JPH11282016A - 静電気対策を施した電極配線基板とこれを用いた表示装置 - Google Patents
静電気対策を施した電極配線基板とこれを用いた表示装置Info
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- JPH11282016A JPH11282016A JP33449298A JP33449298A JPH11282016A JP H11282016 A JPH11282016 A JP H11282016A JP 33449298 A JP33449298 A JP 33449298A JP 33449298 A JP33449298 A JP 33449298A JP H11282016 A JPH11282016 A JP H11282016A
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Abstract
される二つの電極配線間の絶縁膜にその後の製造工程で
絶縁破壊が生じるのを未然に防止でき、製造歩留まりを
向上させることができる電極配線基板およびこれを用い
た表示装置を提供することを目的とする。 【解決手段】画素電極形成領域外などの静電荷の放電を
誘発する突起部を形成可能な領域において、両層間の絶
縁膜上に突起部46cを形成することによって絶縁膜を
挟む一方の電極49Aに段差部を形成し、対向する電極
相互間の垂直方向の放電、即ち両層間の放電を誘発させ
るように製造工程の途中における電極形状を電界集中型
に構成して電極配線基板が構成される。
Description
形成された少なくとも2層の電極配線を有する電極配線
基板およびこれを用いた表示装置に関する。
表示やグラフィックディスプレイ等を指向した大容量で
高密度なものの開発及び実用化が盛んである。単に表示
電極、即ち対向電極と表示画素電極間に電圧を時分割的
に印加するだけで、液晶を駆動させるシンプルマトリク
ス型液晶表示装置だけでなく、最近はより高い画質を得
るために、各画素毎にスイッチング素子を組み込んだア
クティブマトリクス型と呼ばれる液晶表示装置の開発も
進められており、実用化されつつある。
の普及を促進するためには、製造歩留まりを向上させる
ことによって価格を下げる必要がある。
るがその1つに、製造工程における静電破壊による表示
不良品の発生率を低減することを挙げることができ、静
電破壊に対して従来から様々な対策が施されている。
クティブマトリックス型液晶表示装置として例えばスイ
ッチング素子に薄膜トランジスタを用いたものにおい
て、ショートリングと呼ばれるリング状の導体パターン
を表示セル形成領域の周りに配設することで、全ての走
査線と補助容量線及び信号線を導通させる手法が知られ
ている。
トリングが形成された状態の従来のTFTアレイ基板の
概略平面図を示す。図15において、ガラス基板10上
には、複数の走査線11とこれらの走査線11の間に平
行に補助容量線12とが同一層として形成される。
てマトリクス状に配列された複数の画素電極13が形成
され、次に絶縁膜を全面に形成した後、走査線11と補
助容量線12とに夫々直交する方向に複数の信号線14
が形成される。
領域の外側に走査線検査電極15、給電電極16及び補
助容量線検査電極17が形成される。
線14とはこの製造工程の段階において、表示セル形成
領域の周りに形成されたショートリング18により互い
に電気的に接続される。なお、このショートリング18
と走査線11と補助容量線12と信号線14との接続部
分は製造工程の最後の段階でカットされる。
線12及び信号線14をショートリング18によって導
通させることで、製造工程の途中において製造されるア
クティブマトリックス型液晶表示装置のTFTアレイ基
板は、ショートリング形成後に静電気を帯電しても、配
線間に高い電位差が生じることを防ぐことができるの
で、静電破壊が生じない。
は、ショートリング形成前の工程において静電気の帯電
が生じる場合も多く、このような場合にも、配線間に高
い電位差が生じるため、TFTアレイ基板上にショート
リング形成工程以前に形成した配線構造物や絶縁膜など
に静電破壊が生じてしまう。
8が形成される前の工程で、走査線11、補助容量線1
2及びそれら配線に接続された各検査電極15、17が
形成される。この後に、他のパターンを形成するフォト
・エッチングを行なうためのレジストを基板10上に塗
布した後、そのレジストの溶媒を蒸発させるために平面
のステージ上で加熱が行なわれる。
に、複数の搬送ローラー21を備えた搬送ベルト22上
で、TFTアレイ基板10を、搬送ベルト22から浮上
させながら移動させて次の工程へと移送する。この複数
の搬送ローラー21により浮上して移送させる際、TF
Tアレイ基板10と搬送ベルト22との間には剥離帯電
により例えば数千ボルトの静電気が帯電される。
2に付属された金属アーム23によってTFTアレイ基
板10の搬送位置が修正されるが、このときに金属アー
ム23とTFTアレイ基板10との接触によりにTFT
アレイ基板10に蓄積されていた電荷が急激に金属アー
ム23に向けて移動することに起因して、TFTアレイ
基板10の配線構造物や絶縁膜に静電破壊が生じる。
基板10の一部の領域24に数千ボルトのマイナスの静
電気が帯電している状態で、これに対して接地されてい
る金属アーム23が接触すると、そのTFTアレイ基板
10の帯電領域24と金属アーム23との間を帯電電荷
が急激に移動して放電が生じる。
帯電領域24に近接した位置に配置された走査線11a
や補助容量線12a上の静電荷は、金属アーム23との
間に配置された走査線11bを通過して層間絶縁膜など
の絶縁膜内あるいは薄膜半導体層26内を放電状態で急
激に移動する。
れるべき信号線14aの位置が2点鎖線で示されてい
る。従って、この信号線14aが形成された後にこのよ
うな放電が起こると、電荷は走査線11aや補助容量線
12aから絶縁膜を介して信号線14aを通って金属ア
ーム23に流れることもあり、この結果、走査線11a
および補助容量線12aと信号線14aとの間の絶縁膜
が破壊されることになる。
に、走査線11aと金属アーム23との間に放電が生
じ、走査線11aの上に形成された絶縁膜25および薄
膜半導体層26には、放電が発生した部分に沿ってその
静電破壊によるピンホール状あるいは裂損状の損傷部2
7が生じる。このような損傷部27上に後の工程で例え
ば図19に示す如く信号線14aが形成される場合に
は、損傷部27を通して信号線14aと走査線11aの
配線同士がショートするため、完成後の表示動作の際に
この部分に対応した画素列に線欠陥などの表示不良が生
じる。
接する電極配線相互間に放電用の突起を形成することに
より静電破壊対策を施したアクティブマトリクス型液晶
表示装置が提案されている。
ているように、スイッチング素子として薄膜トランジス
タ(以下、TFTと略称する)を用い、表示信号線が少
なくとも半導体層と金属層とを含む積層構造より成り、
その各層の外形が略一致し、且つ表示画素電極が最上層
に位置し、更に走査信号線と補助容量線の検査用電極が
互いに対向する位置に、走査信号線と補助容量線との間
に帯電した静電荷の放電を誘発するための突起を有する
構成としたものがある。
ロセスに従って図20ないし図23を参照して説明す
る。
基板31上にスパッタ法によりTa膜を3000Aの厚
さに成膜した後、フォト・エッチングによって図20に
示したようにゲート電極Gと走査信号線32a〜32
c,補助容量線33a〜33c,及び両配線に接続し且
つ互いに対向する位置に帯電した静電気の放電を誘発す
るための突起37a〜37lを有する検査用電極34a
〜34c,36a〜36dを所定の形状に加工する。
向に見た断面図を図21に示す。図21において、電極
37lと37mとの間のギャップdが放電間隙として動
作する部分であって、その寸法は製造工程中にここに生
じる静電気による数千ボルトの高電圧により放電する
が、製品として出荷された後で正常の使用状態で生じる
精々数十ボルトの電圧では放電が起きないような値に設
定されている。
補助容量線のパターン検査を行った後、ステップS3,
S4にてSiNからなる第1の絶縁膜を4000A(オ
ングストローム),TFTのチャネル領域となるa−S
i膜を1000A,それぞれCVD(Chemical Vapor D
eposition)法で基板31全体に被膜する。
FTのチャネルのエッチング保護膜を同様にCVD法に
よって2000A被膜した後、この保護膜のみを所定の
形状にフォト・エッチングにより加工する。
型a−Si膜を1000A被膜し、続いてAlスパッタ
法により5000A成膜した後、ステップS7でフォト
・エッチングによってa−Siとn+型a−Si及びA
lを所定の形状に加工してTFTのチャネル、ソース、
ドレイン電極、表示信号線と補助容量線給電配線及びそ
の他の表示信号線層を形成する。
D法により2000A成膜する。その次にステップS8
にてフォト・エッチングによって第1及び第2の絶縁膜
を所定の形状に加工し、走査信号線と補助容量線及び表
示信号線の給電電極を露出させ、ソース電極と表示画素
電極との接続手段としての配線、走査信号線配線層と表
示信号線層配線との接続手段としての配線を形成する。
O膜を基板全面に1000A成膜した後、フォト・エッ
チングによって表示画素電極13と画素電極層接続配線
を所定の形状に加工する。このときの電極配線基板の概
略平面図を図23に示す。このようにしてアレイ基板が
完成する。
完成後でなく途中のアレイ基板完成時に行われるため、
切り離し後は静電破壊による表示不良が生じることを防
止できない。
成する方法は、一つの工程で形成されるいわゆる同一層
に形成されている電極配線相互間では比較的簡単に実現
できるが、二つの電極配線が互いに異なる工程で形成さ
れ、相互間に層間絶縁膜等が介在するような場合には、
製造時にこの両者の間で生じる放電による静電破壊を防
止するための電気的な接続を特別に形成することは極め
て困難である。
信号線層の形成工程(S1)、絶縁膜形成工程(S
3)、表示信号線層形成工程(S4)、保護膜形成工程
(S5)、各種電極形成のための絶縁膜加工工程、表示
画素電極層形成工程(S9)の順に各工程を経てアレイ
基板が形成されるため、最初に形成される走査信号線層
とその後で形成される表示信号線層とを直接に電気的に
接続させることは、両者の間に導電膜あるいは絶縁膜が
形成されているために困難である。
製造工程の最後のステップ(S9)で最上層に形成され
る表示画素電極層の接続配線を介さなければならない。
このため、表示画素電極層成膜以前の工程において、走
査信号線層と表示信号線層とは電気的に絶縁された状態
にある。この結果、走査信号線層形成(S1)後から表
示画素電極層成膜(S9)までの工程において、基板3
1が静電気を帯電した場合、走査信号線層32aと表示
信号線6との間で帯電した静電荷の放電による静電破壊
が生じやすい。
程の異なるステップで形成される二つの電極配線間の絶
縁膜にその後の製造工程で絶縁破壊が生じるのを未然に
防止でき、製造歩留まりを向上させることができる電極
配線基板およびこれを用いた表示装置を提供することを
目的とする。
極配線基板は、絶縁基板と、この絶縁基板上に形成され
た第1の電極配線と、この第1の電極配線の上に形成さ
れた絶縁層と、この絶縁層の上に形成された第2の電極
配線とを具備し、前記第1、第2の電極配線はそれぞれ
前記絶縁層を挟んで対向する位置に放電部位を有するよ
うに構成されている。
上に形成された複数の走査線と、この走査線の上に形成
された絶縁層と、前記絶縁層上に配設され、前記走査線
と互いに交差するように配列された信号線と、前記複数
の走査線と信号線とが前記絶縁層を介して互いに交差し
て形成される各格子内ごとに配設された画素電極と、を
備えた画素電極アレイ基板と、前記画素電極アレイ基板
に対向する対向基板と、前記画素電極アレイ基板と前記
対向基板との間に保持される光変調層とを備えた表示装
置において、前記画素電極が形成される領域外で絶縁層
を挟んで対向する前記走査線と前記信号線の一部にはそ
れぞれ放電部位が形成されていることを特徴とする。
異なるステップで形成される二つの電極配線、たとえば
走査信号線層形成後から表示画素電極層形成までの工程
において帯電した静電荷が画素電極が形成される領域内
で走査信号線層と表示信号線層との間で放電することに
よって生じる静電破壊を抑制することができ、製造歩留
まりを向上させることができる。
適用した第1の実施の形態について図面を参照して説明
する。
イ基板の製造工程の途中における半完成品の一部を示す
平面図、図2は図1中のII−II線に沿って切断して
矢印方向に見た断面図である。
1a,41bと補助容量線42a,42bとが交互にか
つ互いに平行に形成される。走査信号線41a,41b
の夫々の一端近傍には矩形状に広く形成された走査信号
線検査電極43a,43bが設けられる。同様に、補助
容量線42a,42bの一端にも矩形状に広く形成され
た補助容量線検査電極44a,44bが形成される。こ
の走査信号線41a,41bは例えばTaを用いるが、
他にMoTaやAlNdなどを用いて形成することもで
きる。
容量線検査電極44a,44bの互いに対向する端面の
両端部には夫々一対づつの放電突起45a〜45jが形
成されている。
された放電突起45b,45d,45f,45h,45
jにはそれぞれ絶縁突起部46a〜46eが対応して形
成されている。これらの絶縁突起部46a〜46eはい
ずれも対向する一対の放電突起を結ぶ直線に対して横切
る方向に長く伸びた断面がほぼ矩形の形状を有する。
3bに形成された放電突起45eと補助容量線検査電極
44aに形成された放電突起45fを通るII−II線
で切断した断面図である。但し、図2の製造工程は図1
の製造工程のステップより数工程後のものである。
された走査信号線検査電極43bと補助容量線検査電極
44aとは絶縁性のSiO膜47で全面が覆われ、この
SiO膜47の上面には補助容量線検査電極44aに形
成された放電突起45fに対応する部分に前記絶縁突起
部46cが形成されている。他の絶縁突起部46a、4
6b,46d,46eについても同様の位置関係で放電
突起45b,45d,45h,45jに対応して形成さ
れる。
れた絶縁突起部46cを覆うように絶縁膜48が形成さ
れ、さらにその上に補助容量線給電配線49が形成され
る。この補助容量線給電配線49は補助容量線検査電極
44a,44bとほぼ同じ幅を持ち、走査信号線41
a,41bと補助容量線42a,42bとにほぼ直交す
る方向に連続して形成される。
はいずれも対向する一対の放電突起を結ぶ直線に対して
横切る方向に長く伸びた断面がほぼ矩形の形状を有する
ため、これらの上に形成される補助容量線給電配線49
の段差部の端縁部分も放電突起45a,45c,45
e,45g,45iに対向する部分が長くなり、それだ
け放電が生じやすくなっている。
9が形成された製造工程で、図1に示したように画素電
極形成領域に正の静電気の帯電部分19が形成されたと
きは、この正の電荷が走査信号線41a、走査信号線検
査電極43a,補助容量線42a,補助容量線検査電極
44aに分布する。
縁膜48を介して対向している補助容量線給電配線49
に静電誘導により数千ボルトの負の電荷が生じ、この補
助容量線給電配線49の下面に形成された段差部の端縁
部分に電界が集中し、放電経路Cを介して補助容量線検
査電極44aとの間に放電が生じる。
れた正の静電気の帯電部分19が消滅する。なお、放電
経路Cは絶縁膜48とSiO膜47とを通るため、ここ
にピンホールが形成されてしまうが、このピンホールは
既に補助容量線給電配線49によって覆われているの
で、この後の製造工程でこのピンホールに導電体が入り
込んで不所望の導電通路が形成されてしまうようなこと
はない。
量線検査電極44aに正の電荷があるために、この放電
突起45fに対向する走査信号線検査電極43bの放電
突起45eにも静電誘導で負の電荷が現れ、放電経路D
を介して放電が起きる。
素電極形成領域に静電気が生じてもこれらは直ちにその
画素電極形成領域の周囲に形成された放電経路で放電さ
れてしまうので、製造歩留まりを低下させるような位置
での放電が防止できる。
9に静電気が蓄積されたときは、これに対向する電極4
4aとの間に高い電位差が生じるとともに、電極43b
との間にも高い電位差が生じる。このため、図2におい
て電極49の段差部49Aの下端部で電極43bに面す
る方の端縁部に電界が集中し、放電経路Eを介して放電
が生じる。
の更に後の工程における配線電極基板の平面図および断
面図を示すもので、図2の工程で補助容量線給電配線4
9が形成された後で全面を絶縁性の保護膜50で覆い、
補助容量線給電配線49の表面の一部であって補助容量
線検査電極44a,44bに対応する部分にエッチング
により第1コンタクトホール51を形成する。
接し、かつ補助容量線検査電極44a,44bに対応す
る部分に第2コンタクトホール52が形成される。第1
コンタクトホール51は保護膜50を除去して補助容量
線給電配線49の表面を露出させるもので、第2コンタ
クトホール52は絶縁膜47を除去して補助容量線検査
電極44bの表面を露出させる。
形成された後で、これらのコンタクトホール51、52
内には表示画素電極層接続配線53が形成される。この
工程まで進むと、この表示画素電極層接続配線53を介
して補助容量線給電配線49と補助容量線検査電極44
bとが接続されることになり、図2で説明した放電経路
Cを用いる必要はなくなる。
成を有する電極配線基板、すなわち液晶表示装置のアレ
イ基板が形成される。図6において、基板40上の表示
領域内にマトリクス状に配列された画素電極55はそれ
ぞれ走査信号線41a〜41nに対して直交する方向に
配列された複数の表示信号線58a〜58nとTFT素
子56を介して接続されている。このTFT素子56の
ゲートGは走査信号線41a〜41nに接続され、その
一端は走査信号線検査電極43a〜43nを介して表示
領域の外側に形成された複数のパッド57a〜57nに
接続される。複数の表示信号線58a〜58nの一端は
表示領域の外側で複数のパッド59a〜59nに接続さ
れる。
および図6で説明した構成の電極配線基板の製造工程を
説明する。
縁基板40上にスパッタ法によりTa膜を3000Aの
厚さに成膜した後、フォト・エッチングによって図1に
示したように走査信号線41a、41b,補助容量線4
2a,42b,及び両配線に接続し且つ互いに対向する
位置に帯電した静電気の放電を誘発するための突起45
a〜45jを有する検査用電極43a〜43c,44
a,44bを所定の形状に加工する。ここで、Taの代
わりにMoTaあるいはAlNdなどを用いることもで
きる。
た断面図を図2に示す。図2において、電極43bと4
4aとの間のギャップdが放電間隙として動作する部分
であって、前述のように、その寸法は製造工程中にここ
に生じる静電気による数千ボルトの高電圧により放電す
るが、製品として出荷された後で正常の使用状態で生じ
る精々数十ボルトの電圧では放電が起きないような値に
設定されている。
された走査信号線検査電極43bと補助容量線検査電極
44aとは絶縁性のSiN膜47で全面が覆われ、この
SiN膜47の上面には補助容量線検査電極44aに形
成された放電突起45fに対応する部分に絶縁突起部4
6cが形成される。他の絶縁突起部46a、46b,4
6d,46eについても同様の位置関係で放電突起45
b,45d,45h,45jに対応して形成される。
れた絶縁突起部46cを覆うように絶縁膜48が形成さ
れ、さらにその上に補助容量線給電配線49が形成され
る。この補助容量線給電配線49は補助容量線検査電極
44a,44bとほぼ同じ幅を持ち、走査信号線41
a,41bと補助容量線42a,42bとにほぼ直交す
る方向に連続して形成される。
はいずれも対向する一対の放電突起を結ぶ直線に対して
横切る方向に長く伸びた断面がほぼ矩形の形状を有する
ため、これらの上に形成される補助容量線給電配線49
の段差部の端縁部分も放電突起45a,45c,45
e,45g,45iに対向する部分が長くなり、それだ
け放電が生じやすくなっている。
び補助容量線のパターン検査を行った後、ステップS1
3,S14にてゲート絶縁膜としてSiNからなる第1
の絶縁膜を4000A厚で形成し,ついでTFTのチャ
ネル領域となるa−Si膜を1000A厚で,それぞれ
CVD(Chemical Vapor Deposition)法で基板40全体
に被膜する。
FTのチャネルのエッチング保護膜を同様にCVD法に
よって2000A被膜した後、この保護膜のみを所定の
形状にフォト・エッチングにより加工する。このチャネ
ルのエッチング保護膜を形成する工程で、図2に示した
突起部材46cをSiO膜47上に形成する。この突起
部材46cはその後の工程で補助容量線給電電極49に
段差部49Aを形成するためのパターンである。この突
起部材即ち段差部46cの高さは1000オングストロ
ーム以上、望ましくは2000オングストロームから3
300オングストロームの間の寸法に形成される。
した絶縁基板40の概略平面図を図1に示した。
+型a−Si膜を1000A被膜し、続いてAlスパッ
タ法によりアルミ膜を5000A成膜した後、ステップ
S17でフォト・エッチングによってa−Si膜とn+
型a−Si膜及びAl膜を所定の形状に加工して、図6
に示したように、TFT56のチャネル、ソース電極5
6a、ドレイン電極56b、表示信号線58a〜58n
と補助容量線給電配線49及びその他の表示信号線層を
形成する。この際に図2の断面図に示したように補助容
量線給電配線49の一部に段差部49Aが形成される。
なお、この表示信号線層はAlの他にMo/Al/Mo
の積層構造、Mo単層、あるいはAlNdなどを用いて
形成される。
D法により2000A成膜する。その次にステップS1
8にてフォト・エッチングによって第1及び第2の絶縁
膜を所定の形状に加工し、走査信号線と補助容量線及び
表示信号線の給電電極を露出させ、ソース電極と表示画
素電極との接続手段としての配線、走査信号線配線層と
表示信号線層配線との接続手段としての配線を形成す
る。
透明電極であるITO膜を基板全面に1000A成膜し
た後、フォト・エッチングによって表示画素電極55と
画素電極層接続配線53を所定の形状に加工する。この
透明電極としては、ITO膜の他、InZnOやアモル
ファスITOを用いて形成することもできる。なお、ア
モルファスITOを用いる場合はこれのエッチング溶液
としてAlを侵さないシュウ酸を用いるため、表示信号
線としてもAlを用いることが望ましい。
分に集中することが広く知られている。このため、走査
信号線検査電極43bと補助容量線検査電極44aの
間、あるいは走査信号線検査電極43bと補助容量線給
電配線49の電荷は図2に示すように夫々の突起部に集
中する。この結果互いに対向した突起45e,45f、
および段差部49A相互間に強い電場が形成され、放電
が生じ易くなっている。
すような、補助容量線給電配線49の段差部49Aと走
査信号線検査電極43bあるいは補助容量線検査用電極
44aとの間で帯電した静電荷の放電が生じやすくな
り、図1の放電経路Fに示すような走査信号線41bと
補助容量線検査電極44aとの対向部での不用意な放電
が抑制される。
査信号線層41bと電気的に絶縁された補助容量線給電
配線49の形成後から図4に示した表示画素電極層接続
配線53を成膜するまでの工程においても同様である。
9Aを形成することによって図2に示すように、段差部
49Aに電荷が集中するため、絶縁基板40に垂直方向
の電場が強まる。この結果、段差部49Aにおいて図2
の放電経路C,Eに示すような、走査信号線層43bと
補助容量線給電配線49との間で放電が生じ易くなる。
は、段差部49Aの絶縁膜47、48の膜質が変質し、
他の場所に比べて静電耐圧が低下することがある。この
結果、段差部49Aにおける走査信号線層43bと補助
容量線給電配線49との間での放電がより一層生じ易く
なる。
因した表示不良品の発生を低減することができ、製造歩
留まりを向上させることができる。
突起部46a〜46eの形成を自己整合型で行う実施例
の構成を図7および図8で説明する。図7は図1に対応
する工程における絶縁基板40の平面図であり、図1と
異なるところは突起部46a〜46eの部分のみであ
り、図7では代表して円VIIIAで囲んで示した突起
部46eの部分のみを説明するが、図7のその他の部分
は図1と同一の参照番号を付して詳細な説明は省略す
る。
Aに示す。図において、セルフアライメント形成によ
り、SiNによる突起部46eの短軸方向の辺が、その
下方に形成されている補助容量線検査電極44bの突起
部45jの斜辺とほぼ平行に形成されていることを特徴
とする。
ガラス基板40の表面に形成された補助容量線検査電極
44bの突起部45jに対応させてSiO膜47の表面
にa−Si膜61を形成し、さらにその上にSiN膜6
2を形成する。その後、突起部46eに対応する平面形
状を有するマスク63をレジストを用いて形成し、エッ
チングを行い、SiN膜62、a−Si膜61を除去し
てマスク63の下方に突起部46eを残し、最後にマス
ク63を除去する。その後の工程は前記の実施例と同じ
である。
Nにより突起部を形成し、これに基づいて補助容量線給
電電極を形成するときに段差部を形成するようにしてい
るが、この段差部を形成する代わりに図9に示したよう
に、補助容量線給電配線49の側面の下端のエッジ部4
9Eが丁度その下にある補助容量線検査電極44の突起
部45の上端の屈曲部45Aと近接し、かつ走査線検査
電極43の突起部45と対向するように配置するよいに
してもよい。これにより、段差部を形成しなくても実質
的に放電突起部が形成され、放電経路C´,E´が形成
される。
実施例を示す。この実施例ではアレイ基板70の画像形
成部71の外側のアレイ基板70から図示しない対向基
板上の対向電極に対する給電のための配線部分72に前
記実施例と同様の層間放電経路を形成するものである。
拡大して示す平面図であり、図12は図11の線XII
−XIIで切断して矢印方向に示す断面図である。図1
1、図12において、ガラス基板73の表面には第1層
の第1の給電配線層75が形成される。この第1層の給
電配線層75の先端には放電突起75Aが形成されてい
る。さらに、この放電突起75Aと所定距離をおいて放
電突起76Aを有する第2の給電配線層76が同じ第1
層に形成される。ここで、第1層の給電配線層75は走
査線と同一工程で形成される。
電配線層75、76の上には層間絶縁層77が形成され
る。この層間絶縁膜77には第1層の給電配線層75を
露出させるコンタクトホール78が形成される。この層
間絶縁膜77上には第2層の給電配線層79,80が形
成され、その上には絶縁層81が形成される。第2層の
一方の給電配線層79の上に形成された絶縁層81には
この給電配線層79を露出させるコンタクトホール82
が形成され、全体が第3層の導電膜83により覆われ
て、コンタクトホール78、82間が接続される。ここ
で、第2層の給電配線層80は信号線と、第3層の導電
膜83は画素電極と各々同一工程で形成される。
て切断して矢印で示した方向に見た断面図である。
覆われた後では第1層の給電配線層75と第2層の給電
配線層79,80との間が電気的に接続されるので、製
造工程の途中において第1層の給電配線層75あるいは
第2層の給電配線層79,80に高電圧の静電気が帯電
されても問題はない。
以前の状態では、第1層の給電配線層75あるいは第2
層の給電配線層79,80に高電圧の静電気が帯電され
ると、第1層に形成されたこれら第1、第2の給電配線
層75、76の複数の放電突起75A,76Aの間で放
電が生じ、あるいは第1層に形成されたこれら第1、第
2の給電配線層75、76と第2層の給電配線層79,
80との間で層間絶縁層77を介して放電が生じる。
れた第1の給電配線層75と第2層の給電配線層79,
80との間に高い電圧が印加されると、これらの第2層
の給電配線層79,80の端部のエッジ部との間に放電
経路F,F´が形成され、安全に放電が行われる。
と同様に形成される可変抵抗素子を介して各走査信号線
及び表示信号線をショートリングと電気的に接続する場
合においても有効である。これは、可変抵抗素子自体及
び可変抵抗素子とショートリングとの電気的接続を表示
画素電極層の成膜によって行うため、表示画素電極層の
成膜以前の工程においてショートリング構造は未完成で
あり、静電破壊防止には寄与しないからである。
工程におけるアレイ基板の未完成構造を示す。図におい
て、走査線給電電極91a,91bが夫々走査線検査電
極94a,94bを介して走査線95a,95bに接続
される。補助容量線給電電極92は共通に補助容量線9
6a,96bに接続される。図13は走査線95a,9
5bとTFT93a,93bのゲートとを含む走査線層
が形成された状態を示す。したがって、走査線95a,
95bはこの段階ではショートリングTFT93a,9
3bを介して信号線97には接続されていない。このシ
ョートリングTFT93a,93bは後の製造工程で完
成されるものである。したがって、走査線95a,95
bと信号線97とはこの段階ではお互いに接続されてい
ない。
破壊不良を防止するために、図13に示した構成では補
助容量線給電電極92と走査線検査電極94a,94b
に形成された放電突起98を含む。これらの電極92、
94a,94bは異なる製造工程で形成され、絶縁層
(図示せず)はこれらの電極92、94a,94b間に
形成される。
a,93bが完成されるまでは、不必要な電荷は前記の
実施例と同様に放電突起98を介して放電することがで
き、これらの電極92、94a,94b間の交差部にお
ける短絡を効果的に防止することができる。
と画素電極との間に接続されるTFTスイッチング素子
の構成の一例を示す。図において、ゲート電極107が
ガラス基板100上に形成される。このゲート電極10
7に接続された走査線(図示せず)も同じ層に形成され
る。ゲート電極107を含む基板100の全面はゲート
絶縁層106により被覆され、このゲート絶縁層106
の上には、a−si半導体層104が形成される。
104上に形成され、層104、105間には後の工程
でエッチング孔108が形成される部分にエッチング保
護膜102が形成され、ソース電極101とドレイン電
極103とがゲート電極107上に形成される。エッチ
ング保護膜102は、放電突起部が形成される工程にお
いて形成される。このように、TFTスイッチング素子
が基板100上に形成される。
電気的に絶縁されて積層されている走査信号線層と表示
信号線層とが重なる領域の中で、例えば画素電極形成領
域外などの静電荷の放電を誘発する突起部を形成可能な
領域において、両層間の絶縁膜に段差部を形成する等に
よって、対向する電極相互間の垂直方向の放電、即ち両
層間の放電を誘発させることができる。この結果、静電
破壊に起因した表示不良品の発生を低減することがで
き、製造歩留まりを向上させることができる電極配線基
板およびこれを用いた表示装置を提供することができ
る。
中における平面構造を示す平面図。
線で切断して矢印方向に見たアレイ基板の断面構造を示
す断面図。
レイ基板の平面構造を示す平面図。
線で切断して矢印方向に見たアレイ基板の断面構造を示
す断面図。
流れを示す図。
の平面構造を概略的に示す構成図。
途中における平面構造を示す平面図。
内部を拡大して示す平面図ならびに断面構造を示す図。
工程途中における一部の断面構造を示す図。
程途中における平面構造を示す平面図。
図。
向に見た断面図。
おけるアレイ基板を示す平面図。
されたスイッチング素子の構造を示す断面図。
視図。
電状態を示す図。
破壊の状態を示す断面図。
入り込んだ状態を示す図。
アレイ基板の平面図。
向に見た断面図。
図。
基板の概略平面図。
Claims (21)
- 【請求項1】 絶縁基板と、 この絶縁基板上に形成された第1の電極配線と、 この第1の電極配線の上に形成された絶縁層と、 この絶縁層の上に形成された第2の電極配線とを具備
し、 前記第1、第2の電極配線はそれぞれ前記絶縁層を挟ん
で対向する位置に放電部位を有することを特徴とする電
子部品の電極配線基板。 - 【請求項2】 前記第1、第2の電極配線は夫々帯状に
形成され、その側面エッジ部が前記放電部位として前記
絶縁層を挟んで互いに近接して形成されていることを特
徴とする請求項1に記載の電子部品の電極配線基板。 - 【請求項3】 前記第1、第2の電極配線は前記放電部
位の少なくとも一方に電界を集中させる放電突起部を有
することを特徴とする請求項1に記載の電子部品の電極
配線基板。 - 【請求項4】 前記絶縁層の前記放電部位に対応する位
置には段差が形成され、この絶縁層の上に形成された前
記第2の電極配線はこの絶縁層の表面と前記段差の側面
との間に形成された前記放電部位に相当する突起部を有
することを特徴とする請求項1に記載の電子部品の電極
配線基板。 - 【請求項5】 絶縁基板上に形成された複数の走査線
と、この走査線の上に形成された絶縁層と、前記絶縁層
上に配設され、前記走査線と互いに交差するように配列
された信号線と、前記複数の走査線と信号線とが前記絶
縁層を介して互いに交差して形成される各格子内ごとに
配設された画素電極と、を備えた画素電極アレイ基板
と、前記画素電極アレイ基板に対向する対向基板と、前
記画素電極アレイ基板と前記対向基板との間に保持され
る光変調層とを備えた表示装置において、 前記画素電極が形成される領域外で絶縁層を挟んで対向
する前記走査線と前記信号線の一部にはそれぞれ放電部
位が形成されていることを特徴とする表示装置。 - 【請求項6】 前記走査線と信号線は夫々帯状に形成さ
れ、その側面エッジ部が前記放電部位として前記絶縁層
を挟んで互いに近接して形成されていることを特徴とす
る請求項5に記載の表示装置。 - 【請求項7】 前記走査線と信号線は前記放電部位の少
なくとも一方に放電突起部を有することを特徴とする請
求項5に記載の表示装置。 - 【請求項8】 前記絶縁層の前記放電部位に対応する位
置には段差が形成され、この絶縁層の上に形成された前
記信号線はこの絶縁層の表面と前記段差の側面との間に
形成された前記放電部位に相当する突起部を有すること
を特徴とする請求項5に記載の表示装置。 - 【請求項9】 前記突起部の高さが1000オングスト
ローム以上である、請求項8に記載の表示装置。 - 【請求項10】 前記突起部の高さが2000オングス
トローム以上である、請求項9に記載の表示装置。 - 【請求項11】 前記信号線と画素電極との間に夫々ス
イッチング素子が形成され、前記突起部はこのスイッチ
ング素子の形成時に用いられるエッチング保護膜と同工
程で形成される請求項8に記載の表示装置。 - 【請求項12】 絶縁基板上に形成された複数の走査線
および複数の補助容量線と、該走査線および補助容量線
が形成された層とは異なる層に絶縁層を介して配設さ
れ、前記走査線および補助容量線と互いに交差するよう
に配列された信号線と、前記複数の走査線と前記複数の
信号線とが互いに交差して形成される各格子内ごとに配
設された画素電極と、を備えた画素電極アレイ基板と、
前記画素電極アレイ基板に対向する対向基板と、前記画
素電極アレイ基板と前記対向基板との間に保持される光
変調層とを備えた表示装置において、 前記絶縁層を挟んで対向する前記走査線と補助容量線の
一方もしくは両方とこれに対応する前記信号線と同工程
でほぼ平行に帯状に配設され、前記補助容量線を電気的
に接続する補助容量線給電配線には、それぞれ放電用部
位が形成されていることを特徴とする表示装置。 - 【請求項13】 前記絶縁層の前記放電部位に対応する
位置には段差が形成され、この絶縁層の上に形成された
補助容量線給電配線はこの絶縁層の表面と前記段差の側
面との間に形成された前記放電部位に相当する突起部を
有することを特徴とする請求項12に記載の表示装置。 - 【請求項14】 前記突起部の高さが1000オングス
トローム以上である、請求項13に記載の表示装置。 - 【請求項15】 前記突起部の高さが2000オングス
トローム以上である、請求項14に記載の表示装置。 - 【請求項16】 前記信号線と画素電極との間に夫々ス
イッチング素子が形成され、前記突起部はこのスイッチ
ング素子の形成時に用いられるエッチング保護膜と同工
程で形成される請求項13に記載の表示装置。 - 【請求項17】 第1のコンタクトホールと第2のコン
タクトホールとが形成され、前記補助容量線給電配線と
補助容量線検査電極とが画素電極層接続配線に接続され
ることを特徴とする、請求項13に記載の表示装置。 - 【請求項18】 絶縁基板上に形成された複数の走査線
と、該走査線が形成された層とは異なる層に絶縁層を介
して配設され、前記走査線と互いに交差するように配列
された信号線と、前記複数の走査線と前記複数の信号線
とが互いに交差して形成される各格子内ごとに配設され
た画素電極と、を備えた画素電極アレイ基板と、前記画
素電極アレイ基板に対向する対向電極を有する対向基板
と、前記画素電極アレイ基板と前記対向基板との間に保
持される光変調層とを備えた表示装置において、 前記前記画素電極アレイ基板には前記対向電極に給電す
るための給電配線が配置され、この給電配線は互いに層
間絶縁膜を挟んで形成された第1、第2の給電配線層を
有し、この第1、第2の給電配線層間で放電が行われる
ことを特徴とする表示装置。 - 【請求項19】 絶縁基板上に形成された複数の走査線
と、該走査線が形成された層とは異なる層に絶縁層を介
して配設され、前記走査線と互いに交差するように配列
された信号線と、前記複数の走査線と前記複数の信号線
とが互いに交差して形成される交差点ごとに配設された
画素電極とを備えた電極配線基板において、 前記電極配線基板は更に外部回路に給電するための給電
配線を有し、この給電配線は互いに層間絶縁膜を挟んで
形成された第1、第2の給電配線層を有し、この第1、
第2の給電配線層間で放電が行われることを特徴とする
電極配線基板。 - 【請求項20】 絶縁基板上に形成された複数の走査線
および複数の補助容量線を形成し、該走査線および補助
容量線が形成された層とは異なる層に絶縁層を介して前
記走査線および補助容量線と互いに交差するように信号
線を形成し、前記複数の走査線と前記複数の信号線とが
互いに交差して形成される各格子内ごとに画素電極を配
設するステップにより画素電極アレイ基板を形成し、前
記画素電極アレイ基板に対向して対向基板を配設し、前
記画素電極アレイ基板と前記対向基板との間に光変調層
を保持するステップによるアクティブマトリクス型液晶
表示装置の製造方法において、 前記信号線と画素電極との間に夫々スイッチング素子を
形成する際に、前記突起部をこのスイッチング素子の形
成時に用いられるエッチング保護膜と同工程で形成する
ようにしたアクティブマトリクス型液晶表示装置の製造
方法。 - 【請求項21】 前記突起部の高さを2000オングス
トローム以上に形成する、請求項20に記載のアクティ
ブマトリクス型液晶表示装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP33449298A JP3078266B2 (ja) | 1997-11-25 | 1998-11-25 | 静電気対策を施した電極配線基板、これを用いた表示装置、及びアクテイブマトリクス型液晶表示装置の製造方法 |
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JP9-323104 | 1997-11-25 | ||
JP32310497 | 1997-11-25 | ||
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JPH11282016A true JPH11282016A (ja) | 1999-10-15 |
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1998
- 1998-11-25 JP JP33449298A patent/JP3078266B2/ja not_active Expired - Fee Related
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