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JPH11333775A - 部品吸着装置、部品ハンドリング装置および部品試験装置 - Google Patents

部品吸着装置、部品ハンドリング装置および部品試験装置

Info

Publication number
JPH11333775A
JPH11333775A JP10149185A JP14918598A JPH11333775A JP H11333775 A JPH11333775 A JP H11333775A JP 10149185 A JP10149185 A JP 10149185A JP 14918598 A JP14918598 A JP 14918598A JP H11333775 A JPH11333775 A JP H11333775A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
suction
suction pad
chip
pad
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10149185A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroto Nakamura
浩人 中村
Makoto Nemoto
眞 根本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advantest Corp
Original Assignee
Advantest Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advantest Corp filed Critical Advantest Corp
Priority to JP10149185A priority Critical patent/JPH11333775A/ja
Publication of JPH11333775A publication Critical patent/JPH11333775A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies
    • H01L24/75Apparatus for connecting with bump connectors or layer connectors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的単純な部品構成で、ICチップなどの
部品を高精度に位置合わせして吸着保持することが可能
であり、部品の試験装置などに用いた場合に、試験のイ
ンデックスタイムの短縮を図ることが可能な部品吸着装
置、部品ハンドリング装置および部品試験装置を提供す
ること。 【解決手段】 負圧が導入されて部品が吸着される吸着
パッド22と、吸着パッド22の周囲に配置され、吸着
パッド22に負圧を導入することで、ICチップ35の
外周部に当接する方向に移動し、吸着パッド22とIC
チップ35との相対位置を調節するフック部材14とを
有する部品吸着装置2。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部品吸着装置、部
品ハンドリング装置および部品試験装置に係り、さらに
詳しくは、ICチップなどの電子部品を吸着するための
部品吸着装置と、それを有する部品ハンドリング装置
と、それを有する部品試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置などの製造課程においては、
最終的に製造されたICチップなどの電子部品を試験す
る試験装置が必要となる。このような試験装置において
は、ハンドラ(handler )と称される部品ハンドリング
装置が用いられる。このハンドラでは、トレイに収納さ
れた多数のICチップを、部品吸着装置により吸着して
試験装置のテストヘッド上に搬送し、各ICチップをテ
ストヘッドに電気的に接触させ、ICチップの試験を行
う。そして、試験が終了すると各ICチップを、吸着ヘ
ッドを持つ部品吸着装置によりテストヘッドから搬出
し、試験結果に応じたトレイに載せ替えることで、良品
や不良品といったカテゴリへの仕分けが行われる。
【0003】この種の試験装置では、試験の前後におい
てカスタマトレイとテストトレイとの間でICチップの
載せ替えが行われている。ICチップをテストヘッドに
接触させてテストを行う試験装置としては、ICチップ
をテストトレイに搭載された状態でテストヘッドに押し
付けるタイプの装置が知られている。このタイプの試験
装置は、主としてDRAM、SRAM、EPROM、E
EPROMなどのメモリ用ICチップを試験するためな
どに用いられ、一度に多数のICチップを検査すること
ができる。
【0004】また、カスタマトレイに収納されたICチ
ップにヒートプレートなどを用いて熱ストレスを印加し
た後、これを吸着ヘッドで一度に数個ずつ吸着してテス
トヘッドのソケットに運び、ICチップとソケットとを
電気的に接触させるタイプの装置も知られている。この
種の試験装置のテスト工程においては、ICチップは吸
着ヘッドに吸着された状態でテストヘッドに押し付けら
れる。この種の試験装置は、主として、ロジック回路や
アナログ回路を内蔵したICチップを試験するために用
いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特に後者の
タイプの試験装置に用いられるハンドラでは、試験すべ
きICチップを吸着ヘッドで吸着しテストヘッドの上部
にまで搬送した後、ICチップの端子を正確に位置決め
してテストヘッドのソケットのリード端子に対して接続
することが困難であった。なぜなら、従来のハンドラで
は、試験すべきICチップをハンドラの吸着ヘッドに吸
着する際に、ICチップの中心と吸着ヘッドの中心とを
正確に位置決めすることが困難であるからである。
【0006】そのため、従来のハンドラでは、吸着ヘッ
ドに吸着したICチップをテストヘッドのソケット上部
まで搬送した後、ICチップをソケットに近づけ、IC
チップの端子がソケットのリード端子に接触する前に、
吸着ヘッドによるICチップとの吸着を一旦解除してい
る。吸着ヘッドによるICチップとの吸着を一旦解除す
ることで、ICチップは、その自重により、ソケットの
ガイド用側壁などにガイドされてソケット内部に収ま
り、ICチップとソケットとが位置合わされ、ICチッ
プの端子がソケットのリード端子と接触する。その後
に、吸着ヘッドの先端でICチップをソケット方向に押
圧して試験を行う。
【0007】もし、従来のハンドラにおいて、吸着ヘッ
ドによるICチップとの吸着を一旦解除せずに、そのま
まICチップの端子をソケットのリード端子に接続させ
ようとすると、リード端子の曲がりや、ICチップの端
子に損傷が生じるおそれがある。なぜなら、従来のハン
ドラでは、試験すべきICチップをハンドラの吸着ヘッ
ドに吸着する際に、ICチップの中心と吸着ヘッドの中
心とを正確に位置決めすることが困難であるからであ
る。位置ズレしているICチップを無理に、ソケットに
入れると、ICチップの端子とソケットのリード端子と
の位置が合わず、リード端子の曲がりや、ICチップの
端子に損傷が生じるおそれがある。
【0008】このため、従来のハンドラでは、ICチッ
プの端子がソケットのリード端子に接触する前に、吸着
ヘッドによるICチップとの吸着を一旦解除することが
必要であり、試験のインデックスタイムが長くなるとい
う課題があった。
【0009】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、比較的単純な部品構成で、ICチップなどの部品を
高精度に位置合わせして吸着保持することが可能であ
り、部品の試験装置などに用いた場合に、試験のインデ
ックスタイムの短縮を図ることが可能な部品吸着装置、
部品ハンドリング装置および部品試験装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る部品吸着装置は、負圧が導入されて部
品が吸着される吸着パッドと、前記吸着パッドの周囲に
配置され、前記吸着パッドに負圧を導入することで、前
記部品の外周部に当接する方向に移動し、前記吸着パッ
ドと部品との相対位置を調節する位置合わせ部材と、を
有する。
【0011】本発明に係る部品吸着装置は、前記吸着パ
ッドが装着された可動シャフトと、前記可動シャフトを
軸方向の所定範囲で移動自在に保持する吸着ヘッド本体
とをさらに有し、前記吸着パッドに導入される負圧の一
部を駆動源として、前記可動シャフトを前記吸着ヘッド
本体に対して軸方向に相対移動させ、当該可動シャフト
の軸方向移動に連動して、前記位置合わせ部材を駆動さ
せることが好ましい。
【0012】前記位置合わせ部材が、前記可動シャフト
の軸方向相対移動に合わせて回動移動するフック部材で
あることが好ましい。
【0013】前記吸着パッドに負圧が導入されていない
状態では、前記可動シャフトには、可動シャフトの自重
が作用し、前記吸着パッドに負圧が導入される場合と反
対方向に、前記可動シャフトが、前記吸着ヘッド本体に
対して軸方向に相対移動するように構成してあることが
好ましい。
【0014】前記可動シャフトと吸着ヘッド本体との間
には、戻りスプリングが装着してあり、前記吸着パッド
に負圧が導入されていない状態では、前記戻りスプリン
グのバネ力により、前記吸着パッドに負圧が導入される
場合と反対方向に、前記可動シャフトが、前記吸着ヘッ
ド本体に対して軸方向に相対移動するように構成してあ
ることが好ましい。
【0015】本発明において、前記位置合わせ部材が、
前記吸着パッドの四方に配置してあることが好ましい。
【0016】本発明に係る部品ハンドリング装置は、部
品吸着装置と、当該部品吸着装置を少なくとも一方向に
移動させる移動手段とを有し、当該部品吸着装置が、前
記のような構成を有している。
【0017】本発明に係る部品試験装置は、部品吸着装
置と、当該部品吸着装置を少なくとも一方向に移動させ
る移動手段と、当該部品吸着装置により搬送される部品
を試験するためのテストヘッドとを有し、当該部品吸着
装置が、前記のような構成を有している。
【0018】
【作用】本発明に係る部品吸着装置、それを有する部品
ハンドリング装置、およびそれを有する部品試験装置で
は、試験すべきICチップなどの部品を部品吸着装置の
吸着パッドに吸着する際に、吸着パッドに負圧を導入す
る。その際に、負圧の一部は、位置合わせ部材を、部品
の外周部に当接する方向に移動させるように作用する。
その結果、吸着パッドにより部品を吸着する際に、吸着
パッドと部品との相対位置を調節し、部品の中心と吸着
ヘッドの中心とを正確に位置決めした状態で、吸着パッ
ドによる部品の吸着が行われる。
【0019】したがって、本発明に係る部品ハンドリン
グ装置では、部品を第1位置で部品吸着装置により吸着
して、その部品吸着装置を移動手段により移動させ、部
品を第2位置にセットする際に、第1位置において部品
と部品吸着装置とが自動的に位置合わせされる。このた
め、第2位置では、部品と第2位置とを位置合わせする
必要がなくなり、部品吸着装置と第2位置とを位置合わ
せするのみでよい。したがって、第2位置では、部品を
第2位置へセットする前に吸着パッドによる部品の吸着
を一時解除するなどの動作が不要となる。したがって、
部品ハンドリングのインデックスタイムを短縮すること
ができる。
【0020】また、本発明に係る部品試験装置では、ト
レイに収容してある部品を部品吸着装置で吸着する際
に、部品と部品吸着装置とが自動的に位置合わせされ
る。このため、テストヘッドのソケットに部品をセット
する際に、部品とソケットとを位置合わせする必要がな
く、部品吸着装置と第2位置とを位置合わせするのみで
よい。たがって、テストヘッドのソケット位置では、部
品をソケットへセットする前に吸着パッドによる部品の
吸着を一時解除し、部品とソケットとを位置合わせする
などの動作が不要となる。したがって、部品試験のイン
デックスタイムを短縮することができる。
【0021】また、本発明に係る部品吸着装置、それを
有する部品ハンドリング装置、およびそれを有する部品
試験装置では、部品吸着に際して必ず必要となる負圧を
駆動源として、位置合わせ部材を駆動するようにしてい
るので、装置構成を比較的に単純なものとすることがで
き、故障が少なく、製造コストも比較的安い。また、他
に動力源を必要としないので、コンパクトな装置構成と
なり、省スペース化を図ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態に基づき説明する。
【0023】図1は本発明の1実施形態に係る部品吸着
装置の要部断面図、図2は図1に示すII−II線に沿う要
部断面図、図3は部品ハンドリング装置を含む部品試験
装置の概略平面図、図4は図3に示す部品試験装置の一
部断面側面図、図5は図3および4に示す部品試験装置
の要部断面図、図6はテストヘッドの要部側面図、図7
〜11は図1に示す部品吸着装置の作用を示す工程図で
ある。
【0024】第1実施形態 図1および2に示す部品吸着装置2は、たとえば図3お
よび4に示すICチップ部品試験装置30のための1構
成部材として用いられる。まず、図3および4に示すI
Cチップ部品試験装置30の全体構成について説明す
る。
【0025】図3および4に示すように、本実施形態の
ICチップ部品試験装置30は、試験すべき部品として
のICチップの温度が常温よりも高い状態で加熱試験す
るための装置であり、ハンドラ32と、テストヘッド3
4と、試験用メイン装置36とを有する。
【0026】ハンドラ32は、試験すべきICチップ3
5を順次テストヘッド34に設けたICソケット36に
搬送し、試験が終了したICチップ35をテスト結果に
従って分類して所定のトレイに格納する動作を実行す
る。
【0027】テストヘッド34に設けたICソケット3
6は、ケーブル38を通じて試験用メイン装置36に接
続してあり、ICソケット36に着脱自在に装着された
ICチップ35をケーブル38を通じて試験用メイン装
置36に接続し、試験用メイン装置36からの試験用信
号によりICチップ35をテストする。
【0028】ハンドラ32は、基盤40を有し、主にこ
の基盤40の上部にICチップ搬送用駆動部分が装着さ
れる。基盤40の下部には、主としてハンドラ32を制
御する制御装置が内蔵してあるが、一部に空間部分42
が設けてある。この空間部分42に、テストヘッド34
が交換自在に配置してあり、基盤40に形成した穴44
を通じてICチップ35をICソケット36に装着する
ことが可能になっている。
【0029】基盤40上には、図3に示すように、2組
の第1および第2X−Y移動装置(本発明の移動手段)
46および48が設けてある。一方の第1X−Y移動装
置46により、これからテストを行なうICチップ35
を搬送する作業およびテスト済のICチップ35を分類
する作業を行なう。他方の第2X−Y移動装置48は、
バッファ50により供給されたICチップ35をテスト
ヘッド34の上に搬送し、テストヘッド34から試験済
のICチップ35を他方のバッファ51に運ぶ作業を行
う。
【0030】第1X−Y移動装置46は、X軸方向に沿
って伸びる第1X軸レール49と、その第1X軸レール
49に沿ってX方向に移動可能に構成してある、Y軸方
向に沿って伸びる第1Y軸レール51と、第1Y軸レー
ル51に沿ってY方向に移動可能な第1可動ヘッド53
とを有する。この第1X−Y移動装置46は、基盤40
上の第1領域52を搬送可能領域とする。
【0031】他方の第2X−Y移動装置48は、X軸方
向に沿って伸びる第2X軸レール54と、その第2X軸
レール54に沿ってX方向に移動可能に構成してある、
Y軸方向に沿って伸びる第2Y軸レール55と、第2Y
軸レール55に沿ってY方向に移動可能な第2可動ヘッ
ド57とを有する。このX−Y移動装置48は、基盤4
0上の第2領域56を搬送可能領域とする。
【0032】第1搬送可能領域52には、これから試験
を行う被試験ICチップ35を格納した供給トレイ58
と、試験済のICチップ35を試験結果に対応して仕分
けして格納する分類トレイ60、61、62、63と、
空のトレイを積み重ねた部分64とが配置される共に、
バッファ50に近接してヒートプレート65が配置され
る。
【0033】ヒートプレート65は、たとえば金属材料
で形成され、被試験ICチップ35を格納するIC収納
用凹部66を複数具備し、このIC収納用凹部66に供
給トレイ58から被試験ICチップ35がX−Y移動装
置46によって搬送される。ヒートプレート65は、試
験前のICチップ35を、所定の温度で加熱するため
に、図示省略してあるヒータにより加熱してある。被試
験ICチップ35は、このヒートプレート65上で所望
の温度に加熱され、その後、移動装置46を用いて、バ
ッファ50に移され、第2X−Y移動装置48によりテ
ストヘッド34に搬送され、そこで試験される。すなわ
ち、ICチップ35は、常温よりも高い状態で試験が行
われる。
【0034】バッファ50および51は、レール68お
よび69に沿ってX方向に移動可能に構成してあり、第
1X−Y移動装置46の動作領域52と、第2X−Y移
動装置48の動作領域56との間を往復するように構成
してある。すなわち、バッファ50は、被試験ICチッ
プ35を領域52から領域56に移動させる作業を行
い、バッファ51は、領域56から領域52に試験済の
ICチップ35を運び出す作業を行う。このバッファ5
0と51の存在によって、X−Y移動装置46と48が
相互に干渉することなく動作できる構造とされている。
【0035】X−Y移動装置46および48には、それ
ぞれにZ軸駆動手段70が装着してある。このZ軸駆動
手段70によって、トレイあるいはヒートプレート6
5、あるいはテストヘッド34からICチップ35を拾
い上げる動作と、トレイおよびヒートプレート65ある
いはテストヘッド34にICチップ35を降ろす動作と
を行う。
【0036】図5は、IC試験装置に用いるZ軸駆動手
段70の概略の構成を示す。この例では、第1X−Y移
動装置46に装着したZ軸駆動手段70を例示して説明
する。
【0037】第1X−Y移動装置46の第1Y軸レール
51には、中空部分が形成してあり、この中空部分に
は、スクリューシャフト72とガイドシャフト74とが
格納してある。このスクリューシャフト72には、第1
可動ヘッド53の移動体76が螺合し、スクリューシャ
フト72が回転駆動されることにより、ガイドシャフト
74に沿って、移動体76がY軸方向に沿って移動可能
にしてある。なお、ガイドシャフト74は、移動体76
の貫通孔に沿って差し込まれているのみであり、移動体
76のY軸方向移動を案内するようになっている。
【0038】第1X−Y移動装置46に装着されるZ軸
駆動手段70は、この例では、図5に示すように、2本
のエアシリンダ78,80を垂直下向に装着してある。
エアシリンダ78,80をペアで動作させ、一度に2個
のICチップ35を吸着して搬送することも可能であ
る。
【0039】本実施形態では、エアシリンダ78に装着
した真空吸着パッド82にはヒータ(特に図示しない)
を装備して、ヒートプレート65で加熱したICチップ
35をバッファ50に搬送する場合に用いる。他方のエ
アシリング80に装着された真空吸着パッド84はヒー
タを装備せず常温の状態でICチップ35を搬送する部
分で用いる。つまり、供給トレイ58からヒートプレー
ト65にICチップ35を搬送する場合、およびバッフ
ァ51から各分類トレイ60、61、62、63に試験
済のICチップ35を分類して格納する場合等に用い
る。
【0040】なお、第2X−Y移動装置48の構造は、
真空吸着パッドを保持する構造が異なる以外は、図5に
示す第1X−Y移動装置48の構造と同様であり、真空
吸着パッドを保持する構造については後述する。
【0041】一方、テストヘッド34に設けられるIC
ソケット36は、たとえば図6に示すように、直接にテ
ストヘッド34の上に装着されるのではなく、いくつか
の部材を介して装着される。すなわち、テストヘッド3
4の上面にはマザーボード86が装着してあり、マザー
ボード86の上には、このマザーボード86に対して、
着脱自在に交換用アダプタ88が装着してある。交換用
アダプタ88の上には、ボードスペーサ90およびソケ
ットボード92が装着してあり、その上にソケット36
が装着してある。
【0042】試験すべきICチップ35の種類が変わっ
た場合には、交換用アダプタ88をマザーボード86か
ら取り外して、別のアダプタ88を取り付けることで、
異なるICチップ35の検査に対応することができる。
なお、試験の内容が大幅に変更される場合には、図4に
示すテストヘッド34を、ハンドラ32から取り外し
て、別のテストヘッド34をハンドラ32の空間部分4
2に配置することで対応することができる。
【0043】次に、図1および2を主として参照して、
本実施形態に係る部品吸着装置2について説明する。図
1に示す本実施形態に係る部品吸着装置2は、図3およ
び4に示す第2X−Y移動装置48のZ軸駆動手段70
の下端部に取り付けられ、ICチップ35を真空吸着す
るためのものである。
【0044】図1に示すように、本実施形態に係る部品
吸着装置2は、吸着ヘッド本体4を有する。この吸着ヘ
ッド本体4は、図5に示すZ軸駆動手段70に連結して
あり、このZ軸駆動手段70により部品吸着装置2全体
をZ軸方向に移動可能に保持してある。
【0045】図1に示すように、吸着ヘッド本体4の下
部には、4つの支持片10が装着してある。これら吸着
ヘッド本体4と支持片10とは、ボルト・ナットの手段
などにより連結固定してある。これら吸着ヘッド本体4
および支持片10の中心軸上には、可動シャフト6がZ
軸方向に沿って所定の可動範囲で移動自在に配置してあ
る。4つの支持片10は、図2に示すように、この可動
シャフト6の四方を囲むように配置してある。可動シャ
フト6は、吸着ヘッド本体4の内側に配置してある軸受
け3により、吸着ヘッド本体4に対してZ軸方向に移動
可能に保持してある。
【0046】各支持片10には、可動シャフト6の軸芯
と略垂直な平面に軸芯を持つ回動軸12が固定(または
回動自在に装着)してある。各回動軸12には、位置合
わせ部材としてのフック部材14が回動自在に装着(ま
たは回動軸12と共に支持片10に対して回動自在に装
着)してある。
【0047】各フック部材14は、比較的長い第1アー
ム16と、比較的短い第2アーム18とを有し、これら
アーム16および18は、略垂直な関係にある。各第1
アーム16が、Z軸方向に沿って所定の傾きで下向きに
なり、各第2アーム18が、可動シャフト6側に突出す
るように、各フック部材14は、回動軸12に取り付け
てある。
【0048】可動シャフト6の略中央部には、フランジ
8が一体成形してある。このフランジ8は、可動シャフ
ト6とは別に成形して、シャフト6に取り付けても良
い。フランジ8の下部には、フランジ8の外径よりも小
さな外径の胴体17が一体または別体により具備してあ
る。胴体17の下部には、胴体17の外径よりも小さな
外径の小径部21が一体または別体により具備してあ
る。小径部21の下部には、パッド保持部15が一体ま
たは別体により具備してある。パッド保持部15の外径
は、胴体17の外径と同程度であり、これらの間に位置
する小径部21の外周には、係合溝20が形成され、こ
こに、フック部材14の第2アームの先端部が入り込
み、係合溝20に対して係合するようになっている。
【0049】パッド保持部15の中央部には、吸着パッ
ド22が装着してある。吸着パッド22は、吸着すべき
ICチップ35に損傷を与えないように、たとえば弾力
性のあるゴム材または合成樹脂などで構成してあること
が好ましいが、吸着すべき部品の種類や用途によって
は、金属で構成することもできる。なお、ヘッド本体
4、支持片10および可動シャフト6は、剛性が要求さ
れることから、金属で構成してあることが好ましいが、
合成樹脂で構成しても良い。また、フック部材14は、
ICチップ35に接触する部分を有することから、IC
チップ35に損傷を与えるおそれが少ない合成樹脂で構
成することが好ましいが、必ずしも合成樹脂で構成する
ことなく、金属などで構成しても良い。
【0050】また、パッド保持部15には、図示省略し
てあるヒータなどの加熱手段を装着し、パッド保持部1
5からICチップ35を加熱するように構成しても良
い。ICチップ35が、図4および6に示すテストヘッ
ド34のソケット36に装着される前に、温度の低下を
防止するためである。なお、パッド22も加熱し、パッ
ド22からICチップ35を加熱保持するように構成し
ても良い。
【0051】パッド22の中心軸に沿って、真空引き用
吸着孔28が形成してある。この吸着孔28は、可動シ
ャフト6の軸芯に沿って形成してある真空引き用軸孔7
に連通してある。この真空引き用軸孔7は、ヘッド本体
4の中央上部に形成してある真空シリンダ室29を介し
て、真空導入口26に連通してある。
【0052】真空シリンダ室29内には、戻りスプリン
グ27が装着してある。戻りスプリング27の上端は、
ヘッド本体4の真空シリンダ室29の上天井部に当接
し、その下端は、可動シャフト6の上端段差部に当接し
てあり、可動シャフト6を常時下方に押圧するようにな
っている。ただし、可動シャフト6のフランジ8の外周
部が、支持片10の内側に形成してある段差部13に対
して係合するため、可動シャフト6は、戻りスプリング
27のバネ力によっても、ヘッド本体4および支持片1
0から下方に脱落することはない。
【0053】真空シリンダ室29は、軸受け3に連通し
ているが、軸受け3の下端に装着してあるV字パッキン
11により密封してあり、真空導入口26に真空圧力が
導入されることにより、真空圧力となる。なお、真空圧
力とは、本発明において、必ずしも絶対真空圧力を意味
するのではなく、負圧であればよい。
【0054】真空導入口26は、図示省略してある導管
を通して、真空圧力発生装置に接続してあり、制御装置
からの制御信号に基づき、真空導入口26に真空圧力を
導入するようになっている。真空導入口26に真空圧力
が導入されると、その圧力は、軸孔7を通して、吸着パ
ッド22の吸着孔28に導入され、吸着パッド22によ
るICチップ35の真空吸着を可能とする。また、その
真空圧力は、真空シリンダ室29にも導入され、吸着パ
ッド22にICチップ35が吸着された状態で、真空シ
リンダ室29の圧力と大気圧力との圧力差により、可動
シャフト6を、戻りスプリング27のバネ力に抗して上
方に持ち上げる。なお、可動シャフト6のZ軸方向上方
への移動は、フランジ8の外周部が、ヘッド本体4の下
端部に形成してあるストッパ面9に対して当接すること
により制限される。すなわち、可動シャフト6は、支持
片10の段差部13と、ヘッド本体4のストッパ面9と
の間のZ軸方向距離から、フランジ8の厚みを引いたZ
軸方向距離に対応する軸方向距離の範囲で、軸方向に移
動可能となっている。
【0055】吸着パッド22の吸着孔28に真空圧力が
導入されて、ICチップ35を吸着した状態を図9に示
す。その状態では、真空シリンダ室29に作用する真空
圧力により、可動シャフト6がZ軸方向に沿って上方に
引き上げられる。その結果、可動シャフト6の係合溝2
0に係合しているフック部材14の第2アーム18が上
方向に強制的に回動させられ、同時に、第1アーム16
は、回動軸12を中心として内側に回動し、ICチップ
35の外周部に当接する。
【0056】フック部材14は、可動シャフト6を中心
として、四方に配置してあり、部品吸引装置2の軸芯に
対して、相互に線対称の位置にあり、フック部材14の
形状およびサイズが略同一である。そのため、前記のよ
うに第1アーム16が内側に回動することで、ICチッ
プ35は、吸着パッド22に吸着保持された状態で、フ
ック部材14の第1アーム16により平面方向に強制的
に移動させられ、その中心は、装置4の軸芯に対して略
正確に位置合わせされることになる。なお、全てのフッ
ク部材14の第2アーム18は、可動シャフト6の係合
溝20に対して同じ条件で係合しているので、可動シャ
フト6が上下方向に移動することにより、すべてのフッ
ク部材14は、各回動軸12の周りに、全て略同じ回動
角度で回動することになる。
【0057】次に、本実施形態に係る部品吸着装置2を
用いて部品としてのICチップ35を吸着して搬送する
動作について、主として図7〜14に基づき説明する。
【0058】まず、図7に示すように、吸着装置2をバ
ッファ50の上に位置させる。本実施形態の吸引装置2
は、図3および4に示す第2X−Y移動装置48の可動
ヘッド57に装着してあることから、吸着装置2をヒー
トプレート65の上に位置させるには、第2X−Y移動
装置48を用いて、XおよびY軸方向に位置制御すれば
よい。なお、バッファ50は、レール68に沿って、第
2領域56側に移動してある。バッファ50には、IC
チップ35を収容する凹部50aが形成してあり、この
凹部50aの中心位置と、吸引装置2の軸芯位置とは、
正確に位置合わせしてある。ただし、凹部50a内に収
容してあるICチップ35の中心位置と、吸引装置2の
軸芯位置とは、必ずしも正確に位置合わせしてあるとは
限らない。なぜなら、ICチップ35が凹部50aの中
心位置にセットしてあるとは限らないからである。
【0059】次に、図8に示すように、吸引装置2の全
体を、Z軸方向に沿って降下させ、吸着パッド22の下
端をICチップ35の上面に接触させる。吸引装置2の
降下移動は、図3〜5に示す第2X−Y移動装置48の
Z軸駆動手段70により行われる。吸着パッド22の下
端をICチップ35の上面に接触させる位置で、吸引装
置2の降下移動を停止し、その後に、または同時に、ま
たはその前に、真空導入口26へ真空圧力を導入する。
その結果、その圧力は、軸孔7を通して、吸着パッド2
2の吸着孔28に導入され、吸着パッド22によりIC
チップ35を真空吸着する。
【0060】それと同時に、その真空圧力は、真空シリ
ンダ室29にも導入され、吸着パッド22にICチップ
35が吸着された状態で、真空シリンダ室29の圧力と
大気圧力との圧力差により、可動シャフト6を、戻りス
プリング27のバネ力に抗してZ軸に沿って上方に持ち
上げる。なお、可動シャフト6のZ軸方向上方への移動
は、フランジ8の外周部が、ヘッド本体4の下端部に形
成してあるストッパ面9に対して当接することにより制
限される。
【0061】可動シャフト6がZ軸方向に沿って上方に
移動する結果、可動シャフト6の係合溝20に係合して
いるフック部材14の第2アーム18が上方向に強制的
に回動させられ、同時に、第1アーム16は、回動軸1
2を中心として内側に回動し、ICチップ35の外周部
に当接する。フック部材14は、可動シャフト6を中心
として、四方に配置してあり、部品吸引装置2の軸芯に
対して、相互に線対称の位置にあり、フック部材14の
形状およびサイズが略同一である。そのため、前記のよ
うに第1アーム16が内側に回動することで、ICチッ
プ35は、吸着パッド22に吸着保持された状態で、フ
ック部材14の第1アーム16により平面方向に強制的
に移動させられ、その中心は、装置4の軸芯に対して略
正確に位置合わせされることになる。
【0062】その後に、吸着装置2をバッファ50の上
方向に移動させた状態を図9に示す。図9に示す状態で
は、前述したように、フック部材14の第1アーム16
の回動により、ICチップ35の中心位置と、装置2の
軸芯とは、正確に位置合わせされた状態で、吸着パッド
22がICチップ35を吸着保持している。この状態で
は、真空導入口26には、真空圧力が導入してあるまま
である。
【0063】次に、図10に示すように、ICチップ3
5を保持した状態で、吸引装置2の全体を、テストヘッ
ド34(図56参照)の上にあるソケット36の上に位
置させる。吸引装置2の移動は、図3および4に示す第
2X−Y移動装置48をX,Y方向に移動制御すること
により行う。
【0064】前述したように、ICチップ35の中心と
吸引装置2の軸芯とは、フック部材14の作用により正
確に位置合わせされた状態である。吸引装置2の軸芯
と、ソケット36の中心とは、予め位置合わせしてあ
る。したがって、図11に示すように、吸引装置2の全
体をZ軸方向に沿って下方に下降移動させるのみで、I
Cチップ35の雄型端子35aと、ソケット36の雌型
端子とが正確に位置合わされた状態で、ICチップ35
をソケット36に装着することができる。したがって、
端子35a,36a相互の接触が安定化し、端子36a
の曲がりや、ICチップの端子35aに損傷が生じるお
それが少なくなる。
【0065】ICチップ35の試験に際しては、真空導
入口26からの真空圧力の導入を停止し、吸着パッド2
2による吸着は解除し、パッド保持部15および/また
は支持片10の先端によるICチップ35の加圧を行
い、端子35aおよび36aの接続を確保した状態で試
験を行う。なお、試験に際しては、ICチップ35が冷
えないように、パッド保持部15および/または支持片
10からICチップ35を加熱しても良い。
【0066】ICチップ35の試験が済んだ場合には、
真空導入口26に真空圧力を導入し、吸着パッド22に
よりICチップ35を吸着し、吸着装置2の全体をソケ
ット36からZ軸方向に沿って上方に引き上げる。その
状態は、図10と同じである。試験済みのICチップ3
5は、図3に示すバッファ51の上まで移動させられ、
そのバッファ51の凹所に下ろされる。その状態は、図
7に示すバッファ50をバッファ51に代えるのみで、
図7に示す状態と同じである。真空導入口26に真空圧
力が導入されていない状態では、可動シャフト6は、戻
りスプリング27のバネ力と、可動シャフト6の自重に
より、ヘッド本体4に対して下方に移動させられ、フラ
ンジ8が支持片10の段差部13に係合する位置で停止
している。
【0067】本実施形態に係る部品吸着装置2、それを
有するハンドラ32、およびそれを有する部品試験装置
30では、試験すべきICチップ35などの部品を部品
吸着装置2の吸着パッド22に吸着する際に、吸着パッ
ド22に真空圧力を導入する。その際に、真空圧力の一
部は、フック部材14の第1アーム16を、ICチップ
35の外周部に当接する方向に移動させるように作用す
る。その結果、吸着パッド22によりICチップ35を
吸着する際に、吸着パッド22とICチップ35との相
対位置を調節し、ICチップ35の中心と吸着装置2の
中心とを正確に位置決めした状態で、吸着パッド22に
よるICチップ35の吸着が行われる。
【0068】したがって、本実施形態に係るハンドラ3
2およびそれを有する試験装置30では、ICチップ3
5をバッファ50の位置で部品吸着装置2により吸着し
て、その部品吸着装置2を第2X−Y移動装置48によ
り移動させ、ICチップ35をソケット36の位置にセ
ットする際に、バッファ50の位置においてICチップ
35と部品吸着装置2とが自動的に位置合わせされる。
このため、ソケット36の位置では、ICチップ35と
ソケット36とを位置合わせする必要がなくなる。
【0069】したがって、ソケット36の位置では、従
来技術と異なり、ICチップ35をソケットへセットす
る前に吸着パッド22による部品の吸着を一時解除する
などの動作が不要となる。したがって、ハンドラ32に
よる部品ハンドリングのインデックスタイムを短縮する
ことができる。
【0070】また、本実施形態に係る部品吸着装置2、
それを有するハンドラ32、およびそれを有する部品試
験装置30では、ICチップ35の吸着に際して必ず必
要となる真空圧力を駆動源として、フック部材14を駆
動するようにしているので、装置構成を比較的に単純な
ものとすることができ、故障が少なく、製造コストも比
較的安い。また、他に動力源を必要としないので、コン
パクトな装置構成となり、省スペース化を図ることがで
きる。
【0071】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
【0072】たとえば、図1に示す吸引装置2が装着さ
れる場所としては、図3〜5に示す第2X−Y移動装置
48の可動ヘッド57に限らず、第1X−Y移動装置4
6の可動ヘッド53にも装着しても良い。また、図3お
よび4に示す部品試験装置に限らず、その他の部品試験
装置、あるいは試験装置以外の部品ハンドリング装置な
どにも、本発明に係る部品吸着装置を用いることができ
る。
【0073】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
部品吸着装置、それを有する部品ハンドリング装置、お
よびそれを有する部品試験装置によれば、吸着パッドに
より部品を吸着する際に、吸着パッドと部品との相対位
置を調節し、部品の中心と吸着ヘッドの中心とを正確に
位置決めすることができる。
【0074】したがって、本発明に係る部品ハンドリン
グ装置では、部品ハンドリングのインデックスタイムを
短縮することができる。
【0075】また、本発明に係る部品試験装置では、部
品試験のインデックスタイムを短縮することができる。
【0076】また、本発明に係る部品吸着装置、それを
有する部品ハンドリング装置、およびそれを有する部品
試験装置では、部品吸着に際して必ず必要となる負圧を
駆動源として、位置合わせ部材を駆動するようにしてい
るので、装置構成を比較的に単純なものとすることがで
き、故障が少なく、製造コストも比較的安い。また、他
に動力源を必要としないので、コンパクトな装置構成と
なり、省スペース化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の1実施形態に係る部品吸着装
置の要部断面図である。
【図2】 図2は図1に示すII−II線に沿う要部断面図
である。
【図3】 図3は部品ハンドリング装置を含む部品試験
装置の概略平面図である。
【図4】 図4は図3に示す部品試験装置の一部断面側
面図である。
【図5】 図5は図3および4に示す部品試験装置の要
部断面図である。
【図6】 図6はテストヘッドの要部側面図である。
【図7】 図7は図1に示す部品吸着装置の作用を示す
工程図である。
【図8】 図8は図1に示す部品吸着装置の作用を示す
工程図である。
【図9】 図9は図1に示す部品吸着装置の作用を示す
工程図である。
【図10】 図10は図1に示す部品吸着装置の作用を
示す工程図である。
【図11】 図11は図1に示す部品吸着装置の作用を
示す工程図である。
【符号の説明】
2… 部品吸着装置 4… ヘッド本体 6… 可動シャフト 10… 支持片 14… フック部材(位置合わせ部材) 22… 吸着パッド 30… 部品試験装置 32… ハンドラ(部品ハンドリング装置) 35… ICチップ 34… テストヘッド 36… ソケット 46… 第1X−Y移動装置 48… 第2X−Y移動装置(移動手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負圧が導入されて部品が吸着される吸着
    パッドと、 前記吸着パッドの周囲に配置され、前記吸着パッドに負
    圧を導入することで、前記部品の外周部に当接する方向
    に移動し、前記吸着パッドと部品との相対位置を調節す
    る位置合わせ部材と、 を有する部品吸着装置。
  2. 【請求項2】 前記吸着パッドが装着された可動シャフ
    トと、 前記可動シャフトを軸方向の所定範囲で移動自在に保持
    する吸着ヘッド本体とをさらに有し、 前記吸着パッドに導入される負圧の一部を駆動源とし
    て、前記可動シャフトを前記吸着ヘッド本体に対して軸
    方向に相対移動させ、当該可動シャフトの軸方向移動に
    連動して、前記位置合わせ部材を駆動させることを特徴
    とする請求項1に記載の部品吸着装置。
  3. 【請求項3】 前記位置合わせ部材が、前記可動シャフ
    トの軸方向相対移動に合わせて回動移動するフック部材
    である請求項2に記載の部品吸着装置。
  4. 【請求項4】 前記吸着パッドに負圧が導入されていな
    い状態では、前記可動シャフトには、可動シャフトの自
    重が作用し、前記吸着パッドに負圧が導入される場合と
    反対方向に、前記可動シャフトが、前記吸着ヘッド本体
    に対して軸方向に相対移動するように構成してある請求
    項2または3の部品吸着装置。
  5. 【請求項5】 前記可動シャフトと吸着ヘッド本体との
    間には、戻りスプリングが装着してあり、前記吸着パッ
    ドに負圧が導入されていない状態では、前記戻りスプリ
    ングのバネ力により、前記吸着パッドに負圧が導入され
    る場合と反対方向に、前記可動シャフトが、前記吸着ヘ
    ッド本体に対して軸方向に相対移動するように構成して
    ある請求項2〜4のいずれかに記載の部品吸着装置。
  6. 【請求項6】 前記位置合わせ部材が、前記吸着パッド
    の四方に配置してある請求項1〜5のいずれかに記載の
    部品吸着装置。
  7. 【請求項7】 部品吸着装置と、当該部品吸着装置を少
    なくとも一方向に移動させる移動手段とを有し、 前記部品吸着装置が、 負圧が導入されて部品が吸着される吸着パッドと、 前記吸着パッドの周囲に配置され、前記吸着パッドに負
    圧を導入することで、前記部品の外周部に当接する方向
    に移動し、前記吸着パッドと部品との相対位置を調節す
    る位置合わせ部材と、 を有する部品ハンドリング装置。
  8. 【請求項8】 部品吸着装置と、当該部品吸着装置を少
    なくとも一方向に移動させる移動手段と、当該部品吸着
    装置により搬送される部品を試験するためのテストヘッ
    ドとを有し、 前記部品吸着装置が、 負圧が導入されて部品が吸着される吸着パッドと、 前記吸着パッドの周囲に配置され、前記吸着パッドに負
    圧を導入することで、前記部品の外周部に当接する方向
    に移動し、前記吸着パッドと部品との相対位置を調節す
    る位置合わせ部材と、 を有する部品試験装置。
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