JPH1155894A - モータ - Google Patents
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- JPH1155894A JPH1155894A JP21979297A JP21979297A JPH1155894A JP H1155894 A JPH1155894 A JP H1155894A JP 21979297 A JP21979297 A JP 21979297A JP 21979297 A JP21979297 A JP 21979297A JP H1155894 A JPH1155894 A JP H1155894A
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- JP
- Japan
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- yoke
- end frame
- engagement
- cut
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、モータ作動時の微振
動により発生する異音を防止するとともに、組付性の良
いモータを提供する。 【解決手段】 ヨーク10と、このヨーク10の開口
部側を覆って配設される厚みを持ったエンドフレーム2
0と、を備え、ヨーク10には開口部側の端部において
複数の係合凹部11が設けられ、エンドフレーム20に
は外方へ突出する複数の係合凸部21が設けられ、ヨー
ク10の係合凹部11とエンドフレーム20の係合凸部
21とを係合したモータにおいて、ヨーク10は係合凹
部11の少なくとも片側においてヨーク長手方向Aに切
り込み部12が形成され、この切り込み部12による切
片13の少なくとも一部を係合凸部21側へ折り曲げ、
エンドフレーム20の係合凸部21の端部側にはヨーク
径方向Bに切り込み部22が形成され、この切り込み部
22による切片23の少なくとも一部を係合凹部11側
へ折り曲げて、ヨーク10とエンドフレーム20とを結
合する。
動により発生する異音を防止するとともに、組付性の良
いモータを提供する。 【解決手段】 ヨーク10と、このヨーク10の開口
部側を覆って配設される厚みを持ったエンドフレーム2
0と、を備え、ヨーク10には開口部側の端部において
複数の係合凹部11が設けられ、エンドフレーム20に
は外方へ突出する複数の係合凸部21が設けられ、ヨー
ク10の係合凹部11とエンドフレーム20の係合凸部
21とを係合したモータにおいて、ヨーク10は係合凹
部11の少なくとも片側においてヨーク長手方向Aに切
り込み部12が形成され、この切り込み部12による切
片13の少なくとも一部を係合凸部21側へ折り曲げ、
エンドフレーム20の係合凸部21の端部側にはヨーク
径方向Bに切り込み部22が形成され、この切り込み部
22による切片23の少なくとも一部を係合凹部11側
へ折り曲げて、ヨーク10とエンドフレーム20とを結
合する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車用空
調装置に用いられるファンモータ等において、ヨーク径
方向の強度不足により、モータ作動時にヨークが微振動
して発生する異音を防止することのできるモータに関す
る。
調装置に用いられるファンモータ等において、ヨーク径
方向の強度不足により、モータ作動時にヨークが微振動
して発生する異音を防止することのできるモータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用に用いられるモータ、
例えば車両用空調装置に用いられるファンモータ等にお
いては、モータ作動時の振動に起因する騒音がそのまま
車室内の騒音の要因となっていた。
例えば車両用空調装置に用いられるファンモータ等にお
いては、モータ作動時の振動に起因する騒音がそのまま
車室内の騒音の要因となっていた。
【0003】このため、異音を防止するための技術が提
案されている。例えば、図7乃至図10に示される従来
技術においては、図8に示すように、ヨーク110に係
合凹部111を形成し、エンドフレーム120に係合凸
部121を形成し、ヨーク110の係合凹部111にエ
ンドフレーム120の係合凸部121を係合させて、図
9に示すようにヨーク110とエンドフレーム120と
を連結させている。このとき、ヨーク110とエンドフ
レーム120との間には、図7で示すように所定幅の間
隙Cが設けられ、ヨーク110とエンドフレーム120
とを圧入することなく組み付けることにより、組付けを
容易にしている。
案されている。例えば、図7乃至図10に示される従来
技術においては、図8に示すように、ヨーク110に係
合凹部111を形成し、エンドフレーム120に係合凸
部121を形成し、ヨーク110の係合凹部111にエ
ンドフレーム120の係合凸部121を係合させて、図
9に示すようにヨーク110とエンドフレーム120と
を連結させている。このとき、ヨーク110とエンドフ
レーム120との間には、図7で示すように所定幅の間
隙Cが設けられ、ヨーク110とエンドフレーム120
とを圧入することなく組み付けることにより、組付けを
容易にしている。
【0004】上記のように構成されたヨーク110とエ
ンドフレーム120とを保持するために、図10に示す
ように、ヨーク110の長手方向A′に切り込み112
を形成し、この切り込み112によって形成される切片
113を、前記係合凸部121へ向けて折り曲げてかし
めることにより、ヨーク110とエンドフレーム120
とを保持させた構成が知られている。
ンドフレーム120とを保持するために、図10に示す
ように、ヨーク110の長手方向A′に切り込み112
を形成し、この切り込み112によって形成される切片
113を、前記係合凸部121へ向けて折り曲げてかし
めることにより、ヨーク110とエンドフレーム120
とを保持させた構成が知られている。
【0005】しかし上記構成では、ヨーク110の長手
方向A′における結合力は得られるが、モータ作動中に
実際にヨークに係る力の方向であるヨークの径方向の結
合力が弱いという問題があった。よって、モータが作動
することによりヨーク110の微振動が起こり、異音が
発生してしまうという問題があった。
方向A′における結合力は得られるが、モータ作動中に
実際にヨークに係る力の方向であるヨークの径方向の結
合力が弱いという問題があった。よって、モータが作動
することによりヨーク110の微振動が起こり、異音が
発生してしまうという問題があった。
【0006】或いは、図11に示すように、実開平5−
23768において、下エンドブラケット103と上エ
ンドブラケット102とを円筒状ハウジング101に固
定した状態でファンモータMを保持装置104の装置本
体105に圧入し、次に上エンドブラケット102の端
部を装置本体105の開口縁106に対して折り曲げる
ことにより、ファンモータMを装置本体に固定する技術
が開示されている。
23768において、下エンドブラケット103と上エ
ンドブラケット102とを円筒状ハウジング101に固
定した状態でファンモータMを保持装置104の装置本
体105に圧入し、次に上エンドブラケット102の端
部を装置本体105の開口縁106に対して折り曲げる
ことにより、ファンモータMを装置本体に固定する技術
が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術によれ
ば、円筒状ハウジング101が装置本体105に圧入さ
れているため、円筒ハウジング101と装置本体105
との結合力を得ることができる。しかし、円筒状ハウジ
ング101と、上エンドブラケット102とは、上エン
ドブラケット102の端部を折り曲げることによっての
み固定される構成としているので、結合力が弱く、モー
タ作動時の微振動により、騒音が発生してしまうという
不都合があった。
ば、円筒状ハウジング101が装置本体105に圧入さ
れているため、円筒ハウジング101と装置本体105
との結合力を得ることができる。しかし、円筒状ハウジ
ング101と、上エンドブラケット102とは、上エン
ドブラケット102の端部を折り曲げることによっての
み固定される構成としているので、結合力が弱く、モー
タ作動時の微振動により、騒音が発生してしまうという
不都合があった。
【0008】また上記従来技術では、下エンドブラケッ
ト103と上エンドブラケット102とを円筒状ハウジ
ング101に固定した状態でファンモータMを保持装置
104の装置本体105に圧入する構成であるため、結
合力は得られるものの、圧入時に円筒状ハウジングが変
形したり、圧入荷重が増加するという問題があるととも
に、部品レベルでの厳格な寸法管理が必要であった。
ト103と上エンドブラケット102とを円筒状ハウジ
ング101に固定した状態でファンモータMを保持装置
104の装置本体105に圧入する構成であるため、結
合力は得られるものの、圧入時に円筒状ハウジングが変
形したり、圧入荷重が増加するという問題があるととも
に、部品レベルでの厳格な寸法管理が必要であった。
【0009】上記従来技術の他、ヨークとエンドフレー
ムとの結合部を全周にわたり巻きかしめにより固定した
り、或いは結合部を溶接により保持したり、ヨークとエ
ンドフレームとをしぼり加工により一体に形成する等に
より保持する方法が考えられるが、いずれも大幅なコス
トアップとなってしまうという問題がある。
ムとの結合部を全周にわたり巻きかしめにより固定した
り、或いは結合部を溶接により保持したり、ヨークとエ
ンドフレームとをしぼり加工により一体に形成する等に
より保持する方法が考えられるが、いずれも大幅なコス
トアップとなってしまうという問題がある。
【0010】本発明の目的は、モータ作動時の微振動に
より発生する異音を防止するとともに、組付性の良いモ
ータを提供することにある。
より発生する異音を防止するとともに、組付性の良いモ
ータを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
モータは、ヨークと、該ヨークの開口部側を覆って配設
される厚みを持ったエンドフレームと、を備え、前記ヨ
ークには開口部側の端部において複数の係合凹部が設け
られ、前記エンドフレームには外方へ突出する複数の係
合凸部が設けられ、前記ヨークの係合凹部とエンドフレ
ームの係合凸部とを係合したモータにおいて、前記ヨー
クは前記係合凹部の少なくとも片側においてヨーク長手
方向に切り込み部が形成され、該切り込み部による切片
の少なくとも一部を前記係合凸部側へ折り曲げ、前記エ
ンドフレームの係合凸部の端部側には前記ヨーク径方向
に切り込み部が形成され、該切り込み部による切片の少
なくとも一部を前記係合凹部側へ折り曲げて、前記ヨー
クと前記エンドフレームとを結合したことを特徴とす
る。
モータは、ヨークと、該ヨークの開口部側を覆って配設
される厚みを持ったエンドフレームと、を備え、前記ヨ
ークには開口部側の端部において複数の係合凹部が設け
られ、前記エンドフレームには外方へ突出する複数の係
合凸部が設けられ、前記ヨークの係合凹部とエンドフレ
ームの係合凸部とを係合したモータにおいて、前記ヨー
クは前記係合凹部の少なくとも片側においてヨーク長手
方向に切り込み部が形成され、該切り込み部による切片
の少なくとも一部を前記係合凸部側へ折り曲げ、前記エ
ンドフレームの係合凸部の端部側には前記ヨーク径方向
に切り込み部が形成され、該切り込み部による切片の少
なくとも一部を前記係合凹部側へ折り曲げて、前記ヨー
クと前記エンドフレームとを結合したことを特徴とす
る。
【0012】本発明の請求項2に係るモータは、ヨーク
と、該ヨークの開口部側を覆って配設される厚みを持っ
たエンドフレームと、を備え、前記ヨークには開口部側
の端部において複数の係合凹部が設けられ、前記エンド
フレームには外方へ突出する複数の係合凸部が設けら
れ、前記ヨークの係合凹部とエンドフレームの係合凸部
とを係合したモータにおいて、前記ヨークは前記係合凹
部の少なくとも片側においてヨーク長手方向に切り込み
部が形成され、該切り込み部による切片の少なくとも一
部を前記係合凸部側へ折り曲げ、前記ヨークは開口部の
端面において、前記ヨークの円周方向に切り込み部が形
成され、該切り込み部による切片の少なくとも一部を前
記エンドフレーム側へ折り曲げて、前記ヨークの内周面
と前記エンドフレームの外周面とを互いに当接させ、前
記ヨークと前記エンドフレームとを結合したことを特徴
とする。
と、該ヨークの開口部側を覆って配設される厚みを持っ
たエンドフレームと、を備え、前記ヨークには開口部側
の端部において複数の係合凹部が設けられ、前記エンド
フレームには外方へ突出する複数の係合凸部が設けら
れ、前記ヨークの係合凹部とエンドフレームの係合凸部
とを係合したモータにおいて、前記ヨークは前記係合凹
部の少なくとも片側においてヨーク長手方向に切り込み
部が形成され、該切り込み部による切片の少なくとも一
部を前記係合凸部側へ折り曲げ、前記ヨークは開口部の
端面において、前記ヨークの円周方向に切り込み部が形
成され、該切り込み部による切片の少なくとも一部を前
記エンドフレーム側へ折り曲げて、前記ヨークの内周面
と前記エンドフレームの外周面とを互いに当接させ、前
記ヨークと前記エンドフレームとを結合したことを特徴
とする。
【0013】本発明の請求項3に係るモータは、ヨーク
と、該ヨークの開口部側を覆って配設される厚みを持っ
たエンドフレームと、を備え、 前記ヨークには開口部
側の端部において複数の係合凹部が設けられ、 前記エ
ンドフレームには外方へ突出する複数の係合凸部が設け
られ、前記ヨークの係合凹部とエンドフレームの係合凸
部とを係合したモータにおいて、前記ヨークは前記係合
凹部の少なくとも片側においてヨーク長手方向に切り込
み部が形成され、該切り込み部による切片の少なくとも
一部を前記係合凸部側へ折り曲げ、前記エンドフレーム
は前記ヨークの開口部側を覆う面上に前記ヨークの円周
方向に切り込み部が形成され、該切り込み部による切片
の少なくとも一部を前記ヨーク側へ折り曲げて、前記ヨ
ークの内周面と前記エンドフレームの外周面とを互いに
当接させ、前記ヨークと前記エンドフレームとを結合し
たことを特徴とする。
と、該ヨークの開口部側を覆って配設される厚みを持っ
たエンドフレームと、を備え、 前記ヨークには開口部
側の端部において複数の係合凹部が設けられ、 前記エ
ンドフレームには外方へ突出する複数の係合凸部が設け
られ、前記ヨークの係合凹部とエンドフレームの係合凸
部とを係合したモータにおいて、前記ヨークは前記係合
凹部の少なくとも片側においてヨーク長手方向に切り込
み部が形成され、該切り込み部による切片の少なくとも
一部を前記係合凸部側へ折り曲げ、前記エンドフレーム
は前記ヨークの開口部側を覆う面上に前記ヨークの円周
方向に切り込み部が形成され、該切り込み部による切片
の少なくとも一部を前記ヨーク側へ折り曲げて、前記ヨ
ークの内周面と前記エンドフレームの外周面とを互いに
当接させ、前記ヨークと前記エンドフレームとを結合し
たことを特徴とする。
【0014】本発明の請求項4に係るモータは、ヨーク
と、該ヨークの開口部側を覆って配設される厚みを持っ
たエンドフレームと、を備え、前記ヨークには開口部側
の端部において複数の係合凹部が設けられ、前記エンド
フレームには外方へ突出する複数の係合凸部が設けら
れ、前記ヨークの係合凹部とエンドフレームの係合凸部
とを係合したモータにおいて、前記ヨークは前記係合凹
部の少なくとも片側においてヨーク長手方向に切り込み
部が形成され、該切り込み部による切片の少なくとも一
部を前記係合凸部側へ折り曲げ、前記エンドフレームの
外周面には連続した複数の凸部が形成され、該凸部の少
なくとも先端側が前記ヨークに圧入され潰れて組付けら
れて、前記ヨークの内周面と前記エンドフレームの外周
面とを互いに当接させ、前記ヨークと前記エンドフレー
ムとを結合したことを特徴とする。
と、該ヨークの開口部側を覆って配設される厚みを持っ
たエンドフレームと、を備え、前記ヨークには開口部側
の端部において複数の係合凹部が設けられ、前記エンド
フレームには外方へ突出する複数の係合凸部が設けら
れ、前記ヨークの係合凹部とエンドフレームの係合凸部
とを係合したモータにおいて、前記ヨークは前記係合凹
部の少なくとも片側においてヨーク長手方向に切り込み
部が形成され、該切り込み部による切片の少なくとも一
部を前記係合凸部側へ折り曲げ、前記エンドフレームの
外周面には連続した複数の凸部が形成され、該凸部の少
なくとも先端側が前記ヨークに圧入され潰れて組付けら
れて、前記ヨークの内周面と前記エンドフレームの外周
面とを互いに当接させ、前記ヨークと前記エンドフレー
ムとを結合したことを特徴とする。
【0015】なお、前記エンドフレームの係合凸部の端
部側には前記ヨーク径方向に切り込み部が形成され、該
切り込み部による切片の少なくとも一部を前記ヨークの
係合凹部側へ折り曲げて、前記ヨークと前記エンドフレ
ームとを結合すると好適である。
部側には前記ヨーク径方向に切り込み部が形成され、該
切り込み部による切片の少なくとも一部を前記ヨークの
係合凹部側へ折り曲げて、前記ヨークと前記エンドフレ
ームとを結合すると好適である。
【0016】
【作用】本発明のモータにおいて、ヨークの係合凹部に
は、少なくとも片側においてヨーク長手方向に切り込み
部が形成され、この切り込み部によりヨークが分割され
て切片が形成され、この切片を係合凸部側へ折り曲げ
る。またエンドフレームの係合凸部の端部側には、ヨー
ク径方向に切り込み部が形成され、この切り込み部によ
り係合凸部が分割されて切片が形成される。この切片の
少なくとも一部を係合凹部側へ折り曲げる。このように
して、ヨークとエンドフレームとは互いに切片によりか
しめられて結合される。
は、少なくとも片側においてヨーク長手方向に切り込み
部が形成され、この切り込み部によりヨークが分割され
て切片が形成され、この切片を係合凸部側へ折り曲げ
る。またエンドフレームの係合凸部の端部側には、ヨー
ク径方向に切り込み部が形成され、この切り込み部によ
り係合凸部が分割されて切片が形成される。この切片の
少なくとも一部を係合凹部側へ折り曲げる。このように
して、ヨークとエンドフレームとは互いに切片によりか
しめられて結合される。
【0017】このように上記構成によれば、ヨークとエ
ンドフレームとは、ヨークの長手方向及び径方向の両方
向において確実に保持されるので、モータが作動するこ
とによりヨークに長手方向及び径方向の力が加わって
も、ヨークが微振動することなく異音の発生を防止する
ことができる。
ンドフレームとは、ヨークの長手方向及び径方向の両方
向において確実に保持されるので、モータが作動するこ
とによりヨークに長手方向及び径方向の力が加わって
も、ヨークが微振動することなく異音の発生を防止する
ことができる。
【0018】さらに上記のように、ヨークの係合凹部に
形成された切片を係合凸部側へ折り曲げて、ヨークとエ
ンドフレームとをヨークの長手方向に保持した構成のモ
ータにおいて、ヨークの内周面とエンドフレームの外周
面とを互いに当接させて、ヨークとエンドフレームとを
ヨークの径方向に保持した構成とする。
形成された切片を係合凸部側へ折り曲げて、ヨークとエ
ンドフレームとをヨークの長手方向に保持した構成のモ
ータにおいて、ヨークの内周面とエンドフレームの外周
面とを互いに当接させて、ヨークとエンドフレームとを
ヨークの径方向に保持した構成とする。
【0019】即ち、ヨークとエンドフレームとをヨーク
の径方向に保持するために、ヨークの開口部端面におい
て円周方向に切り込み部を形成し、この切り込み部によ
る切片をエンドフレーム側へ折り曲げることにより、ヨ
ークの内周面とエンドフレームの外周面とを互いに当接
させる。
の径方向に保持するために、ヨークの開口部端面におい
て円周方向に切り込み部を形成し、この切り込み部によ
る切片をエンドフレーム側へ折り曲げることにより、ヨ
ークの内周面とエンドフレームの外周面とを互いに当接
させる。
【0020】または、エンドフレームのヨークの開口部
側を覆う面上に、ヨークの円周方向に切り込み部を形成
し、この切り込み部による切片を、ヨーク側へ折り曲げ
ることにより、ヨークの内周面とエンドフレームの外周
面とを互いに当接させる。
側を覆う面上に、ヨークの円周方向に切り込み部を形成
し、この切り込み部による切片を、ヨーク側へ折り曲げ
ることにより、ヨークの内周面とエンドフレームの外周
面とを互いに当接させる。
【0021】さらにまた、エンドフレームの外周面に連
続した複数の凸部を形成し、この凸部の少なくとも先端
側がヨークに圧入され潰れて組付けられる。
続した複数の凸部を形成し、この凸部の少なくとも先端
側がヨークに圧入され潰れて組付けられる。
【0022】上記構成のように、ヨークの内周面とエン
ドフレームの外周面が互いに当接することにより、ヨー
クとエンドフレームとはヨークの径方向に保持され、ヨ
ークに発生する微振動を防止することができる。そして
このとき、エンドフレームの係合凸部の端部側にヨーク
の径方向に切り込み部を形成し、この切り込み部による
切片を係合凹部側へ折り曲げて、ヨークとエンドフレー
ムとを結合することにより、ヨークとエンドフレームと
をより強固に固定することが可能となる。
ドフレームの外周面が互いに当接することにより、ヨー
クとエンドフレームとはヨークの径方向に保持され、ヨ
ークに発生する微振動を防止することができる。そして
このとき、エンドフレームの係合凸部の端部側にヨーク
の径方向に切り込み部を形成し、この切り込み部による
切片を係合凹部側へ折り曲げて、ヨークとエンドフレー
ムとを結合することにより、ヨークとエンドフレームと
をより強固に固定することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明のモータは、ヨーク10
と、このヨーク10の開口部10a側を覆って配設され
る厚みを持ったエンドフレーム20と、を備えている。
またヨーク10には開口部10a側の端部において複数
の係合凹部11が設けられており、エンドフレーム20
には外方へ突出する複数の係合凸部21が設けられてい
る。
と、このヨーク10の開口部10a側を覆って配設され
る厚みを持ったエンドフレーム20と、を備えている。
またヨーク10には開口部10a側の端部において複数
の係合凹部11が設けられており、エンドフレーム20
には外方へ突出する複数の係合凸部21が設けられてい
る。
【0024】なおヨーク10とエンドフレーム20との
間には、組付けを容易にするための、所定の幅の間隙C
が設けられている。
間には、組付けを容易にするための、所定の幅の間隙C
が設けられている。
【0025】ヨーク10の係合凹部11とエンドフレー
ム20の係合凸部21とは互いに係合している。ヨーク
10は係合凹部11の少なくとも片側においてヨーク長
手方向Aに切り込み部12が形成され、この切り込み部
12により、ヨーク10には切片13が形成され、この
切片13の少なくとも一部を係合凸部21側へ折り曲げ
る。また、エンドフレーム20の係合凸部21の端部側
にはヨーク10の径方向Bに切り込み部22が形成さ
れ、この切り込み部22により、係合凸部21には切片
23が形成され、この切片23の少なくとも一部を係合
凹部11側へ折り曲げる。
ム20の係合凸部21とは互いに係合している。ヨーク
10は係合凹部11の少なくとも片側においてヨーク長
手方向Aに切り込み部12が形成され、この切り込み部
12により、ヨーク10には切片13が形成され、この
切片13の少なくとも一部を係合凸部21側へ折り曲げ
る。また、エンドフレーム20の係合凸部21の端部側
にはヨーク10の径方向Bに切り込み部22が形成さ
れ、この切り込み部22により、係合凸部21には切片
23が形成され、この切片23の少なくとも一部を係合
凹部11側へ折り曲げる。
【0026】上記のように構成されているので、ヨーク
10の係合凹部11において、切片13がエンドフレー
ム20の係合凸部21を押圧してかしめ、これにより、
ヨーク10とエンドフレーム20とはヨークの長手方向
Aに保持される。さらに、切片23がヨーク10の係合
凹部11を押圧してかしめ、これによりヨーク10とエ
ンドフレーム20とはヨークの径方向Bに保持される。
10の係合凹部11において、切片13がエンドフレー
ム20の係合凸部21を押圧してかしめ、これにより、
ヨーク10とエンドフレーム20とはヨークの長手方向
Aに保持される。さらに、切片23がヨーク10の係合
凹部11を押圧してかしめ、これによりヨーク10とエ
ンドフレーム20とはヨークの径方向Bに保持される。
【0027】以上のようにヨーク10とエンドフレーム
20とは、ヨーク10の長手方向A及び径方向Bの両方
向において確実に保持されているので、モータが作動す
ることによりヨーク10に長手方向及び径方向の力が加
わっても、ヨーク10が微振動することなく異音の発生
を防止することができる。
20とは、ヨーク10の長手方向A及び径方向Bの両方
向において確実に保持されているので、モータが作動す
ることによりヨーク10に長手方向及び径方向の力が加
わっても、ヨーク10が微振動することなく異音の発生
を防止することができる。
【0028】また、ヨーク10とエンドフレーム20と
の間に予め所定の幅の間隙Cが形成されていることによ
り、ヨーク10とエンドフレーム20とを圧入させるこ
となく組み付け、組み付け後に切片を折り曲げて、ヨー
ク10とエンドフレーム20とを保持することができ
る。
の間に予め所定の幅の間隙Cが形成されていることによ
り、ヨーク10とエンドフレーム20とを圧入させるこ
となく組み付け、組み付け後に切片を折り曲げて、ヨー
ク10とエンドフレーム20とを保持することができ
る。
【0029】そして、ヨーク10とエンドフレーム20
とは圧入することなく組み付けられるため、組み付けに
おいてヨーク10が変形したりすることがなく、また部
品レベルでの厳格な寸法管理が不要となり、ヨーク10
とエンドフレーム20とを容易に組み付けることが可能
となる。
とは圧入することなく組み付けられるため、組み付けに
おいてヨーク10が変形したりすることがなく、また部
品レベルでの厳格な寸法管理が不要となり、ヨーク10
とエンドフレーム20とを容易に組み付けることが可能
となる。
【0030】さらに上記のように、ヨーク10の係合凹
部11形成された切片13を係合凸部21側へ折り曲げ
ることにより、ヨーク10とエンドフレーム20とをヨ
ークの長手方向Aに保持したモータにおいて、ヨーク1
0とエンドフレーム20とを互いに当接させることによ
り、ヨーク10の内周面とエンドフレーム20の外周面
とをヨークの径方向Bに保持した構成とする。
部11形成された切片13を係合凸部21側へ折り曲げ
ることにより、ヨーク10とエンドフレーム20とをヨ
ークの長手方向Aに保持したモータにおいて、ヨーク1
0とエンドフレーム20とを互いに当接させることによ
り、ヨーク10の内周面とエンドフレーム20の外周面
とをヨークの径方向Bに保持した構成とする。
【0031】即ち、ヨーク10の開口部10aの端面1
0bにおいて、ヨーク10の円周方向に切り込み部14
を形成し、この切り込み部14により、ヨーク10に切
片16が形成される。切片16はエンドフレーム20側
へ折り曲げられて、ヨーク10とエンドフレーム20と
の間の間隙Cを埋めるように配設され、これによりヨー
ク10の内周面とエンドフレーム20の外周面とが互い
に当接して、ヨーク10とエンドフレーム20とがヨー
クの径方向Bに保持される。
0bにおいて、ヨーク10の円周方向に切り込み部14
を形成し、この切り込み部14により、ヨーク10に切
片16が形成される。切片16はエンドフレーム20側
へ折り曲げられて、ヨーク10とエンドフレーム20と
の間の間隙Cを埋めるように配設され、これによりヨー
ク10の内周面とエンドフレーム20の外周面とが互い
に当接して、ヨーク10とエンドフレーム20とがヨー
クの径方向Bに保持される。
【0032】または、エンドフレーム20のヨーク10
の開口部10a側を覆う面20a上に、ヨーク10の円
周方向に切り込み部24を形成し、この切り込み部24
により、エンドフレーム20に切片26が形成される。
切片26はヨーク10側へ折り曲げられて、ヨーク10
とエンドフレーム20との間の間隙Cを埋めるように配
設され、これによりヨーク10の内周面とエンドフレー
ム20の外周面とが互いに当接して、ヨーク10とエン
ドフレーム20とがヨークの径方向Bに保持される。
の開口部10a側を覆う面20a上に、ヨーク10の円
周方向に切り込み部24を形成し、この切り込み部24
により、エンドフレーム20に切片26が形成される。
切片26はヨーク10側へ折り曲げられて、ヨーク10
とエンドフレーム20との間の間隙Cを埋めるように配
設され、これによりヨーク10の内周面とエンドフレー
ム20の外周面とが互いに当接して、ヨーク10とエン
ドフレーム20とがヨークの径方向Bに保持される。
【0033】さらにまた、エンドフレーム20の外周面
に連続した複数の凸部27が形成され、この凸部27の
少なくとも先端側がヨーク10に圧入され潰れて組付け
られている。そしてヨーク10にエンドフレーム20が
圧入されることによりヨーク10とエンドフレーム20
とはヨークの径方向に保持されている。
に連続した複数の凸部27が形成され、この凸部27の
少なくとも先端側がヨーク10に圧入され潰れて組付け
られている。そしてヨーク10にエンドフレーム20が
圧入されることによりヨーク10とエンドフレーム20
とはヨークの径方向に保持されている。
【0034】上記のように構成されているので、ヨーク
10とエンドフレーム20とがヨーク径方向Bに保持さ
れる。また凸部27の先端側がヨークの内周面に圧接し
て挿入される構成であるため、圧入面積を小さくするこ
とができ、圧入時の圧入力が少なく、容易に組み付ける
ことが可能となる。
10とエンドフレーム20とがヨーク径方向Bに保持さ
れる。また凸部27の先端側がヨークの内周面に圧接し
て挿入される構成であるため、圧入面積を小さくするこ
とができ、圧入時の圧入力が少なく、容易に組み付ける
ことが可能となる。
【0035】また凸部27の先端側が潰れながら圧入さ
れてヨーク10の内周面を押圧するので、ヨーク10の
圧入による変形を防止するとともに、寸法誤差を吸収す
ることができ、部品レベルでの厳格な寸法管理が不要で
ある。
れてヨーク10の内周面を押圧するので、ヨーク10の
圧入による変形を防止するとともに、寸法誤差を吸収す
ることができ、部品レベルでの厳格な寸法管理が不要で
ある。
【0036】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。
【0037】図1は、本発明に係る第1実施例を示すも
のであり、ヨークとエンドフレームとを示す斜視図であ
る。本例のヨーク10は円筒状に形成され、開口部10
aと、この開口部に形成された複数の係合凹部11とを
備えている。
のであり、ヨークとエンドフレームとを示す斜視図であ
る。本例のヨーク10は円筒状に形成され、開口部10
aと、この開口部に形成された複数の係合凹部11とを
備えている。
【0038】本例のエンドフレーム20は、ヨーク10
の開口部10aを覆って配設されるものであり、外方に
突出する係合凸部21を有している。そして本例のヨー
ク10とエンドフレーム20とは、ヨーク10の係合凹
部にエンドフレーム20の係合凸部21が係合すること
により連結されている。また本例のヨーク10とエンド
フレーム20との間には、従来例を示す図7と同様に、
組付けを容易にするための、所定の幅の間隙Cが設けら
れている。
の開口部10aを覆って配設されるものであり、外方に
突出する係合凸部21を有している。そして本例のヨー
ク10とエンドフレーム20とは、ヨーク10の係合凹
部にエンドフレーム20の係合凸部21が係合すること
により連結されている。また本例のヨーク10とエンド
フレーム20との間には、従来例を示す図7と同様に、
組付けを容易にするための、所定の幅の間隙Cが設けら
れている。
【0039】次に本例におけるヨーク10とエンドフレ
ーム20との組付け及び保持について説明する。図1に
示すようにヨーク10の係合凹部11の両側に、矢印A
で示される長手方向の切り込みを入れ、切り込み部12
を形成する。この切り込み部12によってヨーク10は
分割され、係合凹部11の両側にそれぞれ切片13が形
成される。この切片13を、係合凹部11と係合してい
るエンドフレーム20の係合凸部21へ向けて折り曲げ
る。
ーム20との組付け及び保持について説明する。図1に
示すようにヨーク10の係合凹部11の両側に、矢印A
で示される長手方向の切り込みを入れ、切り込み部12
を形成する。この切り込み部12によってヨーク10は
分割され、係合凹部11の両側にそれぞれ切片13が形
成される。この切片13を、係合凹部11と係合してい
るエンドフレーム20の係合凸部21へ向けて折り曲げ
る。
【0040】上記のように、ヨーク10に形成された切
片13により、ヨーク10の係合凹部11と係合するエ
ンドフレーム20の係合凸部21は、両側から押圧され
てかしめられ、係合凹部11において固定される。この
ようにしてヨーク10とエンドフレーム20とがヨーク
の長手方向Aに保持される。
片13により、ヨーク10の係合凹部11と係合するエ
ンドフレーム20の係合凸部21は、両側から押圧され
てかしめられ、係合凹部11において固定される。この
ようにしてヨーク10とエンドフレーム20とがヨーク
の長手方向Aに保持される。
【0041】また、エンドフレーム20の係合凸部21
に、矢印Bで示されるヨーク10の径方向Bに切り込み
を入れ、切り込み部22を形成する。切り込み部22
は、係合凸部21の両端部側に2箇所において形成され
ている。
に、矢印Bで示されるヨーク10の径方向Bに切り込み
を入れ、切り込み部22を形成する。切り込み部22
は、係合凸部21の両端部側に2箇所において形成され
ている。
【0042】そして係合凸部21に形成された切り込み
22によって係合凸部は分割され、係合凸部の両端にお
いてそれぞれ切片23が形成される。この切片23を、
係合凹部11に向けて折り曲げる。
22によって係合凸部は分割され、係合凸部の両端にお
いてそれぞれ切片23が形成される。この切片23を、
係合凹部11に向けて折り曲げる。
【0043】上記のようにエンドフレーム20に形成さ
れた切片23により係合凹部11を押圧してかしめ、こ
れによりヨーク10とエンドフレーム20とをヨークの
径方向Bに保持する。
れた切片23により係合凹部11を押圧してかしめ、こ
れによりヨーク10とエンドフレーム20とをヨークの
径方向Bに保持する。
【0044】以上のようにヨーク10とエンドフレーム
20とは、ヨーク10の長手方向A及び径方向Bの両方
向において確実に保持され、モータが作動することによ
りヨーク10に長手方向及び径方向の力が加わっても、
ヨーク10が微振動することなく異音の発生を防止する
ことができる。
20とは、ヨーク10の長手方向A及び径方向Bの両方
向において確実に保持され、モータが作動することによ
りヨーク10に長手方向及び径方向の力が加わっても、
ヨーク10が微振動することなく異音の発生を防止する
ことができる。
【0045】なお、本例においては前述のように、ヨー
ク10とエンドフレーム20との間に予め所定の幅の間
隙Cが形成されている。この間隙Cが設けられているこ
とにより、ヨーク10とエンドフレーム20との組み付
けにおいて、ヨーク10とエンドフレーム20とを圧入
させることなく組み付けることができる。そしてヨーク
10とエンドフレーム20とを組み付けた後に、ヨーク
10及びエンドフレーム20に形成された切片を折り曲
げて、ヨーク10とエンドフレーム20とを結合保持す
ることが可能である。
ク10とエンドフレーム20との間に予め所定の幅の間
隙Cが形成されている。この間隙Cが設けられているこ
とにより、ヨーク10とエンドフレーム20との組み付
けにおいて、ヨーク10とエンドフレーム20とを圧入
させることなく組み付けることができる。そしてヨーク
10とエンドフレーム20とを組み付けた後に、ヨーク
10及びエンドフレーム20に形成された切片を折り曲
げて、ヨーク10とエンドフレーム20とを結合保持す
ることが可能である。
【0046】このようにヨーク10とエンドフレーム2
0とは圧入することなく組み付けられるため、組み付け
においてヨーク10が変形したりすることがなく、また
部品レベルでの厳格な寸法管理が不要となり、高い組付
性を確保することができる。
0とは圧入することなく組み付けられるため、組み付け
においてヨーク10が変形したりすることがなく、また
部品レベルでの厳格な寸法管理が不要となり、高い組付
性を確保することができる。
【0047】図2は本発明における第2実施例を示すも
のである。本例において前記実施例と同一部材等には同
一符号を付してその説明を省略する。
のである。本例において前記実施例と同一部材等には同
一符号を付してその説明を省略する。
【0048】本例のヨーク10とエンドフレーム20
は、上記実施例と同様に、ヨーク10の係合凹部にエン
ドフレーム20の係合凸部21が係合することにより連
結されている。
は、上記実施例と同様に、ヨーク10の係合凹部にエン
ドフレーム20の係合凸部21が係合することにより連
結されている。
【0049】そして本実施例においても、ヨーク10と
エンドフレーム20との間には、従来例を示す図7と同
様に、組付けを容易にするための、所定の幅の間隙Cが
形成されており、ヨーク10とエンドフレーム20とを
容易に組付けることができる。
エンドフレーム20との間には、従来例を示す図7と同
様に、組付けを容易にするための、所定の幅の間隙Cが
形成されており、ヨーク10とエンドフレーム20とを
容易に組付けることができる。
【0050】本例においては、上記実施例と同様に、ヨ
ーク10の係合凹部11の両側に長手方向の切り込み部
12が形成されている。そしてこの切り込み部12によ
ってヨーク10は分割され、係合凹部の両側にそれぞれ
切片13が形成される。この切片13を、係合凹部11
と係合しているエンドフレーム20の係合凸部21へ向
けて折り曲げ、切片13により係合凸部21をかしめて
固定する。このようにして、ヨーク10とエンドフレー
ム20とは、ヨーク10の長手方向に保持される。
ーク10の係合凹部11の両側に長手方向の切り込み部
12が形成されている。そしてこの切り込み部12によ
ってヨーク10は分割され、係合凹部の両側にそれぞれ
切片13が形成される。この切片13を、係合凹部11
と係合しているエンドフレーム20の係合凸部21へ向
けて折り曲げ、切片13により係合凸部21をかしめて
固定する。このようにして、ヨーク10とエンドフレー
ム20とは、ヨーク10の長手方向に保持される。
【0051】また本実施例ではヨーク10とエンドフレ
ーム20とをヨークの径方向に保持するために、ヨーク
10の開口部10aにおける端面10bに、円周方向の
切り込み部14が形成されている。この円周方向の切り
込み部14は、一方の端部側が前記長手方向の切り込み
部12と連接しており、他方の端部側には、次述する切
片16をエンドフレーム20側へ折り曲げることができ
るように切り込み部15が形成されている。
ーム20とをヨークの径方向に保持するために、ヨーク
10の開口部10aにおける端面10bに、円周方向の
切り込み部14が形成されている。この円周方向の切り
込み部14は、一方の端部側が前記長手方向の切り込み
部12と連接しており、他方の端部側には、次述する切
片16をエンドフレーム20側へ折り曲げることができ
るように切り込み部15が形成されている。
【0052】そして、円周方向の切り込み部14及び切
り込み部14の一方の端部側に形成された切り込み部1
5によって、ヨーク10が分割され、切片16が形成さ
れる。そしてこの切片16を、エンドフレーム20に向
けて折り曲げる。
り込み部14の一方の端部側に形成された切り込み部1
5によって、ヨーク10が分割され、切片16が形成さ
れる。そしてこの切片16を、エンドフレーム20に向
けて折り曲げる。
【0053】切片16はエンドフレーム20と当接する
とともに、エンドフレーム20を押圧する。このように
切片16は折り曲げられて、ヨーク10とエンドフレー
ム20との間の間隙Cを埋めるように配設されるので、
ヨーク10の内周面と、エンドフレーム20の外周面と
が互いに当接して、ヨーク10とエンドフレーム20と
がヨークの径方向に保持される。
とともに、エンドフレーム20を押圧する。このように
切片16は折り曲げられて、ヨーク10とエンドフレー
ム20との間の間隙Cを埋めるように配設されるので、
ヨーク10の内周面と、エンドフレーム20の外周面と
が互いに当接して、ヨーク10とエンドフレーム20と
がヨークの径方向に保持される。
【0054】以上のようにヨーク10とエンドフレーム
20とは、ヨーク10の長手方向及び径方向の両方向に
おいて確実に保持され、モータが作動することによりヨ
ーク10に長手方向及び径方向の力が加わっても、ヨー
ク10が微振動することなく異音の発生を防止すること
ができる。
20とは、ヨーク10の長手方向及び径方向の両方向に
おいて確実に保持され、モータが作動することによりヨ
ーク10に長手方向及び径方向の力が加わっても、ヨー
ク10が微振動することなく異音の発生を防止すること
ができる。
【0055】なお、本例では係合凸部21に切り込み2
2を形成していないが、図1で示す実施例のように、係
合凸部21に形成された切り込み22によって係合凸部
21を分割し、係合凸部21の両端においてそれぞれ切
片23を形成し、この切片23を、係合凹部11に向け
て折り曲げて固定するように構成することも可能であ
る。このように構成するとより強固な固定が可能であ
る。
2を形成していないが、図1で示す実施例のように、係
合凸部21に形成された切り込み22によって係合凸部
21を分割し、係合凸部21の両端においてそれぞれ切
片23を形成し、この切片23を、係合凹部11に向け
て折り曲げて固定するように構成することも可能であ
る。このように構成するとより強固な固定が可能であ
る。
【0056】図3は本発明における第3実施例を示すも
のである。本例において前記実施例と同一部材等には同
一符号を付してその説明を省略する。
のである。本例において前記実施例と同一部材等には同
一符号を付してその説明を省略する。
【0057】本実施例においても、ヨーク10とエンド
フレーム20との間には、組付けを容易にするための、
所定の幅の間隙Cが形成されており、ヨーク10とエン
ドフレーム20の容易な組付けを可能にしている。
フレーム20との間には、組付けを容易にするための、
所定の幅の間隙Cが形成されており、ヨーク10とエン
ドフレーム20の容易な組付けを可能にしている。
【0058】そして上記第2実施例では、ヨーク10の
開口部10aの端面10bに、円周方向の切り込み部1
4が形成して、ヨーク10とエンドフレーム20とを保
持した例を示したが、本実施例では、エンドフレーム2
0の、ヨーク10の開口部10a側を覆っている面20
aに、ヨーク10の円周方向の切り込み部24が形成さ
れている。そして次述する切片26をヨーク10側へ折
り曲げることができるように、円周方向の切り込み部2
4の両端部側において、切り込み部25が形成されてい
る。
開口部10aの端面10bに、円周方向の切り込み部1
4が形成して、ヨーク10とエンドフレーム20とを保
持した例を示したが、本実施例では、エンドフレーム2
0の、ヨーク10の開口部10a側を覆っている面20
aに、ヨーク10の円周方向の切り込み部24が形成さ
れている。そして次述する切片26をヨーク10側へ折
り曲げることができるように、円周方向の切り込み部2
4の両端部側において、切り込み部25が形成されてい
る。
【0059】上記のように構成されているので、円周方
向の切り込み部24と、この切り込み部24の両端部に
形成された切り込み部25によって、エンドフレーム2
0が分割され、切片26が形成される。そしてこの切片
26を、ヨーク10に向けて折り曲げる。
向の切り込み部24と、この切り込み部24の両端部に
形成された切り込み部25によって、エンドフレーム2
0が分割され、切片26が形成される。そしてこの切片
26を、ヨーク10に向けて折り曲げる。
【0060】切片26はヨーク10と当接するととも
に、ヨーク10を押圧する。このように切片16は、ヨ
ーク10とエンドフレーム20との間の間隙Cを埋める
ように配設されるので、ヨーク10の内周面とエンドフ
レーム20の外周面とが互いに当接してヨークの径方向
に保持される。
に、ヨーク10を押圧する。このように切片16は、ヨ
ーク10とエンドフレーム20との間の間隙Cを埋める
ように配設されるので、ヨーク10の内周面とエンドフ
レーム20の外周面とが互いに当接してヨークの径方向
に保持される。
【0061】なお、本例では係合凸部21に切り込み2
2を形成しているが、図2で示す実施例のように、係合
凸部21に切り込み22を形成しない構成としても良
い。
2を形成しているが、図2で示す実施例のように、係合
凸部21に切り込み22を形成しない構成としても良
い。
【0062】図4乃至図6は本発明における第4実施例
を示すものであり、図4はヨーク及びエンドフレームの
組付前の状態を示す斜視図、図5はヨークにエンドフレ
ームを圧入した状態を示す斜視図、図6はヨークとエン
ドフレームとが保持された状態を示す斜視図である。本
例において前記実施例と同一部材等には同一符号を付し
てその説明を省略する。
を示すものであり、図4はヨーク及びエンドフレームの
組付前の状態を示す斜視図、図5はヨークにエンドフレ
ームを圧入した状態を示す斜視図、図6はヨークとエン
ドフレームとが保持された状態を示す斜視図である。本
例において前記実施例と同一部材等には同一符号を付し
てその説明を省略する。
【0063】本例のエンドフレーム20においては、図
4に示すように、エンドフレーム20の外周面20a
に、三角突起状(鋸歯状)の凸部27が形成されてい
る。この三角突起状(鋸歯状)の凸部27において、エ
ンドフレーム20がヨーク10に圧入されるように構成
されている。
4に示すように、エンドフレーム20の外周面20a
に、三角突起状(鋸歯状)の凸部27が形成されてい
る。この三角突起状(鋸歯状)の凸部27において、エ
ンドフレーム20がヨーク10に圧入されるように構成
されている。
【0064】ヨーク10へエンドフレーム20を圧入す
ると、エンドフレームに形成された三角突起状(鋸歯
状)の凸部27の先端側がヨーク10の内周面に圧接さ
れることにより潰れ、図5に示すようにヨーク10にエ
ンドフレーム20が圧入される。そしてヨーク10にエ
ンドフレーム20が圧入されることによりヨーク10と
エンドフレーム20とをヨーク径方向に保持することが
できる。
ると、エンドフレームに形成された三角突起状(鋸歯
状)の凸部27の先端側がヨーク10の内周面に圧接さ
れることにより潰れ、図5に示すようにヨーク10にエ
ンドフレーム20が圧入される。そしてヨーク10にエ
ンドフレーム20が圧入されることによりヨーク10と
エンドフレーム20とをヨーク径方向に保持することが
できる。
【0065】ヨーク10にエンドフレーム20を圧入し
た後、図6に示すように、ヨーク10の係合凹部11の
両側に、ヨークの長手方向の切り込み部12を形成し、
この切り込み部12によって形成される切片13を、係
合凹部11と係合しているエンドフレーム20の係合凸
部21へ向けて折り曲げ、切片13により係合凸部21
をかしめて固定する。このようにしてヨーク10とエン
ドフレーム20とをヨーク長手方向において保持するこ
とができる。
た後、図6に示すように、ヨーク10の係合凹部11の
両側に、ヨークの長手方向の切り込み部12を形成し、
この切り込み部12によって形成される切片13を、係
合凹部11と係合しているエンドフレーム20の係合凸
部21へ向けて折り曲げ、切片13により係合凸部21
をかしめて固定する。このようにしてヨーク10とエン
ドフレーム20とをヨーク長手方向において保持するこ
とができる。
【0066】このように本実施例の構成によれば、ヨー
クの長手方向及び径方向の両方向において確実に保持さ
れる。また凸部27の先端側がヨークの内周面に圧接し
て挿入される構成であるため、圧入面積を小さくするこ
とができ、圧入時の圧入力が少なく、容易に組み付ける
ことが可能となる。
クの長手方向及び径方向の両方向において確実に保持さ
れる。また凸部27の先端側がヨークの内周面に圧接し
て挿入される構成であるため、圧入面積を小さくするこ
とができ、圧入時の圧入力が少なく、容易に組み付ける
ことが可能となる。
【0067】また、凸部の先端側が潰れながら圧入され
てヨークの内周面を押圧するので、ヨークの圧入による
変形を防止することができる。さらに凸部27の先端側
が潰れながら圧入されるために寸法誤差を吸収すること
ができ、部品レベルでの厳格な寸法管理が不要である。
てヨークの内周面を押圧するので、ヨークの圧入による
変形を防止することができる。さらに凸部27の先端側
が潰れながら圧入されるために寸法誤差を吸収すること
ができ、部品レベルでの厳格な寸法管理が不要である。
【0068】なお本実施例では、係合凸部21に切り込
み22を形成していないが、図1及び図3で示す実施例
のように、係合凸部21に形成された切り込み22によ
って係合凸部21を分割し、係合凸部21の両端におい
てそれぞれ切片23を形成し、この切片23を、係合凹
部11に向けて折り曲げて固定するように構成すること
も可能である。このように構成するとより強固な固定が
可能である。
み22を形成していないが、図1及び図3で示す実施例
のように、係合凸部21に形成された切り込み22によ
って係合凸部21を分割し、係合凸部21の両端におい
てそれぞれ切片23を形成し、この切片23を、係合凹
部11に向けて折り曲げて固定するように構成すること
も可能である。このように構成するとより強固な固定が
可能である。
【0069】前記実施例1乃至実施例3において、長手
方向の切り込み部12及び円周方向の切り込み部14を
係合凹部11の両側において形成した例を示したが、こ
れに限らず、係合凹部11の少なくとも片側に形成され
ていれば良い。
方向の切り込み部12及び円周方向の切り込み部14を
係合凹部11の両側において形成した例を示したが、こ
れに限らず、係合凹部11の少なくとも片側に形成され
ていれば良い。
【0070】またエンドフレーム20に形成される、ヨ
ーク径方向Bの切り込み部22及びヨーク円周方向の切
り込み部24についても、2箇所において形成した例を
示したが、これに限らず少なくとも1箇所に形成されて
いれば良い。
ーク径方向Bの切り込み部22及びヨーク円周方向の切
り込み部24についても、2箇所において形成した例を
示したが、これに限らず少なくとも1箇所に形成されて
いれば良い。
【0071】また、ヨーク10及びエンドフレーム20
に形成された切片全体を、折り曲げる構成としたが、切
片の少なくとも一部が、ヨーク10或いはエンドフレー
ム20に当接されたり、押圧されたりする構成とされて
いれば良い。
に形成された切片全体を、折り曲げる構成としたが、切
片の少なくとも一部が、ヨーク10或いはエンドフレー
ム20に当接されたり、押圧されたりする構成とされて
いれば良い。
【0072】さらにまた、ヨーク10とエンドフレーム
20との間において、間隙Cを設けて高い組み付け性を
可能にした例を示したが、間隙Cが設けられていない構
成であっても良い。なお、ヨークが円筒状に形成された
例を示したが、これに限るものではない。
20との間において、間隙Cを設けて高い組み付け性を
可能にした例を示したが、間隙Cが設けられていない構
成であっても良い。なお、ヨークが円筒状に形成された
例を示したが、これに限るものではない。
【0073】
【発明の効果】以上のように、ヨークの係合凹部とエン
ドフレームの係合凸部とを係合したモータにおいて、ヨ
ークと、エンドフレームとにそれぞれ切り込み部を形成
し、切り込み部により形成される切片を折り曲げてかし
めることにより、ヨークとエンドフレームがヨークの長
手方向及び径方向の両方向において保持される。
ドフレームの係合凸部とを係合したモータにおいて、ヨ
ークと、エンドフレームとにそれぞれ切り込み部を形成
し、切り込み部により形成される切片を折り曲げてかし
めることにより、ヨークとエンドフレームがヨークの長
手方向及び径方向の両方向において保持される。
【0074】そして、ヨークとエンドフレームとの間に
は所定幅の間隙が設けられており、本発明の構成によれ
ば、ヨークとエンドフレームとを組み付けた後で、切片
を折り曲げて、ヨークとエンドフレームとを保持するこ
とができる。このように、ヨークとエンドフレームとを
圧入することなく組み付けることができるので、組み付
けにおいてヨークが変形したりすることがなく、また部
品レベルでの厳格な寸法管理が不要となるので、ヨーク
とエンドフレームとを容易に組み付けることが可能とな
る。
は所定幅の間隙が設けられており、本発明の構成によれ
ば、ヨークとエンドフレームとを組み付けた後で、切片
を折り曲げて、ヨークとエンドフレームとを保持するこ
とができる。このように、ヨークとエンドフレームとを
圧入することなく組み付けることができるので、組み付
けにおいてヨークが変形したりすることがなく、また部
品レベルでの厳格な寸法管理が不要となるので、ヨーク
とエンドフレームとを容易に組み付けることが可能とな
る。
【0075】このようにヨークとエンドフレームとは、
ヨークの長手方向及び径方向の両方向において確実に保
持されているので、ヨークが微振動することなく異音の
発生を防止することができる。
ヨークの長手方向及び径方向の両方向において確実に保
持されているので、ヨークが微振動することなく異音の
発生を防止することができる。
【0076】或いは、エンドフレームの外周面に三角突
起状(鋸歯状)の凸部を形成し、ヨークにエンドフレー
ムを圧入し、ヨークとエンドフレームをヨーク径方向に
おいて保持し、また圧入した後に、ヨークに切り込み部
を形成し、切り込み部により形成される切片を折り曲げ
ることにより、ヨークとエンドフレームとをヨークの長
手方向において保持する。そして本例によれば、少ない
圧入面積で広範囲にわたりヨークとエンドフレームとを
保持することができるので、圧入時のヨーク変形、圧入
荷重の増加、部品レベルでの厳格な寸法管理等が不要で
あり、容易に組付作業を行うことが可能となる。
起状(鋸歯状)の凸部を形成し、ヨークにエンドフレー
ムを圧入し、ヨークとエンドフレームをヨーク径方向に
おいて保持し、また圧入した後に、ヨークに切り込み部
を形成し、切り込み部により形成される切片を折り曲げ
ることにより、ヨークとエンドフレームとをヨークの長
手方向において保持する。そして本例によれば、少ない
圧入面積で広範囲にわたりヨークとエンドフレームとを
保持することができるので、圧入時のヨーク変形、圧入
荷重の増加、部品レベルでの厳格な寸法管理等が不要で
あり、容易に組付作業を行うことが可能となる。
【図1】本発明の第1実施例に係るヨークとエンドフレ
ームとを組付けた状態を示す斜視図である。
ームとを組付けた状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の第2実施例に係るヨークとエンドフレ
ームとを組付けた状態を示す斜視図である。
ームとを組付けた状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の第3実施例に係るヨークとエンドフレ
ームとを組付けた状態を示す斜視図である。
ームとを組付けた状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の第4実施例に係るヨークとエンドフレ
ームの組付け前の状態を示す斜視図である。
ームの組付け前の状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の第4実施例に係るヨークとエンドフレ
ームとを組付けた状態を示す斜視図である。
ームとを組付けた状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の第4実施例に係るヨークとエンドフレ
ームとを保持した状態を示す斜視図である。
ームとを保持した状態を示す斜視図である。
【図7】従来例を示す説明図である。
【図8】従来例を示す説明図である。
【図9】従来例を示す説明図である。
【図10】従来例を示す説明図である。
【図11】従来例を示す説明図である。
10 ヨーク 10a ヨークの開口部 10b ヨークの開口部の端面 11 係合凹部 12 長手方向の切り込み部 13 切片 14 円周方向の切り込み部 15 切り込み部 16 切片 20 エンドフレーム 20a エンドフレームのヨークの開口部を覆う面 21 係合凸部 22 径方向の切り込み部 23 切片 24 円周方向の切り込み部 25 切り込み部 26 切片 27 複数の凸部 A 長手方向 B 径方向 C 間隙
Claims (5)
- 【請求項1】 ヨークと、該ヨークの開口部側を覆って
配設される厚みを持ったエンドフレームと、を備え、 前記ヨークには開口部側の端部において複数の係合凹部
が設けられ、 前記エンドフレームには外方へ突出する複数の係合凸部
が設けられ、 前記ヨークの係合凹部とエンドフレームの係合凸部とを
係合したモータにおいて、 前記ヨークは前記係合凹部の少なくとも片側においてヨ
ーク長手方向に切り込み部が形成され、該切り込み部に
よる切片の少なくとも一部を前記係合凸部側へ折り曲
げ、 前記エンドフレームの係合凸部の端部側には前記ヨーク
径方向に切り込み部が形成され、該切り込み部による切
片の少なくとも一部を前記係合凹部側へ折り曲げて、前
記ヨークと前記エンドフレームとを結合したことを特徴
とするモータ。 - 【請求項2】 ヨークと、該ヨークの開口部側を覆って
配設される厚みを持ったエンドフレームと、を備え、 前記ヨークには開口部側の端部において複数の係合凹部
が設けられ、 前記エンドフレームには外方へ突出する複数の係合凸部
が設けられ、 前記ヨークの係合凹部とエンドフレームの係合凸部とを
係合したモータにおいて、 前記ヨークは前記係合凹部の少なくとも片側においてヨ
ーク長手方向に切り込み部が形成され、該切り込み部に
よる切片の少なくとも一部を前記係合凸部側へ折り曲
げ、 前記ヨークは開口部の端面において、前記ヨークの円周
方向に切り込み部が形成され、該切り込み部による切片
の少なくとも一部を前記エンドフレーム側へ折り曲げ
て、前記ヨークの内周面と前記エンドフレームの外周面
とを互いに当接させ、前記ヨークと前記エンドフレーム
とを結合したことを特徴とするモータ。 - 【請求項3】 ヨークと、該ヨークの開口部側を覆って
配設される厚みを持ったエンドフレームと、を備え、 前記ヨークには開口部側の端部において複数の係合凹部
が設けられ、 前記エンドフレームには外方へ突出する複数の係合凸部
が設けられ、 前記ヨークの係合凹部とエンドフレームの係合凸部とを
係合したモータにおいて、 前記ヨークは前記係合凹部の少なくとも片側においてヨ
ーク長手方向に切り込み部が形成され、該切り込み部に
よる切片の少なくとも一部を前記係合凸部側へ折り曲
げ、 前記エンドフレームは前記ヨークの開口部側を覆う面上
に前記ヨークの円周方向に切り込み部が形成され、該切
り込み部による切片の少なくとも一部を前記ヨーク側へ
折り曲げて、前記ヨークの内周面と前記エンドフレーム
の外周面とを互いに当接させ、前記ヨークと前記エンド
フレームとを結合したことを特徴とするモータ。 - 【請求項4】 ヨークと、該ヨークの開口部側を覆って
配設される厚みを持ったエンドフレームと、を備え、 前記ヨークには開口部側の端部において複数の係合凹部
が設けられ、 前記エンドフレームには外方へ突出する複数の係合凸部
が設けられ、 前記ヨークの係合凹部とエンドフレームの係合凸部とを
係合したモータにおいて、 前記ヨークは前記係合凹部の少なくとも片側においてヨ
ーク長手方向に切り込み部が形成され、該切り込み部に
よる切片の少なくとも一部を前記係合凸部側へ折り曲
げ、 前記エンドフレームの外周面には連続した複数の凸部が
形成され、該凸部の少なくとも先端側が前記ヨークに圧
入され潰れて組付けられて、前記ヨークの内周面と前記
エンドフレームの外周面とを互いに当接させ、前記ヨー
クと前記エンドフレームとを結合したことを特徴とする
モータ。 - 【請求項5】 前記エンドフレームの係合凸部の端部側
には前記ヨーク径方向に切り込み部が形成され、該切り
込み部による切片の少なくとも一部を前記ヨークの係合
凹部側へ折り曲げて、前記ヨークと前記エンドフレーム
とを結合したことを特徴とする請求項2,3,4いずれ
か記載のモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21979297A JPH1155894A (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21979297A JPH1155894A (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1155894A true JPH1155894A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16741105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21979297A Pending JPH1155894A (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1155894A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009077477A (ja) * | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Komatsu Ltd | 電動モータ |
US20100127587A1 (en) * | 2008-11-26 | 2010-05-27 | Rui Feng Qin | Electric motor |
JP2015006070A (ja) * | 2013-06-21 | 2015-01-08 | 多摩川精機株式会社 | モータのハウジング固定構造 |
-
1997
- 1997-08-01 JP JP21979297A patent/JPH1155894A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009077477A (ja) * | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Komatsu Ltd | 電動モータ |
US20100127587A1 (en) * | 2008-11-26 | 2010-05-27 | Rui Feng Qin | Electric motor |
US8288905B2 (en) * | 2008-11-26 | 2012-10-16 | Johnson Electric S.A. | Brush motor having cup shaped end cap |
JP2015006070A (ja) * | 2013-06-21 | 2015-01-08 | 多摩川精機株式会社 | モータのハウジング固定構造 |
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