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JPH11285513A - 吸収性物品 - Google Patents

吸収性物品

Info

Publication number
JPH11285513A
JPH11285513A JP10091653A JP9165398A JPH11285513A JP H11285513 A JPH11285513 A JP H11285513A JP 10091653 A JP10091653 A JP 10091653A JP 9165398 A JP9165398 A JP 9165398A JP H11285513 A JPH11285513 A JP H11285513A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
absorber
sheet
liquid
nonwoven fabric
absorbent
Prior art date
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Granted
Application number
JP10091653A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3880194B2 (ja
Inventor
Takao Kasai
孝夫 笠井
Kenji Ishiguro
健司 石黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP09165398A priority Critical patent/JP3880194B2/ja
Publication of JPH11285513A publication Critical patent/JPH11285513A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3880194B2 publication Critical patent/JP3880194B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 側方部からの漏れ防止性に優れ、装着性に優
れた使い捨ておむつなどの吸収性物品を提供すること。 【解決手段】 トップシート2とバックシート3と吸収
体4とを具備してなり、左右両側に立体ギャザー形成用
シート51が配されて一対の立体ギャザー5が形成され
ており、吸収体4が、セルロース系繊維41と高吸収性
ポリマー42とからなり、その幅方向において、厚みの
厚い中央部4aと、中央部4aの左右両側に位置し中央
部4aに比して厚みの薄い側方部4bとに区分されてお
り、中央部4aは、側方部4bに比して高い坪量で高吸
収性ポリマー42を含有しており、トップシート2と吸
収体4との間に嵩高不織布9が配されており、立体ギャ
ザー形成用シート51は、嵩高不織布から3mm以上離隔
されて位置する固定部でトップシート2に固着されてい
る吸収性物品1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、漏れ防止性能に優
れた使い捨ておむつなどの吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシ
ートと、両シート間に介在された吸収体とを具備してな
り、左右両側に立体ギャザー形成用シートが配されて一
対の立体ギャザーが形成されてなる使い捨ておむつなど
の吸収性物品は広く用いられている。
【0003】しかし、従来の吸収性物品は、股下側方か
らの漏れ防止性の点において不十分であったため、漏れ
防止性を向上させるべく種々提案がなされている。
【0004】例えば、特許第2565942号公報に
は、吸収体の側方に不透水性サイドシートを設けてなる
使い捨ておむつが提案されている。しかし、この提案に
係る使い捨ておむつでは、吸収体幅方向で厚みや剛性が
一定であるため、特に股間部で抵抗となり、装着性が悪
く、おむつを折りこんでコンパクトに包装することが困
難であり、更には、未だ十分な側方部からの漏れ防止性
を有しいなかった。また、特開昭61−602号公報に
は、吸収体の幅方向中央部が高密度とされた使い捨てお
むつが提案されており、特許第2633837号公報に
は、厚さ方向において高吸収性ポリマーの分布が異なる
吸収体を有する使い捨ておむつが提案されている。しか
し、これらの提案に係る使い捨ておむつにおいても、吸
収体幅方向中央部の容量を高められず、高密度化による
吸収阻害も起こるため、未だ十分な漏れ防止性が得られ
ていなかった。要するに従来の使い捨ておむつでは、十
分な漏れ防止性は得られておらず、より側方部からの漏
れ防止性に優れた吸収性物品の開発が要望されている。
【0005】従って、本発明の目的は、側方部からの漏
れ防止性に優れ、装着性に優れた使い捨ておむつなどの
吸収性物品を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意検討した結果、吸収体の幅方向
中央部において厚みを厚くし且つ高吸収性ポリマー坪量
を高くし、吸収体及びトップシート間に嵩高不織布を配
し、立体ギャザー形成用シートを特定位置で固着してな
る吸収性物品が上記目的を達成しうることを知見した。
【0007】本発明は、上記知見に基づいてなされたも
のであり、液透過性のトップシートと、液不透過性のバ
ックシートと、両シート間に介在された吸収体とを具備
してなり、左右両側に立体ギャザー形成用シートが配さ
れて一対の立体ギャザーが形成されてなる吸収性物品に
おいて、上記吸収体は、セルロース系繊維と高吸収性ポ
リマーとを主成分としてなり、その幅方向において、厚
みの厚い中央部と、該中央部の左右両側に位置し該中央
部に比して厚みの薄い側方部とに区分されており、上記
中央部は、上記側方部に比して高い坪量で高吸収性ポリ
マーを含有しており、上記トップシートと上記吸収体の
中央部との間に嵩高不織布が配されており、上記立体ギ
ャザー形成用シートは、嵩高不織布から3mm以上離隔さ
れて位置する固定部で上記トップシートに固着されてい
る、ことを特徴とする吸収性物品を提供するものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について更に詳細に
説明する。図1は、本発明の吸収性物品の1形態として
の使い捨ておむつを示す斜視図であり、図2は、そのII
-II 断面図である。
【0009】本形態の使い捨ておむつ1は、図1に示す
ように、液透過性のトップシート2と、液不透過性のバ
ックシート3と、両シート2,3間に介在された吸収体
4とを具備してなり、左右両側に立体ギャザー形成用シ
ート51が配されて一対の立体ギャザー5が形成されて
なる。
【0010】上記使い捨ておむつには、背側部Bの幅方
向両側部には、使い捨ておむつ1の装着時に腹側部Aと
背側部Bとを止着するための一対のファスニングテープ
6,6’が配設されている。また、使い捨ておむつ1の
腹側部Aにおけるバックシート3の表面には、ファスニ
ングテープ6,6’の被止着部としてのランディングテ
ープ(図示せず)が配設されており、ファスニングテー
プ6,6’が、上記ランディングテープに止着するよう
に構成されている。
【0011】吸収体4は、長方形状であり、トップシー
ト2は、吸収体4の表面及び側面を覆うように配されて
おり、吸収体4の側方でバックシート3に接合固定され
ている。吸収体4の周囲に位置する腹側及び背側のウエ
スト部7並びに左右のレッグ部8においては、それぞれ
ウエスト部弾性部材71及びレッグ部弾性部材81が配
されている。そして、ウエスト部弾性部材71及びレッ
グ部弾性部材81が自由状態で収縮して、図1に示すよ
うに、着用者のウエスト部及び股下部にそれぞれウエス
トギャザー及びレッグギャザーを形成して、ウエスト部
7,7及び股下部Cにフィットし得るように構成されて
いる。
【0012】使い捨ておむつ1を構成する各部材につい
て説明すると、トップシート2としては、排泄物を吸収
体4へ透過させる液透過性シートであって、肌着に近い
感触を有したものが好ましい。このような液透過性シー
トとしては、例えば、織布、不織布及び多孔性フィルム
等が好ましく挙げられる。また、トップシート2の周縁
にシリコン系油剤、パラフィンワックス等の疎水性化合
物を塗布する方法や、予めアルキルリン酸エステルのよ
うな親水性化合物を全体に塗布し、周縁を温水で洗浄す
る方法等により、トップシート2の周縁に撥水処理を施
し、該周縁部における尿等の滲みによる漏れを防止した
ものも好ましく用いることができる。又、軟便や経血な
どの高粘性排泄物を吸収させるために不織布、織布には
孔を開けてもよい。
【0013】バックシート3としては、液体は透過しな
いが蒸気は透過する透湿性のある液不透過性シートであ
って、肌着に近い感触を有するものが好ましい。液不透
過性シートは、例えば、熱可塑性樹脂にフィラーを加え
て延伸することによって得られる。特に、液不透過性シ
ートとして、透湿性を有する多孔性フィルムや一部のエ
ステル系やウレタン系にみられるような非多孔性透湿シ
ート、該多孔性フィルムと不織布との複合材等を好まし
く用いることができる。
【0014】ウエスト部弾性部材71及びレッグ部弾性
部材81としては、糸ゴム、平ゴム、フィルムタイプの
ゴムあるいはフィルム状の発泡ポリウレタン等が好まし
く用いられる。
【0015】而して、本形態の使い捨ておむつ1は、図
1及び2に示すように、吸収体4が、セルロース系繊維
41と高吸収性ポリマー42とを主成分としてなり、そ
の幅方向において、厚みの厚い中央部4aと、中央部4
aの左右両側に位置し中央部4aに比して厚みの薄い側
方部4bとに区分されており、中央部4aは、側方部4
bに比して高い坪量で高吸収性ポリマー42を含有して
おり、トップシート2と吸収体4との間に嵩高不織布9
が配されており、立体ギャザー形成用シート51は、嵩
高不織布から3mm以上、好ましくは10〜100mm、更
に好ましくは20〜70mm(図2中のL)離隔されて位
置する固定部52でトップシート2に固着されている。
中央部4aの方が側方部4bに比して厚みが薄いと、力
の集中する股下部の剛性が不足し、ヨレが生じ、モレが
生じる割合が高まる。中央部4aの方が側方部4bに比
して高吸収性ポリマー42の坪量が低いと、液を吸収体
幅方向中央部に集中して吸収させることができなくな
り、やはりモレが高まる。固定部の位置が嵩高不織布か
ら3mm未満の距離の位置であると、嵩高不織布と立体ギ
ャザー形成用シートの作りだす空間が狭く、十分な液保
持力が生じない。
【0016】以下、更に詳述する。中央部4aと側方部
4bとは、一体的に形成されており、それぞれ、吸収体
4の長手方向全域に亘って形成されている。中央部4a
の幅w1は、10〜150mmとするのが好ましく、2
0〜100mmとするのが更に好ましい。また、側方部
4bの幅w2は、10〜100mmとするのが好まし
く、20〜70mmとするのが更に好ましい。中央部4
aの幅w1が10mm未満であると、液の中央集中の効果
やヨレ防止の効果が十分発揮されず、150mmを超える
と、股間部のフィット性が劣ってくるので好ましくな
い。側方部4bの幅w2が10mm未満あるいは100mm
を超えると、同様に液の中央集中の効果やヨレ防止の効
果が十分発揮されないので、好ましくない。また、中央
部4aの厚みは、0.5〜20mmとするのが好ましく、
側方部4bの厚みは、0.2〜3mmとするのが好まし
い。また、中央部4aの厚みは、側方部4bの厚みを1
としたときの比が1:1.3〜5.0になる様に厚くな
されているのが好ましい。中央部4aの厚みが、0.5
mm未満であると、多量の尿、経血などをストックする能
力が十分でなく、20mmを超えると、違和感となり好ま
しくない。側方部4bの厚みが、0.2mm未満である
と、吸収体としての容量が不足してしまい、3mmを超え
ると、コンパクトな吸収性物品とならないので、好まし
くない。
【0017】中央部4aの高吸収性ポリマー42の坪量
は、50〜500g/m2 とするのが好ましく、100
〜300g/m2 とするのが更に好ましい。また、側方
部4bの高吸収性ポリマー42の坪量は、0〜200g
/m2 とするのが好ましく、0〜100g/m2 とする
のが更に好ましい。即ち、側方部4bには高吸収性ポリ
マー42を含有させなくてもよい。中央部4aの高吸収
性ポリマーの坪量が、50g/m2 未満であると、吸収
体の容量がかせげず、500g/m2 を超えると、吸収
体中でのポリマーの移動が起こったり、吸水性ポリマー
が効率的に働くなくなり、ムダになるので好ましくな
い。また、側方部4bのセルロース系繊維42の坪量と
中央部4aのセルロース系繊維42の坪量との比(側方
部4bのセルロース系繊維坪量:中央部4aのセルロー
ス系繊維坪量)は、1:1.3〜5.0とするのが好ま
しく、1:1.3〜3.0とするのが好ましい。
【0018】嵩高不織布9は、中央部4aの幅と同じ幅
で中央部4a上に配されており、その厚さは、0.1〜
5mmとするのが好ましい。
【0019】また、立体ギャザー形成用シート51は、
使い捨ておむつの側方部分においてバックシート3と接
着剤を用いて接着されて、バックシート3と立体ギャザ
ー形成用シート51とによりレッグ部弾性部材を伸張状
態で挟持固定している。そして、トップシート2とは固
定部52において固着されている。また、固定部52
は、接着剤を介してトップシートと立体ギャザー形成用
シートとを接着して形成されている。そして、立体ギャ
ザー形成用シートの自由縁部に弾性部材(ひも状のゴム
部材)が配されて、立体ギャザー5が形成されている。
【0020】吸収体4において主成分として用いられる
セルロース系繊維としては、木材パルプ等のパルプ材や
レーヨンなどの再生セルロース系繊維、CM化パルプな
どの処理繊維が挙げられ、繊維長が0.5〜25mmのも
のが好ましく挙げられる。特にパルプ材が好適である。
セルロース系繊維41の坪量は、50〜500g/m2
とするのが好ましく、100〜300g/m2 とするの
が更に好ましい。
【0021】また、主成分として用いられる上記高吸収
性ポリマー42としては、液吸収率が20w/w以上で
あるものを好ましく用いることができる。また、上記高
吸収性ポリマー42は、その0.5gを断面積4.91
cm2 (内径25mmφ)の円筒に生理食塩水と共に充
填し、該生理食塩水により該高吸収性ポリマーを飽和状
態に達するまで膨潤させ、膨潤した該高吸収性ポリマー
42が沈降した後に生理食塩水50mlを通過させた際
の液通過時間が20秒以下であることが望ましい。
【0022】液通過時間は、高吸収性ポリマー42のゲ
ルブロッキング現象の発生の尺度となるものであり、該
液通過時間が20秒を超えると、上記高吸収性ポリマー
42の使用量を上記吸収体4の総重量の45重量%以上
とした場合に、ゲルブロッキング現象が生じ、該高吸収
性ポリマーの吸収性能が阻害されてしまう。上記液通過
時間は短い程好ましいが、実用的な範囲として2〜20
秒が好ましく、2〜15秒が更に好ましい。
【0023】このような高吸収性ポリマー42として
は、具体的には、ポリアクリル酸ソーダ、アクリル酸−
ビニルアルコール共重合体、ポリアクリル酸ソーダ架橋
体、デンプン−アクリル酸グラフト重合体、イソブチレ
ン−無水マレイン酸共重合体又はそのケン化物、ポリア
クリル酸カリウム、ポリアクリル酸セシウム等の粉末が
好適である。尚、上記吸収体は、上記主成分のみからな
っていても良く、また、他の通常吸収性物品の吸収体に
用いられる成分を適宜添加してもよい。
【0024】このように構成された吸収体4は、常法に
従って製造することができるが、その製造工程におい
て、水を添加する工程を行うこともできる。このように
予め水を添加することによって、乾燥時及び体液吸収時
の吸収体の形状が安定に維持できる。その際の水の添加
量は、上記吸収体100重量部に対して30重量部未満
であることが望ましい。また、このように水を添加する
場合、平衡時に吸収体の水分活性値が0.6未満である
ことが望ましい。水分活性値が0.6を越えるとカビの
発生が懸念されるばかりか、吸収体が固くなりすぎて風
合いが悪くなる。この他の工程は、それ自体公知の方法
を特に制限なく採用できる。
【0025】上記嵩高不織布9は、例えば空隙率の高い
不織布等をシート状にして重ね合わせた層であって、排
泄物の一時ストック層、肌との間を隔離する隔離層とし
ての働きをもたせることにより、吸収性能(素早い吸
収、耐液戻り性)を高めることができる。
【0026】上記嵩高不織布9としては、例えば、セル
ロース系繊維、変性セルロース系繊維、合成繊維及びこ
れらの2種以上の混合物等が挙げられる。上記セルロー
ス系繊維としては、例えば木材パルプや綿等の天然繊
維、ビスコースレーヨンやアセテート等のセルロース系
化学繊維が挙げられる。上記合成繊維としては、例え
ば、ポリエチレン系繊維、ポリプロピレン系繊維、ポリ
エステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリアクリロニト
リル系繊維、ポリビニルアルコール系繊維及びこれらの
合成繊維の少なくとも2種を芯鞘型等に複合化した繊
維、並びにこれらの合成繊維の少なくとも2種を混合し
た繊維等が挙げられる。これらの繊維状基材のうち合成
繊維は、その表面をコロナ処理、プラズマ処理、界面活
性剤の親水化剤の塗布等により表面を親水化することが
好ましい。
【0027】特に、上記嵩高不織布9として、空隙率の
高い合成繊維からなる不織布をシート状に重ね合わせた
ものが好ましい。この際の不織布は、坪量15〜70g
/m 2 、好ましくは20〜60g/m2 を有し、不織布
に用いられる繊維は、ポリエチレン、ポリプロピレン、
PET、レーヨン等の繊維径3〜10d、長さ38〜7
5mmのものが好ましい。また、パルプ繊維とバインダ
ー成分を主体とした乾式パルプシートのようなものも用
いてもよい。更に、多孔性フィルムや発泡体(ウレタン
系、オレフィン系)を用いることができる。
【0028】また、上記立体ギャザー形成用シートの形
成材料としては、通常用いられている疎水性の不織布な
どを用いることができる。
【0029】本形態の吸収性物品は、上述の如く構成さ
れているので、吸収した液が中央部4aに集中するた
め、吸収性物品の側方端部からの洩れ防止性が高く、吸
収性物品の側部が柔らかいため、装着性が良好で、おむ
つ折り込みが容易である。また、薄型の吸収体(ポリマ
ーの濃度が高い吸収体)でありながら股間部に適度な剛
性(強度)を付与することができるため、よれによる漏
れが防止される。また、嵩高不織布9を有しているの
で、一旦吸収した液を肌から離すことができ、液戻り防
止性に優れる。更に、多量の排泄液を吸収しても、吸収
体4が立体化され、且つ立体ギャザー5が特定位置に存
在するため、効果的な液貯蔵域を確保でき、より一層漏
れ防止性が向上される。
【0030】本形態の吸収性物品は、下記の如くして製
造することができる。中央部4aが厚く且つ中央部4a
の高吸収性ポリマー42の坪量が多くなるように、吸収
体4を製造し、図2に示す形態に各部材を配し、接着固
定するなどして得ることができる。
【0031】本発明の吸収性物品は、使い捨ておむつに
好ましく適用されるほか、その他の吸収性物品、例え
ば、生理用ナプキン、失禁パッド及び母乳パッド、ペッ
ト用おむつ、ペット用シーツ等に適用してもよい。
【0032】次いで、図3を参照して、本発明の吸収性
物品に用いられる吸収体の他の形態について説明する。
ここで、図3は、本発明の吸収性物品の他の形態におけ
る吸収体を示す幅方向断面図である。
【0033】本形態においては、吸収体4は、平板状の
下層40aと、下層40a上に載置された該下層40a
よりも幅狭の中間層40bと、中間層40b上に載置さ
れた該中間層40bとほぼ同じ幅の上層40cとからな
る3層構造となされており、中央部4aは、下層40a
上に中間層40b及び上層40cが載置された部分によ
り形成されており、中間層40bは、下層40a及び上
層40cに比して高吸収性ポリマーの含有率が高くなさ
れている。尚、この形態の吸収体は、上述した図1及び
2に示す形態と同じ(構成の吸収性物品に用いることが
でき、例えば、固定部52の位置、立体ギャザー形成用
シートとトップシート及びバックシートとの関係、嵩高
不織布9の配置位置、中央部4aの幅や厚み並びに側方
部4bの幅や厚みなどが、上述した図1及び2に示す吸
収性物品と同じ吸収性物品に適宜適用される。
【0034】本形態において、下層40aは台紙上にセ
ルロース系繊維41を層状に積層して形成されており、
上記中間層40bは、下層上にセルロース系繊維41と
高吸収性ポリマー42とを混合してなる混合材を積層し
て形成されており、上層40cは、中間層40b上にセ
ルロース系繊維41を積層して形成されている。即ち、
本形態においては、側方部4bには高吸収性ポリマー4
2は配合されていない。また、下層40aの層厚は、
0.2〜3mmとするのが好ましく、中間層40bの層厚
は、0.5〜20mmとするのが好ましく、上層40cの
層厚は、0.2〜3mmとするのが好ましい。
【0035】尚、本発明の吸収性物品は、上述の例に限
定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能である。例えば、中央部4aは、吸収体の長手方向全
域に亘って設けられていなくてもよい。即ち、おむつの
股間部のみに設けたり、図4(A)に示すように、おむ
つの長さ方向前端部及び後端部のどちらか一方に設けた
り、図4(B)に示すように、おむつの長さ方向前端部
及び後端部の両方に設けてもよい。さらには図4(C)
に示すように、中央部4aを複数個のブロック状に設け
ても良く、この場合には、各中央部4a,4a間に溝が
形成されるため、中央に折れ目が着きやすくなり、体へ
のフィット性が増す。また、嵩高不織布の配置形状も同
様にすることができる。
【0036】
【実施例】以下、実施例により、本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0037】以下の実施例において各評価は、それぞ
れ、下記の評価方法に準じて評価した。 −評価方法− 〔液拡がり〕おむつの中央部に人工尿40gを10分間
隔で繰り返し4回注入した。注入処理終了後の液拡がり
の様子を観察し、以下の判定基準に従い液拡がり性を評
価した。 小:おむつ中央部に液が集中し、吸収体端部に達しにく
い。 中:液はおむつ中央部に液が集中する傾向にあるが、繰
り返しの吸収により吸収体端部に達する。 大:液が容易に拡散してしまい、吸収体端部に達する。
(市販おむつのレベルを基準とした。) 〔装着性〕得られたおむつをモニター(10人)に装着
してもらい、装着直後および装着1時間後のおむつの状
態(特に股間部)を観察し、母親の感想をうかがい、そ
れらを基に下記判定基準に従って評価した。判定基準は
以下の通りである。 ○:よれやだぶつきが少なく、大腿部にもしっかりフィ
ットしている。 △:よれはないものの、大腿部へのフィット性に欠け
る。 ×:よれやだぶつきが生じる。
【0038】〔液戻り〕おむつ表面に100×100c
mの面積にわたり、人工尿150gを注入(吸収体上に
100×100mmの直方体の筒を載せ、その中に注
入)した。10分後に100×100mmに切断した濾
紙20枚を載せ、3.43kPsの加重を2分間加え、
濾紙に吸収された人工尿の量を液戻り量として測定し
た。濾紙への液戻り量が1.0g以下の場合は『液戻り
少』、1.0gを超える場合は『液戻り多』と判定し
た。 〔もれ率〕実施例1〜5および比較例1〜4の使い捨て
おむつ各々に対して、一般のモニター20人に対し計2
00枚の使用テストを実施し、全おむつに対する尿モレ
の生じたおむつの割合を求めた。
【0039】〔実施例1〜3〕坪量15g/m2 のティ
ッシュ上に、解繊されたパルプ材と高吸収性ポリマーを
積層した後、該ティッシュで包み込んで、〔表1〕に示
す中央部の幅、パルプ材及び高吸収性ポリマーの坪量を
有する、吸収体をそれぞれ得た。得られた吸収体に、嵩
高不織布として「ESC5d」(商品名、チッソ製)繊
維からなる坪量30g/m2 の不織布を、幅100mm
で配し、また、トップシートとしてポリエチレン繊維か
らなる坪量25g/m2 からなる不織布を用い、バック
シートとしてポリエチレンシートを用い、立体ギャザー
形成用シートとしてポリエチレン製スパンボンド不織布
(坪量22g/m2 )を用いて、図1及び2に示す本発
明の吸収性物品としての使い捨ておむつを得た(実施例
1については嵩高不織布の方が中央部よりの幅より大き
く、この点で図1及び2とは若干異なる)。
【0040】〔実施例4〕坪量15g/m2 のティッシ
ュ上に、解繊されたパルプ繊維を坪量50g/m 2 で積
繊して下層を得た。この下層の上に解繊されたパルプ繊
維60重量部と高吸収性ポリマー100重量部とを均一
混合したものを幅100mmで吸収体全長にわたり坪量
400g/m2 で積層し中間層を得た。さらに、該中間
層上に解繊されたパルプ繊維を坪量30g/m2 で且つ
幅100mmで吸収体全長にわたり積層し、上層を形成
し、図3に示す形態の吸収体を得た。得られた吸収体を
用いた以外は、実施例1と同様にして、図1に示す形態
の使い捨ておむつを得た。
【0041】〔実施例5〕実施例4における上層及び中
間層を、吸収体前端部から100mmの位置に長さ20
0mmで積層して、中央部が、長さ200mmで、吸収体
前端部から100mmの間隔で且つ吸収体後部から60
mmの間隔で位置するようにした以外は、実施例4と同
様にして、図1に示す使い捨ておむつを得た。
【0042】〔比較例1〕坪量15g/m2 のティッシ
ュ上に、解繊されたパルプ繊維60重量部と高吸収性ポ
リマー100重量部を均一混合したものを坪量250g
/m2 で積繊し、実施例1で用いたのと同じティッシュ
で包み込んで吸収体を得た。得られた吸収体に、嵩高不
織布として「ESC5d」繊維からなる坪量30g/m
2 の不織布を吸収体全幅と同じ幅で配した以外は、実施
例1と同様にして、使い捨ておむつを得た。
【0043】〔比較例2〕実施例2で作成した吸収体を
プレスロールで圧縮し、幅方向の厚みを一定(中央部の
密度を高めた)にした以外は、実施例2と同様にして、
使い捨ておむつ用吸収体を得た。
【0044】〔比較例3〕実施例2で作成した吸収体に
おいて、立体ギャザー形成用シートの固定部を中央部の
側縁部からほぼ0mmの位置とした以外は、実施例2と
同様にして使い捨ておむつを得た。
【0045】〔比較例4〕実施例2で作成した吸収体に
おいて、サブレイヤーを配しなかった以外は、実施例2
と同様にして、使い捨ておむつ用吸収体を得た。
【0046】
【表1】
【0047】
【発明の効果】本発明の吸収性物品は、側方部からの漏
れ防止性に優れ、装着性に優れたものである。具体的に
は、下記の如き効果が奏される。 1.排泄された液が吸収体の中央部に集中するため、吸
収性物品の側端部からの洩れが防止される。 2.側方部が柔らかく、装着性に優れ、吸収性物品の折
り込みが容易で、コンパクトに個装することができる。 3.薄型の吸収体(高吸収性ポリマーの濃度が高いも
の)であっても、股下部への適度な剛性(強度)の付与
が可能であり、よれによる漏れ防止性に優れる。 4.嵩高不織布を有しているので、液を肌から離すこと
ができ、液戻り防止性に優れる。 5.排泄液が多量なものとなり、万一排泄液が拡散して
も、吸収体が立体化され且つ立体ギャザーが特定の位置
に設けられているので、効果的な液貯蔵域が確保でき、
漏れ防止性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の吸収性物品の1形態としての
使い捨ておむつを示す斜視図である。
【図2】図2は、そのII-II 断面図である。
【図3】図3は、本発明の吸収性物品の他の形態におけ
る吸収体を示す幅方向断面図である。
【図4】図4(A),(B)及び(C)は、それぞれ、
本発明の吸収性物品の他の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 使い捨ておむつ 2 トップシート 3 バックシート 4 吸収体 4a 中央部 4b 側方部 40a 下層 40b 中間層 40c 上層 41 パルプ材 42 高吸収性ポリマー 43 側縁部 5 立体ギャザー 51 立体ギャザー形成用シート 52 固定部 6 ファスニングテープ 7 ウエスト部 71 ウエスト部弾性部材 8 レッグ部 81 レッグ部弾性部材 9 嵩高不織布

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液透過性のトップシートと、液不透過性
    のバックシートと、両シート間に介在された吸収体とを
    具備してなり、左右両側に立体ギャザー形成用シートが
    配されて一対の立体ギャザーが形成されてなる吸収性物
    品において、 上記吸収体は、セルロース系繊維と高吸収性ポリマーと
    を主成分としてなり、その幅方向において、厚みの厚い
    中央部と、該中央部の左右両側に位置し該中央部に比し
    て厚みの薄い側方部とに区分されており、 上記中央部は、上記側方部に比して高い坪量で高吸収性
    ポリマーを含有しており、 上記トップシートと上記吸収体の中央部との間に嵩高不
    織布が配されており、 上記立体ギャザー形成用シートは、嵩高不織布から3mm
    以上離隔されて位置する固定部で上記トップシートに固
    着されている、 ことを特徴とする吸収性物品。
  2. 【請求項2】 上記吸収体は、平板状の下層と、該下層
    上に載置された該下層より幅狭の中間層と、該中間層上
    に載置された該中間層とほぼ同じ幅の上層とからなる3
    層構造となされており、上記中央部は、該下層上に該中
    間層及び該上層が載置された部分により形成されてお
    り、該中間層は、該下層及び該上層に比して高吸収性ポ
    リマーの含有率が高くなされていることを特徴とする請
    求項1記載の吸収性物品。
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