JPH11340792A - デジタルオーディオ放送の受信機 - Google Patents
デジタルオーディオ放送の受信機Info
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- JPH11340792A JPH11340792A JP10148609A JP14860998A JPH11340792A JP H11340792 A JPH11340792 A JP H11340792A JP 10148609 A JP10148609 A JP 10148609A JP 14860998 A JP14860998 A JP 14860998A JP H11340792 A JPH11340792 A JP H11340792A
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- Signal Processing (AREA)
- Circuits Of Receivers In General (AREA)
- Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 煩雑な操作を行うことなく、好みの放送番組
を選択して聴取することができるデジタルオーディオ放
送の受信機を提供する。 【解決手段】 フロントエンド部2により受信選局され
たDABの放送信号は、復調され、選択復号化部6に供
給される。選択復号化部6は、番組選択情報メモリ35
に記憶されている優先的に選択する放送番組を指示する
番組選択情報と、選局されたDABの放送信号に付加さ
れている放送番組の識別情報とに基づいて、選局された
DABの放送信号に多重化されている複数の放送番組の
うちの1の放送番組を抽出する。
を選択して聴取することができるデジタルオーディオ放
送の受信機を提供する。 【解決手段】 フロントエンド部2により受信選局され
たDABの放送信号は、復調され、選択復号化部6に供
給される。選択復号化部6は、番組選択情報メモリ35
に記憶されている優先的に選択する放送番組を指示する
番組選択情報と、選局されたDABの放送信号に付加さ
れている放送番組の識別情報とに基づいて、選局された
DABの放送信号に多重化されている複数の放送番組の
うちの1の放送番組を抽出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタルオーデ
ィオ放送を受信するのに好適な受信機に関する。
ィオ放送を受信するのに好適な受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オーディオ放送のデジタル化の動
きが活発になってきており、欧州においては、欧州規格
(Eureka147)のデジタルオーディオ放送(D
AB:Digital Audio Broadcas
t)が提供されるようになってきている。
きが活発になってきており、欧州においては、欧州規格
(Eureka147)のデジタルオーディオ放送(D
AB:Digital Audio Broadcas
t)が提供されるようになってきている。
【0003】このデジタルオーディオ放送は、オーディ
オ情報の品質を損なうことなく、高品位の音質でオーデ
ィオ情報を提供することができるとともに、1つの放送
波に複数の放送番組のオーディオデータや付加データが
多重化されたいわゆるアンサンブル信号を放送すること
によって、1つの放送波(アンサンブル信号)でより多
くの放送番組を提供することができるなど付加価値の高
い放送を提供することができるものである。
オ情報の品質を損なうことなく、高品位の音質でオーデ
ィオ情報を提供することができるとともに、1つの放送
波に複数の放送番組のオーディオデータや付加データが
多重化されたいわゆるアンサンブル信号を放送すること
によって、1つの放送波(アンサンブル信号)でより多
くの放送番組を提供することができるなど付加価値の高
い放送を提供することができるものである。
【0004】例えば、ニュース、交通情報、天気予報、
スポーツ番組、音楽番組(ポップス)、音楽番組(クラ
シック)など、異なる放送番組が多重化されてアンサン
ブル信号が形成される。このアンサンブル信号には、ど
ういう多重化を行ったかなどを示す多重化に関する情報
や、多重化された各放送番組の内容を示し、各放送番組
を識別するための識別情報などの情報も挿入されてい
る。そして、デジタルオーディオ放送の受信機を用いる
ことにより、アンサンブル信号を受信して、そのアンサ
ンブル信号に多重化されている複数の放送番組の中か
ら、好みの放送番組を選択して聴取することができるよ
うにされている。
スポーツ番組、音楽番組(ポップス)、音楽番組(クラ
シック)など、異なる放送番組が多重化されてアンサン
ブル信号が形成される。このアンサンブル信号には、ど
ういう多重化を行ったかなどを示す多重化に関する情報
や、多重化された各放送番組の内容を示し、各放送番組
を識別するための識別情報などの情報も挿入されてい
る。そして、デジタルオーディオ放送の受信機を用いる
ことにより、アンサンブル信号を受信して、そのアンサ
ンブル信号に多重化されている複数の放送番組の中か
ら、好みの放送番組を選択して聴取することができるよ
うにされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、デジタルオ
ーディオ放送の場合には、前述したように複数の放送番
組が多重化されたアンサンブル信号が放送されているの
で、目的とするアンサンブル信号を選局するようにした
後、そのアンサンブル信号に多重化されて複数の放送番
組の中から好みの放送番組を選択する必要がある。
ーディオ放送の場合には、前述したように複数の放送番
組が多重化されたアンサンブル信号が放送されているの
で、目的とするアンサンブル信号を選局するようにした
後、そのアンサンブル信号に多重化されて複数の放送番
組の中から好みの放送番組を選択する必要がある。
【0006】このため、デジタルオーディオ放送の受信
機においては、選局されたアンサンブル信号に含まれる
多重化されている放送番組の識別情報などを用いて、そ
のアンサンブル信号に多重化されている放送番組の一覧
リストを作成し、受信機に設けられたLCD(液晶ディ
スプレイ)などの表示素子に表示するとともに、聴取者
からの放送番組の選択入力を受け付ける。聴取者は、表
示された放送番組の一覧リストを参照し、目的とする放
送番組を選択するようにされている。
機においては、選局されたアンサンブル信号に含まれる
多重化されている放送番組の識別情報などを用いて、そ
のアンサンブル信号に多重化されている放送番組の一覧
リストを作成し、受信機に設けられたLCD(液晶ディ
スプレイ)などの表示素子に表示するとともに、聴取者
からの放送番組の選択入力を受け付ける。聴取者は、表
示された放送番組の一覧リストを参照し、目的とする放
送番組を選択するようにされている。
【0007】しかし、聴取者は、アンサンブル信号に多
重化されている非常に多くの放送番組の中から1つの放
送番組を選択しなければならず、番組の選択操作が煩雑
になり、目的の放送番組を選択するまでに時間や手間が
かかる場合があると考えられる。特に、デジタルオーデ
ィオ放送の受信機が自動車に搭載された場合、運転中
に、受信機の表示素子に表示された放送番組の一覧リス
トを見ながら煩雑な放送番組の選択操作を行うのは危険
である。
重化されている非常に多くの放送番組の中から1つの放
送番組を選択しなければならず、番組の選択操作が煩雑
になり、目的の放送番組を選択するまでに時間や手間が
かかる場合があると考えられる。特に、デジタルオーデ
ィオ放送の受信機が自動車に搭載された場合、運転中
に、受信機の表示素子に表示された放送番組の一覧リス
トを見ながら煩雑な放送番組の選択操作を行うのは危険
である。
【0008】以上のことにかんがみ、この発明は、煩雑
な操作を行うことなく、好みの放送番組を選択して聴取
することができるデジタルオーディオ放送の受信機を提
供することを目的とする。
な操作を行うことなく、好みの放送番組を選択して聴取
することができるデジタルオーディオ放送の受信機を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明のデジタルオーディオ放送の
受信機は、複数の放送番組が多重化されるとともに、前
記複数の放送番組のそれぞれの内容を示す識別情報が付
加されているデジタルオーディオ放送信号を受信選局す
るチューナ部と、前記デジタルオーディオ放送信号に多
重化されている前記複数の放送番組のうち、優先的に選
択する放送番組を指示するための番組選択情報を記憶保
持する番組選択情報記憶部と、前記チューナ部により受
信選局された前記デジタルオーディオ放送信号から、前
記番組選択情報記憶部の前記番組選択情報と、前記デジ
タルオーディオ放送信号中の前記識別情報とに基づいて
放送番組を抽出する番組選択部とを備えることを特徴と
する。
め、請求項1に記載の発明のデジタルオーディオ放送の
受信機は、複数の放送番組が多重化されるとともに、前
記複数の放送番組のそれぞれの内容を示す識別情報が付
加されているデジタルオーディオ放送信号を受信選局す
るチューナ部と、前記デジタルオーディオ放送信号に多
重化されている前記複数の放送番組のうち、優先的に選
択する放送番組を指示するための番組選択情報を記憶保
持する番組選択情報記憶部と、前記チューナ部により受
信選局された前記デジタルオーディオ放送信号から、前
記番組選択情報記憶部の前記番組選択情報と、前記デジ
タルオーディオ放送信号中の前記識別情報とに基づいて
放送番組を抽出する番組選択部とを備えることを特徴と
する。
【0010】この請求項1に記載の発明のデジタルオー
ディオ放送の受信機によれば、チューナ部により受信選
局されたデジタルオーディオ放送信号は、複数の放送番
組が多重化されるとともに、多重化された複数の放送番
組のそれぞれの内容を示す識別情報が付加されたもので
あり、番組選択部に供給される。
ディオ放送の受信機によれば、チューナ部により受信選
局されたデジタルオーディオ放送信号は、複数の放送番
組が多重化されるとともに、多重化された複数の放送番
組のそれぞれの内容を示す識別情報が付加されたもので
あり、番組選択部に供給される。
【0011】番組選択部においては、番組選択情報記憶
部に記憶されている優先的に選択する放送番組を指示す
る番組選択情報と、前記デジタルオーディオ放送信号に
付加されている放送番組の識別情報とに基づいて、受信
選局されたデジタルオーディオ放送信号に多重化されて
いる放送番組のうちの1の放送番組が抽出される。この
抽出された放送番組が再生されて聴取者に提供される。
部に記憶されている優先的に選択する放送番組を指示す
る番組選択情報と、前記デジタルオーディオ放送信号に
付加されている放送番組の識別情報とに基づいて、受信
選局されたデジタルオーディオ放送信号に多重化されて
いる放送番組のうちの1の放送番組が抽出される。この
抽出された放送番組が再生されて聴取者に提供される。
【0012】これにより、聴取者は、番組選択情報記憶
部に記憶されている番組選択情報に基づいて、デジタル
オーディオ放送信号に多重化されている複数の放送番組
の中から優先的に選択する放送番組を自動的に選択し、
聴取することができるようにされる。したがって、聴取
者が、複数の放送番組の中から1つの放送番組を選択す
るために煩雑な操作をすることもない。
部に記憶されている番組選択情報に基づいて、デジタル
オーディオ放送信号に多重化されている複数の放送番組
の中から優先的に選択する放送番組を自動的に選択し、
聴取することができるようにされる。したがって、聴取
者が、複数の放送番組の中から1つの放送番組を選択す
るために煩雑な操作をすることもない。
【0013】また、請求項2に記載の発明のデジタルオ
ーディオ放送の受信機は、請求項1に記載のデジタルオ
ーディオ放送の受信機であって、前記番組選択情報記憶
部には、地理的状況と、この地理的状況において優先的
に選択する放送番組との対応が番組選択情報として記憶
されており、前記デジタルオーディオ放送信号に付加さ
れている前記デジタルオーディオ放送信号の送信局の位
置を示す位置情報を検出する位置情報検出手段と、前記
位置情報検出手段の検出出力に基づいて、前記デジタル
オーディオ放送信号の受信位置を検出する受信位置検出
手段と、位置と、前記地理的状況との対応が記憶された
地理情報記憶部と、前記受信位置検出手段により検出さ
れた前記受信位置に基づいて、前記地理情報記憶部か
ら、前記受信位置に対応する前記地理的状況を検知する
地理的状況検知手段とを備え、前記番組選択部は、前記
地理的状況検知手段により検知された前記地理的状況に
対応する前記番組選択情報記憶部の前記番組選択情報
と、前記デジタルオーディオ放送信号中の前記識別情報
とに基づいて、前記デジタルオーディオ放送信号から放
送番組を抽出することを特徴とする。
ーディオ放送の受信機は、請求項1に記載のデジタルオ
ーディオ放送の受信機であって、前記番組選択情報記憶
部には、地理的状況と、この地理的状況において優先的
に選択する放送番組との対応が番組選択情報として記憶
されており、前記デジタルオーディオ放送信号に付加さ
れている前記デジタルオーディオ放送信号の送信局の位
置を示す位置情報を検出する位置情報検出手段と、前記
位置情報検出手段の検出出力に基づいて、前記デジタル
オーディオ放送信号の受信位置を検出する受信位置検出
手段と、位置と、前記地理的状況との対応が記憶された
地理情報記憶部と、前記受信位置検出手段により検出さ
れた前記受信位置に基づいて、前記地理情報記憶部か
ら、前記受信位置に対応する前記地理的状況を検知する
地理的状況検知手段とを備え、前記番組選択部は、前記
地理的状況検知手段により検知された前記地理的状況に
対応する前記番組選択情報記憶部の前記番組選択情報
と、前記デジタルオーディオ放送信号中の前記識別情報
とに基づいて、前記デジタルオーディオ放送信号から放
送番組を抽出することを特徴とする。
【0014】この請求項2に記載の発明のデジタルオー
ディオ放送の受信機によれば、番組選択情報記憶部に
は、例えば、市街地、郊外、山、海岸などの地理的状況
と、各地理的状況において優先的に選択する放送番組と
の対応が番組選択情報として記憶されている。また、地
理情報記憶部には、位置と地理的状況との対応が記憶さ
れている。
ディオ放送の受信機によれば、番組選択情報記憶部に
は、例えば、市街地、郊外、山、海岸などの地理的状況
と、各地理的状況において優先的に選択する放送番組と
の対応が番組選択情報として記憶されている。また、地
理情報記憶部には、位置と地理的状況との対応が記憶さ
れている。
【0015】チューナ部によって受信選局されたデジタ
ルオーディオ放送信号に付加されている当該デジタルオ
ーディオ放送信号の送信局の位置情報が、位置情報検出
手段により検出され、この位置情報に基づいて、受信位
置検出手段により、当該デジタルオーディオ放送信号を
受信選局している聴取者の受信位置が検出される。この
検出された受信位置に基づいて、地理的状況検知手段に
より、地理情報記憶部に記憶されている当該受信位置の
地理的状況が検出される。
ルオーディオ放送信号に付加されている当該デジタルオ
ーディオ放送信号の送信局の位置情報が、位置情報検出
手段により検出され、この位置情報に基づいて、受信位
置検出手段により、当該デジタルオーディオ放送信号を
受信選局している聴取者の受信位置が検出される。この
検出された受信位置に基づいて、地理的状況検知手段に
より、地理情報記憶部に記憶されている当該受信位置の
地理的状況が検出される。
【0016】そして、番組選択部により、番組選択情報
記憶部に記憶されている番組選択情報のうち、地理的状
況検知手段により検知された当該受信位置の地理的状況
に対応する番組選択情報と、受信選局されたデジタルオ
ーディオ放送信号中の識別情報とに基づいて、当該受信
位置周辺の地理的状況に応じた放送番組が自動的に選択
され、これを聴取することができるようにされる。
記憶部に記憶されている番組選択情報のうち、地理的状
況検知手段により検知された当該受信位置の地理的状況
に対応する番組選択情報と、受信選局されたデジタルオ
ーディオ放送信号中の識別情報とに基づいて、当該受信
位置周辺の地理的状況に応じた放送番組が自動的に選択
され、これを聴取することができるようにされる。
【0017】これにより、聴取者は、受信位置が、例え
ば、市街地であれば交通情報、郊外であればポップスの
音楽番組、山であればクラシックの音楽番組などのよう
に、受信位置の地理的状況に応じて、優先的に選択する
ようにされた放送番組を自動的に選択し、聴取すること
ができるようにされる。
ば、市街地であれば交通情報、郊外であればポップスの
音楽番組、山であればクラシックの音楽番組などのよう
に、受信位置の地理的状況に応じて、優先的に選択する
ようにされた放送番組を自動的に選択し、聴取すること
ができるようにされる。
【0018】また、請求項3に記載の発明のデジタルオ
ーディオ放送の受信機は、請求項1に記載のデジタルオ
ーディオ放送の受信機であって、前記番組選択情報記憶
部には、時間に関する情報と、この時間に関する情報に
応じた時刻において優先的に選択する放送番組との対応
が番組選択情報として記憶されており、前記デジタルオ
ーディオ放送信号の受信時において、現在時刻を検知す
る現在時刻検知手段を備え、前記番組選択部は、前記現
在時刻検知手段により検知された現在時刻に対応する前
記番組選択情報記憶部の前記番組選択情報と、前記デジ
タルオーディオ放送信号中の前記識別情報とに基づい
て、前記デジタルオーディオ放送信号から放送番組を抽
出することを特徴とする。
ーディオ放送の受信機は、請求項1に記載のデジタルオ
ーディオ放送の受信機であって、前記番組選択情報記憶
部には、時間に関する情報と、この時間に関する情報に
応じた時刻において優先的に選択する放送番組との対応
が番組選択情報として記憶されており、前記デジタルオ
ーディオ放送信号の受信時において、現在時刻を検知す
る現在時刻検知手段を備え、前記番組選択部は、前記現
在時刻検知手段により検知された現在時刻に対応する前
記番組選択情報記憶部の前記番組選択情報と、前記デジ
タルオーディオ放送信号中の前記識別情報とに基づい
て、前記デジタルオーディオ放送信号から放送番組を抽
出することを特徴とする。
【0019】この請求項3に記載の発明のデジタルオー
ディオ放送の受信機によれば、番組選択情報記憶部に
は、例えば、午前、午後、あるいは、午前○○時から午
後○○時などのような時間に関する情報と、その時間に
関する情報に応じた時刻において優先的に選択する放送
番組との対応が番組選択情報として記憶されている。
ディオ放送の受信機によれば、番組選択情報記憶部に
は、例えば、午前、午後、あるいは、午前○○時から午
後○○時などのような時間に関する情報と、その時間に
関する情報に応じた時刻において優先的に選択する放送
番組との対応が番組選択情報として記憶されている。
【0020】そして、現在時刻検知手段により、デジタ
ルオーディオ放送信号の受信時の現在時刻が検知され
る。この検知された現在時刻に対応する番組選択情報が
番組選択情報記憶部から読み出され、この読み出された
番組選択情報と、受信選局されたデジタルオーディオ信
号中の識別情報とに基づいて、受信選局されたデジタル
オーディオ放送信号に多重化されている放送番組の中か
ら1つの放送番組が抽出される。
ルオーディオ放送信号の受信時の現在時刻が検知され
る。この検知された現在時刻に対応する番組選択情報が
番組選択情報記憶部から読み出され、この読み出された
番組選択情報と、受信選局されたデジタルオーディオ信
号中の識別情報とに基づいて、受信選局されたデジタル
オーディオ放送信号に多重化されている放送番組の中か
ら1つの放送番組が抽出される。
【0021】これにより、聴取者は、煩雑な番組選択操
作をすることなく、例えば、出勤時間帯は交通情報、午
後はポップス、帰宅時間帯にはクラシックなどのよう
に、受信時刻に応じて、優先的に選択するようにされた
放送番組が自動的に選択されて、聴取者に提供するよう
にされる。
作をすることなく、例えば、出勤時間帯は交通情報、午
後はポップス、帰宅時間帯にはクラシックなどのよう
に、受信時刻に応じて、優先的に選択するようにされた
放送番組が自動的に選択されて、聴取者に提供するよう
にされる。
【0022】また、請求項4に記載の発明のデジタルオ
ーディオ放送の受信機は、請求項1に記載のデジタルオ
ーディオ放送の受信機であって、前記番組選択情報記憶
部には、地理的状況と時間に関する情報との組み合わせ
と、この組み合わせにより決まる優先的に選択する放送
番組との対応が番組選択情報として記憶されており、前
記デジタルオーディオ放送信号に付加されている前記デ
ジタルオーディオ放送信号の送信局の位置を示す位置情
報を検出する位置情報検出手段と、前記位置情報検出手
段の検出出力に基づいて、前記デジタルオーディオ放送
信号の受信位置を検出する受信位置検出手段と、位置
と、前記地理的状況との対応が記憶された地理情報記憶
部と、前記受信位置検出手段により検出された前記受信
位置に基づいて、前記地理情報記憶部から、前記受信位
置に対応する前記地理的状況を示す情報を検知する地理
的状況検知手段と、現在時刻を検知する現在時刻検知手
段とを備え、前記番組選択部は、前記地理的状況検知手
段により検知された前記地理的状況と、前記現在時刻検
知手段により検知された現在時刻とにより決まる前記番
組選択情報記憶部の前記番組選択情報と、前記デジタル
オーディオ放送信号中の前記識別情報とに基づいて、前
記デジタルオーディオ放送信号から放送番組を抽出する
ことを特徴とする。
ーディオ放送の受信機は、請求項1に記載のデジタルオ
ーディオ放送の受信機であって、前記番組選択情報記憶
部には、地理的状況と時間に関する情報との組み合わせ
と、この組み合わせにより決まる優先的に選択する放送
番組との対応が番組選択情報として記憶されており、前
記デジタルオーディオ放送信号に付加されている前記デ
ジタルオーディオ放送信号の送信局の位置を示す位置情
報を検出する位置情報検出手段と、前記位置情報検出手
段の検出出力に基づいて、前記デジタルオーディオ放送
信号の受信位置を検出する受信位置検出手段と、位置
と、前記地理的状況との対応が記憶された地理情報記憶
部と、前記受信位置検出手段により検出された前記受信
位置に基づいて、前記地理情報記憶部から、前記受信位
置に対応する前記地理的状況を示す情報を検知する地理
的状況検知手段と、現在時刻を検知する現在時刻検知手
段とを備え、前記番組選択部は、前記地理的状況検知手
段により検知された前記地理的状況と、前記現在時刻検
知手段により検知された現在時刻とにより決まる前記番
組選択情報記憶部の前記番組選択情報と、前記デジタル
オーディオ放送信号中の前記識別情報とに基づいて、前
記デジタルオーディオ放送信号から放送番組を抽出する
ことを特徴とする。
【0023】この請求項4に記載の発明のデジタルオー
ディオ放送の受信機によれば、番組選択情報記憶部に
は、例えば、市街地の午前中はニュース番組、市街地の
午後は音楽番組のクラシックなどのように、地理的状況
と時間に関する情報との組み合わせと、この組み合わせ
によって決まる優先的に選択する放送番組との対応が記
憶されている。また、地理情報記憶部には、位置と地理
的状況との対応が記憶されている。
ディオ放送の受信機によれば、番組選択情報記憶部に
は、例えば、市街地の午前中はニュース番組、市街地の
午後は音楽番組のクラシックなどのように、地理的状況
と時間に関する情報との組み合わせと、この組み合わせ
によって決まる優先的に選択する放送番組との対応が記
憶されている。また、地理情報記憶部には、位置と地理
的状況との対応が記憶されている。
【0024】チューナ部によって受信選局されたデジタ
ルオーディオ放送信号に付加されている当該デジタルオ
ーディオ放送信号の送信局の位置情報が、位置情報検出
手段により検出され、この位置情報に基づいて、受信位
置検出手段により、当該デジタルオーディオ放送信号を
受信選局している聴取者の受信位置が検出される。この
検出された受信位置に基づいて、地理的状況検知手段に
より、地理情報記憶部に記憶されている当該受信位置の
地理的状況が検出される。また、現在時刻検出手段によ
りデジタルオーディオ放送信号を受信している場合の現
在時刻が検出される。
ルオーディオ放送信号に付加されている当該デジタルオ
ーディオ放送信号の送信局の位置情報が、位置情報検出
手段により検出され、この位置情報に基づいて、受信位
置検出手段により、当該デジタルオーディオ放送信号を
受信選局している聴取者の受信位置が検出される。この
検出された受信位置に基づいて、地理的状況検知手段に
より、地理情報記憶部に記憶されている当該受信位置の
地理的状況が検出される。また、現在時刻検出手段によ
りデジタルオーディオ放送信号を受信している場合の現
在時刻が検出される。
【0025】そして、番組選択部により、番組選択情報
記憶部に記憶されている番組選択情報のうち、地理的状
況検知手段により検知された当該受信位置の地理的状況
と、現在時刻検出手段により検出された現在時刻との組
み合わせに対応する番組選択情報と、受信選局されてい
るデジタルオーディオ信号中の識別情報とに基づいて、
当該受信位置の地理的状況に応じた放送番組が自動的に
選択され、これを聴取することができるようにされる。
記憶部に記憶されている番組選択情報のうち、地理的状
況検知手段により検知された当該受信位置の地理的状況
と、現在時刻検出手段により検出された現在時刻との組
み合わせに対応する番組選択情報と、受信選局されてい
るデジタルオーディオ信号中の識別情報とに基づいて、
当該受信位置の地理的状況に応じた放送番組が自動的に
選択され、これを聴取することができるようにされる。
【0026】これにより、前述の市街地の場合を例にす
れば、聴取者は、受信位置が市街地であり、現在時刻が
午前中であれば、ニュース番組を、受信位置が市街地で
あり、現在時刻が午後であれば、クラシックの音楽番組
を自動的に選択して聴取することができるようにされ
る。すなわち、地理的状況と現在時刻とに基づいて、放
送番組を自動的に選択することができるようにされる。
れば、聴取者は、受信位置が市街地であり、現在時刻が
午前中であれば、ニュース番組を、受信位置が市街地で
あり、現在時刻が午後であれば、クラシックの音楽番組
を自動的に選択して聴取することができるようにされ
る。すなわち、地理的状況と現在時刻とに基づいて、放
送番組を自動的に選択することができるようにされる。
【0027】また、請求項5に記載の発明のデジタルオ
ーディオ放送の受信機は、請求項2または請求項4に記
載のデジタルオーディオ放送の受信機であって、前記デ
ジタルオーディオ放送信号は、複数の送信局から同じ周
波数の搬送波を用いて送信するようにされており、前記
チューナ部により受信選局される前記複数の送信局から
送信された複数の前記デジタルオーディオ放送信号の位
相ずれを検出する位相ずれ検出手段を備え、前記受信位
置検出手段は、前記前記位置情報検出手段の検出出力
と、前記位相ずれ検出手段の検出出力とから、前記受信
位置を検出することを特徴とする。
ーディオ放送の受信機は、請求項2または請求項4に記
載のデジタルオーディオ放送の受信機であって、前記デ
ジタルオーディオ放送信号は、複数の送信局から同じ周
波数の搬送波を用いて送信するようにされており、前記
チューナ部により受信選局される前記複数の送信局から
送信された複数の前記デジタルオーディオ放送信号の位
相ずれを検出する位相ずれ検出手段を備え、前記受信位
置検出手段は、前記前記位置情報検出手段の検出出力
と、前記位相ずれ検出手段の検出出力とから、前記受信
位置を検出することを特徴とする。
【0028】この請求項5に記載の発明のデジタルオー
ディオ放送の受信機によれば、1つのデジタルオーディ
オ放送信号は、複数の送信局から同時に送信するように
されている。このため、同じ周波数の搬送波を用いた同
じデジタルオーディオ放送信号であっても、送信局が異
なることにより、受信機においての受信タイミングがず
れる。この送信局が異なることにより生じるデジタルオ
ーディオ放送信号の位相ずれが、位相ずれ検出手段によ
り検出される。
ディオ放送の受信機によれば、1つのデジタルオーディ
オ放送信号は、複数の送信局から同時に送信するように
されている。このため、同じ周波数の搬送波を用いた同
じデジタルオーディオ放送信号であっても、送信局が異
なることにより、受信機においての受信タイミングがず
れる。この送信局が異なることにより生じるデジタルオ
ーディオ放送信号の位相ずれが、位相ずれ検出手段によ
り検出される。
【0029】そして、位相ずれ検出手段により検出され
た複数の送信局から送信されるデジタルオーディオ放送
信号の位相ずれと、各送信局の位置情報とに基づいて、
受信位置検出手段により、受信位置が検出される。
た複数の送信局から送信されるデジタルオーディオ放送
信号の位相ずれと、各送信局の位置情報とに基づいて、
受信位置検出手段により、受信位置が検出される。
【0030】これにより、受信側の受信位置をより正確
に検出され、正確な受信位置に応じた地理的状況を用い
て、デジタルオーディオ放送信号に多重化されている多
数の放送番組の中から1つの放送番組を選択することが
できるようにされる。
に検出され、正確な受信位置に応じた地理的状況を用い
て、デジタルオーディオ放送信号に多重化されている多
数の放送番組の中から1つの放送番組を選択することが
できるようにされる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながらこの発明
による受信機の一実施の形態について説明する。以下の
実施の形態においては、欧州規格(Eureka14
7)のデジタル・オーディオ放送(以下、DABと略称
する。)を受信する車載用の受信機に、この発明を適用
した場合を例にして説明する。
による受信機の一実施の形態について説明する。以下の
実施の形態においては、欧州規格(Eureka14
7)のデジタル・オーディオ放送(以下、DABと略称
する。)を受信する車載用の受信機に、この発明を適用
した場合を例にして説明する。
【0032】[第1の実施の形態]図1は、この第1の
実施の形態のデジタルオーディオ放送の受信機(以下、
単に受信機という)を説明するためのブロック図であ
る。図2、図3は、この第1の実施の形態の受信機が受
信するDABの放送信号について説明するための図であ
る。まず、この実施の形態の受信機の説明をする前に、
図2、図3を参照しながらDABの概要について説明す
る。
実施の形態のデジタルオーディオ放送の受信機(以下、
単に受信機という)を説明するためのブロック図であ
る。図2、図3は、この第1の実施の形態の受信機が受
信するDABの放送信号について説明するための図であ
る。まず、この実施の形態の受信機の説明をする前に、
図2、図3を参照しながらDABの概要について説明す
る。
【0033】DABは、1つの放送信号に複数の放送番
組のオーディオデータや付加データを多重化して形成し
たアンサンブル信号を送信する。このアンサンブル信号
に多重化された放送番組のオーディオデータなどは、国
際標準方式であるMPEGオーディオのレイヤIIを用い
て高能率符号化(データ圧縮)され、誤り訂正の畳み込
み符号化などを用いた伝送路符号化が行われたものであ
る。
組のオーディオデータや付加データを多重化して形成し
たアンサンブル信号を送信する。このアンサンブル信号
に多重化された放送番組のオーディオデータなどは、国
際標準方式であるMPEGオーディオのレイヤIIを用い
て高能率符号化(データ圧縮)され、誤り訂正の畳み込
み符号化などを用いた伝送路符号化が行われたものであ
る。
【0034】また、DABの場合、符号化されたビット
列についてインターリーブを行い、直交周波数分割多重
変調(OFDM:Orthogonal Freque
ncy Division Multiplex変調)
して送信するようにされている。
列についてインターリーブを行い、直交周波数分割多重
変調(OFDM:Orthogonal Freque
ncy Division Multiplex変調)
して送信するようにされている。
【0035】図2は、DABのアンサンブル信号のフレ
ーム構造を説明するための図であり、図3は、複数の放
送番組のオーディオデータが多重化されるDABのアン
サンブル信号を説明するための図である。DABの放送
信号はフレーム単位に送信され、図2に示すように、各
フレームは、同期用のシンボル、FIC(ファーストイ
ンフォメーションチャンネル)、MSC(メインデータ
チャンネル)からなっている。
ーム構造を説明するための図であり、図3は、複数の放
送番組のオーディオデータが多重化されるDABのアン
サンブル信号を説明するための図である。DABの放送
信号はフレーム単位に送信され、図2に示すように、各
フレームは、同期用のシンボル、FIC(ファーストイ
ンフォメーションチャンネル)、MSC(メインデータ
チャンネル)からなっている。
【0036】同期用シンボルは、同期のために2シンボ
ル用意されている。このうちNull(ヌル)シンボル
には、当該DABの放送信号の送信局の識別情報(送信
局識別情報)が含まれている。
ル用意されている。このうちNull(ヌル)シンボル
には、当該DABの放送信号の送信局の識別情報(送信
局識別情報)が含まれている。
【0037】FICは、3シンボル用意されており、ど
うゆうデータがどのように多重化されているかなどのデ
ータの多重化に関する情報や、ニュース、天気予報、ス
ポーツ、ポップス(音楽番組)などの多重化されている
放送番組の識別情報(プログラムタイプ)、送信局識別
情報(TII)に対応する送信局の位置情報(緯度経度
情報)などの様々な情報を有するようにされている。
うゆうデータがどのように多重化されているかなどのデ
ータの多重化に関する情報や、ニュース、天気予報、ス
ポーツ、ポップス(音楽番組)などの多重化されている
放送番組の識別情報(プログラムタイプ)、送信局識別
情報(TII)に対応する送信局の位置情報(緯度経度
情報)などの様々な情報を有するようにされている。
【0038】また、MSCは、図2に示すように、時間
軸上に多重化された放送番組などのデータフィールドを
有するようにされている。すなわち、DABのアンサン
ブル信号に多重化された複数のオーディオデータなど
が、このMSCの各データフィールドのデータである。
軸上に多重化された放送番組などのデータフィールドを
有するようにされている。すなわち、DABのアンサン
ブル信号に多重化された複数のオーディオデータなど
が、このMSCの各データフィールドのデータである。
【0039】したがって、図3に示すように、DABの
アンサンブル信号のMSCには、例えば、ニュース、ス
ポーツ、ポップス(音楽番組)、スラシック(音楽番
組)、ロック(音楽番組)などのプログラムタイプの異
なる複数の放送番組のオーディオデータが多重化されて
いる。
アンサンブル信号のMSCには、例えば、ニュース、ス
ポーツ、ポップス(音楽番組)、スラシック(音楽番
組)、ロック(音楽番組)などのプログラムタイプの異
なる複数の放送番組のオーディオデータが多重化されて
いる。
【0040】そして、プログラムタイプなどの情報は、
図2を用いて前述したように、アンサンブル信号の各フ
レームのFICに含まれている。このため、DABの受
信機においては、このFICに含まれるプログラムタイ
プや多重化に関する情報を用いることによって、複数の
放送番組のオーディオデータが多重化されているアンサ
ンブル信号から、目的とする放送番組のオーディオデー
タを抽出し、再生して聴取することができるようにされ
る。
図2を用いて前述したように、アンサンブル信号の各フ
レームのFICに含まれている。このため、DABの受
信機においては、このFICに含まれるプログラムタイ
プや多重化に関する情報を用いることによって、複数の
放送番組のオーディオデータが多重化されているアンサ
ンブル信号から、目的とする放送番組のオーディオデー
タを抽出し、再生して聴取することができるようにされ
る。
【0041】次に、図1を参照しながら、前述したよう
に複数の放送番組のオーディオデータが多重化されたD
ABの放送信号を受信するこの実施の形態の受信機につ
いて説明する。
に複数の放送番組のオーディオデータが多重化されたD
ABの放送信号を受信するこの実施の形態の受信機につ
いて説明する。
【0042】図1に示すように、この第1の実施の形態
の受信機は、アンテナ1、フロントエンド部(チューナ
部)2、直交復調器3、差動復調器4、同期プロセッサ
5、選択復号化部6、オーディオ復号化部7、D/A変
換部8、増幅回路9、スピーカ10、情報抽出部11、
システム制御用マイクロコンピュータ(以下、システム
マイコンと略称する)20、キー操作部31、時計回路
32、LCDコントローラ33、LCD34、番組選択
情報メモリ35を備えている。
の受信機は、アンテナ1、フロントエンド部(チューナ
部)2、直交復調器3、差動復調器4、同期プロセッサ
5、選択復号化部6、オーディオ復号化部7、D/A変
換部8、増幅回路9、スピーカ10、情報抽出部11、
システム制御用マイクロコンピュータ(以下、システム
マイコンと略称する)20、キー操作部31、時計回路
32、LCDコントローラ33、LCD34、番組選択
情報メモリ35を備えている。
【0043】システムマイコン20は、図示しないが、
CPU、ROM、RAM、不揮発性メモリなどを備えた
マイクロコンピュータであり、この実施の形態の受信機
の各部を制御する。キー操作部31は、電源のオン/オ
フキー、選局情報の入力操作キー、ボリューム調整キー
などの各種の操作キーを有し、この実施の形態の受信機
の操作者からの指示入力操作を受け付ける。キー操作部
31を通じて入力された操作者からの指示情報は、シス
テムマイコン20に供給され、操作者からの指示情報に
応じて、受信機の各部を制御することができるようにさ
れている。
CPU、ROM、RAM、不揮発性メモリなどを備えた
マイクロコンピュータであり、この実施の形態の受信機
の各部を制御する。キー操作部31は、電源のオン/オ
フキー、選局情報の入力操作キー、ボリューム調整キー
などの各種の操作キーを有し、この実施の形態の受信機
の操作者からの指示入力操作を受け付ける。キー操作部
31を通じて入力された操作者からの指示情報は、シス
テムマイコン20に供給され、操作者からの指示情報に
応じて、受信機の各部を制御することができるようにさ
れている。
【0044】また、時計回路32は、カレンダー機能を
備えたものであり、現在時刻を提供するとともに、曜日
や日付の管理をも行うことができるものである。また、
LCDコントローラ33は、システムマイコン20の制
御に応じて、各種のガイダンスメッセージなどをLCD
34に表示する。後述もするように、例えば、選局され
た放送信号の周波数や現在時刻など、受信機の操作者に
対して通知すべき様々な情報をLCD34に表示するこ
とができるようにされている。
備えたものであり、現在時刻を提供するとともに、曜日
や日付の管理をも行うことができるものである。また、
LCDコントローラ33は、システムマイコン20の制
御に応じて、各種のガイダンスメッセージなどをLCD
34に表示する。後述もするように、例えば、選局され
た放送信号の周波数や現在時刻など、受信機の操作者に
対して通知すべき様々な情報をLCD34に表示するこ
とができるようにされている。
【0045】そして、この実施の形態の受信機は、選局
したDABのアンサンブル信号に多重化されている複数
の放送番組の中から、優先的に選択する放送番組を指示
するための番組選択情報が記憶された不揮発性の番組選
択情報メモリ35が設けられている。この実施の形態の
受信機は、選局されたアンサンブル信号に多重化されて
いる複数の放送番組の中から、番組選択情報メモリ35
に記憶されている番組選択情報に基づいて、優先的に選
択するようにされた放送番組を自動的に選択し、これを
再生して使用者に提供することができるようにされてい
る。このように、番組選択情報メモリ35は、番組選択
情報記憶部として用いられる。
したDABのアンサンブル信号に多重化されている複数
の放送番組の中から、優先的に選択する放送番組を指示
するための番組選択情報が記憶された不揮発性の番組選
択情報メモリ35が設けられている。この実施の形態の
受信機は、選局されたアンサンブル信号に多重化されて
いる複数の放送番組の中から、番組選択情報メモリ35
に記憶されている番組選択情報に基づいて、優先的に選
択するようにされた放送番組を自動的に選択し、これを
再生して使用者に提供することができるようにされてい
る。このように、番組選択情報メモリ35は、番組選択
情報記憶部として用いられる。
【0046】そして、アンテナ1により受信されたDA
Bの放送信号は、フロントエンド部2に供給される。フ
ロントエンド部2は、システムマイコン20からの選局
指示に基づいて、受信した放送信号の中から目的のDA
Bの放送信号を選局し、選局した放送信号を中間周波信
号に変換して、直交復調器3に供給する。
Bの放送信号は、フロントエンド部2に供給される。フ
ロントエンド部2は、システムマイコン20からの選局
指示に基づいて、受信した放送信号の中から目的のDA
Bの放送信号を選局し、選局した放送信号を中間周波信
号に変換して、直交復調器3に供給する。
【0047】直交復調器3は、中間周波信号から、ベー
スバンド信号のI成分およびQ成分の信号を復調し、こ
れをFFT(高速フーリエ変換)回路の構成とされた差
動復調器4に供給する。この場合、差動復調器4には、
デジタル信号に変換されたベースバンド信号が供給され
る。差動復調器4は、I成分およびQ成分の信号をOF
DM復調し、復調して得たDABの放送信号(アンサン
ブル信号)を選択復号化部6と情報抽出部11とに供給
する。
スバンド信号のI成分およびQ成分の信号を復調し、こ
れをFFT(高速フーリエ変換)回路の構成とされた差
動復調器4に供給する。この場合、差動復調器4には、
デジタル信号に変換されたベースバンド信号が供給され
る。差動復調器4は、I成分およびQ成分の信号をOF
DM復調し、復調して得たDABの放送信号(アンサン
ブル信号)を選択復号化部6と情報抽出部11とに供給
する。
【0048】また、同期プロセッサ5は、DSP(デジ
タルシグナルプロセッサ)の構成とされており、差動復
調器4から信号の供給を受けて、入力信号の周波数オフ
セットを計算するなどの処理を行って、AFC(Aut
omatic Frequency Control)
信号を形成して出力したり、また、伝送路のインパルス
応答を求めCIR(Channel Impulse
Response)信号を形成して出力するなどの処理
を行う。
タルシグナルプロセッサ)の構成とされており、差動復
調器4から信号の供給を受けて、入力信号の周波数オフ
セットを計算するなどの処理を行って、AFC(Aut
omatic Frequency Control)
信号を形成して出力したり、また、伝送路のインパルス
応答を求めCIR(Channel Impulse
Response)信号を形成して出力するなどの処理
を行う。
【0049】情報抽出部11は、復調されたアンサンブ
ル信号の各フレームのFICから、オーディオデータの
多重化に関する情報や、多重化されている放送番組のプ
ログラムタイプなどの必要な情報を抽出し、これをシス
テムマイコン20に供給する。
ル信号の各フレームのFICから、オーディオデータの
多重化に関する情報や、多重化されている放送番組のプ
ログラムタイプなどの必要な情報を抽出し、これをシス
テムマイコン20に供給する。
【0050】選択復号化部6は、デインターリーブ、エ
ラー訂正を行って、元のアンサンブル信号を得る。そし
て、選択復号化部6は、システムマイコン20を通じ
て、番組選択情報メモリ35に記憶されている番組選択
情報の供給を受けて、この番組選択情報と、IFCから
抽出されたプログラムタイプとに基づいて、複数の放送
番組のオーディオデータが多重化されているアンサンブ
ル信号から1つの放送番組のオーディオデータを選択抽
出し、これをオーディオ復号化部7に供給する。
ラー訂正を行って、元のアンサンブル信号を得る。そし
て、選択復号化部6は、システムマイコン20を通じ
て、番組選択情報メモリ35に記憶されている番組選択
情報の供給を受けて、この番組選択情報と、IFCから
抽出されたプログラムタイプとに基づいて、複数の放送
番組のオーディオデータが多重化されているアンサンブ
ル信号から1つの放送番組のオーディオデータを選択抽
出し、これをオーディオ復号化部7に供給する。
【0051】図4は、この実施の形態の受信機の番組選
択情報メモリ35に記憶されている番組選択情報の一例
を説明するための図である。この実施の形態において
は、番組選択情報メモリ35には、図4に示すように、
優先順位を示す情報と、その優先順位に対応する優先選
択番組を示す情報である放送番組のプログラムタイプが
記憶されている。
択情報メモリ35に記憶されている番組選択情報の一例
を説明するための図である。この実施の形態において
は、番組選択情報メモリ35には、図4に示すように、
優先順位を示す情報と、その優先順位に対応する優先選
択番組を示す情報である放送番組のプログラムタイプが
記憶されている。
【0052】図4に示すように、番組選択情報メモリ3
5には、ニュース番組、クラシック(音楽番組)、ポッ
プス(音楽番組)…の順に優先順位が付けられて、放送
番組のプログラムタイプが記憶されている。この場合、
まず、優先順位が最上位のニュース番組を選択するよう
に指示する番組選択情報(プログラムタイプ)が番組選
択情報メモリ35からシステムマイコン20により読み
出される。
5には、ニュース番組、クラシック(音楽番組)、ポッ
プス(音楽番組)…の順に優先順位が付けられて、放送
番組のプログラムタイプが記憶されている。この場合、
まず、優先順位が最上位のニュース番組を選択するよう
に指示する番組選択情報(プログラムタイプ)が番組選
択情報メモリ35からシステムマイコン20により読み
出される。
【0053】システムマイコン20は、情報抽出部11
によりFICから抽出されて提供された情報に基づい
て、選局されたアンサンブル信号にニュース番組が含ま
れているか否かを確認し、含まれているときには、ニュ
ース番組を選択するように指示する番組選択情報を選択
復号化部6に供給する。選択復号化部6は、システムマ
イコン20からの番組選択情報に基づいて、選局された
アンサンブル信号中からニュース番組のオーディオデー
タを抽出し、抽出したオーディオデータをオーディオ復
号化部7に供給する。
によりFICから抽出されて提供された情報に基づい
て、選局されたアンサンブル信号にニュース番組が含ま
れているか否かを確認し、含まれているときには、ニュ
ース番組を選択するように指示する番組選択情報を選択
復号化部6に供給する。選択復号化部6は、システムマ
イコン20からの番組選択情報に基づいて、選局された
アンサンブル信号中からニュース番組のオーディオデー
タを抽出し、抽出したオーディオデータをオーディオ復
号化部7に供給する。
【0054】また、選局したアンサンブル信号にニュー
ス番組が含まれていないときには、システムマイコン2
0は、優先順位が2番目のクラシック(音楽番組)を選
択することを指示する番組選択情報を番組選択情報メモ
リ35から読み出し、情報抽出部11からの情報に基づ
いて、選局したアンサンブル信号にクラシック(音楽番
組)が含まれているか否かを確認し、含まれているとき
には、クラシック(音楽番組を選択するように指示する
番組選択情報を選択復号化部6に供給する。
ス番組が含まれていないときには、システムマイコン2
0は、優先順位が2番目のクラシック(音楽番組)を選
択することを指示する番組選択情報を番組選択情報メモ
リ35から読み出し、情報抽出部11からの情報に基づ
いて、選局したアンサンブル信号にクラシック(音楽番
組)が含まれているか否かを確認し、含まれているとき
には、クラシック(音楽番組を選択するように指示する
番組選択情報を選択復号化部6に供給する。
【0055】このように、システムマイコン20は、番
組選択情報メモリ35に記憶されている番組選択情報を
選択復号化部6に供給する。これにより、選択復号化部
6は、アンサンブル信号に多重化されている複数の放送
番組のオーディオデータのうち、番組選択情報メモリ3
5の番組選択情報に応じた放送番組のオーディオデータ
を優先してアンサンブル信号から抽出し、前述したよう
に、抽出したオーディオデータをオーディオ復号化部7
に供給する。すなわち、選択復号化部6は、番組選択部
としての機能を有するものである。
組選択情報メモリ35に記憶されている番組選択情報を
選択復号化部6に供給する。これにより、選択復号化部
6は、アンサンブル信号に多重化されている複数の放送
番組のオーディオデータのうち、番組選択情報メモリ3
5の番組選択情報に応じた放送番組のオーディオデータ
を優先してアンサンブル信号から抽出し、前述したよう
に、抽出したオーディオデータをオーディオ復号化部7
に供給する。すなわち、選択復号化部6は、番組選択部
としての機能を有するものである。
【0056】オーディオ復号化部7は、前述したように
MPEGオーディオ方式でデータ圧縮されてアンサンブ
ル信号に多重化されていたオーディオデータを圧縮解凍
し、これをD/A変換回路8に供給する。D/A変換回
路8は、デジタルのオーディオデータをアナログ信号に
変換し、これを増幅回路9を通じてスピーカ10に供給
する。これにより、番組選択情報メモリ35の番組選択
情報に基づいて、優先して選択するようにされた放送番
組のオーディオデータが再生され、スピーカ10から放
音される。
MPEGオーディオ方式でデータ圧縮されてアンサンブ
ル信号に多重化されていたオーディオデータを圧縮解凍
し、これをD/A変換回路8に供給する。D/A変換回
路8は、デジタルのオーディオデータをアナログ信号に
変換し、これを増幅回路9を通じてスピーカ10に供給
する。これにより、番組選択情報メモリ35の番組選択
情報に基づいて、優先して選択するようにされた放送番
組のオーディオデータが再生され、スピーカ10から放
音される。
【0057】図5は、前述したように、この第1の実施
の形態の受信機において、番組選択情報メモリ35の番
組選択情報を用いて、選局したDABのアンサンブル信
号から1つの放送番組を自動選択する自動番組選択処理
を説明するためのフローチャートである。
の形態の受信機において、番組選択情報メモリ35の番
組選択情報を用いて、選局したDABのアンサンブル信
号から1つの放送番組を自動選択する自動番組選択処理
を説明するためのフローチャートである。
【0058】この図5に示す処理は、この第1の実施の
形態の受信機に電源が投入された場合やDABの放送信
号の選局を変更した場合など、DABの放送信号の受信
開始時や受信信号が変わったときにシステムマイコン2
0において実行される。
形態の受信機に電源が投入された場合やDABの放送信
号の選局を変更した場合など、DABの放送信号の受信
開始時や受信信号が変わったときにシステムマイコン2
0において実行される。
【0059】そして、この図5に示す処理が開始される
と、システムマイコン20は、番組選択情報メモリ35
から、優先順位が高い方から1つ番組選択情報を読み出
し(ステップS101)、この読み出した番組選択情報
により示される目的とする放送番組のオーディオデータ
がアンサンブル信号中にあるか否かを判断する(ステッ
プS102)。
と、システムマイコン20は、番組選択情報メモリ35
から、優先順位が高い方から1つ番組選択情報を読み出
し(ステップS101)、この読み出した番組選択情報
により示される目的とする放送番組のオーディオデータ
がアンサンブル信号中にあるか否かを判断する(ステッ
プS102)。
【0060】ステップS102の判断処理において、ア
ンサンブル信号中に目的とする放送番組のオーディオデ
ータが存在しないと判断したときには、優先順位が次の
番組選択情報に読み出し位置を位置付け(ステップS1
03)、ステップS101からの処理を繰り返す。
ンサンブル信号中に目的とする放送番組のオーディオデ
ータが存在しないと判断したときには、優先順位が次の
番組選択情報に読み出し位置を位置付け(ステップS1
03)、ステップS101からの処理を繰り返す。
【0061】ステップS102の判断処理において、ア
ンサンブル信号中に目的とする放送番組のオーディオデ
ータが存在すると判断したときには、番組選択情報メモ
リ35から読み出した番組選択情報を選択復号化部6に
供給し(ステップS104)、この図5に示す処理を終
了する。
ンサンブル信号中に目的とする放送番組のオーディオデ
ータが存在すると判断したときには、番組選択情報メモ
リ35から読み出した番組選択情報を選択復号化部6に
供給し(ステップS104)、この図5に示す処理を終
了する。
【0062】このように、番組選択情報メモリ35に予
め用意されている優先的に選択する放送番組を示す番組
選択情報が、選択復号化部6に供給され、この番組選択
情報に基づいて、選択復号化部6により、アンサンブル
信号中から目的とする放送番組のオーディオデータが自
動選択されて、これが再生され、スピーカ10から放音
される。
め用意されている優先的に選択する放送番組を示す番組
選択情報が、選択復号化部6に供給され、この番組選択
情報に基づいて、選択復号化部6により、アンサンブル
信号中から目的とする放送番組のオーディオデータが自
動選択されて、これが再生され、スピーカ10から放音
される。
【0063】この場合、この第1の実施の形態の受信機
の使用者は、この第1の受信機に電源のオン/オフキー
を押下して電源を投入しDABの放送信号の受信が開始
されたときや、電源が投入された後に選局操作キーを押
下して、DABの放送信号の選局を変えるなどの操作を
行うだけで、複雑な番組選択を行うことなく、番組選択
情報メモリ35に記憶されている番組選択情報に基づい
て、自動的に放送番組を選択し、その放送番組のオーデ
ィオデータを再生して聴取することができる。
の使用者は、この第1の受信機に電源のオン/オフキー
を押下して電源を投入しDABの放送信号の受信が開始
されたときや、電源が投入された後に選局操作キーを押
下して、DABの放送信号の選局を変えるなどの操作を
行うだけで、複雑な番組選択を行うことなく、番組選択
情報メモリ35に記憶されている番組選択情報に基づい
て、自動的に放送番組を選択し、その放送番組のオーデ
ィオデータを再生して聴取することができる。
【0064】したがって、この第1の実施の形態の受信
機が搭載された自動車を運転する場合に、運転中に、例
えば、この第1の実施の形態の受信機のLCD34に表
示される放送番組一覧リストを参照しながら、目的の放
送番組を選択する操作をすることなく、DABのアンサ
ンブル信号を受信し、このアンサンブル信号に多重化さ
れている複数の放送番組の中から、番組選択情報メモリ
35の番組選択情報により優先的に選択するようにした
放送番組を自動的に選択して聴取することができる。
機が搭載された自動車を運転する場合に、運転中に、例
えば、この第1の実施の形態の受信機のLCD34に表
示される放送番組一覧リストを参照しながら、目的の放
送番組を選択する操作をすることなく、DABのアンサ
ンブル信号を受信し、このアンサンブル信号に多重化さ
れている複数の放送番組の中から、番組選択情報メモリ
35の番組選択情報により優先的に選択するようにした
放送番組を自動的に選択して聴取することができる。
【0065】[第1の実施の形態の変形例]また、受信
時間帯に応じて、DABのアンサンブル信号に多重化さ
れている複数の放送番組の中から優先的に選択する放送
番組を変えるようにするなど、受信時刻に応じて自動選
択する放送番組を変えるようにすることもできる。この
場合には、時間情報をも考慮した番組選択情報を番組選
択情報メモリ35に記憶しておくようにする。
時間帯に応じて、DABのアンサンブル信号に多重化さ
れている複数の放送番組の中から優先的に選択する放送
番組を変えるようにするなど、受信時刻に応じて自動選
択する放送番組を変えるようにすることもできる。この
場合には、時間情報をも考慮した番組選択情報を番組選
択情報メモリ35に記憶しておくようにする。
【0066】図6は、時間情報を考慮するようにした番
組選択情報メモリ35に記憶される番組選択情報の一例
を説明するための図である。図6に示す例の場合には、
時間帯を示す時間情報と、各時間帯において優先的に選
択する放送番組のプログラムタイプとの対応が番組選択
情報として番組選択情報メモリ35に記憶されている。
組選択情報メモリ35に記憶される番組選択情報の一例
を説明するための図である。図6に示す例の場合には、
時間帯を示す時間情報と、各時間帯において優先的に選
択する放送番組のプログラムタイプとの対応が番組選択
情報として番組選択情報メモリ35に記憶されている。
【0067】すなわち、図6に示すように、番組選択情
報メモリ35には、午前6時から午前9時までは、交通
情報を、午前9時から午後5時までは、ポップス(音楽
番組)を、午後5時から午後7時までは、ニュースを、
午後7時以降は、クラシック(音楽番組)を優先的に選
択するようにする番組選択情報が記憶されている。
報メモリ35には、午前6時から午前9時までは、交通
情報を、午前9時から午後5時までは、ポップス(音楽
番組)を、午後5時から午後7時までは、ニュースを、
午後7時以降は、クラシック(音楽番組)を優先的に選
択するようにする番組選択情報が記憶されている。
【0068】そして、図1に示すように、この第1の実
施の形態の受信機には、時計回路32が搭載されてい
る。このため、受信機に電源を投入した直後、あるい
は、電源が投入された後にDABの放送信号の選局を変
えた直後に、システムマイコン20が時計回路32から
現在時刻を検出する。このように、システムマイコン2
0は、時計回路32から現在時刻を取得する現在時刻取
得手段としての機能を有する。
施の形態の受信機には、時計回路32が搭載されてい
る。このため、受信機に電源を投入した直後、あるい
は、電源が投入された後にDABの放送信号の選局を変
えた直後に、システムマイコン20が時計回路32から
現在時刻を検出する。このように、システムマイコン2
0は、時計回路32から現在時刻を取得する現在時刻取
得手段としての機能を有する。
【0069】システムマイコン20は、検出した現在時
刻に基づいて、番組選択情報メモリ35から番組選択情
報を読み出し、これを選択復号化部6に供給する。これ
により、例えば、現在時刻が午前7時から午前9時まで
の出勤時間帯であるときには、選局されたDABのアン
サンブル信号に多重化されている放送番組のうち、交通
情報が優先的に、かつ、自動的に選択される。
刻に基づいて、番組選択情報メモリ35から番組選択情
報を読み出し、これを選択復号化部6に供給する。これ
により、例えば、現在時刻が午前7時から午前9時まで
の出勤時間帯であるときには、選局されたDABのアン
サンブル信号に多重化されている放送番組のうち、交通
情報が優先的に、かつ、自動的に選択される。
【0070】同様に、現在時刻が午前9時から午後5時
までの時間帯のときには、ポップス(音楽番組)が、現
在時刻が午後5時から午後7時までの帰宅時間帯のとき
には、ニュースが、午後7時以降は、クラシック(音楽
番組)がそれぞれの時間帯において、優先的に、かつ、
自動的に選択される。
までの時間帯のときには、ポップス(音楽番組)が、現
在時刻が午後5時から午後7時までの帰宅時間帯のとき
には、ニュースが、午後7時以降は、クラシック(音楽
番組)がそれぞれの時間帯において、優先的に、かつ、
自動的に選択される。
【0071】図7は、受信時刻をも考慮した番組選択情
報メモリ35の番組選択情報を用いて、選局したDAB
のアンサンブル信号から1つの放送番組を自動選択する
自動番組選択処理を説明するためのフローチャートであ
る。この図7に示す処理も、図5を用いて前述した処理
と同様に、この第1の実施の形態の受信機に電源が投入
されたときやDABの放送信号の選局を変更したときな
ど、DABの放送信号の受信開始時や受信信号が変わっ
たときにシステムマイコン20において実行されるもの
である。
報メモリ35の番組選択情報を用いて、選局したDAB
のアンサンブル信号から1つの放送番組を自動選択する
自動番組選択処理を説明するためのフローチャートであ
る。この図7に示す処理も、図5を用いて前述した処理
と同様に、この第1の実施の形態の受信機に電源が投入
されたときやDABの放送信号の選局を変更したときな
ど、DABの放送信号の受信開始時や受信信号が変わっ
たときにシステムマイコン20において実行されるもの
である。
【0072】そして、図7に示す処理が開始されると、
システムマイコン20は、はじめに時計回路32から現
在時刻を検出する(ステップS201)。次に、システ
ムマイコン20は、検出した現在時刻に基づいて、番組
選択情報メモリ35から番組選択情報を読み出し(ステ
ップS202)、この読み出した番組選択情報が示す放
送番組が、選局されたDABのアンサンブル信号に多重
化されているかを検索する(ステップS203)。
システムマイコン20は、はじめに時計回路32から現
在時刻を検出する(ステップS201)。次に、システ
ムマイコン20は、検出した現在時刻に基づいて、番組
選択情報メモリ35から番組選択情報を読み出し(ステ
ップS202)、この読み出した番組選択情報が示す放
送番組が、選局されたDABのアンサンブル信号に多重
化されているかを検索する(ステップS203)。
【0073】前述もしたように、システムマイコン20
には、情報抽出部6より、アンサンブル信号の各フレー
ムのFICに含まれるデータの多重化に関する情報や多
重化されている放送番組のプログラムタイプなどの必要
な情報が提供されており、これらの情報に基づいて、番
組選択情報が示す放送番組がアンサンブル信号に多重化
されているかを検索することができる。
には、情報抽出部6より、アンサンブル信号の各フレー
ムのFICに含まれるデータの多重化に関する情報や多
重化されている放送番組のプログラムタイプなどの必要
な情報が提供されており、これらの情報に基づいて、番
組選択情報が示す放送番組がアンサンブル信号に多重化
されているかを検索することができる。
【0074】そして、番組選択情報が示す放送番組が見
つかったか否か、すなわち番組選択情報が示す放送番組
が多重化されているか否かを判断する(ステップS20
4)。ステップS204の判断処理において、番組選択
情報が示す放送番組が見つかっていないと判断したとき
には、ステップS203からの処理を繰り返し、番組選
択情報が示す放送番組の検索を続行する。
つかったか否か、すなわち番組選択情報が示す放送番組
が多重化されているか否かを判断する(ステップS20
4)。ステップS204の判断処理において、番組選択
情報が示す放送番組が見つかっていないと判断したとき
には、ステップS203からの処理を繰り返し、番組選
択情報が示す放送番組の検索を続行する。
【0075】ステップS204の判断処理において、番
組選択情報が示す放送番組が見つかったと判断したとき
には、当該番組選択情報を選択復号化部7に供給し(ス
テップS205)、図7に示す処理を終了する。
組選択情報が示す放送番組が見つかったと判断したとき
には、当該番組選択情報を選択復号化部7に供給し(ス
テップS205)、図7に示す処理を終了する。
【0076】これにより、選択復号化部7においては、
前述もしたように、デインターリーブ、エラー訂正を行
って、元のアンサンブル信号を得るとともに、システム
マイコン20からの番組選択情報に基づいて、アンサン
ブル信号から1つの放送番組のオーディオデータを選択
抽出し、これをオーディオ復号化部7に供給する。
前述もしたように、デインターリーブ、エラー訂正を行
って、元のアンサンブル信号を得るとともに、システム
マイコン20からの番組選択情報に基づいて、アンサン
ブル信号から1つの放送番組のオーディオデータを選択
抽出し、これをオーディオ復号化部7に供給する。
【0077】そして、オーディオ復号化部7において、
MPEGオーディオ方式で圧縮されているオーディオデ
ータの圧縮解凍が行われ、これがD/A変換回路8でア
ナログ信号に変換され、増幅回路9を通じてスピーカ1
0に供給され、選択された放送番組の音声がスピーカ1
0から放音される。
MPEGオーディオ方式で圧縮されているオーディオデ
ータの圧縮解凍が行われ、これがD/A変換回路8でア
ナログ信号に変換され、増幅回路9を通じてスピーカ1
0に供給され、選択された放送番組の音声がスピーカ1
0から放音される。
【0078】このように、番組選択情報メモリ35の番
組選択情報に基づいて、時間帯に応じて優先的に選択す
るようにされた放送番組を自動選局することができる。
この場合には、時間帯に応じて異なる放送番組を選択す
ることができるので、より細かく放送番組の自動選択を
行うことがっできる。
組選択情報に基づいて、時間帯に応じて優先的に選択す
るようにされた放送番組を自動選局することができる。
この場合には、時間帯に応じて異なる放送番組を選択す
ることができるので、より細かく放送番組の自動選択を
行うことがっできる。
【0079】なお、この第1の実施の形態の受信機は、
番組選択情報メモリ35に記憶保持された番組選択情報
を、受信機の使用者が変更することもできる。この番組
選択情報の変更についての詳細は後述する。
番組選択情報メモリ35に記憶保持された番組選択情報
を、受信機の使用者が変更することもできる。この番組
選択情報の変更についての詳細は後述する。
【0080】また、この第1の実施の形態の受信機は、
アンサンブル信号のIFCから抽出されるデータの多重
化に関する情報、多重化されている放送番組のプログラ
ムタイプなどの情報に基づいて、LCD34にアンサン
ブル信号に多重化されている放送番組の一覧リストを表
示し、この一覧リストを通じて、この実施の形態の受信
機の操作者が放送番組の選択を行うこともできるように
されている。
アンサンブル信号のIFCから抽出されるデータの多重
化に関する情報、多重化されている放送番組のプログラ
ムタイプなどの情報に基づいて、LCD34にアンサン
ブル信号に多重化されている放送番組の一覧リストを表
示し、この一覧リストを通じて、この実施の形態の受信
機の操作者が放送番組の選択を行うこともできるように
されている。
【0081】この受信機の操作者が行うマニュアルの番
組選択と、前述したように番組選択情報メモリ35の番
組選択情報に基づいて行われる自動番組選択とは、切り
換えて使うことができるようにされている。このマニュ
アルの番組選択と自動番組選択との使い分けの詳細につ
いては後述する。
組選択と、前述したように番組選択情報メモリ35の番
組選択情報に基づいて行われる自動番組選択とは、切り
換えて使うことができるようにされている。このマニュ
アルの番組選択と自動番組選択との使い分けの詳細につ
いては後述する。
【0082】[第2の実施の形態]図2を用いて前述し
たように、DABの放送信号の各フレームのNullシ
ンボルには、そのアンサンブル信号を送信している送信
局の識別情報(送信局識別情報)が含まれている。ま
た、DABの放送信号の各フレームのFICには、受信
可能な放送信号を送信している複数の送信局の位置情報
(緯度経度情報)が含まれており、Nullシンボルの
送信局識別情報により特定される送信局の位置情報も含
まれている。
たように、DABの放送信号の各フレームのNullシ
ンボルには、そのアンサンブル信号を送信している送信
局の識別情報(送信局識別情報)が含まれている。ま
た、DABの放送信号の各フレームのFICには、受信
可能な放送信号を送信している複数の送信局の位置情報
(緯度経度情報)が含まれており、Nullシンボルの
送信局識別情報により特定される送信局の位置情報も含
まれている。
【0083】したがって、Nullシンボル中の送信局
識別情報と、FIC中の送信局の位置情報とにより、選
局したDABの放送信号の送信局を特定することができ
る。そして、DABの場合、小電力の放送信号を送信す
る送信局を多数ネットワーク的に配置して放送を行う形
態を取っており、受信選局されているDABの放送信号
の送信局の位置に基づいて、おおよその受信位置を知る
ことができる。
識別情報と、FIC中の送信局の位置情報とにより、選
局したDABの放送信号の送信局を特定することができ
る。そして、DABの場合、小電力の放送信号を送信す
る送信局を多数ネットワーク的に配置して放送を行う形
態を取っており、受信選局されているDABの放送信号
の送信局の位置に基づいて、おおよその受信位置を知る
ことができる。
【0084】この点に着目し、この第2の実施の形態の
受信機は、例えば、DABの放送信号の受信位置の地理
的状況を検知し、例えば、受信位置の地理的状況が市街
地の場合にはニュースを優先的に選択し、郊外の場合に
はクラシック(音楽番組)を優先的に選局するというよ
うに、受信位置の地理的状況を考慮してDABの放送信
号に多重化されている放送番組の選択を自動的に行うよ
うにするものである。
受信機は、例えば、DABの放送信号の受信位置の地理
的状況を検知し、例えば、受信位置の地理的状況が市街
地の場合にはニュースを優先的に選択し、郊外の場合に
はクラシック(音楽番組)を優先的に選局するというよ
うに、受信位置の地理的状況を考慮してDABの放送信
号に多重化されている放送番組の選択を自動的に行うよ
うにするものである。
【0085】図8は、この第2の実施の形態の受信機を
説明するためのブロック図である。図8に示すように、
この第2の実施の形態の受信機は、アンテナ1、フロン
トエンド部2、直交復調器3、差動復調器4、同期プロ
セッサ5、選択復号化部6、オーディオ復号化部7、D
/A変換部8、増幅回路9、スピーカ10、送信局識別
情報検出部12、位置情報検出部13、システム制御用
マイクロコンピュータ(システムマイコン)20、キー
操作部31、時計回路32、LCDコントローラ33、
LCD34、地理情報メモリ36、番組選択情報メモリ
37を備えている。
説明するためのブロック図である。図8に示すように、
この第2の実施の形態の受信機は、アンテナ1、フロン
トエンド部2、直交復調器3、差動復調器4、同期プロ
セッサ5、選択復号化部6、オーディオ復号化部7、D
/A変換部8、増幅回路9、スピーカ10、送信局識別
情報検出部12、位置情報検出部13、システム制御用
マイクロコンピュータ(システムマイコン)20、キー
操作部31、時計回路32、LCDコントローラ33、
LCD34、地理情報メモリ36、番組選択情報メモリ
37を備えている。
【0086】このように、この第2の実施の形態の受信
機は、送信局識別情報検出部12と、位置情報検出部1
3と、地理情報メモリ36と、番組選択情報メモリ37
とが設けられれた点を除けば、図1を用いて前述した第
1の実施の形態の受信機とほぼ同様に構成されたもので
ある。このため、図8に示す第2の実施の形態の受信機
の場合には、第1の実施の形態の受信機と同様に構成さ
れる部分には同じ参照符合を付し、その各部分について
の説明は省略する。
機は、送信局識別情報検出部12と、位置情報検出部1
3と、地理情報メモリ36と、番組選択情報メモリ37
とが設けられれた点を除けば、図1を用いて前述した第
1の実施の形態の受信機とほぼ同様に構成されたもので
ある。このため、図8に示す第2の実施の形態の受信機
の場合には、第1の実施の形態の受信機と同様に構成さ
れる部分には同じ参照符合を付し、その各部分について
の説明は省略する。
【0087】この第2の実施の形態において、送信局識
別情報検出部12は、選局されて復調されたアンサンブ
ル信号のNullシンボルに含まれている送信局識別情
報を抽出し、これをシステムマイコン20に供給する。
別情報検出部12は、選局されて復調されたアンサンブ
ル信号のNullシンボルに含まれている送信局識別情
報を抽出し、これをシステムマイコン20に供給する。
【0088】位置情報検出部13は、選局されて復調さ
れたアンサンブル信号のFICに含まれている送信局の
位置情報やオーディオデータの多重化に関する情報、多
重化されている放送番組のプログラムタイプなどの必要
な情報を抽出し、これをシステムマイコン20に供給す
る。
れたアンサンブル信号のFICに含まれている送信局の
位置情報やオーディオデータの多重化に関する情報、多
重化されている放送番組のプログラムタイプなどの必要
な情報を抽出し、これをシステムマイコン20に供給す
る。
【0089】この送信局識別情報検出部12からの送信
局識別情報と、位置情報検出部13からの位置情報とに
より、システムマイコン20は、この第2の実施の形態
の受信機により受信選局されているDABの放送信号の
送信局の位置(緯度経度)を特定し、この送信局の位置
に基づいてこの第2の実施の形態の受信機の受信位置を
検知することができるようにされる。
局識別情報と、位置情報検出部13からの位置情報とに
より、システムマイコン20は、この第2の実施の形態
の受信機により受信選局されているDABの放送信号の
送信局の位置(緯度経度)を特定し、この送信局の位置
に基づいてこの第2の実施の形態の受信機の受信位置を
検知することができるようにされる。
【0090】また、この第2の実施の形態の受信機は、
前述したように、受信位置の地理的状況に応じて、選局
して復調したDABのアンサンブル信号から放送番組を
自動選択するため、地理情報メモリ36、番組選択情報
メモリ37とを備えている。これら地理情報メモリ36
および番組選択情報メモリ37は、いずれも不揮発性の
メモリである。図9は、地理情報メモリ36を説明する
ための図であり、図10は、番組選択情報メモリ37を
説明するための図である。
前述したように、受信位置の地理的状況に応じて、選局
して復調したDABのアンサンブル信号から放送番組を
自動選択するため、地理情報メモリ36、番組選択情報
メモリ37とを備えている。これら地理情報メモリ36
および番組選択情報メモリ37は、いずれも不揮発性の
メモリである。図9は、地理情報メモリ36を説明する
ための図であり、図10は、番組選択情報メモリ37を
説明するための図である。
【0091】地理情報メモリ36には、図9に示すよう
に、位置情報(緯度経度情報)と、位置情報に対応する
地理的状況を示す情報都からなる地理情報データベース
が記憶されている。この第2の実施の形態においては、
地理情報メモリ36の位置情報は、単に地点を示すもの
ではなく、DABの放送信号を受信しているこの第2の
実施の形態の受信機の受信位置が属するエリアを特定す
るためのいわゆるエリア情報である。
に、位置情報(緯度経度情報)と、位置情報に対応する
地理的状況を示す情報都からなる地理情報データベース
が記憶されている。この第2の実施の形態においては、
地理情報メモリ36の位置情報は、単に地点を示すもの
ではなく、DABの放送信号を受信しているこの第2の
実施の形態の受信機の受信位置が属するエリアを特定す
るためのいわゆるエリア情報である。
【0092】したがって、地理情報メモリ36の位置情
報は、例えば、受信選局しているDABの放送信号の送
信局の位置情報を中心に半径数キロメートルのエリア、
あるいは、複数の地点の経度緯度情報により特定される
エリアというように、DABの放送信号を受信している
受信機の受信位置が含まれるエリアを特定することがで
きる情報である。また、地理的状況は、位置情報(エリ
ア情報)によって示されるエリア(地域)の地理的状況
を示す情報である。
報は、例えば、受信選局しているDABの放送信号の送
信局の位置情報を中心に半径数キロメートルのエリア、
あるいは、複数の地点の経度緯度情報により特定される
エリアというように、DABの放送信号を受信している
受信機の受信位置が含まれるエリアを特定することがで
きる情報である。また、地理的状況は、位置情報(エリ
ア情報)によって示されるエリア(地域)の地理的状況
を示す情報である。
【0093】この第2の実施の形態においては、DAB
の送信局から送信された放送信号の受信可能エリアは、
その放送信号の送信電力などから、おおよそどのあたり
までであるかを知ることができ、受信機が受信選局して
いるDABの放送信号の送信局の位置が分かれば、当該
DABの放送信号を受信している受信機の受信位置もあ
る程度まで絞り込むことができる。
の送信局から送信された放送信号の受信可能エリアは、
その放送信号の送信電力などから、おおよそどのあたり
までであるかを知ることができ、受信機が受信選局して
いるDABの放送信号の送信局の位置が分かれば、当該
DABの放送信号を受信している受信機の受信位置もあ
る程度まで絞り込むことができる。
【0094】また、前述したように、DABの場合、小
電力の放送信号を送信する送信局を多数ネットワーク的
に配置して放送を行う形態を取っており、受信可能エリ
ア内の地理的状況もある程度特定することができる。そ
こで、この第2の実施の形態においては、図9に示した
ように、受信機が受信選局しているDABの放送信号の
送信局からの放送信号の受信可能エリアを示す情報を位
置情報とし、また、地理的状況は、その位置情報により
示される受信可能エリアの地理的状況を示す情報とから
なる地理情報データベースを地理情報メモリ36に作成
しておく。
電力の放送信号を送信する送信局を多数ネットワーク的
に配置して放送を行う形態を取っており、受信可能エリ
ア内の地理的状況もある程度特定することができる。そ
こで、この第2の実施の形態においては、図9に示した
ように、受信機が受信選局しているDABの放送信号の
送信局からの放送信号の受信可能エリアを示す情報を位
置情報とし、また、地理的状況は、その位置情報により
示される受信可能エリアの地理的状況を示す情報とから
なる地理情報データベースを地理情報メモリ36に作成
しておく。
【0095】これにより、受信選局しているDABの放
送信号の送信局の位置(緯度経度)に基づいて、受信機
の受信位置が属するエリアが特定されれば、その受信位
置が属するエリア、すなわち、受信位置周辺の地理的状
況を地理情報メモリ36の地理的情報を示す情報から知
ることができる。この第2の実施の形態においては、図
9に示すように、市街地、郊外、山、海岸、高原などの
受信位置(現在位置)周辺の地理的状況を検出すること
ができるようにしている。
送信号の送信局の位置(緯度経度)に基づいて、受信機
の受信位置が属するエリアが特定されれば、その受信位
置が属するエリア、すなわち、受信位置周辺の地理的状
況を地理情報メモリ36の地理的情報を示す情報から知
ることができる。この第2の実施の形態においては、図
9に示すように、市街地、郊外、山、海岸、高原などの
受信位置(現在位置)周辺の地理的状況を検出すること
ができるようにしている。
【0096】また、この第2の実施の形態において、番
組選択情報メモリ37には、図10に示すように、地理
的状況と、その地理的状況において優先的に選択する放
送番組のプログラムタイプとの対応が番組選択情報とし
て記憶された番組選択データベースが記憶されている。
したがって、前述のように、地理情報メモリ36を用い
て、受信位置周辺のの地理的状況が検知されれば、その
検知された受信位置周辺の地理的状況に応じて優先して
選択する放送番組を選択するための番組選択情報を番組
選択情報メモリ37から読み出すことができる。
組選択情報メモリ37には、図10に示すように、地理
的状況と、その地理的状況において優先的に選択する放
送番組のプログラムタイプとの対応が番組選択情報とし
て記憶された番組選択データベースが記憶されている。
したがって、前述のように、地理情報メモリ36を用い
て、受信位置周辺のの地理的状況が検知されれば、その
検知された受信位置周辺の地理的状況に応じて優先して
選択する放送番組を選択するための番組選択情報を番組
選択情報メモリ37から読み出すことができる。
【0097】そして、番組選択情報メモリ37から読み
出した番組選択情報を選択復号化部6に供給することに
より、受信位置周辺の地理的状況に応じた放送番組が、
優先的に選択され、前述したように再生されて、聴取す
ることができるようにされる。
出した番組選択情報を選択復号化部6に供給することに
より、受信位置周辺の地理的状況に応じた放送番組が、
優先的に選択され、前述したように再生されて、聴取す
ることができるようにされる。
【0098】次に、図11のフローチャートを参照しな
がら、この第2の実施の形態の受信機において行われる
受信位置周辺の地理的状況に応じた放送番組を自動的に
選択する自動番組選択処理について説明する。
がら、この第2の実施の形態の受信機において行われる
受信位置周辺の地理的状況に応じた放送番組を自動的に
選択する自動番組選択処理について説明する。
【0099】この図11に示す自動番組選択処理は、前
述の第1の実施の形態の受信機の場合と同様に、この第
2の実施の形態の受信機に電源が投入されたときやDA
Bの放送信号の選局を変更したときなど、DABの放送
信号の受信開始時や受信信号が変わったときにシステム
マイコン20において実行されるものである。
述の第1の実施の形態の受信機の場合と同様に、この第
2の実施の形態の受信機に電源が投入されたときやDA
Bの放送信号の選局を変更したときなど、DABの放送
信号の受信開始時や受信信号が変わったときにシステム
マイコン20において実行されるものである。
【0100】図11に示す処理が実行されると、システ
ムマイコン20は、送信局識別情報検出部12を通じ
て、選局、復調されたアンサンブル信号のNullシン
ボルから、選局されているDABの放送信号の送信局の
送信局識別情報を検出する(ステップS301)。ま
た、システムマイコン20は、位置情報検出部13を通
じて、選局、復調されたアンサンブル信号のFICに含
まれている複数の送信局の位置情報(緯度経度情報)を
検出するようにする(ステップS302)。
ムマイコン20は、送信局識別情報検出部12を通じ
て、選局、復調されたアンサンブル信号のNullシン
ボルから、選局されているDABの放送信号の送信局の
送信局識別情報を検出する(ステップS301)。ま
た、システムマイコン20は、位置情報検出部13を通
じて、選局、復調されたアンサンブル信号のFICに含
まれている複数の送信局の位置情報(緯度経度情報)を
検出するようにする(ステップS302)。
【0101】そして、システムマイコン20は、検出し
た情報から送信局識別情報により特定される受信選局さ
れているDABの放送信号の送信局の位置情報を得て、
当該送信局から送信されている放送信号を受信している
この第2の実施の形態の受信機の受信位置(受信位置の
属するエリア)を特定する(ステップS303)。
た情報から送信局識別情報により特定される受信選局さ
れているDABの放送信号の送信局の位置情報を得て、
当該送信局から送信されている放送信号を受信している
この第2の実施の形態の受信機の受信位置(受信位置の
属するエリア)を特定する(ステップS303)。
【0102】そして、システムマイコン20は、特定し
た受信位置に基づいて、図9に示した地理情報メモリ3
6の地理情報データベースを参照し、当該受信位置周辺
の地理的状況を示す情報(地形情報)を検索する(ステ
ップS304)。そして、ステップS304の検索処理
において、特定した受信位置周辺の地理的状況を示す情
報が見つかったか否かを判断し(ステップS305)、
見つかっていないと判断したときには、ステップS30
4からの処理を繰り返し、地理的状況を示す情報の検索
を続行する。
た受信位置に基づいて、図9に示した地理情報メモリ3
6の地理情報データベースを参照し、当該受信位置周辺
の地理的状況を示す情報(地形情報)を検索する(ステ
ップS304)。そして、ステップS304の検索処理
において、特定した受信位置周辺の地理的状況を示す情
報が見つかったか否かを判断し(ステップS305)、
見つかっていないと判断したときには、ステップS30
4からの処理を繰り返し、地理的状況を示す情報の検索
を続行する。
【0103】ステップS305の判断処理において、受
信位置の地理的状況を示す情報が見つかったと判断した
ときには、検索の結果見つかった受信位置の地理的状況
を示す情報に基づいて、番組選択情報メモリ37の番組
選択データベースを参照し、当該受信位置の地理的状況
に応じて優先的に選択する放送番組の番組選択情報を検
索する(ステップS306)。
信位置の地理的状況を示す情報が見つかったと判断した
ときには、検索の結果見つかった受信位置の地理的状況
を示す情報に基づいて、番組選択情報メモリ37の番組
選択データベースを参照し、当該受信位置の地理的状況
に応じて優先的に選択する放送番組の番組選択情報を検
索する(ステップS306)。
【0104】そして、ステップS304の検索処理にお
いて、受信位置の地理的状況に応じて優先的に選択する
放送番組の番組選択情報が見つかったか否かを判断し
(ステップS307)、見つかっていないと判断したと
きには、ステップS306からの処理を繰り返し、番組
選択情報の検索を続行する。
いて、受信位置の地理的状況に応じて優先的に選択する
放送番組の番組選択情報が見つかったか否かを判断し
(ステップS307)、見つかっていないと判断したと
きには、ステップS306からの処理を繰り返し、番組
選択情報の検索を続行する。
【0105】ステップS307の判断処理において、番
組選択情報が見つかったと判断したときには、検索の結
果見つかった番組選択情報を選択復号化部6に供給し
(ステップS308)、この図11に示す処理を終了す
る。
組選択情報が見つかったと判断したときには、検索の結
果見つかった番組選択情報を選択復号化部6に供給し
(ステップS308)、この図11に示す処理を終了す
る。
【0106】これにより、図9、図10を用いて前述し
たように、受信位置が市街地であると検出された場合に
は、選局復調されたDABのアンサンブル信号からニュ
ース番組を選択するようにする番組選択情報が選択復調
部6に供給される。同様に、受信位置が郊外であると検
出されたときには、クラシック(音楽番組)を、受信位
置が山であると検出されたときには、スポーツ番組を選
択する番組選択情報が選択復号化部6に供給される。
たように、受信位置が市街地であると検出された場合に
は、選局復調されたDABのアンサンブル信号からニュ
ース番組を選択するようにする番組選択情報が選択復調
部6に供給される。同様に、受信位置が郊外であると検
出されたときには、クラシック(音楽番組)を、受信位
置が山であると検出されたときには、スポーツ番組を選
択する番組選択情報が選択復号化部6に供給される。
【0107】また、受信位置が海岸であると検出された
ときには、ロック(音楽番組)を、受信位置が高原であ
ると検出されたときには、ポップス(音楽番組)を選択
する番組選択情報が選択復号化部6に供給される。
ときには、ロック(音楽番組)を、受信位置が高原であ
ると検出されたときには、ポップス(音楽番組)を選択
する番組選択情報が選択復号化部6に供給される。
【0108】このように、受信位置の地理的状況に応じ
て、優先的に選択する放送番組を指示する番組選択情報
がシステムマイコン20から選択復号化部6に供給さ
れ、この番組選択情報に応じた放送番組のオーディオデ
ータが、選局、復調されたDABのアンサンブル信号か
ら抽出され、再生されて聴取することができるようにさ
れる。
て、優先的に選択する放送番組を指示する番組選択情報
がシステムマイコン20から選択復号化部6に供給さ
れ、この番組選択情報に応じた放送番組のオーディオデ
ータが、選局、復調されたDABのアンサンブル信号か
ら抽出され、再生されて聴取することができるようにさ
れる。
【0109】これにより、この第2の実施の形態の受信
機が搭載された自動車を用いて移動する場合などにおい
て、受信位置の地理的状況に応じた放送番組をアンサン
ブル信号から自動的に選択して聴取するようにすること
ができる。
機が搭載された自動車を用いて移動する場合などにおい
て、受信位置の地理的状況に応じた放送番組をアンサン
ブル信号から自動的に選択して聴取するようにすること
ができる。
【0110】[第2の実施の形態の変形例]また、受信
位置周辺の地理的状況に加えて、受信時刻をも考慮し
て、DABのアンサンブル信号に多重化されている複数
の放送番組のうち、優先的に選択する放送番組を変える
ようにすることもできる。
位置周辺の地理的状況に加えて、受信時刻をも考慮し
て、DABのアンサンブル信号に多重化されている複数
の放送番組のうち、優先的に選択する放送番組を変える
ようにすることもできる。
【0111】図12は、受信位置周辺のの地理的状況
と、受信時刻とに応じて、優先的に選択する放送番組を
変えるようにするための番組選択情報メモリ37に形成
される番組選択データベースを説明するための図であ
る。
と、受信時刻とに応じて、優先的に選択する放送番組を
変えるようにするための番組選択情報メモリ37に形成
される番組選択データベースを説明するための図であ
る。
【0112】図12に示すように、この例の番組選択情
報メモリ37には、地理的状況を示す情報と、時刻に関
する情報として、午前、午後を示す情報と、これら地理
的情報と時刻に関する情報とにより決まる優先的に選択
する放送番組のプログラムタイプとの対応が番組選択情
報として記憶される。
報メモリ37には、地理的状況を示す情報と、時刻に関
する情報として、午前、午後を示す情報と、これら地理
的情報と時刻に関する情報とにより決まる優先的に選択
する放送番組のプログラムタイプとの対応が番組選択情
報として記憶される。
【0113】つまり、図12に示すように、例えば、受
信位置が市街地であり、受信時刻が午前中であれば、優
先的に選択する放送番組は、ニュースであり、受信時刻
が午後であれば、優先的に選択する放送番組は、クラシ
ック(音楽番組)である。
信位置が市街地であり、受信時刻が午前中であれば、優
先的に選択する放送番組は、ニュースであり、受信時刻
が午後であれば、優先的に選択する放送番組は、クラシ
ック(音楽番組)である。
【0114】このように、この例の受信機の番組選択情
報メモリ37には、異なる地理的状況毎に、午前と午後
とで、優先的に選択する放送番組のプログラムタイプを
変えることができるようにされている。もちろん、図1
2において、地理的状況が郊外の場合のように、午前と
午後とで、同じプログラムタイプの放送番組を選択する
こともできる。
報メモリ37には、異なる地理的状況毎に、午前と午後
とで、優先的に選択する放送番組のプログラムタイプを
変えることができるようにされている。もちろん、図1
2において、地理的状況が郊外の場合のように、午前と
午後とで、同じプログラムタイプの放送番組を選択する
こともできる。
【0115】そして、この第2の実施の形態の受信機の
場合、番組選択情報メモリ37に、図10に示した番組
選択データベースと、図12に示した番組選択データベ
ースとの両方を持つようにし、この第2の実施の形態の
受信機の使用者からの設定に基づいて、時刻と地理的状
況とを考慮した自動番組選択処理を行うか、地理的状況
のみに応じた自動番組選択処理を行うかを切り換えるこ
とができるようにされている。
場合、番組選択情報メモリ37に、図10に示した番組
選択データベースと、図12に示した番組選択データベ
ースとの両方を持つようにし、この第2の実施の形態の
受信機の使用者からの設定に基づいて、時刻と地理的状
況とを考慮した自動番組選択処理を行うか、地理的状況
のみに応じた自動番組選択処理を行うかを切り換えるこ
とができるようにされている。
【0116】すなわち、この第2の実施の形態の受信機
の操作者は、例えば、キー操作部31に設けられた処理
モードの切り換えボタンキーを押下するごとに、時間と
地理的状況とを考量した自動番組選択処理を行う第1の
処理モードと、地理的状況のみを考慮した自動番組選択
処理を行う第2の処理モードとを切り換えることができ
るようにされている。この場合、いずれの処理モードが
選択されているかを示すいわゆるフラグ情報は、システ
ムマイコン20の不揮発性メモリに記憶保持される。
の操作者は、例えば、キー操作部31に設けられた処理
モードの切り換えボタンキーを押下するごとに、時間と
地理的状況とを考量した自動番組選択処理を行う第1の
処理モードと、地理的状況のみを考慮した自動番組選択
処理を行う第2の処理モードとを切り換えることができ
るようにされている。この場合、いずれの処理モードが
選択されているかを示すいわゆるフラグ情報は、システ
ムマイコン20の不揮発性メモリに記憶保持される。
【0117】そして、自動番組選択処理を行う場合に、
システムマイコン20は、自己の不揮発性メモリに記憶
保持されたフラグ情報を参照し、選択されている処理モ
ードに応じた自動番組選択処理を行う。
システムマイコン20は、自己の不揮発性メモリに記憶
保持されたフラグ情報を参照し、選択されている処理モ
ードに応じた自動番組選択処理を行う。
【0118】図13は、この例の受信機のシステムマイ
コン20において実行される自動番組選択処理を説明す
るためのフローチャートである。この例においても、自
動番組選択処理は、DABの放送信号の受信処理開始
時、あるいは、DABの放送信号の選局変更時に実行さ
れる。
コン20において実行される自動番組選択処理を説明す
るためのフローチャートである。この例においても、自
動番組選択処理は、DABの放送信号の受信処理開始
時、あるいは、DABの放送信号の選局変更時に実行さ
れる。
【0119】そして、この図13に示す処理が開始され
ると、システムマイコン20は、自己の不揮発性メモリ
に記憶保持されているフラグ情報により、時刻情報をも
考慮した自動番組選択を行うようにされているか否かを
判断する(ステップS401)。
ると、システムマイコン20は、自己の不揮発性メモリ
に記憶保持されているフラグ情報により、時刻情報をも
考慮した自動番組選択を行うようにされているか否かを
判断する(ステップS401)。
【0120】ステップS401の判断処理において、時
刻情報の考慮なしと判断した場合には、図10の番組選
択データベースを用いる図11に示した地理的状況のみ
に応じた自動番組選択処理を行う(ステップS40
2)。また、ステップS401の判断処理において、時
刻情報の考慮ありと判断した場合には、図12の番組選
択データベースを用いた図14に示す時間と地理的状況
とを考慮した自動番組選択処理を行う(ステップS40
3)。
刻情報の考慮なしと判断した場合には、図10の番組選
択データベースを用いる図11に示した地理的状況のみ
に応じた自動番組選択処理を行う(ステップS40
2)。また、ステップS401の判断処理において、時
刻情報の考慮ありと判断した場合には、図12の番組選
択データベースを用いた図14に示す時間と地理的状況
とを考慮した自動番組選択処理を行う(ステップS40
3)。
【0121】図14は、図13に示したステップS40
3において実行される時間と地理的状況とを考慮した自
動番組選択処理を説明するためのフローチャートであ
る。この図13の処理は、図11に示した地理的状況の
みを考慮した自動番組選択処理とほぼ同様の処理である
が、受信時刻を検知するとともに、図12に示した時間
情報をも考慮した番組選択データベースを用いる点が異
なる。
3において実行される時間と地理的状況とを考慮した自
動番組選択処理を説明するためのフローチャートであ
る。この図13の処理は、図11に示した地理的状況の
みを考慮した自動番組選択処理とほぼ同様の処理である
が、受信時刻を検知するとともに、図12に示した時間
情報をも考慮した番組選択データベースを用いる点が異
なる。
【0122】図14に示す処理が実行されると、前述し
た図11の処理と同様に、システムマイコン20は、送
信局識別情報検出部12を通じて、選局、復調されたア
ンサンブル信号のNullシンボルから、選局されてい
るDABの放送信号の送信局の送信局識別情報を検出し
(ステップS501)、位置情報検出部13を通じて、
選局、復調されたアンサンブル信号のFICに含まれて
いる複数の送信局の位置情報(緯度経度情報)を検出す
るようにする(ステップS502)。
た図11の処理と同様に、システムマイコン20は、送
信局識別情報検出部12を通じて、選局、復調されたア
ンサンブル信号のNullシンボルから、選局されてい
るDABの放送信号の送信局の送信局識別情報を検出し
(ステップS501)、位置情報検出部13を通じて、
選局、復調されたアンサンブル信号のFICに含まれて
いる複数の送信局の位置情報(緯度経度情報)を検出す
るようにする(ステップS502)。
【0123】次に、システムマイコン20は、検出した
情報から送信局識別情報により特定される受信選局され
ているDABの放送信号の送信局の位置情報を得て、当
該送信局から送信されている放送信号を受信しているこ
の第2の実施の形態の受信機の位置(受信位置)を特定
する(ステップS503)。
情報から送信局識別情報により特定される受信選局され
ているDABの放送信号の送信局の位置情報を得て、当
該送信局から送信されている放送信号を受信しているこ
の第2の実施の形態の受信機の位置(受信位置)を特定
する(ステップS503)。
【0124】そして、システムマイコン20は、特定し
た受信位置に基づいて、図9に示した地理情報メモリ3
6の地理情報データベースを参照し、当該受信位置周辺
の地理的状況を示す情報(地形情報)を検索する(ステ
ップS504)。そして、ステップS304の検索処理
により、特定した受信位置周辺の地理的状況を示す情報
が見つかるまで検索処理を行い(ステップS505)、
見つかったときには、システムマイコン20は、時計回
路32から現在時刻を検出する(ステップS506)。
た受信位置に基づいて、図9に示した地理情報メモリ3
6の地理情報データベースを参照し、当該受信位置周辺
の地理的状況を示す情報(地形情報)を検索する(ステ
ップS504)。そして、ステップS304の検索処理
により、特定した受信位置周辺の地理的状況を示す情報
が見つかるまで検索処理を行い(ステップS505)、
見つかったときには、システムマイコン20は、時計回
路32から現在時刻を検出する(ステップS506)。
【0125】検索の結果得られた地理的状況を示す情報
(地形情報)と検出した現在時刻とに基づいて、番組選
択情報メモリ37に記憶されている図12に示した番組
選択データベースを参照し、当該受信位置の地理的状況
と受信時刻とに応じて優先的に選択する放送番組の番組
選択情報を検索する(ステップS507)。
(地形情報)と検出した現在時刻とに基づいて、番組選
択情報メモリ37に記憶されている図12に示した番組
選択データベースを参照し、当該受信位置の地理的状況
と受信時刻とに応じて優先的に選択する放送番組の番組
選択情報を検索する(ステップS507)。
【0126】そして、ステップS504において検索し
た受信位置周辺の地理的状況と、ステップS506にお
いて検出した現在時刻とに応じて優先的に選択する放送
番組の番組選択情報が見つかったか否かを判断し(ステ
ップS508)、見つかっていないと判断したときに
は、ステップS507からの処理を繰り返し、番組選択
情報の検索を続行する。
た受信位置周辺の地理的状況と、ステップS506にお
いて検出した現在時刻とに応じて優先的に選択する放送
番組の番組選択情報が見つかったか否かを判断し(ステ
ップS508)、見つかっていないと判断したときに
は、ステップS507からの処理を繰り返し、番組選択
情報の検索を続行する。
【0127】ステップS508の判断処理において、番
組選択情報が見つかったと判断したときには、検索の結
果見つかった番組選択情報を選択復号化部6に供給し
(ステップS509)、この図14に示す処理を終了す
る。
組選択情報が見つかったと判断したときには、検索の結
果見つかった番組選択情報を選択復号化部6に供給し
(ステップS509)、この図14に示す処理を終了す
る。
【0128】これにより、図12を用いて前述したよう
に、受信位置周辺が市街地であり、受信時刻が午前であ
る場合には、選局復調されたDABのアンサンブル信号
からニュース番組を自動的に選択し、受信位置周辺が市
街地であり、受信時刻が午後である場合には、クラシッ
ク(音楽番組)を自動的にに選択するというように、受
信位置周辺の地理的状況と受信時刻とに基づいて、優先
的に選択するようにされた放送番組を自動的に選択する
ことができるようにされる。
に、受信位置周辺が市街地であり、受信時刻が午前であ
る場合には、選局復調されたDABのアンサンブル信号
からニュース番組を自動的に選択し、受信位置周辺が市
街地であり、受信時刻が午後である場合には、クラシッ
ク(音楽番組)を自動的にに選択するというように、受
信位置周辺の地理的状況と受信時刻とに基づいて、優先
的に選択するようにされた放送番組を自動的に選択する
ことができるようにされる。
【0129】これにより、この第2の実施の形態の受信
機が搭載された自動車を用いて移動する場合などにおい
て、受信位置周辺の地理的状況と受信時刻とに応じた放
送番組をアンサンブル信号から自動的に選択して聴取す
ることができる。
機が搭載された自動車を用いて移動する場合などにおい
て、受信位置周辺の地理的状況と受信時刻とに応じた放
送番組をアンサンブル信号から自動的に選択して聴取す
ることができる。
【0130】なお、前述の第1、第2の実施の形態にお
いては、受信開始時や選局の変更時に自動番組選択処理
を行うようにしたが、例えば、予め決められた走行距離
毎、あるいは、予め決めれた時間間隔毎などの所定のタ
イミング毎に自動番組選択処理を行って、受信時刻、あ
るいは、受信位置周辺の地理的状況、あるいは、受信位
置周辺の地理的状況と受信時刻の変化に対応して、放送
番組の選択を行うようにすることもできる。
いては、受信開始時や選局の変更時に自動番組選択処理
を行うようにしたが、例えば、予め決められた走行距離
毎、あるいは、予め決めれた時間間隔毎などの所定のタ
イミング毎に自動番組選択処理を行って、受信時刻、あ
るいは、受信位置周辺の地理的状況、あるいは、受信位
置周辺の地理的状況と受信時刻の変化に対応して、放送
番組の選択を行うようにすることもできる。
【0131】また、例えば、予め決められたタイミング
で自動番組選択処理を実行し、前回検出した送信局識別
情報と、新たに検出した送信局識別情報が異なった場合
に、すなわち、受信している放送信号の送信局が変わっ
た場合に、受信位置周辺の地理的状況、あるいは、受信
位置周辺の地理的状況と受信時刻とに応じて放送番組を
選択するようにすることもできる。
で自動番組選択処理を実行し、前回検出した送信局識別
情報と、新たに検出した送信局識別情報が異なった場合
に、すなわち、受信している放送信号の送信局が変わっ
た場合に、受信位置周辺の地理的状況、あるいは、受信
位置周辺の地理的状況と受信時刻とに応じて放送番組を
選択するようにすることもできる。
【0132】[番組選択データベースの変更について]
前述した第1、第2の実施の形態の受信機においては、
番組選択情報メモリ35、37に記憶された番組選択情
報を、第1、第2の実施の形態の受信機の使用者が変更
することができるようにされている。
前述した第1、第2の実施の形態の受信機においては、
番組選択情報メモリ35、37に記憶された番組選択情
報を、第1、第2の実施の形態の受信機の使用者が変更
することができるようにされている。
【0133】すなわち、受信機の使用者が、受信機のキ
ー操作部31に設けられた番組選択情報の変更を要求す
る操作キーを操作すると、番組選択情報の変更処理が実
行され、番組選択情報メモリ35、37に記憶された番
組選択情報の変更が可能にされる。
ー操作部31に設けられた番組選択情報の変更を要求す
る操作キーを操作すると、番組選択情報の変更処理が実
行され、番組選択情報メモリ35、37に記憶された番
組選択情報の変更が可能にされる。
【0134】図15は、番組選択情報メモリ35、37
に記憶された番組選択情報の変更処理を説明するための
フローチャートである。この図15に示す処理は、予め
決められたタイミング毎に、システムマイコン20にお
いて実行される。
に記憶された番組選択情報の変更処理を説明するための
フローチャートである。この図15に示す処理は、予め
決められたタイミング毎に、システムマイコン20にお
いて実行される。
【0135】この図15に示す処理が実行されると、ま
ず、システムマイコン20は、キー操作部31を通じ
て、使用者から番組選択情報の変更要求が入力されたか
否かを判断する(ステップS601)。ステップS60
1の判断処理において、番組選択情報の変更要求がない
と判断したときには、この図15に示す番組選択情報の
変更処理を終了する。
ず、システムマイコン20は、キー操作部31を通じ
て、使用者から番組選択情報の変更要求が入力されたか
否かを判断する(ステップS601)。ステップS60
1の判断処理において、番組選択情報の変更要求がない
と判断したときには、この図15に示す番組選択情報の
変更処理を終了する。
【0136】ステップS601の判断処理において、番
組選択情報の変更要求があると判断したときには、シス
テムマイコン20は、番組選択情報メモリ35、あるい
は、番組選択情報メモリ37に記憶されている番組選択
データベースの情報をLCDコントローラ33を通じ
て、LCD34に表示する(ステップS602)。
組選択情報の変更要求があると判断したときには、シス
テムマイコン20は、番組選択情報メモリ35、あるい
は、番組選択情報メモリ37に記憶されている番組選択
データベースの情報をLCDコントローラ33を通じ
て、LCD34に表示する(ステップS602)。
【0137】受信機の使用者は、LCD34に表示され
た番組選択データベースの情報を参照し、キー操作部3
1の操作キー群を通じて変更情報を入力する。システム
マイコン20は、使用者からの、変更情報を受け付け、
受け付けた変更情報に基づいて、番組選択情報メモリ3
5、あるいは、番組選択情報メモリ37の情報を変更す
る(ステップS603)。
た番組選択データベースの情報を参照し、キー操作部3
1の操作キー群を通じて変更情報を入力する。システム
マイコン20は、使用者からの、変更情報を受け付け、
受け付けた変更情報に基づいて、番組選択情報メモリ3
5、あるいは、番組選択情報メモリ37の情報を変更す
る(ステップS603)。
【0138】これにより、第1の実施の形態の受信機に
おいて、図4に示したように、優先順位と、優先順位に
対応する優先選択番組とが番組選択情報メモリ35に記
憶されている場合には、優先順位に対応する優先選択番
組を変更することができる。また、図6に示したよう
に、時間情報と、優先的に選択する放送番組(優先選択
番組)を示す情報とが番組選択情報メモリに記憶されて
いる場合には、時間情報を変更したり、あるいは、各時
間情報に対応する優先選択番組を変更するなど、時間情
報と優先選択情報の対応を変更することができる。
おいて、図4に示したように、優先順位と、優先順位に
対応する優先選択番組とが番組選択情報メモリ35に記
憶されている場合には、優先順位に対応する優先選択番
組を変更することができる。また、図6に示したよう
に、時間情報と、優先的に選択する放送番組(優先選択
番組)を示す情報とが番組選択情報メモリに記憶されて
いる場合には、時間情報を変更したり、あるいは、各時
間情報に対応する優先選択番組を変更するなど、時間情
報と優先選択情報の対応を変更することができる。
【0139】また、図10に示したように、地理的状況
と、その地理的状況において優先的に選択する優先選択
番組とが番組選択情報メモリ37に記憶されている場合
には、地理的状況、あるいは、優先選択番組を変更する
ことにより、地理的状況と優先選択番組との対応を変更
することができる。
と、その地理的状況において優先的に選択する優先選択
番組とが番組選択情報メモリ37に記憶されている場合
には、地理的状況、あるいは、優先選択番組を変更する
ことにより、地理的状況と優先選択番組との対応を変更
することができる。
【0140】さらに、図12に示したように、地理的状
況と、時間に関する情報と、その地理的状況および時間
に関する情報とにより決まる優先選択番組とが番組選択
情報メモリ37に記憶されている場合には、地理的状
況、時間に関する情報、あるいは、優先選択番組を変更
することにより、地理的状況と時間に関する情報と優先
選択番組との対応を変更することができる。
況と、時間に関する情報と、その地理的状況および時間
に関する情報とにより決まる優先選択番組とが番組選択
情報メモリ37に記憶されている場合には、地理的状
況、時間に関する情報、あるいは、優先選択番組を変更
することにより、地理的状況と時間に関する情報と優先
選択番組との対応を変更することができる。
【0141】これにより、受信機の使用者の好みに応じ
て、優先的に選択する放送番組を自由に変更することが
でき、受信機の使用者の要望に応じた放送番組の自動選
択を行うことができる。
て、優先的に選択する放送番組を自由に変更することが
でき、受信機の使用者の要望に応じた放送番組の自動選
択を行うことができる。
【0142】[自動番組選択とマニュアル番組選択につ
いて]また、前述した第1、第2の実施の形態の受信機
においては、番組選択情報メモリに記憶された番組選択
情報を用いた自動番組選択だけでなく、受信機の使用者
からの番組選択情報の入力を受け付けて、この入力され
た番組選択情報に基づいて、番組選択を行うようにする
こともできる。すなわち、前述した第1、第2の実施の
形態の受信機に、自動番組選択モードと、マニュアル番
組選択モードとを備えるようにし、これらを任意に切り
換えるようにすることができる。
いて]また、前述した第1、第2の実施の形態の受信機
においては、番組選択情報メモリに記憶された番組選択
情報を用いた自動番組選択だけでなく、受信機の使用者
からの番組選択情報の入力を受け付けて、この入力され
た番組選択情報に基づいて、番組選択を行うようにする
こともできる。すなわち、前述した第1、第2の実施の
形態の受信機に、自動番組選択モードと、マニュアル番
組選択モードとを備えるようにし、これらを任意に切り
換えるようにすることができる。
【0143】この場合、これらのモードの切り換えは、
例えば、キー操作部31の番組選択モード切り換えボタ
ンキーを押下するごとに、自動番組選択モードとマニュ
アル番組選択モードとを切り換えることができるように
される。このように使用者により変更することが可能な
番組選択モードの情報は、システムマイコン20の不揮
発性メモリに記憶保持される。
例えば、キー操作部31の番組選択モード切り換えボタ
ンキーを押下するごとに、自動番組選択モードとマニュ
アル番組選択モードとを切り換えることができるように
される。このように使用者により変更することが可能な
番組選択モードの情報は、システムマイコン20の不揮
発性メモリに記憶保持される。
【0144】そして、番組選択処理を行う場合に、シス
テムマイコン20は、自己の不揮発性メモリに記憶保持
された番組選択モードの情報を参照し、選択されている
番組選択モードに応じて番組選択を行うようにされてい
る。
テムマイコン20は、自己の不揮発性メモリに記憶保持
された番組選択モードの情報を参照し、選択されている
番組選択モードに応じて番組選択を行うようにされてい
る。
【0145】図16は、システムマイコン20において
実行される番組選択処理を説明するためのフローチャー
トである。この処理は、DABの放送信号の受信処理開
始時、あるいは、DABの放送信号の選局変更時に実行
するようにされる。
実行される番組選択処理を説明するためのフローチャー
トである。この処理は、DABの放送信号の受信処理開
始時、あるいは、DABの放送信号の選局変更時に実行
するようにされる。
【0146】そして、図16に示す番組選択処理が実行
された場合には、システムマイコン20は、自己の不揮
発性メモリに設定されている番組選択モードの情報を参
照し、自動番組選択モードが選択されているか否かを判
断する(ステップS701)。
された場合には、システムマイコン20は、自己の不揮
発性メモリに設定されている番組選択モードの情報を参
照し、自動番組選択モードが選択されているか否かを判
断する(ステップS701)。
【0147】ステップS701の判断処理において、自
動番組選択モードが選択されていると判断したときに
は、システムマイコン20は、前述したように、番組選
択情報メモリに記憶されている番組選択情報に基づい
て、DABのアンサンブル信号から放送番組を自動選局
する自動番組選択処理を行い(ステップS702)、こ
の図16の処理を終了する。したがって、このステップ
S702においては、図11、あるいは、図13、ある
いは、図14を用いて前述した自動番組選択処理が実行
される。
動番組選択モードが選択されていると判断したときに
は、システムマイコン20は、前述したように、番組選
択情報メモリに記憶されている番組選択情報に基づい
て、DABのアンサンブル信号から放送番組を自動選局
する自動番組選択処理を行い(ステップS702)、こ
の図16の処理を終了する。したがって、このステップ
S702においては、図11、あるいは、図13、ある
いは、図14を用いて前述した自動番組選択処理が実行
される。
【0148】また、ステップS701の判断処理におい
て、自動番組選択モードが選択されていないと判断した
ときには、システムマイコン20は、キー操作部31を
通じて入力される使用者からの番組選択情報の入力を受
け付け(ステップS703)、受け付けた番組選択情報
を選択復号化部6に供給する(ステップS704)。こ
れにより、使用者から入力された番組選択情報に基づい
て、DABのアンサンブル信号から放送番組を抽出し、
これを再生して提供するようにすることができる。
て、自動番組選択モードが選択されていないと判断した
ときには、システムマイコン20は、キー操作部31を
通じて入力される使用者からの番組選択情報の入力を受
け付け(ステップS703)、受け付けた番組選択情報
を選択復号化部6に供給する(ステップS704)。こ
れにより、使用者から入力された番組選択情報に基づい
て、DABのアンサンブル信号から放送番組を抽出し、
これを再生して提供するようにすることができる。
【0149】このように、自動番組選択と、マニュアル
番組選択を使い分けることができるので、例えば、前述
の第1、第2の実施の形態の受信機が搭載された自動車
が駐車場に停車している場合や、同乗者が受信機を操作
する場合には、マニュアル番組選択を行って、好みの放
送番組を選択することができる。
番組選択を使い分けることができるので、例えば、前述
の第1、第2の実施の形態の受信機が搭載された自動車
が駐車場に停車している場合や、同乗者が受信機を操作
する場合には、マニュアル番組選択を行って、好みの放
送番組を選択することができる。
【0150】また、通常時においては、自動番組選択モ
ードで放送番組を選択するようにしておき、使用者がキ
ー操作部31を通じてマニュアルで番組選択情報を入力
するようにしたときには、番組一覧リストを通じて番組
選択情報の入力を受け付け、入力された番組選択情報に
基づいて番組選択を行うようにすることもできる。
ードで放送番組を選択するようにしておき、使用者がキ
ー操作部31を通じてマニュアルで番組選択情報を入力
するようにしたときには、番組一覧リストを通じて番組
選択情報の入力を受け付け、入力された番組選択情報に
基づいて番組選択を行うようにすることもできる。
【0151】[正確な受信位置の検出について]また、
前述した第2の実施の形態の受信機においては、DAB
のアンサンブル信号に含まれる送信局識別情報と、送信
局に位置情報とに基づいて、おおよその受信位置(受信
範囲)を特定し、特定した受信位置を用いて、地理情報
メモリ36を参照して受信位置の地理的状況を検知する
ことができるようにした。
前述した第2の実施の形態の受信機においては、DAB
のアンサンブル信号に含まれる送信局識別情報と、送信
局に位置情報とに基づいて、おおよその受信位置(受信
範囲)を特定し、特定した受信位置を用いて、地理情報
メモリ36を参照して受信位置の地理的状況を検知する
ことができるようにした。
【0152】しかし、前述もしたように、DABの場
合、小電力の放送信号を送信する送信局を多数ネットワ
ーク的に配置して放送を行う形態を取っており、複数の
送信局から送信されたDABの同じ周波数の放送信号を
受信することができる。
合、小電力の放送信号を送信する送信局を多数ネットワ
ーク的に配置して放送を行う形態を取っており、複数の
送信局から送信されたDABの同じ周波数の放送信号を
受信することができる。
【0153】図17は、DABの送信局と受信位置(受
信者の位置)との関係を説明するための図である。図1
7に示すように、DABは、ネットワーク的に配置され
た複数の送信局から小電力で同じ放送を行うようにされ
ており、受信機は、近隣の複数の送信局、図17の場合
には、送信局ST1、送信局ST2、送信局ST3から
のDABの放送信号を受信することができる。
信者の位置)との関係を説明するための図である。図1
7に示すように、DABは、ネットワーク的に配置され
た複数の送信局から小電力で同じ放送を行うようにされ
ており、受信機は、近隣の複数の送信局、図17の場合
には、送信局ST1、送信局ST2、送信局ST3から
のDABの放送信号を受信することができる。
【0154】この場合、同じ周波数の搬送波を用いた同
じDABの放送信号であっても、送信局が異なることに
より、受信機においてのDABの放送信号の受信タイミ
ングがずれる。この送信局が異なることにより生じるD
ABの放送信号の位相ずれを検出することにより、受信
位置をより詳細に求めることができる。
じDABの放送信号であっても、送信局が異なることに
より、受信機においてのDABの放送信号の受信タイミ
ングがずれる。この送信局が異なることにより生じるD
ABの放送信号の位相ずれを検出することにより、受信
位置をより詳細に求めることができる。
【0155】そこで、前述した第2の実施の形態の受信
機においては、同期プロセッサ5において、受信信号の
位相ずれを検出し、検出した位相ずれ情報をシステムマ
イコン20に供給するようにする。すなわち、同期プロ
セッサ5は、位相ずれ検出手段としての機能を有する。
機においては、同期プロセッサ5において、受信信号の
位相ずれを検出し、検出した位相ずれ情報をシステムマ
イコン20に供給するようにする。すなわち、同期プロ
セッサ5は、位相ずれ検出手段としての機能を有する。
【0156】そして、システムマイコン20において、
同期プロセッサ5からの複数の送信局から送信されるD
ABの放送信号の位相ずれと、各送信局の位置情報とに
基づいて、例えば、3点測量法を用いるなどして、受信
位置を検出する。このように、システムマイコン20
は、同期プロセッサ5からの位相ずれ情報を用いて受信
位置を検出する受信位置検出手段と仕手の機能を有す
る。
同期プロセッサ5からの複数の送信局から送信されるD
ABの放送信号の位相ずれと、各送信局の位置情報とに
基づいて、例えば、3点測量法を用いるなどして、受信
位置を検出する。このように、システムマイコン20
は、同期プロセッサ5からの位相ずれ情報を用いて受信
位置を検出する受信位置検出手段と仕手の機能を有す
る。
【0157】これにより、より正確に受信位置を検出す
ることができる。そして、地図などに基づいて、この範
囲は、市街地、この範囲は郊外というように、実際の地
理的状況に対応するように、位置の範囲と、地理的状況
とを対応させてた地理情報データベースを地理情報メモ
リ36に用意しておけば、実際の受信位置に応じて、よ
り正確にその受信位置の地理的状況を検出することがで
きる。そして、実際の受信位置の地理的状況に応じて、
地理的状況に応じて優先的に選択するようにされた放送
番組を自動的に選択することができる。
ることができる。そして、地図などに基づいて、この範
囲は、市街地、この範囲は郊外というように、実際の地
理的状況に対応するように、位置の範囲と、地理的状況
とを対応させてた地理情報データベースを地理情報メモ
リ36に用意しておけば、実際の受信位置に応じて、よ
り正確にその受信位置の地理的状況を検出することがで
きる。そして、実際の受信位置の地理的状況に応じて、
地理的状況に応じて優先的に選択するようにされた放送
番組を自動的に選択することができる。
【0158】なお、前述の第1、第2の実施の形態にお
いては、時刻情報をも考慮した自動番組選択処理を行う
か、地理的状況のみに応じた自動番組選択処理を行うか
の処理モードの切り換えや、自動番組選択モードとマニ
ュアル番組選択モードの切り換えは、キー操作部31の
処理モードの切り換えボタンキー、番組選択モード切り
換えボタンキーなどのいわゆるダイレクトキーを操作す
ることにより行うものとして説明したが、これに限るも
のではない。
いては、時刻情報をも考慮した自動番組選択処理を行う
か、地理的状況のみに応じた自動番組選択処理を行うか
の処理モードの切り換えや、自動番組選択モードとマニ
ュアル番組選択モードの切り換えは、キー操作部31の
処理モードの切り換えボタンキー、番組選択モード切り
換えボタンキーなどのいわゆるダイレクトキーを操作す
ることにより行うものとして説明したが、これに限るも
のではない。
【0159】例えば、メニュー表示キーを設け、このメ
ニュー表示キーが押下されたときに、実行可能な処理の
一覧リストをLCD34に表示し、この一覧リストか
ら、目的とする処理を選択することにより、各種のモー
ドの設定や、前述の番組選択情報メモリの情報の変更処
理などを実行し、それぞれの処理を行うようにすること
ができる。
ニュー表示キーが押下されたときに、実行可能な処理の
一覧リストをLCD34に表示し、この一覧リストか
ら、目的とする処理を選択することにより、各種のモー
ドの設定や、前述の番組選択情報メモリの情報の変更処
理などを実行し、それぞれの処理を行うようにすること
ができる。
【0160】また、前述した第2の実施の形態において
は、地理情報メモリ36と、番組選択情報メモリ37と
を設けるようにしたが、これらの各メモリに記憶する地
理情報データベース、および、番組選択データベースを
同じメモリ上に設けるようにしてもよい。また、地理情
報データベースと番組選択データベースとを1つのまと
めるようにしてももちろんよい。しかし、地理情報デー
タベースと、番組選択データベースとを分けて作成する
ことにより、情報量を軽減することができる。
は、地理情報メモリ36と、番組選択情報メモリ37と
を設けるようにしたが、これらの各メモリに記憶する地
理情報データベース、および、番組選択データベースを
同じメモリ上に設けるようにしてもよい。また、地理情
報データベースと番組選択データベースとを1つのまと
めるようにしてももちろんよい。しかし、地理情報デー
タベースと、番組選択データベースとを分けて作成する
ことにより、情報量を軽減することができる。
【0161】また、前述の第2の実施の形態において
は、図10に示した地理的状況に応じた番組選択データ
ベースと、図12に示した地理的状況と時間に関する情
報とに応じた番組選択データベースとを、いずれも番組
選択情報メモリ37に作成するものとして説明したが、
これに限るものではない。例えば、それぞれのデータベ
ースを異なるメモリに作成しておき、実行する自動番組
選択処理に応じて、アクセスするメモリを変えるように
してもよい。
は、図10に示した地理的状況に応じた番組選択データ
ベースと、図12に示した地理的状況と時間に関する情
報とに応じた番組選択データベースとを、いずれも番組
選択情報メモリ37に作成するものとして説明したが、
これに限るものではない。例えば、それぞれのデータベ
ースを異なるメモリに作成しておき、実行する自動番組
選択処理に応じて、アクセスするメモリを変えるように
してもよい。
【0162】また、前述の実施の形態において、番組選
択情報メモリ35、37、地理情報メモリ36は、独立
して設けられたものとして説明したが、例えば、システ
ムマイコン20に搭載された不揮発性メモリなど、もと
もとあるメモリ、あるいは、他の処理でも使用されるメ
モリなどに、番組選択情報メモリ35、37、地理情報
メモリ36に記憶される情報を記憶してデータベースを
作成しておくようにしてももちろんよい。
択情報メモリ35、37、地理情報メモリ36は、独立
して設けられたものとして説明したが、例えば、システ
ムマイコン20に搭載された不揮発性メモリなど、もと
もとあるメモリ、あるいは、他の処理でも使用されるメ
モリなどに、番組選択情報メモリ35、37、地理情報
メモリ36に記憶される情報を記憶してデータベースを
作成しておくようにしてももちろんよい。
【0163】また、前述の実施の形態においては、車載
用の受信機にこの発明を適用したものとして説明した
が、車載用の受信機に限るものではなく、携帯用の受信
機など持ち運びが可能な受信機にこの発明を適用するこ
とができる。もちろん、家庭用にいわゆる設置型の受信
機にこの発明を適用することもできる。
用の受信機にこの発明を適用したものとして説明した
が、車載用の受信機に限るものではなく、携帯用の受信
機など持ち運びが可能な受信機にこの発明を適用するこ
とができる。もちろん、家庭用にいわゆる設置型の受信
機にこの発明を適用することもできる。
【0164】また、前述した実施の形態においては、D
ABの受信機にこの発明を適用したものとして説明した
が、これに限るものではなく、複数の放送番組が多重化
されるとともに、それらの放送番組の識別情報が付加さ
れた放送信号を放送する様々なデジタルオーディオ放送
の受信機にこの発明を適用することができる。
ABの受信機にこの発明を適用したものとして説明した
が、これに限るものではなく、複数の放送番組が多重化
されるとともに、それらの放送番組の識別情報が付加さ
れた放送信号を放送する様々なデジタルオーディオ放送
の受信機にこの発明を適用することができる。
【0165】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載に
発明のデジタルオーディオ放送の受信機によれば、番組
選択情報記憶部に記憶されている番組選択情報に基づい
て、デジタルオーディオ放送信号に多重化されている複
数の放送番組の中から優先的に選択する放送番組を自動
的に選択し、聴取するようにすることができる。これに
より、聴取者が、複数の放送番組の中から1つの放送番
組を選択するために煩雑な操作をすることがないように
することができる。
発明のデジタルオーディオ放送の受信機によれば、番組
選択情報記憶部に記憶されている番組選択情報に基づい
て、デジタルオーディオ放送信号に多重化されている複
数の放送番組の中から優先的に選択する放送番組を自動
的に選択し、聴取するようにすることができる。これに
より、聴取者が、複数の放送番組の中から1つの放送番
組を選択するために煩雑な操作をすることがないように
することができる。
【0166】また、請求項2に記載に発明のデジタルオ
ーディオ放送の受信機によれば、受信位置の地理的状況
に応じて、優先的に選択するようにされた放送番組を自
動的に選択し、聴取するようにすることができる。
ーディオ放送の受信機によれば、受信位置の地理的状況
に応じて、優先的に選択するようにされた放送番組を自
動的に選択し、聴取するようにすることができる。
【0167】また、請求項3に記載に発明のデジタルオ
ーディオ放送の受信機によれば、煩雑な番組選択操作を
することなく、例えば、出勤時間帯は交通情報、午後は
ポップス、帰宅時間帯にはクラシックなどのように、受
信時刻に応じて、優先的に選択するようにされた放送番
組を自動的に選択し、聴取するようにすることができ
る。
ーディオ放送の受信機によれば、煩雑な番組選択操作を
することなく、例えば、出勤時間帯は交通情報、午後は
ポップス、帰宅時間帯にはクラシックなどのように、受
信時刻に応じて、優先的に選択するようにされた放送番
組を自動的に選択し、聴取するようにすることができ
る。
【0168】また、請求項4に記載に発明のデジタルオ
ーディオ放送の受信機によれば、地理的状況と現在時刻
とに基づいて、放送番組を自動的に選択し、聴取するよ
うにすることができる。
ーディオ放送の受信機によれば、地理的状況と現在時刻
とに基づいて、放送番組を自動的に選択し、聴取するよ
うにすることができる。
【0169】また、請求項5に記載に発明のデジタルオ
ーディオ放送の受信機によれば、受信側の受信位置をよ
り正確に検出され、正確な受信位置に応じた地理的状況
を用いて、デジタルオーディオ放送信号に多重化されて
いる多数の放送番組の中から1つの放送番組を選択する
ことができる。
ーディオ放送の受信機によれば、受信側の受信位置をよ
り正確に検出され、正確な受信位置に応じた地理的状況
を用いて、デジタルオーディオ放送信号に多重化されて
いる多数の放送番組の中から1つの放送番組を選択する
ことができる。
【図1】この発明によるデジタルオーディオ放送の受信
機の一実施の形態を説明するためのブロック図である。
機の一実施の形態を説明するためのブロック図である。
【図2】欧州規格(Eureka147)のデジタル・
オーディオ放送(DAB)のアンサンブル信号のフレー
ム構造を説明するための図である。
オーディオ放送(DAB)のアンサンブル信号のフレー
ム構造を説明するための図である。
【図3】複数の放送番組のオーディオデータが多重化さ
れるDABのアンサンブル信号を説明するための図であ
る。
れるDABのアンサンブル信号を説明するための図であ
る。
【図4】図1に示した番組選択情報メモリに記憶されて
いる番組選択情報の一例を説明するための図である。
いる番組選択情報の一例を説明するための図である。
【図5】番組選択情報メモリ35の番組選択情報を用い
て、選局したDABのアンサンブル信号から1つの放送
番組を自動選択する自動番組選択処理を説明するための
フローチャートである。
て、選局したDABのアンサンブル信号から1つの放送
番組を自動選択する自動番組選択処理を説明するための
フローチャートである。
【図6】図1に示した番組選択情報メモリに記憶されて
いる番組選択情報の他の例を説明するための図である。
いる番組選択情報の他の例を説明するための図である。
【図7】受信時刻をも考慮した番組選択情報メモリの番
組選択情報を用いて、選局したDABのアンサンブル信
号から1つの放送番組を自動選択する自動番組選択処理
を説明するためのフローチャートである。
組選択情報を用いて、選局したDABのアンサンブル信
号から1つの放送番組を自動選択する自動番組選択処理
を説明するためのフローチャートである。
【図8】この発明によるデジタルオーディオ放送の受信
機の一実施の形態の他の例を説明するためのブロック図
である。
機の一実施の形態の他の例を説明するためのブロック図
である。
【図9】図8に示した地理情報メモリを説明するための
図である。
図である。
【図10】図8に示した番組選択情報メモリを説明する
ための図である。
ための図である。
【図11】図8に示した受信機において行われる受信位
置の地理的状況に応じた放送番組を自動的に選択する自
動番組選択処理について説明するためのフローチャート
である。
置の地理的状況に応じた放送番組を自動的に選択する自
動番組選択処理について説明するためのフローチャート
である。
【図12】受信位置の地理的状況と、受信時刻とに応じ
て、優先的に選択する放送番組を変えるようにするため
に番組選択情報メモリ37に形成される番組選択データ
ベースを説明するための図である。
て、優先的に選択する放送番組を変えるようにするため
に番組選択情報メモリ37に形成される番組選択データ
ベースを説明するための図である。
【図13】図8に示した受信機において行われる自動番
組選択処理を説明するためのフローチャートである。
組選択処理を説明するためのフローチャートである。
【図14】図8に示した受信機において行われる時間と
地理的状況とを考慮した自動番組選択処理を説明するた
めのフローチャートである。
地理的状況とを考慮した自動番組選択処理を説明するた
めのフローチャートである。
【図15】図1、図8に示した番組選択情報メモリに記
憶された番組選択情報の変更処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
憶された番組選択情報の変更処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図16】自動番組選択モードとマニュアル番組選択モ
ードとを備えた受信機において実行される番組選択処理
を説明するためのフローチャートである。
ードとを備えた受信機において実行される番組選択処理
を説明するためのフローチャートである。
【図17】DABの送信局と受信位置(受信者の位置)
との関係を説明するための図である。
との関係を説明するための図である。
1…アンテナ、2…フロントエンド部、3…直交復調
器、4…差動復調器、5…同期プロセッサ、6…選択復
号化部、7…オーディオ復号化部、8…D/A変換部、
9…増幅回路、10…スピーカ、11…情報抽出部、2
0…システム制御用マイクロコンピュータ(システムマ
イコン)、31…キー操作部、32…時計回路、33…
LCDコントローラ、34…LCD、35…番組選択情
報メモリ、12…送信局識別情報検出部、13…位置情
報検出部、36…地理情報メモリ、37…番組選択情報
メモリ
器、4…差動復調器、5…同期プロセッサ、6…選択復
号化部、7…オーディオ復号化部、8…D/A変換部、
9…増幅回路、10…スピーカ、11…情報抽出部、2
0…システム制御用マイクロコンピュータ(システムマ
イコン)、31…キー操作部、32…時計回路、33…
LCDコントローラ、34…LCD、35…番組選択情
報メモリ、12…送信局識別情報検出部、13…位置情
報検出部、36…地理情報メモリ、37…番組選択情報
メモリ
Claims (8)
- 【請求項1】複数の放送番組が多重化されるとともに、
前記複数の放送番組のそれぞれの内容を示す識別情報が
付加されているデジタルオーディオ放送信号を受信選局
するチューナ部と、 前記デジタルオーディオ放送信号に多重化されている前
記複数の放送番組のうち、優先的に選択する放送番組を
指示するための番組選択情報を記憶保持する番組選択情
報記憶部と、 前記チューナ部により受信選局された前記デジタルオー
ディオ放送信号から、前記番組選択情報記憶部の前記番
組選択情報と、前記デジタルオーディオ放送信号中の前
記識別情報とに基づいて放送番組を抽出する番組選択部
とを備えるデジタルオーディオ放送の受信機。 - 【請求項2】前記番組選択情報記憶部には、地理的状況
と、この地理的状況において優先的に選択する放送番組
との対応が番組選択情報として記憶されており、 前記デジタルオーディオ放送信号に付加されている前記
デジタルオーディオ放送信号の送信局の位置を示す位置
情報を検出する位置情報検出手段と、 前記位置情報検出手段の検出出力に基づいて、前記デジ
タルオーディオ放送信号の受信位置を検出する受信位置
検出手段と、 位置と、前記地理的状況との対応が記憶された地理情報
記憶部と、 前記受信位置検出手段により検出された前記受信位置に
基づいて、前記地理情報記憶部から、前記受信位置に対
応する前記地理的状況を検知する地理的状況検知手段と
を備え、 前記番組選択部は、前記地理的状況検知手段により検知
された前記地理的状況に対応する前記番組選択情報記憶
部の前記番組選択情報と、前記デジタルオーディオ放送
信号中の前記識別情報とに基づいて、前記デジタルオー
ディオ放送信号から放送番組を抽出することを特徴とす
る請求項1に記載のデジタルオーディオ放送の受信機。 - 【請求項3】前記番組選択情報記憶部には、時間に関す
る情報と、この時間に関する情報に応じた時刻において
優先的に選択する放送番組との対応が番組選択情報とし
て記憶されており、 前記デジタルオーディオ放送信号の受信時において、現
在時刻を検知する現在時刻検知手段を備え、 前記番組選択部は、前記現在時刻検知手段により検知さ
れた現在時刻に対応する前記番組選択情報記憶部の前記
番組選択情報と、前記デジタルオーディオ放送信号中の
前記識別情報とに基づいて、前記デジタルオーディオ放
送信号から放送番組を抽出することを特徴とする請求項
1に記載のデジタルオーディオ放送の受信機。 - 【請求項4】前記番組選択情報記憶部には、地理的状況
と時間に関する情報との組み合わせと、この組み合わせ
により決まる優先的に選択する放送番組との対応が番組
選択情報として記憶されており、 前記デジタルオーディオ放送信号に付加されている前記
デジタルオーディオ放送信号の送信局の位置を示す位置
情報を検出する位置情報検出手段と、 前記位置情報検出手段の検出出力に基づいて、前記デジ
タルオーディオ放送信号の受信位置を検出する受信位置
検出手段と、 位置と、前記地理的状況との対応が記憶された地理情報
記憶部と、 前記受信位置検出手段により検出された前記受信位置に
基づいて、前記地理情報記憶部から、前記受信位置に対
応する前記地理的状況を示す情報を検知する地理的状況
検知手段と、 現在時刻を検知する現在時刻検知手段とを備え、 前記番組選択部は、前記地理的状況検知手段により検知
された前記地理的状況と、前記現在時刻検知手段により
検知された現在時刻とにより決まる前記番組選択情報記
憶部の前記番組選択情報と、前記デジタルオーディオ放
送信号中の前記識別情報とに基づいて、前記デジタルオ
ーディオ放送信号から放送番組を抽出することを特徴と
する請求項1に記載のデジタルオーディオ放送の受信
機。 - 【請求項5】前記デジタルオーディオ放送信号は、複数
の送信局から同じ周波数の搬送波を用いて送信するよう
にされており、 前記チューナ部により受信選局される前記複数の送信局
から送信された複数の前記デジタルオーディオ放送信号
の位相ずれを検出する位相ずれ検出手段を備え、 前記受信位置検出手段は、前記位置情報検出手段の検出
出力と、前記位相ずれ検出手段の検出出力とから、前記
受信位置を検出することを特徴とする請求項2または請
求項4に記載のデジタルオーディオ放送の受信機。 - 【請求項6】前記番組選択情報記憶部の情報に対する変
更指示入力を受け付ける変更指示入力受付手段と、 前記変更指示入力受付手段を通じて入力された前記変更
指示入力に基づいて、前記番組選択情報記憶部に記憶さ
れている前記番組選択情報を変更する情報変更手段とを
備えることを特徴とする請求項1に記載のデジタルオー
ディオ放送の受信機。 - 【請求項7】前記番組選択情報記憶部の情報に対する変
更指示入力を受け付ける変更指示入力受付手段と、 前記変更指示入力受付手段を通じて入力された前記変更
指示入力に基づいて、前記番組選択情報記憶部に記憶さ
れている情報の対応関係あるいは組み合わせを変更する
情報変更手段とを備えることを特徴とする請求項2、請
求項3または請求項4に記載のデジタルオーディオ放送
の受信機。 - 【請求項8】複数の放送番組が多重化されるとともに、
前記複数の放送番組のそれぞれの内容を示す識別情報が
付加されているデジタルオーディオ放送信号の受信機で
あって、前記デジタルオーディオ放送信号に多重化され
ている前記複数の放送番組から、1つの放送番組を自動
的に選択する自動選択モードと、操作者からの指示に応
じて選択するマニュアルモードとを有し、 複数の放送番組が多重化されたデジタルオーディオ放送
信号を受信選局するチューナ部と、 前記チューナ部により受信選局された前記デジタルオー
ディオ放送信号から1つの放送番組を抽出する番組選択
部と、 前記デジタルオーディオ放送信号に多重化されている前
記複数の放送番組のうち、優先的に選択する放送番組を
指示するための番組選択情報を記憶保持する番組選択情
報記憶部と、 操作者からの放送番組を選択するための選択指示情報の
入力を受け付ける選択指示情報受付手段と、 操作者からのモードの選択情報の入力を受け付ける選択
情報受付手段と、 前記選択情報受付手段からの前記選択情報に基づいて、
前記自動選択モードと前記マニュアルモードとを切り換
えるモード切り換え手段とを備え、 前記モード切り換え手段により、前記自動選択モードに
切り換えられているときには、前記番組選択部は、前記
チューナ部により受信選局された前記デジタルオーディ
オ放送信号から、前記番組選択情報記憶部の前記番組選
択情報と、前記デジタルオーディオ放送信号中の前記識
別情報とに基づいて放送番組を抽出し、 前記モード切り換え手段により、前記自動選択モードに
切り換えられているときには、前記番組選択部は、前記
選択指示情報受付手段から供給される前記選択指示情報
と、前記デジタルオーディオ放送信号中の前記識別情報
とに基づいて、前記チューナ部により受信選局された前
記デジタルオーディオ放送信号から、放送番組を抽出す
ることを特徴とするデジタルオーディオ放送の受信機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10148609A JPH11340792A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | デジタルオーディオ放送の受信機 |
EP99304152A EP0961430A2 (en) | 1998-05-29 | 1999-05-27 | Receiver for receiving Digital Audio Broadcast (DAB) programmes, comprising automatic selection of broadcast programmes from a plurality of multiplexed programmes |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10148609A JPH11340792A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | デジタルオーディオ放送の受信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11340792A true JPH11340792A (ja) | 1999-12-10 |
Family
ID=15456614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10148609A Pending JPH11340792A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | デジタルオーディオ放送の受信機 |
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