JPH1145576A - 半導体記憶装置 - Google Patents
半導体記憶装置Info
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- JPH1145576A JPH1145576A JP9200205A JP20020597A JPH1145576A JP H1145576 A JPH1145576 A JP H1145576A JP 9200205 A JP9200205 A JP 9200205A JP 20020597 A JP20020597 A JP 20020597A JP H1145576 A JPH1145576 A JP H1145576A
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- JP
- Japan
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- transistor
- trs
- drain current
- memory device
- channel mos
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 オフ時のリーク電流の増大を押さえながら、
半導体記憶装置のアクセス時間(読み出し時間)の短縮
を図る。 【解決手段】 メモリセルアレイ部及び周辺回路部で構
成される半導体記憶装置に於いて、該周辺回路部のアク
セスパス(読み出し経路)を構成するNチャンネルMO
STr(モス・トランジスタ)及びPチャンネルMOS
Trのそれぞれその全部又は一部を、少なくとも一つ
の、アクセスパス以外の周辺回路部に使用されているT
r(トランジスタ)よりId(ドレイン電流)の高いT
rで構成する。特に、アクセスパスのドライバ部分に実
施した場合好ましい。この発明の場合、図2(b)に示
すように、Vccレベルの信号(40)が入力した場合
(符号3参照)、従来例(106d参照)に比較し、出
力の立ち下がり時間が短縮されるので、結果としてアク
セス時間も短縮される。
半導体記憶装置のアクセス時間(読み出し時間)の短縮
を図る。 【解決手段】 メモリセルアレイ部及び周辺回路部で構
成される半導体記憶装置に於いて、該周辺回路部のアク
セスパス(読み出し経路)を構成するNチャンネルMO
STr(モス・トランジスタ)及びPチャンネルMOS
Trのそれぞれその全部又は一部を、少なくとも一つ
の、アクセスパス以外の周辺回路部に使用されているT
r(トランジスタ)よりId(ドレイン電流)の高いT
rで構成する。特に、アクセスパスのドライバ部分に実
施した場合好ましい。この発明の場合、図2(b)に示
すように、Vccレベルの信号(40)が入力した場合
(符号3参照)、従来例(106d参照)に比較し、出
力の立ち下がり時間が短縮されるので、結果としてアク
セス時間も短縮される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体記憶装置、例えば図3に
は、MOS(メタル・オキサイド・セミコンダクタ)ダ
イナミックRAM(ランダム・アクセス・メモリ)型の
半導体記憶装置101の構成とデータの流れを示す。図
3に於いて、MOSダイナミックRAM101は、一つ
のMOSFET(電界効果トランジスタ)と一つの容量
素子(例えば、MOSキャパシタ)で構成される記憶素
子(メモリセル)の集合であるメモリセルアレイ部(3
1,32,33乃至34)と、これら周囲の周辺回路部
から構成されており、データは周辺回路部のアクセスパ
ス(読み出し経路)、即ち、メモリセルアレイ部(例え
ば、31のメモリセルアレイ部分)からプリアンプ10
2、ドライバ103、データバス104、出力バッファ
105及び出力端子106へと経由して出てくる。図4
にはこの様な半導体記憶装置の動作波形図を、図5、6
及び7にはプリアンプ102、ドライバ103及び出力
バッファ105の回路図を示す。
は、MOS(メタル・オキサイド・セミコンダクタ)ダ
イナミックRAM(ランダム・アクセス・メモリ)型の
半導体記憶装置101の構成とデータの流れを示す。図
3に於いて、MOSダイナミックRAM101は、一つ
のMOSFET(電界効果トランジスタ)と一つの容量
素子(例えば、MOSキャパシタ)で構成される記憶素
子(メモリセル)の集合であるメモリセルアレイ部(3
1,32,33乃至34)と、これら周囲の周辺回路部
から構成されており、データは周辺回路部のアクセスパ
ス(読み出し経路)、即ち、メモリセルアレイ部(例え
ば、31のメモリセルアレイ部分)からプリアンプ10
2、ドライバ103、データバス104、出力バッファ
105及び出力端子106へと経由して出てくる。図4
にはこの様な半導体記憶装置の動作波形図を、図5、6
及び7にはプリアンプ102、ドライバ103及び出力
バッファ105の回路図を示す。
【0003】このようなMOSダイナミックRAM10
1は高密度化、高集積化が容易なので、大容量半導体記
憶装置に多く用いられている。しかし、このような1チ
ップ型半導体記憶装置に於いては、特にその周辺回路部
のトランジスタはアクセスパスも含め、それらを構成す
るNチャンネルMOSトランジスタ及びPチャンネルM
OSトランジスタに、それぞれ特性的に(例えば、しき
い値電圧Vth、ドレイン電流 Id、等)同じと見なせるも
のが使用されていた。
1は高密度化、高集積化が容易なので、大容量半導体記
憶装置に多く用いられている。しかし、このような1チ
ップ型半導体記憶装置に於いては、特にその周辺回路部
のトランジスタはアクセスパスも含め、それらを構成す
るNチャンネルMOSトランジスタ及びPチャンネルM
OSトランジスタに、それぞれ特性的に(例えば、しき
い値電圧Vth、ドレイン電流 Id、等)同じと見なせるも
のが使用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のこのような半導
体記憶装置に於いては、該記憶装置のアクセス時間(読
み出し時間)の短縮を図るのに限界があった。即ち、ア
クセス時間の短縮を図る為に、周辺回路部のすべてのト
ランジスタを動作の早いトランジスタに置き換えると、
通常オフ時のリーク電流が大幅に増加し、実用性に問題
を生ずる。特に、最近主流となりつつある携帯用機器等
には適用が困難であった。
体記憶装置に於いては、該記憶装置のアクセス時間(読
み出し時間)の短縮を図るのに限界があった。即ち、ア
クセス時間の短縮を図る為に、周辺回路部のすべてのト
ランジスタを動作の早いトランジスタに置き換えると、
通常オフ時のリーク電流が大幅に増加し、実用性に問題
を生ずる。特に、最近主流となりつつある携帯用機器等
には適用が困難であった。
【0005】この発明は、上記のような課題を解決する
為になされたもので、その目的は、半導体記憶装置に於
いて、オフ時のリーク電流の増大を押さえながら、該記
憶装置のアクセス時間を短縮する事を目的とする。
為になされたもので、その目的は、半導体記憶装置に於
いて、オフ時のリーク電流の増大を押さえながら、該記
憶装置のアクセス時間を短縮する事を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体記
憶装置に於いては、特にその周辺回路部を構成するアク
セスパス部分に関し、該アクセスパスを構成するNチャ
ンネルMOSトランジスタ及びPチャンネルMOSトラ
ンジスタのそれぞれその全部又は一部を、アクセスパス
以外の周辺回路部に使用されているトランジスタよりド
レイン電流(Id)の高い特性のトランジスタで構成す
る。
憶装置に於いては、特にその周辺回路部を構成するアク
セスパス部分に関し、該アクセスパスを構成するNチャ
ンネルMOSトランジスタ及びPチャンネルMOSトラ
ンジスタのそれぞれその全部又は一部を、アクセスパス
以外の周辺回路部に使用されているトランジスタよりド
レイン電流(Id)の高い特性のトランジスタで構成す
る。
【0007】又、この発明の半導体記憶装置に於いて
は、アクセスパスの構成要素の一つであるドライバ部分
に関し、該ドライバ部分を構成するNチャンネルMOS
トランジスタ及びPチャンネルMOSトランジスタの全
部又は一部を、それぞれ同じく上記のドレイン電流(I
d)の高い特性のトランジスタで構成する。
は、アクセスパスの構成要素の一つであるドライバ部分
に関し、該ドライバ部分を構成するNチャンネルMOS
トランジスタ及びPチャンネルMOSトランジスタの全
部又は一部を、それぞれ同じく上記のドレイン電流(I
d)の高い特性のトランジスタで構成する。
【0008】尚、このようなドレイン電流(Id)の高い
特性のトランジスの形成は、トランジスタ製造プロセス
のチャンネルドープ工程でのプロセス条件を変更する事
により行い、通常の周辺回路部に使用されているトラン
ジスタよりドレイン電流(Id)の高い特性のトランジス
タを形成する。
特性のトランジスの形成は、トランジスタ製造プロセス
のチャンネルドープ工程でのプロセス条件を変更する事
により行い、通常の周辺回路部に使用されているトラン
ジスタよりドレイン電流(Id)の高い特性のトランジス
タを形成する。
【0009】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態を図と共に
説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係り、半導
体記憶装置の構成並びに読み出しデータの流れを示す図
である。図1の構成は、4つのメモリセルアレイ部(3
1,32,33乃至34)と、その周辺のアクセスパス
やデコーダ11などから構成される周辺回路部とに分け
られる。読み出しデータは、例えばメモリセルアレイ部
分31のデータ線36から周辺回路部のアクセスパスを
構成する構成要素、即ち、プリアンプ102→ドライバ
103→データバス104→出力バッファ105→出力
端子106へと経由して出てくる。
説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係り、半導
体記憶装置の構成並びに読み出しデータの流れを示す図
である。図1の構成は、4つのメモリセルアレイ部(3
1,32,33乃至34)と、その周辺のアクセスパス
やデコーダ11などから構成される周辺回路部とに分け
られる。読み出しデータは、例えばメモリセルアレイ部
分31のデータ線36から周辺回路部のアクセスパスを
構成する構成要素、即ち、プリアンプ102→ドライバ
103→データバス104→出力バッファ105→出力
端子106へと経由して出てくる。
【0010】図4は上記半導体記憶装置の動作を示す動
作波形図である。まず、データ線36、相補データ線3
6に読みだしデータが十分出てから(即ち、データ線3
6と相補データ線36間に100mV程度の微小電圧差
が生じてから)、プリアンプ102をプリアンプ活性化
信号(PAE)37によって活性化する。次に、読みだ
しデータがプリアンプ102から出力されてから、デー
タバスドライバ103をデータバス活性化信号(RB
E)38によって活性化する。最後に、データバス10
4に読み出されたデータが出力バッファ105に伝わっ
てから、出力バッファ105を活性化し、読み出しデー
タ106aを出力端子106から出力する。
作波形図である。まず、データ線36、相補データ線3
6に読みだしデータが十分出てから(即ち、データ線3
6と相補データ線36間に100mV程度の微小電圧差
が生じてから)、プリアンプ102をプリアンプ活性化
信号(PAE)37によって活性化する。次に、読みだ
しデータがプリアンプ102から出力されてから、デー
タバスドライバ103をデータバス活性化信号(RB
E)38によって活性化する。最後に、データバス10
4に読み出されたデータが出力バッファ105に伝わっ
てから、出力バッファ105を活性化し、読み出しデー
タ106aを出力端子106から出力する。
【0011】図5、6、及び7には、従来と同様、アク
セスパスを構成するプリアンプ102、ドライバ103
及び出力バッファ105の回路図を示す。まず、図5の
プリアンプ102に於いて、データ線36の電圧が相補
データ線36より100mV程度低く出た場合、データ
線36につながったNチャンネルMOSトランジスタ1
aの方が相補データ線36につながったNチャンネルM
OSトランジスタより電流の流れが悪いので、ノードa
(39a)の点の電圧が高まり、出力106bは電源電
圧(Vcc)40へと高まっていく。一方、2本のデー
タ線の関係が上記と逆の場合(即ち、相補データ線36
の方が低い場合)は、ノードb(39b)の点の電圧が
高まるので、2つのPチャンネルMOSトランジスタ2
a、2bがオフし、PAE信号37とゲートでつながっ
ているNチャンネルMOSトランジスタ1bは、PAE
信号37によってオンするので、出力106bは接地電
圧(0V)へとなる。但し、この段階のVcc(あるい
は、0V)の信号パワーは小さいので長い配線間を伝達
するのが困難であり、従って、次のドライバ部分でパワ
ーを増大させる必要がある。
セスパスを構成するプリアンプ102、ドライバ103
及び出力バッファ105の回路図を示す。まず、図5の
プリアンプ102に於いて、データ線36の電圧が相補
データ線36より100mV程度低く出た場合、データ
線36につながったNチャンネルMOSトランジスタ1
aの方が相補データ線36につながったNチャンネルM
OSトランジスタより電流の流れが悪いので、ノードa
(39a)の点の電圧が高まり、出力106bは電源電
圧(Vcc)40へと高まっていく。一方、2本のデー
タ線の関係が上記と逆の場合(即ち、相補データ線36
の方が低い場合)は、ノードb(39b)の点の電圧が
高まるので、2つのPチャンネルMOSトランジスタ2
a、2bがオフし、PAE信号37とゲートでつながっ
ているNチャンネルMOSトランジスタ1bは、PAE
信号37によってオンするので、出力106bは接地電
圧(0V)へとなる。但し、この段階のVcc(あるい
は、0V)の信号パワーは小さいので長い配線間を伝達
するのが困難であり、従って、次のドライバ部分でパワ
ーを増大させる必要がある。
【0012】次に、図6のドライバ103回路に於いて
は、前記プリアンプ102からの複数の入力信号42の
一つがセレクタ43により選択され、インバータA(4
4a)及びインバータB(44b)を経由し、信号の種
類は同じだがこの間にそのパワーが増大されて出てい
く。
は、前記プリアンプ102からの複数の入力信号42の
一つがセレクタ43により選択され、インバータA(4
4a)及びインバータB(44b)を経由し、信号の種
類は同じだがこの間にそのパワーが増大されて出てい
く。
【0013】次の図7の出力バッファ回路105に於い
ては、ドライバ103からデータバス104を経由して
入力した信号を、そのまま途中の減衰分を補償してVc
cあるいは0Vの出力信号106cとして出力する。
ては、ドライバ103からデータバス104を経由して
入力した信号を、そのまま途中の減衰分を補償してVc
cあるいは0Vの出力信号106cとして出力する。
【0014】この発明に係る実施の形態1の半導体記憶
装置に於いては、周辺回路部のアクセスパス部分を構成
するNチャンネルMOSトランジスタ及びPチャンネル
MOSトランジスタのそれぞれその全部又は一部を、ア
クセスパス以外の周辺回路部(例えば、図1に示すデコ
ーダ部分など)に使用されているトランジスタよりドレ
イン電流(Id)の高いトランジスタで構成したので、実
施の形態2でその理由を詳述するように、アクセス時間
を大幅に短縮出来る。
装置に於いては、周辺回路部のアクセスパス部分を構成
するNチャンネルMOSトランジスタ及びPチャンネル
MOSトランジスタのそれぞれその全部又は一部を、ア
クセスパス以外の周辺回路部(例えば、図1に示すデコ
ーダ部分など)に使用されているトランジスタよりドレ
イン電流(Id)の高いトランジスタで構成したので、実
施の形態2でその理由を詳述するように、アクセス時間
を大幅に短縮出来る。
【0015】実施の形態2.実施の形態1に於いては、
アクセスパスを構成するNチャンネルMOSトランジス
タ及びPチャンネルMOSトランジスタのそれぞれその
全部又は一部を、アクセスパス以外の周辺回路部に使用
されているトランジスタよりドレイン電流(Id)の高い
トランジスタで構成したが、実施の形態2では、アクセ
スパスの構成要素の一つであるドライバ部分のNチャン
ネルMOSトランジスタ及びPチャンネルMOSトラン
ジスタのそれぞれその全部又は一部を、上記と同様、ア
クセスパス以外の周辺回路部に使用されているトランジ
スタよりドレイン電流(Id)の高いトランジスタで構成
したものである。以下、図に基づいて具体的に説明す
る。
アクセスパスを構成するNチャンネルMOSトランジス
タ及びPチャンネルMOSトランジスタのそれぞれその
全部又は一部を、アクセスパス以外の周辺回路部に使用
されているトランジスタよりドレイン電流(Id)の高い
トランジスタで構成したが、実施の形態2では、アクセ
スパスの構成要素の一つであるドライバ部分のNチャン
ネルMOSトランジスタ及びPチャンネルMOSトラン
ジスタのそれぞれその全部又は一部を、上記と同様、ア
クセスパス以外の周辺回路部に使用されているトランジ
スタよりドレイン電流(Id)の高いトランジスタで構成
したものである。以下、図に基づいて具体的に説明す
る。
【0016】図2(a)には、アクセスパスの構成要素
の一つであるドライバ103部分の回路の詳細図を示
す。このドライバ103部分を構成するトランジスタの
中、NチャンネルMOSトランジスタ3個(1c、1d
及び1e)の全部又は一部を、上記と同様、アクセスパ
ス以外の周辺回路部に使用されているトランジスタよ
り、ドレイン電流の高いトランジスタで構成する事が出
来る。
の一つであるドライバ103部分の回路の詳細図を示
す。このドライバ103部分を構成するトランジスタの
中、NチャンネルMOSトランジスタ3個(1c、1d
及び1e)の全部又は一部を、上記と同様、アクセスパ
ス以外の周辺回路部に使用されているトランジスタよ
り、ドレイン電流の高いトランジスタで構成する事が出
来る。
【0017】図2(b)には、図2(a)のドライバ1
03を構成する1個のインバータ44a(又は、44
b)のNチャンネルMOSトランジスタを、アクセスパ
ス以外の周辺回路部に使用されているトランジスタより
ドレイン電流の高いトランジスタで構成した場合の信号
の変化を、通常のトランジスタの場合と比較して示す。
図2(b)に於いて、図2(a)のいずれかのインバー
タに、電源電圧(Vcc)レベルの信号40が入力し、
それが該インバータにより変換されて接地電圧(0V)
レベル41へと変化し出力する時、通常のトランジスタ
の場合(106d参照)に比較し、ドレイン電流(Id)
の高いトランジスタの場合(符号3参照)、信号の立ち
下がり時間が短くなり、結果としてアクセス時間が短縮
出来る。
03を構成する1個のインバータ44a(又は、44
b)のNチャンネルMOSトランジスタを、アクセスパ
ス以外の周辺回路部に使用されているトランジスタより
ドレイン電流の高いトランジスタで構成した場合の信号
の変化を、通常のトランジスタの場合と比較して示す。
図2(b)に於いて、図2(a)のいずれかのインバー
タに、電源電圧(Vcc)レベルの信号40が入力し、
それが該インバータにより変換されて接地電圧(0V)
レベル41へと変化し出力する時、通常のトランジスタ
の場合(106d参照)に比較し、ドレイン電流(Id)
の高いトランジスタの場合(符号3参照)、信号の立ち
下がり時間が短くなり、結果としてアクセス時間が短縮
出来る。
【0018】前記ドレイン電流(Id)の高いトランジス
タの形成は、トランジスタの製造プロセスのチャンネル
ドープ工程でのドープ条件(ドープ量)を、例えば64
M(メガ)ダイナミックRAMクラスの1×1013/c
m2レベルから、1×1012/cm2レベルに変更する事
により行う。この場合のドレイン電流(Id)は、約2.
5mAから3.5mA位に高まる。尚、ドープ量は固定
的でなく、トランジスタの構造、ゲート酸化膜の膜厚や
膜質等により調節する。
タの形成は、トランジスタの製造プロセスのチャンネル
ドープ工程でのドープ条件(ドープ量)を、例えば64
M(メガ)ダイナミックRAMクラスの1×1013/c
m2レベルから、1×1012/cm2レベルに変更する事
により行う。この場合のドレイン電流(Id)は、約2.
5mAから3.5mA位に高まる。尚、ドープ量は固定
的でなく、トランジスタの構造、ゲート酸化膜の膜厚や
膜質等により調節する。
【0019】又、実施の形態1の場合、アクセス時間の
短縮効果は大きいが、オフ時のリーク電流が若干大きく
なり、携帯用端末機器等では若干問題を生ずる場合があ
るが、実施の形態2の様に、ドライバ部分のみの場合
は、短縮効果が大きい反面リーク電流の増大は小さいの
で、好ましい。
短縮効果は大きいが、オフ時のリーク電流が若干大きく
なり、携帯用端末機器等では若干問題を生ずる場合があ
るが、実施の形態2の様に、ドライバ部分のみの場合
は、短縮効果が大きい反面リーク電流の増大は小さいの
で、好ましい。
【0020】尚、上記実施の形態1及び2に於いては、
それぞれドレイン電流(Id)の高いトランジスタが一つ
の場合について説明したが、当然複数あるいはPチャン
ネルMOSトランジスタの方は一つで、NチャンネルM
OSトランジスタの方は複数の様な組み合わせでもよ
く、必要に応じ選択できるが、トランジスタの製造工程
は複雑となる。
それぞれドレイン電流(Id)の高いトランジスタが一つ
の場合について説明したが、当然複数あるいはPチャン
ネルMOSトランジスタの方は一つで、NチャンネルM
OSトランジスタの方は複数の様な組み合わせでもよ
く、必要に応じ選択できるが、トランジスタの製造工程
は複雑となる。
【0021】
【発明の効果】この発明は、以上に説明したように構成
しているので、以下に示すような効果を奏する。即ち、
この発明の請求項1及び請求項2に係わる半導体記憶装
置は、周辺回路部のアクセスパスを構成するNチャンネ
ルMOSトランジスタ及びPチャンネルMOSトランジ
スタのそれぞれその全部又は一部(請求項1)、あるい
は、アクセスパスのドライバ部分を構成するNチャンネ
ルMOSトランジスタ及びPチャンネルMOSトランジ
スタのそれぞれその全部又は一部(請求項2)を、アク
セスパス以外の周辺回路部に使用されているトランジス
タよりドレイン電流(Id)の高いトランジスタで構成し
たので、半導体記憶装置のアクセス時間を短縮する事が
出来る効果を奏する。特に、請求項2の場合は、オフ時
のリーク電流の増大を押さえながら、アクセス時間を短
縮出来る効果を奏する。
しているので、以下に示すような効果を奏する。即ち、
この発明の請求項1及び請求項2に係わる半導体記憶装
置は、周辺回路部のアクセスパスを構成するNチャンネ
ルMOSトランジスタ及びPチャンネルMOSトランジ
スタのそれぞれその全部又は一部(請求項1)、あるい
は、アクセスパスのドライバ部分を構成するNチャンネ
ルMOSトランジスタ及びPチャンネルMOSトランジ
スタのそれぞれその全部又は一部(請求項2)を、アク
セスパス以外の周辺回路部に使用されているトランジス
タよりドレイン電流(Id)の高いトランジスタで構成し
たので、半導体記憶装置のアクセス時間を短縮する事が
出来る効果を奏する。特に、請求項2の場合は、オフ時
のリーク電流の増大を押さえながら、アクセス時間を短
縮出来る効果を奏する。
【0022】又、請求項3に係わる半導体記憶装置は、
アクセスパス以外の周辺回路部に使用されているトラン
ジスタよりドレイン電流(Id)の高いトランジスタの形
成方法に、トランジスタの製造プロセスのチャンネルド
ープ工程でのチャンネルドープ条件を変更する方法を用
いたので、工程が簡単で管理も容易であり、従って、特
性や加工精度、生産性やコストの面でも大幅に優れる。
アクセスパス以外の周辺回路部に使用されているトラン
ジスタよりドレイン電流(Id)の高いトランジスタの形
成方法に、トランジスタの製造プロセスのチャンネルド
ープ工程でのチャンネルドープ条件を変更する方法を用
いたので、工程が簡単で管理も容易であり、従って、特
性や加工精度、生産性やコストの面でも大幅に優れる。
【図1】 この発明の実施の形態1及び2に係り、半導
体記憶装置の構成並びにそのデータの流れを示す図であ
る。
体記憶装置の構成並びにそのデータの流れを示す図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態2に係り、(a)は半
導体記憶装置のドライバ部分の回路図であり、(b)は
その読み出しデータの出力の様子を、従来例と比較して
示した図である。
導体記憶装置のドライバ部分の回路図であり、(b)は
その読み出しデータの出力の様子を、従来例と比較して
示した図である。
【図3】 従来例に係り、半導体記憶装置の構成並びに
そのデータの流れを示す図である。
そのデータの流れを示す図である。
【図4】 半導体記憶装置の動作波形を示す図である。
【図5】 プリアンプの回路を示す図である。
【図6】 ドライバの回路を示す図である。
【図7】 出力バッファの回路を示す図である。
1a,1b,1c,1d,1e NチャンネルMOSト
ランジスタ 2a,2b,2c,2d,2e PチャンネルMOSト
ランジスタ 3 この発明の場合の出力の様子 11 デコーダ 101 半導体記憶装置 102 プリ
アンプ 103 ドライバ 104 デー
タバス 105 出力バッファ 106 出力
端子 106d 従来例の場合の出力の様子
ランジスタ 2a,2b,2c,2d,2e PチャンネルMOSト
ランジスタ 3 この発明の場合の出力の様子 11 デコーダ 101 半導体記憶装置 102 プリ
アンプ 103 ドライバ 104 デー
タバス 105 出力バッファ 106 出力
端子 106d 従来例の場合の出力の様子
Claims (3)
- 【請求項1】 メモリセルアレイ部及び周辺回路部で構
成される半導体記憶装置に於いて、周辺回路部のアクセ
スパスを構成するNチャンネルMOSトランジスタ及び
PチャンネルMOSトランジスタに関し、それぞれその
全部又は一部が、アクセスパス以外の周辺回路部に使用
されているトランジスタよりドレイン電流の高いトラン
ジスタで構成されている事を特徴とする半導体記憶装
置。 - 【請求項2】 アクセスパスのドライバ部分を構成する
NチャンネルMOSトランジスタ及びPチャンネルMO
Sトランジスタに関し、それぞれその全部又は一部が、
アクセスパス以外の周辺回路部に使用されているトラン
ジスタよりドレイン電流の高いトランジスタで構成され
ている事を特徴とする請求項1項記載の半導体記憶装
置。 - 【請求項3】 ドレイン電流の高いトランジスタは、チ
ャンネルドープ工程のプロセス条件を変更する事によっ
て形成されている事を特徴とする請求項1項から2項の
いずれか1項に記載の半導体記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9200205A JPH1145576A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 半導体記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9200205A JPH1145576A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 半導体記憶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1145576A true JPH1145576A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16420559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9200205A Pending JPH1145576A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 半導体記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1145576A (ja) |
-
1997
- 1997-07-25 JP JP9200205A patent/JPH1145576A/ja active Pending
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