JPH1142116A - 歯ブラシ - Google Patents
歯ブラシInfo
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- JPH1142116A JPH1142116A JP20177597A JP20177597A JPH1142116A JP H1142116 A JPH1142116 A JP H1142116A JP 20177597 A JP20177597 A JP 20177597A JP 20177597 A JP20177597 A JP 20177597A JP H1142116 A JPH1142116 A JP H1142116A
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- Japan
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- brush
- tip
- bristle bundle
- brush bristle
- bristles
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブラシ毛束の先端を奥歯の噛み合わせ部に到
達し易くする。奥歯の噛み合わせ面にある溝部に付着し
た歯垢を効率良く刷掃する。虫歯の発生を容易に防ぐ。 【解決手段】 複数のブラシ毛1より成るブラシ毛束2
を複数本並べてブラシ基台4上に突設させた歯ブラシで
ある。複数のブラシ毛束2で構成されるブラシ毛束群3
全体の寸法L1 ,L2 をブラシ基台4の長さ方向A及び
幅方向Bにおいてそれぞれ8mm以下に設定する。ブラ
シ毛束群3全体の先端部の縦断面形状をブラシ基台4の
長さ方向Aにおいて略台形状に形成し、且つ幅方向Bに
おいて略山形状に形成する。
達し易くする。奥歯の噛み合わせ面にある溝部に付着し
た歯垢を効率良く刷掃する。虫歯の発生を容易に防ぐ。 【解決手段】 複数のブラシ毛1より成るブラシ毛束2
を複数本並べてブラシ基台4上に突設させた歯ブラシで
ある。複数のブラシ毛束2で構成されるブラシ毛束群3
全体の寸法L1 ,L2 をブラシ基台4の長さ方向A及び
幅方向Bにおいてそれぞれ8mm以下に設定する。ブラ
シ毛束群3全体の先端部の縦断面形状をブラシ基台4の
長さ方向Aにおいて略台形状に形成し、且つ幅方向Bに
おいて略山形状に形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ブラシ毛により
歯磨きを行う歯ブラシに関するものである。
歯磨きを行う歯ブラシに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、多くのメーカーから多種多様の歯
ブラシが生産、販売されており、主に歯と歯の間や、歯
と歯茎の間の歯垢を効率よく刷掃する形状を持った歯ブ
ラシはよく知られている(例えば特開平6−26180
9号公報参照)。
ブラシが生産、販売されており、主に歯と歯の間や、歯
と歯茎の間の歯垢を効率よく刷掃する形状を持った歯ブ
ラシはよく知られている(例えば特開平6−26180
9号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の歯ブ
ラシにあっては、複数のブラシ毛より成るブラシ毛束を
複数本並べてブラシ基台上に突設させるにあたって、複
数のブラシ毛束で構成されるブラシ毛束群全体の寸法
は、ブラシ基台の長さ方向において例えば25mm程
度、幅方向において例えば10mm程度に設定されてお
り、例えば奥歯の噛み合わせ部にブラシ毛の先端が到達
し難いという問題があった。しかも、従来の歯ブラシで
は、ブラシの刷掃面が平らになっているため、凹凸が多
い口腔内において、毛先の届きやすい部位に偏りが生
じ、このため特に奥歯の噛み合わせ面にある溝部に付着
した歯垢は効率良く刷掃することができず、虫歯の発生
を防ぐことがきわめて困難であった。
ラシにあっては、複数のブラシ毛より成るブラシ毛束を
複数本並べてブラシ基台上に突設させるにあたって、複
数のブラシ毛束で構成されるブラシ毛束群全体の寸法
は、ブラシ基台の長さ方向において例えば25mm程
度、幅方向において例えば10mm程度に設定されてお
り、例えば奥歯の噛み合わせ部にブラシ毛の先端が到達
し難いという問題があった。しかも、従来の歯ブラシで
は、ブラシの刷掃面が平らになっているため、凹凸が多
い口腔内において、毛先の届きやすい部位に偏りが生
じ、このため特に奥歯の噛み合わせ面にある溝部に付着
した歯垢は効率良く刷掃することができず、虫歯の発生
を防ぐことがきわめて困難であった。
【0004】本発明は、上記従来例に鑑みてなされたも
ので、ブラシ毛束の先端を奥歯の噛み合わせ部に到達し
易くすることができると共に、奥歯の噛み合わせ面にあ
る溝部に付着した歯垢を効率良く刷掃することができ、
虫歯の発生を容易に防ぐことができる歯ブラシを提供す
ることを課題とする。
ので、ブラシ毛束の先端を奥歯の噛み合わせ部に到達し
易くすることができると共に、奥歯の噛み合わせ面にあ
る溝部に付着した歯垢を効率良く刷掃することができ、
虫歯の発生を容易に防ぐことができる歯ブラシを提供す
ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、複数のブラシ毛1より成るブラシ毛束2
を複数本並べてブラシ基台4上に突設させて成る歯ブラ
シにおいて、複数のブラシ毛束2で構成されるブラシ毛
束群3全体の寸法L1 ,L2 をブラシ基台4の長さ方向
A及び幅方向Bにおいてそれぞれ8mm以下に設定する
と共に、ブラシ毛束群3全体の先端部の縦断面形状をブ
ラシ基台4の長さ方向Aにおいて略台形状に形成し、且
つ幅方向Bにおいて略山形状に形成して成ることを特徴
としており、このように構成することで、ブラシ毛束群
3全体の寸法L1 ,L2 が従来よりも小さくなって、ブ
ラシ毛束2の先端が特に奥歯の噛み合わせ部に到達し易
くなり、しかも、ブラシ毛束群3全体の先端部の縦断面
形状を略台形状と略山形状とを組み合わせた形状とした
ことによって、刷掃面が平らな一般のブラシと比較し
て、凹凸が多い口腔内においてもブラシ毛1の先端が一
層届きやすくなり、奥歯の噛み合わせ面にある溝部に付
着した歯垢を効率良く刷掃することができる。
に、本発明は、複数のブラシ毛1より成るブラシ毛束2
を複数本並べてブラシ基台4上に突設させて成る歯ブラ
シにおいて、複数のブラシ毛束2で構成されるブラシ毛
束群3全体の寸法L1 ,L2 をブラシ基台4の長さ方向
A及び幅方向Bにおいてそれぞれ8mm以下に設定する
と共に、ブラシ毛束群3全体の先端部の縦断面形状をブ
ラシ基台4の長さ方向Aにおいて略台形状に形成し、且
つ幅方向Bにおいて略山形状に形成して成ることを特徴
としており、このように構成することで、ブラシ毛束群
3全体の寸法L1 ,L2 が従来よりも小さくなって、ブ
ラシ毛束2の先端が特に奥歯の噛み合わせ部に到達し易
くなり、しかも、ブラシ毛束群3全体の先端部の縦断面
形状を略台形状と略山形状とを組み合わせた形状とした
ことによって、刷掃面が平らな一般のブラシと比較し
て、凹凸が多い口腔内においてもブラシ毛1の先端が一
層届きやすくなり、奥歯の噛み合わせ面にある溝部に付
着した歯垢を効率良く刷掃することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例を
説明する。本実施形態の歯ブラシは、図1に示すよう
に、複数のブラシ毛1より成るブラシ毛束2を複数本並
べてブラシ基台4の先端部上に植設されて構成されてい
る。尚ブラシ基台4の基端部は把手部(図示せず)とな
っている。
説明する。本実施形態の歯ブラシは、図1に示すよう
に、複数のブラシ毛1より成るブラシ毛束2を複数本並
べてブラシ基台4の先端部上に植設されて構成されてい
る。尚ブラシ基台4の基端部は把手部(図示せず)とな
っている。
【0007】先ず、複数のブラシ毛1は、それぞれ図4
に示すように、その外径Dは0.25mm以下、好まし
くは0.15mmとされる。各ブラシ毛1の先端部に
は、先端程径が小さくなるテーパー部5が形成されてい
る。テーパー部5の角度θ1 は28°以下、例えば25
°とされる。また各ブラシ毛1の最先端部には丸みが形
成されている。この丸みは例えばR0.03以下、好ま
しくはR0.025とされる。
に示すように、その外径Dは0.25mm以下、好まし
くは0.15mmとされる。各ブラシ毛1の先端部に
は、先端程径が小さくなるテーパー部5が形成されてい
る。テーパー部5の角度θ1 は28°以下、例えば25
°とされる。また各ブラシ毛1の最先端部には丸みが形
成されている。この丸みは例えばR0.03以下、好ま
しくはR0.025とされる。
【0008】上記複数本のブラシ毛1によってブラシ刷
掃部となるブラシ毛束2が構成されている。ブラシ毛束
2の先端部2aは円錐形状に形成されており、その先端
部2aの頂角θ2 (図2)は60°以下とされる。この
ブラシ毛束2は、ブラシ基台4の長さ方向Aに例えば5
列、幅方向Bに例えば5列配列されている。もちろん、
ブラシ毛束2の列数はこれに限定されるものではなく、
いくつであってもよい。
掃部となるブラシ毛束2が構成されている。ブラシ毛束
2の先端部2aは円錐形状に形成されており、その先端
部2aの頂角θ2 (図2)は60°以下とされる。この
ブラシ毛束2は、ブラシ基台4の長さ方向Aに例えば5
列、幅方向Bに例えば5列配列されている。もちろん、
ブラシ毛束2の列数はこれに限定されるものではなく、
いくつであってもよい。
【0009】上記ブラシ毛束2を複数本組み合わせてブ
ラシ毛束群3が構成されている。ここで、ブラシ毛束群
3全体の寸法は、ブラシ基台4の長さ方向Aにおいて8
mm以下の寸法L1 とされ、また、ブラシ基台4の幅方
向Bにおいて8mm以下、好ましくは8mm〜6mmの
寸法L2 とされ、これにより、各ブラシ毛束2の先端が
奥歯の噛み合わせ部に到達しやすくなっている。また、
ブラシ毛束群3全体の先端部の縦断面形状は、図2に示
すように、ブラシ基台4の長さ方向Aにおいて略台形状
に形成されており、この略台形状の高さHは、1mm〜
2mmの範囲、例えば1.5mmに設定されており、ま
た台形を構成する斜辺と下辺とのなす角度θ3 は30°
〜60°の範囲、例えば45°とされる。さらに、ブラ
シ毛束群3の先端部の縦断面形状は、図3に示すよう
に、ブラシ基台4の幅方向Bにおいて略山形状に形成さ
れている。この略山形状の頂角θ4 は135°〜150
°の範囲、例えば140°に設定されている。
ラシ毛束群3が構成されている。ここで、ブラシ毛束群
3全体の寸法は、ブラシ基台4の長さ方向Aにおいて8
mm以下の寸法L1 とされ、また、ブラシ基台4の幅方
向Bにおいて8mm以下、好ましくは8mm〜6mmの
寸法L2 とされ、これにより、各ブラシ毛束2の先端が
奥歯の噛み合わせ部に到達しやすくなっている。また、
ブラシ毛束群3全体の先端部の縦断面形状は、図2に示
すように、ブラシ基台4の長さ方向Aにおいて略台形状
に形成されており、この略台形状の高さHは、1mm〜
2mmの範囲、例えば1.5mmに設定されており、ま
た台形を構成する斜辺と下辺とのなす角度θ3 は30°
〜60°の範囲、例えば45°とされる。さらに、ブラ
シ毛束群3の先端部の縦断面形状は、図3に示すよう
に、ブラシ基台4の幅方向Bにおいて略山形状に形成さ
れている。この略山形状の頂角θ4 は135°〜150
°の範囲、例えば140°に設定されている。
【0010】しかして、ブラシ毛束群3全体のブラシ基
台4の長さ方向Aにおける寸法L1及び幅方向Bにおけ
る寸法L2 をそれぞれ8mm以下に設定したから、ブラ
シ毛束群3全体の寸法L1 ,L2 が従来よりも小さくな
って、ブラシ毛束2の先端が特に奥歯の噛み合わせ部に
到達し易くなる。また、ブラシ毛束群3全体の先端部の
縦断面形状を、ブラシ基台4の長さ方向Aにおいて略台
形状とし且つ幅方向Bにおいて略山形状としたから、刷
掃面が平らな一般のブラシと異なり、略台形状と略山形
状との組み合わせ形状によって、口腔内の必要な部分へ
のブラシ毛1の先端の毛先の到達性をより向上させるこ
とができ、特に、奥歯の噛み合わせ面にある溝部に付着
した歯垢を効率良く刷掃することができる。そのうえブ
ラシ毛束群3の先端部の長さ方向Aにおける略山形状の
頂角θ4 と、ブラシ毛束群3の先端部の幅方向Bにおけ
る略台形状の高さHと、台形を構成する斜辺と下辺との
なす角度θ3 と、ブラシ毛束2の先端部2aの頂角θ2
とを前記の数値にそれぞれ設定することによって、奥歯
の噛み合わせ面の形状に良く合い、この結果、奥歯の噛
み合わせ部にある歯垢をより効率良く刷掃することがで
き、歯垢除去効果を高めて、虫歯の発生を防ぐことが容
易となる。
台4の長さ方向Aにおける寸法L1及び幅方向Bにおけ
る寸法L2 をそれぞれ8mm以下に設定したから、ブラ
シ毛束群3全体の寸法L1 ,L2 が従来よりも小さくな
って、ブラシ毛束2の先端が特に奥歯の噛み合わせ部に
到達し易くなる。また、ブラシ毛束群3全体の先端部の
縦断面形状を、ブラシ基台4の長さ方向Aにおいて略台
形状とし且つ幅方向Bにおいて略山形状としたから、刷
掃面が平らな一般のブラシと異なり、略台形状と略山形
状との組み合わせ形状によって、口腔内の必要な部分へ
のブラシ毛1の先端の毛先の到達性をより向上させるこ
とができ、特に、奥歯の噛み合わせ面にある溝部に付着
した歯垢を効率良く刷掃することができる。そのうえブ
ラシ毛束群3の先端部の長さ方向Aにおける略山形状の
頂角θ4 と、ブラシ毛束群3の先端部の幅方向Bにおけ
る略台形状の高さHと、台形を構成する斜辺と下辺との
なす角度θ3 と、ブラシ毛束2の先端部2aの頂角θ2
とを前記の数値にそれぞれ設定することによって、奥歯
の噛み合わせ面の形状に良く合い、この結果、奥歯の噛
み合わせ部にある歯垢をより効率良く刷掃することがで
き、歯垢除去効果を高めて、虫歯の発生を防ぐことが容
易となる。
【0011】さらに、ブラシ毛束2の先端部2aは円錐
形状となっているので、奥歯の噛み合わせ面にある溝部
を磨く際に歯への追随性が良くなり、ブラシの前後左右
のどのような不特定な動きにもブラシ毛束2の先端部2
aは溝部に沿って自由に移動でき、溝部に付着している
歯垢を一層効率良く刷掃することができる。さらに加え
て、ブラシ毛束2を構成するブラシ毛1の先端のテーパ
ー部5によって歯の溝の底部までブラシ毛1の先端が届
きやすくしながら、その最先端部1aに設けた丸みによ
って、間違って歯茎などの歯以外の口腔内の組織にブラ
シ毛1の先端が当たっても傷みが生じたり、傷がついた
りするのを防止でき、安心して歯磨きができるものであ
る。
形状となっているので、奥歯の噛み合わせ面にある溝部
を磨く際に歯への追随性が良くなり、ブラシの前後左右
のどのような不特定な動きにもブラシ毛束2の先端部2
aは溝部に沿って自由に移動でき、溝部に付着している
歯垢を一層効率良く刷掃することができる。さらに加え
て、ブラシ毛束2を構成するブラシ毛1の先端のテーパ
ー部5によって歯の溝の底部までブラシ毛1の先端が届
きやすくしながら、その最先端部1aに設けた丸みによ
って、間違って歯茎などの歯以外の口腔内の組織にブラ
シ毛1の先端が当たっても傷みが生じたり、傷がついた
りするのを防止でき、安心して歯磨きができるものであ
る。
【0012】前記実施形態では、ブラシ毛1をブラシ基
台4に植設した場合を説明したが、これに限らず、例え
ばブラシ毛1とブラシ基台4とを射出成形により一体成
形されてもよいものである。この場合、歯ブラシを安価
に大量生産することができる。しかも、ブラシ毛1の形
状や配置に変化を持たせるにあたって、従来の植毛によ
る方法よりも容易に配設できると共に、配置の自由度を
広げることができる。また、ブラシ毛1の先端を丸くす
る場合でも、従来の研摩法よりも毛先の加工を滑らかに
且つ確実に行うことができる。また、ブラシ毛束2の縦
断面形状をブラシ基台4の長さ方向Aにおいて略台形
状、幅方向Bにおいて略山形状に形成する際に、従来の
技術では毛先の切断加工が不完全になりがちであった
が、一体成形によってブラシ毛1の先端を揃え易くする
ことができ、口腔内の当たりが良好な歯ブラシを容易に
作製できるという利点がある。
台4に植設した場合を説明したが、これに限らず、例え
ばブラシ毛1とブラシ基台4とを射出成形により一体成
形されてもよいものである。この場合、歯ブラシを安価
に大量生産することができる。しかも、ブラシ毛1の形
状や配置に変化を持たせるにあたって、従来の植毛によ
る方法よりも容易に配設できると共に、配置の自由度を
広げることができる。また、ブラシ毛1の先端を丸くす
る場合でも、従来の研摩法よりも毛先の加工を滑らかに
且つ確実に行うことができる。また、ブラシ毛束2の縦
断面形状をブラシ基台4の長さ方向Aにおいて略台形
状、幅方向Bにおいて略山形状に形成する際に、従来の
技術では毛先の切断加工が不完全になりがちであった
が、一体成形によってブラシ毛1の先端を揃え易くする
ことができ、口腔内の当たりが良好な歯ブラシを容易に
作製できるという利点がある。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、複数のブラシ毛より成るブラシ毛束
を複数本並べてブラシ基台上に突設させた歯ブラシにお
いて、複数のブラシ毛束で構成されるブラシ毛束群全体
の寸法をブラシ基台の長さ方向及び幅方向においてそれ
ぞれ8mm以下に設定すると共に、ブラシ毛束群全体の
先端部の縦断面形状をブラシ基台の長さ方向において略
台形状に形成し、且つ幅方向において略山形状に形成し
たから、ブラシ毛束群全体の寸法を8mm以下としたこ
とで、ブラシ毛束の先端が例えば奥歯の噛み合わせ部に
到達し易くなり、しかも、ブラシ毛束群全体の先端部の
縦断面形状をブラシ基台の長さ方向における略台形状と
幅方向Bにおける略山形状とを組み合わせた形状とした
ことによって、一般の刷掃面が平らなブラシと比較し
て、凹凸が多い口腔内においてもブラシ毛の先端が一層
届きやすくなり、特に、奥歯の噛み合わせ面にある溝部
に付着した歯垢を効率良く刷掃することができ、その結
果、歯垢除去効果が高まり、虫歯の発生を防ぐことが容
易となる。
項1記載の発明は、複数のブラシ毛より成るブラシ毛束
を複数本並べてブラシ基台上に突設させた歯ブラシにお
いて、複数のブラシ毛束で構成されるブラシ毛束群全体
の寸法をブラシ基台の長さ方向及び幅方向においてそれ
ぞれ8mm以下に設定すると共に、ブラシ毛束群全体の
先端部の縦断面形状をブラシ基台の長さ方向において略
台形状に形成し、且つ幅方向において略山形状に形成し
たから、ブラシ毛束群全体の寸法を8mm以下としたこ
とで、ブラシ毛束の先端が例えば奥歯の噛み合わせ部に
到達し易くなり、しかも、ブラシ毛束群全体の先端部の
縦断面形状をブラシ基台の長さ方向における略台形状と
幅方向Bにおける略山形状とを組み合わせた形状とした
ことによって、一般の刷掃面が平らなブラシと比較し
て、凹凸が多い口腔内においてもブラシ毛の先端が一層
届きやすくなり、特に、奥歯の噛み合わせ面にある溝部
に付着した歯垢を効率良く刷掃することができ、その結
果、歯垢除去効果が高まり、虫歯の発生を防ぐことが容
易となる。
【0014】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、ブラシ毛束群の先端部の幅方向におけ
る略山形状の頂角を135°〜150°に設定したか
ら、奥歯の噛み合わせ面の形状に良く合い、ブラシ毛の
先端で奥歯の噛み合わせ部にある歯垢をより効率良く刷
掃することができる。また請求項3記載の発明は、請求
項1記載の効果に加えて、ブラシ毛束群の先端部の長さ
方向における略台形状の高さを1mm〜2mmに設定
し、且つ台形を構成する斜辺と下辺とのなす角度を30
°〜60°に設定したから、奥歯の噛み合わせ面の形状
に良く合い、ブラシ毛の先端で奥歯の噛み合わせ部にあ
る歯垢をより効率良く刷掃することができる。
の効果に加えて、ブラシ毛束群の先端部の幅方向におけ
る略山形状の頂角を135°〜150°に設定したか
ら、奥歯の噛み合わせ面の形状に良く合い、ブラシ毛の
先端で奥歯の噛み合わせ部にある歯垢をより効率良く刷
掃することができる。また請求項3記載の発明は、請求
項1記載の効果に加えて、ブラシ毛束群の先端部の長さ
方向における略台形状の高さを1mm〜2mmに設定
し、且つ台形を構成する斜辺と下辺とのなす角度を30
°〜60°に設定したから、奥歯の噛み合わせ面の形状
に良く合い、ブラシ毛の先端で奥歯の噛み合わせ部にあ
る歯垢をより効率良く刷掃することができる。
【0015】また請求項4記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、ブラシ毛束の先端部を円錐形状にした
から、奥歯の噛み合わせ面にある溝部にブラシ毛束の先
端が届き易くなり、またブラシの前後左右のどのような
動きにもブラシ毛束の先端部が円錐形状であるために、
溝部に沿ってブラシ毛束の先端が自由に移動でき、溝部
に付着している歯垢を効率良く刷掃することができる。
の効果に加えて、ブラシ毛束の先端部を円錐形状にした
から、奥歯の噛み合わせ面にある溝部にブラシ毛束の先
端が届き易くなり、またブラシの前後左右のどのような
動きにもブラシ毛束の先端部が円錐形状であるために、
溝部に沿ってブラシ毛束の先端が自由に移動でき、溝部
に付着している歯垢を効率良く刷掃することができる。
【0016】また請求項5記載の発明は、請求項4記載
の効果に加えて、ブラシ毛束の先端部の頂角を60°以
下としたから、奥歯の噛み合わせ面の形状に良く合い、
ブラシ毛の先端で奥歯の噛み合わせ部にある歯垢をより
効率良く刷掃することができる。また請求項6記載の発
明は、請求項1記載の効果に加えて、ブラシ毛束を構成
するブラシ毛の先端部に、先端程径が小さくなるテーパ
ー部が形成され、最先端部に丸みが形成されているか
ら、テーパー部によって噛み合わせ部の溝の底部までブ
ラシ毛の先端が届きやすくなる。しかも、その最先端部
に丸みを持たせることによって、間違って歯茎などの歯
以外の口腔内の組織にブラシ毛の先端が当たっても傷み
が生じたり、傷がついたりするのを防止できる。
の効果に加えて、ブラシ毛束の先端部の頂角を60°以
下としたから、奥歯の噛み合わせ面の形状に良く合い、
ブラシ毛の先端で奥歯の噛み合わせ部にある歯垢をより
効率良く刷掃することができる。また請求項6記載の発
明は、請求項1記載の効果に加えて、ブラシ毛束を構成
するブラシ毛の先端部に、先端程径が小さくなるテーパ
ー部が形成され、最先端部に丸みが形成されているか
ら、テーパー部によって噛み合わせ部の溝の底部までブ
ラシ毛の先端が届きやすくなる。しかも、その最先端部
に丸みを持たせることによって、間違って歯茎などの歯
以外の口腔内の組織にブラシ毛の先端が当たっても傷み
が生じたり、傷がついたりするのを防止できる。
【0017】また請求項7記載の発明は、請求項6記載
の効果に加えて、ブラシ毛束を構成するブラシ毛の外径
を0.25mm以下とし、先端部のテーパー部の角度を
28°以下とし、テーパー部の長さを0.25mm以上
とし、且つテーパー部の最先端部の丸みをR0.03以
下としたから、噛み合わせ部の溝の底部までブラシ毛の
先端がより一層届きやすくなる。
の効果に加えて、ブラシ毛束を構成するブラシ毛の外径
を0.25mm以下とし、先端部のテーパー部の角度を
28°以下とし、テーパー部の長さを0.25mm以上
とし、且つテーパー部の最先端部の丸みをR0.03以
下としたから、噛み合わせ部の溝の底部までブラシ毛の
先端がより一層届きやすくなる。
【0018】また請求項8記載の発明は、請求項1乃至
請求項7のいずれかに記載の効果に加えて、ブラシ毛と
ブラシ基台とが射出成形により一体形成されているか
ら、短時間でしかも安価に歯ブラシを製作することがで
きる。
請求項7のいずれかに記載の効果に加えて、ブラシ毛と
ブラシ基台とが射出成形により一体形成されているか
ら、短時間でしかも安価に歯ブラシを製作することがで
きる。
【図1】本発明の一実施形態の斜視図である。
【図2】同上のブラシ基台の側面から見たブラシ毛束の
長さ方向の形状の説明図である。
長さ方向の形状の説明図である。
【図3】同上のブラシ基台の正面から見たブラシ毛束の
幅方向の形状の説明図である。
幅方向の形状の説明図である。
【図4】同上のブラシ毛の先端部の形状の説明図であ
る。
る。
1 ブラシ毛 2 ブラシ毛束 3 ブラシ毛束群 4 ブラシ基台 A 長さ方向 B 幅方向
Claims (8)
- 【請求項1】 複数のブラシ毛より成るブラシ毛束を複
数本並べてブラシ基台上に突設させた歯ブラシにおい
て、複数のブラシ毛束で構成されるブラシ毛束群全体の
寸法をブラシ基台の長さ方向及び幅方向においてそれぞ
れ8mm以下に設定すると共に、ブラシ毛束群全体の先
端部の縦断面形状をブラシ基台の長さ方向において略台
形状に形成し、且つ幅方向において略山形状に形成して
成ることを特徴とする歯ブラシ。 - 【請求項2】 ブラシ毛束群の先端部の幅方向における
略山形状の頂角を135°〜150°に設定したことを
特徴とする請求項1記載の歯ブラシ。 - 【請求項3】 ブラシ毛束群の先端部の長さ方向におけ
る略台形状の高さを1mm〜2mmに設定し、且つ台形
を構成する斜辺と下辺とのなす角度を30°〜60°に
設定したことを特徴とする請求項1記載の歯ブラシ。 - 【請求項4】 ブラシ毛束の先端部を円錐形状にしたこ
とを特徴とする請求項1記載の歯ブラシ。 - 【請求項5】 ブラシ毛束の先端部の頂角を60°以下
としたことを特徴とする請求項4記載の歯ブラシ。 - 【請求項6】 ブラシ毛束を構成するブラシ毛の先端部
に、先端程径が小さくなるテーパー部が形成され、最先
端部に丸みが形成されていることを特徴とする請求項1
記載の歯ブラシ。 - 【請求項7】 ブラシ毛束を構成するブラシ毛の外径を
0.25mm以下とし、先端部のテーパー部の角度を2
8°以下とし、テーパー部の長さを0.25mm以上と
し、且つテーパー部の最先端部の丸みをR0.03以下
としたことを特徴とする請求項6記載の歯ブラシ。 - 【請求項8】 ブラシ毛とブラシ基台とが射出成形によ
り一体形成されていることを特徴とする請求項1乃至請
求項7のいずれかに記載の歯ブラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20177597A JPH1142116A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 歯ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20177597A JPH1142116A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 歯ブラシ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1142116A true JPH1142116A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16446741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20177597A Withdrawn JPH1142116A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 歯ブラシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1142116A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010207142A (ja) * | 2009-03-10 | 2010-09-24 | Orion Mach Co Ltd | 洗浄ブラシ及び乳頭洗浄装置 |
CN103764064A (zh) * | 2011-10-19 | 2014-04-30 | 松下电器产业株式会社 | 口腔卫生装置 |
US20150150365A1 (en) * | 2013-11-29 | 2015-06-04 | Cheng Fang | Integral brush with no gaps between cleaning assembly and handle and manufacturing process thereof |
JP2015186672A (ja) * | 2015-07-27 | 2015-10-29 | サンスター株式会社 | シングルタフトブラシ及びその製造方法 |
JP2016013240A (ja) * | 2014-07-01 | 2016-01-28 | 小林製薬株式会社 | 歯ブラシ |
JP2016158643A (ja) * | 2015-02-26 | 2016-09-05 | 秀俊 西尾 | 歯ブラシ |
-
1997
- 1997-07-28 JP JP20177597A patent/JPH1142116A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103764064B (zh) * | 2011-10-19 | 2016-07-06 | 松下电器产业株式会社 | 口腔卫生装置 |
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JP2015104666A (ja) * | 2013-11-29 | 2015-06-08 | 方誠 | 一体成型のシームレス・ブラシ及びその製造方法の調整方法 |
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