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JPH1146029A - 波長多重光信号中継増幅装置及び光レベル調整装置 - Google Patents

波長多重光信号中継増幅装置及び光レベル調整装置

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Publication number
JPH1146029A
JPH1146029A JP10137234A JP13723498A JPH1146029A JP H1146029 A JPH1146029 A JP H1146029A JP 10137234 A JP10137234 A JP 10137234A JP 13723498 A JP13723498 A JP 13723498A JP H1146029 A JPH1146029 A JP H1146029A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
demultiplexer
amplifier
wavelength
multiplexer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10137234A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Shimomura
博史 下村
Naoya Henmi
直也 逸見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP10137234A priority Critical patent/JPH1146029A/ja
Priority to US09/087,213 priority patent/US6400498B1/en
Priority to EP05027614A priority patent/EP1635486A1/en
Priority to EP05027615A priority patent/EP1635487A3/en
Priority to EP98122681A priority patent/EP0959577B1/en
Priority to DE69838376T priority patent/DE69838376T2/de
Publication of JPH1146029A publication Critical patent/JPH1146029A/ja
Priority to US10/127,377 priority patent/US20020126372A1/en
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自然放出光による雑音を除去でき、波長毎に
大きく異なる光レベルを調整することが可能な光中継増
幅装置及び光レベル調整装置を提供する。 【解決手段】 光伝送路110からの波長多重光信号
は、光分波器210によって複数の異なる波長に分波さ
れ、光伝送路131〜134のそれぞれへ個別に出力さ
れる。光分波器210により各波長に分波された光信号
のそれぞれは、光増幅器51〜54のそれぞれによって
増幅され、この増幅出力のそれぞれは光合波器310に
より合波され、波長多重光信号に戻される。光分波器2
10は波長多重された光信号以外の光信号成分と前段か
らの雑音成分を、光合波器310では光増幅器51〜5
4の自然放出光による雑音成分と分波された各波長以外
の波長成分を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長多重光信号中
継増幅装置及び光レベル調整装置に関し、特に、波長多
重光の伝送に用いて好適な波長多重光信号中継増幅装置
及び光レベル調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一本の光ファイバ内で波長の異なる光信
号を一括して伝送する波長多重方式は大容量の光伝送を
可能とする。特に、エルビウム(Er)添加光ファイバ
増幅器(EDFA)に代表される高利得、高出力の光増
幅器の登場により、長距離・大容量のファイバ間光伝送
が可能になっている。この光伝送において、光信号を中
継する際に、光信号を電気信号に変換することなく光信
号のまま増幅することは、中継局の規模を小さくするこ
とができ、通信の低コスト化に大きく貢献する。今日で
は、多段の光中継増幅により、さらなる長距離光伝送の
実現が期待されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
波長多重光信号中継増幅装置及び光レベル調整装置によ
ると、以下に述べる問題点がある。
【0004】光信号の波長多重数が多い場合、光増幅器
の出力限界により一波当たりの光出力が制限され、伝送
距離が短くなる。
【0005】さらに、中継増幅器の数が増えるに従い、
光増幅器の利得偏差による波長毎の光レベル差が大きく
なり、光増幅器から発生する自然放出光雑音の蓄積によ
り受信感度が著しく劣化する。また、光増幅器は波長毎
に利得が異なるため、多段に接続した場合、波長毎に光
レベルが大きく異なる問題がある。
【0006】本発明は、受信感度の劣化の原因となる光
増幅器からの自然放出光による雑音を除去して受信感度
の劣化が小さい波長多重光信号による光伝送を可能と
し、波長多重後の光信号全体の出力光強度を大きく、し
かも波長多重光信号の各波長の光レベルを等価にするこ
とを可能にした波長多重光信号中継増幅装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】また、本発明の他の目的は、波長毎に大き
く異なる光レベルを任意に調整できるようにして、波長
多重光信号を電気信号に変換することなく長距離伝送を
可能とする光レベル調整装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、第1の特徴として、入力された波長多重
光信号を複数の異なる波長に分波する第1の光分波合波
器と、前記第1の光分波合波器により分波された光信号
のそれぞれを増幅して出力する複数の光増幅器と、前記
複数の光増幅器により増幅された各波長の光信号を合波
して波長多重光信号を出力する第2の光分波合波器と、
を備えたことを特徴とする波長多重光信号中継増幅装置
を提供する。
【0009】本発明は、上記の目的を達成するため、第
2の特徴として、入力ポートに入力された波長多重光信
号を入出力ポートに通過させ、かつ前記入出力ポートに
入力された波長多重光信号を出力ポートから出力する光
サーキュレータと、前記光サーキュレータの前記入出力
ポートに接続されて、前記光サーキュレータからの波長
多重光信号を各波長毎に分波して出力し、かつ分波側か
ら戻された互いに異なる波長の光信号を合波して出力す
る光分波合波器と、前記光分波合波器の分波側のそれぞ
れの入出力端に接続され、前記光分波合波器で分波され
たそれぞれの光信号を増幅して出力する双方向増幅型の
複数の光増幅器と、前記複数の光増幅器のそれぞれより
出力された光信号を反射させてそれぞれの光増幅器に戻
す複数の光反射ミラーと、を備えたことを特徴とする波
長多重光信号中継増幅装置を提供する。
【0010】本発明は、上記の目的を達成するため、第
3の特徴として、入力された波長多重光信号を各波長毎
に分波し、かつ分波側から戻された互いに異なる波長の
光信号を合波して出力する光分波合波器と、 前記光分
波合波器の分波側の入出力端のそれぞれに接続された複
数の第1の光伝送路と、前記複数の光伝送路のそれぞれ
の終端部に設けられた複数の光分岐結合器と、前記光分
岐結合器の互いに異なる光分岐結合器間を接続し、かつ
他の接続間に対して並列接続にならないように接続した
第2の複数の光伝送路と、前記複数の第2の光伝送路の
それぞれに設けられて通過する光信号を増幅する複数の
双方向型の光増幅器と、を備えたことを特徴とする波長
多重光信号中継増幅装置を提供する。
【0011】本発明は、上記の目的を達成するため、第
4の特徴として、入力された波長多重光信号を各波長毎
に分波する第1の光分波合波器と、前記第1の光分波合
波器により分波された光信号のそれぞれを増幅する複数
の光増幅器と、前記複数の光増幅器によって増幅された
光信号のそれぞれを合波して波長多重光信号を出力する
第2の光分波合波器と、前記複数の光増幅器のそれぞれ
の利得を個別に制御する制御手段と、を備えたことを特
徴とする光レベル調整装置を提供する。
【0012】本発明は、上記の目的を達成するため、第
5の特徴として、入力ポートに入力された波長多重光信
号を入出力ポートに通過させ、かつ前記入出力ポートに
入力された波長多重光信号を出力ポートから出力する光
サーキュレータと、前記光サーキュレータの前記入出力
ポートに接続されて、前記光サーキュレータからの波長
多重光信号を各波長毎に分波して出力し、かつ分波側か
ら戻された互いに異なる波長の光信号を合波して出力す
る光分波合波器と、前記光分波合波器の分波側のそれぞ
れの入出力端に接続され、前記光分波合波器で分波され
たそれぞれの光信号を増幅して出力する双方向増幅型の
複数の光増幅器と、前記複数の光増幅器のそれぞれより
出力された光信号を反射させてそれぞれの光増幅器に戻
す複数の光反射ミラーと、前記複数の光増幅器のそれぞ
れの利得、または前記光反射ミラーのそれぞれの反射率
の少なくとも一方を個別に制御する制御手段と、を備え
たことを特徴とする光レベル調整装置を提供する。
【0013】本発明は、上記の目的を達成するため、第
6の特徴として、入力された波長多重光信号を各波長毎
に分波し、かつ分波側から戻された互いに異なる波長の
光信号を合波して出力する光分波合波器と、前記光分波
合波器の分波側の入出力端のそれぞれに接続された複数
の第1の光伝送路と、前記複数の光伝送路のそれぞれの
終端部に設けられた複数の光分岐結合器と、前記光分岐
結合器の互いに異なる光分岐結合器間を接続し、かつ他
の接続間に対して並列接続にならないように接続した第
2の複数の光伝送路と、前記複数の第2の光伝送路のそ
れぞれに設けられて通過する光信号を増幅する複数の双
方向型の光増幅器と、前記複数の光増幅器のそれぞれの
利得を個別に制御する制御手段と、を備えたことを特徴
とする光レベル調整装置を提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明による波長多重光信
号中継増幅装置及び光レベル調整装置の各実施の形態を
図面に基づいて詳細に説明する。
【0015】(第1の実施の形態)図1は、本発明に係
る波長多重光信号中継増幅装置の第1の実施の形態を示
す。
【0016】複数の異なる波長(例えば、λ1 nm=1
548、λ2 =1550nm、λ3=1552nm、λ
4 =1554nmであり、この組み合わせは以下の各実
施の形態において共通である)の信号が多重伝送されて
いる光伝送路110には、光分波器210が接続されて
いる。光分波器210は、アレイ導波路回折格子型光分
波器に代表されるもので、前記複数の異なる波長のそれ
ぞれを信号通過域の中心とした光信号に分岐する。光分
波器210の4つの出力端のそれぞれには、光伝送路1
31,132,133,134が接続され、これられに
は光増幅器51〜54のそれぞれが挿入されている。光
伝送路131〜134の各終端には、光伝送路131〜
134の出力光を合波するための光合波器310が接続
されている。光合波器310の出力端には光伝送路12
0が接続されている。
【0017】光分波器210及び光合波器310には、
アレイ導波路回折格子型のほかに、狭義の光分波合波器
を用いることができる。光増幅器51〜54は、半導体
光増幅器、不純物添加光ファイバ増幅器のいずれかが好
ましい。不純物添加光ファイバ増幅器としては、エルビ
ウム添加光ファイバ増幅器、ネオジム添加光ファイバ増
幅器、プラセオジム添加光ファイバ増幅器等の希土類添
加光ファイバ増幅器等を用いることができる。これらの
光ファイバ増幅器は、使用される波長帯域に応じて適宜
選択使用される。
【0018】図1において、光伝送路131からの15
48nmの光信号は、光増幅器51で増幅された後、光
合波器310に入力する。光合波器310によって、光
増幅器51の自然放出光雑音と、上記4波長(λ1 〜λ
4 )以外の波長が取り除かれる。即ち、光合波器310
は、入力光信号のそれぞれに対するバンドパスフィルタ
の機能を備えている。他の波長の光が通過する光伝送路
132〜134についても同様に光増幅器52〜54に
より増幅された後、光合波器310によって光増幅器5
2〜54の自然放出光雑音と、上記4波長以外の波長が
取り除かれる。これらの各波長の光信号は光合波器31
0によって合波され、波長多重光信号として光伝送路1
20に出力される。光伝送路120に出力された波長多
重光信号の雑音成分は極めて少なく、伝送後の受信感度
の劣化量は著しく改善されている。
【0019】図1の波長多重光信号中継増幅装置によれ
ば、波長多重数が増加した場合においても、一波当たり
の光信号出力が制限されないため、中継間隔の長距離化
が可能となる。また、光増幅器52〜54で各波長を個
別に増幅したことにより、波長多重光信号を一括増幅す
る場合に比べて波長多重後の光信号全体の出力光強度を
大きくすることができ、かつ、各波長の光信号の光レベ
ルを等価にすることができる。
【0020】また、光増幅器51〜54より発生する自
然放出光雑音は、狭通過帯域幅の光合波器310により
除去されるので、多段の中継増幅を行った場合の受信感
度の劣化を抑制することができる。そして、光信号を電
気信号に変換することなく光信号のままで大容量の長距
離伝送が行えるので、伝送コストの低減に大きく貢献す
ることができる。
【0021】さらに、光分波器210と光合波器310
にアレイ導波路回折格子型を用いたので、狭帯域幅の光
透過性を有することになり、高密度の波長多重光信号を
分波/合波することができる。また、高密度の波長多重
光信号に対応することができるので、光伝送のコストを
大幅に低減させるとともに、温度制御が容易になり、か
つ経済的になる。さらに、中継施設では、光信号を電気
信号に変換せずに光信号のままで中継することが可能に
なり、中継施設の簡素化を図ることができ、コストダウ
ンが可能になる。
【0022】なお、上記実施の形態においては、光伝送
路110上の波長多重数を4としたが、本発明は4に限
定されるものではなく、8、16、32、64などの任
意の数に設定することができる。また、入力光の波長帯
は、1550nm帯に限定されるものではなく、他の波
長帯、例えば、1300nm帯など、自由に設定するこ
とができる。さらに、光分波器210及び光合波器31
0は、光波合波器であってもよい。
【0023】また、光分波器210と光合波器310は
アレイ導波路回折格子型に限定されるものではなく、同
等の機能を有するもの、例えば、グレーティング構造を
持つ波長ルータ、波長MUXカプラーなど、また光分岐
と干渉膜フィルターの組み合わせなどで同等の機能を有
するものであれば同等の効果が期待できる。そして、ア
レイ導波路回折格子型などに代表される光分波器210
や光合波器310は各波長により挿入損失が異なるが、
光レベルの等価を行うためには、光伝送路131〜13
4に光減衰器を挿入すればよい。
【0024】(第2の実施の形態)図2は、本発明の波
長多重光信号中継増幅装置の第2の実施の形態を示す。
【0025】光伝送路110には、光伝送路121が接
続された1つの入出力端(入出力ポート)と光伝送路1
20が接続された1つの出力端(出力ポート)とを有す
る光サーキュレータ60の入力端(入力ポート)が接続
されている。その出力端121には、上記各波長の光信
号を出力する4つの出力端を備えた光分合波器(光分波
合波器)410が接続されている。光分合波器410の
入出力端のそれぞれには光伝送路131〜134が接続
され、それぞれには双方向増幅が可能な光増幅器51,
52,53,54が挿入接続され、さらに、光伝送路1
31〜134のそれぞれの終端には光反射ミラー15
1,152,153,154が接続されている。光分合
波器410には、アレイ導波路回折格子型光分合波器に
代表されるものが使用できる。
【0026】光伝送路110には、上記した4つの波長
の(λ1 〜λ4 )光信号が波長多重されている。これら
の光信号は、光サーキュレータ60を通過して光分合波
器410に入力される。光分合波器410で4つの各波
長に分波され、光伝送路131〜134に出力された
後、波長毎に光増幅器51〜54により増幅される。し
たがって、光伝送路131〜134のそれぞれには、た
だ一つの波長の光のみが存在する。光増幅器51〜54
で増幅された各波長の光信号は、光反射ミラー151〜
154で反射して光増幅器51〜54を逆方向から進行
し、再増幅後に光分合波器410に入光する。
【0027】例えば、光伝送路131に出力された15
48nmの光信号は、光増幅器51によって増幅された
後、光反射ミラー151により反射され、光増幅器51
により再度増幅された後、再び光分合波器410に入力
される。光分合波器410では、光増幅器51の自然放
出光雑音と、上記4つの波長(λ1 〜λ4 )以外の波長
が取り除かれる。他の波長の光が通過する光伝送路13
2〜134についても同様であり、光増幅器52〜54
によって増幅された後、光反射ミラー152〜154に
より反射され、光増幅器52〜54により再度増幅され
た後、再び光分合波器410に入力される。光分合波器
410では、これらの光信号を合波し、波長多重光信号
として光伝送路120へ出力する。この波長多重された
光信号は、光サーキュレータ60の入出力端から出力端
へ通過し、光伝送路120へ出力される。出力された波
長多重光信号の雑音成分は極めて小さく、伝送後の受信
感度劣化量は著しく改善されている。
【0028】図2の波長多重光信号中継増幅装置におい
ても、上記した第1の実施の形態の波長多重光信号中継
増幅装置と同様の効果を得ることができる。さらに、光
反射ミラー151〜154を用いたので構成が単純にな
り、波長多重光信号中継増幅装置を安価に構成すること
が可能になる。
【0029】また、光分合波器410にアレイ導波路回
折格子型を用いたことにより、狭帯域幅の光透過性を有
することとなり、1つで高密度の波長多重光信号を分波
及び合波することができる。また、高密度の波長多重光
信号に対応することが可能になり、光伝送にかかるコス
トも大幅に低減させることができる。また、温度制御が
容易になり、かつ経済的になる。
【0030】(第3の実施の形態)図3は、本発明に係
る波長多重光信号中継増幅装置を第3の実施の形態を示
す。
【0031】入力用の光伝送路110と出力用の光伝送
路120とが接続された光分合波器410の4つの出力
端には、光伝送路131〜134が接続されている。光
伝送路131の終端部には光分岐(光分岐結合器)14
4、光伝送路132の終端部には光分岐141、光伝送
路133の終端部には光分岐142、光伝送路134の
終端部には光分岐143が接続されている。さらに、光
分岐144と141の間に接続された光伝送路135内
には光増幅器51と光アイソレータ71が直列接続さ
れ、光分岐141と142の間に接続された光伝送路1
36内には光増幅器52と光アイソレータ72が直列接
続され、光分岐142と143の間に接続された光伝送
路137内には光増幅器53と光アイソレータ73が直
列接続され、光分岐143と144の間に接続された光
伝送路138内には光増幅器54と光アイソレータ74
が直列接続されている。光分岐141〜144の分岐比
は、1:1である。
【0032】光伝送路110からの光信号は光分合波器
410に入力され、ここで分波された各波長の光信号は
光伝送路131〜134に入力される。この内、光伝送
路131に出力された光信号について説明すると、この
光信号は光分岐141を経て光増幅器51に入力され、
光増幅が行われる。光増幅器51の出力光信号は、光ア
イソレータ71を経て光分岐141を通過し、さらに光
伝送路132を経由して光分合波器410に戻される。
光信号が光分合波器410から光伝送路120へ抜ける
際、光増幅器51〜54の自然放出光雑音と上記4波長
以外の波長が取り除かれる。つまり、光分合波器410
は、各波長に対するバンドパスフィルタの機能を備えて
いる。λ1 以外の他の波長(λ2 〜λ4 )の光信号も同
様にして処理される。
【0033】図3の波長多重光信号中継増幅装置によれ
ば、光伝送路120から出力された波長多重光信号の雑
音成分は極めて少なくなり、したがって、伝送路の受信
感度劣化量が著しく改善される。また、光分合波器41
0によって光増幅器51〜54の自然放出光雑音と上記
4波長以外の波長が取り除かれるため、光伝送路120
上のの波長多重光信号の雑音成分は極めて小さくなり、
よって伝送後の受信感度劣化量は著しく改善される。
【0034】図3の波長多重光信号中継増幅装置におい
ても、上記した第1,第2の実施の形態の波長多重光信
号中継増幅装置と同様の効果が得られる。
【0035】(第4の実施の形態)図4は、本発明に係
る波長多重光信号中継増幅装置の第4の実施の形態を示
す。
【0036】光伝送路110には波長多重された光信号
の全てを一括増幅する光増幅器50が接続され、この光
増幅器50には光分波器210が接続されている。光分
波器210は、アレイ導波路回折格子型光分波器に代表
されるもので、前記複数の異なる波長(λ2 〜λ4 )の
それぞれを信号通過域の中心にした光信号に分岐する。
光分波器210の4つの出力端には、光伝送路131,
132,133,134が接続され、その各終端には光
伝送路131〜134からの出力光を合波するための光
合波器310が接続されている。光合波器310の出力
端には光伝送路120が接続されている。
【0037】光増幅器50には、半導体光増幅器または
不純物添加光ファイバ増幅器を用いることが好ましく、
特に、エルビウム添加光ファイバ増幅器、ネオジム添加
光ファイバ増幅器、プラセオジム添加光ファイバ増幅器
等の希土類添加光ファイバ増幅器が好適である。また、
光分波器210及び光合波器310は、アレイ導波路回
折格子型のほか、狭義の光分波合波器を用いることがで
きる。
【0038】図4の構成において、光伝送路110から
の光信号は光増幅器50によって増幅された後、光分波
器210で各波長に分波され、それぞれは光伝送路13
1〜134に出力される。光分波器210は上記した様
にフィルタ機能を備えているので、光増幅器50の自然
放出光雑音と、上記4波長以外の波長の光信号とが取り
除かれる(この動作は、光合波器310においても行わ
れる)。すなわち、光伝送路131〜134の各々に
は、ただ一つの波長の光信号のみが存在する。光伝送路
131〜134のそれぞれを通過した光信号は、光合波
器310により合波されて波長多重光信号となり、光伝
送路120へ出力される。
【0039】図4の波長多重光信号中継増幅装置によれ
ば、出力された波長多重光信号の雑音成分は極めて小さ
く、伝送後の受信感度劣化量を著しく改善することがで
きる。したがって、中継距離を延ばすことができ、光伝
送のコストを低減させることができる。また、電気信号
に変換せずに光信号のままで中継することが可能にな
り、中継施設の簡素化を図ることができ、コストダウン
が可能になる。
【0040】さらに、光分波器210及び光合波器31
0をアレイ導波路回折格子型にしたことにより、狭帯域
幅の光透過性を得ることができ、高密度の波長多重光信
号を分波(または合波)することができる。また、高密
度の波長多重光信号に対応できるために光伝送コストが
大幅に低減し、且つ温度制御が容易になる。
【0041】(第5の実施の形態)図5は、本発明に係
る波長多重光信号中継増幅装置の第5の実施の形態を示
す。図中、図2と同一または同一用途のものには同一引
用数字を用いている。
【0042】図5の波長多重光信号中継増幅装置は、図
2の光サーキュレータ60の入力端に光増幅器50を設
け、光伝送路131〜134から光増幅器51〜54を
除去した構成になっている。
【0043】光増幅器50は、光伝送路110からの多
重光信号を増幅する。増幅後の光信号は光サーキュレー
タ60の入力端から入出力端に抜けた後、光分合波器4
10によって4つの波長(λ1 〜λ4 )に分波され、そ
れぞれ単独に光伝送路131〜134へ出力される。光
分合波器410では、光増幅器50の自然放出光雑音と
上記4波長以外の波長の光信号が、それぞれの波長のバ
ンドパスフィルタを通過した如くに取り除かれる。この
状態では、光伝送路131〜134の各々には、ただ一
つの波長の光信号のみが存在する。以後の光信号の流れ
は図2で説明した通りであるので、ここでは説明を省略
する。
【0044】図5の波長多重光信号中継増幅装置におい
ても、光伝送路120に出力された波長多重光信号の雑
音成分は極めて小さくなり、したがって伝送後の受信感
度劣化量を著しく改善することができる。また、光分合
波器410にアレイ導波路回折格子型を用いたことによ
り狭帯域幅の光透過性が得られ、1つの光分合波器によ
り高密度の波長多重光信号の分波及び合波が可能にな
る。また、高密度の波長多重光信号に対応することがで
きるので、光伝送のコストが大幅に低減し、さらに温度
制御が容易になるほか、経済性が向上する。また、反射
ミラー151〜154を用いたことで構成が簡単にな
り、しかも安価にすることができる。
【0045】(第6の実施の形態)図6は、本発明に係
る波長多重光信号中継増幅装置の第6の実施の形態を示
す。図中、図3と同一または同一用途のものには同一引
用数字を用いている。本実施の形態は、図3の光伝送路
135〜138から光増幅器51〜54と光アイソレー
タ71〜74を除去し、さらに、光分合波器410の入
力側に光増幅器50を設けた構成になっている。
【0046】図6の構成において、光伝送路110から
の波長多重された光信号は、光増幅器50で増幅され
る。光増幅器50の出力光は光分合波器410に入力さ
れ、各波長(λ1 〜λ4 )に分波される。このとき、光
分合波器410では、光増幅器50の自然放出光雑音と
上記4波長(λ1 〜λ4 )以外の波長の光信号が取り除
かれる。光分合波器410で分波された各波長は光伝送
路131〜134へ出力され、各終端部に設けられた光
分岐を介して隣接(或いは他端)する光伝送路(132
〜134,131)に回り、この光伝送路を通して光分
合波器410に戻される。以後の動作は、図3で説明し
た通りである。
【0047】図6の波長多重光信号中継増幅装置におい
ても、光伝送路120から出力された波長多重光信号の
雑音成分は極めて小さくなる。したがって、伝送後の受
信感度劣化量を著しく改善することができる。
【0048】(第7の実施の形態)図7は、本発明に係
る波長多重光信号中継増幅装置の第7の実施の形態を示
す。図中、図4と同一または同一用途のものには同一引
用数字を用いている。
【0049】図7の波長多重光信号中継増幅装置は、図
4の構成において、光合波器310の出力側に第2の光
増幅器51を設けた構成、つまり、光分波器210によ
る分波前に光増幅器50で波長多重光信号を増幅し、さ
らに光分波器210で合波後の波長多重光信号を光増幅
器51で増幅する構成にしている。他の構成は、図4で
説明した通りである。
【0050】光伝送路110からの波長多重光信号は、
光増幅器50によって増幅された後、光分波器210に
入力される。この光分波器210でλ1 ,λ2 ,λ3
λ4の各波長に分波され、それぞれが光伝送路131〜
134へ出力される。光分波器210においては、光増
幅器50の自然放出光雑音と上記4つの波長(λ1 〜λ
4 )以外の波長の光信号が取り除かれる。このとき、光
伝送路131〜134の各々には、ただ一つの波長の光
信号のみが存在している。光伝送路131〜134のそ
れぞれを通過した各光信号は、光合波器310により合
波されて波長多重光信号となる。このとき、光合波器3
10においても各光信号の導波路を通過する際、光増幅
器50の自然放出光雑音と上記4つの波長(λ1
λ4 )以外の波長の光信号が取り除かれる。光合波器3
10による波長多重光信号は、光増幅器51により2度
目の増幅が施され、光伝送路120へ出力される。
【0051】図7の波長多重光信号中継増幅装置におい
ても、出力される波長多重光信号の雑音成分は極めて小
さくなり、伝送後の受信感度劣化量を著しく改善するこ
とができる。そして、第2の光増幅器である光増幅器5
1で再度増幅を行っているため、十分なレベルの波長多
重光信号出力を得ることができる。
【0052】(第8の実施の形態)図8は、本発明に係
る波長多重光信号中継増幅装置の第8の実施の形態を示
す。図中、図5と同一または同一用途のものには同一引
用数字を用いている。この実施の形態は、図5の光サー
キュレータ60の出力側に光増幅器51を設けた構成に
なっている。全体的な動作については図5で説明してい
るので、ここでは重複する説明を省略する。
【0053】この構成では、光合分波器410によって
自然放出光雑音と上記4つの波長(λ1 〜λ4 )以外の
波長の光信号が取り除かれ、さらに、光サーキュレータ
60の出力側に設けた第2の光増幅器51によって再度
の増幅が波長多重光信号に施されるので、出力された波
長多重光信号の雑音成分は極めて小さく、伝送後の受信
感度劣化量が著しく改善されるほか、十分なレベルの波
長多重信号出力を得ることができる。
【0054】(第9の実施の形態)図9は、本発明に係
る波長多重光信号中継増幅装置の第9の実施の形態を示
す。図中、図6と同一または同一用途のものには同一引
用数字を用いている。この実施の形態は、図6の光分合
波器410の出力段に第2の光増幅器51を設け、全体
で2つの光増幅器を設けた構成にしている。他の構成は
図6と同じであるので、重複する説明は省略する。
【0055】図9の構成においては、光分合波器410
によって光増幅器50の自然放出光雑音と上記4つの波
長(λ1 〜λ4 )以外の波長の光信号が取り除かれる。
例えば、光伝送路131を通過した波長1548nmの
光信号は、光分岐141を経由して光伝送路132に抜
け、この光伝送路132を通って再び光分合波器410
に入力される。光伝送路132〜134を通過する他の
波長の光信号も同様にして光分合波器410に入力され
る。光分合波器410に入力された各光信号は、合波に
より波長多重光信号になった後、光増幅器51により2
度目の増幅が行われた後、光伝送路120へ出力され
る。
【0056】図9の波長多重光信号中継増幅装置におい
ても、出力される波長多重光信号の雑音成分は極めて小
さくなり、伝送後の受信感度劣化量を著しく改善するこ
とができる。また、十分なレベルの波長多重信号出力を
得ることができる。
【0057】(第10の実施の形態)図10は、本発明
に係る波長多重光信号中継増幅装置の第10の実施の形
態を示す。図中、図4と同一または同一用途のものには
同一引用数字を用いている。この実施の形態は、図4の
波長多重光信号中継増幅装置の光増幅器50を入力側か
ら出力側に移した構成になっている。
【0058】この場合、入力側には光増幅器が設けられ
ていないので、入力側の光増幅器による自然放出光雑音
の影響は現れない。したがって、図10の波長多重光信
号中継増幅装置においては、前段の他の波長多重光信号
中継増幅装置の光増幅器における自然放出光雑音と上記
した4つの波長(λ1 〜λ4 )以外の波長の光信号が、
光合波器310を通過する間に取り除かれる。この場合
も、光伝送路131〜134の各々にはただ1つの波長
の光のみが存在する。光伝送路131〜134のそれぞ
れを通過した4つの光信号は、光合波器310で合波さ
れて波長多重光信号になり、さらに光増幅器50で増幅
された後、光伝送路120へ出力される。なお、光増幅
器50により生じた自然放出光雑音は、次段に設けられ
た光信号中継増幅装置(本発明の構成が採用されている
場合)において除去される。
【0059】図10の波長多重光信号中継増幅装置にお
いても、出力される波長多重光信号の雑音成分を低減で
きるので、伝送後の受信感度劣化量を著しく改善するこ
とができる。
【0060】(第11の実施の形態)図11は、本発明
に係る波長多重光信号中継増幅装置の第11の実施の形
態を示す。図中、図5と同一のものには同一引用数字を
用いている。この実施の形態は、図5の光増幅器50を
入力側から出力側に移設した構成になっている。他の構
成は、図5で説明した通りであるので、ここでは説明を
省略する。
【0061】この構成においても、光増幅器50が出力
側に設けられているので、光増幅器50による自然放出
光雑音の影響は現れない。したがって、前段の波長多重
光信号中継増幅装置の光増幅器に含んでいた自然放出光
雑音と上記した4つの波長(λ1 〜λ4 )以外の波長の
光信号が光分合波器410を入/出射する間に取り除か
れる。光伝送路131〜134のそれぞれを通過した光
信号のそれぞれは、光反射ミラー151〜154で反射
し、これら反射された各光信号は光伝送路131〜13
4を逆方向に伝送し、再び光分合波器410に入力す
る。光分合波器410は、光伝送路131〜134から
の各光信号を合波し、波長多重光信号を生成する。波長
多重された光信号は、光分合波器410に接続された光
サーキュレータ60を通過し、光増幅器50によって増
幅された後、光伝送路120へ出力する。この場合も、
光増幅器50により生じた自然放出光雑音は、次段に設
けられた本発明の構成による波長多重光信号中継増幅装
置において除去される。
【0062】図11の波長多重光信号中継増幅装置にお
いても、出力される波長多重光信号の雑音成分を低減で
きるので、伝送後の受信感度劣化量を著しく改善するこ
とができる。
【0063】次に、上記実施の形態で用いられた光分波
器120及び光合波器140の詳細構成について説明す
る。
【0064】図12は、上記実施の形態に用いた光分波
器120の詳細構成を示す。
【0065】光分波器120は、光伝送路1000,1
001〜1004、光アイソレータ1100、光伝送路
1000の終端部に設けられた光分岐1200、この光
伝送路1000の一方の分岐路である光伝送路1001
上に設けられた光サーキュレータ1301、光伝送路1
000の他方の分岐路である光伝送路1003上に設け
られた光サーキュレータ1302、光伝送路1003上
に設けられたファイバグレーティング1401,140
3,1406、光伝送路1001上に設けられたファイ
バグレーティング1402,1404,1405からな
る。
【0066】光伝送路1000には、複数の光信号(λ
1 ,λ2 ,λ2 ,λ4 )が波長多重されている。波長多
重光信号は光アイソレータ1100を通過して、光分岐
1200により2方向に分離される。例えば、第1の波
長(λ1 )の信号はファイバグレーティング1402,
1404、光サーキュレータ1301、及びファイバグ
レーティング1405を通過し、光伝送路1001へ出
力される。しかし、第2の波長(λ2 )の信号は、ファ
イバグレーティング1402で反射されるため、光伝送
路1001,1002には出力されない。また、第3の
波長(λ3 )の信号は、ファイバグレーティング140
2,1404と光サーキュレータ1301を通過後にフ
ァイバグレーティング1405で反射し、再び光サーキ
ュレータ1301を経由して光伝送路1002へ出力さ
れる。他の波長λ2 ,λ4 についても、同様にして波長
多重光の分波が可能になる。
【0067】図13は光合波器140の詳細構成を示
す。
【0068】光合波器140は、光伝送路2000,2
001〜2004、光伝送路2000の終端部に設けら
れた分岐2100、光伝送路2000の一方の分岐路と
なる光伝送路2001上に設けられた光サーキュレータ
2301、光伝送路2000の一方の分岐路となる光伝
送路2003上に設けられた光サーキュレータ230
2、光伝送路2001上に設けられたファイバグレーテ
ィング2202,2204,2205、光伝送路200
3上に設けられたファイバグレーティング2201,2
203,2206からなる。
【0069】光伝送路2001に入力された第1の波長
(λ1 )の光信号はファイバグレーティング2205、
光サーキュレータ2301、ファイバグレーティング2
204,2202、光分岐2100を通過して光伝送路
2000へ出力される。また、光伝送路2002に入力
された第3の波長(λ3 )の光信号は、光サーキュレー
タ2301によってファイバグレーティング2205に
出力され、ファイバグレーティング2205で反射した
後、再び光サーキュレータ2301、ファイバグレーテ
ィング2204,2202、光分岐2100を順次通過
して光伝送路2000へ出力する。他の波長λ2 ,λ4
についても、同様にして波長多重光の合波が可能にな
る。
【0070】図12及び図13の構成では、アレイ導波
路回折格子を使った光合分波器よりも、さらに密に波長
多重された光信号の分離(または合波)が可能になり、
大容量の光伝送が可能になる。ここでは、図12及び図
13の光分合波器とアレイ導波路回折格子型を区別する
意味で、図12及び図13の光分合波器をファイバグレ
ーティング型という。
【0071】(第12の実施の形態)図14は、本発明
に係る波長多重光信号中継増幅装置の第12の実施の形
態を示す。
【0072】本実施の形態は、図1の構成にあって、そ
の光分波器210をファイバグレーティング型光分波器
1501に代え、光合波器310をファイバグレーティ
ング型光合波器1502に代えた構成にしている。ファ
イバグレーティング型光分波器1501は図12に示し
た構成を有し、ファイバグレーティング型光合波器15
02は図13に示した構成を有している。
【0073】光伝送路110には、上記した4つの波長
の光信号が波長多重されている。これらの光信号はファ
イバグレーティング型光分波器1501に入力され、各
波長に分波された後、光伝送路131〜134へ出力さ
れる。ファイバグレーティング型光分波器1501で
は、この波長多重光信号中継増幅装置以前の光増幅器の
自然放出光雑音と上記4波長(λ1 〜λ4 )以外の波長
の光信号が取り除かれ、光伝送路131〜134のそれ
ぞれには、ただ一つの波長の光信号のみが存在する。光
伝送路131〜134上のそれぞれの光信号は、光増幅
器51〜54のそれぞれにより増幅された後、ファイバ
グレーティング型光合波器1502によって合波され、
波長多重光信号となる。ファイバグレーティング型光合
波器1502では、光増幅器51〜54の自然放出光雑
音と上記4波長(λ1 〜λ4 )以外の波長の光信号が取
り除かれる。
【0074】図14の波長多重光信号中継増幅装置によ
れば、出力された波長多重光信号の雑音成分を極めて小
さくできるので、伝送後の受信感度劣化量を著しく改善
することができる。この結果、中継距離を延ばすことが
でき、光伝送のコストを低減することができる。また、
電気信号に変換せずに光信号のままで中継できるので、
中継施設を簡素化でき、よってコストダウンが可能にな
る。
【0075】また、光分波器と光合波器をファイバグレ
ーティング型にしたので、狭帯域幅の光透過性を得るこ
とができ、高密度の波長多重光信号の分波(及び合波)
が可能になる。さらに、高密度の波長多重光信号に対応
することができるので、光伝送のコストを大幅に低減で
きるとともに、温度制御が容易になるほか、経済性が向
上する。
【0076】(第13の実施の形態)図15は、本発明
に係る波長多重光信号中継増幅装置の第13の実施の形
態を示す。本実施の形態は、図2にあって、その光分合
波器410をファイバグレーティング型光分合波器15
03に代えた構成となっている。他の構成は図2に示し
た通りである。ファイバグレーティング型光分合波器1
503は、図12のファイバグレーティング型光分波器
と図13のファイバグレーティング型光合波器を組み合
わせた構成になっている。
【0077】ファイバグレーティング型光分合波器15
03では、波長多重光を各波長に分波し、それぞれを異
なる光伝送路131〜134に出力する。ファイバグレ
ーティング型光分合波器1503では、前段の波長多重
光信号中継増幅装置の光増幅器(図示せず)の自然放出
光雑音と上記4波長(λ1 〜λ4 )以外の波長の光信号
が取り除かれる。光伝送路131〜134のそれぞれに
は、ただ一つの波長の光信号のみが存在する。光伝送路
131〜134上のそれぞれの光信号は、光増幅器51
〜54のそれぞれによって増幅された後、光反射ミラー
151〜154で反射し、再び光増幅器51〜54を通
過し、その際に2度目の増幅が行われ、光伝送路131
〜134を通してファイバグレーティング型光分合波器
1503に入力される。ファイバグレーティング型光分
合波器1503は光伝送路131〜134からのそれぞ
れの光信号を合波し、波長多重光信号にする。このファ
イバグレーティング型光分合波器1503では、光増幅
器51〜54の自然放出光雑音と上記4波長(λ1 〜λ
4 )以外の波長の光信号が取り除かれる。
【0078】図15の波長多重光信号中継増幅装置によ
れば、出力された波長多重光信号の雑音成分が極めて小
さくなる結果、伝送後の受信感度劣化量は著しく改善さ
れる。また、光分合波器1503をファイバグレーティ
ング型光分合波器にしたので、狭帯域幅の光透過性が得
られ、1つで高密度の波長多重光信号を分波及び合波す
ることができる。また、高密度の波長多重光信号に対応
することができるので、光伝送のコストを大幅に低減さ
せると共に、温度制御が容易になりかつ経済的である。
さらに、光反射ミラー151〜154を用いたことによ
り構成が簡単になり、しかも安価にできる。
【0079】(第14の実施の形態)図16は、本発明
に係る波長多重光信号中継増幅装置の第14の実施の形
態を示す。
【0080】本実施の形態は、図3にあって、その光分
合波器410をファイバグレーティング型光分合波器1
503に代えた構成となっている。他の構成は図3に示
した通りである。
【0081】ファイバグレーティング型光分合波器15
03では、光伝送路110から入力された波長多重光を
分波する際、前段の光増幅器の自然放出光雑音と上記4
波長以外の波長の光信号が取り除かれる。この後、例え
ば、光伝送路131を通過した光信号は、光分岐(光分
岐器)141→光伝送路132→の経路で再びファイバ
グレーティング型光分合波器1503に入力される。こ
のとき、ファイバグレーティング型光分合波器1503
は、光増幅器51〜54の自然放出光雑音と上記4波長
以外の波長の光信号を取り除く。光伝送路132〜13
4を通過する他の波長の光信号も、同様にしてファイバ
グレーティング型光分合波器1503に入力される。フ
ァイバグレーティング型光分合波器1503に入力され
た各光信号は合波され、波長多重光信号となって光伝送
路120へ出力される。
【0082】この光信号中継増幅装置においても、出力
された波長多重光信号の雑音成分が極めて小さくなる結
果、伝送後の受信感度劣化量は著しく改善される。
【0083】(第15の実施の形態)図17は、本発明
に係る光レベル調整装置の第1の実施の形態を示す。
【0084】光伝送路110には、複数の異なる4つの
波長λ1 、λ2 、λ3 、λ4 (波長1548nm、15
50nm、1552nm、1554nm)が波長多重さ
れている。光伝送路110には、光分波器210が接続
されている。この光分波器210は、アレイ導波路回折
格子型光分波器に代表されるもので、λ1 〜λ4 の波長
のそれぞれを信号通過域の中心にした光信号に分岐す
る。光分波器210の4つの出力端には、光伝送路13
1,132,133,134が接続され、それぞれには
光増幅器51〜54が挿入されている。光伝送路131
〜134の各終端には、光伝送路131〜134の出力
光を合波するための光合波器310が接続され、この光
合波器310の出力端には光伝送路120が接続されて
いる。光増幅器51〜54には、その利得を制御するた
めの制御手段としての制御部500が接続されている。
【0085】光伝送路110からの光信号は、光分波器
210に入力され、上記4つの波長の光信号に分波され
る。光分波器210では、前段の波長多重光信号中継増
幅装置の光増幅器(不図示)の自然放出光雑音と上記4
波長(λ1 〜λ4 )以外の波長が取り除かれる。つま
り、光分波器210は各波長の分波機能と同時に、パン
ドパスフィルタとして機能する。このような作用は、光
伝送路132〜134における他の波長の光(λ2 〜λ
4 )についても同様に働き、光増幅器52〜54によっ
て増幅された後、光合波器310により光増幅器52〜
54の自然放出光雑音と上記3波長以外の波長が取り除
かれる。これらの各波長(λ1 〜λ4 )の光信号は光合
波器310により合波され、波長多重光信号として光伝
送路120へ出力される。出力された波長多重光信号の
光レベルは、制御部500によって光増幅器51〜54
の利得を個々に制御することで調整できるので、各波長
毎に任意の光強度に調整することができる。制御部50
0では、光増幅器51〜54のそれぞれから出力される
各波長毎の光信号の一部を取り出して光強度をモニター
し、そのモニター結果を光増幅器51〜54の利得にフ
ィードバックすることにより、光増幅器51〜54の利
得を制御する。
【0086】図17の光レベル調整装置によれば、光増
幅器51〜54の利得を個々に制御することにより、波
長多重光を各波長毎に任意の強度に光レベルを調整する
ことができる。
【0087】(第16の実施の形態)図18は、本発明
に係る光レベル調整装置の第2の実施の形態を示す。
【0088】光伝送路110には、光伝送路121が接
続された1つの入出力端(入出力ポート)と光伝送路1
20が接続された1つの出力端(出力ポート)を有する
光サーキュレータ60の入力端(入力ポート)が接続さ
れている。その出力端121には、上記各波長の光信号
を出力する4つの出力端を備えた光分合波器410が接
続されている。光分合波器410の入出力端のそれぞれ
には光伝送路131〜134が接続され、この光伝送路
131〜134には双方向増幅の可能な光増幅器51,
52,53,54が挿入されている。さらに、光伝送路
131〜134のそれぞれの終端には、光反射ミラー1
51,152,153,154が接続されている。この
光反射ミラー151〜154のそれぞれには、その反射
率を調整するための制御部500が接続されている。光
分合波器410には、アレイ導波路回折格子型光分合波
器に代表されるものを用いることができる。
【0089】光伝送路110からの光信号は、光サーキ
ュレータ60を経由して光分合波器410に入力され、
この光分合波器410で各波長(λ1 〜λ4 )に分波さ
れ、それぞれ異なる光伝送路131〜134へ出力され
る。光伝送路131〜134上の光信号は、それぞれ光
増幅器51〜54によって増幅の後、光反射ミラー15
1〜154のそれぞれで反射し、光増幅器51〜54で
再増幅の後、光分合波器410に入力される。光分合波
器410では、各波長に対し、バンドパスフィルタを通
過させたのと同じ作用を分波時と合波時に付与する。し
たがって、光増幅器51〜54の自然放出光雑音と上記
4波長(λ1 〜λ4 )以外の波長が取り除かれる。
【0090】例えば、光伝送路131に出力された15
48nmの光信号について説明すると、この光信号は、
光増幅器51によって増幅された後、光反射ミラー15
1により反射し、逆走して光増幅器51で再度増幅の
後、再び光分合波器410に入力する。光分合波器41
0では、光増幅器51の自然放出光雑音と上記4波長
(λ1 〜λ4 )以外の波長が取り除かれる。他の波長に
おいても、同様に処理される。光増幅器51〜54を出
力したそれぞれの光信号は、再び光分合波器410に入
力されて合波される。光分合波器410では、合波して
得た波長多重光信号を光伝送路120へ出力する。
【0091】制御部500は、光反射ミラー151〜1
54の反射率を個別に制御することで一種の減衰器とし
て作用し、各波長毎に任意の光強度に調整することがで
きる。この制御に際し、制御部520は、光増幅器51
〜54のそれぞれから出力される各波長毎の光信号の一
部を取り出して光強度をモニターし、その結果に基づい
て光反射ミラー151〜154の反射率を変え、光増幅
器51〜54のそれぞれに戻る各光信号の光強度を調整
する。
【0092】図18の光レベル調整装置によれば、光反
射ミラー151〜154の反射率を個別に制御すること
により、波長多重光を構成している各波長は個別に任意
の強度に調整される。
【0093】(第17の実施の形態)図19は、本発明
に係る光レベル調整装置の第3の実施の形態を示す。
【0094】入力用の光伝送路110と出力用の光伝送
路120とが接続された光分合波器410の4つの出力
端には、光伝送路131〜134が接続されている。光
伝送路131の終端部には光分岐144、光伝送路13
2の終端部には光分岐141、光伝送路133の終端部
には光分岐142、光伝送路134の終端部には光分岐
143が接続されている。さらに、光分岐144と14
1の間に接続された光伝送路135内には光増幅器51
と光アイソレータ71が直列接続され、光分岐141と
142の間に接続された光伝送路136内には光増幅器
52と光アイソレータ72が直列接続され、光分岐14
2と143の間に接続された光伝送路137内には光増
幅器53と光アイソレータ73が直列接続され、光分岐
143と144の間に接続された光伝送路138内には
光増幅器54と光アイソレータ74が直列接続されてい
る。光増幅器51〜54のそれぞれには、制御部500
が接続されている。光分合波器410には、アレイ導波
路回折格子型光分合波器に代表される光分合波器が用い
られる。
【0095】光伝送路110からの光信号は、光分合波
器410により各波長(λ1 〜λ4)に分波され、それ
ぞれ光伝送路131〜134に出力される。例えば、光
伝送路131に出力された波長λ1 の光信号は、光増幅
器51によって増幅された後、光アイソレータ71を経
て、光分岐141を介して接続された光伝送路132を
経由して光分合波器410に入力される。光伝送路13
2〜134も同様にして、通過する各波長の光信号が光
増幅器52〜54によって増幅後、光アイソレータ72
〜74及び光伝送路133,134,131を経由して
光分合波器410に入力する。光伝送路131〜134
からの各波長の光信号は、光分合波器410で合波さ
れ、波長多重光信号として光伝送路120に出力され
る。光分合波器410は光フィルタ機能を有しているた
め、光増幅器51〜54の自然放出光雑音と上記4波長
(λ1 〜λ4 )以外の波長が各光信号の往復する過程で
取り除かれる。
【0096】光分岐141〜144を通過する際、各波
長の光信号の光強度は、制御部500の制御状態に応じ
て制御される。光増幅器51〜54の利得は、制御部5
00により個別に制御され、波長毎に光強度が調整され
る。制御部500は、光増幅器51〜54のそれぞれか
ら出力される各波長毎の光信号の一部を取り出して光強
度をモニターし、その結果を基に光増幅器51〜54の
利得にフィードバックして光増幅器51〜54の利得を
制御する。
【0097】図19の光レベル調整装置によれば、光増
幅器51〜54の利得を個々に制御することにより、波
長多重光を各波長毎に任意の光レベルに調整することが
できる。
【0098】(第18の実施の形態)図20は、本発明
に係る光レベル調整装置の第4の実施の形態を示す。
【0099】図20においては、図18と同一であるも
のには同一引用数字を用いたので、ここでは重複する説
明を省略する。この構成は、図18にあって、制御部5
00の制御対象を光反射ミラー151〜154から光増
幅器51〜54に代えたものである。他の構成は同一で
あるので、全体の動作については説明を省略する。
【0100】この場合の制御部500による制御は、光
増幅器51〜54の利得を個別に制御することになる。
この場合、制御部500は、光増幅器51〜54のそれ
ぞれから出力される各波長毎の光信号の一部を取り出し
て光強度をモニターし、このモニター結果を光増幅器5
1〜54の利得にフィードバックして光増幅器51〜5
4の利得を制御する。
【0101】図20の光レベル調整装置によれば、光増
幅器51〜54の利得を個々に制御することにより、波
長多重光を各波長毎に任意の強度に光レベルを調整する
ことができる。
【0102】(第19の実施の形態)図21は、本発明
に係る光レベル調整装置の第5の実施の形態を示す。
【0103】本実施の形態は、図17の構成において、
光分波器210に代えてファイバグレーティング型光分
波器1501を用い、光合波器310に代えてファイバ
グレーティング型光合波器1502を用いた構成にして
いる。他の構成は図17に示した通りである。ファイバ
グレーティング型光分波器1501及びファイバグレー
ティング型光合波器1502を用いたことにより、通過
させたい波長を任意に設定した光分合波器を製作するこ
とができ、設計の自由度が向上する。そして、この構成
の光レベル調整装置においても、制御部500が設けら
れているので、光増幅器51〜54の利得を個別に制御
でき、個々の波長の光信号の光強度のレベル差、或いは
光レベル調整装置全体の利得調整が可能になる。
【0104】(第20の実施の形態)図22は、本発明
に係る光レベル調整装置の第6の実施の形態を示す。
【0105】本実施の形態は、図18の構成において、
光分合波器410に代えてファイバグレーティング型光
分合波器1503を用いた構成にしている。他の構成は
図18に示した通りである。ファイバグレーティング型
光分合波器1503を用いたことにより、光信号の通過
させたい波長或いは反射させたい波長を任意に設定した
光分合波器を製作することができ、設計の自由度が向上
する。この構成の光レベル調整装置においても、制御部
500が設けられおり、光反射ミラー151〜154の
反射率を個別に制御できるため、個々の波長の光信号の
光強度のレベル差、或いは光レベル調整装置全体の利得
調整が可能になる。
【0106】(第21の実施の形態)図23は、本発明
に係る光レベル調整装置の第7の実施の形態を示す。
【0107】本実施の形態は、図19の構成において、
光分合波器410に代えてファイバグレーティング型光
分合波器1503を用いた構成にしている。他の構成は
図19に示した通りであるので、説明を省略する。図2
3の構成によれば、ファイバグレーティング型光分合波
器1503を用いたことにより、通過させたい波長、或
いは戻したい波長を任意に設定した光分合波器を製作す
ることができ、設計の自由度が向上する。そして、この
構成の光レベル調整装置においても、制御部500が設
けられおり、光増幅器51〜54の利得を個別に制御で
きるため、個々の波長の光信号の光強度のレベル差、或
いは光レベル調整装置全体の利得調整が可能になる。
【0108】(第22の実施の形態)図24は、本発明
に係る光レベル調整装置の第8の実施の形態を示す。
【0109】図24の光レベル調整装置は、図15の構
成における光増幅器51〜54に代えて光減衰器11,
12,13,14を設けた構成になっている。また、制
御部500は設けられていない。他の構成は、図15で
説明した通りであるので、ここでは重複する説明を省略
する。
【0110】図24において、光伝送路110からの光
信号は光分波器210により上記した4波(λ1
λ4 )に分波される。光分波器210では、この光レベ
ル調整装置より前段の装置に設けられている光増幅器
(不図示)の自然放出光雑音と上記4波以外の波長の光
信号が取り除かれる。光伝送路131〜134を通過す
る光信号のそれぞれは、光伝送路131〜134のそれ
ぞれに挿入された光減衰器11〜14によって個別に所
要の減衰が行われる。これにより、光信号の波長相互
間、或いは個々の波長の光強度が調整される。光伝送路
131〜134の各終端部を通過した光信号は、光合波
器310で合波されて波長多重光信号になり、光伝送路
120へ送出される。
【0111】図24の光レベル調整装置によれば、光合
波器310から出力される波長多重光信号の各波長の光
信号の光レベルが、光減衰器11〜14によって任意に
設定できるようになる。
【0112】(第23の実施の形態)図25は、本発明
に係る光レベル調整装置の第9の実施の形態を示す。
【0113】この光レベル調整装置は、図20の構成に
おける光増幅器51〜54と制御部500を除去し、光
増幅器51〜54に代えて光減衰器11〜14を設けた
構成になっている。他の構成は、図20または図18で
説明した通りであるので、ここでは重複する説明を省略
する。
【0114】図25において、光伝送路110の光信号
は、光サーキュレータ60を通過して光分合波器410
により各波長に分波され、それぞれ光伝送路131〜1
34に出力される。光分合波器410では、光増幅器5
0の自然放出光雑音と上記4波長(λ1 〜λ4 )以外の
波長の光信号が取り除かれる。光伝送路131〜134
を進行した光信号のそれぞれは、光減衰器11〜14に
よって個別に減衰され、光信号の相互間或いは個々の光
強度が調整される。光減衰器11〜14を出射した光信
号のそれぞれは、反射ミラー151〜154によって反
射した後、再び光伝送路131〜134を逆方向に通過
し、光分合波器410に入力する。光分合波器410は
光伝送路131〜134からの光信号を合波し、波長多
重光信号にして光サーキュレータ60へ出力する。光サ
ーキュレータ60は、光分合波器410からの波長多重
光信号を光伝送路120へ出力する。
【0115】図25の光レベル調整装置においては、光
減衰器11〜14の調整によって、出力される波長多重
光信号の各波長の光信号の光レベルが任意の光レベルに
設定される。したがって、波長毎に大きく異なる光レベ
ルを調整することが可能になる。
【0116】(第24の実施の形態)図26は、本発明
に係る光レベル調整装置の第10の実施の形態を示す。
【0117】図26の光レベル調整装置は、図19の構
成において、その光増幅器51〜54、制御部500、
及び光アイソレータ71〜74を除去し、光伝送路13
5〜138のそれぞれの中に光減衰器11〜14を設け
た構成になっている。他の構成は、図19で説明した通
りであるので、ここでは重複する説明を省略する。
【0118】図26の構成において、光伝送路110か
らの光信号は光分合波器410に入力され、上記した4
つの各波長(λ1 〜λ4 )に分波される。光分合波器4
10では、各波長の光信号に含む自然放出光雑音と上記
4波長(λ1 〜λ4 )以外の波長の光信号が除去され
る。光分合波器410で分波された各波長の光信号は、
個別に光伝送路131〜134を通過し、光減衰器11
〜14によって個々の光強度の減衰が行われる。例え
ば、光伝送路131を通過する波長1548nmの光信
号は、光減衰器11で減衰の後、光分岐141を介して
光伝送路132に回り、この光伝送路132を経由して
再び光分合波器410に入力される。光伝送路132〜
134を通過する他の波長の光信号についても、同様に
光分合波器410に入力される。光分各波器410に入
力された各光信号は合波されて波長多重光信号となり、
光伝送路120へ出力される。
【0119】図26の光レベル調整装置においても、出
力される波長多重光信号の各波長の光信号の光レベルを
任意の光レベルに設定することができる。
【0120】上記した各光レベル調整装置においては、
光増幅器と光減衰器のいずれか一方を用いるものとした
が、両者を混在させた構成にすることもできる。
【0121】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の波長多重光
信号中継増幅装置は、入力された波長多重光信号を各波
長に分波した後、各波長毎に光増幅器により増幅し、合
波後波長多重光信号として出力されるので、波長多重光
信号を一括増幅する場合に比較して波長多重後の光信号
全体の出力光強度を大きくすることができ、かつ、各波
長の光信号の光レベルを等価にすることができる。
【0122】そして、ファイバグレーティング型の光分
波器、光合波器、または光分合波器を用いた波長多重光
信号中継増幅装置においては、狭帯域幅の光透過性が得
られ、高密度の波長多重光信号の分波(または合波)が
可能になる。さらに、高密度の波長多重光信号に対応す
ることができるので、光伝送のコストを大幅に低減でき
るとともに、温度制御が容易になるほか、経済性が向上
する。
【0123】また、光増幅器から発生する自然放出光雑
音は、光増幅器が多段に接続されるにつれ雑音の蓄積と
なり受信感度が著しく劣化するが、狭通過帯域幅の光分
波合波器が光フィルタとして作用するので、光増幅器か
ら発生する自然放出光雑音を除去することができ、受信
感度劣化の小さい光伝送を実現することが可能になる。
その結果、波長多重光信号を電気信号に変換することな
く長距離伝送を行なうことが可能になる。
【0124】さらに、本発明に係る光レベル調整装置
は、分波した波長毎に光増幅器で増幅すると共に、その
利得を調整し、或いは光反射ミラーの反射率を制御する
ようにしたので、各光増幅器の利得を変えることによ
り、増幅される波長の光信号の光強度を個々に調整する
ことができる。したがって、波長多重光信号の各波長毎
の光レベルを任意の強度に調整することができる。
【0125】また、ファイバグレーティング型光分波
器、光合波器、または光分合波器を用いた光レベル調整
装置では、狭通過帯域幅が得られ、高密度の波長多重光
信号の分波(または合波)が可能になり、光伝送のコス
トを大幅に低減できるとともに、光レベル調整及び温度
制御が容易になるほか、経済性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る波長多重光信号中継増幅装置の第
1の実施の形態を示す接続図である。
【図2】本発明に係る波長多重光信号中継増幅装置の第
2の実施の形態を示す接続図である。
【図3】本発明に係る波長多重光信号中継増幅装置の第
3の実施の形態を示す接続図である。
【図4】本発明に係る波長多重光信号中継増幅装置の第
4の実施の形態を示す接続図である。
【図5】本発明に係る波長多重光信号中継増幅装置の第
5の実施の形態を示す接続図である。
【図6】本発明に係る波長多重光信号中継増幅装置の第
6の実施の形態を示す接続図である。
【図7】本発明に係る波長多重光信号中継増幅装置の第
7の実施の形態を示す接続図である。
【図8】本発明に係る波長多重光信号中継増幅装置の第
8の実施の形態を示す接続図である。
【図9】本発明に係る波長多重光信号中継増幅装置の第
9の実施の形態を示す接続図である。
【図10】本発明に係る波長多重光信号中継増幅装置の
第10の実施の形態を示す接続図である。
【図11】本発明に係る波長多重光信号中継増幅装置の
第11の実施の形態を示す接続図である。
【図12】本発明に係る光分波器の詳細構成を示す接続
図である。
【図13】本発明に係る光合波器の詳細構成を示す接続
図である。
【図14】本発明に係る波長多重光信号中継増幅装置の
第12の実施の形態を示す接続図である。
【図15】本発明に係る波長多重光信号中継増幅装置の
第13の実施の形態を示す接続図である。
【図16】本発明に係る波長多重光信号中継増幅装置の
第14の実施の形態を示す接続図である。
【図17】本発明に係る光レベル調整装置の第1の実施
の形態を示す接続図である。
【図18】本発明に係る光レベル調整装置の第2の実施
の形態を示す接続図である。
【図19】本発明に係る光レベル調整装置の第3の実施
の形態を示す接続図である。
【図20】本発明に係る光レベル調整装置の第4の実施
の形態を示す接続図である。
【図21】本発明に係る光レベル調整装置の第5の実施
の形態を示す接続図である。
【図22】本発明に係る光レベル調整装置の第6の実施
の形態を示す接続図である。
【図23】本発明に係る光レベル調整装置の第7の実施
の形態を示す接続図である。
【図24】本発明に係る光レベル調整装置の第8の実施
の形態を示す接続図である。
【図25】本発明に係る光レベル調整装置の第9の実施
の形態を示す接続図である。
【図26】本発明に係る光レベル調整装置の第10の実
施の形態を示す接続図である。
【符号の説明】
11〜14 光減衰器 50,51〜54 光増幅器 60,1301,1302 光サーキュレータ 71〜74,1100 光アイソレータ 110,120,121,131〜138 光伝送路 141〜144,1200 光分岐(光分岐結合器) 151〜154 光反射ミラー 210 光分波器 310 光合波器 410 光分合波器(光分波合波器) 500 制御部 1000〜1004,2000〜2004 光伝送路 1401〜1406 ファイバグレーティング 1501 ファイバグレーティング型光分波器 1502 ファイバグレーティング型光合波器 1503 ファイバグレーティング型光分合波器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/02 10/18

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された波長多重光信号を複数の異な
    る波長に分波する第1の光分波合波器と、 前記第1の光分波合波器により分波された光信号のそれ
    ぞれを増幅して出力する複数の光増幅器と、 前記複数の光増幅器により増幅された各波長の光信号を
    合波して波長多重光信号を出力する第2の光分波合波器
    と、を備えたことを特徴とする波長多重光信号中継増幅
    装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の光増幅器は、前記第1の光分
    波合波器と前記第2の光分波合波器との間に光伝送路を
    用いて接続したことを特徴とする請求項1記載の波長多
    重光信号中継増幅装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の光増幅器は、半導体光増幅
    器、または不純物添加光ファイバ増幅器であることを特
    徴とする請求項1記載の波長多重光信号中継増幅装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の光分波合波器は、光分波器て
    あり、前記第2の光分波合波器は、光合波器であること
    を特徴とする請求項1記載の波長多重光信号中継増幅装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1,第2の光分波合波器は、アレ
    イ導波路回折格子型であることを特徴とする請求項1記
    載の波長多重光信号中継増幅装置。
  6. 【請求項6】 前記第1,第2の光分波合波器は、ファ
    イバーグレーティング型であることを特徴とする請求項
    1記載の波長多重光信号中継増幅装置。
  7. 【請求項7】 入力ポートに入力された波長多重光信号
    を入出力ポートに通過させ、かつ前記入出力ポートに入
    力された波長多重光信号を出力ポートから出力する光サ
    ーキュレータと、 前記光サーキュレータの前記入出力ポートに接続され
    て、前記光サーキュレータからの波長多重光信号を各波
    長毎に分波して出力し、かつ分波側から戻された互いに
    異なる波長の光信号を合波して出力する光分波合波器
    と、 前記光分波合波器の分波側のそれぞれの入出力端に接続
    され、前記光分波合波器で分波されたそれぞれの光信号
    を増幅して出力する双方向増幅型の複数の光増幅器と、 前記複数の光増幅器のそれぞれより出力された光信号を
    反射させてそれぞれの光増幅器に戻す複数の光反射ミラ
    ーと、を備えたことを特徴とする波長多重光信号中継増
    幅装置。
  8. 【請求項8】 前記光分波合波器は、アレイ導波路回折
    格子型であることを特徴とする請求項7記載の波長多重
    光信号中継増幅装置。
  9. 【請求項9】 前記光分波合波器は、ファイバーグレー
    ティング型であることを特徴とする請求項7記載の波長
    多重光信号中継増幅装置。
  10. 【請求項10】 前記ファイバーグレーティング型光分
    波合波器は、光伝送路上に設けられた少なくとも1つの
    ファイバーグレーティングと、前記光伝送路に設けられ
    て前記ファイバーグレーティングからの光信号または前
    記ファイバーグレーティングへの光信号を選択的に入出
    力する光サーキュレータとを備えることを特徴とする請
    求項10記載の波長多重光信号中継増幅装置。
  11. 【請求項11】 前記光増幅器は、前記光分波合波器と
    前記光反射ミラーとの間に光伝送路を用いて接続したこ
    とを特徴とする請求項7記載の波長多重光信号中継増幅
    装置。
  12. 【請求項12】 前記光増幅器は、半導体光増幅器、ま
    たは不純物添加光ファイバ増幅器であることを特徴とす
    る請求項7記載の波長多重光信号中継増幅装置。
  13. 【請求項13】 前記不純物添加光ファイバ増幅器は、
    希土類添加光ファイバ増幅器であることを特徴とする請
    求項12記載の波長多重光信号中継増幅装置。
  14. 【請求項14】 前記希土類添加光ファイバ増幅器は、
    エルビウム添加光ファイバ増幅器、ネオジム添加光ファ
    イバ増幅器、またはプラセオジム添加光ファイバ増幅器
    であることを特徴とする請求項13記載の波長多重光信
    号中継増幅装置。
  15. 【請求項15】 入力された波長多重光信号を各波長毎
    に分波し、かつ分波側から戻された互いに異なる波長の
    光信号を合波して出力する光分波合波器と、 前記光分波合波器の分波側の入出力端のそれぞれに接続
    された複数の第1の光伝送路と、 前記複数の光伝送路のそれぞれの終端部に設けられた複
    数の光分岐結合器と、 前記光分岐結合器の互いに異なる光分岐結合器間を接続
    し、かつ他の接続間に対して並列接続にならないように
    接続した第2の複数の光伝送路と、 前記複数の第2の光伝送路のそれぞれに設けられて通過
    する光信号を増幅する複数の双方向型の光増幅器と、を
    備えたことを特徴とする波長多重光信号中継増幅装置。
  16. 【請求項16】 前記複数の第2の光伝送路は、それぞ
    れに光アイソレータが設けられていることを特徴とする
    請球項15記載の波長多重光信号中継増幅装置。
  17. 【請求項17】 前記光増幅器は、半導体光増幅器、ま
    たは不純物添加光ファイバ増幅器であることを特徴とす
    る請求項15記載の波長多重光信号中継増幅装置。
  18. 【請求項18】 前記不純物添加光ファイバ増幅器は、
    希土類添加光ファイバ増幅器であることを特徴とする請
    求項15記載の波長多重光信号中継増幅装置。
  19. 【請求項19】 前記希土類添加光ファイバ増幅器は、
    エルビウム添加光ファイバ増幅器、ネオジム添加光ファ
    イバ増幅器、またはプラセオジム添加光ファイバ増幅器
    であることを特徴とする請求項15記載の波長多重光信
    号中継増幅装置。
  20. 【請求項20】 前記光分波合波器は、アレイ導波路回
    折格子型光分波合波器であることを特徴とする請求項1
    5記載の波長多重光信号中継増幅装置。
  21. 【請求項21】 前記光分波合波器は、ファイバーグレ
    ーティング型であることを特徴とする請求項15記載の
    波長多重光信号中継増幅装置。
  22. 【請求項22】 入力された波長多重光信号を各波長毎
    に分波する第1の光分波合波器と、 前記第1の光分波合波器により分波された光信号のそれ
    ぞれを増幅する複数の光増幅器と、 前記複数の光増幅器によって増幅された光信号のそれぞ
    れを合波して波長多重光信号を出力する第2の光分波合
    波器と、 前記複数の光増幅器のそれぞれの利得を個別に制御する
    制御手段と、を備えたことを特徴とする光レベル調整装
    置。
  23. 【請求項23】 前記光増幅器は、前記第1の光分波合
    波器と前記第2の光分波合波器との間に光伝送路を用い
    て接続したことを特徴とする請求項22記載の光レベル
    調整装置。
  24. 【請求項24】 前記複数の光増幅器は、半導体光増幅
    器、または不純物添加光ファイバ増幅器であることを特
    徴とする請求項22記載の光レベル調整装置。
  25. 【請求項25】 前記第1の光分波合波器は、光分波器
    であり、前記第2の光分波合波器は、光合波器であるこ
    とを特徴とする請求項22記載の光レベル調整装置。
  26. 【請求項26】 前記光分波合波器は、アレイ導波路回
    折格子型であることを特徴とする請求項22記載の光レ
    ベル調整装置。
  27. 【請求項27】 前記光分波合波器は、ファイバーグレ
    ーティング型であることを特徴とする請求項22記載の
    光レベル調整装置。
  28. 【請求項28】 前記複数の光増幅器に代え、或いは直
    列に複数の光減衰器を設置したことを特徴とする請求項
    22記載の光レベル調整装置。
  29. 【請求項29】 入力ポートに入力された波長多重光信
    号を入出力ポートに通過させ、かつ前記入出力ポートに
    入力された波長多重光信号を出力ポートから出力する光
    サーキュレータと、 前記光サーキュレータの前記入出力ポートに接続され
    て、前記光サーキュレータからの波長多重光信号を各波
    長毎に分波して出力し、かつ分波側から戻された互いに
    異なる波長の光信号を合波して出力する光分波合波器
    と、 前記光分波合波器の分波側のそれぞれの入出力端に接続
    され、前記光分波合波器で分波されたそれぞれの光信号
    を増幅して出力する双方向増幅型の複数の光増幅器と、 前記複数の光増幅器のそれぞれより出力された光信号を
    反射させてそれぞれの光増幅器に戻す複数の光反射ミラ
    ーと、 前記複数の光増幅器のそれぞれの利得、または前記光反
    射ミラーのそれぞれの反射率の少なくとも一方を個別に
    制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする光レベ
    ル調整装置。
  30. 【請求項30】 前記光増幅器は、前記光分波合波器と
    複数の光反射ミラーとの間に光伝送路を用いて接続した
    ことを特徴とする請求項29記載の光レベル調整装置。
  31. 【請求項31】 前記複数の光増幅器は、半導体光増幅
    器、または不純物添加光ファイバ増幅器であることを特
    徴とする請求項29記載の光レベル調整装置。
  32. 【請求項32】 前記不純物添加光ファイバ増幅器は、
    希土類添加光ファイバ増幅器であることを特徴とする請
    求項29記載の光レベル調整装置。
  33. 【請求項33】 前記希土類添加光ファイバ増幅器は、
    エルビウム添加光ファイバ増幅器、ネオジム添加光ファ
    イバ増幅器、プラセオジム添加光ファイバ増幅器のいず
    れか1種であることを特徴とする請求項32記載の光レ
    ベル調整装置。
  34. 【請求項34】 前記複数の光増幅器に代え、或いは直
    列に複数の光減衰器を設置したことを特徴とする請求項
    29記載の光レベル調整装置。
  35. 【請求項35】 前記光分波合波器は、アレイ導波路回
    折格子型光分波合波器であることを特徴とする請求項2
    9記載の光レベル調整装置。
  36. 【請求項36】 前記光分波合波器は、ファイバーグレ
    ーティング型であることを特徴とする請求項29記載の
    光レベル調整装置。
  37. 【請求項37】 入力された波長多重光信号を各波長毎
    に分波し、かつ分波側から戻された互いに異なる波長の
    光信号を合波して出力する光分波合波器と、 前記光分波合波器の分波側の入出力端のそれぞれに接続
    された複数の第1の光伝送路と、 前記複数の光伝送路のそれぞれの終端部に設けられた複
    数の光分岐結合器と、 前記光分岐結合器の互いに異なる光分岐結合器間を接続
    し、かつ他の接続間に対して並列接続にならないように
    接続した第2の複数の光伝送路と、 前記複数の第2の光伝送路のそれぞれに設けられて通過
    する光信号を増幅する複数の双方向型の光増幅器と、 前記複数の光増幅器のそれぞれの利得を個別に制御する
    制御手段と、を備えたことを特徴とする光レベル調整装
    置。
  38. 【請求項38】 前記複数の第2の光伝送路は、それぞ
    れに光アイソレータが設けられていることを特徴とする
    請求項37記載の光レベル調整装置。
  39. 【請求項39】 前記複数の光増幅器は、半導体光増幅
    器、または不純物添加光ファイバ増幅器であることを特
    徴とする請求項37記載の光レベル調整装置。
  40. 【請求項40】 前記複数の光増幅器に代え、或いは直
    列に複数の光減衰器を設置したことを特徴とする請求項
    37記載の光レベル調整装置。
  41. 【請求項41】 前記不純物添加光ファイバ増幅器は、
    希土類添加光ファイバ増幅器であることを特徴とする請
    求項37記載の光レベル調整装置。
  42. 【請求項42】 前記希土類添加光ファイバ増幅器は、
    エルビウム添加光ファイバ増幅器、ネオジム添加光ファ
    イバ増幅器、またはプラセオジム添加光ファイバ増幅器
    であることを特徴とする請求項41記載の光レベル調整
    装置。
  43. 【請求項43】 前記光分波合波器は、アレイ導波路回
    折格子型光分波合波器であることを特徴とする請求項3
    7記載の光レベル調整装置。
  44. 【請求項44】 前記光分波合波器は、ファイバーグレ
    ーティング型であることを特徴とする請求項37記載の
    光レベル調整装置。
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