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JPH11505539A - シクロヘキシルジヒドロベンゾフラン - Google Patents

シクロヘキシルジヒドロベンゾフラン

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Publication number
JPH11505539A
JPH11505539A JP8534544A JP53454496A JPH11505539A JP H11505539 A JPH11505539 A JP H11505539A JP 8534544 A JP8534544 A JP 8534544A JP 53454496 A JP53454496 A JP 53454496A JP H11505539 A JPH11505539 A JP H11505539A
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JP
Japan
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compound
formula
salts
carboxyl
alkylamino
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Ceased
Application number
JP8534544A
Other languages
English (en)
Inventor
アムシュラー ヘルマン
ベーア トーマス
フロッケルツィ ディーター
グッタラー ベアテ
ティーボー ウルリッヒ
ハッツェルマン アーミン
ボス ヒルデガルト
ヘフナー ディートリッヒ
クレイ ハンス−ペーター
ボイメ ロルフ
ウルリッヒ ヴォルフ−リューディガー
マルティン トーマス
Original Assignee
ビイク グルデン ロンベルク ヒェーミッシェ ファブリーク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ビイク グルデン ロンベルク ヒェーミッシェ ファブリーク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング filed Critical ビイク グルデン ロンベルク ヒェーミッシェ ファブリーク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
Publication of JPH11505539A publication Critical patent/JPH11505539A/ja
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D307/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
    • C07D307/94Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom spiro-condensed with carbocyclic rings or ring systems, e.g. griseofulvins
    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P29/00Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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    • C07D307/77Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D307/78Benzo [b] furans; Hydrogenated benzo [b] furans
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Abstract

(57)【要約】 式I:

Description

【発明の詳細な説明】 シクロヘキシルジヒドロベンゾフラン技術分野 本発明は薬剤を製造するために製薬産業において使用する新規の化合物に関す る。従来技術 国際特許出願公開WO92/12961にはPDE抑制特性を有するベンズア ミドが記載されている。国際特許出願公開WO93/25517およびWO93 /19749には3置換フェニル誘導体が選択的PDE−IV抑制剤として開示 されている。国際特許出願公開WO94/02465にはc−AMPホスホジエ ステラーゼおよびTNFの抑制剤が記載されている。発明の詳細 ところでこれまでの刊行物に記載の化合物とは完全に異なる置換により区別さ れる、以下に詳細に記載するジヒドロベンゾフランは意外な、かつ特に有利な特 性を有することが判明した。 従って本発明の対象は式I: [式中、 R1は1〜6Cアルコキシ、3〜7Cシクロアルコキシ、3〜7Cシクロアル キルメトキシ、ベンジルオキシあるいは完全にまたは部分的にフッ素により置換 された1〜4Cアルコキシを表し、 R2は1〜4Cアルキルおよび R3は水素または1〜4Cアルキルを表すか、あるいは R2およびR3は一緒になって、かつこれらが結合している両方の炭素原子と 共に5員、6員または7員の、所望の場合には1個の酸素原子により中断されて いてよい炭化水素環を表し、 R4は水素、シアノ、カルボキシル、1〜4Cアルコキシカルボニルおよびニ トロ、および R5はヒドロキシ、カルボキシル、1〜4Cアルコキシカルボニル、アミノ、 モノ−1〜4Cアルキルアミノまたはジ−1〜4Cアルキルアミノ、1〜4Cア ルキルカルボニルアミノ、1〜4Cアルキルスルホニルアミノ、トリフルオロメ チルスルホニルアミノまた はシアナミノ(Cyanamino)を表す]の化合物およびその塩である。 1〜6Cアルコキシは、酸素原子と共に、直鎖状または分枝状の、炭素原子1 〜6個を有するアルキル基を有する基である。炭素原子1〜6個を有するアルキ ル基としてはこの場合例えばヘキシル基、イソヘキシル基(2−メチルペンチル 基)、ネオヘキシル基(2,2−ジメチルブチル基)、ペンチル基、イソペンチ ル基(3−メチルブチル基)、ネオペンチル基(2,2−ジメチルプロピル基) 、ブチル基、イソ−ブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、プロピル基、イソ プロピル基、エチル基およびメチル基が挙げられる。 3〜7Cシクロアルコキシは例えばシクロプロピルオキシ、シクロブチルオキ シ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシおよびシクロヘプチルオキシ であり、なかでもシクロプロピルオキシ、シクロブチルオキシおよびシクロペン チルオキシは有利である。 3〜7Cシクロアルキルメトキシは例えばシクロプロピルメトキシ、シクロブ チルメトキシ、シクロペンチルメトキシ、シクロヘキシルメトキシおよびシクロ ヘプチルメトキシであり、なかでもシクロプロピルメトキシ、シクロブチルメト キシおよびシクロペンチルメトキシは有利である。 完全にまたは部分的にフッ素により置換された1〜4Cアルコキシとしては例 えば1,2,2−トリフル オロエトキシ基、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ基、ペルフル オロエトキシ基および特に1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ基、トリフ ルオロメトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基およびジフルオロメト キシ基が挙げられる。 5員、6員または7員の、所望の場合には1個の酸素原子により中断されてい てよい炭化水素環としてはシクロペンタン環、シクロヘキサン環、シクロヘプタ ン環、テトラヒドロフラン環およびテトラヒドロピラン環が挙げられる。R2お よびR3が一緒になって、かつこれらが結合している両方の炭素原子と共に5員 、6員または7員環を形成する場合は、スピロ化合物が存在する。 1〜4Cアルキルは、直鎖状または分枝状の、炭素原子1〜4個を有するアル キル基である。例えばブチル基、イソ−ブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基 、プロピル基、イソプロピル基、エチル基およびメチル基が挙げられる。 1〜4Cアルコキシは酸素原子と共に前記の1〜4Cアルキル基を1つ有する 基である。例えばメトキシ基およびエトキシ基が挙げられる。 1〜4Cアルコキシカルボニルは前記の1〜4Cアルコキシ基の1つが結合し ているカルボニル基である。例えばメトキシカルボニル基(CH3O−CO−)お よびエトキシカルボニル基(CH3CH2O−CO−) が挙げられる。 1〜4Cアルキルカルボニルは前記の1〜4Cアルキル基の1つが結合してい るカルボニル基である。例えばアセチル基(CH3CO−)が挙げられる。 モノ−1〜4Cアルキルアミノ基またはジ−1〜4Cアルキルアミノ基として は例えばメチルアミノ基、ジメチルアミノ基、エチルアミノ基、ジエチルアミノ 基、プロピルアミノ基およびイソプロピルアミノ基が挙げられる。 1〜4Cアルキルカルボニルアミノ基としては例えばアセチルアミノ基(−N H−CO−CH3)が挙げられる。 1〜4Cアルキルスルホニルアミノは前記の1〜4Cアルキル基の1つにより 置換されているスルホニルアミノ基である。例えばメチルスルホニルアミノ基( −NH−SO2−CH3)が挙げられる。 式Iの特記すべき化合物は、 R1が1〜4Cアルコキシ、3〜5Cシクロアルコキシ、3〜5Cシクロアル キルメトキシあるいは完全にまたは部分的にフッ素により置換された1〜4Cア ルコキシを表し、 R2が1〜4Cアルキルおよび R3が水素または1〜4Cアルキルを表すか、あるいは R2およびR3が一緒になって、かつこれらが結合 している両方の炭素原子と共にシクロペンタン環、シクロヘキサン環、テトラヒ ドロフラン環またはテトラヒドロピラン環を表し、 R4が水素、シアノ、カルボキシルまたは1〜2Cアルコキシカルボニルおよ び R5がヒドロキシ、カルボキシル、1〜2Cアルコキシカルボニル、アミノま たはモノ−1〜2Cアルキルアミノまたはジ−1〜2Cアルキルアミノを表すも の、およびその塩である。 式Iの有利な化合物は、 R1が1〜4Cアルコキシ、3〜5Cシクロアルコキシあるいは完全にまたは 部分的にフッ素により置換された1〜4Cアルコキシを表し、 R2およびR3が一緒になって、かつこれらが結合している両方の炭素原子と 共にシクロペンタン環またはシクロヘキサン環を表し、 R4が水素、シアノ、カルボキシル、1〜2Cアルコキシカルボニルおよび R5がヒドロキシ、カルボキシル、1〜2Cアルコキシカルボニル、アミノま たはモノ−1〜2Cアルキルアミノまたはジ−1〜2Cアルキルアミノを表すも の、およびその塩である。 式Iの特に有利な化合物は、 R1がメトキシ、 R2およびR3が一緒になって、かつこれらが結合 している両方の炭素原子と共にシクロペンタン環を表し、 R4が水素またはシアノおよび R5がヒドロキシまたはカルボキシルを表すもの、およびその塩である。 式Iの化合物の塩として、置換に応じて、あらゆる酸付加塩または塩基とのあ らゆる塩が考えられる。特に製剤法において通常使用される無機および有機酸お よび塩基の、薬理学的に認容性の塩が挙げられる。このようなものとして一方で は酸、例えば塩酸、臭化水素酸、リン酸、硝酸、硫酸、酢酸、クエン酸、D−グ ルコン酸、安息香酸、2−(4−ヒドロキシベンゾイル)−安息香酸、酪酸、ス ルホサリチル酸、マレイン酸、ラウリン酸、リンゴ酸、フマル酸、コハク酸、シ ュウ酸、酒石酸、エンボン酸(4,4’−メチレン−ビス(3−ヒドロキシ−2 −ナフトエ酸))、ステアリン酸、トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸また は3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸との水溶性および水不溶性の酸付加塩が適切 であり、その場合塩を製造する際に、一塩基酸または多塩基酸であるかどうかに 応じて、およびいずれの塩を所望するかに応じて、酸を等モルで、または等モル とは異なる量比で使用する。 他方、塩基との塩も考えられる。塩基との塩の例としてアルカリ金属塩(リチ ウム塩、ナトリウム塩、カ リウム塩)またはカルシウム塩、アルミニウム塩、マグネシウム塩、チタン塩、 アンモニウム塩、メグルミン塩またはグアニジニウム塩が挙げられ、その際ここ でもまた塩を製造する際に塩基を等モルで、または等モルとは異なる量比で使用 する。 例えば本発明による化合物を工業的規模で製造する際に生成物として最初に生 じ得る、薬理学的に非認容性の塩は当業者に公知の方法により薬理学的に認容性 の塩に変換する。 式Iの化合物は、シス異性体またはトランス異性体として存在していてもよく 、かつ置換基−R2および−CH23が同一でない限り、キラル化合物でもある 。従って本発明は純粋なジアステレオマーおよび純粋なエナンチオマー並びに、 ラセミ体を含む、任意の混合比のこれらの混合物も含む。 エナンチオマーは自体公知の方法で(例えば相応のジアステレオマー化合物の 製造および分離により)分離することができる。 本発明の別の対象は式Iの化合物およびその塩の製造方法である。本方法は、 a)式II: [式中、R1、R2、R3およびR4は上記で定義したものを表し、かつZは酸 素原子(O)を表す]の化合物を、カルボニル基を所望の場合には選択的に還元 する条件下で反応させるか、または b)R1、R2、R3およびR4が上記で定義したものを表し、かつR5がカ ルボキシル基を表す式Iの化合物を製造するために、Zが基C(Br)2を表す 式IIの相応する化合物を加水分解し、 かつ所望の場合には引き続き得られた式Iの化合物をその塩に変換するか、また は得られた式Iの化合物の塩を遊離化合物に変換することを特徴とする。 所望の場合には式Iの別の化合物を当業者に公知の方法で誘導体にする(特に 基R4およびR5で)ことにより、式Iの別の化合物に変換することができる。 本発明による物質の単離および精製は、自体公知の方法で、例えば溶剤を真空 下で留去し、かつ得られた残留物を適切な溶剤から再結晶させるか、または通例 の精製方法、例えば適切な担体材料を用いてカラムク ロマトグラフィーにかけることにより行う。 塩は遊離化合物を、所望の酸もしくは塩基を含有する適切な溶剤、例えば塩素 化した炭化水素、例えば塩化メチレンまたはクロロホルム、または低分子脂肪族 アルコール(エタノール、イソプロパノール)に溶解することにより、または該 化合物を溶解した前記溶剤に所望の酸もしくは塩基を引き続き添加することによ り得られる。塩はろ過、再沈殿、付加塩に対する非溶剤での沈殿により、または 溶剤を蒸発させることにより収得する。得られた塩はアルカリ性にすることによ りもしくは酸性にすることにより遊離化合物に変換することができ、該化合物を 再び塩に変換することができる。このようにして薬理学的に非認容性の塩を薬理 学的に認容性の塩に変換することができる。 変法a)による式IIの化合物のカルボニル基の還元は、当業者に公知の方法 、有利には適切な不活性溶剤例えば1,2−ジメトキシエタン中で、またはアル コール例えばメタノール中で、適切な還元剤例えば水素化ホウ素ナトリウムまた は水素化ホウ素リチウムで実施する。 Zが基C(Br)2を表す式IIの化合物の変法b)による加水分解は、当業 者に公知の方法を使用して、例えば以下の例に記載するように実施する。 R1、R2およびR3が上記で定義したものを表し、R4が水素およびZが酸 素(O)を表す式IIの化 合物は、式III: の相応する化合物のシクロヘキセン環の炭素二重結合の選択的水素添加により製 造することができる。 R1、R2、R3およびR4が上記で定義したものを表し、かつZが基C(B r)2を表す式IIの化合物は、例えばZが酸素(O)を表す式IIの相応する 化合物と四臭化炭素およびトリフェニルホスファンとを当業者に公知の方法で反 応させることにより得る。 R1、R2およびR3が上記で定義したものを表し、R4がシアノおよびZが 酸素(O)を表す式IIの化合物は、式IV: [式中、Xは基−C(O)−OCH3を表す]の相応する化合物から出発し、当 業者に公知の方法を使用することにより以下の一般的な反応図式: により製造することができる。この一連の反応は「出発化合物」の項に例を挙げ て記載されており、その他の化合物の製造は同様に行うことができる。 R1、R2およびR3が上記で定義したものを表す 式IIIの化合物は、例えばXがリチウムを表す式IVの相応の化合物を1,4 −シクロヘキサンジオンに付加し、かつ引き続き水を除去することにより得られ る。有利には1,4−シクロヘキサンジオンを部分的に保護した形で、例えばモ ノエチレンケタールとして使用し、かつ保護基を反応終了後に再び分離する。 Xがリチウムを表す式IVの化合物は、Xがハロゲン、特に臭素を表す式IV の相応の化合物から金属ハロゲン交換により得られる。 R1、R2およびR3が上記で定義したものを表し、かつXがハロゲンまたは 基−C(O)−OCH3を表す式IVの化合物は以下の一般的な反応図式: により製造することができる。式IVの化合物の合成は「出発化合物」の項に例 を挙げて記載されている。式IVのその他の化合物は類似の方法で製造すること ができる。 以下の例は本発明を制限することなく詳細に説明する。略号hは時間、Min .は分、RTは室温、Schmp.は融点、DMSOはジメチルスルホキシド、 DMFはジメチルホルムアミド、THFはテトラヒド ロフラン、Pd(DIPHOS)2はビス−[ビス−(1,2−ジフェニルホス フィノ)−エタン]−パラジウム(O)、PEG−400はポリエチレングリコ ール400およびDCは薄層クロマトグラフィーを表す。 最終生成物 1.シス−およびトランス−4−シアノ−4−(2,3−ジヒドロ−7−メト キシベンゾフラン−2−スピロ−1’−シクロペンタン−4−イル)−1−シク ロヘキサノール 1.1シス−4−シアノ−4−(2,3−ジヒドロ−7−メトキシベンゾフラ ン−2−スピロ−1’−シクロペンタン−4−イル)−1−シクロヘキサノール 水素化ホウ素ナトリウム(2.0g、52.4ミリモル)をRTで撹拌下に無水 メタノール(70ml)に導入する。引き続き無水メタノール(130ml)中 のA1により製造した化合物(6.3g、19.4ミリモル)の懸濁液を滴加する 。水素化ホウ素ナトリウム(1.4g、36.7ミリモル)をあらたに添加後、p H値が2になるまで該反応混合物に2Nの塩酸を添加する。該反応溶液に飽和塩 化ナトリウム溶液(300ml)および蒸留水(100ml)を添加し、かつ酢 酸エチルエステル(100ml、3回)で抽出する。合した有機相を硫酸マグネ シウムで乾燥し、かつろ過 後、真空下で濃縮する。シリカゲルを介したフラッシュクロマトグラフィー(Fla sh-Chromatographie)[石油エーテル/酢酸エチルエステル(6:4)]により、 表題化合物(2.8g)が無色の固体として得られる。[DC、石油エーテル/ 酢酸エチルエステル(6:4)、Rf=0.29]、Schmp.143℃。 1.2トランス−4−シアノ−4−(2,3−ジヒドロ−7−メトキシベンゾ フラン−2−スピロ−1’−シクロペンタン−4−イル)−1−シクロヘキサノ ール トランス−ヒドロキシ化合物が同一のバッチから無色の固体(0.75g)と して得られた。[DC、石油エーテル/酢酸エチルエステル(6:4)、Rf= 0.37]、Schmp.145℃。 2.シス−4−(2,3−ジヒドロ−7−メトキシベンゾフラン−2−スピロ −1’−シクロペンタン−4−イル)−1−シクロヘキサノール 1,2−ジメトキシエタン10ml中のB1により製造した化合物0.11g (0.36ミリモル)の溶液に水素化ホウ素ナトリウム0.05g(1.3ミリモ ル)を添加し、かつRTで12h撹拌する。引き続き該化合物に2Nの塩酸5m l、蒸留水50mlおよびエチルエーテル100mlを添加し、有機相を分離し 、酢酸エチルエステルで水相を後抽出し、有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、か つ回転蒸発装置で濃縮する。 カラムクロマトグラフィーにより表題化合物47mgが靭性のろう状物として得 られる。[DC(ナノプレート(Nanoplatten)、石油エーテル/酢酸エチルエス テル、6:4、Rf=0.23]。 3.シス−4−(2,3−ジヒドロ−7−メトキシベンゾフラン−2−スピロ −1’−シクロペンタン−4−イル)−1−シクロヘキサンカルボン酸 10Nの苛性ソーダ水溶液10mlをPEG−400に添加し、かつ窒素下に RTで1/2h撹拌する。無水塩化メチレン3mlおよびPEG−400 3m l中のPd(DIPHOS)20.1gを添加後、RTでさらに2h窒素下で撹拌 し、その際該溶液は黒色に変色する。引き続き無水塩化メチレン5mlおよびP EG−400 5ml中のClにより製造した化合物1.1g(2.4ミリモル) の溶液を滴加し、かつ60℃で20h撹拌する。反応溶液の冷却後、6Nの塩酸 でpH=2の酸性にし、有機相を分離し、かつ水相をもう一度酢酸エチルエステ ル100mlで2回振とう分離する。有機相を合し、硫酸ナトリウムで乾燥し、 濃縮乾固し、かつカラムクロマトグラフィーにより、ならびに引き続きエーテル から再結晶させることにより精製する。表題化合物0.31gがSchmp.10 3〜105℃の白色の固体として得られる。 出発化合物 A1.4−シアノ−4−(2,3−ジヒドロ−7− メトキシベンゾフラン−2−スピロ−1’−シクロペンタン−4−イル)シクロ ヘキサノン A2により製造した化合物0.6g(1.56ミリモル)をDMSO 1ml、 蒸留水1mlおよび塩化ナトリウム0.5gの混合物に溶解し、かつ180〜1 85℃で10h撹拌する。該混合物の冷却後、反応溶液に蒸留水200mlを添 加し、かつ酢酸エチルエステルで抽出し、有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾 燥し、かつ濃縮乾固する。フラッシュクロマトグラフィーにより、表題化合物0 .4gがSchmp.92〜94℃の黄色がかった固体として得られる。 A2.5−シアノ−5−(2,3−ジヒドロ−7−メトキシ−ベンゾフラン− 2−スピロ−1’−シクロペンタン−4−イル)−2−オキソシクロヘキサンカ ルボン酸メチルエステル 1,2−ジメトキシエタン25ml中にA3により製造した化合物1.2g( 0.29ミリモル)の溶液に窒素下にRTで少量ずつ水素化ナトリウム(パラフ ィン中80%)0.25g(0.82ミリモル)を添加し、還流下で6h煮沸し、 引き続きRTに冷却し、かつさらにRTで48h撹拌する。引き続きメタノール 5mlおよび1Nの塩酸10mlを添加し、その後蒸留水100mlを添加し、 酢酸エチルエステルで抽出する。有機相を合し、硫酸ナトリウムで乾燥し、かつ 濃縮乾固する。カラムクロマトグラフィーにより、表題 化合物0.6gがSchmp.137〜139℃の白色の固体として得られる。 A3.4−シアノ−4−(2,3−ジヒドロ−7−メトキシベンゾフラン−2 −スピロ−1’−シクロペンタン−4−イル)ヘプタン−1,7−ジカルボン酸 メチルエステル 無水アセトニトリル50ml中にA4により製造した化合物1.5g(0.67 ミリモル)およびトリトンB 1mlの溶液を10Min.60℃に加温し、か つ引き続き該温度でアクリル酸メチルエステル6ml(0.66ミリモル)を滴 加する。該溶液を6h還流下に加熱する。冷却後、溶剤を回転蒸発装置で留去し 、残留物をエチルエーテル150mlにとり、かつ半飽和塩化ナトリウム溶液で 振とう分離する。有機相を乾燥し、かつ回転蒸発装置で留去する。カラムクロマ トグラフィーにより、表題化合物2.0gが黄色の油状物として得られる。[D C(石油エーテル/酢酸エチルエステル6:4)、Rf=0.55]。 A4.2,3−ジヒドロ−7−メトキシベンゾフラン−2−スピロ−1’−シ クロペンタン−4−イル−アセトニトリル A5により製造した化合物2.4g(0.01モル)を無水トルエン50ml中 に溶解し、かつ撹拌下で新鮮な塩化チオニル1mlを添加する。該混合物を1h 還流下で煮沸する。RTに冷却後、溶剤を留去する。 引き続き残留物をさらに3回、その都度トルエン50mlで共沸蒸留する。残留 物を無水トルエン30mlにとり、かつ無水DMF20mlおよび15−クラウ ン−6 1ml中のシアン化ナトリウム0.5g(0.01モル)の懸濁液に、徐 々にRTで滴加する。該混合物をRTで4h撹拌し、かつ引き続き半飽和塩化ナ トリウム溶液200mlに添加し、かつ酢酸エチルエステル200mlで抽出す る。有機相を合し、かつ硫酸ナトリウムで乾燥する。フラッシュクロマトグラフ ィーにより、表題化合物1.9gが褐色の油状物として得られる。[DC(石油 エーテル/酢酸エチルエステル6:4)、Rf=0.83]。 A5.(2,3−ジヒドロ−7−メトキシベンゾフラン−2−スピロ−1’− シクロペンタン−4−イル)メタノール ナトリウムヒドリド−ビス(2−メトキシエトキシ)アルミン酸(SDMA) 1.8ml(6.0ミリモル)を窒素下でトルエン15mlに添加する。A6によ り得られた化合物1.6g(6.0ミリモル)をトルエン10mlに溶解し、かつ 徐々に恒常的窒素流下でSDMA溶液に滴加する。全て滴加した後、さらにRT で30Min.撹拌し、引き続き溶剤を回転蒸発装置で留去する。残留物に蒸留 水100mlを添加し、かつ酢酸エチルエステル200mlで抽出する。有機相 を合し、乾燥し、かつ濃縮する。淡黄色の油状物1. 2gが得られ、これはn−ペンタンの添加により自然に結晶し始める。[DC( 石油エーテル/酢酸エチルエステル、6:4)、Rf=0.34]。 A6.2,3−ジヒドロ−7−メトキシベンゾフラン−2−スピロ−1’−シ クロペンタン−4−カルボン酸メチルエステル A7により製造した化合物10.2gを無水n−ヘキサン500ml中に溶解 し、かつアンバーリスト(Amberlyst)約5gを添加する。該混合物をRTで3日 間撹拌し、ろ過し、かつ濃縮する。残留物をシリカゲルカラムを介して酢酸エチ ルエステル/石油エーテル(4:6)でクロマトグラフィーにかけ、クロマトグ ラフィーにより純粋なフラクションを合し、濃縮し、かつ高真空下で乾燥する。 表題化合物7.2gが黄色の油状物として得られる。 A7.2−シクロペンテン−1−イルメチル−3−ドロキシ−4−メトキシ 安息香酸メチルエステル A8により製造した化合物12.7gにキノリン50mlを添加し、かつ該混 合物を190℃で1h撹拌する。冷却後、水を添加し、2Nの塩酸でpH3に調 整し、かつ酢酸エチルエステルで抽出する。溶剤の濃縮後に残留する残留物をシ リカゲルカラムを介して酢酸エチルエステル/石油エーテル(4:6)でクロマ トグラフィーにかける。クロマトグラフィーにより純粋なフラクションを濃縮し 、かつ高真空下で乾燥する 。表題化合物10.2gが黄色の油状物として得られる。 A8.3−(2−メチレンシクロペンチルオキシ)−4−メトキ安息香酸メチ ルエステル メチルトリフェニルホスホニウムブロミド28.5gを無水THF300ml 中に窒素下で懸濁させ、かつ該混合物を−40℃に冷却する。次いで撹拌下でn −ヘキサン中のn−ブチルリチウム(1.6モル)50mlを滴加する。−20 〜−10℃で30Min.撹拌後、無水THF100ml中のA9により製造し た化合物20gの溶液を滴加する。その後、該混合物をRTに加温し、かつさら に1h撹拌する。これを水に注ぎ、かつ酢酸エチルエステルで抽出する。有機相 の濃縮後に残留する油状物をシリカゲルカラムを介して酢酸エチルエステル/石 油エーテル(4:6)でクロマトグラフィーにかける。クロマトグラフィーによ り純粋なフラクションを合し、濃縮し、かつ高真空下で乾燥する。表題化合物1 2.7gが無色の油状物として得られる。 A9.4−メトキシ−3−(2−オキソシクロペンチルオキシ)安息香酸メチ ルエステル 3−ヒドロキシ−4−メトキシ安息香酸メチルエステル23.8gを無水DM F200ml中に溶解し、かつ該溶液に炭酸カリウム(粉砕したもの)35gお よび2−クロロシクロペンタノン13mlを添加する。 該混合物を60℃で3h撹拌し、次いで固体を吸引ろ過し、かつろ液を真空下で 濃縮する。残留物をシリカゲルカラムを介して酢酸エチルエステル/石油エーテ ル(4:6)でクロマトグラフィーにかける。クロマトグラフィーにより純粋な フラクションを合し、濃縮し、かつ高真空下で乾燥する。表題化合物24.3g が淡黄色の油状物として得られる。 B1.4−(2,3−ジヒドロ−7−メトキシベンゾフラン−2−スピロ−1 ’−シクロペンタン−4−イル)シクロヘキサノン B2により得られた化合物4.0g(0.013モル)をエタノール300ml に溶解し、10%のPd/C 0.3gを添加し、かつ回転水素添加装置で1h 水素添加する。触媒をろ別およびメタノールで後洗浄後、有機相を回転蒸発装置 で留去し、かつ残留物をカラムクロマトグラフィーを介して精製する。表題化合 物3.8gが透明な油状物として得られる。[DC(ナノプレート、石油エーテ ル/酢酸エチルエステル、6:4)、Rf=0.43]。 B2.4−(2,3−ジヒドロ−7−メトキシベンゾフラン−2−スピロ−1 ’−シクロペンタン−4−イル)シクロヘキセ−3−エン−1−オン トルエン100ml中のB3により製造した化合物7.6g(0.021モル) の溶液に蒸留水50mlおよびp−トルエンスルホン酸一水和物をスパチュラの 先端2つ分添加し、還流下で2h加熱する。冷却後、有機相を回転蒸発装置で留 去し、残留物をアセトン100mlにとり、かつp−トルエンスルホン酸をスパ チュラの先端1つ分添加する。該混合物を還流下で8h煮沸した後、冷却し、ア セトンを留去し、残留物をエーテルにとり、1Nの苛性ソーダ水溶液100ml を添加し、有機相を分離し、かつエーテルで抽出する。有機相を合し、かつ硫酸 ナトリウムで乾燥後、濃縮し、かつ生成物をカラムクロマトグラフィーを介して 精製する。表題化合物5.4gが黄色の油状物として得られる。[DC(ナノプ レート、石油エーテル/酢酸エチルエステル、6:4)、Rf=0.41]。 B3.4−ヒドロキシ−4−(2,3−ジヒドロ−7−メトキシベンゾフラン −2−スピロ−1’−シクロペンタン−4−イル)シクロヘキサノンモノエチレ ンケタール 無水THF100ml中にB4により製造した化合物9.5g(0.034モル )の溶液に−89℃で窒素下にn−ブチルリチウム21.2ml(0.036モル )を滴加し、かつ該温度でさらに30Min.撹拌する。引き続きシクロヘキサ ンジオンモノエチレンケタール5.3g(0.34モル)の溶液を−78℃で滴 加し、かつ引き続きさらに−70℃で2h撹拌する。RTに加温後、蒸留水10 0mlを添加し、かつ1Nの塩酸で中和する。有機相を分離し、かつ水相を塩化 メ チレンで付加的に抽出する。有機相を合し、かつ硫酸ナトリウムで乾燥し、回転 蒸発装置で濃縮し、かつカラムクロマトグラフィーを介して精製する。表題化合 物7.1gが黄色の油状物として得られる。[DC(石油エーテル/酢酸エチルエ ステル、6:4)、Rf=0.16]。 B4.4−ブロモ−2,3−ジヒドロ−7−メトキシベンゾフラン−2−スピ ロ−1’−シクロペンタン 無水トルエン100ml中のB5により製造した化合物8.4g(0.03モル )の溶液にアンバーリスト15 9.0gを添加し、かつ該混合物を100℃で 10h撹拌する。該混合物の冷却後、H+イオン交換体をろ別し、かつメタノー ル100mlで後洗浄する。有機相の留去およびカラムクロマトグラフィーによ り、表題化合物7.4gが黄色の油状物として得られる。[DC(石油エーテル /酢酸エチルエステル、6:4)、Rf=0.72]。 B5.2−シクロペンテ−1−エニルメチル−3−ヒドロキシ−4−メトキシ ブロモベンゼン 無水THF200ml中のメチルトリフェニルホスホニウムブロミド26.5 g(0.074モル)の懸濁液に−89℃で窒素下でn−ブチルリチウム52.1 ml(0.082モル)を滴加する。引き続き該懸濁液を−30℃に加温し、そ の際該懸濁液は溶液になる。あらたに−70℃に冷却後、無水THF200ml 中 のB6により製造した化合物19.2g(0.067モル)の溶液を窒素下で滴加 する。引き続き−10℃に加温し、かつ該温度で5h撹拌する。[DC(石油エ ーテル/酢酸エチルエステル、6:4)、Rf(メチレン化合物)=0.81] 。RTに加温後、該混合物から固体をろ別し、ろ液を半飽和塩化ナトリウム溶液 200mlで3回および蒸留水200mlで2回振とう分離する。有機相を合し 、硫酸ナトリウムで乾燥し、かつ濃縮乾固した後、残留物をキノリン50mlに とり、かつ195〜205℃で1h撹拌する。該溶液を冷却後、酢酸エチルエス テル400mlを添加し、かつキノリンを2Nの塩酸200mlで4回振とう分 離する。有機相を合し、硫酸ナトリウムで乾燥し、かつ回転蒸発装置で蒸発乾固 する。カラムクロマトグラフィーにより、赤褐色の油状物として表題化合物8. 4gの収量が生じる。[DC(石油エーテル/酢酸エチルエステル、6:4)、 Rf=0.65]。 B6.4−メトキシ−3−(2−オキソシクロペンチルオキシ)ブロモベンゼ 無水DMF300ml中のB7により製造した化合物20g(0.1モル)の 溶液に2−クロロシクロペンタノン17.7g(0.15モル)および炭酸カリウ ム41.4g(0.3ml)を添加し、かつRTで12h撹拌する。固体のろ別後 、ろ液を濃縮し、酢酸エチルエステル500mlにとり、かつ蒸留水200ml で 3回振とう分離する。カラムクロマトグラフィーにより表題化合物21.1gが 褐色の油状物として得られる。[DC(石油エーテル/酢酸エチルエステル、6 :4)、Rf=0.47]。 B7.3−ヒドロキシ−4−メトキシブロモベンゼン 塩化メチレン120ml中の5−ブロモ−2−メトキシベンズアルデヒド50 .0g(0.23モル)の、8℃に冷却した懸濁液に1hにわたり、無水塩化メチ レン500ml中にm−クロロ過安息香酸80g(0.325モル)の懸濁液を滴 加し、引き続き氷冷を除去し、かつRTに温度を上昇させる。該混合物は滴加後 には純白で、かつ70h後、黄色に変色する。DCコントロールにより相応のエ ステルへの反応を進行させる;DC(石油エーテル/酢酸エチルエステル、6: 4);Rf(5−ブロモ−2−メトキシベンズアルデヒド)=0.71;Rf( エステル)=0.76。RTで70h撹拌後、エステルへの反応はDCにより定 量的である。沈殿物を溶液からろ別し、ろ液を5%の亜硫酸ナトリウム溶液20 0mlで5回および半飽和炭酸水素ナトリウム溶液200mlで4回洗浄し、引 き続き2Nの苛性ソーダ水溶液50mlを添加し、かつRTで30Min.強く 撹拌する。有機相を塩基性の相から分離し、かつ苛性ソーダ水溶液相を半濃縮塩 酸でpH2にする。酢酸エチルエステル500mlで抽 出し、かつ酢酸エチルエステル相を硫酸ナトリウムで乾燥後、有機相を回転蒸発 装置で蒸発乾固する。表題化合物45gがSchmp.45〜46℃の暗赤色の 結晶として得られる。 C1.4−(2,3−ジヒドロ−7−メトキシベンゾフラン−2−スピロ−1 ’−シクロペンタン−4−イル)ジブロモメチレンシクロヘキサン 無水塩化メチレン20ml中の四臭化炭素2.6g(7.8ミリモル)の溶液に 窒素下でトリフェニルホスファン4.6g(0.018モル)を添加し、かつRT で15Min.撹拌し、その際該溶液はオレンジ色に変色する。無水塩化メチレ ン20ml中B1により製造した化合物1.2g(4ミリモル)を滴加後、該溶 液は1/2h後に暗赤色に変色する。有機相を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し 、硫酸ナトリウムで乾燥し、かつほぼ乾固するまで濃縮する。残留物にシリカゲ ル15gおよび石油エーテル/酢酸エチルエステル8:2の混合物20mlを添 加し、かつ回転蒸発装置で濃縮乾固する。カラムクロマトグラフィーにより表題 化合物1.3gが褐色の油状物として得られる。[DC(石油エーテル/酢酸エチ ルエステル、8:2)、Rf=0.74]。 商業的使用可能性 本発明による化合物は、該化合物の商業用の利用を可能にする貴重な薬理学的 特性を有する。選択的環式 ヌクレオチドホスホジエステラーゼ(PDE)抑制剤(特にIV型の)として該 化合物は、一方では気管支炎治療薬として(気道の拡張による、あるいはまた呼 吸数もしくは呼吸発動性の増加作用による気道閉塞の治療のため)および血管拡 張作用による勃起性機能障害の除去のために、しかし他方では、メディエイタ、 例えばヒスタミン、PAF(血小板活性化因子)、アラキドン酸誘導体、例えば ロイコトリエンおよびプロスタグランジン、サイトカイン、インターロイキン、 ケモキン(Chemokine)、α−インターフェロン、β−インターフェロンおよびγ −インターフェロン、腫瘍壊死因子(TNF)または酸素ラジカルおよびプロテ アーゼにより媒介される、特に例えば気道の疾病の治療(喘息予防)、皮膚、腸 、眼および関節の炎症性の性質の疾病の治療のために適切である。この場合本発 明による化合物は低い毒性、良好な腸内吸収(高い生物学的利用能)、広い治療 範囲および副作用が実質的にないことにおいて優れている。 本発明による化合物は、そのPDE抑制特性により人間医学および獣医学にお いて治療薬として使用することができ、この場合該化合物は例えば以下の疾患の 治療および予防に使用することができる:様々な由来の急性および慢性(特に炎 症性およびアレルゲンに誘発された)気道疾病(気管支炎、アレルギー性気管支 炎、気管支喘息);皮膚病(特に増殖性、炎症性およ びアレルギー性の種類)例えば乾癬(尋常性)、中毒性およびアレルギー性の接 触性湿疹、アトピー性湿疹、脂漏性湿疹、単純性苔癬、日焼け、生殖肛門領域の そう痒症、円形脱毛、肥大性はん痕、慢性円板状エリテマトーデス、ろ胞性およ び広汎性濃皮症、内因性および外因性座そう、酒さ性座そうならびにその他の増 殖性、炎症性およびアレルギー性皮膚疾患;TNFおよびロイコトリエンの過剰 な遊離に起因する疾病、例えば関節炎の同型団からの疾病(リウマチ性関節炎、 リウマチ性脊椎炎、骨関節炎およびその他の関節炎性状態)、免疫系の疾病(A IDS、多発性硬化症)、ショックの徴候形[敗血性ショック、内毒素ショック 、グラム陰性敗血症、中毒性ショック症状およびARDS(成人呼吸困難症候群 )]ならびに胃腸領域における広汎性の炎症(クローン病および潰瘍性結腸炎) ;上部気道領域(咽頭域、鼻)および隣接領域(副鼻腔、眼)におけるアレルギ ー性および/または慢性の、免疫異常反応に起因する疾病、例えばアレルギー性 鼻炎/副鼻腔炎、慢性鼻炎/副鼻腔炎、アレルギー性結膜炎ならびに鼻ポリープ ;あるいはまたPDE抑制剤で治療が可能な心臓の疾病、例えば心不全、または PDE抑制剤の組織弛緩作用により治療が可能な疾病、例えば勃起性機能障害ま たは腎石に関連した腎臓および尿管の疝痛;またはCNSの疾病、例えば鬱病ま たは動脈硬化性痴呆。 本発明のもう一つの対象は、上記の疾患に罹患している、人間を含む哺乳類の 治療方法である。本方法は罹患した哺乳類に、本発明による化合物1種以上の治 療上有効かつ薬理学的に認容性の用量を投与することを特徴とする。 本発明の別の対象は、上記の疾患を治療および/または予防する際に使用する ための本発明による化合物である。 同様に、本発明は上記の疾患を治療および/または予防するために使用する薬 剤を製造するための本発明による化合物の使用に関する。 さらに本発明による化合物一種以上を含有する、上記の疾患を治療および/ま たは予防するための薬剤が本発明の対象である。 該薬剤は自体公知の、当業者に周知の方法により製造する。薬剤として本発明 による化合物(作用物質)はそのままで、または有利には適切な製薬学的補助物 質と組み合わせて、例えば錠剤、糖衣錠、カプセル、座薬、硬膏、エマルジョン 、懸濁液、ゲルまたは溶液の形で使用し、その際作用物質含量は有利には0.1 〜95%である。 いずれの補助物質が所望の医薬品処方に適切であるかは、各自の専門知識によ り当業者に周知である。溶剤、ゲル形成剤、軟膏基剤およびその他の作用物質担 体以外に例えば酸化防止剤、分散剤、乳化剤、保存剤 、溶解補助剤、浸透促進剤を使用することができる。 呼吸器の疾病の治療のために本発明による化合物は有利には吸入投与する。こ のために該化合物を直接粉末として(有利にはミクロ化した形で)、または該化 合物を含有する溶液または懸濁液を霧状にすることにより投与する。調合および 投与形に関しては例えば欧州特許第163965号明細書の実施態様に記載され ている。 皮膚病の治療のために、本発明による化合物の適用を特に局所的な投与に適切 な薬剤形で行う。薬剤の製造のために本発明による化合物(=作用物質)を有利 には適切な製薬学的補助物質と混合し、かつ適切な医薬品処方物に引き続き加工 する。適切な医薬品処方物として例えば粉末、エマルジョン、懸濁液、スプレー 、油溶液、軟膏、脂性軟膏、クリーム、ペースト、ゲルまたは溶液が挙げられる 。 本発明による薬剤は自体公知の方法で製造する。作用物質の用量はPDE抑制 剤に通例の範囲で行う。例えば皮膚病の治療のための局所的な投与形(例えば軟 膏)は、作用物質を例えば0.1〜99%の濃度で含有している。吸入投与のた めの用量は通常0.01〜0.5mg/kgである。系統療法の際に通例の用量は 1日あたり0.05〜2mg/kgである。 生物学的調査 細胞レベルでのPDE IV抑制を調査する場合、 炎症細胞の活性化が特に重要である。例としては、好中性顆粒性白血球のFML P(N−ホルミル−メチオニル−ロイシル−フェニルアラニン)誘導性超酸化物 生成が挙げられ、これはルミノールを強化した化学発光として計測できる。[Mc ' Phail LC,Strum SL,Leone PA und Sozzani S,The neutrophil respiratory burst mechanism.In "Immunology Series" 1992,57,47-76; ed.Coffey RG( Marcel Decker,Inc.,New York-Basel-Hong Kong)] 化学発光ならびにサイトカイン分泌および炎症細胞、特に好中性およびエオジ ン好性の顆粒性白血球の、炎症を増加するメディエイタの分泌を抑制する物質は PDE IVを抑制する物質である。ホスホジエステラーゼ群のイソ酵素は特に 顆粒性白血球に代表される。その抑制は細胞内環式AMP濃度を上昇させ、かつ これにより細胞の活性化を抑制する。そのために本発明による物質によるPDE IV抑制は炎症プロセスの抑圧のための中心的な指標である。(Giembycz MA, Could isoenzyme-selective phosphodiesterase inhibitors render bronchodil atory therapy redundant in the treatment of bronchial asthma?.Biochem P armacol 1992,43,2041-2051; Torphy TJ et al.,Phosphodiesterase inhibit ors: new opportunities for treatment of asthma.Thorax 1991,46,512-523 ; Schudt C et al.,Zardaverine: a cyclic AMP PDE III/IV inhibitor.In "New Drugs for Asthma Therapy",379-402,Birkhaeus er Verlag Basel 1991; Schudt C et al.,Influence of selective phosphodie sterase inhibitors on human neutrophil functions and levels of cAMP and Cai.Naunyn-Schmiedebergs Arch Pharmacol 1991,344,682-690; Nielson CP et al.,Effects of selective phosphodiesterase inhibitors on polymorphon uclear leukocyte respiratory burst.J Allergy Clin Immunol 1990,86,801 -808; Schade et al.,The specific type III and IV phosphodiesterase inhi bitor zardaverine supress formation of tumor necrosis factor by macropha ges.European Journal of Pharmacology 1993,230, 9-14) 1.PDE IV活性の抑制 方法 活性テストを、微量滴定プレートを採用したバオアー・シュヴァーベ法(Metho de von Bauer und Schwabe)(Naunyn-Schmiedeberg's Arch.Pharmacol.311,19 3-198,1980)により実施した。この場合第一段階でPDE反応を行う。第二段階 で、生じた5’−ヌクレオチドをオフィオファグス ハナー(ophiophagus hanna h)(キングコブラ)の蛇毒の5’−ヌクレオチダーゼにより分解し、非負荷の(u ngeladenen)ヌクレオシドにする。第三段階で該ヌクレオシドをイオン交換カラ ム で、残留している、負荷された基質から分離する。カラムを30mMのギ酸アン モニウム(pH6.0)2mlで直接ミニバイアルに溶離し、これにさらにシンチ レータ溶液2mlを計数のために添加する。 本発明による化合物のために確認された抑制値は以下の表Aに記載されており 、該表中、化合物の番号は例の番号に対応する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),AU,BG,BR,B Y,CA,CN,CZ,EE,HU,JP,KR,LT ,LV,MX,NO,NZ,PL,RO,RU,SG, SI,SK,TR,UA,US (72)発明者 トーマス ベーア ドイツ連邦共和国 D−78462 コンスタ ンツ ブラーラーシュトラーセ 16 (72)発明者 ディーター フロッケルツィ ドイツ連邦共和国 D−78476 アレンス バッハ アッカーヴェーク 26 (72)発明者 ベアテ グッタラー ドイツ連邦共和国 D−78476 アレンス バッハ アレンスバッハーシュトラーセ 6ベー (72)発明者 ウルリッヒ ティーボー ドイツ連邦共和国 D−78462 コンスタ ンツ ブリューエルシュトラーセ 7 (72)発明者 アーミン ハッツェルマン ドイツ連邦共和国 D−78467 コンスタ ンツ アルター ヴァル 3 (72)発明者 ヒルデガルト ボス ドイツ連邦共和国 D−78464 コンスタ ンツ シュターダー タールヴェーク 4 (72)発明者 ディートリッヒ ヘフナー ドイツ連邦共和国 D−78464 コンスタ ンツ ベートーベンシュトラーセ 5 (72)発明者 ハンス−ペーター クレイ ドイツ連邦共和国 D−78476 アレンス バッハ イム ヴァインベルク 3ベー (72)発明者 ロルフ ボイメ ドイツ連邦共和国 D−78465 コンスタ ンツ ボールシュトラーセ 13 (72)発明者 ヴォルフ−リューディガー ウルリッヒ ドイツ連邦共和国 D−78464 コンスタ ンツ ヘーベルシュトラーセ 3 (72)発明者 トーマス マルティン ドイツ連邦共和国 D−78464 コンスタ ンツ ゾンネンビュールシュトラーセ 73

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式I: [式中、 R1は1〜6Cアルコキシ、3〜7Cシクロアルコキシ、3〜7Cシクロアル キルメトキシ、ベンジルオキシあるいは完全にまたは部分的にフッ素により置換 された1〜4Cアルコキシを表し、 R2は1〜4Cアルキルおよび R3は水素または1〜4Cアルキルを表すか、あるいは R2およびR3は一緒になって、かつこれらが結合している両方の炭素原子と 共に5員、6員または7員の、所望の場合には1個の酸素原子により中断されて いてよい炭化水素環を表し、 R4は水素、シアノ、カルボキシル、1〜4Cアルコキシカルボニルおよびニ トロ、および R5はヒドロキシ、カルボキシル、1〜4Cアルコキシカルボニル、アミノ、 モノ−1〜4Cアルキルア ミノまたはジ−1〜4Cアルキルアミノ、1〜4Cアルキルカルボニルアミノ、 1〜4Cアルキルスルホニルアミノ、トリフルオロメチルスルホニルアミノまた はシアナミノを表す]の化合物およびその塩。 2.請求項1記載の式I[式中、 R1は1〜4Cアルコキシ、3〜5Cシクロアルコキシ、3〜5Cシクロアル キルメトキシあるいは完全にまたは部分的にフッ素により置換された1〜4Cア ルコキシを表し、 R2は1〜4Cアルキルおよび R3は水素または1〜4Cアルキルを表すか、または R2およびR3は一緒になって、かつこれらが結合している両方の炭素原子と 共にシクロペンタン環、シクロヘキサン環、テトラヒドロフラン環またはテトラ ヒドロピラン環を表し、 R4は水素、シアノ、カルボキシルまたは1〜2Cアルコキシカルボニルおよ び R5はヒドロキシ、カルボキシル、1〜2Cアルコキシカルボニル、アミノま たはモノ−1〜2Cアルキルアミノまたはジ−1〜2Cアルキルアミノを表す] 化合物およびその塩。 3.請求項1記載の式I[式中、 R1は1〜4Cアルコキシ、3〜5Cシクロアルコキシあるいは完全にまたは 部分的にフッ素により置換 された1〜4Cアルコキシを表し、 R2およびR3は一緒になって、かつこれらが結合している両方の炭素原子と 共にシクロペンタン環またはシクロヘキサン環を表し、 R4は水素、シアノ、カルボキシルまたは1〜2Cアルコキシカルボニルおよ び R5はヒドロキシ、カルボキシル、1〜2Cアルコキシカルボニル、アミノま たはモノ−1〜2Cアルキルアミノまたはジ−1〜2Cアルキルアミノを表す] の化合物およびその塩。 4.請求項1記載の式I[式中、 R1はメトキシ、 R2およびR3は一緒になって、かつこれらが結合している両方の炭素原子と 共にシクロペンタン環を表し、 R4は水素またはシアノおよび R5はヒドロキシまたはカルボキシルを表す]の化合物およびその塩。 5.請求項1記載の式Iの化合物およびその塩の製造方法において、 a)式II: [式中、R1、R2、R3およびR4は請求項1で定義したものを表し、かつZ は酸素原子(O)を表す]の化合物を、カルボニル基を所望の場合には選択的に 還元する条件下で反応させるか、または b)R1、R2、R3およびR4が請求項1で定義したものを表し、かつR5 がカルボキシル基を表す式Iの化合物を製造するために、Zが基C(Br)2を 表す式IIの相応する化合物を加水分解し、かつ 所望の場合には引き続き得られた式Iの化合物をその塩に変換するか、または得 られた式Iの化合物の塩を遊離化合物に変換することを特徴とする、式Iの化合 物およびその塩の製造方法。 6.請求項1記載の化合物1種以上を通例の製薬学的補助物質および/または 担体物質と一緒に含有する薬剤。 7.疾患を治療する際に適用するための、請求項1記載の化合物。 8.薬剤を製造するための、請求項1記載の化合物 の使用。 9.気道疾病の治療のための薬剤を製造するための、請求項1記載の化合物の 使用。 10.皮膚病の治療のための薬剤を製造するための、請求項1記載の化合物の 使用。
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