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JPH11322067A - グリップ式容器搬送装置 - Google Patents

グリップ式容器搬送装置

Info

Publication number
JPH11322067A
JPH11322067A JP2097299A JP2097299A JPH11322067A JP H11322067 A JPH11322067 A JP H11322067A JP 2097299 A JP2097299 A JP 2097299A JP 2097299 A JP2097299 A JP 2097299A JP H11322067 A JPH11322067 A JP H11322067A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grip
container
cam
opening
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2097299A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Aoki
浩一 青木
Tetsuji Noda
哲司 野田
Atsushi Ono
篤 小野
Shinji Ishikura
真治 石倉
Yukio Takada
幸雄 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2097299A priority Critical patent/JPH11322067A/ja
Publication of JPH11322067A publication Critical patent/JPH11322067A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 把持力を調整できクランプアーム停止位置を
規制して安定したクランプを可能としたグリップ式容器
搬送装置を提供する。 【解決手段】 互いに反対方向に回転するグリップアー
ム11,12、グリップアーム11を回す操作アーム1
4、この操作アーム14を動かすエアシリンダ15、グ
リッパ10の閉位置を規制するストッパピン37、グリ
ッパ10間のセンタリングセッタ13とこの移動に係る
溝カム板26、開度を規制する規制カム16若しくはグ
リッパ開閉カムの調整機構51、52、51a等を備え
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体の充填ライン
において、容器をコンベアから充填機等の機能機械設備
に受け渡すとき、容器の各種サイズ、形状に対応して容
器保持位置を調整する機能を備え、正しい保持ピッチ径
で容器を安定に保持して搬送できるグリップ式容器搬送
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、容器コンベアから機能装置へ容器
受け渡し搬送するときは、コンベアの走行方向に平行に
設置された容器ピッチ割り出し用のタイミングスクリュ
と、一定の容器を嵌め込む一定ピッチの半円状のポケッ
トを有して水平回転するスターホイールと、外部固定の
容器ガイドとを使用していた。しかしこの方式では、直
径の異なる容器を取り扱う複数種類容器兼用できる充填
機を備えた液充填ラインにおいては、一定容器に対応す
るスターホイールを交換する必要があり、そのための手
間が多くかかっていた。
【0003】この問題を解決するために、前述のポケッ
トの代りに複数種類容器兼用できるように水平の円板の
外周に一定ピッチに取付けられた対になったクランプア
ームを外部固定のカムにより開閉させて、必要な区間だ
け容器を掴み支えるクランプ式容器搬送装置が種々開発
されている。それらの内、特開平2−147516号に
開示されたクランプ式容器搬送装置は、容器を掴む方法
として2辺のクランプアームを互いに反対方向に開閉す
るだけであるが、このクランプアームの開閉だけの場
合、容器の直径が異なるときには、容器をクランプでき
たとしても容器の中心が変化して正確な位置決めが出来
ず、兼用のための調整の範囲も狭いという欠点があっ
た。この欠点を無くして容器中心位置を決めるために、
2辺のクランプアームの中心線に沿って装置の半径方向
に容器を位置決めする手段を備えた容器を3点保持する
構成の搬送装置が特開平6−183551号や、実開平
4−88427号に開示されている。この装置の容器の
半径方向位置決め手段は、クランプアームの移動とは無
関係に位置決め調整ができ、直径の異なった容器、断面
角形容器、断面楕円容器等に対し適用(兼用)可能と謳
われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の装置に
おいては、2辺のクランプアームの開閉はオープンカム
により行われ、容器クランプ力はクランプアーム軸に備
えられた捩りばねのトルクによって与えられているた
め、クランプアームが大きく開いたときはクランプ力は
大きく、クランプアームの開きが少ないときのクランプ
力は小さくなり、容器の重量や剛性に対して把持力を調
整できない。
【0005】また、クランプアームの開きはオープンカ
ムにより行われ、クランプアームの閉は捩りばねのトル
クに依存しているため、容器が欠如しているとき、クラ
ンプアームの停止位置が定まらないので、クランプアー
ムの先端が送行ラインからはみ出す恐れがあるという問
題もある。
【0006】本発明は、上述の問題に鑑み、把持力を調
整でき、またクランプアーム停止位置を規制し、容器の
サイズに対応してクランプアームの閉のタイミングを調
整して、安定したクランプを可能としたグリップ式容器
搬送装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の問題点に対し本発
明は、次の発明特定事項を有する。つまり、対になった
軸を中心にして互いに反対方向に回転する2本のグリッ
プアームよりなる複数のグリッパが水平に回転する回転
体の円周に等角配置され、回転体の角度位置に対応して
開閉して容器を把持、解放するグリップ式容器搬送装置
において、上記軸に備えられたピニオンのかみ合いにて
互いに反対方向に回転するグリップアームを有するグリ
ッパと、片方のグリップアームに連結されて上記ピニオ
ンを回す操作アームと、この操作アームを動かすエアシ
リンダとを円周に等角配置し、更に、各グリッパの閉位
置を規制するストッパピンを等角配置したリング状スト
ッパ板と、上記対のグリップアーム間にて容器の半径方
向位置を決めるセンタリングセッタを半径方向に移動可
能に等角配置したリング状の溝カム板と、上記グリップ
アームの開度を規制する規制カムと、を有することを特
徴とする。
【0008】また、上記のグリップ式容器搬送装置にお
いて、容器首部に係合する半円切り欠き部を等角配置し
た容器首部支え円板と、前記円板と同じ高さ位置に取付
けた弧状の容器首ガイドを加設することにより、容器の
搬送を安定化すればより好適な課題解決の手段となる。
【0009】また、上記のグリップ式容器搬送装置にお
いて、グリップ式容器搬送装置において、グリップアー
ムの開閉を規制する開閉カムは、前記回転体の回転軸を
中心として配置された円形の固定部材に沿って回動可能
とししかもこの回動により前記グリップアームの動きを
規制するカムプロフィルの位置が変化し、前記回動は前
記開閉カムの円周に沿って形成したラックと前記固定部
材に軸支されてこのラックとかみ合うピニオンとの相互
位置調整によることにより容器の大きさにかかわらず、
好適な受け渡しタイミングがえられ、より好適な課題解
決の手段となる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のグリップ式容器搬送装置
の第1の実施の形態を図1〜図7に基づいて説明する。
図1は本例のグリップ式容器搬送装置の概略平面図であ
り、図2は図1のA−A断面を示す側面断面図、図3は
図2のI矢視、II−II断面、III −III 断面、IV−IV断
面を容器のピッチ毎に示した各平面図、図4は図3のB
−B断面を示す側面図、図5は図3のC−C断面を示す
側面図、図6は図3のD−D断面を示す側面図、図7は
図3のE−E断面を示す側面図である。
【0011】図1において、1は容器5を互いに接する
状態で送る容器コンベアで、2は容器コンベア1と平行
に設置され、容器コンベア1からの容器5を決められた
一定間隔(ピッチ)に広げるタイミングスクリュ、3は
グリップ式容器搬送装置であり、4は容器5に液体を充
填するフィラーである。
【0012】グリップ式容器搬送装置3は、図2に示す
ように、床に設置される固定部材31に垂直の回転軸1
7が軸受けを介して回転可能に支えられ、回転軸17は
その下部において図示略の動力装置によりタイミングス
クリュと同調した回転に駆動される。回転軸17の上部
には回転体18が固設され、回転体18には円板19
と、この円板19と平行に下側円板20が一体に取付け
られ回転軸17により水平に回転駆動される。グリッパ
機構10はこの円板19と下側円板20とに取付けられ
る。
【0013】グリッパ機構10の構成を説明すると、図
3,図4及び図5に示したように、回転体18に取付け
られた円板19と下側円板20の外周側に、対になった
縦方向の軸35と軸36が同一半径、同一ピッチに回転
可能に配設されている。軸35に第1のグリップアーム
11が突き通しピン等を用いて固設され、軸36には第
2のグリップアーム12が同様の方法で固設されてい
る。軸35,36を中心にして、第1のグリップアーム
11に備えられたピニオン11aと、第2のグリップア
ーム12に備えられたピニオン12aは互いに噛み合っ
ており、互いに反対方向に回転するようになっている。
【0014】軸35の延長軸の端部にストッパアーム1
4aを備えた操作アーム14が突き通しピン等を用いて
一体に固設される。操作アーム14にはカムフォロワ2
9が取付けられる。また、操作アーム14はピンジョイ
ントを介して、グリッパにグリップ力を加えるエアシリ
ンダ15の作動ロッドの先端に結合され、エアシリンダ
15のシリンダ側は、回転体18に固設された支え台3
2にピンジョイント結合される。エアシリンダ15内に
は、常時調整されたエア圧力がかけられ、グリッパの動
作中はこの圧力によってグリップ力を一定に保つことが
できる。円板19の下部に放射状にセッタガイド24が
固設され、センタリングセッタ13がこのセッタガイド
24にガイドされて、第1のグリップアーム11と第2
のグリップアーム12中間を半径方向に移動可能に設け
られ搬送する容器5の半径方向位置を規制する。センタ
リングセッタ13の下面にはカムフォロワ25が取付け
られている。
【0015】このような構成の多数のグリッパ機構10
が水平に回転する回転体18の円周に等角配置される。
また、回転体18にリング状のストッパ板27が同心に
嵌め込まれ、ガイド円環28で挟んで、回動可能に設け
られる。ストッパ板27にはグリッパ10と同数のスト
ッパピン37を等角配置してあり、ストッパピン37は
グリッパ10の閉位置を規制する。ストッパ板27の外
周の一部に、円周に沿って歯型ラックが加工され、スト
ッパ板27の外周の歯型ラックに噛み合うピニオン39
aを備えた(図7に示すように、円板19と下側円板2
0とで支えられている)第2のピニオン軸39を回すこ
とにより、回転体18と相対的に回転してグリッパの開
限度位置を調整し、第2のピニオンの軸39を円板19
に対してロックナットでロックすることにより調整位置
決めすることができる。
【0016】回転体18に同心にリング形状の溝カム板
26が嵌め込まれ、回転体18と下側円板20で挟んで
回動可能に設けられる。この溝カム板26には斜め溝カ
ム26aがグリッパ10と同数等角配置してある。斜め
溝カム26aには、前述の各センタリングセッタ13の
カムフォロワ25が係合する。溝カム板26の外周の一
部には円周に沿って歯型ラックが加工され、図6に示す
ように、円板19と下部円板20とで支えられた第1の
ピニオン軸38を回すことにより、各センタリングセッ
タ13を同じ半径方向の位置に同時にセットでき、この
第1のピニオン軸38を円板19に対してロックナット
により止めることにより、回転体18との間の移動を相
対的にロックすることができる。
【0017】外部固定部材に備えられた回転体18と同
心の円筒部にグリッパ開規制カム16が固設され、グリ
ップアームと連携しているカムフォロワ29と係合して
グリッパを開位置及び開き区域を規制する。グリッパ開
規制カム16の谷側の半径はグリッパが十分閉じて狭く
なるまで小さくしてあり、グリッパの閉位置の規制は、
前述のように、グリッパ10と同数のストッパピン37
を備えたストッパ板27の回動位置調整によって行われ
る。
【0018】回転体18の上部にジョイント支台45が
固設され、ジョイント支台45には加圧エアをグリップ
式容器搬送装置3の回転部に送るためのロータリジョイ
ント41の回転側ジョイント41aが取付けられる。ロ
ータリジョイント41の固定側ジョイント41bには加
圧エア供給配管44のエアが(図示略の外部の操作パネ
ルに固定設置された)調圧弁42によって調整された圧
力のエアがエア配管43を通して送られ、ロータリジョ
イント41からエア分配配管46により各エアシリンダ
15に送られる。
【0019】回転体18の上部に回転体18と同心の容
器首部に係合する半円切り欠き部を等角配置した容器首
部支え円板21が複数の支柱23を介して取付けられ、
また、外部固定部材に円板21と同じ高さ位置に弧状の
容器首ガイド22が取付けられ、容器5の搬送をより安
定にする。なお、容器5の形状、サイズが替わっても容
器口部の形状と口径は変わらなければ、このグリップ式
容器搬送装置3は容器5の中心線の送りピッチは同一に
なるように調整できるので、容器首部支え円板21と容
器首ガイド22は共用可能である。
【0020】このようにして、回転体18の角度位置に
対応して開閉して容器5を把持、解放する。図3III −
III に示すように、容器5が実線で示した大径の容器で
あっても、点線で示した小径の容器であっても、また3
点鎖線で示したような4角容器であっても、容器をグリ
ッパに受け入れたとき、センタリングセッタ13の突き
出し位置を調整することにより容器5の正しい保持ピッ
チ径を確保し、対になったグリッパアーム11,12の
先端とセンタリングセッタ13の先端部の3点で容器5
を安定に保持し、容器の重量、強度が種々であっても、
エアシリンダ15の作動エア圧調整によりグリップ力を
調整することができる。
【0021】本発明のグリップ式容器搬送装置の第2の
実施の形態を図8ないし図10に基づいて説明する。第
2の実施の形態の容器搬送装置は第1の実施の形態の装
置と大部分は共通であるが、更にグリッパ開閉カムのタ
イミング調整機構を追加した。従って、図8は、容器搬
送装置の側面断面図であるが、図2に示した第1の実施
の形態の側面断面図とは図2に示す規制カムの代りにグ
リッパ開閉カムの調整機構の部分の51,52,53等
を設けたことのみが異なっている。図9は、図8のV−
V断面の平面図と、第1の実施の形態で共通な図2のI
矢視、III −III 断面平面図を併記した図である。
【0022】図8及び図9において、第1グリップアー
ム11は軸35を介して操作アーム14と一体に固設さ
れる。操作アーム14にはカムフォロワ29が取付けら
れる。また、操作アーム14にはピンジョイントを介し
てエアシリンダ15のピストンロッドに連結されて引き
力が加えられ、グリッパにグリップ力を与える。グリッ
プ力を一定に保つようにエアシリンダ15のロッド側室
内には、常時調整されたエア圧力がかけられている。
【0023】装置中心の回転軸と一体に回転する回転体
18と同心の固定部材31の円板部31aの円周に沿っ
て、回動可能にグリッパ開閉カム51が取付けられてい
る。操作アーム14上のカムフォロワ29はこのグリッ
パ開閉カム51と係合しており、グリッパ開閉カム51
はこのカムフォロワ29と係合するカムプロフィル51
aの変化により第1グリップアーム11、第2グリップ
アーム12の開位置及び開き区域を変化可能に規制す
る。グリッパ開閉カム51のカムプロフィル51aによ
る谷側の半径はグリッパが十分閉じて狭くなるまで小さ
くしてある。
【0024】この開閉カム51にはその内円周に沿って
ラック51cが加工して設けられ、また開閉カム51の
両脇には円周に沿って2カ所に長孔51bが設けられて
いる。開閉カム51はこの長孔51bの範囲において円
周方向に移動できて任意の角度位置で調整され、適宜位
置にて締付ボルト54により固定される。ラック51c
にかみ合うピニオン52は、円板部31aとボルト55
で取付けられた支持部材53に軸支される。
【0025】開閉カム51の角度位置を調整するとき
は、手動又は寸動で回転体18を回しながら、回転体1
8に固設された円板19に明けた孔19a、溝カム板2
6に明けた孔26b、下側円板20に明けた孔20a、
ガイド円環28に明けた孔28aを、締付ボルト54の
位置、ピニオン52の位置に一致させ、これらの孔を突
き通して工具を差し込み、締付ボルト54をゆるめ、ピ
ニオン52の軸を回して、開閉カム51の位置を適宜調
整し、締付ボルト54で開閉カム51を再び締め付ける
ことにより、グリッパの開閉のタイミングを調整可能と
なる。3点支持による容器5の受け渡しは、カム機構に
より第1,第2グリップアーム11,12を開閉して行
っているが、前述した第1の実施の形態のグリッパ開規
制カム16のように、プロフィル位置が固定している
と、容器5のサイズが代わったとき、受け渡しのタイミ
ングがずれてくるが、この第2の実施の形態の機構のよ
うにピニオン52を回してグリッパ開閉カム51のプロ
フィル51aの位置を調整すれば、受け渡しのタイミン
グ(グリッパ閉じのタイミング)を最適の位置とするこ
とができる。従って、容器を代える都度、グリッパ開閉
カムを取り替える必要はなくなる。この場合、プロフィ
ル51aにより、図10の如く容器5のサイズに応じて
その調整位置を最適位置にすることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば次の
効果を奏する。対になった軸を中心にして互いに反対方
向に回転する2本のグリップアームよりなる複数のグリ
ッパが水平に回転する回転体の円周に等角配置され、回
転体の角度位置に対応して開閉して容器を把持、解放す
るグリップ式容器搬送装置において、上記軸に備えられ
たピニオンのかみ合いにて互いに反対方向に回転するグ
リップアームを有するグリッパと、片方のグリップアー
ムに連結されて上記ピニオンを回す操作アームと、この
操作アームを動かすエアシリンダとを円周に等角配置
し、更に、各グリッパの閉位置を規制するストッパピン
を等角配置したリング状ストッパ板と、上記対のグリッ
プアーム間にて容器の半径方向の位置を決めるセンタリ
ングセッタを半径方向に移動可能に等角配置したリング
状の溝カム板と、上記グリップアームの開度を規制する
規制カムとを有することにより、容器把持対応部材を3
点保持の構成要素にし、容器の半径方向位置決め対のグ
リップアームを対称に動かすことにより、容器のセンタ
リングが確保でき、従来不可能であった多品種の容器の
兼用が可能(例えば、50mm円形断面〜80mm×1
05mmの角形容器)であるので、部品交換の必要な
く、この設備だけで全てを取り扱うことができる。PE
T等の軟質容器については、把持具ストッパにより容器
を潰すような力を与えず位置が決められ、硬質容器、重
量の変化に対しては、シリンダの設定圧力により任意に
可変設定ができる。このように、このグリップ式容器搬
送装置は種々の容器に対して一定ピッチ、一定半径位置
に高さを揃えて容器を保持することができるので、充填
ノズルを上下動して充填する方式の液体充填装置の容器
保持搬送機構にそのまま利用することが可能である。ま
た、容器首部に係合する半円切り欠き部を等角配置した
容器首部支え円板と、前記円板と同じ高さ位置に取付け
た弧状の容器首ガイドを加設することにより、容器の搬
送をより安定にすることができる。上記のグリップ式容
器搬送装置において、グリッパ開閉カムのプロフィル位
置が固定していると、容器のサイズが代わったとき、受
け渡しのタイミングがずれてくるが、グリップアームの
開閉を規制する開閉カムは、前記回転体の回転軸を中心
として配置された円形の固定部材に沿って回動可能とし
しかもこの回動により前記グリップアームの動きを規制
するカムプロフィルの位置が変化し、前記回動は前記開
閉カムの円周に沿って形成したラックと前記固定部材に
軸支されてこのラックとかみ合うピニオンとの相互位置
調整によることとすることにより、ピニオンを回してグ
リッパ開閉カムのプロフィルの位置を移動し、グリップ
の開閉のタイミングを調整可能にできて、受け渡しのタ
イミングを最適とすることができる。従って、容器を代
える都度、グリッパ開閉カムを取り替える必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る容器搬送装置の概略
平面図である。
【図2】図1のA−A断面を示す側面断面図である。
【図3】図2のI矢視、II−II断面、III −III 断面、
IV−IV断面を容器のピッチ毎に示した各平面図である。
【図4】図3のB−B断面を示す側面図である。
【図5】図3のC−C断面を示す側面図である。
【図6】図3のD−D断面を示す側面図である。
【図7】図3のE−E断面を示す側面図である。
【図8】第2の実施の形態に係わる容器搬送装置の側面
断面図である。
【図9】図8のV−V断面を示す平面図である。
【図10】カムプロフィルの位置変化を示す図である。
【符号の説明】
1 容器コンベア 2 タイミングスクリュ 3 容器搬送装置 4 フィラー 5 容器 11 第1グリップアーム 12 第2グリップアーム 13 センタリングセッタ 14 カムフォロワ 15 エアシリンダ 16 グリッパ開規制カム 18 回転体 21 容器首部支え円板 22 容器首ガイド 24 センタリングセッタガイド 25 カムフォロワ 26 溝カム板 26a 溝カム 27 ストッパ板 31 固定部材 37 ストッパピン 41 ロータリジョイント 42 エア調圧弁 51 グリッパ開閉カム 51a カムプロフィル 51c 内周ラック 52 ピニオン 54 締付ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石倉 真治 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋機器製作所内 (72)発明者 高田 幸雄 愛知県名古屋市中村区岩塚町字九反所60番 地−1 中菱エンジニアリング株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対になった軸を中心にして互いに反対方
    向に回転する2本のグリップアームよりなる複数のグリ
    ッパが水平に回転する回転体の円周に等角配置され、回
    転体の角度位置に対応して開閉して容器を把持、解放す
    るグリップ式容器搬送装置において、 上記軸に備えられたピニオンのかみ合いにて互いに反対
    方向に回転するグリップアームを有するグリッパと、片
    方のグリップアームに連結されて上記ピニオンを回す操
    作アームと、この操作アームを動かすエアシリンダとを
    円周に等角配置し、 更に、各グリッパの閉位置を規制するストッパピンを等
    角配置したリング状ストッパ板と、上記対のグリップア
    ーム間にて容器の半径方向位置を決めるセンタリングセ
    ッタを半径方向に移動可能に等角配置したリング状の溝
    カム板と、上記グリップアームの開度を規制する規制カ
    ムと、を有するグリップ式容器搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するグリップ式容器搬送
    装置において、容器首部に係合する半円切り欠き部を等
    角配置した容器首部支え円板と、前記円板と同じ高さ位
    置に取付けた弧状の容器首ガイドを加設することによ
    り、容器の搬送をより安定にしたことを特徴とするグリ
    ップ式容器搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載するグリップ式容器搬送
    装置において、グリップアームの開閉を規制する開閉カ
    ムは、前記回転体の回転軸を中心として配置された円形
    の固定部材に沿って回動可能とししかもこの回動により
    前記グリップアームの動きを規制するカムプロフィルの
    位置が変化し、前記回動は前記開閉カムの円周に沿って
    形成したラックと前記固定部材に軸支されてこのラック
    とかみ合うピニオンとの相互位置調整によることを特徴
    とするグリップ式容器搬送装置。
JP2097299A 1998-03-16 1999-01-29 グリップ式容器搬送装置 Withdrawn JPH11322067A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2097299A JPH11322067A (ja) 1998-03-16 1999-01-29 グリップ式容器搬送装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6511698 1998-03-16
JP10-65116 1998-03-16
JP2097299A JPH11322067A (ja) 1998-03-16 1999-01-29 グリップ式容器搬送装置

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JPH11322067A true JPH11322067A (ja) 1999-11-24

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ID=26357978

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JP2097299A Withdrawn JPH11322067A (ja) 1998-03-16 1999-01-29 グリップ式容器搬送装置

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