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JPH1134542A - 葉書等の通信体 - Google Patents

葉書等の通信体

Info

Publication number
JPH1134542A
JPH1134542A JP19827697A JP19827697A JPH1134542A JP H1134542 A JPH1134542 A JP H1134542A JP 19827697 A JP19827697 A JP 19827697A JP 19827697 A JP19827697 A JP 19827697A JP H1134542 A JPH1134542 A JP H1134542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
sheet pieces
resin film
postcard
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19827697A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Houchin
範男 寳珍
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Evercoat KK
Original Assignee
Evercoat KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Evercoat KK filed Critical Evercoat KK
Priority to JP19827697A priority Critical patent/JPH1134542A/ja
Publication of JPH1134542A publication Critical patent/JPH1134542A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷表示媒体や通信文等の情報を隠蔽して郵
送するために、その情報等の表示面を、合成樹脂フィル
ム等を介して剥離可能に接着した葉書等の通信体に関
し、葉書等の通信体の製造を自動的且つ容易に行うこと
を可能とし、しかもフィルムが貼着されない状態で破
棄,処分することができ、よって産業廃棄物としての処
理を容易ならしめることを課題とする。 【解決手段】 通信体本体1が、折り畳み可能に連設さ
れた少なくとも2枚のシート片1a,1b からなり、且つ該
2枚のシート片1a,1b の略全域にわたって1枚の合成樹
脂フィルム4が該シート片1a,1b に対して剥離可能に接
着され、しかも、折り畳まれる2枚のシート片1a,1b の
内面側の前記合成樹脂製フィルム4の対面する面が相互
に剥離可能に接着されてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は葉書等の通信体、さ
らに詳しくは、印刷表示媒体や通信文等の情報を隠蔽し
て郵送するために、その情報等の表示面を、合成樹脂フ
ィルム等を介して剥離可能に接着した葉書等の通信体に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような合成樹脂製フィルム
を介装して内面側が接着された葉書としては、たとえば
特開昭64−16692 号公報所載のものがある。
【0003】すなわち、この葉書は、図7に示すよう
に、葉書本体1dを形成する2枚のシート片1e,1f の内面
側に接着剤11,11 を介して2枚のフィルム12,12 を設
け、その2枚のフィルム12,12 間が疑似接着層13を介し
て剥離可能に接着された構成からなるものである。
【0004】そして、この種の葉書では、シート片の内
面側に情報が表示され、その情報表示面に接着剤11を介
してフィルム12が残存するように、図8に示すように上
記接着剤13とフィルム12間が層間剥離されるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような葉書は、図8のようにフィルム12が接着剤11を介
してシート片1e,1f の内面側に貼着された状態でそのシ
ート片1e,1f に残存するため、このような葉書を破棄,
処分しようとする場合においては、フィルム12が貼着さ
れたままの状態で破棄,処分されることとなり、従っ
て、これが産業廃棄物として無視できないものとなって
いた。
【0006】すなわち、このようにフィルム12が貼着さ
れたままの状態で破棄,処分されるために、紙の回収が
困難で資源再利用に不適であり、また、焼却等に係わる
技術的難題や環境上の問題等からも好ましくないのであ
る。
【0007】また、上記のような葉書は、上記2枚のフ
ィルム12,12 と、そのフィルム12,12 間の疑似接着剤13
と、2枚のフィルム12,12 のそれぞれ外面側に設けられ
た接着剤11,11 とからなる疑似接着積層体14を予め準備
し、その疑似接着積層体14をシート片1e,1f 間に介装し
て製造されるものである。
【0008】従って、このような葉書を製造する際は、
定寸の疑似接着積層体14を葉書の規格寸法に形成された
シート片1e,1f 間に介装し、接着剤11,11 を介してその
疑似接着積層体14のフィルム12,12 をシート片1e,1f に
接着して製造されることとなり、その葉書全体の製造を
自動的且つ容易に行うことができないという問題点があ
った。
【0009】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、葉書等の通信体の製造を自動的且
つ容易に行うことを可能とし、しかもフィルムが貼着さ
れない状態で破棄,処分することができ、よって産業廃
棄物としての処理を容易ならしめることを課題とするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決せんとするもので、その課題を解決するための
手段は、通信体本体1が、折り畳み可能に連設された少
なくとも2枚のシート片1a,1b からなり、且つ該2枚の
シート片1a,1b の略全域にわたって1枚の合成樹脂フィ
ルム4が該シート片1a,1b に対して剥離可能に接着さ
れ、しかも、折り畳まれる2枚のシート片1a,1b の内面
側の前記合成樹脂製フィルム4の対面する面が相互に剥
離可能に接着されてなることにある。
【0011】
【作用】本発明の葉書等の通信体は上記のような構成か
らなるため、開封する際には、先ずシート片1a,1b の内
面側に設けられた相対面する合成樹脂フィルム4,4間
が剥離され、それによって両シート片1a,1b が展開され
た状態となり、そのシート片1a,1b の内面側に表示され
た情報を、合成樹脂フィルム4を透過して判読すること
が可能となる。
【0012】さらに、シート片に残存する合成樹脂フィ
ルム4は、そのシート片1a,1b からも剥離可能であるた
め、開封後において、さらに合成樹脂フィルム4のみを
シート片1a,1b から剥離することができる。
【0013】従って、通信体を破棄,処分する場合には
合成樹脂フィルム4を剥離した状態で行うことができる
のである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に従って説明する。
【0015】図1乃至図5において、1は1枚のシート
からなる紙製の葉書本体で、同じ大きさからなる2枚の
シート片1a, 1bが連設して構成されてなる。
【0016】一方のシート片1aの外面側には、図1に示
すように宛先,宛名表示部2が設けられ、又、両シート
片1a,1b の内面側には図4に示すようにそれぞれ情報表
示部3a,3b が設けられている。
【0017】そして、そのシート片1a,1b の内面側の略
全面には、図3のようにポリエチレンからなる1枚の合
成樹脂フィルム4が、熱により接着される接着剤5を介
して剥離可能に接着されている。
【0018】そして、この両シート片1a,1b は、前記情
報表示部3a,3b が内面側となるように折曲部6を介して
折り曲げられ、且つそのシート片1a,1b の内面側の合成
樹脂フィルム4の相対面する面が、熱により接着される
接着剤7を介して剥離可能に接着されている。
【0019】図2において、8は、前記シート片1bの外
面側に設けられた宣伝,広告欄を示す。
【0020】次に、上記のような構成からなる葉書9を
受信した受信者は、図4のように両シート片1a,1b間を
剥離することによって葉書が展開されて情報表示部3a,3
b に表示された情報が透明な合成樹脂フィルム4を介し
て判読できることとなる。
【0021】この場合において、上記合成樹脂フィルム
4の相対面する内面側は、熱により接着される接着剤7
を介して剥離可能に接着されているため、その合成樹脂
フィルム4の相対面する内面側は容易に剥離し、従っ
て、葉書9の開封作業が何ら抵抗なく非常に容易且つス
ムーズに行える。
【0022】さらに、合成樹脂フィルム4は、シート片
1a,1b に対しても熱により接着される接着剤5を介して
剥離可能に接着されているため、葉書9の開封後に合成
樹脂フィルム4がシート片1a,1b に残存していても、図
6に示すように合成樹脂フィルム4を該シート片1a,1b
から容易に剥離することができるのである。
【0023】従って、合成樹脂フィルム4の除去後、紙
のみからなる葉書本体1は、容易に破棄,処分すること
ができるのである。
【0024】尚、上記実施形態では葉書本体1が2つ折
りに形成されてなるが、必ずしも2つ折りに限定される
ものではなく、たとえば3つ折りのものであってもよ
い。要は、少なくとも2つ折り可能な2枚のシート片に
よって葉書本体1が形成されていればよいのである。
【0025】また、該実施形態では、合成樹脂フィルム
4としてポリエチレンからなるフィルムを用いたが、こ
の合成樹脂フィルム4の材質はこれに限定されるもので
はなく、たとえばポリプロピレンやポリエチレンテレフ
タレート等のものを用いることも可能である。
【0026】さらに、合成樹脂フィルム4として比較的
裂け易いポリスチレンを用いることも可能であり、この
場合には、葉書本体1から合成樹脂フィルム4を剥離し
た後に、その合成樹脂フィルム4の破棄,処分も容易に
行なえるという効果がある。
【0027】また、熱により剥離可能に接着する接着剤
5,7としては、たとえばエチレン−酢酸ビニル共重合
樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重合樹脂、エチ
レン−アクリル酸共重合樹脂、エチレン−無水マレイン
酸−アクリレート共重合樹脂、ポリエステル系接着性樹
脂、アイオノマー、ウレタンアクリレート樹脂、変成ポ
リエステル樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂の加水分解
物等に、必要に応じて剥離性の添加剤を添加したような
ものを使用することが可能である。
【0028】尚、合成樹脂フィルム4に熱接着性の樹脂
を塗布しておけば、その樹脂が接着剤として機能し、従
って合成樹脂フィルム4の対面する面間に設けられる接
着剤7を設けることが不要となる。
【0029】さらに、情報表示欄3a,3b に表示される情
報は、印刷等によって表示されるものの他、プリンター
で印字して情報を表示することも可能である。
【0030】印字する場合には、レーザープリンター、
熱転写式プリンター等で印字することが可能である。
【0031】従って、ダイレクトメール用として使用す
ることが可能である他、たとえば金融機関や企業用等の
業務用として使用することも可能であり、さらには個人
用として使用することも可能である。
【0032】また、通信シートの種類も該実施形態の葉
書に限定されるものではなく、たとえば封書等に使用し
てもよい。
【0033】さらに、上記実施形態ではシート片が連設
され折り曲げられることによって葉書本体1が構成され
てなるが、これに限らず、たとえば2枚以上のシート片
が別体に形成され、その別体のシート片の貼り合わせに
よって葉書本体1が構成されていてもよい。要は、一
体,別体を問わず、葉書本体1が少なくとも2枚のシー
ト片で構成されていればよいのである。
【0034】
【発明の効果】叙上のように、本発明は、通信体本体を
構成する少なくとも2枚のシート片の略全域にわたって
1枚の合成樹脂フィルムが該シート片に対して剥離可能
に接着され、且つ折り畳まれる2枚のシート片の内面側
の合成樹脂製フィルムの対面する面が相互に剥離可能に
接着されたものであるため、通信シートの開封時におい
て、その合成樹脂製フィルムの対面する面から両シート
片間を剥離することができるだけでなく、合成樹脂フィ
ルム自体もシート片から剥離することができ、従って通
信体を破棄,処分する場合にはフィルムを剥離した状態
で行うことができる。
【0035】よって、従来のようにフィルムが残存した
ままの状態で破棄,処分する必要がなく、紙のみの状態
で破棄,処分できるために、産業廃棄物として問題にな
ることもないのである。
【0036】さらに、2枚のシート片の略全域にわたっ
て1枚の合成樹脂製フィルムが接着されているため、こ
のような葉書等の通信体を製造する場合には、紙及びそ
の紙と略同幅の合成樹脂フィルムを移送し、貼着すると
ともに所定寸法に切断することによって、通信体を連続
的且つ自動的に製造することができるという効果があ
る。従って、その製造が従来に比べて非常に容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の葉書の正面図。
【図2】同背面図。
【図3】図1のA−A線中間省略拡大断面図。
【図4】葉書の開封時の正面図。
【図5】図4のB−B線中間省略拡大断面図。
【図6】合成樹脂フィルムをシート片から剥離する状態
の中間省略拡大断面図。
【図7】従来の葉書の概略拡大断面図。
【図8】従来の葉書の開封時の状態を示す概略拡大断面
図。
【符号の説明】
1…葉書本体 1a,1b …シート片 4…合成樹脂フィルム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信体本体(1) が、折り畳み可能に連設
    された少なくとも2枚のシート片(1a),(1b) からなり、
    且つ該2枚のシート片(1a),(1b) の略全域にわたって1
    枚の合成樹脂フィルム(4) が該シート片(1a),(1b) に対
    して剥離可能に接着され、しかも、折り畳まれる2枚の
    シート片(1a),(1b) の内面側の前記合成樹脂製フィルム
    (4) の対面する面が相互に剥離可能に接着されてなるこ
    とを特徴とする葉書等の通信体。
JP19827697A 1997-07-24 1997-07-24 葉書等の通信体 Pending JPH1134542A (ja)

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JP19827697A JPH1134542A (ja) 1997-07-24 1997-07-24 葉書等の通信体

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