JPH11507996A - 寸法上の安定性と無欠性を有するカーペット、および、積層バッキング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 すぐれた寸法上の安定性と取り付けに係る自由浮動システムに特に有用な剛性とを有するカーペット構造とバッキングである。本発明の１つの観点によれば、選択された寸法上の安定性を有するカーペットであって、（ｉ）パイルが一次層の第１の側をカバーしている一次層と、タフト束を封入させるバインダとより成る第１のカーペット部であって、パイルが一次層を通ってタフト化処理されて、タフト束を一次層の第２の側に残すようにされているとともに、第１のカーペット部が温度と湿気のサイクリング条件のもとで所定の膨張と収縮の力を有する構成されている第１のカーペット部と、（ii）第１のカーペット部に関して積層した関係にある第２のカーペット部であって、第２のカーペット部が温度と湿度のサイクリング条件とカーペット・パイル上にかかる往来する負荷のもとで第１のカーペット部の膨張と収縮の力に少なくとも等しいかまたはこれより大きい膨張と収縮に対する所定の抵抗を有するよう１つ以上の層から構成されている第２のカーペット部とより成る。

Description

【発明の詳細な説明】 寸法上の安定性と無欠性を有するカーペット、 および、積層バッキング 発明の分野 本発明は、高い寸法上の安定性と無欠性を有する新しいカーペット構造に関し 、さらに詳しく言えば、例えば、米国特許第４，８２２，６５８号に開示されて いるようなフック・ループ設置システムとともに使用されるカーペット構造に関 する。 発明の背景 ほとんどのカーペットは、温度と湿度の変化に起因するいくつかの場合によっ ては、はげしい往来と重い転動物の作用等から生じる完全性の不足のために何ら かの形の寸法上の安定性の問題を有している。これらの問題は、ナイロンが一次 パイル層として使用されるとき、ナイロンが湿気を吸収してその重量の約６％ま で膨張するので特に顕著である。しかしながら、他の多くのやり方においても、 ナイロンはその耐久性とコストのためにカーペットを作るために使用される好ま しい形態の材料である。 一般に、ナイロンはカーペットのパイルを作るために使用されていて、パイル は、バッキングの下側に塗布される主としてラテックス・バインダにより結合さ れるポリプロピレンの基本となる一次バッキングに房付けされている(tufted)。 一次バッキング中に房付けられたナイロン・パイル自体はフレキシブルで相対 的に安定していて、湿気または温度のごとき大気の変化に起因した座屈またはし わに抗することができる。この中間製品はカーペットとして使用するに必要な安 定性と質量またはタフト結合性を備えていない。それは、単なる一枚の布である 。一般に、完全性は、バッキングに重量、安定性、耐久性を加えるべく、この一 次バッキングの下にあるタフト束を一緒に結合するためにラテックス・バイン ダを加えることにより一次バッキングに付加される。しかし、この付加が行われ るやいなや、相対湿度や温度のごとき大気の変化に基づき一次パイル内の繊維が 伸長し、全体としてカーペットに現れるストレスが増大するので問題が生じるこ とになる。これは、しわが寄ったり、座屈が生じ、積層状態がくずれ、往来のは げしい領域ではカーペットの完全性が低下するという結果となる。 米国特許第４，８２２，６５８号に開示されているように、フック・ループ・ システムを使用することによりカーペットを取り付ける方法が開発されている。 そのような取り付けにおけるもっとも経済的な形態は、その周囲および縫い目に 沿ってカーペットを取り付けることである。このやり方は本質的には“フリーフ ロートシステム(free float system)”である。従って、このようなシステムに おいては、特に湿度の変化とはげしい往来の条件のもとで、固有の寸法上の安定 性と完全性を持つカーペットを備えることが望ましい。 カーペットのいくつかの形式、特に、カーペット・タイルまたは幅が６フィー ト以下のカーペットにおける伸長とゆがみを、より重くするとともに、より多く のバインダ、接着剤または糊を使用してナイロンパイルをなお一層強固にバッキ ングに係止することにより防止する試みが行われている。グラスファイバをバッ キングに入れることにより寸法上の安定性をより高める他の試みも行われている 。これらの試みはより大きい寸法上の安定性を作り出すことができるが、それら は、大多数のカーペット、特に幅が６フィートより大きいカーペットの大気中の 安定性および完全性に対しての要望を完全に満たしてはいない。ほとんどのその ようなカーペットは、まだ、大気中の安定性と完全性とをバッキング維持するた めに一般的に糊付けすることにより、それらの下側のほぼすべてにわたって床に 接着することを必要としている。この構成は、従って、カーペットを“フリーフ ロートシステム”、で、すなわち、カーペットが周囲と継ぎ目に沿ってのみ取り 付けられるシステムでカーペットを取り付けることを困難としている。 この問題を解決する取組み方の１つは、１９９６年１月２日にパシオーネに与 えられた米国特許第５，４７９，７５５号に記載されているように、カーペット を床に固定する前の取り付けの間にカーペットを湿らせることである。カーペッ トをゆっくりと膨張させるためにカーペットが湿らせ、それから、フック・ルー プ・システムによりカーペットが所定位置に固定される。しかし、この方法は、 ナイロン・パイル繊維が湿ったときに膨らまないカーペットをどのようにして得 るかについては教示していない。 また、カーペット・パイルは異ならせることができ、カーペットの要望される 所定の安定性と強度は、予想される使い方に応じて大幅に変わり、また、コスト は大量に供給されるカーペットのごとき商品において不可欠なことなので、使用 の仕方とコストの予想される条件に合致させるために所定の基準に従って所望さ れる安定性のためにカーペットを設計すべく、使用されることができる一連の構 成を用意しておくことは望ましい。所定の選択された寸法上の安定性と所要の完 全性のレベルを達成するために有用なことである。 発明の概要 本発明の一部は、一次層の下側における増大したバインダ重量と密度がカーペ ットの大気安定性の問題を軽減するよりもむしろさらに悪化させるもであること を認識するとともにし、さらに必要に応じてフレキシブルで寸法的に安定した軽 量の二次層を所要の安定性を一次層に与えるためのバッキングとして付加するこ とができることを認識することにより達成されたのである。 本発明は、すぐれた寸法上の安定性と取り付けに係る自由浮動システムに特に 有用な剛性とを有するカーペット構造とバッキングを提供するものである。 本発明の１つの観点によれば、選択された寸法上の安定性を有するカーペット であって、 （ｉ）パイルが一次層の第１の側をカバーしている一次層と、タフト束を封入 させるバインダとより成る第１のカーペット部であって、パイルが一次層を通っ てタフト化処理されて、タフト束を一次層の第２の側に残すようにされていると ともに、第１のカーペット部が温度と湿気のサイクリング条件のもとで所定の膨 張と収縮の力を有する構成されている第１のカーペット部と、 （ii）第１のカーペット部に関して積層した関係にある第２のカーペット部で あって、第２のカーペット部が温度と湿度のサイクリング条件とカー ペット・パイル上にかかる往来する負荷のもとで第１のカーペット部の膨張と収 縮の力に少なくとも等しいかまたはこれより大きい膨張と収縮に対する所定の抵 抗を有するよう１つ以上の層から構成されている第２のカーペット部と より成るカーペットが提供されたのである。 別の観点においては、カーペット上で使用されるカーペット・バッキングであ って、カーペット・バッキングの裏側で補足的にループに取り付けることができ るフックにより床上に取り付けることができるフックにより床上に取り付けるこ とができるようにされたカーペット・バッキングが： （ｉ）第１のスパンウエブ層と； （ii）露出されたループを有する第１の側をほぼカバーするよう第１の層に中 でかつこれを通って縫い込まれたループと； （iii）第１の層にループを係止させるよう第１の層の第２の側に用意された バインダと より成るカーペット・バッキングが提供されたのである。 別の観点においては、カーペット上で使用されるカーペット・バッキングであ って、カーペット・バッキングの裏側で補足的に取り付けることができるフック により床上に取り付けることができるようにされたカーペット・バッキングが： （ｉ）織製されていないスパンポリエステル層と； （ii）基材の第１の側で縫い込まれていて、基材料の１の側をほぼ覆っている ループと； （iii）ループを基材に係止する手段と より成るカーペット・バッキングが提供されたのである。 別の観点においては、カーペットの裏側でループに補足的に取り付けることが できるフックにより床上に取り付けられるカーペットにおいて、該カーペットが 、 一次層の第１の側をほぼ覆うパイルを有する一次層であって、パイルが 一次層を通って房付きにされて、タフト束を一次層の第２の側で残るよう にされた一次層と： パイルと一次層をいっしょに固定するようタフト束を封入する第１のバ インダであって、タフト束が膨張し収縮することができるようタフト束内でかつ その回りにボイドを包有している第１のバインダと； 一次層の第２の側に固定された第１の側とループを延長せしめた第２の 側を有するバッキング層であって、ループがバッキング層の中で係止されるよう にされたバッキング層と より成るカーペットが提供されたのである。 別の観点においては、カーペットの裏側でループに補足的に取り付けることが できるフックにより床上に取り付けられるカーペットにおいて、該カーペットが 、 一次層の第１の側をほぼ覆うパイルを有する一次層であって、パイルが 一次層を通ってタフト化処理されて、タフト束を一次層の第２の側で残るように された一次層と、 パイルと一次層をいっしょに固定するタフト束を封入させる第１のバイ ンダであって、カーペットの大幅な膨張と腰折れを防止することができるように するために封入されたタフト束を膨張させるよう十分な展延性を有し、フレキシ ブルで、しなやかで、弾性を有し、曲がりやすい第１のバインダと、 一次層の第２の側に固定された第１の側とループを延在せしめた第２の 側を有するバッキング層であって、ループがバッキング層に係止されるバッキン グ層とより成るカーペットが提供されたのである。 また本発明は、上部のパイル成分と下部のバッキング層を有する積層体カーペ ットを製造する方法であって、該方法が、 パイルを上部パイル成分を通ってタフト処理させた層を有し、該層に固 定された上部パイル成分を製造することと； 湿気に露出したときに上部成分の膨張力を決定することと； 第２の側にある補足的なフックに取り付けるためのループを有するバッ キング層を上部成分の下側に固定することとより成り、しかして、カー ペットが自由な浮動取付体の一部として取り付けられたときに湿気の吸収のため に生じる膨張と腰折れを大幅に防止することができるようにするため、組み立て られたカーペットの上部パイル成分の決定されて膨張力に合致するかまたはこれ を越えるように十分に強固であるためにバッキング層が選択バッキング層が選択 されるよう実施する方法が提供されたのである。 図面の簡単な説明 本発明の幾つかの実施態様は、以下、添付図面に言及されて述べられる。 図１は、本発明に従って作られたカーペット・バッキングの断面図である。 図２は、第２のスパンウエブ層を備えたバッキングを示す。 図３は、さらに２つのスパンウエブ層を備えた他のバッキングを示す。 図４は、発泡層を備えた他のバッキングを示す。 図５は、本発明に従うカーペットとバッキングの断面図である。 好ましい実施態様の説明 １つの形態においては、本発明のカーペットの上部複合部は、縫いつけられた タフト(tuft)をバッキングに固定するために使用される主バッキングの裏側に塗 布されるバインダを含んでいる。バインダは、タフト繊維の膨張または伸長に順 応させることができるように選択される。仕上がったカーペットにおいては、そ の上部に設置および使用のために必要とされる剛性をカーペットに与えるために 十分な強度を有する下部バッキングが上部に付加される。 好ましい実施態様においては、上部複合部のバインダは、繊維の伸長に順応さ せるために混入された空気その中に有するバインダであってもよく、あるいは、 バインダは、従来あるものより少ない少量のフィラーを含有する従来のラテック スを含むものであってもよい。後者の場合、ラテックスは、カーペットの一次バ ッキングの裏側に広く用いられるラテックスの性質よりもはるかにゴム性を呈し ているが、強固ではない。バインダが繊維の伸長を調整することができる度合い が大きければ大きいほど、下部バッキングに設計上必要とされる大気中の復元 性がより劣ることは一般的に本当である。 カーペットは、一方では、繊維のパイルの一次層からなる第１のカーペット部 、および、一次層下方のタクト群の収縮、および、予想される膨張を、好ましく は十分な層の中にノン・ウォーブン・スパンウェブ・ポリエステルより成る第２ のカーペット部の合致した復元力に一致させることにより寸法的に安定した状態 となる。所定の安定性は、層の数とタイプ、各層に使用される材料、ウォーブン またはノンウォーブンレイアの使用、熱的な結合、点状の結合、または、非点状 の結合、バインダの質量、タクト群の封入の度合いにより発生される。より少量 のバインダが使用されたり、タクト群の回りにボイドが設けられるならば、一般 的にはさらにバッキングに設計上必要となる大気中の安定性が劣ることとなる。 図１に示されているように、好ましくはスパンウェブポリエステル１の層が設 けられている。この層は、層に要求される復元性の量に応じて熱的結合（例えば 、点状の結合）もしくは非熱的に結合される。好ましくは、ポリエステル・フィ ラメントから作られたループ３が、好ましくはマリモ・プロセスにより層の中に 縫い込まれる。ループは、その層の中にループ繊維を封入するために好ましくは スパンウエブ基材層に十分浸透するが、米国特許第４，８２２，６５８号に記載 されているような設置のためのフックとかみ合う能力を大幅に損なわせるのでル ープには浸透しない相溶性を有するバインダ５の塗布によりその層に係止される 。 さらに、図２に示されているように、バッキングは、第１のスパンウエブ層１ とループ３とバインダまたは被覆５を含んでいる。好ましくはスパンポリエステ ル・ウエブ７の補足的な層が、カーペットのバッキングにより高い寸法上の安定 性を付加させるために第１の層に接着されてもよい。図２に示されている実施態 様においてさらに詳しくは、層１は、ループ３の層に容易に縫い込まれる相対的 に軽いノンウォーブンスパンウェブマテリアルである。縫い込みは、この層を弱 め、寸法上の安定性のためにさらに層７を付加することが好ましい。接着剤また はバインダ５は、層７が付加されるバッキングの反対側に一致して塗布される。 バインダはループを層１に係止させる働きをするとともに、層をいっしょに固 定する働きをしている。層７は、層１と比べると相対的に重いので、カーペット 複合材全体は取り付けと使用に十分な剛性を有するように十分堅いものである。 さらに、必要に応じて、図３に示されるように、第２の粘着性のある被覆、また は、バインダ９と好ましくはスパンウェブポリエステル・ウエブ１１の第３の層 とが付加されて、他の層が、付加されてもよい。 適当なスパンウエブ材料は、米国特許第４，０９３，７６３号と第４，１７２ ，１６６号に記載されている種類のものであるか、あるいはオランダのアクゾ・ ノベル社からコルバッグ(COLBAG)の名前のもとで商業的に入手することができる 種類のものであるか、あるいはノース・カロライナのダーハムにあるフロイデン ベルグ・スプンウエブ社からルトラズール(LUTRADUR)の名前のもとで商業的に入 手することができる種類のものである。 必要な場合、接着剤またはバインダのスパンウエブ層への浸透を制限するため 、接着またはバインダ層５、７、１１との付加に先立ってスパンウエブ層が、ま ず下塗りされてもよい。層５の場合、このような付加は、接着剤のループ３への 多量の供給を防止するために特に有利である。 図４に示されているように、ポリウレタンフォーム１３の層が本発明のカーペ ットの構造の一部として含まれてもよい。これは、カーペットにクッション性と 質量との双方を与えるために付加されてもよい。この場合、バインダ２１が一次 バッキングの裏側に付加され、また、スパンウエブ層４１がバインダ２１に一致 させて付着されて直接結合されて付着される。フォーム層１３は、機械的な発泡 、あるいは、化学的に吹き付けにより直接付加される。下側にループ４５を係止 させたトリコット層(Tricot layer)４３がフォームに一致して付加されている。 別のやり方として、（スラブフォーム(Slab foam)であってもよい）発泡体とト リコット複合材を別々に製作し、フォームとスパンウェブ層とを固定するために 接着剤が使用されてもよい。 図５には、この発明を適用して製作されるカーペットの１つの形態が示されて いる。温度と湿気（水分）のサイクル条件のもとで、図５にＡとして示されてい る第１のカーペット部分の所定の膨張と収縮が、図５に示されている第２のカー ペット部分“Ｂ”の膨張と収縮に対する所定の抵抗力と少なくとも同等であるか またはこれを越えている限り、図１から図４までに示されているバッキングのい ずれもこの発明のカーペットの構成を使用することができることは了承されるべ きである。 図５に示されているように、第１のカーペット部は、ポリプロピレンのバッキ ング１５とナイロンパイル１７とからなる。ナイロンのパイル１７は、通常、連 続したストランドでバッキングを貫通して房付けされている。 このような房付けによって、タフト束１９は、一次層１５の下方に残される。 これらのタフト束１９が伸長および収縮することができることは、第１のカーペ ット部Ａを温度または湿気が変化するもとで座屈させるために重要な役割を果た している。バインダのいくつかの形態が、タフト結合の程度、すなわち、バッキ ング１５からナイロン・タフト１７を容易に引き抜くことができない状態を実現 するために必要となる。したがって、タフト束１９は、一般的にはポリウレタン であるバインダ２１に必要な最小の範囲内で封入される。ポリウレタンの量は好 ましくは層２１がタフト束の頂部２３を越えて延在しないよう、最小にしなけれ ばならない。これは、バインダを塗布した後、バインダが固化する前にドクター ・ブレードを使用することによりある程度達成することができる。ドクター・ブ レードはタフト束の頂部により形成される表面に沿ってぬぐい、谷２５内に幾分 か延在して、第１のカーペット部Ａ上のバインダ２１の量を最小にする。可能で あれば、２５により表示されているような若干のボイドまたはスペースが残存し てもよい。 第２のカーペット部Ｂは、好ましくはスパンウェブポリエステル・ウエブのバ ッキングを備えている。米国特許第４，８２２，６５８号に開示されているシス テムに従って設置されるべきカーペットの場合、バッキングはフィラメントまた はループ３１が縫いつけられる。そのようなループは、通常、ループ３１に対向 して配されるバッキング２９の裏に塗布されたバインダまたは接着剤３３により バッキング２９に係止される。第２のスパンウエブ層３５が付加されてバインダ ３３により層２９に付加されて取り付けられ、あるいは、バインダ３３が硬化し た後、付加的なバインダまたは接着剤（図示せず）が付加される。第２のカーペ ット部Ｂ全体は、通常は粘着性の低い接着剤またはバインダの被覆層３７によ り第１のカーペット部Ａに取り付けられる。そのようなバインダの被覆層は、通 常、タフト束の回りに若干のボイドまたはスペースを維持するために、最小限に 維持される。 カーペットの一次層にパイルを房付けするために使用される方法とカーペット のスタイルとに応じて、かなりの数のナイロン・フィラメントがバッキングの下 に配置される。カーペットのバッキングの下に留まるフィラメントの数は、おお むねカーペットを製作するさいに使用されるステッチのタイプにより決定される 。直線縫いによれば、１０から１５％がカーペットの下に残り、一方、グラフィ ックなステッチによれば、この数は５０％をも上回る。いずれにせよ、理論的な 伸長によるかまたは実際のテストによりフィラメントの数は計算されるが、第１ のカーペット部Ａの温度と水分の条件のもとで、膨張と収縮の正確な度合いは、 決定される。好ましい方法は、相対的に暖かい条件のもとで第１のカーペット部 分を湿らせて、カーペットを最大の幅になるまで膨張させる方法である。それか ら、一枚のカーペットは、その一端が所定の位置に固定され、収縮力が決定され る。 この力が分かると、それからこの力に抵抗するために第２のカーペット部また は二次バッキング内に必要とされる復元力の量が知られるだろう。第２のカーペ ット部分は、最初に任意の寸法に沿ってそのような部分を引っ張りの状態に置き 、引張力を負荷することによる簡単な引張テストによって、安定性について試験 されてもよい。 カーペットのバッキングは、必要な場合、織製された材料または織製されてい ない材料で、好ましくは熱的結合されるか、点状に結合されるかまたは非点状に 結合され、スパンウェブ材料、好ましくは、ポリエステルで積層されてもよい。 そのような材料はフレキシブルであって、軽量であるが強固ではなく、しかし、 それが層の面内の移動に対して抵抗する。スラブフォームまたは機械的に発泡さ れたフォームの層がまた介在されてもよい。 図５に示されるように、ポリウレタンフォーム層１３は、また、本発明のカー ペットの構成の一部として含んでもよい。これがカーペットにクッション性と質 量双方をもたらすように層１３を付加される。この場合、バインダ２１が一次 バッキングの裏側に付着され、また、スパンウエブ層４１が裏側に直接的に結合 され一致して付加される。フォーム層１３は機械的な発泡または化学的な吹き付 けにより直接的に一致させて付加されてもよい。トリコット層４３は、下側に係 止されたループ４５を有し、フォームに一致させて付加されている。別のやり方 として、（スラブフォームでもさしつかえない）フォームとトリコットの複合材 を別々に製作し、フォームとスパンウェブ層を固定するために接着剤を使用され てもよい。 図５には、この発明を適用して製作されるカーペットの１つの形態が示されて いる。温度と湿気（水分）のサイクル条件のもとで、図５にＡとして示されてい る第１のカーペット部分の所定の膨張と収縮が、図５に示されている第２のカー ペット部分“Ｂ”の膨張と収縮に対する所定の抵抗力と少なくとも同等であるか またはこれを越えている限り、図１から図４までに示されているバッキングのい ずれもこの発明のカーペットの構成を使用することができることは了承されるべ きである。 図５に示されているように、第１のカーペット部は、ポリプロピレンのバッキ ング１５とナイロンパイル１７とからなる。ナイロンのパイル１７は、通常、連 続したストランドでバッキングを貫通して房付けされている。 このような房付けによって、タフト束１９は、一次層１５の下方に残される。 これらのタフト束１９が伸長および収縮することができることは、第１のカーペ ット部Ａを温度または湿気が変化するもとで座屈させるために重要な役割を果た している。バインダのいくつかの形態が、タフト結合の程度、すなわち、バッキ ング１５からナイロン・タフト１７を容易に引き抜くことができない状態を実現 するために必要となる。したがって、タフト束１９は、一般的にはポリウレタン であるバインダ２１に必要な最小の範囲内で封入される。ポリウレタンの量は好 ましくは層２１がタフト束の頂部２３を越えて延在しないよう、最小にしなけれ ばならない。これは、バインダを塗布した後、バインダが固化する前にドクター ・ブレードを使用することによりある程度達成することができる。ドクター・ブ レードはタフト束の頂部により形成される表面に沿ってぬぐい、谷２５内に幾分 か延在して、第１のカーペット部Ａ上のバインダ２１の量を最小にす る。可能であれば、２５により表示されているような若干のボイドまたはスペー スが残存してもよい。 第２のカーペット部Ｂは、好ましくはスパンウェブポリエステル・ウエブのバ ッキングを備えている。米国特許第４，８２２，６５８号に開示されているシス テムに従って設置されるべきカーペットの場合、バッキングはフィラメントまた はループ３１が縫いつけられる。そのようなループは、通常、ループ３１に対向 して配されるバッキング２９の裏に塗布されたバインダまたは接着剤３３により バッキング２９に係止される。第２のスパンウエブ層３５が付加されてバインダ ３３により層２９に付加されて取り付けられ、あるいは、バインダ３３が硬化し た後、付加的なバインダまたは接着剤（図示せず）が付加される。第２のカーペ ット部Ｂ全体は、通常は粘着性の低い接着剤またはバインダの被覆層３７により 第１のカーペット部Ａに取り付けられる。そのようなバインダの被覆層は、通常 、タフト束の回りに若干のボイドまたはスペースを維持するために、最小限に維 持される。 カーペットの一次層にパイルを房付けするために使用される方法とカーペット のスタイルとに応じて、かなりの数のナイロン・フィラメントがバッキングの下 に配置される。カーペットのバッキングの下に留まるフィラメントの数は、おお むねカーペットを製作するさいに使用されるステッチのタイプにより決定される 。直線縫いによれば、１０から１５％がカーペットの下に残り、一方、グラフィ ックなステッチによれば、この数は５０％をも上回る。いずれにせよ、理論的な 伸長によるかまたは実際のテストによりフィラメントの数は計算されるが、第１ のカーペット部Ａの温度と水分の条件のもとで、膨張と収縮の正確な度合いは、 決定される。好ましい方法は、相対的に暖かい条件のもとで第１のカーペット部 分を湿らせて、カーペットを最大の幅になるまで膨張させる方法である。それか ら、一枚のカーペットは、その一端が所定の位置に固定され、収縮力が決定され る。 この力が分かると、それからこの力に抵抗するために第２のカーペット部また は二次バッキング内に必要とされる復元力の量が知られるだろう。第２のカーペ ット部分は、最初に任意の寸法に沿ってそのような部分を引っ張りの状態に置 き、引張力を負荷することによる簡単な引張テストによって、安定性について試 験されてもよい。 カーペットのバッキングは、必要な場合、織製された材料または織製されてい ない材料で、好ましくは熱的結合されるか、点状に結合されるかまたは非点状に 結合され、スパンウェブ材料、好ましくは、ポリエステルで積層されてもよい。 そのような材料はフレキシブルであって、軽量であるが強固ではなく、しかし、 それが層の面内の移動に対して抵抗する。スラブフォームまたは機械的に発泡さ れたフォームの層がまた介在されてもよい。 図５に示されるように、ポリウレタンフォーム層１３は、また、本発明のカー ペットの構成の一部として含んでもよい。これがカーペットにクッション性と質 量双方をもたらすように層１３を付加される。この場合、バインダ２１が一次バ ッキングの裏側に付着され、また、スパンウエブ層４１が裏側に直接的に結合さ れ一致して付加される。フォーム層１３は機械的な発泡または化学的な吹き付け により直接的に一致させて付加されてもよい。トリコット層４３は、下側に係止 されたループ４５を有し、フォームに一致させて付加されている。別のやり方と して、（スラブフォームでもさしつかえない）フォームとトリコットの複合材を 別々に製作し、フォームとスパンウェブ層を固定するために接着剤を使用されて もよい。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９７年７月２８日 【補正内容】 別の観点においては、カーペット上で使用されるカーペット・パッキングであ って、カーペット・バッキングの裏側で補足的にループに取り付けることができ るフックにより床上に取り付けることができるフックにより床上に取り付けるこ とができるようにされたカーペット・バッキングが、 （ｉ）第１のスパンウエブ層と、 （ii）露出されたループを有する第１の側をほぼカバーするよう第１の層に中 でかつこれを通って縫い込まれたループと、 （iii）第１の層にループを係止させるよう第１の層の第２の側に用意された バインダと、 より成るカーペット・バッキングが提供されたのである。 別の観点においては、カーペット上で使用されるカーペット・バッキングであ って、カーペット・バッキングの裏側で補足的に取り付けることができるフック により床上に取り付けることができるようにされたカーペット・バッキングが、 （ｉ）織製されていないスパンポリエステル層と、 （ii）基材の第１の側で縫い込まれていて、基材料の１の側をほぼ覆っている ループと、 （iii）ループを基材に係止する手段と、 より成るカーペット・バッキングが提供されたのである。 別の観点においては、カーペットの裏側でループに補足的に取り付けることが できるフックにより床上に取り付けられるカーペットにおいて、該カーペットが 、 一次層の第１の側をほぼ覆うパイルを有する一次層であって、パイルが 一次層を通って房付きにされて、タフト束を一次層の第２の側で残るようにされ た一次層と、 パイルと一次層をいっしょに固定するようタフト束を封入する第１のバ インダであって、タフト束が膨張し収縮することができるようタフト束内でかつ その回りにボイドを包有している第１のバインダと、 一次層の第２の側に固定された第１の側とループを延長せしめた第２の 側を有するバッキング層であって、ループがバッキング層の中で係止されるよう にされたバッキング層と より成るカーペットが提供されたのである。 別の観点においては、カーペットの裏側でループに補足的に取り付けることが できるフックにより床上に取り付けられるカーペットにおいて、該カーペットが 、 一次層の第１の側をほぼ覆うパイルを有する一次層であって、パイルが 一次層を通ってタフト化処理されて、タフト束を一次層の第２の側で残るように された一次層と、 パイルと一次層をいっしょに固定するタフト束を封入させる第１のバイ ンダであって、カーペットの大幅な膨張と腰折れを防止することができるように するために封入されたタフト束を膨張させるよう十分な展延性を有し、フレキシ ブルで、しなやかで、曲がりやすい第１のバインダと、 カーペットは、一方では、繊維のパイルの一次層からなる第１のカーペット部 、および、一次層下方のタクト群の収縮、および、予想される膨張を、好ましく は十分な層の中にノン・ウォーブン・スパンウェブ・ポリエステルより成る第２ のカーペット部の合致した復元力に一致させることにより寸法的に安定した状態 となる。所定の安定性は、層の数とタイプ、各層に使用される材料、ウォーブン またはノンウォーブンレイアの使用、熱的な結合、点状の結合、または、非点状 の結合、バインダの質量、タクト群の封入の度合いにより発生される。より少量 のバインダが使用されたり、タクト群の回りにボイドが設けられるならば、一般 的にはさらにバッキングに設計上必要となる大気中の安定性が劣ることとなる。 図１に示されているように、好ましくはスパンウェブポリエステル１の層が設 けられている。この層は、層に要求される復元性の量に応じて熱的結合（例えば 、点状の結合）もしくは非熱的に結合される。好ましくは、ポリエステル・フィ ラメントから作られたループ３が、好ましくはマリモ・プロセスにより層の中に 縫い込まれる。ループは、その層の中にループ繊維を封入するために好ましくは スパンウエブ基材層に十分浸透するが、米国特許第４，８２２，６５８号に記載 されているような設置のためのフックとかみ合う能力を大幅に損なわせるのでル ープには浸透しない相溶性を有するバインダ５の塗布によりその層に係止される 。 さらに、図２に示されているように、バッキングは、第１のスパンウエブ層１ とループ３とバインダまたは被覆５を含んでいる。好ましくはスパンポリエステ ル・ウエブ７の補足的な層が、カーペットのバッキングにより高い寸法上の安定 性を付加させるために第１の層に接着されてもよい。図２に示されている実施態 様においてさらに詳しくは、層１は、ループ３の層に容易に縫い込まれる相対的 に軽いノンウォーブンスパンウェブマテリアルである。縫い込みは、この層を弱 め、寸法上の安定性のためにさらに層７を付加することが好ましい。接着剤また はバインダ５は、層７が付加されるバッキングの反対側に一致して塗布される。 バインダはループを層１に係止させる働きをするととともに、層をいっしょに固 定する働きをしている。層７は、層１と比べると相対的に重いので、カーペット 複合材全体は取り付けと使用に十分な剛性を有するように十分堅いものである。 さらに、必要に応じて、図３に示されるように、第２の粘着性のある被覆、また は、バインダ９と好ましくはスパンウェブポリエステル・ウエブ１１の第３の層 とが付加されて、他の層が、付加されてもよい。 適当なスパンウエブ材料は、米国特許第４，０９３，７６３号と第４，１７２ ，１６６号に記載されている種類のものであるか、あるいはオランダのアクゾ・ ノベル社からコルバッグ(COLBAG)の名前のもとで商業的に入手することができる 種類のものであるか、あるいはノース・カロライナのダーハムにあるフロイデン ベルグ・スプンウエブ社からルトラズール(LUTRADUR)の名前のもとで商業的に入 手することができる種類のものである。 必要な場合、接着剤またはバインダのスパンウエブ層への浸透を制限するため 、接着またはバインダ層５、９との付加に先立ってスパンウエブ層が、まず下塗 りされてもよい。層５の場合、このような付加は、接着剤のループ３への多量の 供給を防止するために特に有利である。 カーペットの一次層にパイルを房付けするために使用される方法とカーペット のスタイルとに応じて、かなりの数のナイロン・フィラメントがバッキングの下 に配置される。カーペットのバッキングの下に留まるフィラメントの数は、おお むねカーペットを製作するさいに使用されるステッチのタイプにより決定される 。直線縫いによれば、１０から１５％がカーペットの下に残り、一方、グラフィ ックなステッチによれば、この数は５０％をも上回る。いずれにせよ、理論的な 伸長によるかまたは実際のテストによりフィラメントの数は計算されるが、第１ のカーペット部Ａの温度と水分の条件のもとで、膨張と収縮の正確な度合いは、 決定される。好ましい方法は、相対的に暖かい条件のもとで第１のカーペット部 分を湿らせて、カーペットを最大の幅になるまで膨張させる方法である。それか ら、一枚のカーペットは、その一端が所定の位置に固定され、収縮力が決定され る。 この力が分かると、それからこの力に抵抗するために第２のカーペット部また は二次バッキング内に必要とされる復元力の量が知られるだろう。第２のカーペ ット部分は、最初に任意の寸法に沿ってそのような部分を引っ張りの状態に置き 、引張力を負荷することによる簡単な引張テストによって、安定性について試験 されてもよい。 カーペットのバッキングは、必要な場合、織製された材料または織製されてい ない材料で、好ましくは熱的結合されるか、点状に結合されるかまたは非点状に 結合され、スパンウェブ材料、好ましくは、ポリエステルで積層されてもよい。 そのような材料はフレキシブルであって、軽量であるが強固ではなく、しかし、 それが層の面内の移動に対して抵抗する。スラブフォームまたは機械的に発泡さ れたフォームの層がまた介在されてもよい。 図５に示されるように、ポリウレタンフォーム層１３は、また、本発明のカー ペットの構成の一部として含んでもよい。これがカーペットにクッション性と質 量双方をもたらすように層１３を付加される。この場合、バインダ２１が一次バ ッキングの裏側に付着され、また、スパンウエブ層４１が裏側に直接的に結合 され一致して付加される。フォーム層１３は機械的な発泡または化学的な吹き付 けにより直接的に一致させて付加されてもよい。トリコット層４３は、下側に係 止されたループ４５を有し、フォームに一致させて付加されている。別のやり方 として、（スラブフォームでもさしつかえない）フォームとトリコットの複合材 を別々に製作し、フォームとスパンウェブ層を固定するために接着剤を使用され てもよい。 請求の範囲 １．カーペット上に使用されるカーペット・バッキングであって、このようなカ ーペット・バッキングの裏側に補足的に取り付けることができるフックにより床 の上に取り付けることができるようにされたカーペット・バッキングにおいて、 （ｉ）第１の紡製されたウエブの基材層と、 （ii）ループを露出させた基材層の第１の側をほぼ覆うよう第１の層の中にか つこれを通って縫い込まれたループ、 （iii）ループを基材に係止させるよう基材の第２の側で使用されるバインダ ーであって、バインダの基材への浸透を低減させるためにコーティング材が基材 の第２の側に塗布されるようにされたバインダと より成るカーペット・バッキング。 ２．紡製されたウエブ基材を安定させるために基材が熱的に結合される請求項１ 記載のバッキング。 ３．基材が点状に結合されている請求項２記載のバッキング。 ４．基材が織製されていない請求項３記載のバッキング。 ５．紡製されたウエブ基材の第２の層が、露出したループに向かい合った側で第 １の層に接着されている請求項１より４までのいずれかに記載のバッキング。 ６．バインダが第１の層と第２の層をいっしょに結合している請求項５記載のバ ッキング。 ７．第２の層が織製されていない請求項６記載のバッキング。 ８．第２の層が点状に結合されている請求項７記載のバッキング。 ９．付加的な紡製されたウエブ層が、選択された寸法上の安定性を有するカーペ ットを作るために縫い込まれた状態で接着されている請求項８記載のバッキング 。 １０．第１の層が織製されていない熱的に結合されたポリエステルの紡製ウエブ である請求項４より９までのいずれかに記載のバッキング。 １１．バインダが耐火剤の化学薬品の処理を受ける請求項１０記載のバッキング 。 １２．ループがマリモ・プロセスにより第１の層の中で縫い込まれた請求項１０ 記載のバッキング。 １３．第１の紡製されたウエブ基材層の第２の側にあるバインダの量と粘度が基 材の密度に一致させられていて、このようなバインダが基材の両側に浸透し、第 １の側でループをふさぐことなくループを基材に係止させている請求項４より１ ２までのうちのいずれかに記載のバッキング。 １４．選択された寸法上の安定性を有するカーペットにおいて、 （ｉ）パイルが主層の第１の側をほぼ覆っいる主層と、タフト束を封入させる バインダとより成る第１のカーペット部であって、パイルが主層を通ってタフト 化処理されていて、タフト束を主層の第２の側に残すようにされているともに、 バインダがタフト束を膨張させ収縮させるようタフト束の中でかつこの回りにボ イドを包有するようにされた第１のカーペット部と、 （ii）第１のカーペット部に関して積層した関係にある第２のカーペット部で あって、第２のカーペット部が温度と湿気のサイクル条件とカーペッ ト・パイル上にかかる往来の負荷のもとで第１のカーペット部の膨張と収縮の力 に少なくとも等しいかまたはこれより大きい膨張と収縮に対する所定の抵抗を有 するよう１つ以上の層から構成されている第２のカーペット部と より成るカーペット。 １５．第２のカーペット部が、下記の層、すなわち、 （ａ）織製された層 （ｂ）織製されいない層 （ｃ）発泡体層 のうちの１つ以上の層と、これらの層と化学的に融和性を有し、これの層の間に 介在されてこれらの層をいっしょに結合するバインダとから構成されている請求 項１４記載のカーペット。 １６．第２のカーペット部が織製されていない層から構成されており、この織製 されていない層が紡製されたウエブである請求項１５記載のカーペット。 １７．紡製されたウエブ層が熱的に結合されている請求項１６記載のカーペット 。 １８．紡製されたウエブ層が点状に結合されている請求項１６記載のカーペット 。 １９．バインダがタフト束の頂部より大幅に深くない層を形成している請求項１ ４記載のカーペット。 ２０．底層が縫い込まれ、ループが底層の下側をほぼ覆っている請求項１４より １９までのうちのいずれかに記載のカーペット。 ２１．ループが底層をこの上にある層に結合するバインダにより底層に係止され ている請求項２０記載のカーペット。 ２２．カーペット上で使用されるカーペットバッキングであって、このようなバ ッキングの裏側でループに補足的に取り付けることができるフックにより床上に 取り付けられるカーペットバッキングにおいて： （ｉ）第１と第２の側に向かい合っている織製されていないポリエステルの紡 製ウエブ基材と； （ii）基材の第１の側で針状化処理されていて、この第１の側をほぼ覆ってい るループと、 （iii）基材の第２の側に塗布されるプリコーティング材と； （iv）ループを基材に係止するバインダであって、プリコーティング材がバイ ンダの基材への浸透を低減するようにされたバインダと より成るカーペット・バッキング。 ２３．バインダの量と粘度が基材の密度に一致しているので、バインダが基材の 両側に浸透し、第１の側でループをふさぐことなくループを基材に係止している 請求項２２記載のバッキング。 ２４．基材が点状の結合により安定化されている請求項２３記載のバッキング。 ２５．発泡体がループに向かい合った側で織製されていないスパンウエブ基材に 結合されている請求項２２記載のバッキング。 ２６．カーペット・バッキングの膨張と収縮にマッチするよう発泡体層がボイド またはスペースを包有している請求項２５記載のバッキング。 ２７．カーペットの裏側でループに補足的に取り付けることができるフックによ り床上に取り付けられるカーペットにおいて、該カーペットが、 主層の第１の側をほぼ覆うパイルを有する一次層であって、パイルが一 次層を通ってタフト化処理されて、タフト束を一次層の第２の側で残るようにさ れた一次層と、 パイルと一次層をいっしょに固定するようタフト束を封入する第１のバ インダであって、タフト束が膨張し収縮することができるようタフト束内でかつ その回りにボイドを包有している第１のバインダと、 一次層の第２の側に固定された第１の側とループを延在せしめた第２の 側を有するバッキング層であって、ループをバッキング層に係止するようにされ たバッキング層と より成るカーペット。 ２８．カーペットの裏側でループに補足的に取り付けることができるフックによ り床上に取り付けられるカーペットにおいて、該カーペットが、 一次層の第１の側をほぼ覆うパイルを有する一次層であって、パイルが 一次層を通ってタフト化処理されて、タフト束を一次層の第２の側で残るように された一次層と； パイルと一次層をいっしょに固定するようタフト束を封入する第１のバ インダであって、カーペットの大幅な膨張を防止することができるために封入さ れたタフト束を膨張させるよう十分な展延性を有する第１のバインダと； 一次層の第２の側に固定された第１の側とループを延在せしめた第２の 側を有するバッキング層であって、ループがバッキング層に係止されているバッ キング層と より成るカーペット。 ２９．バッキング層が基材の中にかつこれを通ってループを縫い込まさせた紡製 ウエブ基材を備えており、バインダがループをバッキング層に係止させている請 求項２７記載のカーペット。 ３０．バッキング層が基材の中にかつこれを通ってループを縫い込まさせた紡製 ウエブ基材を備えており、バインダがループをバッキング層に係止させている請 求項２８記載のカーペット。 ３１．バインダの基材への浸透を低減するためにコーティング材が基材に塗布さ れる請求項２９または３０記載のカーペット。 ３２．バッキング層が基材の中にかつこれを通ってループを縫い込させた第１の 紡製ウエブ基材を備えており、第２のバインダがループをバッキング層に係止さ せている請求項２７記載のカーペット。 ３３．バッキング層が基材の中にかつこれを通ってループを縫い込させた第１の 紡製ウエブ基材を備えており、第２のバインダがループをバッキング層に係止さ せている請求項２８記載のカーペット。 ３４．第２のバインダの基材への浸透を低減させるためにコーティング材が基材 に塗布される請求項３２または３３記載のカーペット。 ３５．バッキング層が第２の紡製ウエブ基材を備えており、該第２の紡製ウエブ 基材が第１の紡製ウエブ基材と一次層との間に位置している請求項３２または３ ３記載のカーペット。 ３６．第１の紡製ウエブ基材が第２のバインダにより第２の紡製ウエブ基材に固 定されている請求項３５記載のカーペット。 ３７．第１の紡製ウエブ基材が相対的に軽く、第２の紡製ウエブ基材が相対的に 重い請求項３６記載のカーペット。 ３８．バッキング層が発泡体層を備えており、該発泡体層が一次層とループとの 中間に位置している請求項２７または２８記載のカーペット。 ３９．バッキング層が一次層と発泡体との中間に紡製ウエブ基材を備えている請 求項３８記載のカーペット。 ４０．紡製ウエブ基材がバインダにより一次層に固定されている請求項３８記載 のカーペット。 ４１．発泡体層がスラブ状の発泡体である請求項３９記載のカーペット。 ４２．発泡体が機械的に発泡された発泡体である請求項３９記載のカーペット。 ４３．発泡体が直接バインダに結合されている請求項４２記載のカーペット。 ４４．基材が点状に結合されている請求項２９または３０記載のカーペット。 ４５．基材が織製されていない請求項２９または３０記載のカーペット。 ４６．基材が熱的に結合されたポリエステルである請求項２９または３０記載の カーペット。 ４７．パイルがナイロンである請求項２７または２８記載のカーペット。 ４８．第１の層がポリプロピレンである請求項２７または２８記載のカーペット 。 ４９．第２のバインダがラテックスとエチレンビニルアセテイトとウレタンとか ら選択される請求項３２または３３記載のカーペット。 ５０．バインダが耐火剤の化学薬品を包有している請求項２７または２８記載の カーペット。 ５１．ループがマリモ・プロセスにより基材の中に縫い込まされる請求項２９ま たは３０記載のカーペット。 ５２．上部のパイル成分と下部のバッキング層を有する積層体カーペットを製造 する方法であって、該方法が、 上部パイル成分を通ってパイルをタフト化処理させた層を有するととも に、該層に固定された上部パイル成分を製造することと、 湿気に露出したときに上部成分の膨張力を決定することと、 第２の側にある補足的なフックに取り付けるためのループを有するバッ キング層の第１の側を上部成分の下側に固定することと、 より成り、しかして、カーペットが自由な浮動取付体の一部として取り付 けられたとき、湿気の吸収のために生じる膨張と腰折れを大幅に防止することが できるようにするため、組み立てられたカーペットの上部パイル成分の決定され た膨張力に合致するかまたはこれを越えるように十分に強固であるようにするた めにバッキング層さ選択され、かつ バインダが上部パイル成分の層とパイルをいっしょに固定するようタフ ト束をカプセル化処理するとともに、バインダがタフト束を膨張させまたは収縮 させるようタフト束内とその回りにボイドを包有しておりかつ／またはカーペッ トの大幅な膨張を防止するために、カプセル化処理されたタフト束を膨張させる ようバインダが十分な展延性を有する よう実施される方法。 ５３．パイルがナイロンである請求項５２記載の方法。 ５４．膨張力を決定することが、上部パイル成分を濡らすことと、成分を最大の 幅まで膨張させるいことと、成分を縁に沿って固定することと、湿気を成分から 蒸発させて成分の収縮力を測定することとより成る請求項５３記載の方法。 ５５．パイル・タフトがバインダにより上部成分の層に固定される請求項５２記 載の方法。 ５６．バッキング層が紡製されたウエブ基材を備えている請求項５２記載の方法 。 ５７．ループがバインダにより基材に係止されるとともに、バインダの基材への 浸透を低減させるためにコーティング材が塗布される請求項５６記載の方法。 ５８．一次バッキングとバインダの展延性を安定化させるよう剛性をカーペット 構造に付加するために、バッキング層を一次層とバインダに一致させる請求項２ ８記載の方法。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，Ｉ Ｌ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ， ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，Ｒ Ｕ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．カーペット上に使用されるカーペット・バッキングであって、このようなカ ーペット・バッキングの裏側にあるループに補足的に取り付けることができるフ ックにより床の上に取り付けことができるようにされたカーペット・バッキング において： （ｉ）第１のスパンウエブの基材層と、 （ii）ループを露出させた状態で基材層の第１の側をほぼ覆うよう第１の層の 中でかつこれを通って第１の層の中に縫い込まれたループと、 （iii）ループを基材に係止させるために基材の第２の側で使用されるバイン ダと、 より成るカーペット・バッキング。 ２．基材を安定させるために基材が熱的に結合される請求項１記載のバッキング 。 ３．基材が点状に結合されている請求項２記載のバッキング。 ４．基材が織製されていない請求項３記載のバッキング。 ５．紡製されたウエブ基材の第２の層が、露出したループに向かい合った側で第 １の層に接着されている請求項４記載のバッキング。 ６．バインダが第１の層と第２の層をいっしょに結合する請求項５記載のバッキ ング。 ７．第２の層が織製されていない請求項６記載のバッキング。 ８．第２の層が点状に結合されている請求項７記載のバッキング。 ９．付加的な紡製されたウエブ層が、選択された寸法上の安定性を有するカーペ ットを作るために縫い込まれた状態で接着されている請求項４記載のバッキング 。 １０．第１の層が織製されていない熱的に結合されたポリエステルのスパンウエ ブである請求項４記載のバッキング。 １１．バインダが耐火牲を付与する処理を受けている請求項１０記載のバッキン グ。 １２．ループがマリモ・プロセスにより第１の層の中で縫い込まれる請求項１０ 記載のバッキング。 １３．基材の第２の側にあるバインダの量と粘度が基材の密度に一致させられて いて、バインダが基材の両側に浸透し、第１の側でループをふさぐことなくルー プを基材に係止されている請求項４記載のバッキング。 １４．選択された寸法上の安定性を有するカーペットであって： （ｉ）パイルが一次層の第１の側を覆ている一次層と、タフト束をカプセル化 処理させるバインダとより成る第１のカーペット部であって、パイルが一次層を 通って房付けされており、タフト束を一次層の第２の側に残すようにされていて 、第１のカーペット部が温度と湿度のサイクル条件のもとで所定の膨張と収縮の 力を持つよう構成されている第１のカーペット部と； （ii）第１のカーペット部に関して積層した関係にある第２のカーペット部で あって、第２のカーペット部が温度と湿気のサイクル条件とカーペット・パイル 上にかかる往来の負荷のもとで第１のカーペット部の膨張と収縮の力に少なくと も等しいかまたはこれより大きい膨張と収縮に対する所定の抵抗を有するよう１ つ以上の層から構成されている第２のカー ペット部と より成るカーペット。 １５．第２のカーペット部が下記の層、すなわち、 （ａ）織製された層と （ｂ）織製されていない層 （ｃ）発泡体層 のうちの１つ以上の層と、これらの層と化学的に融和牲を有し、これらの層に間 に介在されてこれらの層をいっしょに結合するバインダとから構成されている請 求項１４記載のカーペット。 １６．織製されていない層が紡製されたウエブである請求項１５記載のカーペッ ト。 １７．スパンウエブ層が熱的に結合されている請求項１６記載のカーペット。 １８．スパンウエブ層が点状に結合されている請求項１６記載のカーペット。 １９．バインダがタフト束をカプセル化させるが、タフト束の頂部よりおおはば に深い層を形成していない請求項１５記載のカーペット。 ２０．タフト束を封入させるバインダが、タフト束を膨張、収縮させることがで きるようタフト束内かつその回りにボイドを包有している請求項１９記載のカー ペット。 ２１．底層の下側をほぼ覆っている底層のループが縫い込まれている請求項２０ 記載のカーペット。 ２２．ループが底層を上から結合しているバインダにより底層に係着されている 請求項２１記載のカーペット。 ２３．カーペット上で使用されるカーペット・バッキングであって、カーペット ・バッキングの裏側で補足的にループに取り付けることができるフックにより床 上に取り付けることができるようにされたカーペット・バッキングが、 （ｉ）織製されていないスパンポリエステル・ウエブと （ii）基材の第１の側で針状化処理だれていて、第１の側をほぼ覆っているル ープと、 （iii）ループを基材に係着する手段と、 より成るカーペット・バッキング。 ２４．ループを係止する手段が基材の第２の側に付着されるバインダより成ると ともに、バインダの量と粘度が基材の粘度と一致しているので、バインダが基材 の両側に浸透して、ループを第１の側でふさぐことなくループを基材に係着させ る請求項２３記載のバッキング。 ２５．基材が点状の結合により安定化されている請求項２４記載のバッキング。 ２６．バインダの基材へのバインダの浸透を低減させるためにコーティング材が 基材の第２の側に付着されている請求項２５記載のバッキング。 ２７．発泡体層がループに向かい合った側で織製されていないスパンウエブに結 合されている請求項２５記載のバッキング。 ２８．カーペット・バッキングの膨張と収縮に一致するよう発泡体層がボイドま たはスペースを包有している請求項２７記載のバッキング。 ２９．カーペットの裏側でループに補足的に取り付けることができるフックによ り床上に取り付けられるカーペットにおいて、該カーペットが、 一次層の第１の側をほぼ覆うパイルを有する一次層であって、パイルが 一次層を通ってタフト化処理されて、タフト束を一次層の第２の側で残す ようにされた一次層と； パイルと一次層をいっしょに固定するようタフト束を封入する第１のバ インダであって、タフト束が膨張し収縮することができるようタフト束内でかつ その回りにボイドを包有している第１のバインダと； 一次層の第２の側に固定された第１の側とループを延在せしめた第２の 側を有するバッキング層であって、ループがバッキング層の中で係着されるよう にされたバッキング層と より成るカーペット。 ３０．カーペットの裏側でループに補足的に取り付けることができるフックによ り床上に取り付けられるカーペットにおいて、該カーペットが、 一次層の第１の側をほぼ覆うパイルを有する一次層であって、パイルが 一次層を通ってタフト化処理されて、タフト束を一次層の第２の側で残すように された一次層と； パイルと一次層をいっしょに固定するようタフト束を封入する第１のバ インダであって、カーペットの大幅な膨張を防止することができるようにするた めに封入されたタフト束を膨張させるよう十分な展延牲をカプセルを有する第１ のバインダと： 一次層の第２の側に固定された第１の側とループを延在せしめた第２の 側を有するバッキング層であって、ループがバッキング層に係止されていバッキ ング層と より成るカーペット。 ３１．バッキング層が基材の中にかつこれを通ってループを縫い込まれたスパン ウエブ基材を備えており、バインダがループをバッキング層に係止させている請 求項２９記載のカーペット。 ３２．バッキング層が基材の中にかつこれを通ってループを縫い込みせしめたス パンウエブ基材を備えており、バインダがループをバッキング層に係止させてい る請求項３０記載のカーペット。 ３３．バインダの基材への浸透を低減するためにコーティング材が基材に塗布さ れている請求項２９または３０記載のカーペット。 ３４．バッキング層が基材の中にかつこれを通ってループを針状化処理させた第 １のスパンウエブ基材を備えており、第２のバインダがループをバッキング層に 係止させている請求項２９記載のカーペット。 ３５．バッキング層が基材の中にかつこれを通ってループを縫い込まれた第１の スパンウエブ基材を備えており、第２のバインダがループをバッキング層に係止 させている請求項３０記載のカーペット。 ３６．第２のバインダの基材への浸透を低減させるためにコーティング材が基材 に塗布されている請求項３４または３５記載のカーペット。 ３７．バッキング層が第２のスパンウエブ基材を備えており、該第２のスパンウ エブ基材が第１のスパンウエブ基材料と一次層との間に位置している請求項３４ または３５記載のカーペット。 ３８．第１のスパンウエブが第２のバインダにより第２のスパンウエブ基材に固 定されている請求項３７記載のカーペット。 ３９．第１のスパンウエブ基材が相対的に軽く、第２のスパンウエブ基材が相対 的に重い請求項３８記載のカーペット。 ４０．バッキング層が発泡体層を備えており、該発泡体層が一次層とループとの 中間に位置している請求項２９または３０記載のカーペット。 ４１．バッキング層が一次層と発泡体層との中間にスパンウエブ基材を備えてい る請求項４０記載のカーペット。 ４２．スパンウエブ基材がバインダにより一次層に固定されている請求項４１記 載のカーペット。 ４３．発泡体層がスラブ状の発泡体である請求項４１記載のカーペット。 ４４．発泡体層が機械的に発泡された発泡体である請求項４１記載のカーペット 。 ４５．発泡体層が直接バインダに結合されている請求項４４記載のカーペット。 ４６．基材が点状に結合されている請求項３１または３２記載のカーペット。 ４７．基材が織製されていない請求項３１または３２記載のカーペット。 ４８．基材が熱的に結合されたポリエステルである請求項３１または３２記載の カーペット。 ４９．パイルがナイロンである請求項２９または３０記載のカーペット。 ５０．第１の層がポリプロピレンである請求項２９または３０記載のカーペット 。 ５１．第２のバインダがラテックスとエチレンビニルアセテイトとウレタンとか ら選択されている請求項３４記載のカーペット。 ５２．バインダが防火剤の化学薬品を包有している請求項２９または３０記載の カーペット。 ５３．ループがマリモ・プロセスにより基材の中で針状化処理される請求項３１ 、３２または３４記載のカーペット。 ５４．上部のパイル成分と下部のバッキング層を有する積層体カーペットを製造 する方法であって、該方法が： 上部パイル成分を通ってパイルをタフト化処理させた層を有するととも に、該層に固定された上部パイル成分を製造することと； 湿気に露出したときに上部成分の膨張力を決定することと； 第２の側にある補足的なフックに取り付けるためのループを有するバッ キング層の第１の側を上部成分の下側に固定することとより成り、しかして、カ ーペットが自由な浮動取付体の一部として取り付けられたときに湿気の吸収のた めに生じる膨張と腰折れを大幅に防止することができるようにするため、組み立 てられたカーペットの上部パイル成分の決定された膨張力に合致するかまたはこ れを越えるように十分に強固であるようにするためにバッキング層が選択される よう実施される方法。 ５５．パイルがナイロンである請求項５４記載の方法。 ５６．膨張力を決定することが、上部パイル成分を湿らすことと、成分を最大の 幅まで膨張させることと、成分を縁に沿って固定することと、湿気を成分から蒸 発させて成分の収縮力を測定することとより成る請求項５５記載の方法。 ５７．パイル・タフトがバインダにより上部成分の層に固定される請求項５４記 載の方法。 ５８．バッキング層がスパンされたウエブ基材を備えている請求項５４記載の方 法。 ５９．ループがバインダにより基材に係止されるとともに、バインダの基材への 浸透を低減させるためにコーティング材が塗布される請求項５８記載の方法。 ６０．バインダが上部パイル成分の層とパイルをいっしょに固定するようタフト 束を封入するとともに、バインダがタフト束を膨張させまた収縮させるようタフ ト束内とその回りにボイドを包有しておりかつ／またはカーペットの大幅な膨張 を防止するために封入されたタフト束を膨張させるようバインダが十分な展延性 を有する請求項５４記載の方法。