
コネクタ32は更に内部の基板に実装されている。メモリ
カード31の挿入用開口部分は、斜めに且つ円弧状にえぐ
られており、メモリカード31をメモリカード収納部22内
へ装填した状態においても、メモリカード31の端縁部の
中央部分は指でつまむのに十分な面積が露出されるよう
に構成されている。
入れて手動で回動して開放することができる。図5は、
該メモリカード用蓋16を開放した状態を示す図であり、
後カバー2のメモリカード用蓋16に対応する部分は、背
面部にほぼ平行な蓋内平面部20−aと、凹曲面からなる
蓋内凹曲面部20−bの主に2つの面から構成されてい
る。そして蓋内凹曲面部20−bの一部に背面部に接近し
てメモリカード31の挿入用開口21が形成されている。ま
たメモリカード収納部22が背面部に平行に配置されてい
て、メモリカード31は後カバー2の背面部に平行に挿入
されるようになっている。またメモリカード収納部22の
内部には、メモリカード31を挿抜自在に保持するカード
コネクタ32(図12参照)が配置されており、このカード
コネクタ32は更に内部の基板に実装されている。メモリ
カード31の挿入用開口部分は、斜めに且つ円弧状にえぐ
られており、メモリカード31をメモリカード収納部22内
へ装填した状態においても、メモリカード31の端縁部の
中央部分は指でつまむのに十分な面積が露出されるよう
に構成されている。
【0031】また、メモリカード用蓋16の開閉先端部付
近に対応した前記蓋内平面部20−aには、メモリカード
蓋スイッチ23及びそれに隣接してリセットスイッチ24が
配置されている。メモリカード蓋スイッチ23は、メモリ
カード用蓋16の開閉状態を検出するスイッチで、メモリ
カード用蓋16の一部に一体的に形成されている突起16a
が、メモリカード蓋スイッチ23を押圧して、メモリカー
ド用蓋16の開閉状態を検出する。電子カメラの記録時で
も再生時でも電源がON状態において、メモリカード蓋
スイッチ23によってメモリカード用蓋16が開けられたこ
とを検出すると、強制的に電源をOFFするようになっ
ている。すなわち、メモリカード用蓋16が開けられると
同時に電源がOFFになり、したがってメモリカード31
が収納部22より引き抜かれる時には、確実に電源がOF
Fになっているので、メモリカード31内のデータが保護
される。
近に対応した前記蓋内平面部20−aには、メモリカード
蓋スイッチ23及びそれに隣接してリセットスイッチ24が
配置されている。メモリカード蓋スイッチ23は、メモリ
カード用蓋16の開閉状態を検出するスイッチで、メモリ
カード用蓋16の一部に一体的に形成されている突起16a
が、メモリカード蓋スイッチ23を押圧して、メモリカー
ド用蓋16の開閉状態を検出する。電子カメラの記録時で
も再生時でも電源がON状態において、メモリカード蓋
スイッチ23によってメモリカード用蓋16が開けられたこ
とを検出すると、強制的に電源をOFFするようになっ
ている。すなわち、メモリカード用蓋16が開けられると
同時に電源がOFFになり、したがってメモリカード31
が収納部22より引き抜かれる時には、確実に電源がOF
Fになっているので、メモリカード31内のデータが保護
される。
【0032】また、メモリカード蓋スイッチ23は、誤っ
て押されて操作されないように、その周囲を囲むように
後カバー本体で突出縁部が形成されており、その近傍に
設けられているリセットスイッチ24は、ボールペンの先
のようなもので押すことによりスイッチがONすること
ができるように、微小凹部内に配置されており、このリ
セットスイッチ24を押すと、電子カメラの全ての設定し
た機能が失われ、初期状態に戻るようになっている。
て押されて操作されないように、その周囲を囲むように
後カバー本体で突出縁部が形成されており、その近傍に
設けられているリセットスイッチ24は、ボールペンの先
のようなもので押すことによりスイッチがONすること
ができるように、微小凹部内に配置されており、このリ
セットスイッチ24を押すと、電子カメラの全ての設定し
た機能が失われ、初期状態に戻るようになっている。
【0033】前記メモリカード用蓋16の軸回動中心部17
を共有するようにして、この軸回動中心部17を中心にし
て回動する電池用蓋25が、把持部15を構成する前カバー
1の右側部に配置されている。電池用蓋25の中央部分に
は電池蓋ロックをON/OFFするレバー26が設けられ
ており、また図6に示すように、筒形電池27を複数本、
この実施の形態では4本収納する電池収納部28は、レリ
ーズボタン7及びモードLCD9の下部に、筒形電池27
を全て横向きに、すなわち装置本体の長手方向に挿入配
置するように構成されている。また電池用蓋25の裏面に
は電池蓋ロック片を兼ねた電池接続用接片29が設けられ
ており、電池27は電源として内部のDC/DCコンバー
タ33(図12参照)で必要な電圧に変換されて、各回路部
に供給されるようになっている。また電池27はストロボ
制御回路36(図12参照)へ接続され、ストロボ発光部37
(図12参照)へ電力を供給するようになっている。
を共有するようにして、この軸回動中心部17を中心にし
て回動する電池用蓋25が、把持部15を構成する前カバー
1の右側部に配置されている。電池用蓋25の中央部分に
は電池蓋ロックをON/OFFするレバー26が設けられ
ており、また図6に示すように、筒形電池27を複数本、
この実施の形態では4本収納する電池収納部28は、レリ
ーズボタン7及びモードLCD9の下部に、筒形電池27
を全て横向きに、すなわち装置本体の長手方向に挿入配
置するように構成されている。また電池用蓋25の裏面に
は電池蓋ロック片を兼ねた電池接続用接片29が設けられ
ており、電池27は電源として内部のDC/DCコンバー
タ33(図12参照)で必要な電圧に変換されて、各回路部
に供給されるようになっている。また電池27はストロボ
制御回路36(図12参照)へ接続され、ストロボ発光部37
(図12参照)へ電力を供給するようになっている。
【0034】次に、カメラ内部機構の構成を図7の分解
斜視図及び図8の組み立て図を参照しながら説明する。
図7及び図8において、41は鏡筒部で、前記外装を構成
する前カバー1の突出部1A内に配設されるようになっ
ており、その内部には、撮影レンズ、撮影レンズ枠、レ
ンズ枠移動用モータ、モータの回転によってレンズ枠を
移動させる円筒カム、更に機械的な光量調整を行う絞り
シャッタ等を備えている。
斜視図及び図8の組み立て図を参照しながら説明する。
図7及び図8において、41は鏡筒部で、前記外装を構成
する前カバー1の突出部1A内に配設されるようになっ
ており、その内部には、撮影レンズ、撮影レンズ枠、レ
ンズ枠移動用モータ、モータの回転によってレンズ枠を
移動させる円筒カム、更に機械的な光量調整を行う絞り
シャッタ等を備えている。
【0035】42は鏡筒部41の背面に固着されている撮像
素子・ビームスプリッタユニットで、該ユニット42には
ファインダユニット43がネジ止めされていて、両ユニッ
ト42,43で、図9に示すような撮像素子・ファインダア
センブリ44を構成している。撮像素子・ビームスプリッ
タユニット42は、図10に示すように、ビームスプリッタ
45,ローパスフィルタ46,赤外カットフィルタ47と、撮
像素子48とからなり、専用ホルダに組み立てられてユニ
ットを構成しており、鏡筒部41の撮像レンズ3を通過し
た光束はビームスプリッタ45で2分割され、接合部で反
射し、入射面で全反射の2回反射した光束が、ローパス
フィルタ46,赤外カットフィルタ47を通過して撮像素子
48に至るようになっており、そして撮像素子48は図示の
ように光軸に対して斜めに配置されている。なお、ビー
ムスプリッタ45で2分割された他方の光束は、次に述べ
るように光学ファインダユニット43に導入される。
素子・ビームスプリッタユニットで、該ユニット42には
ファインダユニット43がネジ止めされていて、両ユニッ
ト42,43で、図9に示すような撮像素子・ファインダア
センブリ44を構成している。撮像素子・ビームスプリッ
タユニット42は、図10に示すように、ビームスプリッタ
45,ローパスフィルタ46,赤外カットフィルタ47と、撮
像素子48とからなり、専用ホルダに組み立てられてユニ
ットを構成しており、鏡筒部41の撮像レンズ3を通過し
た光束はビームスプリッタ45で2分割され、接合部で反
射し、入射面で全反射の2回反射した光束が、ローパス
フィルタ46,赤外カットフィルタ47を通過して撮像素子
48に至るようになっており、そして撮像素子48は図示の
ように光軸に対して斜めに配置されている。なお、ビー
ムスプリッタ45で2分割された他方の光束は、次に述べ
るように光学ファインダユニット43に導入される。
【0036】光学ファインダユニット43は、図11に示す
ように、ミラーA,ミラーB,リレーレンズ51,ミラー
C,ミラーD,接眼レンズ52等で構成され、これらの各
構成部品はファインダケース内に保持されてファインダ
ユニット43を形成している。光学ファインダユニット43
内の光路を簡単に説明すると、ビームスプリッタ45を貫
通して射出面より出射した光束は、まずミラーAで真上
に向きを変え、次にミラーBで右(撮影者からみて左)
方向に変化させる。なおミラーAとミラーB間には、図
示を省略しているが、コンデンサレンズとファインダ観
察面で撮影範囲を示す視野枠部材が配置されている。ミ
ラーBで反射された後、リレーレンズ51を通過してミラ
ーCで再度真上に反射され、更にミラーDで反射され
て、接眼レンズ52を通過してファインダ接眼部11に至る
ようになっている。以上のように、カメラ本体の中心に
近い撮影光軸をミラーの組み合わせによって、撮影者か
らみて、カメラ本体上部左端に配置したファインダ接眼
部11まで導くように構成されている。
ように、ミラーA,ミラーB,リレーレンズ51,ミラー
C,ミラーD,接眼レンズ52等で構成され、これらの各
構成部品はファインダケース内に保持されてファインダ
ユニット43を形成している。光学ファインダユニット43
内の光路を簡単に説明すると、ビームスプリッタ45を貫
通して射出面より出射した光束は、まずミラーAで真上
に向きを変え、次にミラーBで右(撮影者からみて左)
方向に変化させる。なおミラーAとミラーB間には、図
示を省略しているが、コンデンサレンズとファインダ観
察面で撮影範囲を示す視野枠部材が配置されている。ミ
ラーBで反射された後、リレーレンズ51を通過してミラ
ーCで再度真上に反射され、更にミラーDで反射され
て、接眼レンズ52を通過してファインダ接眼部11に至る
ようになっている。以上のように、カメラ本体の中心に
近い撮影光軸をミラーの組み合わせによって、撮影者か
らみて、カメラ本体上部左端に配置したファインダ接眼
部11まで導くように構成されている。
【0037】上記のように撮像素子・ビームスプリッタ
ユニット42はファインダユニット43とネジで締結され
て、撮像素子・ファインダアセンブリ44を構成してお
り、この撮像素子・ファインダアセンブリ44が鏡筒部41
の背面部にネジで固定されて光学ユニットが形成され、
この光学ユニットに電池収納部を組み合わせ結合するこ
とによって、合成カメラフレームを構成している。そし
て、この合成カメラフレームに各種電気回路基板が組み
立て配置されて、一体化された内部機構を構成し、この
内部機構を外装部を構成する前カバーにネジ止めするこ
とにより外装部に固定されるようになっている。なお、
内部機構と前カバーとのネジ止め締結は、前カバー1の
突出部1Aの側面に設けたネジ挿入孔61(図1参照)よ
り挿入したネジを鏡筒部41に設けたネジ固定部41aに螺
入させ、並びに前カバー1に形成した電池挿入口近傍に
設けたネジ挿入孔62(図6参照)より挿入したネジを、
電池収納部28の電池挿入口近傍に形成したネジ孔63に螺
入させ、更に前カバー1の把持部前面と突出部1Aの中
間位置に設けたネジ挿入孔(図示せず)より挿入したネ
ジを鏡筒部41の一部を貫通して、電池収納部28に設けた
ネジ固定部64に螺入させることにより行われる。
ユニット42はファインダユニット43とネジで締結され
て、撮像素子・ファインダアセンブリ44を構成してお
り、この撮像素子・ファインダアセンブリ44が鏡筒部41
の背面部にネジで固定されて光学ユニットが形成され、
この光学ユニットに電池収納部を組み合わせ結合するこ
とによって、合成カメラフレームを構成している。そし
て、この合成カメラフレームに各種電気回路基板が組み
立て配置されて、一体化された内部機構を構成し、この
内部機構を外装部を構成する前カバーにネジ止めするこ
とにより外装部に固定されるようになっている。なお、
内部機構と前カバーとのネジ止め締結は、前カバー1の
突出部1Aの側面に設けたネジ挿入孔61(図1参照)よ
り挿入したネジを鏡筒部41に設けたネジ固定部41aに螺
入させ、並びに前カバー1に形成した電池挿入口近傍に
設けたネジ挿入孔62(図6参照)より挿入したネジを、
電池収納部28の電池挿入口近傍に形成したネジ孔63に螺
入させ、更に前カバー1の把持部前面と突出部1Aの中
間位置に設けたネジ挿入孔(図示せず)より挿入したネ
ジを鏡筒部41の一部を貫通して、電池収納部28に設けた
ネジ固定部64に螺入させることにより行われる。
【0038】次に、一体化された鏡筒部41,撮像素子・
ファインダアセンブリ44及び電池収納部28からなる合成
カメラフレームに組み付けられる各種電気回路基板につ
いて説明する。図7及び図8に示すように、組み付けら
れる主たる電気回路基板は、撮像基板71,メイン基板7
2,電源I/F基板73,ストロボ基板74及びスイッチF
PC(フレキシブル回路基板)75の5つの基板であり、
これらの各基板の形状、本体内における配置位置、他の
基板との接続態様及び主な機能等について、以下簡単に
説明する。
ファインダアセンブリ44及び電池収納部28からなる合成
カメラフレームに組み付けられる各種電気回路基板につ
いて説明する。図7及び図8に示すように、組み付けら
れる主たる電気回路基板は、撮像基板71,メイン基板7
2,電源I/F基板73,ストロボ基板74及びスイッチF
PC(フレキシブル回路基板)75の5つの基板であり、
これらの各基板の形状、本体内における配置位置、他の
基板との接続態様及び主な機能等について、以下簡単に
説明する。
【0039】まず、撮像基板71は、長方形の形状を有
し、撮像素子・ビームスプリッタユニット42の裏側にお
いて、長手方向を本体底面に平行して、本体背面に平行
になるように配置されている。この撮像基板71は、撮像
素子48とは撮像素子FPC48aを介して接続され、また
メイン基板72とはB/B(ボードtoボード)コネクタを
介して接続されている。ノイズによる信号劣化を防止す
るため、撮像素子・ビームスプリッタユニット42におい
て斜めに配置されている撮像素子48に直接実装された撮
像素子FPC48aが、短経路で撮像基板71のFPCコネ
クタ71aに接続されるようになっている。そして、撮像
基板71は、主に撮像素子48で光電変換された撮像信号を
処理する映像処理回路71b(図12参照)で構成されてい
る。
し、撮像素子・ビームスプリッタユニット42の裏側にお
いて、長手方向を本体底面に平行して、本体背面に平行
になるように配置されている。この撮像基板71は、撮像
素子48とは撮像素子FPC48aを介して接続され、また
メイン基板72とはB/B(ボードtoボード)コネクタを
介して接続されている。ノイズによる信号劣化を防止す
るため、撮像素子・ビームスプリッタユニット42におい
て斜めに配置されている撮像素子48に直接実装された撮
像素子FPC48aが、短経路で撮像基板71のFPCコネ
クタ71aに接続されるようになっている。そして、撮像
基板71は、主に撮像素子48で光電変換された撮像信号を
処理する映像処理回路71b(図12参照)で構成されてい
る。
【0040】次に、メイン基板72は長方形で一部に台形
形状の突出部を有する形状を備え、本体底面部において
底面に平行に配置されており、台形形状の突出部が鏡筒
部41の真下に対応する位置をとるように配設される。こ
のメイン基板72は、撮像基板71,電源I/F基板73,ス
トロボ基板74,スイッチFPC75,鏡筒部41等と接続さ
れているが、電源I/F基板73とはB/Bコネクタで、
スイッチFPC75とはFPCコネクタで、鏡筒部41とは
鏡筒部41より導出されたレンズFPC(図示せず)で、
ストロボ基板74とはスイッチFPC75経由で、それぞれ
接続されている。
形状の突出部を有する形状を備え、本体底面部において
底面に平行に配置されており、台形形状の突出部が鏡筒
部41の真下に対応する位置をとるように配設される。こ
のメイン基板72は、撮像基板71,電源I/F基板73,ス
トロボ基板74,スイッチFPC75,鏡筒部41等と接続さ
れているが、電源I/F基板73とはB/Bコネクタで、
スイッチFPC75とはFPCコネクタで、鏡筒部41とは
鏡筒部41より導出されたレンズFPC(図示せず)で、
ストロボ基板74とはスイッチFPC75経由で、それぞれ
接続されている。
【0041】メイン基板72には、映像処理回路71bで処
理された映像信号を圧縮伸長・符号化等のデジタル処理
化するデジタル処理回路72a(図12参照)と、メモリカ
ードに記録するための一時的な記録手段であるバッファ
メモリ回路72b(図12参照)と、鏡枠系のメカコントロ
ールをはじめとした全体のシステムコントロール回路34
(図12参照)等が実装配置されている。なお、パソコン
用のデジタル出力ジャック72cはグリップ(把持部)と
逆の側面に下部にくるようにメイン基板72に実装されて
いる。
理された映像信号を圧縮伸長・符号化等のデジタル処理
化するデジタル処理回路72a(図12参照)と、メモリカ
ードに記録するための一時的な記録手段であるバッファ
メモリ回路72b(図12参照)と、鏡枠系のメカコントロ
ールをはじめとした全体のシステムコントロール回路34
(図12参照)等が実装配置されている。なお、パソコン
用のデジタル出力ジャック72cはグリップ(把持部)と
逆の側面に下部にくるようにメイン基板72に実装されて
いる。
【0042】電源I/F基板73は、長方形形状で長手方
向を底面に平行にして、本体背面の真裏に配置されてい
る。前述のように、メイン基板72とはB/Bコネクタ
で、電池収納部28の電池接片とはリード線で接続されて
いる。この電源I/F基板73は、電池よりの電圧を各基
板用の専用電圧に変換して供給するDC/DCコンバー
タ回路33(図12参照)と外部電源用ジャック73a,デジ
タル映像信号を外部のパソコンやプリンタ等に出力する
ためのインターフェース回路73b,73c(図12参照)と
プリンタ出力ジャック73d,映像信号を表示する画像L
CD表示部13とそのドライブ回路、映像信号を記録する
記録媒体であるメモリカードを収納するカードコネクタ
を備えたメモリカード収納部22が配置実装されている。
向を底面に平行にして、本体背面の真裏に配置されてい
る。前述のように、メイン基板72とはB/Bコネクタ
で、電池収納部28の電池接片とはリード線で接続されて
いる。この電源I/F基板73は、電池よりの電圧を各基
板用の専用電圧に変換して供給するDC/DCコンバー
タ回路33(図12参照)と外部電源用ジャック73a,デジ
タル映像信号を外部のパソコンやプリンタ等に出力する
ためのインターフェース回路73b,73c(図12参照)と
プリンタ出力ジャック73d,映像信号を表示する画像L
CD表示部13とそのドライブ回路、映像信号を記録する
記録媒体であるメモリカードを収納するカードコネクタ
を備えたメモリカード収納部22が配置実装されている。
【0043】カードコネクタを備えたメモリカード収納
部22は、電源I/F基板73の本体背面側で、カード挿入
口を本体側面(把持部)に向けて実装されている。画像
LCD表示部13も同じく本体背面側で、メモリカード収
納部22に隣接するように実装されている。DC/DCコ
ンバータ回路33が実装された基板(図示せず)は独立し
た長方形形状の小基板で、電池収納部側の面で且つメモ
リカード収納部22のほぼ真裏の位置に実装されている。
部22は、電源I/F基板73の本体背面側で、カード挿入
口を本体側面(把持部)に向けて実装されている。画像
LCD表示部13も同じく本体背面側で、メモリカード収
納部22に隣接するように実装されている。DC/DCコ
ンバータ回路33が実装された基板(図示せず)は独立し
た長方形形状の小基板で、電池収納部側の面で且つメモ
リカード収納部22のほぼ真裏の位置に実装されている。
【0044】ストロボ基板74は長方形形状で、長手方向
を本体背面に平行にして、本体底面に平行に配置されて
いる。そして、該ストロボ基板74は、外装部を構成する
前カバーの突出部1Aの上面に設置されているポップア
ップ方式のストロボ4とはリード線で接続され、電源I
/F基板73ともリード線で接続され、更にスイッチFP
C75経由でメイン基板72と接続されている。そして、ス
トロボ基板74には、ホップアップストロボ4内のキセノ
ン管を発光させるストロボ制御回路36(図12参照)と、
メインコンデンサ76が主に配置されている。
を本体背面に平行にして、本体底面に平行に配置されて
いる。そして、該ストロボ基板74は、外装部を構成する
前カバーの突出部1Aの上面に設置されているポップア
ップ方式のストロボ4とはリード線で接続され、電源I
/F基板73ともリード線で接続され、更にスイッチFP
C75経由でメイン基板72と接続されている。そして、ス
トロボ基板74には、ホップアップストロボ4内のキセノ
ン管を発光させるストロボ制御回路36(図12参照)と、
メインコンデンサ76が主に配置されている。
【0045】スイッチFPC75は、全体がフレキシブル
プリント基板からなり、本体上面に平行な部分でストロ
ボ基板74の上面部を覆い、本体背面に平行な部分で電源
I/F基板73に搭載したメモリカード収納部22の上面部
を覆うように配置されており、本体上面に平行な部分及
び折り曲げ角部に対応してFPC押さえ板75aが設けら
れている。このスイッチFPC75には、セルフタイマと
撮影警告用の表示用LED、モード表示用LCD9、各
種操作スイッチ及びそのパターン、操作用のマイコン等
が実装されている。そして、メイン基板72とは、前述の
ようにFPCコネクタで接続されている。
プリント基板からなり、本体上面に平行な部分でストロ
ボ基板74の上面部を覆い、本体背面に平行な部分で電源
I/F基板73に搭載したメモリカード収納部22の上面部
を覆うように配置されており、本体上面に平行な部分及
び折り曲げ角部に対応してFPC押さえ板75aが設けら
れている。このスイッチFPC75には、セルフタイマと
撮影警告用の表示用LED、モード表示用LCD9、各
種操作スイッチ及びそのパターン、操作用のマイコン等
が実装されている。そして、メイン基板72とは、前述の
ようにFPCコネクタで接続されている。
【0046】これらの各種基板は、組み合わせ結合され
て構成された前記合成カメラフレームへ取り付けられ、
合成カメラフレームと外装部を構成する前カバー及び後
カバーとの間に配設されるが、次に、これらの各種基板
の合成カメラフレームへの取り付けについて説明する。
まず撮像基板71は、電池収納部28と撮像素子・ファイン
ダアセンブリ44に、背面側より1個所ずつネジで締結さ
れる。メイン基板72は、電池収納部28と電源I/F基板
73上に実装された画像LCD表示部13の一部に、底面側
より3個所でネジにより締結される。電源I/F基板73
は、電池収納部28と撮像素子・ファインダアセンブリ44
とに、背面側より3個所でネジにより締結される。スト
ロボ基板74は、電池収納部28と撮像素子・ファインダア
センブリ44とに、上面側より2個所でネジにより締結さ
れる。ストロボ基板74に搭載されているメインコンデン
サ76は、円筒形状を有していて、長手方向がストロボ基
板74に平行になるようにリード線を直角に折り曲げて実
装されており、そしてメインコンデンサ76本体の大部分
はストロボ基板74の外縁部より電池収納部28側にはみ出
している。そして、メインコンデンサ76のはみ出してい
る部分は、電池収納部28の外壁部の外側に形成された、
メインコンデンサ76の円筒状外形に対応した曲面を有す
る凹部27aに、メインコンデンサ76の長手方向下面が載
置され、且つ該メインコンデンサ76の長手方向上面には
FPC押さえ板75aの一部を対応させて押圧し、これに
よりメインコンデンサ76を安定に保持するようになって
いる。
て構成された前記合成カメラフレームへ取り付けられ、
合成カメラフレームと外装部を構成する前カバー及び後
カバーとの間に配設されるが、次に、これらの各種基板
の合成カメラフレームへの取り付けについて説明する。
まず撮像基板71は、電池収納部28と撮像素子・ファイン
ダアセンブリ44に、背面側より1個所ずつネジで締結さ
れる。メイン基板72は、電池収納部28と電源I/F基板
73上に実装された画像LCD表示部13の一部に、底面側
より3個所でネジにより締結される。電源I/F基板73
は、電池収納部28と撮像素子・ファインダアセンブリ44
とに、背面側より3個所でネジにより締結される。スト
ロボ基板74は、電池収納部28と撮像素子・ファインダア
センブリ44とに、上面側より2個所でネジにより締結さ
れる。ストロボ基板74に搭載されているメインコンデン
サ76は、円筒形状を有していて、長手方向がストロボ基
板74に平行になるようにリード線を直角に折り曲げて実
装されており、そしてメインコンデンサ76本体の大部分
はストロボ基板74の外縁部より電池収納部28側にはみ出
している。そして、メインコンデンサ76のはみ出してい
る部分は、電池収納部28の外壁部の外側に形成された、
メインコンデンサ76の円筒状外形に対応した曲面を有す
る凹部27aに、メインコンデンサ76の長手方向下面が載
置され、且つ該メインコンデンサ76の長手方向上面には
FPC押さえ板75aの一部を対応させて押圧し、これに
よりメインコンデンサ76を安定に保持するようになって
いる。
【0047】スイッチFPC75は、FPC押さえ板75a
と電源I/F基板73に実装されているカードコネクタを
備えたメモリカード収納部22に、両面テープで貼り付け
られており、撮影警告表示用のLEDが実装された部分
は、ファインダーユニット43の接眼部横の対応する載置
面に貼り付けられている。
と電源I/F基板73に実装されているカードコネクタを
備えたメモリカード収納部22に、両面テープで貼り付け
られており、撮影警告表示用のLEDが実装された部分
は、ファインダーユニット43の接眼部横の対応する載置
面に貼り付けられている。
【0048】次にこのように構成されている電子カメラ
の動作時における動作の概要を、主に図12を参照しなが
ら説明する。記録時には、レリーズボタン7のON操作
により、ズームフォーカス機構35によってフォーカスズ
ーム制御された撮像レンズ3とメカニカルシャッター及
び絞り38を介して、撮像素子48により被写体像が電気信
号に変換される。撮像素子48からの電気信号は映像処理
回路71bで信号処理を受け、更にデジタル処理回路72a
でデジタル信号に変換され、内蔵メモリをバッファメモ
リ72bとして、メモリカード31に画像データが記録され
る。一方、再生時には、逆にメモリカード31の画像デー
タをデジタル処理回路72aで変換したのち、画像LCD
表示部13に再生表示したり、あるいはデジタルインター
フェース73cを経由して、デジタル信号を外部のパソコ
ン等に出力する。更には、プリンタインターフェース73
bを通してプリンタに出力することもできる。
の動作時における動作の概要を、主に図12を参照しなが
ら説明する。記録時には、レリーズボタン7のON操作
により、ズームフォーカス機構35によってフォーカスズ
ーム制御された撮像レンズ3とメカニカルシャッター及
び絞り38を介して、撮像素子48により被写体像が電気信
号に変換される。撮像素子48からの電気信号は映像処理
回路71bで信号処理を受け、更にデジタル処理回路72a
でデジタル信号に変換され、内蔵メモリをバッファメモ
リ72bとして、メモリカード31に画像データが記録され
る。一方、再生時には、逆にメモリカード31の画像デー
タをデジタル処理回路72aで変換したのち、画像LCD
表示部13に再生表示したり、あるいはデジタルインター
フェース73cを経由して、デジタル信号を外部のパソコ
ン等に出力する。更には、プリンタインターフェース73
bを通してプリンタに出力することもできる。
【0049】なお、上記実施の形態においては、前カバ
ー1より突出形成した突出部1Aの両側面に凹部を形成
したものを示したが、該凹部は突出部1Aの一方の側面
に形成しても、把持手による把持を適切に行うことがで
きる。また、上記実施の形態では合成フレームに各種電
気回路基板を組み付けて一体化された内部機構を、前カ
バーにのみ締結して外装部に固定するようにしたものを
示したが、後カバーにのみ締結して固定してもよく、要
するに外装部を構成するカバーの何れか一つに締結する
ことにより、合成フレーム等への歪みの発生を防止する
ことができる。
ー1より突出形成した突出部1Aの両側面に凹部を形成
したものを示したが、該凹部は突出部1Aの一方の側面
に形成しても、把持手による把持を適切に行うことがで
きる。また、上記実施の形態では合成フレームに各種電
気回路基板を組み付けて一体化された内部機構を、前カ
バーにのみ締結して外装部に固定するようにしたものを
示したが、後カバーにのみ締結して固定してもよく、要
するに外装部を構成するカバーの何れか一つに締結する
ことにより、合成フレーム等への歪みの発生を防止する
ことができる。
【0050】
【発明の効果】以上実施の形態に基づいて説明したよう
に、請求項1記載の発明によれば、光学ファインダの接
眼部をカメラ本体の背面左端上部に配置したので、ファ
インダ光路は途中で左端に折り曲げられ、カメラ本体上
部のスペースが光学ファインダによって分断されず、上
部スペースが有効に活用でき、またカメラ本体の奥行方
向の厚み寸法を低減することができる。請求項2記載の
発明によれば、ストロボ光がカメラ部分に遮られること
がなく且つデッドスペースを有効に利用できるようにし
たストロボ発光部を備えた電子カメラを実現することが
できる。請求項3記載の発明によれば、カメラ本体底面
を利用した載置状態を安定化すると共にカメラ本体底面
部のスペースを有効に利用できるようにした電子カメラ
を提供することができる。請求項4記載の発明によれ
ば、撮影時の安定性がよく、手ぶれ等を有効に防止でき
るようにした電子カメラを実現することができる。請求
項5記載の発明によれば、撮像素子の撮像面を撮影レン
ズの光軸に対して斜めになるように配置しているので、
カメラ本体の奥行方向の厚さ寸法を低減することができ
る。請求項6記載の発明によれば、ストロボ用メインコ
ンデンサを内蔵する電子カメラにおいて、高さ方向寸法
を低減することが可能となる。請求項7記載の発明によ
れば、ストロボ用メインコンデンサをスペース効率よく
安定に保持することが可能な電子カメラを実現できる。
請求項8記載の発明によれば、専用のフレームを省い
て、内部構成部材を結合して合成カメラフレームを形成
しているので、コストの低減と共に省スペース化を図る
ことができる。請求項9記載の発明によれば、合成カメ
ラフレーム部と外装部内壁面との間に電気回路基板を配
置するようにしているので、基板の実装効率を向上させ
ることができる。請求項10記載の発明によれば、合成カ
メラフレーム部を外装部を構成する一つのカバーにのみ
締結するようにしているので、フレーム部に歪みを発生
させないように構成することができる等の効果が得られ
る。
に、請求項1記載の発明によれば、光学ファインダの接
眼部をカメラ本体の背面左端上部に配置したので、ファ
インダ光路は途中で左端に折り曲げられ、カメラ本体上
部のスペースが光学ファインダによって分断されず、上
部スペースが有効に活用でき、またカメラ本体の奥行方
向の厚み寸法を低減することができる。請求項2記載の
発明によれば、ストロボ光がカメラ部分に遮られること
がなく且つデッドスペースを有効に利用できるようにし
たストロボ発光部を備えた電子カメラを実現することが
できる。請求項3記載の発明によれば、カメラ本体底面
を利用した載置状態を安定化すると共にカメラ本体底面
部のスペースを有効に利用できるようにした電子カメラ
を提供することができる。請求項4記載の発明によれ
ば、撮影時の安定性がよく、手ぶれ等を有効に防止でき
るようにした電子カメラを実現することができる。請求
項5記載の発明によれば、撮像素子の撮像面を撮影レン
ズの光軸に対して斜めになるように配置しているので、
カメラ本体の奥行方向の厚さ寸法を低減することができ
る。請求項6記載の発明によれば、ストロボ用メインコ
ンデンサを内蔵する電子カメラにおいて、高さ方向寸法
を低減することが可能となる。請求項7記載の発明によ
れば、ストロボ用メインコンデンサをスペース効率よく
安定に保持することが可能な電子カメラを実現できる。
請求項8記載の発明によれば、専用のフレームを省い
て、内部構成部材を結合して合成カメラフレームを形成
しているので、コストの低減と共に省スペース化を図る
ことができる。請求項9記載の発明によれば、合成カメ
ラフレーム部と外装部内壁面との間に電気回路基板を配
置するようにしているので、基板の実装効率を向上させ
ることができる。請求項10記載の発明によれば、合成カ
メラフレーム部を外装部を構成する一つのカバーにのみ
締結するようにしているので、フレーム部に歪みを発生
させないように構成することができる等の効果が得られ
る。
【図1】本発明に係る電子カメラの実施の形態を示す被
写体方向から見た外観図である。
写体方向から見た外観図である。
【図2】図1に示した実施の形態の撮影者方向から見た
外観図である。
外観図である。
【図3】図1に示した実施の形態のストロボ作動時にお
ける左側面図である。
ける左側面図である。
【図4】図3におけるX−X′線に沿った概略断面図で
ある。
ある。
【図5】図1及び図2に示した実施の形態において、メ
モリカード用蓋の開放時の態様を示す部分斜視図であ
る。
モリカード用蓋の開放時の態様を示す部分斜視図であ
る。
【図6】図1及び図2に示した実施の形態において、電
池用蓋の開放時の態様を示す部分斜視図である。
池用蓋の開放時の態様を示す部分斜視図である。
【図7】図1及び図2に示した実施の形態における内部
構成部材の分解斜視図である。
構成部材の分解斜視図である。
【図8】図7に示した内部構成部材を結合・締結した状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図9】図7及び図8における撮像素子・ファインダア
センブリを示す斜視図である。
センブリを示す斜視図である。
【図10】図9に示した撮像素子・ファインダアセンブリ
における撮像素子・ビームスプリッタユニット部分の内
部構成を示す概略図である。
における撮像素子・ビームスプリッタユニット部分の内
部構成を示す概略図である。
【図11】図9に示した撮像素子・ファインダアセンブリ
の内部構成を示す概略図である。
の内部構成を示す概略図である。
【図12】この発明の実施の形態における電気的な構成を
示す概略ブロック図である。
示す概略ブロック図である。
【符号の説明】 1 前カバー 1A 突出部 1A−1,1A−2 凹部 2 後カバー 3 撮影レンズ 4 ストロボ 5 電源スイッチボタン 5−b 電源スイッチ 6 R/P切り替えスイッチボタン 6−b R/P切り替えスイッチ 7 レリーズボタン 7−b レリーズスイッチ 8 ズームノブ 8−b ズームスイッチ 9 モードLCD 10 セルフLED窓 10−b セルフLED 11 ファンイダ接眼部 12 撮影モード設定ボタン 12−b 撮影モードスイッチ 13 画像LCD表示部 14 画像LCDボタン 14−b 画像LCDスイッチ 15 把持部 16 メモリカード用蓋 16a 突起 17 蓋回動中心部 18 凹部 19 メモリカードLED窓 19−b メモリカードLED 20a 蓋内平面部 20b 蓋内凹曲面部 21 メモリカード挿入用開口 22 メモリカード収納部 23 メモリカード蓋スイッチ 24 リセットスイッチ 25 電池用蓋 26 電池蓋ロックレバー 27 筒形電池 28 電池収納部 29 電池接続用接片 31 メモリカード 32 メモリカードコネクタ 33 DC/DCコンバータ 34 システムコントローラ 35 ズームフォーカス機構 36 ストロボ制御回路 37 ストロボ発光部 38 メカニカルシャッタ・絞り 41 鏡筒部 42 撮像素子・ビームスプリッタユニット 43 ファインダユニット 44 撮像素子・ファインダアセンブリ 45 ビームスプリッタ 46 ローパスフィルタ 47 赤外カットフィルタ 48 撮像素子 48a 撮像素子FPC 51 リレーレンズ 52 接眼レンズ 61 ネジ挿入孔 62 ネジ挿入孔 63 ネジ孔 64 ネジ固定部 71 撮像基板 71a FPCコネクタ 71b 映像処理回路 72 メイン基板 72a デジタル処理回路 72b バッファメモリ 72c パソコン出力ジャック 73 電源I/F基板 73a 外部電源ジャック 73b,73c インターフェース回路 73d プリンタ出力ジャック 74 ストロボ基板 75 スイッチFPC 75a FPC押さえ板 76 メインコンデンサ
Claims (10)
- 【請求項1】 撮影レンズを通過した光束を分割し複数
の光束として出射するビームスプリッタと、該ビームス
プリッタから出射された光束の一方を電気信号に変換す
る撮像素子と、前記ビームスプリッタから出射された光
束の他方を被写体像の視認に用いる光学ファインダとを
備えた一眼レフ方式の電子カメラにおいて、前記光学フ
ァインダの接眼部をカメラ本体の背面左端上部に配置し
たことを特徴とする電子カメラ。 - 【請求項2】 把持手により把持されるグリップ部を備
えたカメラ本体と、該カメラ本体より撮影光軸に沿って
突出し、内部に撮影光学系を備えた略円筒形状の突出部
と、撮影光学系を介して得られた被写体像を電気信号に
変換させる撮像素子とを有する電子カメラにおいて、前
記突出部の上面に回動起伏自在のストロボ発光部を設け
たことを特徴とする電子カメラ。 - 【請求項3】 前記突出部の底面の一部は、前記カメラ
本体の底面の平面部と同一平面を形成する平面部で構成
されていることを特徴とする請求項2記載の電子カメ
ラ。 - 【請求項4】 前記突出部の側面の長手方向に沿って、
該突出部を把持手で把持したときの把持手の指部に対応
する位置に凹部を形成したことを特徴とする請求項2又
は3記載の電子カメラ。 - 【請求項5】 撮影レンズを通過した光束を分割し複数
の光束として出射するビームスプリッタと、該ビームス
プリッタから出射された光束の一方を電気信号に変換す
る撮像素子と、前記ビームスプリッタから出射された光
束の他方を被写体像の視認に用いる光学ファインダとを
備えた一眼レフ方式の電子カメラにおいて、前記撮像素
子を、該撮像素子の撮像面が撮影レンズの光軸に対して
斜めになるように配置したことを特徴とする電子カメ
ラ。 - 【請求項6】 撮影光学系を介して得られた被写体像を
電気信号に変換させる撮像素子とストロボ装置とを備
え、カメラ電源となる長手形状を有する電池をカメラ本
体の背面及び底面にほぼ平行になるように配置した電子
カメラにおいて、前記ストロボ装置用の長手形状を有す
るメインコンデンサを、該メインコンデンサの長手方向
が前記電池の長手方向とほぼ平行になるように配置した
ことを特徴とする電子カメラ。 - 【請求項7】 前記電池を収納し保持する電池収納部の
外壁に、前記メインコンデンサの載置部を形成したこと
を特徴とする請求項6記載の電子カメラ。 - 【請求項8】 カメラ電源となる電池を収納し保持する
電池収納部と、撮影レンズを内部に収納した鏡筒部と、
ビームスプリッタ、光学ファインダ用の光学部品及び撮
像素子を収納した撮像素子・ファインダアセンブリとを
備え、これらの電池収納部と鏡筒部と撮像素子・ファイ
ンダアセンブリとを結合して合成カメラフレーム部を形
成していることを特徴とする電子カメラ。 - 【請求項9】 前記合成カメラフレーム部を収納し保護
する外装部を備え、前記合成カメラフレーム部と外装部
内壁面との間に電気回路基板を配置したことを特徴とす
る請求項8記載の電子カメラ。 - 【請求項10】 前記外装部は複数のカバーで構成され、
前記合成カメラフレーム部は前記外装部のうち一つのカ
バーに締結されていることを特徴とする請求項9記載の
電子カメラ。
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JP9259412A JPH1188750A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 電子カメラ |
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